JPH0524069Y2 - - Google Patents

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JPH0524069Y2
JPH0524069Y2 JP1987174888U JP17488887U JPH0524069Y2 JP H0524069 Y2 JPH0524069 Y2 JP H0524069Y2 JP 1987174888 U JP1987174888 U JP 1987174888U JP 17488887 U JP17488887 U JP 17488887U JP H0524069 Y2 JPH0524069 Y2 JP H0524069Y2
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【考案の詳細な説明】 〈本考案の産業上の利用分野〉 本考案は、搬送中の物品に含まれる金属を検出
する金属検出機に関する。
〈従来技術〉(第6図) 製品、特に食物製品中に混入した金属を、その
製品の搬送中に検出するために、従来より金属検
出機が用いられている。
第6図は、このような目的で使用される従来の
金属検出機の概略図である。
第6図において、1は搬送コンベア、2は搬送
コンベア1の中央部に設けられた検出部、3は搬
送コンベア1をその一端1a側から他端1b側へ
駆動する駆動装置であり、前段のコンベア(図示
せず)によつて搬送コンベア1の一端側1aに搬
入された被検査体Wは、検出部2を通過してその
他端側1bから後続のコンベア(図示せず)に搬
出される。
被検査体を通過させるように枠状に形成された
検出部2は、その内部に設けられた送信コイル
(図示せず)から被検査体の搬送路に磁界を発生
し、その磁界を受信コイル(図示せず)で受信す
る。金属を含んだ被検査体Wがこの検出部2を通
過すると、その混入金属によつて磁界が変化し
て、受信コイルに誘起される信号が変化し、この
信号の変化量が検出されて、被検査体W中の金属
の有無が検出される。
金属が混入されていると判別された被検査体
は、搬送コンベア1上あるいは後続のコンベア上
で排除される。
しかして、被検査体の通過による検出部2の磁
界変化は、金属を含まない被検査体W自身の通過
によつても起こるため、混入金属による磁界変化
と被検査体W自身による磁界変化との差が大きく
なるように、各種の検出条件(例えば受信信号の
位相や感度など)を設定する必要がある。
このため、従来の金属検出機では、1つの被検
査体Wをサンプルとし、このサンプルを予め磁界
中に複数回通過させながら、各種の検出条件をそ
の被検査体Wに対して最適な値に設定した後、実
際の運転を開始するようにしている。
〈本考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、このような設定動作を行なう場
合、従来の金属検出機では、検出条件の調整を行
ないながら、検出部2を通過した被検査体のサン
プルを搬送コンベア1の他端側1bで受けて、こ
れをまた一端側1aに搬入するという作業を人手
によつて繰返し行なわなければならず、特に被検
査体のサンプルが重い場合や破損しやすい場合な
どには、この設定作業が非常に煩雑で時間のかか
るものになつてしまう。
本考案は、前記問題点を解決し、被検査体に最
適な検出条件を簡単に設定できる金属検出機を提
供することを目的としている。
〈前記問題点を解決するための手段〉 前記問題点を解決するために、本考案の金属検
出機は、 被検査体を搬送するための搬送コンベアと、 前記搬送コンベアの搬送路に磁界を発生させ、
被検査体が前記磁界中を通過するときの磁界変化
を検出する検出手段と、 前記検出手段によつて検出された検出量に基づ
いて、前記磁界中を通過する被検査体に金属が混
入しているか否かを判別する判別手段とを有し、 予め被検査体のサンプルを前記搬送コンベアに
よつて前記磁界中に通過させて決定した検出条件
にしたがつて、被検査体の磁界通過による磁界変
化の検出および混入金属の有無の判別を行なう金
