JPH05239750A - 円形よこ編み機及び外観に変化をつけた製品の円形よこ編み方法 - Google Patents

円形よこ編み機及び外観に変化をつけた製品の円形よこ編み方法

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JPH05239750A
JPH05239750A JP3304082A JP30408291A JPH05239750A JP H05239750 A JPH05239750 A JP H05239750A JP 3304082 A JP3304082 A JP 3304082A JP 30408291 A JP30408291 A JP 30408291A JP H05239750 A JPH05239750 A JP H05239750A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多様性に富む編み製品を高い生産性で生産で
きる円形よこ編み機を提供することを目的とする。 【構成】 複数の編み針84を平行な多数の案内溝82
に滑動可能に保持した編み針支持シリンダー80が回転
することにより編み針84を上下に移動させるべく、編
み針84の下端のカム突合せ304を外部静止スリーブ
86の内側面のカム軌道340に係合させているのを、
該編み針84の中間的本体部分308が弾性的に曲がり
うるようにこの部分を細くし、この曲げの選択的発生4
00により、編み針84の下端のカム突合せ304が該
カム軌道340に選択的に係合、離脱するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は円形よこ編み機に関するものであ
り、より詳しくは、短靴下及び長靴下双方の範疇の外観
に変化をつけた靴下、選択的に模様をつけた織物などの
如き種々の形状にした、及び/または、模様をつけた管
状のニツトウエア種目の経済的で高速の製作用の改良さ
れた性質の選択的にプログラム化しうる、電子制御式管
状よこ編み機に関するものである。
【0002】ここに関心ある一般型の円形よこ編み機は
この業界では古くもあり公知でもある。円形よこ編み機
操作に決定的な基本的指針は70年をも越えて続いて居
り、その間の機関は、総体的に比較的小さく、且、本質
的に単一の部品改良の進行を特徴とし、総てが機械速度
及び/または適応性を増大する全体目的に向けられてい
たが、しかし、全体的に基本的構造ないし運転様式から
は根本的に離れたものが少ないかまたは無かった。
【0003】今日の商業的操作で使用されている機械の
変種は多数であるけれども、商業的に入手しうる円形よ
こ編み機の総てではなくても大抵は、それの外表面上に
多数の縦溝を有し、該溝の各個がそれの中に単一の摩擦
的に抑制されているがしかし往復的に移動しうる編み針
部材をつけた回転可能で移動しうる円筒部材を慣例的に
含んでいる。そうした針は糸口場所に対して選択的に移
動されて、順次に針と糸との係合を出来うるようにし、
また、係合された糸を製作されている物品の前に編まれ
た部分に係合される糸を導き入れうるようにする。公知
の編み針部材構成の中で最も普通に使用されたのは、縦
針の開放位置と縦針閉塞位置との間に回転可能に移動可
能な針要素の縦針をつけている端に枢動可能に装着され
ているべら素子を使用しているいわゆる“メリヤス”針
である。別の変形の所謂「複合」針は各針要素と組合さ
っている分離した独立に移動できる縦方向に往復運動し
うる閉じ用素子を使っている。そうした複合針構造は織
物品質と織物形成の速度との双方に於て、ストロークの
長さの縮小と積極的閉じ用素子制御を許して長く著しい
利点を与えてきた。しかしながら、そうした利点は決し
て実質的な商業的な実現に到らなかった。他の公知の針
構造は、所謂“ばねひげ”針で、これは回転する編み用
円筒に縦に往復運動しない。そうした針らの共通な使用
分野はセーターや類似の物品の製作にあった。
【0004】編み用円筒の周辺上のそれぞれの径路形成
及び制限用溝内で、最も普通に使用されるメリヤス針に
対する個々の針往復運動は上昇用カムとの針係合によっ
て始められ行われる。そして後者は代って、選択的に形
状を付された「選定ジヤツキ」によって運転するよう制
御されている。代って、各々の選定ジヤツキは、押器、
カムによる半径方向移動後にジヤツキカムが誘起する移
動により垂直に作動される。組合されている制御選択器
で、従来は、選定ジヤツキに代って接触する選定器板カ
ムに係合するように適合されている回転するドラムなど
の上の突出したピンは、選定ジヤツキをジヤツキカムに
組合せたり引離したりするように操作する。選定ジヤツ
キがジヤツキカムにより移動されると、それは伸長用カ
ムを針に突当るよう上げて、隣のカム軌道などと運転的
駆動係合になるようにする。そうした装置では、制御部
材と選定ジヤツキ接合輪郭とのピン位置設定は、針を、
それらそれぞれの選定ジヤツキの中間移動によって選択
的に移動し、組合されているカム軌道と運転的係合に入
らせ、それにより往復運動可能の針移動の性質と程度と
の双方を制御する機械的プログラムで、またそれが代っ
