JPH05240233A - 下かしめ形スタッド螺子 - Google Patents

下かしめ形スタッド螺子

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JPH05240233A
JPH05240233A JP7294792A JP7294792A JPH05240233A JP H05240233 A JPH05240233 A JP H05240233A JP 7294792 A JP7294792 A JP 7294792A JP 7294792 A JP7294792 A JP 7294792A JP H05240233 A JPH05240233 A JP H05240233A
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JP
Japan
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caulking
shaft
press
screw
fitting
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Ichiro Sugiyama
一郎 杉山
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Crown Screw Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】この発明は下かしめ形スタッド螺子において、
従来のかしめ軸部の全周にローレットを形成し、下穴へ
遊挿又は圧入しかしめ軸部端部をかしめた場合の問題を
有効に解決する。 【構成】下かしめ形スタッド螺子1のかしめ軸部6に数
条の圧入リブ7を充分な間隔を存して配設し、該圧入リ
ブ7の端部をかしめ軸部6の端面9に到達しない位置で
終端させ、該リブ終端とかしめ軸部端面9との間に滑軸
部から成るかしめ軸部端部6を残存させ、これをかしめ
しろ10とする構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は板金加工品等に予め螺子
を立設しておき他の部品の取付けに供するようにしたス
タッド螺子、殊にスタッド螺子を板金加工品の下穴に圧
入し下穴の出口側(螺軸の突出側)においてかしめ付け
るようにした下かしめ形スタッド螺子に関する。
【0002】
【従来の技術】この種下かしめ形スタッド螺子は例えば
特公平1−15725号公報に示されるように、螺軸の
一端に大径の頭部を有し、螺軸の軸首部に螺軸より大径
で頭部より小径のかしめ軸部を有し、該かしめ軸部を板
金製品の下穴に遊挿して頭部を下穴入口側周縁に座着さ
せると共に、下穴出口側に突出するかしめ軸部端部を塑
性変形させて下穴出口側周縁へかしめ付けする構成を有
しており、殊に上記先行例に示すスタッド螺子において
は上記かしめ軸部周面の全周にローレットを間断なく刻
設し、このローレット端部を上記かしめ軸部の端面まで
到達する長さに延在させることにより、該ローレット端
部を下穴出口側へ突出させ、このローレットの突出端部
をかしめ軸部端部と共に変形させて下穴出口側周縁へか
しめ付ける構成を採っている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】上記従来例はローレ
ットを下穴へ圧入せずに遊挿して下穴との間に間隙を形
成し、この間隙を上記ローレット端部のかしめ金属によ
り塞ぎつつ、該かしめ金属の一部を下穴周縁へかぶせ、
かしめ付けを行なわんとするものであるが、この方法に
よればローレットを下穴へ圧入する場合のような過大な
圧入力を要せず、又ローレット圧入に伴う下穴周縁の破
壊を招来しない利点を有する反面、ローレット間の谷及
び上記かしめ軸部周囲の間隙を閉塞するのに大きな体積
のかしめ量を要して、下穴周縁部へのかぶせ量を充分に
確保できず、引抜強度(通常100kgf以上の抜去力
に耐える強度が要求される)が確保できない恐れや、か
しめ部にローレットの谷の部分でピンホールを残存させ
て気密性を損なう等の問題点を有している。
【0004】従って現状では上記ローレットの尖った稜
線部を限定した深さだけ下穴内壁へ食い込ませるように
して圧入力をできるだけ軽減しつつ、上記かしめ軸部周
囲の間隙を形成せずにかしめ時の下穴周縁へのかぶせ量
を増大せんとする方法が実施されているが、ローレット
圧入に伴う前記問題の解決とかしめ量の確保という相反
する課題には充分に対処できていない実情にある。
【0005】本発明は上記課題に有効に対処し得る、引
抜強度と気密性とを充分に確保し得る下かしめ形スタッ
ド螺子を提供するものである。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明はその手段とし
て、上記かしめ軸部の周面に数条の圧入リブを充分な間
隔を存して配すると共に、該圧入リブの端部をかしめ軸
部の端面に到達しない位置で終端させ、該圧入リブの終
端部とかしめ軸部端面との間に真円部から成るかしめ軸
部端部を残存させてこれをかしめしろとしたスタッド螺
子を構成したものである。
【0007】
【作用】上記スタッド螺子はかしめ軸部が充分な間隔を
存して配した限定された数条のリブによって下穴内へ圧
入され、リブ間のかしめ軸部表面は下穴内面へ緩挿さ
れ、総じてその圧入力を非常に軽減することができるこ
とに加え、上記圧入によりリブ間のかしめ軸部表面を下
穴内面に接近できて、上記リブ終端部とかしめ軸部端面
間に真円部から成る環状のかしめ軸部端部を残存させ、
これをかしめしろとしてかしめを行なうことにより下縁
の出口側周縁へのかしめ量を充分に確保でき、ローレッ
