JP4606786B2 - 多流体熱交換器 - Google Patents

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Description

本発明は、一対のプレートを接合して内部に流路を形成した熱交換器であって、その内部に3以上の流体が流通するものに関する。
皿状プレートを積層して各プレート間に流路を形成し、隣り合う流路に異なる流体を流通させて熱交換を行う積層型熱交換器が知られている。この熱交換器は、冷却用の流体と被冷却用の流体との2者間に熱交換を行うものである。
3流体間の熱交換を行うものとしては、コルゲートフィン型熱交換器において、タンクの長手方向中間でタンク内を二分し、各タンクに異なる熱交換媒体を流通させ、チューブおよびフィン外面側に冷却風を流通させたものが知られている。
しかしながら、積層されるコンパクトなプレート型の熱交換器において、3以上の流体間の熱交換を各プレート内で同時に行うものは知られていない。
一例として、燃料電池冷却システムでは、水分を含んだガス体を複数の冷媒により段階的に冷却する必要がある。このような熱交換器において、コンパクトで熱交換性能の良いものが求められていた。
そこで本発明は、複数の皿状または偏平な溝状プレートと、それらの内部に介装されるフィンとを用いて3以上の流体間に熱交換を行うことができるコンパクトな効率の良い多流体熱交換器を提供することを課題とする。
請求項1に記載の本発明は、横断面溝形に形成された一対の外プレート(1)(2)が、互いにその溝底を対向させて、周縁のフランジ部(3) で接合されると共に、その全周縁が閉塞された本体(4) と、
両外プレート(1)(2)のフランジ部(3) 間に周縁が介装されて、その両端部を除き、本体(4) の内部を厚み方向に二分する仕切プレート(5) と、
前記両端部を除き、その仕切プレート(5) と各外プレート(1)(2)との間に介装され、それと各プレート(1)(2)間を厚み方向に夫々二分すると共に、その頂部が各外プレート(1)(2)との間に隙間を空けて配置された波形の一対のインナーフィン(6) と、
前記インナーフィン(6) の先端縁と前記外プレート(1)(2)内面との間の開口に整合する波形縁を有して、その開口を閉塞する一対づつの中間端蓋(18)と、を具備し、
前記両端部で前記仕切プレート(5) と各インナーフィン(6)の前記中間端蓋(18)の反対側との間が互いに連通され、その仕切プレート(5) と各インナーフィン(6) との間に偏平な一対の第1流路(7) が形成され、
一方のインナーフィン(6) と一方の外プレート(1) との間で且つ、そのインナーフィン(6)の両端に位置する一対の中間端蓋(18)間に、偏平な第2流路(8) が形成され、他方のインナーフィン(6) と他方の外プレート(2) との間で且つ、そのインナーフィン(6)の両端に位置する一対の中間端蓋(18)間に、偏平な第3流路(9) が形成され、
長手方向に離間する一対の前記中間端蓋(18)よりも夫々外側で、外プレート(1) の端部に一対の第1出入口(10)が開口され、
前記一対の中間端蓋(18)間で、一方の外プレート(1) に一対の第2出入口(11)が開口され、
前記一対の中間端蓋(18)間で、他方の外プレート(2) に一対の前記第3出入口(12)が開口され、
一対の第1出入口(10)が前記第1流路(7) に連通され、一対の第2出入口(11)が前記第2流路(8) に連通され、一対の第3出入口(12)が前記第3流路(9) に連通され、第1出入口(10)に第1流体(15)が導かれ、第2出入口(11)に第2流体(16)が導かれ、第3出入口(12)に第3流体(17)が導かれ、隣接する各流路の各流体間に熱交換が行われる多流体熱交換器である。
請求項2に記載の本発明は、請求項1において、
前記インナーフィン(6) の両縁部にフランジ部(6a)が形成され、そのフランジ部(6a)が仕切プレート(5) の両縁と外プレート(1)(2)のフランジ部(3) 間に挟持されて固定される多流体熱交換器である。
請求項3に記載の本発明は、請求項2において、
前記外プレート(1)(2)は、その全周縁に立ち上がり部が形成された浅い皿状に形成され、その先端縁に環状の前記フランジ部(3) が形成された多流体熱交換器である。
請求項4に記載の本発明は、外プレート(1)(2)が、その全周縁に立ち上がり部を形成した浅い皿状に形成され、その先端縁に環状のフランジ部(3) が形成され、各フランジ部(3)間が接合されて本体(4)を構成し、
仕切プレート(5) が前記両外プレート(1)(2)の開口側平面に整合して、本体(4) の内部を全長に渡り厚み方向に二分すると共に、
仕切プレート(5)と各外プレート(1)(2)との間に、その両端部を除き一対の波形のインナーフィン(6)が介装され、その頂部が各外プレート(1)(2)との間に隙間を空けて配置され、その各インナーフィンの長手方向の両端と、各外プレート(1)(2)の同方向両端との間に空間が形成され、