て、加工品外形と模様付けの少なくとも部分的に決定的
なものを本質上構成する。そうした機械的にプログラム
化された機械では、選定ジヤツキは通常選択的に輪郭付
けされていて、そうしたジヤツキは機械的プログラム付
け装置と共に、製作されつつある製品に外形ないし模様
変化が含まれるときはいつも、修正され、及び/または
置換えられねばならない。即ち、そうした従来の円形よ
こ編み機は特殊の形状及び/又は模様を与えられた製品
に対して生ずるように機械的にプログラムされうるけれ
ども、それらはまたいつでも製品の形状及び/又は模様
が変えられるべき時は、根本的に修正されねばならず、
高度の熟練者を要する比較的に時間消費的で高価な手作
業である。そうした必要なプログラム修正の一つの実用
的結果は、過剰の機械停止時間が、もしも装置が特殊の
生産注文の完了後に操作を続けることを許されたなら
ば、望まぬ在庫品目録の編成になる。上に関連して、従
来の機械構造は一般的にまた、機械的プログラム化を決
まった織物供給場所に於ける「ひだつけ」と「浮き織
り」との間の選択か、または、「編み」と「浮き織り」
との間の選択かに制限するように運転される。従来の機
械的構造または、これまで電子工学的にプログラム可能
の機械は、各々の織物供給位置で「編み」と「ひだと
り」と「浮かし」操作らの間のジヤカード選択を規定し
ていない。
【0005】上に記した時間消費的で高価な、手動プロ
グラム修正の性質の外に、従来の円形よこ編み機はま
た、何らか認めうる位の操作の連続性を維持するために
は、そのような高度熟練者が直ちに得られるということ
に高度かつ不当に依存している。必要とされる連続した
設定及び保守操作の間には、針素子がそれの摩擦的係合
の必要程度を維持して、編み筒上の細隙内でそれがうっ
かり移動するのを避けるようにする針素子の曲げ又は
「設定」と、摩耗に合せるために、カム軌道などの摩擦
的に係合された表面の部分形状直しや再形成を含む部品
の選択的修正とが必要である。
【0006】一層近年にわたって、かつ、機械の適応性
を増加してもっと大きい織物模様複雑性に合せる努力の
中で、円形よこ編み機内に電気−機械的針選定及び移動
制御装置を内蔵せしめる試みでテープ制御ソレノイドな
どにより選定ジヤツキ移動を作動せしめるようにするこ
となどが行われた。しかしながら、そうした改良は、少
なくとも今日では、単に程度のものだけであって、不当
な動力消費、操作の遅い速度、操作的信頼性の欠除等を
実用上考慮されたため、どうにも広汎には商業的に使用
されていない。
【0007】商業的円形よこ編み機はまた、多数の「シ
ンカー」部材を使用し、それは編み用シリンダーに対
し、また、針移動の径路に完全に垂直な径路内にて各個
に半径方向に往復可能であり、織物供給と個別の針部材
と、ステツチ引き及びステツチ抑制操作を行うのに協力
する。そうしたシンカーは従来は、回転可能編み筒と共
に回転しうる内部シンカーポツト又は外部シンカー床板
上に装着され、それに対して個々に半径方向に別々のカ
ム軌道により移動される。従来は、個々の半径方向シン
カー移動の開始と程度とは、そうしたカム軌道の性質に
より選択的に決められている。或る最近の進歩は、糸張
力と機械段を減ずるためにそれの半径方向移動の中間期
間にシンカー部材を垂直方向に独立に動かす制限された
可能性を内蔵せしめることに向けられた。しかしなが
ら、そうした進歩は目下、大いにそれに付随する機械的
問題のせいで、単に制限された商業的用途があったのみ
である。
【0008】織物編みに従来使用された円形よこ編み機
は、編み筒回転の単一方向しか使用しないけれども、靴
下製作に従来使用された円形よこ編み機は、屡々、編み
筒回転の方向の逆転を行う手段を内蔵している。しかし
ながら、そうした機械は、機械設計に従って、反対方向
へ単なる決った距離だけしか横行し得なかった。そうし
た機械もまた、二つの個々に非対称的で、本質的に18
0度位相ずれないし逆転カム軌道輪郭を使用し、各々が
それの中で単一方向針素子運動のみに合うように適合さ
れていて、そうした二方向編み筒移動に対してステツチ
引き及びべら一掃操作を達成するようになっている。そ
うした標準構造では、単に二つの個々に非対称のカム軌
道が使われているのみではなくて、そうしたカム軌道は
必然的に交差ないし接合点で「開いて」居り、その場合
で針部材は垂直方向に希望しない及び/又は、制御され
ていない移動をうける。上に記した如く、従来の円形よ
こ編み機では、針の移動は、通常針運動を抑制している
摩擦力に抗して行われる。そうしてそうした摩擦力は通
常、開いたカム軌道交差点などで起り得る希望せぬ、非
意図的針運動を抑制するように働く唯一の力である。
【0009】従来の円形よこ編み機は又、編み操作に於
て糸に係合する素子が、それの上の軌道形成用表面の性
質に従ってと、そうした部品が他の機械部品に対して如
何に位置付けられているかに従って、双方で、取るとこ
ろの移動径路の性質を決めるものであるところの多数の
選択的に置きうる部品によっても全体的に特徴づけられ
ている。この二つの可変な環境内では、制御軌道表面双
方の輪郭と部品らの位置付けとの双方の修正は、各機械