属検出機であつて、 前記搬送コンベアの搬送方向を繰返し反転させ
て、前記被検査体のサンプルを前記磁界中に繰返
し通過させる反転制御手段と、 前記反転制御手段によつて前記被検査体のサン
プルが前記磁界中を通過する毎に前記検出手段の
検出条件を可変し、サンプル通過毎の検出量の変
化を監視して、前記被検査体に対する最適な検出
条件を決定する自動設定手段とを設けている。
〈作用〉 このように構成されているため、本考案の金属
検出機では、反転制御手段によつて被検査体のサ
ンプルが磁界中を繰返し通過している間に、被検
査体に対する最適な検出条件が自動設定手段によ
つて決定される。
〈本考案の実施例〉(第1〜4図) 以下、図面に基づいて本考案の一実施例を説明
する。
第1図は、一実施例の金属検出機を示す斜視
図、第2図は第1図の正面図である。
図において、11はこの金属検出機10の脚板
であり、角柱状に形成され、互いに平行に配置さ
れており、それぞれの両端下部には脚11aが突
設されている。
12は、2つの脚板11に前後の下端部をはさ
まれるように支持された基台であり、この基台1
2の前面12aおよび背面12bの上部には、上
方に向つて幅広に形成された支持板13,14が
対向するように取付けられている。
この支持板13,14の上端には、それぞれ前
方および後方に水平に屈曲された支持部15,1
6が形成されている。
支持部15,16の上方には、搬送コンベア2
0が配置されている。
搬送コンベア20の両端20a,20bの搬送
ローラ21,22は、L字状の取付部材23によ
つて、両側から支持されている。各取付部材23
は、支持部15,16の両端部15a,15b,
16a,16bに取付けられている。
一方の搬送ローラ22の下方には、モータおよ
び減速機構からなる駆動装置25が配置されてい
る。駆動装置25は、基台の側面12cに取付け
られ、そのプーリ26と搬送ローラ22の間は、
駆動ベルト27によつて連結されており、駆動装
置25の回転駆動は、この駆動ベルト27を介し
て搬送ローラ22に伝達される。
支持部15,16の中央部には、検出ヘツド3
0が搬送コンベア20と直交するように架設され
ている。
検出ヘツド30は矩形枠状に形成され、搬送コ
ンベア20と、搬送コンベア20上を搬送される
物品とを通過させるための矩形の検出通過穴31
が中央に設けられている。検出ヘツド30内に
は、後述する送信コイルL1と受信コイルL2,
L3とが上下に対向するように設けられている。
また、検出ヘッド30の両側には、搬送コンベ
ア20の搬送路上を横切る光軸をもつ2対の投受
光センサ33,34(投受光センサ33は、第2
図にその投光部33aのみを示している)が、支
持部15,16上に立設されている。
投受光センサ33,34は、検出条件の自動設
定モード時に搬送される被検査体のサンプルの通
過位置を検出するために設けられたものであり、
投光部33a,34aからの光がサンプルによつ
て遮光されると受光部33b,34bから“H”
レベルの信号が出力される。
検出ヘッド30の上部には、制御部35が取付
けられている。
制御部35は、検出ヘッド30からの信号およ
び投受光センサ33,34からの信号に基づい
て、被検査体のサンプルによる検出条件の設定ま
たは被検査体に対する金属検出処理を行なう。
即ち、この制御部35は、被検査体に応じた検
出条件を被検査体のサンプルの搬送によつて自動
的に設定する設定モードと、設定された検出条件
によつて被検査体の搬送検査を行なう運転モード
の2つの動作モードを有しており、スイツチ操作
によつて、2つのモードのいずれかを選択するこ
とができる。
第3図は、この制御部35の構成を、検出ヘッ
ド30および投受光センサ33,34を含めて示
している。
第3図において、送信コイルL1は、所定周波
数の交流信号を発生する発振器OSCによつて励
磁され、受信コイルL2,L3に対して等量交わ
る交番磁界を発生する。
受信コイルL2,L3の出力は可変抵抗器VR
を介して差動接続されており、可変抵抗器VRの
中央端子は、微調信号によつて容量が可変される
位相可変部VCおよび増幅器36に接続されてい
