JP2001124481A - 熱交換器 - Google Patents
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D9/00—Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
- F28D9/0031—Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one heat-exchange medium being formed by paired plates touching each other
- F28D9/0037—Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one heat-exchange medium being formed by paired plates touching each other the conduits for the other heat-exchange medium also being formed by paired plates touching each other
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D7/00—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
- F28D7/0008—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one medium being in heat conductive contact with the conduits for the other medium
- F28D7/0025—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one medium being in heat conductive contact with the conduits for the other medium the conduits for one medium or the conduits for both media being flat tubes or arrays of tubes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F3/00—Plate-like or laminated elements; Assemblies of plate-like or laminated elements
- F28F3/02—Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations
- F28F3/025—Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations the means being corrugated, plate-like elements
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 各プレート端面間での内部リークを防止する
ことができ、且つ外部洩れの手直しが必要な場合に、ろ
う材または半田材を溜まり易くすることで、作業性を向
上することのできる冷凍サイクル用熱交換器１を提供す
る。 【解決手段】 冷媒流路７と冷却水流路８とに区画する
仕切りプレート４、この仕切りプレート４との間に冷媒
流路７を形成する第１成形プレート５、および仕切りプ
レート４との間に冷却水流路８を形成する第２成形プレ
ート６を板厚方向に重ね合わせて構成された冷凍サイク
ル用熱交換器１において、第１成形プレート５のプレー
ト端部２２のプレート端面と仕切りプレート４のプレー
ト端部２１のプレート端面との間に第１段差２６を設
け、仕切りプレート４のプレート端部２１のプレート端
面と第２成形プレート６のプレート端部２３のプレート
端面との間に第２段差２７を設けた。
ことができ、且つ外部洩れの手直しが必要な場合に、ろ
う材または半田材を溜まり易くすることで、作業性を向
上することのできる冷凍サイクル用熱交換器１を提供す
る。 【解決手段】 冷媒流路７と冷却水流路８とに区画する
仕切りプレート４、この仕切りプレート４との間に冷媒
流路７を形成する第１成形プレート５、および仕切りプ
レート４との間に冷却水流路８を形成する第２成形プレ
ート６を板厚方向に重ね合わせて構成された冷凍サイク
ル用熱交換器１において、第１成形プレート５のプレー
ト端部２２のプレート端面と仕切りプレート４のプレー
ト端部２１のプレート端面との間に第１段差２６を設
け、仕切りプレート４のプレート端部２１のプレート端
面と第２成形プレート６のプレート端部２３のプレート