ト端部を下穴外へ突出させこれを変形させてかしめ付け
する従来例の如き問題点を解消できる。
【0008】
【実施例】スタッド螺子1は雄ねじ山2を形成した螺子
軸3を有し、該螺子軸3の一端に該螺子軸3より大径の
頭部4を有し、他端に該螺子軸3より小径の雄ねじ山を
有しない滑軸端部5を連設する。
【0009】上記螺子軸3の軸首部に頭部4より小径で
螺子軸3より大径の雄ねじ山を有しないかしめ軸部6を
形成し、該かしめ軸部6の周面に軸線方向に延在する数
条の圧入リブ7を充分な間隔を以って配設する。該圧入
リブ7は等間隔に配置し、圧入リブ7間にかしめ軸部6
の円弧面部8を残存させる。上記螺子軸3と頭部4と滑
軸端部5とかしめ軸部6とは互いに同心円上に形成す
る。
【0010】而して、上記各圧入リブ7の一端部はかし
め軸部6の端面9に到達しない位置で終端し、該圧入リ
ブ7の終端部と上記かしめ軸部6の端面9との間に真円
部から成るかしめ軸端部を残存させ、このかしめ軸部端
部にてかしめしろ10を形成する。このかしめしろ10
は図1に示すように、かしめ軸部6をリブ7を以って板
金加工品の下穴11へ圧入した時、下穴出口側へ突出さ
れ、かしめに供される。又は図5に示すようにかしめ軸
部6を下穴11へ圧入しつつ、同時に下穴出口側へ突出
せんとする上記かしめしろ10を下型12により上記か
しめ付けを行なう。
【0011】上記圧入リブ7は2〜5条程度が好まし
く、その頂面14は平面又は若干の弧形にしたテ−ブル
状を呈し、その終端部はかしめしろ10へ向って下り勾
配の傾斜面部13を呈する。
【0012】15は板金加工品等のスタッド螺子を立設
する対象品を示し、該対象品15に下穴11を設け、該
下穴11の直径R1をかしめ軸部6の直径R2と略同径
にしその螺子軸3を該下穴11内へ挿通しつつ、図3に
示すように直径R2を有するかしめ軸部6のかしめしろ
10を緩挿して軸立てし、即ち螺子軸3を対象品15に
対してかしめしろ10により垂直に位置決め挿入した上
で、図4に示すように上記かしめ軸部6を圧入リブ7を
以って下穴11内へ圧入し、該圧入リブ7を下穴内壁へ
食い込ませる。この圧入過程において図5に示すように
下穴11の出口側へ突出しようとする上記かしめしろ1
0の端面を下型12に突き当て同所を塑性変形して拡径
しこの拡径金属(かしめ金属)を下穴11の出口側周縁
へかぶせ、頭部4が下穴入口側周縁へ座着することによ
ってかしめ付けを終了する。16は該下穴出口周縁への
かしめ金属のかぶせ量を示す。
【0013】又は頭部4が下穴11の入口側周縁へ座着
することによって圧入が終了した後、下穴11の出口側
へ突出させた上記真円部から成る環状のかしめしろ10
(かしめ軸部端部)をかしめ型によって上記かしめ付け
を行なう。
【0014】上記各かしめ付けに際し圧入リブ7の端部
を下穴11の出口側へ突出させつつ、かしめしろ10と
共にかしめを行なっても良いことは勿論である。従って
圧入リブ終端の傾斜面部13を下穴11の出口側へ突出
させても良い。又頭部4が座着した時、上記圧入リブ7
を下穴11内に延在させ下穴11外へ突出しないように
設定することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明はかしめ軸部を充分な間隔を存し
て配した数条の圧入リブにより下穴へ圧入するが、かし
め軸部の全周面に形成した圧入ローレットの如き下穴の
破壊、まくれ等の、かしめに有害な事象を生ぜず、該圧
入リブを充分に深く且つ軽減された圧入力で食い込ませ
つつ圧入し、下穴内面へかしめ軸部を可及的に近接させ
て、圧入リブの終端部以達に形成された真円部から成る
かしめしろ(かしめ軸端部)をかしめることによりその
かしめ量の略全量を下穴出口側周縁へ展伸させることが
でき、下穴出口側周縁へのかぶせ量を充分に確保でき
る。
【0016】上記によってローレット圧入の如き下穴を
損壊せずにそのかぶせ量を確保して充分な引抜強度を確
保でき、又ローレットの谷部の存在によるピンホールの
如きを形成せずに気密性をも確保でき、下かしめ形スタ
ッド螺子における従来の瑕疵を解消してその機能を有効
に発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る下かしめ形スタッド螺子の実施例
を示す側面図である。
【図2】同底面図である。
【図3】上記スタッド螺子を対象品の下穴にかしめ軸部
を以て軸立てした状態を示す縦断面図である。
【図4】上記軸立てしたスタッド螺子を下穴に圧入した
状態を示す縦断面図である。
【図5】同かしめ軸部のかしめ状態を示す縦断面図であ
る。
【図6】上記かしめを完了したスタッド螺子を立設せる
対象品の状態を示す縦断面図である。
【図7】スタッド螺子の圧入状態を示す横断面図。
【符号の説明】
1 スタッド螺子 2 螺子軸 4 頭部 6 かしめ軸部 7 圧入リブ 9 かしめ軸部端面 10 かしめしろ 11 下穴 14 頂面 15 対象品

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】螺軸の一端に螺軸より大径の頭部を有し、
    該螺軸の軸首部に螺軸より大径で且つ頭部より小径のか
    しめ軸部を有するスタッド螺子において、上記かしめ軸
    部の周面に軸線方向に延在する数条の圧入リブを周方向
    に間隔を存して設け、該圧入リブの一端部をかしめ軸部
    端面に到達しない位置で終端させ、該圧入リブ終端部と
    かしめ軸部端面との間に残留するかしめ軸部端部の真円
    部にて環状のかしめしろを形成したことを特徴とする下
    かしめ形スタッド螺子。
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