各インナーフィン(6) の両端縁と外プレート(1)(2)との間の開口が、波形縁を有する中間端蓋(18)で閉塞され、
一方の前記インナーフィン(6) と仕切プレート(5) との間に第1流路(7) が形成され、 他方の前記インナーフィン(6) と仕切プレート(5) との間に第4流路(14)が形成され、一方のインナーフィン(6) と一方の外プレート(1) との間で且つ、そのインナーフィン(6)の両端に位置する一対の中間端蓋(18)間に、偏平な第2流路(8) が形成され、他方のインナーフィン(6) と他方の外プレート(2) との間で且つ、そのインナーフィン(6)の両端に位置する一対の中間端蓋(18)間に、偏平な第3流路(9) が形成され、
長手方向に離間する一対の前記中間端蓋(18)よりも夫々外側で、一方の外プレート(1) の端部に一対の第1出入口(10)が開口され、
前記一対の中間端蓋(18)間で、他方の外プレート(1) に一対の第2出入口(11)が開口され、
前記一対の中間端蓋(18)間で、他方の外プレート(2) に一対の第3出入口(12)が開口され、
長手方向に離間する一対の前記中間端蓋(18)よりも夫々外側で、他方の外プレート(2) の端部に一対の第4出入口(19)が開口され、
第1出入口(10)に第1流体が導かれ、第2出入口(11)に第2流体が導かれ、第3出入口(12)に第3流体が導かれ、第4出入口(19)に第4流体(20)が導かれ、
隣接する各流路の各流体間に熱交換が行われる多流体熱交換器である。
請求項5に記載の本発明は、横断面溝形に形成された一対の外プレート(1)(2)が、互いにその溝底を対向させて、周縁のフランジ部(3) で接合される本体(4) と、
両外プレート(1)(2)のフランジ部(3) 間に介装されて、本体(4) の内部を厚み方向に全長渡って二分すると共に、その頂部が各外プレート(1)(2)との間に隙間を空けて配置された波形のインナーフィン(6) と、
インナーフィン(6) の両端縁および各外プレート(1)(2)の両端縁間を閉塞する波形縁を有する一対づつの端蓋(28)と、によりエレメント(22)が形成され、
第1および第2のエレメント(22)が厚み方向に積層されて、その両端部で一対の連通孔(23)を介して両エレメント(22)が連通され、
積層方向の両外側に位置する各外プレート(1) と、それが対向するインナーフィン(6) との間に夫々偏平な第2流路(8) および第3流路(9) が形成され、
積層された両エレメント(22)の接合面側の各外プレート(2) とそれに対向するインナーフィン(6) との間に夫々偏平な一対の第1流路(7) が形成され、両第1流路(7) どうしが前記連通孔(23)で連通され、前記両外側の各外プレート(1) の両端部に一対づつの第2出入口(11)、第3出入口(12)が開口し、その外プレート(1) に、第1出入口(10)が開口すると共に、その開口に整合する位置で前記インナーフィン(6)の波の頂部および谷部並びに立ち上がり部、立ち下がり部に第1連通孔(24)が形成され、その連通孔(24)の口縁部に整合する欠切部を有する端面を有し、その第1出入口(10)と第1連通孔(24)との間が筒状体(25)で連結され、
隣接する各流路に流通する流体間で熱交換が行われる多流体熱交換器である。
請求項6に記載の本発明は、互いに整合する偏平な開口を有し横断面溝形に形成され且つ、その底部周縁の環状部分(26)を除き、中間に内面側に凹陥する皿状凹陥部(27)を有する一対の外プレート(1)(2)が、互いにその溝底を対向させて、周縁のフランジ部(3) で接合される本体(4) と、
両外プレート(1)(2)のフランジ部(3) 間に介装されて、本体(4) の内部を厚み方向に全長に渡って二分すると共に、その頂部が前記皿状凹陥部(27)に接する波形のインナーフィン(6) と、
インナーフィン(6) の両端縁および各外プレート(1)(2)の両端縁間を閉塞する波形縁を有する一対づつの端蓋(28)と、によりエレメント(22)が形成され、
第1および第2のエレメント(22)が厚み方向に積層されて、前記環状部分(26)で接すると共に、その接する外プレート(2) 間の中間に前記皿状凹陥部(27)がつくる偏平な中間流路(29)が形成され、その中間流路(29)の両端周縁部で外プレート(2) に、その中間流路(29)に連通する連通孔(30)が形成され、
積層方向の両外側に位置する各外プレート(1) と、それが対向するインナーフィン(6) との間に夫々偏平な第2流路(8) および第3流路(9) が形成され、
積層された両エレメント(22)の接合面側の各外プレート(2) とそれに対向するインナーフィン(6) との間に夫々偏平な一対の第1流路(7) が前記中間流路(29)を介して3層に形成され、両第1流路(7) どうしが前記連通孔(30)および中間流路(29)を介して偏平なS字状またはZ字状に連通され、