内の各糸供給に対して、製作されつつある製品の肉眼的
に観察された性質に従って、最も普通には手動的に行わ
れる。そうした手動的修正と位置調整とは、個々の保守
者の希望に従って行われるのみでなく、どの機械も、そ
れの構造とそれの操作とに於て有効に独自になるのみで
なく、繰返しの基底での操作の信頼性の蓄積的欠除を伴
うという、蓄積的結果になる。
【0010】円形よこ編み機に所謂「テリー織布」型の
表面を形成する可能性を、編まれる物品の全体または一
部分で、短靴下の足裏及び/又は、かかと部分に着用者
の具合良さと耐久性との双方を高めるために内蔵させる
ことが屡々望ましい。そうした「テリー織布」の表面は
編物の中に多数の伸びている糸のループで、従来、「テ
リー織ループ」と命名されているものを内蔵させること
で形成される。大抵の円形よこ編み機では、そうした
「テリー織ループ」の形成は、ステツチ引き操作の間に
収斂する糸を分割するに役立つ高地をつけたシンカーの
使用で従来行われている。他の円形よこ編み機はテリー
織「ビツト」またはテリー織「道具」として知られてい
る補助的糸供給係合素子を使用する。後者の型の構造で
は、テリー織ビツトは従来、編み筒に対して個別の半径
方向移動をするように、かつ、針移動の径路に直角な径
路に、上に置かれた懸吊された箱組装置内テリー織ダイ
ヤルの中に編み筒と同軸にして装着されている。そうし
たテリービツトは二つの静止カム軌道の一つと選択的に
係合可能であるカム突合せを通例含んでいる。テリービ
ツトカム突合せがそうしたカム軌道の一つの中に操作的
に係合されると、テリービツトは適当に半径方向移動を
うけ、往復している針と糸送り機構と協力して希望のテ
リーループを形成する。それと対照的に区別して、テリ
ービツトカム突合せが他のカム軌道内に置かれると、テ
リービツトは針移動路と糸口から出た縮退位置中に位置
付けられ、またそうして有効に非操作的にされる。
【0011】上に指摘した如くに、ここで関心ある型の
円形よこ編み機の進歩は、全体的に比較的小さく、本質
的に単一の部品改良で基本的構造または操作方式から少
ししか、または全く根本的離脱していない。しかしなが
ら、近年つきまとっていた経済的圧力は、増大した模様
と輪郭可能性一般に関して著しく信頼性が増大し、融通
性が拡大し、入手に制限がある高度熟練した設定保守用
人材へ依存する事が著しく少なくなった円形よこ編み機
と、操作速度が著しく増大し、従って単位生産速度がよ
り高く、更に製品または模様変化かに合うように機械切
換えに要する時間が減少した円形よこ編み機に対する長
く認められかつ続いた需要が強調される様になってい
た。しかしながら、不幸にも、商業的に入手可能な円形
よこ編み機はそうした需要には合わなかった。そして現
在のところ、下記の如き不可能な事が一般に一つ以上あ
り、それの正味の影響で、信頼性、融通性、操作速度、
生産の経済性が著しく増した改良された円形よこ編み機
の提供という望ましい目標の達成は有効にはばまれてし
まった。
【0012】そうした永く認められていた不可能性のう
ちには、機械操作の信頼性の先天的欠除;製品または模
様変更に合わせる機械修正に要する過度な休業時間;個
々の保守者の独自の能力への過度な依存;目視的製品観
察からせまられる緊急性に従っての個々の機械部品の累
積的修正;垂直に固定されたふち乃至シンカーと組合せ
て、45度以下の針バツトカム軌道傾斜を使用する必要
に直接に起因するステツチ引き速度の制限;針往復運動
に独立にべら素子移動を積極的に制御することがメリヤ
ス針を使用する機械で不可能なこと、ステツチ長の有効
制御の欠除;必要とされる針移動長さの過剰;機械的針
選択と動力使用とに固有の速度制限と、電気機械的針選
択に伴って居り、また、針移動の性質と程度を制御して
いる表面遮断されたカム軌道の慣習的使用に於ての速度
制限;均等な糸供給を保証する有効な手段の欠除;糸張
力と直ぐ先行している編み操作からの糸の奪い返しとそ
の結果の製品変更を制御することの不可能性;決められ
た編み筒直径に対する360度周辺以内での許容しうる
糸供給場所数の制限;希望されたプログラム化された操
作に比較して、制作されつつある製品の目視的観察以外
では、進行している実際の編み操作状況の気付きの根本
的欠除;テリー織ループ長を選択的に変更する不可能
さ;複数の同時糸供給を利用することと、各供給から均
一な織物を造ることの不可能性;及び編み筒が往復運動
的または二方向式操作様式になっている時に対称的に運
転することの不可能性、等がある。
【0013】先述のことは、現状の技術の円形よこ編み
機の、先天的でないにせよ、一般的に特徴的な構造的及
び操作的制限である。本発明はこれから後に記される如
くに、従来技術からの決定的離脱を若干の基本的円形よ
こ編み機操作段階と、部品下部装置に行って居り、その
ことの個々及び組合せた影響は著しく改良された電子工
学的に予めプログラム化できる円形よこ編み機構造を提
供するものであって、機械操作と部品移動の新規な方法
を内蔵し、商業的に重要で直ぐに実現可能な改良を製品
輪郭と模様の融通性を著しく増大した速度で行い、改良
された操作上の信頼性があり、それからと、及び、高度
