JPH0241504Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0241504Y2
JPH0241504Y2 JP1982045871U JP4587182U JPH0241504Y2 JP H0241504 Y2 JPH0241504 Y2 JP H0241504Y2 JP 1982045871 U JP1982045871 U JP 1982045871U JP 4587182 U JP4587182 U JP 4587182U JP H0241504 Y2 JPH0241504 Y2 JP H0241504Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
bottom wall
holes
pair
plates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982045871U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58148480U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4587182U priority Critical patent/JPS58148480U/ja
Publication of JPS58148480U publication Critical patent/JPS58148480U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0241504Y2 publication Critical patent/JPH0241504Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はプレート式ハウジングレス熱交換器
に関する。
(従来の技術) 従来のプレート式ハウジングレス熱交換器は例
えば実公昭51−45754号に開示されるようなもの
である。このものは流路用孔を対角線上に設けた
連続した枠でなる油側スペーサーバーと、四隅に
穴を有するプレートと、上記油側スペーサーバー
と対称の位置の対角線上に流路用孔を設けた水側
スペーサーバーと、そして四隅に穴を設けたチユ
ーブプレートとを順次に積重ね、さらに最上段と
最下段に側板を重ねて油と水の通路が交互に形成
されるようにしたものである。油側スペーサーバ
ーと水側スペーサーバーにはそれぞれ対角となる
2隅に隅枠が設けられ、これによつて油と水の通
路を区画している。プレートの四隅に設けた孔の
うち2個は周辺が隅枠で囲まれているが、他の2
個の孔は上下のプレートおよび中央部のフインと
の間に空洞部分が形成されている。また上下端面
に側板が設けられ水と油の出入口パイプが取付け
られている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のような従来のプレート式ハウジングレス
熱交換器は、その内部を流す2流体、例えば水と
油が高圧であるとき、あるいは圧力差が著しいと
きはプレートに大きな圧力が作用して凹ませある
いはふくらます力が働らく。特にその影響はスペ
ーサーバーの隅枠に囲まれない2個の孔の周辺お
よび外側に押えのない側板のパイプ取付部におい
て著しい。そのためプレートおよび側板には比較
的厚い板を用いねばならない。しかしプレートは
2流体間の伝熱壁であるから厚いと伝熱効率を低
下させ、所要の熱交換量を得るために熱交換器の
大形化を招き重量も増す。このことはまた補強部
材のない側板の流体出入口パイプ取付部に無理な
力がかかるという問題も起こす。
一方伝熱効率を向上するためプレートを薄板と
し、軽量化もはかろうとすれば、例えば実公昭39
−25540号に開示された熱交換器のような構造と
なる。すなわちプレス加工された皿形のプレート
を用い、その周縁と四隅の孔の周縁に筒状のフラ
ンジを設けて嵌合させたものである。しかしこの
ような構造ではフランジ内の四隅の4個の孔のう
ち2個の孔の周辺は空洞部となり、プレートが薄
板であることと相まつて、耐圧力が弱いものとな
る。
(問題を解決するための手段) この考案のプレート式ハウジングレス熱交換器
は薄板でなるプレートに立上り壁を設けてプレー
ト同志を互に嵌合させ、プレートの両端部に矩形
の厚板でなる間隔片を配設し、プレートの中央部
に波形をなし上下のプレートに当接するフインを
配設して重ね合わせ、間隔片の2個の貫通孔の一
方には切欠きを設けてフインのある中央部へ連通
させた構成としている。さらに最上段のプレート
には2個の貫通孔を有する矩形の厚板プレートを
設け、上記各プレートと間隔片とフインとそして
厚板フランジとを一体的にろう着してなるもので
ある。
(作用) 上記のような構成でなるこの考案のプレート式
ハウジングレス熱交換器は2種の流体を最上段の
プレート上の厚板フランジの貫通孔から受け入れ