前記両外側の各外プレート(1) の両端部に一対づつの第2出入口(11)、第3出入口(12)が開口し、その外プレート(1) に、第1出入口(10)が開口すると共に、その開口に整合する位置で前記インナーフィン(6) に、その頂部および側壁に第1連通孔(24)が形成され、その第1出入口(10)と第1連通孔(24)との間が、インナーフィン(6)の波形に沿うU字状欠切部を有する筒状体(25)で連結され、
隣接する各流路に流通する流体間で熱交換が行われる多流体熱交換器である。
請求項7に記載の本発明は、請求項6において、
夫々の前記第1流路(7) に被冷却用の第1流体(15)が流通し、第2流路(8) および第3流路(9) に夫々別の冷却用の第2流体(16)および第3流体(17)が流通するように構成した多流体熱交換器である。
請求項8に記載の発明は、請求項7において、
第2流路(8) の第2流体(16)と第3流路(9) の第3流体(17)とが同一方向に流通すると共に、各流路に隣接する夫々の第1流路(7) では、第1流体(15)と第2流体(16)および第3流体(17)とが対向流として流通するように構成された多流体熱交換器である。
請求項9に記載の発明は、請求項5〜請求項8のいずれかにおいて、
前記インナーフィン(6) の両縁部にフランジ部(6a)が形成され、そのフランジ部(6a)が外プレート(1) または(2) のフランジ部(3) 間に挟持されて固定される多流体熱交換器である。
請求項1に記載の本発明は、一対の外プレート1,2間に仕切プレート5がフランジ部3を介して介装され、仕切プレート5と各外プレート1,2との間に、その両端部を除いて、夫々インナーフィン6が設けられ、そのインナーフィン6の両端と各外プレートとの間が波形縁を有する中間端蓋18で閉塞され、仕切プレート5とインナーフィン6との間に第1流路7が形成され、一方のインナーフィン6と一方の外プレート1の間に第2流路8が形成され、他方のインナーフィン6と他方の外プレート2との間に第3流路9が形成され、各流路を流通する第1流体15〜第3流体17は、隣接する流体間に熱交換が行われるものである。
従って、構造が簡単でコンパクトな熱交換器内で少なくとも三つの流体間の熱交換を効率よく行うことができる。
特に、フランジ部3を介して外プレート1,2間に仕切プレート5を設け、それによって、その両端部を除き、内部を厚み方向に二分する構造を有するから、その組立ておよび製造が容易となる。そしてその仕切プレート5と各外プレート1,2との間に、その両端部を除き、インナーフィン6を設け、それらと各プレート間を厚み方向に二分して偏平な流路を形成するものであるから、伝熱面積の大きなコンパクトな熱交換器を形成できる。
上記構成において、インナーフィン6の両縁部にフランジ部6aを形成し、そのフランジ部6aを仕切プレート5の両縁と外プレート1,2のフランジ部3間に挟持して固定することができる。
この場合には、インナーフィン6の組立て、位置決め、接合が容易で、性能の良い多流体熱交換器となる。
上記構成において、さらに外プレート1,2の全周縁に立ち上がり部を形成して浅い皿状にし、その先端縁に環状のフランジ部3を形成することができる。
このように構成することにより、内部にコンパクトで伝熱面積の大きな偏平な各流路を厚み方向に層状に形成し、熱交換を促進することができる。
上記構成において、外プレート1,2を皿状に形成し、その先端縁に環状のフランジ部3を設け、仕切プレート5によって外プレート1,2の内部を全長に渡り完全に二分し、さらに各外プレート1,2と仕切プレート5との間にインナーフィン6を介装して、第1流路7と第2流路8と第3流路9と第4流路14とを形成し、4流体間に熱交換を行わせることができる。
このように構成することにより、さらに多くの流体間の熱交換を簡単な構造の熱交換器で効率的に行うことができる。
請求項5に記載の本発明は、少なくとも一対のエレメント22を有し、各エレメント22が一対の溝形の外プレート1,2と、夫々の中間に介装された波形のインナーフィン6と、それら両端に配置された波形縁を有する端蓋28とにより形成される。そして第1および第2のエレメント22が厚み方向に積層されて、その両端部で一対の連通孔23を介して互いに連通され、各エレメント内の第1流路7どうしが筒状体25および連通孔23を介して連通されて、そこに第1流体15が流通すると共に、各エレメントの第2流路8,第3流路9に第2流体16,第3流体17が流通するように構成したから、簡単な構造でコンパクトに3流体間に熱交換を行わせることができる。しかも、その伝熱面積を大きくとり熱効率の良い熱交換器となり得る。
