JP2997992B2 - 射出成形金型装置 - Google Patents

射出成形金型装置

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JP2997992B2 JP13394895A JP13394895A JP2997992B2 JP 2997992 B2 JP2997992 B2 JP 2997992B2 JP 13394895 A JP13394895 A JP 13394895A JP 13394895 A JP13394895 A JP 13394895A JP 2997992 B2 JP2997992 B2 JP 2997992B2
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温度調整手段を備えた
射出成形金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本件出願人は、金型の温度を適切に保つ
手段として、ベース金型の前面両側に固定ブロックを設
け、その内側に温度調整手段を有する温調ブロックを付
勢手段により付勢された状態で設けたものを提案した
(特開平6−285915号)。この従来例において、
カセット金型をベース金型のカセット金型収納凹部に装
着するには、付勢手段により付勢力が与えられた温調ブ
ロックをカセット金型で押し広げるようにして装着す
る。したがって、カセット金型の両側面は、この付勢手
段の付勢力によって、温調ブロックの対向面と密着した
状態で挟持されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例は、付
勢された温調ブロックをカセット金型で押し広げるよう
にしながらカセット金型収納凹部に装着しなければなら
ないため、カセット金型と温調ブロックが摩耗してカセ
ット金型が損傷してしまいやすく、また、温調ブロック
が付勢されて間隔が狭くなっているため、カセット金型
の出し入れが不便であった。
【0004】そこで、本発明の目的は、1対の温調ブロ
ックの対向面によりカセット金型の側面を挟持する構成
において、摩耗によるカセット金型の損傷を防ぐととも
に、カセット金型の出し入れを容易にすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る射出成形金型装置は、カセット金型
収納凹部を有するベース金型と、カセット金型収納凹部
に挿脱自在なカセット金型と、温度調整手段を有しカセ
ット金型収納凹部の周囲に互いに対向するように配設し
てあり、ベース金型上で移動可能に設けてある少なくと
も1対の温調ブロックと、この1対の温調ブロックを互
いに進退動作させる駆動手段とを有している。温調ブロ
ックは、カセット金型がカセット金型収納凹部内に装着
されたときに、駆動手段の駆動によりそれぞれ前進し
て、カセット金型の側面に密着してこれを挟持するもの
である。
【0006】
【実施例】図1に示すように、本発明に係る射出成形金
型装置は、大きく分けると、可動側金型Qと固定側金型
Pとから構成される。
【0007】まず、可動側金型Qについて説明する。図
1に示すように、可動側金型Qは、可動側取付け板1の
前面(図1左側)に、順にスペーサブロック2、受け板
3、可動側ベースプレート4を設けたものであり、固定
ピン5によりこれらは互いにねじ止めされている。図2
に示すように、可動側ベースプレート4の中央部には、
後述する可動側カセット金型13を装着するカセット金
型収納凹部4aが形成してあり、この収納凹部の外周部
近傍には、可動側カセット金型13の位置決め用の係合
突起4c,4cが形成してある。可動側ベースプレート
4の前面の四隅付近には、固定ブロック6…がそれぞれ
固着してあり、これらの固定ブロックの内側には、黄銅
材でできている略長方形の断面を有する温調ブロック
7,7が、図2上下方向に移動可能に設けてある。
【0008】各固定ブロック6には、それぞれ挿通孔6
aが設けてあり、この挿通孔に水管10が挿着してあ
る。水管10の先端部に設けてある継ぎ手部10aは、
管用ねじに加工してあり、それぞれの温調ブロック7に
形成してある管用のめねじ部7aにねじ込んで、水管1
0と温調ブロック7とを連結している。
【0009】めねじ部7aの奥手から温調ブロック7の
内側面近くまでの位置に、案内水路7bが設けてあり、
主水路7cと連通している。主水路7cは、温調ブロッ
ク7の一端部から内側面に沿ってほぼ全幅にわたって穿
設してある孔部で構成される。主水路7cの開口部7d
は、止栓してある。温調ブロック7の他端部近傍にも主
水路7cと連通する案内水路7bが設けてあり、この案
内水路には前述したように、水管10の継ぎ手部10a
が接続されている。したがって、一方の水管10から温
調ブロック7内に導かれた水などの流体は、主水路7c
内を通過して、他方の水管10から排出可能である。
【0010】水管10,10の間には、それぞれ駆動手
段の一例であるシリンダ8がこの水管と平行に可動側ベ
ースプレート4の上面に設けてあり、このシリンダの駆