端面との間に第２段差２７を設けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数枚の成形プレ
ートを板厚方向に重ねて構成された熱交換器に関するも
ので、特に冷媒等の１次側流体と水等の２次側流体との
熱交換を行う冷凍サイクル用熱交換器に係わる。
ートを板厚方向に重ねて構成された熱交換器に関するも
ので、特に冷媒等の１次側流体と水等の２次側流体との
熱交換を行う冷凍サイクル用熱交換器に係わる。
【０００２】
【従来の技術】従来の技術として、例えば３枚の成形プ
レートを板厚方向に重ねて構成された熱交換器がある。
この熱交換器は、図５および図６に示したように、第１
成形プレート１０１と仕切りプレート１０３とで仕切ら
れた１次側流路１１１内を流れる１次側流体と仕切りプ
レート１０３と第２成形プレート１０２で仕切られた２
次側流路１１２内を流れる２次側流体との間で熱交換を
行う。
レートを板厚方向に重ねて構成された熱交換器がある。
この熱交換器は、図５および図６に示したように、第１
成形プレート１０１と仕切りプレート１０３とで仕切ら
れた１次側流路１１１内を流れる１次側流体と仕切りプ
レート１０３と第２成形プレート１０２で仕切られた２
次側流路１１２内を流れる２次側流体との間で熱交換を
行う。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の技術
のように、３枚の成形プレートで構成された熱交換器で
は、各成形プレート１０１〜１０３のプレート端部１０
４〜１０６のプレート端面のろう付けまたは半田付けの
不良（ボイド等）により、外部洩れおよび内部リークが
各成形プレート１０１〜１０３のプレート端部１０４〜
１０６のプレート端面で発生し易い。そして、１次側流
体または２次側流体が外部に洩れた場合、および１次側
流路１１１と２次側流路１１２とが連通した（内部リー
クした）場合には、システム性能が悪化するという問題
が生じている。
のように、３枚の成形プレートで構成された熱交換器で
は、各成形プレート１０１〜１０３のプレート端部１０
４〜１０６のプレート端面のろう付けまたは半田付けの
不良（ボイド等）により、外部洩れおよび内部リークが
各成形プレート１０１〜１０３のプレート端部１０４〜
１０６のプレート端面で発生し易い。そして、１次側流
体または２次側流体が外部に洩れた場合、および１次側
流路１１１と２次側流路１１２とが連通した（内部リー
クした）場合には、システム性能が悪化するという問題
が生じている。
【０００４】そして、各成形プレート１０１〜１０３の
プレート端部１０４〜１０６のプレート端面のろう付け
または半田付けの不良が発生した場合、図５の熱交換器
では、各成形プレート１０１〜１０３のプレート端部１
０４〜１０６のプレート端面が同一平面上に位置してい
るため、ろう材または半田材が着き難いという問題が生
じている。また、図６の熱交換器では、第２成形プレー
ト１０２のプレート端部１０５で第１成形プレート１０
１のプレート端部１０４および仕切りプレート１０３の
プレート端部１０６をかしめているため、内部リークし
た場合は、外部からの手直しがし難く、作業性が悪いと
いう問題が生じている。
プレート端部１０４〜１０６のプレート端面のろう付け
または半田付けの不良が発生した場合、図５の熱交換器
では、各成形プレート１０１〜１０３のプレート端部１
０４〜１０６のプレート端面が同一平面上に位置してい
るため、ろう材または半田材が着き難いという問題が生
じている。また、図６の熱交換器では、第２成形プレー
ト１０２のプレート端部１０５で第１成形プレート１０
１のプレート端部１０４および仕切りプレート１０３の
プレート端部１０６をかしめているため、内部リークし
た場合は、外部からの手直しがし難く、作業性が悪いと
いう問題が生じている。
【０００５】
【発明の目的】本発明の目的は、複数枚の成形プレート
の各プレート端面間に段差を設けることにより、各プレ
ート端面間での内部リークを防止することのできる熱交
換器を提供することにある。また、外部洩れの手直しが
必要な場合でも、ろう材または半田材を各プレート端面
間に設けた段差に溜まり易くすることにより、作業性を
向上することのできる熱交換器を提供することにある。
の各プレート端面間に段差を設けることにより、各プレ
ート端面間での内部リークを防止することのできる熱交
換器を提供することにある。また、外部洩れの手直しが
必要な場合でも、ろう材または半田材を各プレート端面
間に設けた段差に溜まり易くすることにより、作業性を
向上することのできる熱交換器を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の発明に
よれば、複数枚の成形プレートを板厚方向に重ねて構成
された熱交換器において、仕切りプレートと第１成形プ