に熟練した保守及び操作用人員への従属性の減少とから
の付随的経済性がある。
【0014】上に記した如くに、本発明は種々の形状に
し模様にした管状ニツトウエア種目の経済的高速度生産
用の著しく改良された性質と信頼性の選択的プログラム
可能な、電子工学的制御円形よこ編み機から成ってい
る。そうした改良機械は若干の基本的円形よこ編み機部
品とそれの操作様式とについての著しい改良を組合せて
構成され、かつ、それを特徴として居り、それらは個別
的及び集合的に、種々の形状にし模様にした管状ニツト
ウエア種目の信頼しうる高速かつ経済的生産と言う希望
する目的の達成に寄与するに役立っている。
【0015】始めの方向付けと便宜とのために、本発明
はそれを大ざっぱに見て、相対的重要性に関し順序なし
に、次のものを含んでいる。
【0016】(1) 円形よこ編み機用の改良された編み
の方法で、それでは、糸に係合している編み用素子は隣
接する糸口位置の間でも、また隣接する糸口位置の間の
中間位置に対しても対称的である積極的に制御された径
路内で選択的に移動され、かくして、糸に係合している
編み用素子移動の同じ路を、糸口場所への編み用素子近
接の方向に独立なステツチを引いたり消したりする双方
に使用することを許すもの。
【0017】(2) 如何なる糸供給場所に於ても、また
そうした糸供給場所への編み用素子近接の方向とは独立
に、如何なる編み用素子上へも、編み、縫いひだつけ、
または、浮き織りの能力を与えるところの、円形よこ編
み機用の改良された編み方法。
【0018】(3) 編み用素子移動の径路の操作的制御
が、隣接する糸口場所の中間の場所で、かつ、そこへの
編み用素子接近の方向に独立に行われるところの、円形
よこ編み機用の改良された編み方法。
【0019】(4) 如何なる糸供給場所に於ける如何な
る編み用素子にも、また、そうした糸供給場所への編み
用素子が二つの糸供給場所に隣接し中間の既定の場所を
通過する際に既定の性質の電気信号を加えることによ
り、編み、縫いひだ付け、または、浮き織りをする能力
を与えるところの、円形よこ編み機用の改良された編み
方法。
【0020】(5) 毎過程ごとに使用される糸の量に従
って、シンカー素子の場所を変更する段階を含むところ
の、円形よこ編み機用の改良された編み方法。
【0021】(6) ステツチ引きが、垂直に動いている
複合針素子とシンカー素子との連合作用によって行わ
れ、それのせいで、編み用素子の周りの糸の全巻き角度
が減少し編み点に於て低下した張力で操作が行われる、
円形よこ編み機用の改良された編み方法。
【0022】(7) 糸に係合している編み用素子は、ス
テツチ引きの直ぐ後で、常に間をあけた関係に維持され
て居り、前に編まれたステツチから糸が奪いかえされる
ことを予防して居り、それによって積極的糸供給が入っ
て来る糸の張力に独立に行えることを確実ならしめると
ころの、円形よこ編み機用の改良された編み方法。
【0023】(8) 選択的に形状をつけられた、可撓性
軸の針と閉じ用素子とを有する新規構造の複合針部材に
新規で改良された駆動装置が設けられて、これが予めプ
ログラム化された指令に応答して、二つの別個の選択的
に形付けられ、かつ、操作的に閉じられた連続的カム軌
道制御路を針素子移動のために、又、二つの別個の選択
的に形付けられ、かつ、操作的に閉じられた連続的カム
軌道制御路を閉じ用素子移動のために選択的に与え、ま
たそれは、選択的並べ換えに於て、各複合針部材の針及
び閉じ用素子を各糸供給場所に於て編み筒回転のどちら
の方向へも予めプログラム化された制御に従って、編
み、縫いひだつけ、または、浮き織りするような具合に
積極的に移動するように機能して、それによりニツトウ
エア形状及び模様可能性を著しく増加するようになって
いるところの、円形よこ編み機内で針部材移動を行う改
良された装置。
【0024】(9) 円形よこ編み機用の制御カム軌道の
改良された型であって、閉じられた連続的性格のもので
あり、隣接する糸供給場所らの中間で、かつ、そうした
糸供給場所らの間の中間場所に対して対称の性格のもの
であって、該編み用素子の糸供給場所への接近の方向に
独立にステツチを引きも消しも双方行うようになってい
るもの。
【0025】(10) 上述の針及び閉じ素子移動装置と操
作的に組合わされて、改良されたエレクトロニクス的に
応答性で迅速に反応する方法と装置とがあり、可撓性の
軸針と閉じ用素子との操作的係合をそれぞれのプログラ
ム指向カム軌道制御路を選択的に行うようになってい
る。そうした方法と装置は、選択的に形をつけた針と閉
じ用素子との従属する可撓性シヤンク部分らをそれらの
変形されたシヤンク部分中のポテンシヤルエネルギーの
付随的貯蔵と、一つの操作位置から第二の操作位置への
初期機械的バイヤス化と、そうした機械的にバイヤスし
たシヤンク部分の細長い選定帯域内での移動された位置
内の磁気的保持及び予めプログラム化された制御下のそ
れの選択的個別のエレクトロニクス的に制御された解除
とを大ざっぱに含み、それの総ては、前述の機械融通性
の増加に加えて、形状及び模様信頼性が縮小せず、か
