JPH10101028A - ホットメルト付着品質判定方法及びその装置 - Google Patents

ホットメルト付着品質判定方法及びその装置

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JPH10101028A
JPH10101028A JP8257953A JP25795396A JPH10101028A JP H10101028 A JPH10101028 A JP H10101028A JP 8257953 A JP8257953 A JP 8257953A JP 25795396 A JP25795396 A JP 25795396A JP H10101028 A JPH10101028 A JP H10101028A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークに付着されたホットメルトの良否判定
をきめ細く、また、ラインスピードの変化に対応した安
定した検出出力に基づいた判定を行い、品質管理を向上
させる。 【解決手段】 生産ライン上を搬送するワークが受光素
子を通過する時間を測定し、この測定された時間を予め
設定された基準時間に圧縮あるいは伸長することによっ
てその基準時間における受光レベルパターンを形成し、
この受光レベルパターンを判定すべき検出信号とする。
また、この検出信号に基づき、所定のホットメルト検出
時間における受光エネルギの総量が予め設定された受光
エネルギ量に対し所定範囲の比率である場合に良品と判
定する。さらに、判定項目およびその判定結果を表示す
るための表示手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば包装材や包
装容器等のワークの所定部分にホットメルトを付着させ
て包装容器を形成する際に、ホットメルトが所定の状態
に付着しているかどうかを判定するホットメルト付着品
質判定方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、コンベア上に段ボールやプラス
チックシートなどの包装材をセットして所定方向に搬送
させつつ所定形状の包装容器を自動的に形成したり、途
中まで形成された包装容器に品物を詰めてその開いてい
る部分を閉じたりするような場合、その包装材の所定部
分にホットメルトを付着させ、このホットメルトにより
包装材の所定部分と他の所定部分とを接着することが行
われる。その場合、付着しているホットメルトの量が少
なすぎると、包装容器の輸送中にその部分が剥がれた
り、逆に多すぎると、ホットメルトがはみ出して容器内
の品物に付着して、品物を汚すといった不具合が生じ
る。
【0003】こうした不具合に対処する手段として、従
来においては、例えば特公平4−51415号公報に示
されているように、ワークに付着したホットメルトから
放射される赤外線を利用してホットメルトから放射され
る赤外線を利用してホットメルトの付着の有無を検査す
る技術が提案されている。これはワークを形成する装置
の所定位置に赤外線温度センサを設け、この温度センサ
により、付着したホットメルトの温度を検出するように
したものである。これによれば、ホットメルトから放射
される赤外線を検出したときに、温度センサから所定の
レベルの信号が出力されるので、その出力信号をカウン
トすることでホットメルトの付着の有無を検査すること
ができる。
【0004】しかし、上記公報に記載の検査装置におい
ては、ホットメルトの温度を感知した赤外線センサから
出力される所定レベルの信号をカウントすることにより
ホットメルトの付着を検出しているため、ホットメルト
の付着の有無または付着箇所の個数しか把握できず、こ
のため、ホットメルト付着量の過不足や付着状態の良否
を判別することができず、ワークにおける粘着強度管理
やはみ出し汚れの防止ができない問題があった。これに
対し、本出願人は、特開平6−263118号公報に示
すように、ホットメルトからの輻射波を赤外線センサに
よって受光し、このセンサから出力される受光エネルギ
に応じた信号を増幅し、その増幅後の信号から微分回路
によって微分波形を求め、この微分波形を比較回路にお
いて基準値と比較することによってホットメルトの付着
品質を判定する技術を提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来技術では解決できない問題が以下のように依然として
存在する。
【0006】図5に示すように、ホットメルトが正常な
状態で付着している場合〔同図(d)〕には、(a)の
ような受光エネルギ波形信号が得られる。この受光エネ
ルギ波形信号に対応する微分波形信号(b)によってセ
ンサ出力の立ち上がりから立ち下がりまでの時間T
1 (タイマ波形信号(c)に対応)が求められ、その値
からホットメルトの長さを測定できる。また、ホットメ