レートとのプレート端面間、および仕切りプレートと第
２成形プレートとのプレート端面間に段差を設けること
により、各プレート端面が同一平面上に位置しなくなる
ので、内部リークが発生し難くなる。また、１次側流体
または２次側流体の外部洩れが発生した場合でも、ろう
材または半田材が各プレート端面間に設けられた段差に
溜まり易いので、外部からの手直しがし易く、作業性を
向上できる。
よれば、複数枚の成形プレートを板厚方向に重ねて構成
された熱交換器において、仕切りプレートと第１成形プ
レートとのプレート端面間、および仕切りプレートと第
２成形プレートとのプレート端面間に段差を設けること
により、各プレート端面が同一平面上に位置しなくなる
ので、内部リークが発生し難くなる。また、１次側流体
または２次側流体の外部洩れが発生した場合でも、ろう
材または半田材が各プレート端面間に設けられた段差に
溜まり易いので、外部からの手直しがし易く、作業性を
向上できる。
【０００７】請求項２に記載の発明によれば、略波形形
状の第１インナーフィンを１次側流路内に挿入して接合
し、略波形形状の第２インナーフィンを２次側流路内に
挿入して接合することにより、１次側流体から２次側流
体への伝熱効率を向上することができる。
状の第１インナーフィンを１次側流路内に挿入して接合
し、略波形形状の第２インナーフィンを２次側流路内に
挿入して接合することにより、１次側流体から２次側流
体への伝熱効率を向上することができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】〔第１実施形態の構成〕図１およ
び図２は本発明の第１実施形態を示したもので、図１は
冷凍サイクル用熱交換器の主要構成を示した図で、図２
は空調装置の冷凍サイクルの概略構成を示した図であ
る。
び図２は本発明の第１実施形態を示したもので、図１は
冷凍サイクル用熱交換器の主要構成を示した図で、図２
は空調装置の冷凍サイクルの概略構成を示した図であ
る。
【０００９】本実施形態の冷凍サイクル用熱交換器１
は、空調装置（エアコンシステム）の冷凍サイクルの一
構成部品を成す冷媒凝縮器（コンデンサ）である。ここ
で、空調装置の冷凍サイクルは、吸入した冷媒を圧縮し
て吐出する冷媒圧縮機（コンプレッサ）１１と、この圧
縮された冷媒を冷却水と熱交換して凝縮液化させる上記
の冷凍サイクル用熱交換器１と、この凝縮液化された冷
媒を減圧膨張させる膨張弁１２と、この減圧膨張された
冷媒を蒸発気化させる冷媒蒸発器（エバポレータ）１３
と、これらを環状に接続する冷媒配管とから構成されて
いる。なお、冷媒蒸発器１３は、図示しないケーシング
内から室内に吹き出される空気を冷却する冷却用熱交換
器として働いたり、冷媒と熱交換する水道水を冷却する
冷却用熱交換器として働く。
は、空調装置（エアコンシステム）の冷凍サイクルの一
構成部品を成す冷媒凝縮器（コンデンサ）である。ここ
で、空調装置の冷凍サイクルは、吸入した冷媒を圧縮し
て吐出する冷媒圧縮機（コンプレッサ）１１と、この圧
縮された冷媒を冷却水と熱交換して凝縮液化させる上記
の冷凍サイクル用熱交換器１と、この凝縮液化された冷
媒を減圧膨張させる膨張弁１２と、この減圧膨張された
冷媒を蒸発気化させる冷媒蒸発器（エバポレータ）１３
と、これらを環状に接続する冷媒配管とから構成されて
いる。なお、冷媒蒸発器１３は、図示しないケーシング
内から室内に吹き出される空気を冷却する冷却用熱交換
器として働いたり、冷媒と熱交換する水道水を冷却する
冷却用熱交換器として働く。
【００１０】冷凍サイクル用熱交換器１は、例えばアル
ミニウム合金、あるいはアルミニウムよりも耐食性に優
れた耐食性金属（例えばステンレスを主成分とする金
属）をプレス成形することにより所定形状に成形された
３枚の成形プレートを板厚方向に重ね合わせることによ
って構成されている。
ミニウム合金、あるいはアルミニウムよりも耐食性に優
れた耐食性金属（例えばステンレスを主成分とする金
属）をプレス成形することにより所定形状に成形された
３枚の成形プレートを板厚方向に重ね合わせることによ
って構成されている。
【００１１】そして、冷凍サイクル用熱交換器１は、冷
媒用入口側タンクと冷媒用出口側タンクとの間に接続さ
れた冷媒用チューブ２と、冷却水用入口側ヘッダと冷却
水用出口側ヘッダとの間に接続された冷却水用チューブ
３とを備え、これらの冷媒用チューブ２と冷却水用チュ
ーブ３とをろう付けまたは半田付け等の接合手段を用い
て熱的に密に接合している。
媒用入口側タンクと冷媒用出口側タンクとの間に接続さ
れた冷媒用チューブ２と、冷却水用入口側ヘッダと冷却
水用出口側ヘッダとの間に接続された冷却水用チューブ
３とを備え、これらの冷媒用チューブ２と冷却水用チュ
ーブ３とをろう付けまたは半田付け等の接合手段を用い
て熱的に密に接合している。
【００１２】冷媒用チューブ２は、仕切りプレート４お