つ、動力の最小消費で、操作の許容速度を著しく増大す
るに役立つ。
【0026】(11) 新規で改良されたシンカー素子形態
で、シンカー素子が各供給場所にてステツチ引き及びノ
ツク越し操作双方を助力する操作的可能性を持ち得るよ
うにするもの。
【0027】(12) 新規で改良されたシンカー素子移動
装置で、前述の複合針部材移動装置と共同する二次元的
シンカー素子移動を行い、ステツチ引き速度、編み機運
転の綜体速度及び糸の後方張力の制御された増加が著し
く増大することを許して奪い返しを防ぎ、糸供給からの
満杯糸供給を確実ならしめるもの。
【0028】(13) 前述の複合針部材の使用と、選択的
な形をつけられたシンカー素子のレーキ素子と一緒の二
方向移動とにより許容されている改良ステツチ引き制御
装置で、ステツチ引きに追随しての上向き糸移動を防止
し、複合針部材の針及び閉じ素子から引かれたステツチ
の積極的引離しを確実ならしめるもの。
【0029】(14) 改良されたテリー織ビツト形状と組
合された移動及びループ開口装置で、望む所に選択的に
制御された予めプログラム化しうる二次元的テリービツ
ト移動と積極的テリーループ開口を、前述の二次元的シ
ンカー移動と複合針部材移動と連結して行い得て、望む
製品がテリーループ形成を含むところの操作速度が著し
く増大しうるようになっているもの。
【0030】(15) 改良されたステツチ長さ制御装置
で、複合針部材の移動路に独立で、ステツチ引きの長さ
の制御を行い、プログラム化された制御と特別に測定し
た糸消費に応答して、編み操作の課程中に連続的に操作
しているもの。
【0031】(16) 上に記した複合針部材と、複合針部
材選定及び駆動装置と、二次元的に移動可能なシンカー
部材と糸係合用部品で著しくより高い運転速度を許すも
のと、予めプログラム可能なデジタルコンピユーターで
制御さるべき総ての重要な編み機操作との補足的相互作
用による基本的機械構造と運転様式で、その結果、編み
機融通性と、輪郭及び模様付け可能性と操作の重要な経
済とに著しい増加をもたらすもの。
【0032】(17) 総ての糸に係合している編み用素子
の移動の連続的積極的制御用の単一な制御されたカム軌
道枠で、制御カム軌道及び組合された糸係合用編み用素
子とに対する有効操作寿命の伸長と、それに加えて、部
品の許容された交換可能性と総ての機械に対し計画され
た保守サイクルの使用を行いうるもの。
【0033】(18) ステツチ引きと、ステツチ取り除き
と、二方向円筒操作に於けるステツチフツク越しに対す
る針及び閉じ素子移動用の共通制御路の許容された利用
によってと、電子工学的に制御された複合針選択点と各
操作用領域に対する糸供給場所との間の許容された距離
を縮小することにより、或る与えられた編み筒直径と操
作の付随的制御可能領域とに対する許容糸供給場所の数
の著しい増加。それの一つの重要な特徴は、複合針部材
制御路を設けたことで、それらは操作用領域の境界を決
める限界のヘリの糸供給場所の周りとそうした領域中点
の周りに対称で、そこで針閉じ用素子に対する必要な操
作様式の電子工学的選択が生ずる。
【0034】(19) 糸選択用、指向用、挿入用及び切断
用素子を使用していて、予めプログラム化された制御に
応答して、各操作用扇形にある複数の糸の使いうる貯槽
から、一つ以上の糸を製作されつつある製品中に選択的
利用し内蔵させる為に準備する新規で改良された糸供給
装置。
【0035】(20) 製造されつつある特殊な糸と特殊な
製品とに対して、実際の糸消費をそれの既定の公知標準
値に対して連続的に監視することと、測定された糸消費
値をそれに対する公知の標準値に一致するように、編み
機操作を中絶せずに持って行くようにステツチ長さを変
えるようにする組合された可能性とを許容するところ
の、連続的に操作可能な糸の長さ測定用装置。
【0036】(21) 予めプログラム化された制御下に、
種々の製品の製作を行う制御基本的成分操作を決める
「読み出し書きこみ」及び「読取り専用」の記憶可能性
を持つ個別のコンピユーター制御。
【0037】(22) 自動化された爪先閉じ操作に対し、
許容されたマチ点配向を付けた編み操作の完了時に、製
品解放を行うための個別の針脱係合制御。
【0038】(23) 新規で改良されたステツチプログラ
ム記憶機構で、デザイナーの模様をデジタルに記憶され
たプログラムへの相対的単純変換と、編み操作を制御す
る際のそうしたプログラムの直接使用を行うもの。
【0039】(24) 複数の編み機装置が一つ以上のシス
テムコンピユーターから指向されているところの編み装
置機構。
【0040】(25) 機械部品摩耗と摩擦係数の変化また
は編み工程の間の糸張力を補償するためのステツチ長の
自動調整。
【0041】一層狭い面に於ては、本発明は次の事柄を
含んでいる。
【0042】(1) 編み筒内に適切に置かれた細隙と組
合せて編み筒の内側と外側との双方に閉じた連続的な制
御されたカム軌道を用意し、それへ選択的針及び閉止用
素子が近づくことができるようにすること。
【0043】(2) それの針封入要素部品の双方の垂れ
下っている端部上に、半径方向に可撓性のシヤンク部分