請求項6に記載の本発明は、第1流路7が熱交換器の中間層においてZ字状に形成され、その両側に第2流路8と第3流路9とが設けられたものであるから、第2流路8に流通する流体と第3流路9に流通する流体とが3層に形成された第1流路7によって完全に分離され、両流体間で直接熱交換が行われることを防止できる。そして第1流路7を流通する流体と第2流路8とを流通する流体および第3流路9を流通する流体との間の熱交換を促進できる。しかも、その構造は極めてコンパクトで省スペースな熱交換となり得る。
上記構成において、第1流路7に被冷却用の第1流体15を流通させ、第2流路8および第3流路9に夫々別の冷却用の第2流体16および第3流体17を流通させることができる。 この場合には、第1流体15を効率良く第2流体16および第3流体17によって冷却することが可能となる。即ち、第1流体15は偏平なS字状またはZ字状の第1流路7を流通する間に順次冷却される。
上記構成において、第2流体16と第3流体17とを同一方向に流通させると共に、それに隣接する第1流路7の第1流体15は第2,第3流体に対して対向流とすることができる。 それにより熱交換をさらに促進し得る。
上記構成において、インナーフィン6の両縁部にフランジ部6aを形成し、そのフランジ部6aを外プレート1,2のフランジ部3間に挟持して固定することができる。この場合には、インナーフィン6の組立て、位置決め、接合が容易で、性能の良い多流体熱交換器となる。
次に、図面に基づいて本発明の各実施の形態につき説明する。
図1〜図3は本発明の第1の実施の形態を示す熱交換器であって、図1はその分解斜視図、図2は組立て状態を示す縦断面図、図3は図2における III− III矢視断面図である。
この熱交換器は、夫々細長い方形に形成された浅い皿状の一対の外プレート1,2と、仕切プレート5と、一対のインナーフィン6並びに中間端蓋18,補助端蓋18aとを有する。外プレート1,2は互いに整合し、その偏平な開口縁の全周に環状のフランジ部3が形成されている。各外プレート1,2の横断面は溝形に形成され、その溝底が対向するようにフランジ部3によって互いに接合される。
仕切プレート5は、この例では外プレート1,2の各フランジ部3に整合する外周を有し、その両端部にフランジ部3を残して矩形孔5aが形成されている。この仕切プレート5は、一対の外プレート1,2間を厚み方向に二分するものである。そして仕切プレート5と各外プレート1,2との間に一対のインナーフィン6が配置される。
このインナーフィン6は、その横断面が波形に曲折されたものであり、その幅方向両縁にフランジ部6aが形成されている。また、インナーフィン6の長手方向両端縁には一対づつの中間端蓋18,補助端蓋18aが嵌着される。中間端蓋18は、その幅方向の一方側がインナーフィン6の横断面外周に整合し、他方側が外プレート1または外プレート2の内周縁に整合する。補助端蓋18aは、その一方側が一部を残してインナーフィン6の横断面内周に整合し、他方側が仕切プレート5の平面に整合する。
なお、インナーフィン6の長手方向の長さは、一対の矩形孔5aおよびフランジ部3を除いた長さに整合する。そしてインナーフィン6の長手方向両端の外側にタンク部31が形成される。
次に、上側の外プレート1の長手方向両端部で中間端蓋18の外側に位置して一対の第1出入口10が設けられ、そこに出入口パイプが接合されている。また、外プレート1の長手方向両端部で中間端蓋18よりも内側には、対角線上に一対の第2出入口11が設けられ、そこに出入口パイプが取付けられている。さらに下側の外プレート2の両端部で中間端蓋18よりも内側には、その対角線位置に一対の第3出入口12が設けられ、そこに出入口パイプが取付けられている。
このような各部品は、図2,図3の如く組み立てられる。即ち、外プレート1とインナーフィン6と仕切プレート5とは夫々フランジ部3,6aにおいて互いに整合するように組立てられ、インナーフィン6の両端部を挟持するように一対の中間端蓋18,補助端蓋18aが配置される。
なお、補助端蓋18aは図2,図3の如く、その波部の高さがインナーフィン6の頂部高さよりも低くされ、そこに流通用の開口18bが形成される。そして、互いに接触する各部品の少なくとも一方側にはろう材が被覆され、全体を組み立てた状態で高温の炉内に挿入され、各部品間を一体にろう付け固定して熱交換器を完成するものである。そして上側の外プレート1とインナーフィン6との間に第2流路8が形成され、仕切プレート5と各インナーフィン6との間に一対の第1流路7が形成され、下側のインナーフィン6と下側の外プレート2との間に第3流路9が形成される。そして、一方の第1出入口10から第1流体15として冷却水がタンク部31を介し各第1流路7内を流通し、他方の第1出入口10からそれが外部に導かれる。また、上側の一方の第2出入口11から第2流体16として被冷却流体が第2流路8内に流通し、他方の第2出入口11よりそれが外部に導かれる。さらに、下側の一方の第3出入口12から第3流体17として被冷却流体が第3流路9内を流通し、他方の第3出入口12からそれが外部に導かれる。