1層おきに交互に配列された流路を流れて熱交換
を行ない、他の厚板フランジの貫通孔から流出す
る。この場合プレートは薄板であるから熱交換効
率がよい。そして両端の間隔片は切欠き部を除き
矩形をなすから各プレート内においてフインの端
部と十分に接近させた形状とすることができ支持
物のない空洞部は形成されない。上記切欠きはそ
の上下のプレートを介して上、下の間隔片の切欠
きのない部分に狭まれているから耐圧上の弱点と
はならない。また各間隔片と厚板フランジは上下
に柱状に一体化されており、しかも最外面の流体
出入口部分には外側から厚板フランジがプレート
を押える状態となつているので耐圧強度は十分に
得られまた厚板フランジが補強材となつて熱交換
器に流体出入パイプを取付ける際の脆弱さも解消
される。さらにプレート中央部はフインがろう着
されているので圧力により凹み方向とふくれ方向
の双方の力に対し耐えうるものとなつている。
(実施例) この考案を実施例によつて説明する。第1図、
第2図のプレート式熱交換器10において、底壁
11bの両端部にそれぞれ一対の開口12,13
および14,15を有し辺縁に底壁と一体的な立
上り壁11aを有する薄板のプレート11は、立
上り壁11aが互に嵌合されて積層される。積層
された各底壁11bの両端部に矩形厚板の間隔片
16,17が配設され、該間隔片16,17には
それぞれ貫通孔18,19および20,21が穿
設され、底壁11bの開口12,13および1
4,15にそれぞれ重ねられ連通する。間隔片1
6に穿設された貫通孔18,19の一方には切欠
き22が設けられ貫通孔19と各底壁11bの層
間内部とを連通させる。間隔片17にも同様に一
方の貫通孔に切欠き23が設けられる。切欠き2
2は上下に配設された各層の間隔片16の一方の
貫通孔18と他方の貫通孔19とに各層1段おき
に交互に配列され、これと対向する間隔片17に
おいても同様に切欠き23は各層交互に配列され
る。そして最下段のプレート111には開口を設
けず、最上段のプレート11Uは立上り壁のない
平板状としてその辺縁が次段のプレート11の立
上り壁11aに嵌合される。最上段プレートは他
のプレート11と同形でもよい。最上段プレート
11uの上面に一対の厚板フランジ24,25に
2ケずつ設けた孔26,27および28,29は
それぞれ貫通孔18,19および20,21に連
通する。各層の底壁11b間には山部30aが上
側プレートの底壁11bに当接する波形のフイン
30が設けられる。なおフイン30は上下底壁を
連結し内部の流体を案内するもので、条件に応じ
適宜の形状を選定すればよい。前記各部材は一体
的にろう着されて熱交換器を形成する。
上記の構成において底壁の辺縁とは必ずしも底
壁の全周を意味するものではない。すなわち第1
図の実施例では矩形の底壁11bの4辺に立上り
壁11bが設けてあるが、矩形の底壁の対向する
辺縁2辺にのみ立上り壁を設け、両端部に間隔片
16,17を配設した側の2辺は立上り壁を省略
してもよい。またプレートは必ずしも矩形である
必要はなく長円形その他適宜の形状でもよい。要
は立上り壁と間隔片とによつて各層の側面が外部
と区画され、かつプレートの底壁と間隔片によつ
て各層が形成され間隔片と切欠きによつて一層お
きに連通し、隣接する層と隔絶していればよい。
(考案の効果) この考案のプレート式ハウジングレス熱交換器
は間隔片と厚板フランジとでプレート両端部に一
体的な柱状体を形成し、また間隔片とフインの端
部との間隔を接近させうるから空洞部を生じさせ
ないですむ。従つて薄板プレートを用いて良好な
熱交換効率を保持しながら軽量かつ耐圧強度にす
ぐれた熱交換器である。また厚板フランジにより
流体出入口部分の取付け強度も確保できる。
さらに、従来のような側板を要せず、プレート
と間隔片とフインと厚板フランジの組合せでよ
く、しかもそれぞれ同一形状のものでよいから部
品点数が少なく構造簡単で製作容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例のプレート式ハウジ
ングレス熱交換器の構成を示す図、第2図は実施
例側面図である。 11……プレート、12,13,14,15…
…底壁の開口、16,17……間隔片、18,1
9,20,21……間隔片の貫通孔、30……フ
イン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端部に各一対の開口を穿設した底壁と、底壁
    の辺縁に一体的に設けた立上り壁とで成る薄板の
    プレートが積層され、前記各プレートの底壁に両
    端部に、一対の貫通孔を有する厚板の間隔片が配
    設されて該貫通孔と前記開口とがおのおの連通
    し、前記間隔片の一対の貫通孔の一方は切欠きが
    設けられて各底壁間の層間内部に連通し、前記切
    欠きは一対の貫通孔のうちの一方に各層交互の位
