JPH0523981Y2 - - Google Patents

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JPH0523981Y2
JPH0523981Y2 JP5027287U JP5027287U JPH0523981Y2 JP H0523981 Y2 JPH0523981 Y2 JP H0523981Y2 JP 5027287 U JP5027287 U JP 5027287U JP 5027287 U JP5027287 U JP 5027287U JP H0523981 Y2 JPH0523981 Y2 JP H0523981Y2
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oil
passage
cooling water
heat exchanger
fluid
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、自動車用オイルクーラ、インタク
ーラ等の熱交換器に関する。
従来技術およびその問題点 オイルクーラとして、第4図に示すように、ド
ーナツ状の上下一対のプレート31および32か
らなる複数の偏平ユニツト33が、多段に積層さ
れてなるものが知られている(実開昭61−128566
号参照)。偏平ユニツト33は、上下プレート3
1,32の外周フランジ31a,32a同志およ
び内周フランジ31b,32b同志が溶接される
ことにより作られており、内部に冷却水流路形成
用空間部34が形成されている。また、隣り合う
ユニツト33間には、オイル流路形成用空間35
が形成されている。隣り合う空間34同志および
隣り合う空間35同志は連通されている。
しかしながら、このようなオイルクーラでは、
オイルクーラ上面へのオイルフイルタ取付時等に
おいて、厚さ(上下)方向の圧縮力がかかつた場
合に、上下プレート31,32同志の接合および
ユニツト33同志の接合がはずれるおそれがある
という問題がある。
そこで、この問題を解決するために、本願出願
人は、第5図および第6図に示すように、各ユニ
ツト33の上側プレート31の外周フランジ31
aおよび内周フランジ31bに上向きカール36
を、下側プレート32の外周フランジ32aおよ
び内周フランジ32bに下向きカール37を形成
し、上下に隣り合う一対のユニツト33のうち、
上側のユニツト33の下向きカール37と、下側
のユニツト32の上向きカール36とを合わせて
接合、たとえばろう付するという方法を開発し
た。この方法によれば、プレート31,32にカ
ール36,37が形成されているので、上下方向
の圧縮力に対する強度が大きくなるとともに、第
6図に符号Aで示すように、フイレツトが形成さ
れるので、ろう付強度が大きくなり、上下方向の
圧縮力がかかつた場合に、隣り合うプレート3
1,32同志の接合が第4図に示すものよりはず
れにくくなる。
しかしながら、上記方法によつて作られたオイ
ルクーラであつても、第1図のものと同様に、多
数のプレート31,32を接合しなければならな
いので、その製作が面倒であるという問題があ
る。
この考案は、強度が高くかつ製作が簡単な熱交
換器を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 この考案による熱交換器は、アルミニウム押出
型材製でありかつ長さ方向にのびた第1流体通路
および第2流体通路を有する熱交換器本体と、熱
交換器本体の両端面にそれぞれ固定されかつ第1
流体通路に連続する孔を有する2つの第2流体通
路閉鎖体とを備え、熱交換器本体には、外周面に
開口しかつ第2流体通路の一端部につながる第2
流体流入通路と、外周面に開口しかつ第2流体通
路の他端部につながる第2流体流出通路とが形成
されていることを特徴とする。
実施例 以下、第1図〜第3図を参照して、この考案を
自動車用オイルクーラに適用した場合の実施例に
ついて説明する。
第1図および第2図は、この考案の第1実施例
を示している。
第1図および第2図において、オイルクーラ