なお、この例において第2流路8内を流通して冷却された第2流体16を、そのまま第3流体17の代わりに第3流路9に流通させ、第1流体15によってさらに冷却することも可能である。
次に、図4及び図5は図2,図3の変形例であり、この例が前記実施の形態と異なる点は、補助端蓋18aが存在しないことのみである。前記図2,図3の実施の形態の補助端蓋18aは、インナーフィン6を中間端蓋18との間に挟持し、ろう付け性を向上させると共に耐圧性を高めることができるものである。
これに対し、図4,図5ではそれが存在しないため、耐圧性は前記実施の形態よりも落ちるものの、第1流体15の流通抵抗を減じて第1流体15の流通を円滑に行い得る効果がある。
次に、図6は図1〜図3の第2の変形例であり、この例が第1の実施の形態と異なる点は、インナーフィン6の形状およびそれに整合する中間端蓋18,補助端蓋18aの形状のみである。このインナーフィン6は、図3のそれに比べてピッチが小さいと共にその振幅が大に形成されたものである。同図の(A)は図3に対応した断面略図であり、(B)はその分解説明図である。
次に、図7は図5の実施例において、インナーフィン6の谷部が仕切プレート5に接触するようにしたものである。
このようにすることにより、インナーフィン6のろう付け性を向上させると共に、耐圧性を高く保持し得る。
次に、図8は図4,図5の変形例であり、この例が図4,図5の形態と異なる点は、仕切プレート5である。図8では仕切プレート5の両端部に矩形孔が形成されず、仕切プレート5によって内部を完全に厚み方向に二分したものである。
このように形成することにより、内部を厚み方向に4つに分離することができ、4つの流体間の熱交換が可能となる。即ち、上側の外プレート1とインナーフィン6との間に第2流路8を形成し、上側のインナーフィン6と仕切プレート5との間に第1流路7を、下側のインナーフィン6と仕切プレート5との間に第4流路14を形成し、その下側のインナーフィン6と下側の外プレート2との間に第3流路9を形成したものである。そして、第1流路7に第1流体15を流通させ、第2流路8に第2流体16を流通させ、第3流路9に第3流体17を流通させ、第4流路14に第4流体20を流通させ、隣り合う各流体間で熱交換を行うことができるものとなる。
次に、図9は本発明のさらに他の実施の形態を示す一部破断分解斜視図であり、図10はその組立て状態において図9のX−X矢視断面図である。
この例の熱交換器は、複数のエレメント22を積み重ねて熱交換器を形成し、3流体を内部に流通させることができるものである。夫々のエレメント22は、長手方向の両端部まで横断面溝形に形成された一対の外プレート1,2がフランジ部3で接合されて本体4を形成し、その内部に波形のインナーフィン6がそのフランジ部6aを介して外プレート1,2に接合されている。
インナーフィン6はその長手方向両端部の位置で、その一部に連通用凹部6bが形成され、その波が欠切されて第1連通孔24および開口6cが設けられ、その第1連通孔24および開口6cに整合する凹部を有する筒状体25がそこに被嵌されている。
さらに、外プレート2の長手方向両端部外面側には段部2aが突設され、そこに図10に示す連通孔23が穿設されている。
なお、外プレート1,2の長手方向両端開口とインナーフィン6の両端との間には、一対づつの端蓋28が嵌着される。そして上側に位置するエレメント22の外プレート1には、一対の第1出入口10が一方の対角位置に設けられ、そこにパイプが取付けられ、第1出入口10と筒状体25の開口とが整合する。また、外プレート1の長手方向両端で他方の対角位置に第2出入口11か設けられ、そこに接続用のパイプが配置される。さらに図10に示す如く下面側の外プレート1には、その長手方向両端部の対角位置に一対の第3出入口12が設けられ、そこにパイプが接続される。
このにように組立てられた熱交換器は、炉内で一体的にろう付け固定される。そして両外側の外プレート1と夫々のインナーフィン6との間に第2流路8,第3流路9が形成され、それらが一対づつの第2出入口11,第3出入口12に連通する。また、一対のエレメント22の接触側の各外プレート2と各インナーフィン6との間には、一対の第1流路7が設けられ、それが一対の連通孔23により互いに連通する。そしてその第1流路7は、一方側の外プレート1の対角位置にある一対の第1出入口10に連通する。その第1出入口10から第1流体15が筒状体25を介し、夫々の第1流路7を流通し他方の第1出入口10からそれが流出される。また、第2流体16が図において上面側の外プレート1の一方の第2出入口11から第2流路8内に流通し、他方の第2出入口11よりそれが流出する。さらに下面側に位置する外プレート1の一方の第3出入口12から第3流体17が第3流路9内を流通し、他方の第3出入口12よりそれが流出する。そして第2流体16と第1流体15との間および第3流体17と第1流体15との間に熱交換が行われる。