よび第１成形プレート５により形成されて、これらの仕
切りプレート４と第１成形プレート５との間には、冷媒
流路（本発明の１次側流路に相当する）７が形成されて
いる。
よび第１成形プレート５により形成されて、これらの仕
切りプレート４と第１成形プレート５との間には、冷媒
流路（本発明の１次側流路に相当する）７が形成されて
いる。
【００１３】また、冷却水用チューブ３は、冷媒用チュ
ーブ２と兼用する仕切りプレート４および第２成形プレ
ート６により形成されて、これらの仕切りプレート４と
第２成形プレート６との間には、冷却水流路（本発明の
２次側流路に相当する）８が形成されている。
ーブ２と兼用する仕切りプレート４および第２成形プレ
ート６により形成されて、これらの仕切りプレート４と
第２成形プレート６との間には、冷却水流路（本発明の
２次側流路に相当する）８が形成されている。
【００１４】仕切りプレート４は、内部を冷媒（１次側
流体）が流れる冷媒流路７と内部を冷却水（２次側流
体）が流れる冷却水流路８とを液密的に区画している。
仕切りプレート４および第１、第２成形プレート５、６
は、中央部がカップ形状に凹んでおり、両端縁にプレー
ト端部２１〜２３を有し、各成形プレートの板厚方向に
重ね合わされている。
流体）が流れる冷媒流路７と内部を冷却水（２次側流
体）が流れる冷却水流路８とを液密的に区画している。
仕切りプレート４および第１、第２成形プレート５、６
は、中央部がカップ形状に凹んでおり、両端縁にプレー
ト端部２１〜２３を有し、各成形プレートの板厚方向に
重ね合わされている。
【００１５】これらのうち第１成形プレート５のプレー
ト端部２２は、平板形状に形成されており、仕切りプレ
ート４および第２成形プレート６のプレート端部２１、
２３の先端部は、プレート端部２２を包み込むように横
Ｕ字形状にかしめられている。そして、プレート端部２
１は、プレート端部２２よりも図示左右方向の長さが大
きく、プレート端部２３よりも図示左右方向の長さが短
い。
ト端部２２は、平板形状に形成されており、仕切りプレ
ート４および第２成形プレート６のプレート端部２１、
２３の先端部は、プレート端部２２を包み込むように横
Ｕ字形状にかしめられている。そして、プレート端部２
１は、プレート端部２２よりも図示左右方向の長さが大
きく、プレート端部２３よりも図示左右方向の長さが短
い。
【００１６】仕切りプレート４のプレート端部２１と第
１成形プレート５のプレート端部２２とは、ろう付けま
たは半田付けにより熱的に密に接合されており、仕切り
プレート４のプレート端部２１と第２成形プレート６の
プレート端部２３とは、ろう付けまたは半田付けにより
熱的に密に接合されている。
１成形プレート５のプレート端部２２とは、ろう付けま
たは半田付けにより熱的に密に接合されており、仕切り
プレート４のプレート端部２１と第２成形プレート６の
プレート端部２３とは、ろう付けまたは半田付けにより
熱的に密に接合されている。
【００１７】そして、冷媒流路７内には、図示左右方向
に多数の冷媒通路７ａを形成すると共に、冷媒から冷却
水への伝熱効率を向上させるための略波形形状の第１イ
ンナーフィン２４が挿入されてろう付けまたは半田付け
により熱的に密に接合されている。
に多数の冷媒通路７ａを形成すると共に、冷媒から冷却
水への伝熱効率を向上させるための略波形形状の第１イ
ンナーフィン２４が挿入されてろう付けまたは半田付け
により熱的に密に接合されている。
【００１８】また、冷却水流路８内には、図示左右方向
に多数の冷却水通路８ａを形成すると共に、冷却水から
冷媒への伝熱効率を向上させるための略波形形状の第２
インナーフィン２５が挿入されてろう付けまたは半田付
けにより熱的に密に接合されている。
に多数の冷却水通路８ａを形成すると共に、冷却水から
冷媒への伝熱効率を向上させるための略波形形状の第２
インナーフィン２５が挿入されてろう付けまたは半田付
けにより熱的に密に接合されている。
【００１９】そして、第１成形プレート５のプレート端
部２２のプレート端面と仕切りプレート４のプレート端
部２１のプレート端面との間には、第１段差２６が形成
されている。また、仕切りプレート４のプレート端部２
１のプレート端面と第２成形プレート６のプレート端部
２３のプレート端面との間には、第２段差２７が形成さ
れている。これらの第１、第２段差２６、２７は、仕切
りプレート４、第２成形プレート６のプレート端部２
１、２３の板厚分の高さを有し、ろう付け時または半田
付け時に、ろう材または半田材が溜まる溜まり部として
機能する。
部２２のプレート端面と仕切りプレート４のプレート端
部２１のプレート端面との間には、第１段差２６が形成
されている。また、仕切りプレート４のプレート端部２
１のプレート端面と第２成形プレート６のプレート端部
２３のプレート端面との間には、第２段差２７が形成さ