は、上下方向にのびたオイル通路1、冷却水通路
2およびオイル戻り通路3を有するアルミニウム
押出型材製クーラ本体4と、クーラ本体4の上面
および下面にそれぞれろう付されかつオイル流通
孔5および戻りオイル流通孔6を有する上下一対
のアルミニウム・ブレージング・シート製冷却水
通路閉鎖体7,8と、下側の閉鎖体8下面に固定
されたアルミニウム製オイル用入口ヘツダ9と、
上側の閉鎖体7の上面にろう付されたアルミニウ
ム製オイル用出口ヘツダ10とを備えている。
クーラ本体4は、横断面円形であり、その中心
部にオイル戻し通路3があけられ、その通路3の
周囲に、周方向に間隔をおいてオイル通路1と冷
却水通路2とが交互に多数形成されている。オイ
ル戻し通路3の横断面は円形であり、オイル通路
1の横断面は径方向に細長い略矩形であり、冷却
水通路2の横断面は径方向に細長い略三角形であ
る。各オイル通路1内には、オイル伝熱面積の増
大を図るために、コルゲートフイン11が挿入さ
れている。クーラ本体4上面には、その外周縁と
各冷却水通路2との間に冷却水流入溝12がそれ
ぞれ形成されている。また、クーラ本体4下面に
は、その外周縁と、各冷却水通路2との間に冷却
水流出溝13がそれぞれ形成されている。
各冷却水通路閉鎖体7,8は、円形プレート状
であり、クーラ本体4のオイル戻り通路3に連続
する戻りオイル流通孔6と、クーラ本体4の各オ
イル通路1に連続するオイル流通孔5とが形成さ
れている。上側の閉鎖体7の外周縁には、横断面
略コ型でかつすべての冷却水流入溝12の外端開
口を外方から被う環状の冷却水用入口ヘツダ部1
4が形成されている。同様に、下側の閉鎖体8の
外周縁には、横断面略コ形でかつすべての冷却水
流出溝13の外端開口を外側から被う環状の冷却
水用出口ヘツダ部15が形成されている。入口ヘ
ツダ部14には、筒状の冷却水流入管接続部材1
6が、出口ヘツダ部15には筒状の冷却水流出管
接続部材17がそれぞれ設けられている。上側の
閉鎖体7によつてクーラ本体4の冷却水通路2の
上端開口および冷却水流入溝12の上面開口が閉
鎖され、下側の閉鎖体8によつてクーラ本体4の
冷却水通路2の下端開口および冷却水流出溝13
の下面開口が閉鎖されている。
オイル用入口ヘツダ9は、円板状であり、その
中心部に閉鎖体8の戻りオイル流通孔6に連続す
る戻りオイル流出口18があけられている。また
入口ヘツダ9の上面には、閉鎖体8のすべてのオ
イル流通路5に連通する環状凹所19が形成され
ている。さらに、入口ヘツダ9の下面には、凹所
19とつながるオイル流入口20があけられてい
る。
オイル用出口ヘツダ10は、円板状であり、そ
の中心部に閉鎖体7の戻りオイル流通孔6に連続
する戻りオイル流入口21があけられている。ま
た出口ヘツダ10の下面には、閉鎖体7のすべて
のオイル流通路5に連通する環状凹所22が形成
されている。さらに、出口ヘツダ10の上面に
は、周方向に等間隔おきに、凹所22とつながる
4つのオイル流出口23があけられている。
上記オイルクーラの上面には、図示しないがオ
イル・フイルタが取付けられる。このようなオイ
ルクーラにおいては、冷却水が図示しない冷却水
流入管を介して管接続部材16に送られる。管接
続部材16に送られてきた冷却水は、入口ヘツダ
部14に入り、冷却水流入溝12を通つて冷却水
通路2に流入し、この通路2および冷却水流出溝
13を通つて出口ヘツダ部15に導かれ、管接続
部材17を介して図示しない冷却水流出管に送ら
れる。
一方、オイル流入口20には、エンジン(図示
略)からオイルが送られてくる。流入口20に送
られてきたオイルは、入口ヘツダ9の環状凹所1
9および閉鎖体8のオイル流通孔5を通つてクー
ラ本体4のオイル通路1に流入し、このオイル通
路1および閉鎖体7のオイル流通孔5を通つて出
口ヘツダ10の環状凹所22に導かれ、オイル流
出管23を通つてオイル・フイルタに送られる。
フイルタに送られたオイルは、フイルタによつて
不純物が除去されたのち、戻りオイル流入口21
に送られ、戻りオイル流通孔6、オイル戻り通路