ルトのカウントも1つとしてカウントされる。しかし、
図6に示すように、ホットメルトに同図(d)のような
くびれを生じた付着状態であった場合、受光エネルギ波
形信号、微分波形信号、タイマ波形信号はそれぞれ同図
(a)、(b)、(c)のようになる。この波形信号に
基づいて判定を行った場合、このくびれによって、ホッ
トメルトの長さは所定値を満たさないと判定される上、
カウントも2つとなり結果的に判定ミスを招いてしま
う。実際、ホットメルトの途中で生じる脈動のうち、良
品扱いできるような脈動についてはこれを良品と判定と
する必要があり、これにより判定の信頼性を向上させる
ことができ、この点に改良が望まれていた。
【0007】また、生産ラインの装置にはバリアブルカ
ム等が用いられており、ラインスピードが常に等速を維
持するとは限らない。このため、ホットメルトの塗布量
が一定であっても、ラインスピードの変化によって受光
レベルに変化が生じ、安定な検出ができないという問題
があった。
【0008】さらに、こうしたライン生産工程では、ホ
ットメルトの付着品質に不良という判定結果がでた場
合、ラインが直ちに止まるようになっており、こうした
場合、ライン管理者によってその対処が行われる。しか
し、この際に、どのような原因によってラインが止まっ
たのか、その原因を即座に特定することが難しく、例え
ば、付着した包装材を剥がしたり、経験的な勘による判
断で設定値の調整を行ったりといった極めて手間のかか
る作業によって、その修復が行われていた。
【0009】本発明はこれらの問題を解決するためにな
されたもので、ホットメルトにくびれなどの脈動が無視
できる程度のホットメルトは良品と判断される適切な判
定を行うことができ、また、ラインスピードの変化に対
応した受光レベルパターンを得ることによって、ライン
スピードの変化による誤報の発生を防止でき、さらに、
判定基準の項目を個別に識別することができ、不良とな
った場合の対処をスムーズに行うことができ、ライン管
理の容易なホットメルト付着品質判定方法及びその装置
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のホットメルト付着品質判定方法は、生産ラ
イン上を搬送するワークの所定部分に付着したホットメ
ルトからの輻射波を受光素子により受光し、この受光素
子から出力される受光エネルギに応じた信号に基づいて
ホットメルトの付着状態を判定する方法において、上記
ワークが上記受光素子を通過する時間を測定し、この測
定された時間を予め設定された基準時間に圧縮あるいは
伸長することによってその基準時間における受光レベル
パターンを形成し、この受光レベルパターンを判定すべ
き検出信号とすることによって特徴付けられている。
【0011】ここで、上記検出信号に基づき、所定のホ
ットメルト検出時間における当該ホットメルトの受光エ
ネルギの総量を演算し、その演算値が予め設定された受
光エネルギ量に対して所定範囲の比率を有する場合に良
品と判定することが好ましい。ここで、予め設定された
受光エネルギ量は、正常に付着されたホットメルトが受
光する受光エネルギ量であり、これは実際の測定結果を
用いて設定してもよいし、また、実際のサンプルをシュ
ミレートし、計算によって求めたものを設定してもよ
い。また、所定範囲の比率とは、付着品質を維持するこ
とができるホットメルト量が付着している状態での受光
エネルギ量比率範囲をいう。
【0012】また、本発明のホットメルト付着品質判定
装置は、図2に示す基本ブロック概念図に基づいて説明
すると、ワークの所定部分にホットメルトHが所定の状
態に付着しているかどうかを判定する装置であって、ホ
ットメルトHからの輻射波を受光して受光エネルギに応
じた受光信号を出力する受光素子1と、この受光素子1
の出力を増幅する増幅器2と、この増幅器の出力に基づ
いてホットメルト検出時間における当該ホットメルトの
受光エネルギの総量を演算するとともに、予め設定され
た受光エネルギ量に対する上記演算値の比率を算出する
演算手段3と、その算出値が所定の範囲にあれば良品と
判定する判定手段4を備えたことによって特徴付けられ
ている。
【0013】また、この判定手段4は増幅器2の出力に
基づいてホットメルトの長さ及び受光信号の微分波形に
おけるピークの高さがそれぞれ予め設定された合格範囲
にあるか否かについても判定を行うよう構成され、それ
ぞれの判定結果をその判定項目に対応させて表示するた
めの表示手段5を設けるのが好ましい。
【0014】さらに、図1の基本ブロック概念図に示す
ように、生産ライン上を搬送するワークが受光素子を通
過する時間を測定するための計時手段6と、この計時手
段6によって測定された当該ワークの通過時間を予め設
定された基準時間に圧縮あるいは伸長することによって
その基準時間における受光レベルパターンを形成し、こ
の受光レベルパターンを判定すべき検出信号として出力
する受光レベル補正手段7を設けた構成とするのが好ま