次に、図11および図12は本発明のさらに他の実施の形態を示し、この例はエレメント22を構成する一対の外プレート1,2の周縁に環状部分26を残してその内側に皿状凹陥部27を有するものである。そして一対のエレメント22を上下に積層したとき、図11(A)の如く、両者の中間部に中間流路29が形成される。一対のエレメント22の対向面側の夫々の外プレート2には、皿状凹陥部27の縁部に連通孔30が形成されている。
このような一対づつの外プレート1,2は、互いにその溝底を対向させて、周縁のフランジ部3で接合され本体4を構成する。また、外プレート1,外プレート2の各フランジ部3間にインナーフィン6のフランジ部6aが挟持され、それらの長手方向の両端開口が一対づつの端蓋28により夫々閉塞される。
上側に位置する外プレート1の両端部の対角位置には、一対の第2出入口11が設けられると共に、一端部に一つの第1出入口10が形成される。また、下側の外プレート1の一端部には一つの第1出入口10が設けられ、夫々の第1出入口10に筒状体25が着座される。また、下側側の外プレート1の両端部の対角位置には第3出入口12が設けられている。さらに下側のインナーフィン6の一端部隅および上側のインナーフィン6の他端部隅に夫々第1連通孔24が穿設され、それが第1出入口10に整合する。そして図11(A)(B)の如く組立てられ、各接触部が一体にろう付け固定される。
そして両外側に位置する外プレート1と一対のインナーフィン6との間には、第2流路8,第3流路9が形成され、それが一対の第2出入口11および第3出入口12に連通する。
また、隣接するエレメント22の一対の外プレート2と夫々のインナーフィン6との間には第1流路7が形成され、それらが中間流路29を介して3層に隣接する。そしてその第1流路7が、下側の外プレート1の第1出入口10に筒状体25および第1連通孔24を介して連通し、同様に上側の外プレート1の第1出入口10に筒状体25および第1連通孔24を介して連通する。上下一対の第1流路7は、この例では一対の連通孔30および中間流路29を介して偏平なS字状に連通される。
なお、連通孔30の位置を変えることにより、第1流路7の流路をZ字状に形成することもできる。
このようにしてなる熱交換器は、図11(A)において下側の第1出入口10から流入した第1流体15が筒状体25,第1連通孔24を介し、下側の第1流路7を流通し、下側の連通孔30,中間流路29,上側の連通孔30,上側の第1流路7,第1連通孔24,筒状体25を介し外部に流出する。また、同図(B)において、一方の第2出入口11から第2流体16が第2流路8内を流通し、他方の第2出入口11からそれが流出する。また、下面側においては図11(A)の如く一方の第3出入口12から第3流体17が第3流路9内を流通し、他方の第3出入口12からそれが流出する。そして第1流体15がS字状に流通し、それと第3流体17および第2流体16との間に熱交換が行われる。 なお、この例では第3流体17と第1流体15および第2流体16と第1流体15とが夫々対向流として流通する。
本発明の多流体熱交換器の第1の実施の形態を示す分解斜視図。 同熱交換器の組立て状態を示す縦断面図。 図2における III− III矢視断面図。 本発明の多流体熱交換器の第2の実施の形態を示す縦断面図。 図4のV−V矢視断面図。 本発明の多流体熱交換器の第3の実施の形態を示す横断面図であって、図3に対応するものおよびその分解説明図。
本発明の多流体熱交換器の第4の実施の形態を示す横断面図であって、図5に対応するもの。 本発明の多流体熱交換器の第5の実施の形態を示す縦断面図であって、図4に対応するもの。 本発明の多流体熱交換器の第6の実施の形態を示す一部破断分解斜視図。 図9のX−X矢視断面図。 本発明の多流体熱交換器の第7の実施の形態を示す縦断面図および斜視略図。 同熱交換器の分解斜視図。
符号の説明
1,2 外プレート
2a 段部
3 フランジ部
4 本体
5 仕切プレート
5a 矩形孔
6 インナーフィン
6a フランジ部
6b 連通用凹部
6c 開口
7 第1流路
8 第2流路
9 第3流路
10 第1出入口
11 第2出入口
12 第3出入口
14 第4流路
15 第1流体
16 第2流体
17 第3流体
18 中間端蓋
18a 補助端蓋
18b 開口
19 第4出入口
20 第4流体
22 エレメント
23 連通孔
24 第1連通孔
25 筒状体
26 環状部分
27 皿状凹陥部
28 端蓋
29 中間流路
30 連通孔
31 タンク部

Claims (9)

  1. 横断面溝形に形成された一対の外プレート(1)(2)が、互いにその溝底を対向させて、周縁のフランジ部(3) で接合されると共に、その全周縁が閉塞された本体(4) と、
    両外プレート(1)(2)のフランジ部(3) 間に周縁が介装されて、その両端部を除き、本体(4) の内部を厚み方向に二分する仕切プレート(5) と、