る。
なお、この可変抵抗器VRは、周囲温度等の影
響によつて、受信コイルL2,L3に異なる誘起
信号が発生する場合に、自動あるいは手動によつ
て微調整されて、誘起信号をバランスさせる。
また、位相可変部VCは、後述する自動設定回
路からの微調信号によつてその容量値が可変さ
れ、増幅器36に入力される差動信号の位相を変
化させて、被検査体自身に対する混入金属の検出
感度を高くするためのものである。
増幅器36の出力は、非鉄検波部37と鉄検波
部38に入力されている。
両検波部37,38は、ほぼ同等に構成されて
おり、発振器OSCの発振信号によつて増幅器3
6からの差動信号を同期検波し、これを整流して
A/D変換し、その出力を被検査体に対する検出
信号としてそれぞれ出力する。
なお、鉄検波部38は、発振信号の位相を移相
回路39で90度遅延させた遅延信号によつて差動
信号を同期検波する。
両検波部37,38からの検出信号は、自動設
定部40および判別部41に入力されている。
自動設定部40は、モードスイツチ42が閉じ
られた状態(設定モード時)において、被検査体
のサンプルが検出ヘッド30を通過する毎に、前
回通過時の検出信号のレベルと今回通過時の検出
信号のレベルを比較し、混入金属に対する検出感
度が低下しない範囲で、混入金属を含まないサン
プル自身による検出信号のレベルが最小になる方
向に、微調信号を出力して、位相可変部VCの容
量を可変させる。
また、この自動設定部40は、この最小の検出
信号のレベルが検出されると、設定終了信号を設
定完了表示器43に送出して、設定が終了したこ
とを知らせるとともに、その値を判別データとし
て記憶し、判別部41に送出する。
判別部41は、モードスイツチ42が開いた状
態(運転モード時)において、自動設定部41か
らの判別データ等によつて決定される基準値と両
検波部37,38からの検出信号とを比較し、例
えば基準値よりいずれかの検出信号が大きいとき
には、“H”レベルの停止信号をアラーム回路4
4に送出して、金属の混入を知らせるとともに、
後述する停止スイツチ50を開らかせて、駆動装
置25に対する電源供給を停止させる。
なお、この判別部41の停止信号は、手動のリ
セツトスイツチ(図示せず)の操作によつて解除
されて“L”レベルとなる。
一方、投受光センサ33,34のそれぞれの受
光部33b,34bからの信号は、反転制御部4
5に入力されている。
この反転制御部45は、モードスイツチ42が
閉じられた状態(設定モード時)において、受光
部33b,34bからの“H”レベル信号が2回
連続して入力される毎に駆動装置25に対する供
給電源の極性を反転させて、搬送コンベア20を
往復駆動させる。第4図は、この反転制御部45
の構成例を示している。
第4図において両受光部33b,34bの出力
は、オア回路46に入力され、オア回路46の出
力は、入力信号の立下りでカウントするカウンタ
47に入力されている。カウンタ47は、連続す
る2個のパルスが入力されると出力Qの状態が反
転するように構成されており、そのリセツト端子
Rに接続されたモードスイツチ42が開いた状態
(および動作初期時)で、出力Qを“L”レベル
にリセツトする。
カウンタ47の出力Qは、極性切換スイツチ4
8を駆動する。極性切換スイツチ48は、カウン
タ47の出力Qが“L”レベルのときには、駆動
装置25を正転させる極性の電源に接続された端
子48a側を閉じ、カウンタ47の出力Qが
“H”レベルのときには、駆動装置25を逆転さ
せる極性の電源に接続された端子48b側を閉じ
るように形成されており、その出力端子48c
は、停止スイツチ50を介して、駆動装置25に
接続されている。
〈前記実施例の動作〉 次に、前記実施例の動作について説明する。
先ず、制御部35のモードスイツチ42が閉じ
られて設定モードに設定されると、反転制御部4
5の極性切換スイツチ48が正転側に接続され、
駆動装置25が正転駆動され、搬送コンベア20
は、一端側20aから他端側20bに搬送駆動さ
れる。
ここで、金属が混入されていない被検査体がサ