しい。
【0015】
【作用】計時手段6および受光レベル補正手段7によ
り、受光素子から出願される受光エネルギに応じた信号
は、基準時間における受光パターンに変換されるので、
ワークの搬送速度の変化による受光レベルの変化に対応
させることができ、常に安定したホットメルトの付着品
質判定のための検出信号を供給することができる。ま
た、ホットメルト付着品質判定の方法において、演算手
段3により、受光エネルギの総量を求めることができ、
判定手段4による、正常に付着されたホットメルトが受
光する受光エネルギとの比較における判定方法は、ホッ
トメルトの長さや、ピークによる判定では良品扱いでき
ないホットメルトについて、良品と判定でき、誤報を防
ぐことができる。
【0016】また、表示手段5により、判定項目に対応
した判定結果の内容が表示されるので、生産ラインにお
ける状況が即座に認識でき、またその対応を的確に行う
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
好適な実施の形態について説明する。この実施の形態
は、図9に示すように、直方体の包装箱でなるワークW
がベルトコンベアAに載って一方向(同図の矢符方向)
に搬送される途中で、そのワークWの一側面を形成する
折り返し部分W1 に予め付着されたホットメルトHの付
着品質を判定する場合に関するもので、図3にこの本実
施の形態に適用される装置のハード構成を示す。
【0018】この装置は、ホットメルトから放射される
赤外線を検出する赤外線センサ11と、コンベアA上の
ワークWの通過を検出する透過センサ12を備えてお
り、これらのセンサの出力に基づいて処理を行うコント
ローラ30によって構成されている。このコントローラ
コ30は、透過センサ12によって検出されるワークW
の通過のタイミングにより、ワークWが赤外線センサ1
1を通過する時間を測定するタイマカウンタ31、赤外
線センサ11の出力を所定の割合で増幅する増幅器3
2、メモリ33、デ−タ処理部34、演算部35、判定
部36、表示部37および制御処理部38を備えてい
る。
【0019】まず、メモリ33には、タイマカウンタ3
1からの時間情報および増幅器32からの出力信号や、
これらのデ−タに基づいて後述するデ−タ処理部34、
演算部35および判定部36において必要な設定値など
が格納されている。
【0020】デ−タ処理部34においては、時々刻々測
定されるワークWの通過時間における受光信号を、予め
メモリ33に格納されているワークWの基準の通過時間
における受信信号に圧縮あるいは伸長することにより、
基準の時間軸に正規化された受光信号が得られる構成と
なっている。
【0021】図8はこのデ−タ処理を説明するための図
である。同図(a)は、正常なホットメルトに対応する
受光信号およびタイマカウンタ31の同期信号を示す。
この正常なホットメルトに対応するデ−タは基準信号と
してメモリ33に格納されており、必要に応じて読み出
される。例えば、生産ラインの搬送速度の変化により、
同図(b)に示すような受光信号および同期信号を得た
とすると、この場合、受光信号をt1/t2 で圧縮するこ
とにより、同図(c)に示すような正規化された受光信
号を得ることができる。
【0022】演算部35では、この正規化された受光信
号に基づいて、ホットメルトの受光エネルギの総量が求
められる。この受光エネルギの総量を求める手法として
は、図7の斜線部分に示すように信号波形における面積
を求めるものがある。ホットメルトにくびれのある場
合、例えば、同図(b)に示す信号波形や、(c)に示
す信号波形が得られる。面積Sは、時間×波高値によっ
てその近似値が求められる。同図(b)に示す例では、
面積S1 は(H1 ×TA +H2 ×T B)となる。ここ
で、この面積をより真の値に近づけるために、時間をさ
らに細かく分割し、よりこの信号波形に近い面積値を求
めることが好ましい。同図(c)に示す例においても同
様に面積S2 を求める。さらに、これらの演算結果につ
いてそれぞれ、基準信号波形である図7(a)の面積S
0 に対する比率が算出される。
【0023】判定部36において、演算部35で算出さ
れた比率について、予め設定されている合格範囲の比率
と比較され、その範囲内にあれば良品と判定される。こ
れによれば、無視できる程度のくびれがある図7(b)
に示すようなホットメルトの場合は良品と判定され、図
7(c)に示すような脈動が無視できないようなホット
メルトは、不良品であるとの判定がなされる。
【0024】また、良否の判定項目としては、この面積
によるもの他、先に説明したホットメルトの長さについ
ての判定や、受光信号の微分波形のピークの高さによる
判定も合わせて行う構成となっている。
【0025】さらに、制御出力部38は、判定部36か
らの情報に基づき機能する構成となっており、判定部3
6において不良品であるとの判定がなされた場合、その