動軸と連結された取付部8aは、温調ブロック7の側面
中央部に固着してある。シリンダ8の駆動軸および取付
部8aは、制御手段によって進退可能なものである。シ
リンダ8の駆動軸の進退に伴って温調ブロック7も進退
可能である。シリンダ8は、外部からの信号により制御
され、動作状況に応じて1対の温調ブロック7を互いに
接近、または離れるように駆動する。図1に示すよう
に、温調ブロック7の内側面には、わずかに前面が広く
なっている傾斜面7eが形成してあるため、可動側カセ
ット金型13を前方から容易に挿入可能である。
【0011】可動側ベースプレート4のカセット金型収
納凹部4aには、可動側カセット金型13が装着してあ
る。可動側カセット金型13は、キャビティ部13bを
有する型板部13aと、第1の突出し機構14とから構
成される。型板部13aは、対向する1対の温調ブロッ
ク7,7に挟持され、可動側ベースプレート4上に突出
している係合ピン4c,4cの先端部と係合可能な位置
決め孔13c,13cが形成してある。第1の突出し機
構14は、型板部13aの背後(図1右側)に形成して
あるカセット金型収納凹部4a内に設けてあり、底板1
4a、突出し板14b及びこの突出し板に固着された突
出しピン14cとから構成される。可動側カセット金型
13は、第1突出し機構14の部分がカセット金型収納
凹部4a内に挿入され、型板部13aの背面外周部が図
示しないキーなどで可動側ベースプレート4の前面に係
止されることにより可動側金型Qに装着される。
【0012】スペーサブロック2には、第1突出し機構
14の背後にあたるところに収納凹部2aが形成してあ
り、この収納凹部には第2突出し機構15が設けてあ
る。第2突出し機構15は、ねじ15aによりねじ止め
された第2突出し板15aと、この第2突出し板にその
頭部が支持された第2突出しピン15bとから構成され
ている。第2突出しピン15bは、受け板3に設けられ
た透孔及び第1突出し機構14の底板14aに設けられ
た突き出し孔を貫通して、第1突出し機構14の突き出
し板14bの背面に当接可能である。
【0013】可動側カセット金型13を可動側金型Qへ
装着するには、まず、固定側金型Pと可動側金型Qとを
離れた状態にして、カセット金型交換装置(図示せず)
によって、係合突起4cと係合孔13cとが対向するよ
うに可動側カセット金型13を位置させる。この時、シ
リンダ8により両温調ブロック7は後退し間隔は広くな
っている。そこで可動側カセット金型13が可動側金型
Qの収納凹部4a内に進入すると、若干の位置ずれがあ
っても、つば部13aの側面が温調ブロック7の内側面
に形成してある傾斜面7eによって案内され矯正され
る。ここで、第1突出し機構14の底板14aに設けて
ある突出し孔に、第2突出し機構15の突出しピン15
cの先端部が挿入され、第2突出し機構によって第1突
出し機構が作動可能になる。また、つば部13aの底面
が可動側ベースプレート4の前面に当接して、図示しな
いキーなどにより可動側カセット金型13が係止され、
可動側金型Qへの装着が終了する。そして、シリンダ8
を作動させ、1対の温調ブロック7,7を互いに接近さ
せて、この温調ブロックの対向面により可動側カセット
金型13を密着した状態で挟持する。
【0014】可動側金型Qから可動側カセット金型13
を外すには、まず、シリンダ8を作動させて1対の温調
ブロック7,7を互いに引き離して、可動側カセット金
型を挟持した状態を解除する。そして、カセット金型交
換装置によって、可動側金型Qから可動側カセット金型
13を脱出させる。
【0015】図1に示すように、固定側取付け板16の
中央部には、スプルー17aを有するノズルブッシュ1
7がロケーティングリング18を介して装着してある。
固定側取付け板16の前面(図1右側)には、受け板1
9が設けてあり、さらにその前面には、固定側ベースプ
レート20が設けてある。受け板19の中央部に形成し
てあるテーパ孔19aには、ノズルブッシュ17の先端
部が嵌着してある。受け板19の外周部近くに設けてあ
るピン孔17bには、先端部が固定側取付け板16の前
面にねじ止めされたストッパピン21が挿通している。
したがって、受け板19が所定の距離だけ移動したとこ
ろで、ストッパピン21の頭部が受け板19の前面に引
っかかって停止するようになっている。
【0016】受け板19と固定側ベースプレート20
は、可動側ベースプレート4と対応する大きさに形成し
てある。固定側ベースプレート20の中央部には、カセ
ット金型収納凹部20aが形成してあり、この外周部の
近くにはストッパピン21の収納孔20bが設けてあ
る。カセット金型収納凹部20aの両側には、所定の間
隔をおいて、後述する固定側カセット金型24の位置決
め用の係合ピン22,22が設けてあり、この係合ピン
の先端部は固定側ベースプレート20の前面から突出し
ている。
【0017】固定側ベースプレート20の前面の四隅付
近には、可動側金型Qと同様に固定ブロックがそれぞれ
固着してあり、各固定ブロックの内側には、1対の温調
ブロック23,23が進退可能に設けてある。固定ブロ