とT字形のカム突合せを内蔵し、針素子用の縦にスロツ
トをつけた本体部分で閉じ用素子の可撓性シヤンク部分
の垂れ下った端を滑動しうるように入れるような大きさ
になっているものと一緒にして含んでいる、複合針部材
用の新しい改良された形状を用意すること。
【0044】(3) それの一方の端に一対の間をあけて
置かれたカム突出部と、そこから突出しているカーブし
た本体部分で、糸受け窪みの何れもの側部上に置かれた
一対の糸係合用ランドを持つ選択的輪郭にした端部にな
り外向きに終っているものとを内蔵するシンカー素子用
の新しい改良された形状の用意。
【0045】(4) 二股に分けられた、二方向に移動可
能なレーキ部材で、各針及びシンカー部材と操作的に組
合されていて、針素子縦針からと、閉止用素子の走行路
外へ、編み操作の間の上方針部材移動の間に糸を脱係合
させることを確実にし、かつ、次の針の下方ストローク
の間、そうした糸の針再係合を防ぐようにするものの用
意。
【0046】(5) テリー織器械の新しく改良された形
状で、一対の間をあけて置かれ、向き合ったカム突合せ
とそれから横に伸びている弧状の本体部分を内蔵して居
り、編み筒の上にテリー織ダイヤル装置の懸吊された装
着を許容するものの用意。
【0047】(6) テリー織ループ取り除き素子で、操
作的に各テリー織器械と組合されて、そこから形成され
たテリー織ループの積極的脱離を行い、かつそれから、
引出して上昇された針の後に糸供給の為に空間を設ける
ものの用意。
【0048】(7) 懸吊されたテリー織ダイヤルカム装
置で、編み筒とそれと組合さっている糸係合用素子と操
作的関係に入ったり出たり回転して徐々に実行するもの
の用意。
【0049】(8) デジタルに制御される糸選択装置
で、各供給箇所で10ないし12位に多い入手可能の糸
から糸の選択を行うもので、後者の総ては編み機から遠
く離れた場所に置かれた拡大した貯蔵巻糸軸架から配送
可能にしてあるもの。
【0050】(9) 電気的に操作可能な糸選択及び移動
装置で、選定した糸を遠くの選択箇所から針素子の後ろ
の適切な場所へと動かし、それによって針素子下りスト
ローク上に係合され得るようにするに適しているもの。
【0051】(10) 電気的に操作可能な糸剪断用装置
で、糸の端末が製作されつつある靴下物などの内側上に
現れるのを防ぐもの。
【0052】(11) 編み用円筒回転に干渉することな
く、かつ、それの方向に独立に、針素子及び閉じ素子移
動路選択を行う改良された方法及び装置であって、 (a) 個々に操作可能な圧力パツド部材であって、針及
び閉じ用素子の上端を選択区域への針部材入口上の編み
用円筒細隙の後壁と圧縮係合になるようにバイヤスし、
それの垂れ下っている端末屈曲部用の支点として役立つ
ようになるもの。 (b) 屈曲した状況になっている針及び閉じ用素子の垂
れ下ったシヤンク部分を、その中に付随した貯蔵された
ポテンシアルエネルギーによって選択領域に入る際に機
械的に偏倚させるための選択的に操作可能な手段。 (c) 針及び閉じ用素子を、それらが選択点へ搬送され
る際に屈曲された、または、偏倚された状況に維持する
ための磁気的保持手段、および、 (d) 選択点に於いての磁気的保持力の電子工学的解放
で、ミリセカンドの端数以内に、動いている針及び閉止
素子の予めプログラム化された移動路選択を行うもの、 を含んでいる。
【0053】(12) 積極作用の針及び閉じ用素子屈曲装
置で、針閉じ用素子の上部は入口の位置で選択領域中に
圧縮するようにして係合され、そうした針と閉じ用素子
の下部の同時に起る機械的移動に対する支点として役立
ち、後者を屈曲した状態に偏倚し、それに伴って屈曲さ
れた素子らの中にポテンシアルエネルギーを貯えるよう
にするもの。
【0054】(13) 共通の基礎または底板へ確実に留め
られる一体または単一装置カム軌道枠部材の許容された
用途で、それによって製作の均一性と、カム軌道の個別
の再形づけと、操作の急迫に従う部品位置付けの修正と
調整とが伴ってくるもの。
【0055】(14) 工場で前もって調整可能な型のステ
ツチ長制御で、総ての機械に共通であり、選択的に発生
される信号で直ちに確認しうるもので、その信号が中央
予備プログラム化制御による、それからの制御されたス
テツチ長の離れに対する直ぐの参照点として役立つも
の。
【0056】(15) 長期に渉っての織物生産指針の予め
プログラム化と記憶をする能力を実際の生産の自動化し
た監視と組合せて、仕上り製品と原料との双方の在庫管
理と、更にまた、予め制御された工場操作との単純化を
伴わせるもの。
【0057】本発明の広汎な利点の中には、改良された
選択的にプログラム可能で、コンピユーター制御可能な
円形よこ編み機と円形よこ編み方法とがあって、それで
は種々の形状になった模様をつけた管状のニツトウエア
の生産に於て著しく増大した機械の信頼性と融通性が与
えられ、より良好な品質のジヤカード型編み織物を現在
到達しうるものを超える10倍生産増加で生産すると期
待される程度に著しく高い速度と低減された単位コスト
で行われうる。そうした広汎な利点の他のものは、実際
の糸消費を連続的に監視し、それと製作されつつある製