不良品を搬出するためにコンベアAの動作を止めるな
ど、外部装置(図示せず)をオン・オフ操作する必要が
あるが、そのための信号を出力する構成となっている。
【0026】また、表示部35では、上記した判定項目
およびその判定結果が表示される。図4はその表示部の
表示画面を示す図である。この図に示す「P」,
「S」,「L」,「N」は、判定項目であり、それぞれ
「ピークによる判定結果」,「面積値による判定結
果」,「ホットメルトの長さによる判定結果」,「ホッ
トメルトのカウント数」を示す。ここで、ホットメルト
の長さ及びホットメルトのカウント数は、上記したデ−
タ処理部34において、デ−タ処理された受信信号に基
づいて出力されるものである。ここで、判定結果につい
ては、演算部35の結果が表示され、不良と判定された
場合は表示値が点滅し、制御出力部38に不良の信号が
出される。図4(a)は良品と判定された場合の表示内
容を示す。また、図4(b)は不良品と判定された場合
の表示内容を示すものであり、この例ではホットメルト
の長さによる判定結果が不良との判定結果が示されてい
る。なお、この例では、4つのホットメルトが付着され
たワークWについての判定が行われている。
【0027】なお、本実施の形態ではワークの通過時間
を測定する手段としてタイマを用いたが、このタイマの
オン、オフは、光電センサ、リミットスイッチ等が適用
される。
【0028】次に、以上の構成のホットメルト付着品質
判定装置を用いて、ワークWの所定部分にホットメルト
が所定の状態に付着しているかどうかを判定する方法に
ついて述べる。ただし、ここでは各ホットメルトが赤外
線センサ11の受光エリアを通過する間の温度低下は無
視できる程度に小さいものとする。
【0029】図9に示すように、ワーク搬送路に沿った
所定位置に赤外線センサ11を配置し、コンベアA上に
ワークWを載せた状態で同図の矢符方向にコンベアAを
移送すると、ワークWが赤外線センサ11の前を通過す
る際にそのワークWの一側面における折り返し部分W1
に予め噴射ガン等により付着されたホットメルトHが赤
外線センサ11の受光エリア11aを横切る。
【0030】この時、ホットメルトHの温度は周囲より
も高く、そのホットメルト温度に応じた赤外線が放出さ
れており、このホットメルトHから放出された赤外線が
赤外線センサ11によって受光されることにより、、赤
外線センサ11からは受光エネルギに応じた受光信号が
出力される。そして、ここではホットメルトHが受光エ
リア11aを通過する間の温度低下は無視できる程度に
小さいものと仮定したから、受光信号は検出されたホッ
トメルトHの付着状態に対応した波形を示す。つまり、
ワーク進行方向に対して直交する高さ方向寸法が小さい
(細い)ホットメルトの場合は振幅の小さい波形を示
し、太いホットメルトの場合は振幅の大きい波形を示
し、ワーク進行方向における長さが長いホットメルトの
場合は長い波形を示す。
【0031】この受光信号はその後、コントローラ30
に入力され、以下の処理が行われる。まず、入力された
受信信号は、増幅器32によって所定の割合だけ増幅さ
れた後、メモリ33に格納される。一方、赤外線センサ
11に同期するタイマカウンタ31により、ワークWが
赤外線センサ11を通過する時間が測定され、その測定
結果はメモリ33に格納される。
【0032】ここで、デ−タ処理部34により、そのワ
ークWの通過時間とメモリ33に予め設定格納されてい
る基準の通過時間を比較し、その受光信号を基準の時間
軸に正規化するために、上記したように圧縮処理あるい
は伸長処理が行われる。その後、演算部35により、こ
の正規化された受光信号に基づいて、上記したようにホ
ットメルトの受光エネルギの総量を演算する。さらに、
上記したように演算部35により、この演算値の基準信
号波形の面積に対する比率を算出する。その後、判定部
36により、その算出された比率は予め設定された合格
範囲の比率と比較され、その合格範囲にあれば良品と判
定される。さらに、判定部36では、ホットメルトの長
さおよびピークについても予め設定された合格範囲内に
あるか否かの判定がなされる。以上の判定結果は表示部
37に上記したように表示されるとともに、制御処理部
38において、判定部36により、不良品であるとの判
定がなされた場合、上記したような外部装置の駆動を制
御するための信号を出力する。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
生産ライン上を搬送するワークが受光素子を通過する時
間を測定し、この測定された時間を予め設定された基準
時間に圧縮あるいは伸長することによってその基準時間
における受光レベルパターンを形成し、この受光レベル
パターンを判定すべき検出信号とするようにしたので、
判定すべきデ−タは、ラインスピードの変化による誤報
の発生の影響を防止でき、安定した検出が可能になる。