3および戻りオイル流通孔6を通つて、戻りオイ
ル流出口18に導かれ、エンジンに戻される。
第3図は、この考案の第2実施例を示してい
る。第3図において第1図と対応するものには同
じ符号を付してその説明を省略する。第3図にお
いては、オイル用入口ヘツダおよびオイル用出口
ヘツダの図示が省略されている。
このオイルクーラは、冷却水用入口ヘツダ14
Aおよび出口ヘツダ15Aが、閉鎖体7Aおよび
8Aと別体につくられている点が、上記実施例と
異なつている。したがつて、閉鎖体7A,8Aに
は、ヘツダ部は形成されていない。すなわちクー
ラ本体4の外周面上端よりと各冷却水通路2の上
端よりとの間に、冷却水流入孔12Aがそれぞれ
あけられ、クーラ本体4の外周面下端よりと各冷
却水通路2の下端よりとの間に、冷却水流出孔1
3Aがそれぞれあけられている。そして、クーラ
本体4の外周面上端よりに、すべての冷却水流入
孔12Aを外方から被うように環状の冷却水用入
口ヘツダ14Aが取り付けられ、クーラ本体4の
外周面下端よりにすべての冷却水流出孔13Aを
外方から被うように、環状の冷却水用ヘツダ15
Aが取り付けられている。
考案の効果 この考案による熱交換器では、アルミニウム押
出型材製でありかつ長さ方向にのびた第1流体通
路および第2流体通路を有する熱交換器本体と、
熱交換器本体の両端面にそれぞれ固定されかつ第
1流体通路に連続する孔を有する2つの第2流体
通路閉鎖体とを備え、熱交換器本体には、外周面
に開口しかつ第2流体通路の一端部につながる第
2流体流入通路と、外周面に開口しかつ第2流体
通路の他端部につながる第2流体流出通路とが形
成されている。
この考案による熱交換器では、第1流体通路お
よび第2流体通路を有する熱交換器本体をアルミ
ニアム押出型材によつて作ることができるので、
製造が簡単であり、コストの低廉化が図れる。ま
た熱交換器本体が押出型材製であり、従来の積層
型熱交換器に比べて接合箇所が非常に少なくなる
ので、流体漏れのおそれがほとんどない。熱交換
器本体は、押出型材製であるため、各種長さの熱
交換器本体を容易につくることができ、したがつ
て、熱交換性能の異なる熱交換器を容易につくる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の第1実施例を
示し、第1図は一部切欠き分解斜視図、第2図の
左半部はオイル通路を通る縦断面図、第2図の右
半部は冷却水通路を通る縦断面図、第3図はこの
考案の第2実施例を示す分解斜視図、第4図は従
来例を示す縦断面図、第5図および第6図は、本
出願人がすでに開発したオイルクーラを示し、第
5図は縦断面図、第6図は第5図の部分拡大断面
図である。 1……オイル通路、2……冷却水通路、4……
オイルクーラ本体、5……オイル流通孔、7,7
A,8,8A……冷却水通路閉鎖体、12……冷
却水流入溝、13……冷却水流出溝、12A……
冷却水流入孔、13A……冷却水流出孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アルミニウム押出型材製でありかつ長さ方向に
    のびた第1流体通路および第2流体通路を有する
    熱交換器本体と、熱交換器本体の両端面にそれぞ
    れ固定されかつ第1流体通路に連続する孔を有す
    る2つの第2流体通路閉鎖体とを備え、熱交換器
    本体には、外周面に開口しかつ第2流体通路の一
    端部につながる第2流体流入通路と、外周面に開
    口しかつ第2流体通路の他端部につながる第2流
    体流出通路とが形成されている熱交換器。
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JPH0717954Y2 (ja) * 1987-09-30 1995-04-26 アイシン精機株式会社 熱交換器
JP5076238B2 (ja) * 2008-01-18 2012-11-21 株式会社eスター スターリングエンジン

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