品の既知の標準値との比較を行い、その間の既定の差違
に応答して修正作用を始めることで、それは生産される
製品の均一性を著しく増大するのみでなく、より狭い製
品デザイン仕様の許容される使用によって、糸の消費の
節約をもたらす。別の広い利点は、円形よこ編み機で、
著しく改良された製品融通性と操作信頼性があり、従来
必要とされた時間消費的で高価な手動による機械要素修
正を種々の製品仕様と操作の特異性に従って行うこと
が、著しく少なくなっていることである。
【0058】本発明の更に別の一層特殊な利点として
は、均一なステツチ引き及び奪い返しの回避及び製品を
対にする操作の回避による一層均一な織物生産;機械及
び模様修正に伴い、又、機械当りより高い生産性に伴う
困難と遅延との回避による欲しない在庫品積上げおよび
/または不当な機械休業時間を回避すること;それか
ら、必要な床面積を減少し動力、空調などの単位コスト
を減少することによる紡績工場デザインの許容された単
純化などを含んでいる。
【0059】本発明のなお更に別の利点としては、長期
に渉って、物品や模様付織物指令を予めプログラム化す
ることと貯蔵とにより到達しうる許容された経済を、実
際の生産の自動化された監視と組合して含んで居り、仕
上り製品及び原材料双方の在庫管理と、その上更に、事
前制御された工場スケジユール化と長期間基底での操作
との単純化も付随して居る。
【0060】本発明のなお別の広汎な利点は、内部機械
寿命監視用能力と、部分品の容易交換可能性と、計画さ
れた保守技法に適合の可能性と、操作の急迫によって選
択的部品修正するよりも部品置換をすることとを特徴と
する円形よこ編み機の供給にある。
【0061】本来の目的は円形よこ編み機用の改良され
た編み方法の供給であって、それでは、糸係合用編み素
子の移動路は近接した糸供給場所の中間で、かつまた、
該近接する糸供給場所の間の中間場所に対しても対称的
であり、かくして糸係合用編み素子移動の同じ路を、糸
供給場所への編み用素子の近接方向とは独立に網目を引
くにも消すにも双方に使用が許される。
【0062】本発明の他の本来の目的は、円形よこ編み
機用の編み方法の供給であり、それは各糸供給場所に於
て、そうした糸供給場所への編み用素子近接の方向に独
立に、各編み用素子によって、編み、縫いひだ付け、ま
たは浮き織り操作を出来るようにしている。
【0063】本発明の他の本来の目的は、種々に形状化
され模様付けされた管状ニツトウエア物の経済的で高速
の製作用の新しい改良された円形よこ編み機の供給にあ
る。
【0064】本発明の他の目的は、減少した単位コスト
での種々の形状化され模様付けされたニツトウエア物の
高速製作に対して予めプログラム可能デジタルコンピユ
ーターによる選択的操作制御を受けている改良された円
形よこ編み機構造の供給である。
【0065】本発明のなお更に別の目的は、著しく改良
された操作信頼性と製品融通性の新しい改良された円形
よこ編み機、すなわち、手動の機械及び部品修正と、製
品変化に適合する再設定及び個々の機械の操作特異性か
ら著しく解放されているものを供給することである。
【0066】本発明の更に別の目的は円形よこ編み機用
の改良された針部材選定及び移動装置を供給することで
ある。
【0067】本発明のなお更に別の目的は、複合針部材
の針及び閉じ素子用の改良された選択及び移動装置を円
形よこ編み機に於けるシンカー部材の二次元的移動と組
合せて供給することである。
【0068】本発明の更に他の目的は、針素子移動と閉
じ用素子移動との選択された交換を行うために閉じられ
た連続的制御カム軌道を使用する複合針部材移動装置を
供給することである。
【0069】本発明のなお他の目的は、針部材移動用の
それの制御カム軌道が、糸供給場所の周りと中間操作選
択点との双方に対称な閉じた連続的性格のものであると
ころの改良された円形よこ編み機構造を供給することで
ある。
【0070】上に指摘された如くに、本発明の主題を形
成している円形よこ編み方法と機械とは、斯界技術の多
かれ少なかれ慣例ないし標準の円形よこ編み機械の長い
間の特徴であった構造及び操作的相関関係の多くから著
しく離れたものを実施態様化している。その中には、基
本的な操作様式に於てと、基本的な機械構造に於ての多
数の変化がある。それの総ては、ここの主題の使用によ
り到達可能である新しい改良された結果に種々の程度に
寄与している。前述した目的と利点とは総てを包含して
いるものではなく、本発明の広汎な利点と目的の若干を
記している以上のものではない。
【0071】上の目的のために、本発明の他の目的と利
点は、この明細書の下記の部分からと、特許法の命令に
従って出された付図で、本発明の原理を内蔵し、かつ、
目下、そうした発明を実施するに最良の様式と見做され
る円形よこ編み機の総体的構造と操作の様式との図から
ここに指摘されるし、または本技術に熟達した人々には
明白となろう。それに関連して、特に注記さるべきこと
は、これから後に記載される実施態様は短靴下製作に適
した円形よこ編み機に特に指向されているけれども、本
発明の原理は、一般の編み織物生産用のより大きい直径