れている。これらの第１、第２段差２６、２７は、仕切
りプレート４、第２成形プレート６のプレート端部２
１、２３の板厚分の高さを有し、ろう付け時または半田
付け時に、ろう材または半田材が溜まる溜まり部として
機能する。
【００２０】〔第１実施形態の作用〕次に、本実施形態
の冷凍サイクル用熱交換器１の作用を図１および図２に
基づいて簡単に説明する。
の冷凍サイクル用熱交換器１の作用を図１および図２に
基づいて簡単に説明する。
【００２１】冷媒圧縮機の吐出口より吐出された高温、
高圧の冷媒ガスは、冷媒配管を通って冷媒用入口側タン
ク内に流入する。そして、冷媒用入口側タンク内に流入
した冷媒ガスは、冷媒用チューブ２に形成された冷媒流
路７内に流入して冷媒流路７を通過する際に冷却水と熱
交換して凝縮液化される。そして、液化された冷媒は、
冷媒用出口側タンク内に流入した後に、冷媒配管を通っ
て膨張弁に向かう。
高圧の冷媒ガスは、冷媒配管を通って冷媒用入口側タン
ク内に流入する。そして、冷媒用入口側タンク内に流入
した冷媒ガスは、冷媒用チューブ２に形成された冷媒流
路７内に流入して冷媒流路７を通過する際に冷却水と熱
交換して凝縮液化される。そして、液化された冷媒は、
冷媒用出口側タンク内に流入した後に、冷媒配管を通っ
て膨張弁に向かう。
【００２２】一方、冷却装置から冷却水用入口側ヘッダ
内に流入した冷却水は、冷却水用チューブ３の冷却水流
路８内に流入して、冷却水流路８を通過する際に冷媒ガ
スと熱交換して加熱されて温水となる。そして、温水
は、冷却水用出口側ヘッダ内に流入した後に、冷却装置
に向かう。
内に流入した冷却水は、冷却水用チューブ３の冷却水流
路８内に流入して、冷却水流路８を通過する際に冷媒ガ
スと熱交換して加熱されて温水となる。そして、温水
は、冷却水用出口側ヘッダ内に流入した後に、冷却装置
に向かう。
【００２３】〔第１実施形態の効果〕以上のように、本
実施形態の冷凍サイクル用熱交換器１は、仕切りプレー
ト４、第１成形プレート５および第２成形プレート６の
各プレート端部２１〜２３の各プレート端面間に第１、
第２段差２６、２７を設けている。それによって、プレ
ート端部２１〜２３のプレート端面位置が同一平面上に
位置していないので、内部リークの発生がし難くなり、
冷媒流路７と冷却水流路８とが連通し難くなる。
実施形態の冷凍サイクル用熱交換器１は、仕切りプレー
ト４、第１成形プレート５および第２成形プレート６の
各プレート端部２１〜２３の各プレート端面間に第１、
第２段差２６、２７を設けている。それによって、プレ
ート端部２１〜２３のプレート端面位置が同一平面上に
位置していないので、内部リークの発生がし難くなり、
冷媒流路７と冷却水流路８とが連通し難くなる。
【００２４】これにより、冷媒または冷却水が外部に洩
れ出したり、冷媒と冷却水が混ざり合ったりすることを
抑制することができ、エアコンシステムの性能の悪化を
防止できる。それと同時に、プレート端面のろう付けま
たは半田付けの不良（ボイド等）により、冷媒または冷
却水の外部洩れが発生した場合でも、ろう材または半田
材が第１、第２段差２６、２７に溜まり易く、着き易い
ので、外部からの手直しがし易く、作業性を向上でき
る。
れ出したり、冷媒と冷却水が混ざり合ったりすることを
抑制することができ、エアコンシステムの性能の悪化を
防止できる。それと同時に、プレート端面のろう付けま
たは半田付けの不良（ボイド等）により、冷媒または冷
却水の外部洩れが発生した場合でも、ろう材または半田
材が第１、第２段差２６、２７に溜まり易く、着き易い
ので、外部からの手直しがし易く、作業性を向上でき
る。
【００２５】〔第２実施形態〕図３は本発明の第２実施
形態を示したもので、冷凍サイクル用熱交換器の主要構
成を示した図である。
形態を示したもので、冷凍サイクル用熱交換器の主要構
成を示した図である。
【００２６】本実施形態では、第１、第２成形プレート
５、６の平板形状のプレート端部２２、２３よりも仕切
りプレート４の平板形状のプレート端部２１の長さを大
きくすることで、プレート端部２１、２２間に第１段差
２６を設け、プレート端部２１、２３間に第２段差２７
を設けている。それによって、第１実施形態と同様な効
果を達成することができる。
５、６の平板形状のプレート端部２２、２３よりも仕切
りプレート４の平板形状のプレート端部２１の長さを大
きくすることで、プレート端部２１、２２間に第１段差
２６を設け、プレート端部２１、２３間に第２段差２７
を設けている。それによって、第１実施形態と同様な効
果を達成することができる。
【００２７】〔第３実施形態〕図４は本発明の第３実施
形態を示したもので、冷凍サイクル用熱交換器の主要構
成を示した図である。
形態を示したもので、冷凍サイクル用熱交換器の主要構
成を示した図である。
【００２８】本実施形態では、第１成形プレート５の平