ンプルとして、搬送コンベア20の一端側20a
に搬入される。このサンプルは、検出ヘッド30
の検出通過穴31に向つて搬送される。
サンプルがt1時からt2時の間に投受光センサ3
3の間を通過すると、第5図のaに示すように1
個のパルス信号が受光部33bから反転制御部4
5に入力される。そしてサンプルが検出ヘッド3
0内の進入すると、そのサンプル自身による磁界
変化によつて、可変抵抗器VRの中央端子に差動
信号が生じ、この信号は増幅検波されて、自動設
定部40に入力される。
自動設定部40は、この検出信号のレベルを記
憶し、所定の微調信号を位相可変部VCに送出す
る。
検出ヘッド30を通過したサンプルがt3時から
t4時の間に、投受光センサ34を通過すると、第
5図bに示すように、1個のパルス信号が受光部
34bから反転制御部45に入力される。
したがつて、反転制御部45のカウンタ47に
はt1時からt4時の間に2つのパルスが入力され、
その出力Qは、第5図cに示すようにt4時に
“L”レベルから“H”レベルに変化する。この
ため、極性切換スイツチ48が反転側に切換えら
れ、搬送コンベア20の駆動装置25は逆転駆動
される。この結果、サンプルは再び検出ヘッド3
0方向に搬送される。
したがつて、投受光センサ34の受光部34b
の出力は、t4時より僅かに遅れ(機械的な遅れ)
たt5時からt6時の間“H”レベルとなる。
サンプルが再び検出通過穴31に進入すると、
この磁界変化による差動信号は、位相可変部VC
の可変された容量値によつて前回とは異なる位相
で増幅検波され、その検出信号が自動設定部40
に入力される。
自動設定部40は、この信号のレベルと前回の
レベルとを比較して、今回のレベルが前回より小
であれば、前回と同一の方向(位相可変部VCの
容量の増減方向)の微調信号を出力し、逆に、今
回のレベルが前回より大であれば、前回とは逆方
向の微調信号を位相可変部VCに送出する。
サンプルが検出ヘッド30を通過し、t7時から
t8時の間に投受光センサ33間を通過すると、カ
ウンタ47には、t5時からt8時の間に2つのパル
スが入力されたことになり、その出力Qは、t8時
に“L”レベルとなり、極性切換スイツチ48が
正転側に切換えられる。このため、サンプルは、
再び検出ヘッド30方向に搬送されることにな
る。
以下同様にして反転制御部45の切換制御によ
つて、サンプルは検出ヘッド30を繰返し通過
し、その間、自動設定部40は、このサンプル自
身による検出信号のレベルが最小となるように位
相可変部VCを制御する。
このようにして、サンプル自身による検出信号
のレベルが最小になると、自動設定部40は、位
相可変部VCへの微調信号の出力を停止し、この
レベル値を記憶して判別部41に送出するととも
に、設定完了表示器43に設定終了信号を送出し
て、設定が完了したことを知らせる。
次に、モードスイツチ42が開かれて運転モー
ドに切換えられると、反転制御部45のカウンタ
47はリセツトされ、極性切換スイツチ48は端
子48a側に固定され、搬送コンベア20の搬送
方向も正転方向に固定される。
ここで被検査体Wが前段コンベア(図示せず)
から順次搬送コンベア20に搬入され検出ヘッド
30を通過すると、その磁界の変化による差動信
号が、被検査体自身による影響が最小の状態で両
検波部37,38へ出力される。
非鉄検波部37は、鉄等の磁性体以外の金属の
混入を高感度に検出し、鉄検波部38は、鉄等の
磁性体の金属の混入を高感度に検出してその検出
信号を判別部41に出力する。
判別部41は、入力される検出信号と自動設定
部40からのレベル値に基づく基準値とを比較し
て、この基準値を越えるレベルの検出信号が入力
されたとき、金属が混入している被検査体が通過
したと判別して、アラーム回路44に停止信号を
送出するとともに、停止スイツチ50を開らか
せ、駆動装置25の駆動を停止させる。
金属の混入した被検査体が搬送コンベア20上
から排除され、判別部41が手動リセツトされる
と、再び運転が開始され、次の被検査体の金属検
出が行なわれる。