ック及び温調ブロック23の構成は、可動側金型Qの固
定ブロック6及び温調ブロック7の構成と実質的に同様
であり、温調ブロック23内の水路23cに水管10が
連結されるとともに、温調ブロック23を図1上下方向
に進退させる駆動手段であるシリンダ8が設けてある。
【0018】固定側ベースプレート20に形成してある
カセット金型収納凹部20aには、固定側カセット金型
24が装着してある。固定側カセット金型24の後部
(図1左側)は、胴部24cになっており、この胴部
は、カセット金型収納凹部20aに嵌入可能である。固
定側カセット金型24の前部は、つば部24bになって
おり、このつば部の中央部には、型締め時に前述のキャ
ビティ13bと連通可能なキャビティ24aが形成して
ある。つば部24bは、固定側ベースプレート20の前
面に係止可能であり、つば部24bに形成された位置決
め孔24eに係合ピン22が係合することによって固定
側カセット金型24は位置決めされる。固定側カセット
金型24の前面に形成してあるキャビティ24bの中央
部から胴部24cの中央部にかけて、スプルー17aと
連通するランナ部24dが形成してある。
【0019】固定側カセット金型24を固定側金型Pへ
装着する際には、前述した可動側金型Qの場合と同様に
両温調ブロック23間の間隔が広い状態で行ない、装着
した後にシリンダ8を作動させる。したがって、カセッ
ト金型24のつば部24bの外側が、可動側金型Qの場
合と同様に、シリンダ8によって前進させられた1対の
温調ブロック23,23の対向面によって密着した状態
で挟持される。また、スプルー17aとランナ部24d
が接続され、キャビティ24a内に溶融樹脂を射出可能
な状態になる。
【0020】また、固定側金型Pから固定側カセット金
型24を外す時は、前述した可動側金型Qの場合と同様
に、シリンダ8の駆動軸を後退させ両温調ブロック23
間の間隔を広げた状態で行う。
【0021】なお、本実施例では、それぞれ1対の温調
ブロックを備えたものとして説明してあるが、それぞれ
2対にして温度調整能力を向上させたものにしてもよ
い。
【0022】また、水路内に流入させる流体は冷却用の
水などであっても、加熱用の湯や油などであってもよ
い。また、駆動手段としてはシリンダ以外にモータ等を
用いることも可能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
駆動手段により1対の温調ブロックを互いに進退可能と
し、カセット金型装着後にこの1対の温調ブロックの対
向面によりカセット金型の側面を挟持するようにしてあ
り、装着時における摩擦抵抗が生じないので、摩耗によ
るカセット金型の損傷を防ぐことができる。また、1対
の温調ブロックが開いた状態でカセット金型を着脱可能
にする構成にしてあるので、カセット金型の出し入れを
容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部を示す断面図である。
【図2】カセット金型を装着していないときの図1のA
−A線断面図である。
【符号の説明】
4,20 ベース金型(可動側ベースプレート,固
定側ベースプレート) 4a,20a カセット金型収納凹部 13,24 カセット金型 7,23 温調ブロック 7c,23c 温度調整手段 8 駆動手段(シリンダ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−310552(JP,A) 特開 平3−234516(JP,A) 特開 平2−151414(JP,A) 特開 昭60−107313(JP,A) 特開 平8−276437(JP,A) 特開 平8−155960(JP,A) 特開 平7−314502(JP,A) 特開 平6−285915(JP,A) 特開 平6−285916(JP,A) 実開 昭64−44112(JP,U) 実開 昭54−29175(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/84 B29C 33/00 - 33/76 WPI(DIALOG)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセット金型収納凹部を有するベース金
    型と、 上記カセット金型収納凹部に挿脱自在なカセット金型
    と、 温度調整手段を有し、上記カセット金型収納凹部の周囲
    に互いに対向するように配設してあり、上記ベース金型
    上で移動可能に設けてある少なくとも1対の温調ブロッ
    クと、 上記1対の温調ブロックを互いに進退させる駆動手段と
    を有しており、 上記温調ブロックは、上記カセット金型が上記カセット
    金型収納凹部内に装着されたときに、上記駆動手段の駆
    動によりそれぞれ前進して上記カセット金型の側面に密
    着してこれを挟持するものであることを特徴とする射出
    成形金型装置。
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