    前記両端部を除き、その仕切プレート(5) と各外プレート(1)(2)との間に介装され、それと各プレート(1)(2)間を厚み方向に夫々二分すると共に、その頂部が各外プレート(1)(2)との間に隙間を空けて配置された波形の一対のインナーフィン(6) と、
    前記インナーフィン(6) の先端縁と前記外プレート(1)(2)内面との間の開口に整合する波形縁を有して、その開口を閉塞する一対づつの中間端蓋(18)と、を具備し、
    前記両端部で前記仕切プレート(5) と各インナーフィン(6)の前記中間端蓋(18)の反対側との間が互いに連通され、その仕切プレート(5) と各インナーフィン(6) との間に偏平な一対の第1流路(7) が形成され、
    一方のインナーフィン(6) と一方の外プレート(1) との間で且つ、そのインナーフィン(6)の両端に位置する一対の中間端蓋(18)間に、偏平な第2流路(8) が形成され、他方のインナーフィン(6) と他方の外プレート(2) との間で且つ、そのインナーフィン(6)の両端に位置する一対の中間端蓋(18)間に、偏平な第3流路(9) が形成され、
    長手方向に離間する一対の前記中間端蓋(18)よりも夫々外側で、外プレート(1) の端部に一対の第1出入口(10)が開口され、
    前記一対の中間端蓋(18)間で、一方の外プレート(1) に一対の第2出入口(11)が開口され、
    前記一対の中間端蓋(18)間で、他方の外プレート(2) に一対の前記第3出入口(12)が開口され、
    一対の第1出入口(10)が前記第1流路(7) に連通され、一対の第2出入口(11)が前記第2流路(8) に連通され、一対の第3出入口(12)が前記第3流路(9) に連通され、第1出入口(10)に第1流体(15)が導かれ、第2出入口(11)に第2流体(16)が導かれ、第3出入口(12)に第3流体(17)が導かれ、隣接する各流路の各流体間に熱交換が行われる多流体熱交換器。
  2. 請求項1において、
    前記インナーフィン(6) の両縁部にフランジ部(6a)が形成され、そのフランジ部(6a)が仕切プレート(5) の両縁と外プレート(1) または(2) のフランジ部(3) 間に挟持されて固定される多流体熱交換器。
  3. 請求項2において、
    前記外プレート(1)(2)は、その全周縁に立ち上がり部が形成された浅い皿状に形成され、その先端縁に環状の前記フランジ部(3) が形成された多流体熱交換器。
  4. 外プレート(1)(2)が、その全周縁に立ち上がり部を形成した浅い皿状に形成され、その先端縁に環状のフランジ部(3) が形成され、各フランジ部(3)間が接合されて本体(4)を構成し、
    仕切プレート(5) が前記両外プレート(1)(2)の開口側平面に整合して、本体(4) の内部を全長に渡り厚み方向に二分すると共に、
    仕切プレート(5)と各外プレート(1)(2)との間に、その両端部を除き一対の波形のインナーフィン(6)が介装され、その頂部が各外プレート(1)(2)との間に隙間を空けて配置され、その各インナーフィンの長手方向の両端と、各外プレート(1)(2)の同方向両端との間に空間が形成され、
    各インナーフィン(6) の両端縁と外プレート(1)(2)との間の開口が、波形縁を有する中間端蓋(18)で閉塞され、
    一方の前記インナーフィン(6) と仕切プレート(5) との間に第1流路(7) が形成され、 他方の前記インナーフィン(6) と仕切プレート(5) との間に第4流路(14)が形成され、一方のインナーフィン(6) と一方の外プレート(1) との間で且つ、そのインナーフィン(6)の両端に位置する一対の中間端蓋(18)間に、偏平な第2流路(8) が形成され、他方のインナーフィン(6) と他方の外プレート(2) との間で且つ、そのインナーフィン(6)の両端に位置する一対の中間端蓋(18)間に、偏平な第3流路(9) が形成され、
    長手方向に離間する一対の前記中間端蓋(18)よりも夫々外側で、一方の外プレート(1) の端部に一対の第1出入口(10)が開口され、
    前記一対の中間端蓋(18)間で、他方の外プレート(1) に一対の第2出入口(11)が開口され、
    前記一対の中間端蓋(18)間で、他方の外プレート(2) に一対の第3出入口(12)が開口され、
    長手方向に離間する一対の前記中間端蓋(18)よりも夫々外側で、他方の外プレート(2) の端部に一対の第4出入口(19)が開口され、
    第1出入口(10)に第1流体が導かれ、第2出入口(11)に第2流体が導かれ、第3出入口(12)に第3流体が導かれ、第4出入口(19)に第4流体(20)が導かれ、
    隣接する各流路の各流体間に熱交換が行われる多流体熱交換器。