板形状のプレート端部２２よりも仕切りプレート４の平
板形状のプレート端部２１の長さを大きくし、更にプレ
ート端部２１よりも第２成形プレート６の平板形状のプ
レート端部２３の長さを大きくすることで、プレート端
部２１、２２間に第１段差２６を設け、プレート端部２
１、２３間に第２段差２７を設けている。それによっ
て、第１実施形態と同様な効果を達成することができ
る。
板形状のプレート端部２２よりも仕切りプレート４の平
板形状のプレート端部２１の長さを大きくし、更にプレ
ート端部２１よりも第２成形プレート６の平板形状のプ
レート端部２３の長さを大きくすることで、プレート端
部２１、２２間に第１段差２６を設け、プレート端部２
１、２３間に第２段差２７を設けている。それによっ
て、第１実施形態と同様な効果を達成することができ
る。
【００２９】〔他の実施形態〕本実施形態では、本発明
を、室内を空調する空調装置の冷凍サイクル用熱交換器
（冷媒凝縮器）１に適用した例を説明したが、本発明
を、冷凍サイクルの冷媒蒸発器に適用しても良く、ま
た、住宅の風呂や台所への給湯を行うヒートポンプ式給
湯装置に使用しても良い。
を、室内を空調する空調装置の冷凍サイクル用熱交換器
（冷媒凝縮器）１に適用した例を説明したが、本発明
を、冷凍サイクルの冷媒蒸発器に適用しても良く、ま
た、住宅の風呂や台所への給湯を行うヒートポンプ式給
湯装置に使用しても良い。
【００３０】ここで、本実施形態で用いるろう付けまた
は半田付けとは、母材より融点の低い金属を溶融添加し
て接合する方法で、融点が４５０℃以上の場合を硬ろう
付け、融点が４５０℃以下を軟ろう付けまたは半田付け
と言う。また、各成形プレートのろう付けは、真空中ま
たは還元性の雰囲気中で行っても良い。
は半田付けとは、母材より融点の低い金属を溶融添加し
て接合する方法で、融点が４５０℃以上の場合を硬ろう
付け、融点が４５０℃以下を軟ろう付けまたは半田付け
と言う。また、各成形プレートのろう付けは、真空中ま
たは還元性の雰囲気中で行っても良い。
【００３１】そして、各成形プレートのろう付けの際に
は、フラックス（溶剤）を用いて濡れを促進させるよう
にしても良い。そして、ろう材の種類としては、銀ろ
う、黄銅ろう、洋銀ろう、金ろう、耐熱合金用ろう、鉄
ろう、アルミニウムろう等がある。
は、フラックス（溶剤）を用いて濡れを促進させるよう
にしても良い。そして、ろう材の種類としては、銀ろ
う、黄銅ろう、洋銀ろう、金ろう、耐熱合金用ろう、鉄
ろう、アルミニウムろう等がある。
【００３２】そして、各成形プレートの材料として、片
面または両面にアルミニウムろうを均一にクラッドした
圧延板ブレージングシートを使用しても良い。これによ
れば、別にろう材を添加しなくても表面にクラッドされ
たろう材が流れて各成形プレート間の接合箇所をろう付
けできる。
面または両面にアルミニウムろうを均一にクラッドした
圧延板ブレージングシートを使用しても良い。これによ
れば、別にろう材を添加しなくても表面にクラッドされ
たろう材が流れて各成形プレート間の接合箇所をろう付
けできる。
【図１】冷凍サイクル用熱交換器の主要構成を示した断
面図である（第１実施形態）。
面図である（第１実施形態）。
【図２】空調装置の冷凍サイクルの概略構成を示した構
成図である（第１実施形態）。
成図である（第１実施形態）。
【図３】冷凍サイクル用熱交換器の主要構成を示した断
面図である（第２実施形態）。
面図である（第２実施形態）。
【図４】冷凍サイクル用熱交換器の主要構成を示した断
面図である（第３実施形態）。
面図である（第３実施形態）。
【図５】熱交換器の主要構成を示した断面図である（従
来の技術）。
来の技術）。
【図６】熱交換器の主要構成を示した断面図である（従
来の技術）。
来の技術）。
１ 冷凍サイクル用熱交換器 ４ 仕切りプレート ５ 第１成形プレート ６ 第２成形プレート ７ 冷媒流路（１次側流路） ８ 冷却水流路（２次側流路） ２１ プレート端部 ２２ プレート端部 ２３ プレート端部 ２４ 第１インナーフィン ２５ 第２インナーフィン ２６ 第１段差 ２７ 第２段差
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河地 典秀 愛知県刈谷市昭和町１丁目１番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 沖ノ谷 剛 愛知県刈谷市昭和町１丁目１番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 山本 憲 愛知県刈谷市昭和町１丁目１番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 小早川 智明 神奈川県横浜市鶴見区江ケ崎町４番１号 東京電力株式会社内 (72)発明者 草刈 和俊 神奈川県横浜市鶴見区江ケ崎町４番１号 東京電力株式会社内 (72)発明者 斉川 路之 神奈川県横須賀市長坂２−６−１ 財団法 人電力中央研究所 横須賀研究所内 Ｆターム(参考） 3L103 AA01 AA13 BB42 CC02 CC30 DD09 DD18 DD32 DD53