    置になるよう設けられ、各層内の対向する間隔片
    の間に波形をなし上下プレートの底壁に当接する
    フインを配設し、最下段のプレートは底壁に開口
    を設けないものとし、最上段プレートの両端部上
    面に1対の貫通孔を設けた厚板フランジを配設
    し、上記各プレートと間隔片とフインとそして厚
    板フランジとが一体的にろう着されて成るプレー
    ト式ハウジングレス熱交換器。
JP4587182U 1982-03-31 1982-03-31 プレ−ト式熱交換器 Granted JPS58148480U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4587182U JPS58148480U (ja) 1982-03-31 1982-03-31 プレ−ト式熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4587182U JPS58148480U (ja) 1982-03-31 1982-03-31 プレ−ト式熱交換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58148480U JPS58148480U (ja) 1983-10-05
JPH0241504Y2 true JPH0241504Y2 (ja) 1990-11-05

Family

ID=30056876

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4587182U Granted JPS58148480U (ja) 1982-03-31 1982-03-31 プレ−ト式熱交換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58148480U (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0612365Y2 (ja) * 1984-04-28 1994-03-30 株式会社土屋製作所 プレート式ハウジングレス熱交換器
JPS6113171U (ja) * 1984-06-29 1986-01-25 株式会社 土屋製作所 熱交換器
JPH0625802Y2 (ja) * 1984-06-29 1994-07-06 株式会社土屋製作所 凝縮器
JPS6163582U (ja) * 1984-09-28 1986-04-30
JPH0229432Y2 (ja) * 1984-09-28 1990-08-07
JPH0443746Y2 (ja) * 1985-02-28 1992-10-15
JPWO2008023732A1 (ja) * 2006-08-23 2010-01-14 東京ブレイズ株式会社 高耐圧コンパクト熱交換器および水素吸蔵用容器、並びにそれらの製造方法
US9239195B2 (en) 2011-04-26 2016-01-19 Hyundai Motor Company Heat exchanger for vehicle
JP5747879B2 (ja) * 2012-08-01 2015-07-15 カルソニックカンセイ株式会社 熱交換器
WO2014061105A1 (ja) * 2012-10-16 2014-04-24 三菱電機株式会社 プレート式熱交換器及びこのプレート式熱交換器を備えた冷凍サイクル装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58148480U (ja) 1983-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2104905C (en) All-welded plate heat exchanger
JPH0241504Y2 (ja)
US4919200A (en) Heat exchanger wall assembly
JPH034837B2 (ja)
JPH02140167U (ja)
JP2510040Y2 (ja) プレ―トフィン熱交換器
JPH0229432Y2 (ja)
JPH0443739Y2 (ja)
JP2796898B2 (ja) 熱交換器
JPH0523981Y2 (ja)
JPS6242293Y2 (ja)
JPS593268Y2 (ja) 熱交換器
JPH0216154Y2 (ja)
JPH0473779U (ja)
JPS5916699Y2 (ja) 積層型エバポレ−タ
JPH0216150Y2 (ja)
JPH0356769Y2 (ja)
JPH0245641Y2 (ja)
JPH02109176U (ja)
JPS6234153Y2 (ja)
JPH073179Y2 (ja) 熱交換器
JPS63159673U (ja)
JPH01178469U (ja)
JPH0216153Y2 (ja)
JPH0259395B2 (ja)