  5. 横断面溝形に形成された一対の外プレート(1)(2)が、互いにその溝底を対向させて、周縁のフランジ部(3) で接合される本体(4) と、
    両外プレート(1)(2)のフランジ部(3) 間に介装されて、本体(4) の内部を厚み方向に全長渡って二分すると共に、その頂部が各外プレート(1)(2)との間に隙間を空けて配置された波形のインナーフィン(6) と、
    インナーフィン(6) の両端縁および各外プレート(1)(2)の両端縁間を閉塞する波形縁を有する一対づつの端蓋(28)と、によりエレメント(22)が形成され、
    第1および第2のエレメント(22)が厚み方向に積層されて、その両端部で一対の連通孔(23)を介して両エレメント(22)が連通され、
    積層方向の両外側に位置する各外プレート(1) と、それが対向するインナーフィン(6) との間に夫々偏平な第2流路(8) および第3流路(9) が形成され、
    積層された両エレメント(22)の接合面側の各外プレート(2) とそれに対向するインナーフィン(6) との間に夫々偏平な一対の第1流路(7) が形成され、両第1流路(7) どうしが前記連通孔(23)で連通され、前記両外側の各外プレート(1) の両端部に一対づつの第2出入口(11)、第3出入口(12)が開口し、その外プレート(1) に、第1出入口(10)が開口すると共に、その開口に整合する位置で前記インナーフィン(6)の波の頂部および谷部並びに立ち上がり部、立ち下がり部に第1連通孔(24)が形成され、その連通孔(24)の口縁部に整合する欠切部を有する端面を有し、その第1出入口(10)と第1連通孔(24)との間が筒状体(25)で連結され、
    隣接する各流路に流通する流体間で熱交換が行われる多流体熱交換器。
  6. 互いに整合する偏平な開口を有し横断面溝形に形成され且つ、その底部周縁の環状部分(26)を除き、中間に内面側に凹陥する皿状凹陥部(27)を有する一対の外プレート(1)(2)が、互いにその溝底を対向させて、周縁のフランジ部(3) で接合される本体(4) と、
    両外プレート(1)(2)のフランジ部(3) 間に介装されて、本体(4) の内部を厚み方向に全長に渡って二分すると共に、その頂部が前記皿状凹陥部(27)に接する波形のインナーフィン(6) と、
    インナーフィン(6) の両端縁および各外プレート(1)(2)の両端縁間を閉塞する波形縁を有する一対づつの端蓋(28)と、によりエレメント(22)が形成され、
    第1および第2のエレメント(22)が厚み方向に積層されて、前記環状部分(26)で接すると共に、その接する外プレート(2) 間の中間に前記皿状凹陥部(27)がつくる偏平な中間流路(29)が形成され、その中間流路(29)の両端周縁部で外プレート(2) に、その中間流路(29)に連通する連通孔(30)が形成され、
    積層方向の両外側に位置する各外プレート(1) と、それが対向するインナーフィン(6) との間に夫々偏平な第2流路(8) および第3流路(9) が形成され、
    積層された両エレメント(22)の接合面側の各外プレート(2) とそれに対向するインナーフィン(6) との間に夫々偏平な一対の第1流路(7) が前記中間流路(29)を介して3層に形成され、両第1流路(7) どうしが前記連通孔(30)および中間流路(29)を介して偏平なS字状またはZ字状に連通され、
    前記両外側の各外プレート(1) の両端部に一対づつの第2出入口(11)、第3出入口(12)が開口し、その外プレート(1) に、第1出入口(10)が開口すると共に、その開口に整合する位置で前記インナーフィン(6) に、その頂部および側壁に第1連通孔(24)が形成され、その第1出入口(10)と第1連通孔(24)との間が、インナーフィン(6)の波形に沿うU字状欠切部を有する筒状体(25)で連結され、
    隣接する各流路に流通する流体間で熱交換が行われる多流体熱交換器。
  7. 請求項6において、
    夫々の前記第1流路(7) に被冷却用の第1流体(15)が流通し、第2流路(8) および第3流路(9) に夫々別の冷却用の第2流体(16)および第3流体(17)が流通するように構成した多流体熱交換器。
  8. 請求項7において、
    第2流路(8) の第2流体(16)と第3流路(9) の第3流体(17)とが同一方向に流通すると共に、各流路に隣接する夫々の第1流路(7) では、第1流体(15)と第2流体(16)および第3流体(17)とが対向流として流通するように構成された多流体熱交換器。
  9. 請求項5〜請求項8のいずれかにおいて、
    前記インナーフィン(6) の両縁部にフランジ部(6a)が形成され、そのフランジ部(6a)が外プレート(1) または(2) のフランジ部(3) 間に挟持されて固定される多流体熱交換器。
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