Claims (2)
- 【請求項１】内部を１次側流体が流れる１次側流路と内
部を２次側流体が流れる２次側流路とを液密的に区画す
る仕切りプレートと、前記仕切りプレートとの間に前記
１次側流路を形成する第１成形プレートと、前記仕切り
プレートとの間に前記２次側流路を形成する第２成形プ
レートとを備え、 複数枚の成形プレートを板厚方向に重ねて構成された熱
交換器において、 前記仕切りプレート、前記第１成形プレートおよび前記
第２成形プレートの各プレート端面間に段差を設けてい
ることを特徴とする熱交換器。 - 【請求項２】請求項１に記載の熱交換器において、 前記１次側流路内には、略波形形状の第１インナーフィ
ンが挿入されて接合されており、 前記２次側流路内には、略波形形状の第２インナーフィ
ンが挿入されて接合されていることを特徴とする熱交換
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30852699A JP2001124481A (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30852699A JP2001124481A (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | 熱交換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001124481A true JP2001124481A (ja) | 2001-05-11 |
Family
ID=17982103
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30852699A Pending JP2001124481A (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | 熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001124481A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003214778A (ja) * | 2002-01-24 | 2003-07-30 | Sanyo Electric Co Ltd | 熱交換器及び熱交換器の製造方法並びにヒートポンプ式給湯機 |
| JP2003222479A (ja) * | 2002-01-31 | 2003-08-08 | Sanyo Electric Co Ltd | 熱交換器及びヒートポンプ式給湯機 |
| JP2004150760A (ja) * | 2002-10-31 | 2004-05-27 | Denso Corp | 熱交換器 |
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| JP2006010130A (ja) * | 2004-06-23 | 2006-01-12 | T Rad Co Ltd | 多流体熱交換器 |
| JP2015025626A (ja) * | 2013-07-26 | 2015-02-05 | アイシン精機株式会社 | 熱交換装置 |
| KR101646484B1 (ko) * | 2016-01-15 | 2016-08-09 | 지에이씨피 주식회사 | 동 커넥터를 구비한 판형 열교환기의 제작 방법 |
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| JP2018109476A (ja) * | 2017-01-05 | 2018-07-12 | 株式会社ユタカ技研 | 熱交換器 |
| WO2020100533A1 (ja) * | 2018-11-16 | 2020-05-22 | 株式会社村田製作所 | ベーパーチャンバー |
-
1999
- 1999-10-29 JP JP30852699A patent/JP2001124481A/ja active Pending
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| US11555656B2 (en) | 2018-11-16 | 2023-01-17 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Vapor chamber |
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