また、この検出信号に基づき、所定のホットメルト検出
時間における受光エネルギの総量が予め設定された受光
エネルギ量に対し所定範囲の比率である場合に良品と判
定するようにしたので、くびれなどの脈動が無視できる
程度のホットメルトは、従来のように不良品となること
がなく、適切な判定が行われ、無駄がない。さらに、本
発明の装置では、以上のような効果に加え、判定項目お
よびその判定結果を表示する表示手段を設けた構成とし
たので、判定基準の項目を個別に識別することができ、
その結果、不良となった場合の対処をスムーズに行うこ
とができる上、機械のメンテナンスなどライン管理が容
易るなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のホットメルト付着品質判定装置の構
成を示す基本ブロック概念図
【図2】 本発明のホットメルト付着品質判定装置のも
う1つの構成を示す基本ブロック概念図
【図3】 本発明実施の形態に適用されるホットメルト
付着品質判定装置のハード構成を示す図
【図4】 本発明実施の形態に適用されるホットメルト
付着品質判定装置の表示部を示す図
【図5】 本発明実施の形態を説明するために使用した
センサ出力の波形図
【図6】 本発明実施の形態を説明するために使用した
センサ出力の波形図
【図7】 本発明実施の形態において受光エネルギの総
量を求める説明のために使用した図
【図8】 本発明実施の形態において受光信号を正規化
する方法を説明するための図
【図9】 本発明実施の形態を示すもので、ワークに付
着されたホットメルトを赤外線温度センサによって検出
している状態を示す斜視図
【符号の説明】 1‥‥受光素子 2‥‥増幅器 3‥‥演算手段 4‥‥判定手段 5‥‥表示手段 6‥‥計時手段 7‥‥受光レベル補正手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生産ライン上を搬送するワークの所定部
    分に付着したホットメルトからの輻射波を受光素子によ
    り受光し、この受光素子から出力される受光エネルギに
    応じた信号に基づいてホットメルトの付着状態を判定す
    る方法において、上記ワークが上記受光素子を通過する
    時間を測定し、この測定された時間を予め設定された基
    準時間に圧縮あるいは伸長することによってその基準時
    間における受光レベルパターンを形成し、この受光レベ
    ルパターンを判定すべき検出信号とすることを特徴とす
    るホットメルト付着品質判定方法。
  2. 【請求項2】 上記検出信号に基づき、所定のホットメ
    ルト検出時間における当該ホットメルトの受光エネルギ
    の総量を演算し、その演算値が予め設定された受光エネ
    ルギ量に対して所定範囲の比率を有する場合に良品と判
    定することを特徴とする請求項1に記載のホットメルト
    付着品質判定方法。
  3. 【請求項3】 ワークの所定部分にホットメルトが所定
    の状態に付着しているかどうかを判定する装置であっ
    て、上記ホットメルトからの輻射波を受光して受光エネ
    ルギに応じた受光信号を出力する受光素子と、この受光
    素子の出力を増幅する増幅器と、この増幅器の出力に基
    づいてホットメルト検出時間における当該ホットメルト
    の受光エネルギの総量を演算するとともに、予め設定さ
    れた受光エネルギ量に対する上記演算値の比率を算出す
    る演算手段と、その算出値が所定の範囲内にあれば良品
    と判定する判定手段を備えたことを特徴とするホットメ
    ルト付着品質判定装置。
  4. 【請求項4】 上記判定手段は上記増幅器の出力に基づ
    いて得られるホットメルトの長さ及び受光エネルギのピ
    ークがそれぞれ予め設定された値以上であるか否かを判
    定するよう構成されているとともに、それぞれの判定結
    果をその判定項目に対応させて表示するための表示手段
    を設けたことを特徴とする請求項3に記載のホットメル
    ト付着品質判定装置。
  5. 【請求項5】 生産ライン上を搬送するワークが上記受
    光素子を通過する時間を測定するための計時手段と、こ
    の計時手段によって測定された当該ワークの通過時間を
    予め設定された基準時間に圧縮あるいは伸長することに
    よってその基準時間における受光レベルパターンを形成
    し、この受光レベルパターンを判定すべき検出信号とし
    て出力する受光レベル補正手段を設けたことを特徴とす
    る請求項3もしくは請求項4に記載のホットメルト付着
    品質判定装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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