〈本考案の他の実施例〉 なお、上記実施例では、反転制御部45をカウ
ンタ等によつて構成し、2対の投受光センサ3
3,34からの信号の数を計数することによつて
搬送コンベア20の搬送方向を反転させるように
していたが、これは本考案を限定するものはな
く、例えば一対の投受光センサのみを用い、搬送
コンベアの搬送速度に対応した時定数のタイマ
を、投受光センサからの信号によつて作動させて
搬送方向を反転させてもよい。また、投受光セン
サ等によらず、サンプルが検出ヘッド30を通過
する際の磁界変化に対応する信号を増幅器36、
両検波部37,38あるいは自動設定部40等か
ら得ることによつて、搬送コンベア20の搬送方
向を切換えるようにしてもよい。
また、前記実施例では、反転制御部45をカウ
ンタ等の個別素子で構成するようにしているが、
この反転制御部を、判別部および自動設定部とと
もに、前記同様の制御プログラムをもつマイクロ
コンピユータで構成することは、本考案の要旨を
逸脱するものではない。
また、前記実施例では、検出条件(受信位相お
よび判別データ)を自動設定するためだけに、搬
送コンベア20の搬送方向を反転させるようにし
ていたが、例えば、他のコンベアを用いないで手
動によつて被検査体を搬入する場合にも、この反
転制御部を作動させて、手動搬入された被検査体
のうち、例えば金属が混入されていない被検査体
のみを作業者側に戻すようにしてもよい。この動
作は、判別部41からの判別信号に基づいて反転
制御部を制御すれば実現できる。
〈本考案の効果〉 以上説明したように、本考案の金属検出機は、
搬送コンベアの搬送方向を繰返し反転させて、被
検査体のサンプルを磁界中に繰返し通過させる反
転制御手段と、被検査体のサンプルが磁界中を繰
返し通過している間に、この被検査体の混入金属
の検出に最適な検出条件を決定する自動設定手段
とを有しているので、たとえ重量の大きな被検査
体や破損しやすい被検査体であつても、その被検
査体のサンプルを1度搬入するだけの極めて簡単
な作業で、運転前の検出条件の設定を速やかに行
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す斜視図、第
2図は第1図の正面図、第3図は一実施例の制御
部を示すブロツク図、第4図は、第3図の要部を
示す回路図、第5図は、要部の動作を示す信号
図、第6図は従来装置の概略図である。 10……金属検出機、20……搬送コンベア、
30……検出ヘツド、33,34……投受光セン
サ、35……制御部、37……非鉄検波部、38
……鉄検波部、39……移相器、40……自動設
定部、41……判別部、45……反転制御部、L
1……送信コイル、L2,L3……受信コイル、
VC……位相可変部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 被検査体を搬送するための搬送コンベアと、 前記搬送コンベアの搬送路に磁界を発生させ、
    被検査体が前記磁界中を通過するときの磁界変化
    を検出する検出手段と、 前記検出手段によつて検出された検出量に基づ
    いて、前記磁界中を通過する被検査体に金属が混
    入しているか否かを判別する判別手段とを有し、 予め被検査体のサンプルを前記搬送コンベアに
    よつて前記磁界中に通過させて決定した検出条件
    にしたがつて、被検査体の磁界通過による磁界変
    化の検出および混入金属の有無の判別を行なう金
    属検出機であつて、 前記搬送コンベアの搬送方向を繰返し反転させ
    て、前記被検査体のサンプルを前記磁界中に繰返
    し通過させる反転制御手段と、 前記反転制御手段によつて前記被検査体のサン
    プルが前記磁界中を通過する毎に前記検出手段の
    検出条件を可変し、サンプル通過毎の検出量の変
    化を監視して、前記被検査体に対する最適な検出
    条件を決定する自動設定手段とを設けたことを特
    徴とする金属検出機。
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