の編み機にも、また淑女用靴下などにも等しく適用可能
であることである。
【0072】付図を綜覧して明かな如くに、開示された
円形よこ編み機は若干数の構造的にまた操作的に互いに
関連した主体及び小柄の部品的下部装置から作られてい
る。便宜と記述の明瞭との双方のために、本明細書の下
記の部分は適当な題名をつけて、そうした部品下部装置
に、一般に従い分割記述する。
【0073】同じく明瞭にするために、この後に記述さ
れる実施態様は、円形よこ編み機で短靴下製作用に適し
ているものの性質になっているけれども、本発明の原理
は、或る機械修正をすると、編み上織布の製作と、淑女
用靴下とに一層本来適している円形よこ編み機に広く適
合可能である。
【0074】全体的機械編成 始めに図1乃至図6を参照し、特に図1及び図2を参照
すると、主題の機械は全体的に円形だが選択的に形作ら
れた下部枠用平板部材10で、全体として12で示され
ている中心孔を有するもので、また部分的にそれの垂れ
下った円筒形ハブ部分14が形成されて居る。下部枠板
10は全体として底部モーター及び駆動装置装着用部材
として役立って居り、円筒形ハブ部分14は、押器カム
スリーブ部材364用の底部支持部材として役立ってい
る。
【0075】下部板部材10と重なって間をあけた関係
になって、環状の形になった上部枠板部材16が置か
れ、これが主題機械の底板として役立ち、下部枠板部材
10中の前述の孔12と同軸一線上で、だがそれから間
が空いて、拡大された中心孔18を内蔵している。上部
枠部材16上に高められ、間をあけた関係になって置か
れ、かつ、全体的に20と22と呼ばれる一対の垂直筒
により支持されて、テリー織器具(またはテリービツ
ト)ダイヤル支持枠またはビーム部材24がある。
【0076】上部及び上部枠板部材10と16のそれぞ
れと同軸に一線上になった孔12と18と共に置かれ、
かつ、それへ垂直に置かれて、全体として26で示さ
れ、それの上部端に同軸に置かれている全体として28
と示されるシンカー部材装置を有する編み針支持円筒装
置26がある。シンカー部材装置28の上に、それと同
軸関係になって置かれて、テリーループダイヤル及び器
具装置があり、全体として30で示され、テリービツト
ダイヤル支持ビームまたは枠24の下側上に取付けら
れ、それから懸吊されている。シンカー部材装置28と
完全に同平面に置かれているが、しかし、それの外向き
に半径方向に置かれて、全体的に32で示されるレーキ
部材装置がある。
【0077】後に明白になるであろうように、シンカー
装置28内のシンカー部材;テリーループ器具装置30
のテリー器具と開口具バー及びレーキ装置32のレーキ
部材は、これから後に記す複合針素子と共に、一般に主
題機械内で糸係合用部材を含み、それの形状、移動及び
操作用素子移動を行う様式とは、個々にも一緒になって
でも双方、新規かつ明白でない主題の決定的な領域を、
これから後に詳細に記す如く、又、特許請求の範囲に記
す如くに形成する。
【0078】主題の機械の構造と操作の様式とを記述す
る準備として予め認識さるべきことは、それの構造と操
作の様式とは、機械の部品またはそれの組立に何らの手
により変える必要なしに、生産されつつある製品の模様
または型を変えることをソフトウエアプログラム化する
ことが特に適合していることである。これから後に記さ
るべき各編み機械が望ましくは、編み工場生産装置の部
品を形成しているそうした編み機械の不定数の一つをな
すことは特にこの発明の顧慮内にある。予備的に例えば
図36を参照すると、全体的に800に示されている如
き工場生産編み装置で一つ以上の建物に置かれうるもの
は、各個にシステムデータ母線804からデータを受理
しまたデータを提供している複数の円形よこ編み機80
1 ,8022 ,−−−−−802N を含んでいる。シ
ステムコンピユーター806は各編み機械装置の操作を
制御し、また、それの操作の状況を監視するのに適合さ
れている。すなわち、システムコンピユーター806は
編み機8021 から802 N までへ個別に供給されるこ
とができる編みプログラムの源として役立っている。か
くて、システムコンピユーター806は、編み機装置8
021 に、一つのサイズおよび/または模様で短靴下の
対を選びうる数生産するように指示し、他方、編み機装
置8022 は異るサイズおよび/または模様のソツクス
を異なる数生産することに係合されてよく、などなどの
如く、サイズごとに、および/または模様ごとに、各々
の編み機に於て変化があるようにシステムコンピユータ
ー806からの指令にて決められるようになっている。
【0079】オペレーター制御及び展示場所808は命
令のシステムコンピユーター806中へ入るのを許して
編み機装置により実行されるように、又情況、生産、シ
ステムコンピユーター806によりシステムの残りから
集められたデータを展示することを許容するように設け
られている。各々の編み機8021 ,8022 ,−−−
−−802N は診断データジヤツク8101 ,810
2 ,−−−−−810Nをそれぞれ含んで居り、それへ
ポータブル診断展示装置812をジヤツク814を使っ
てインターフエイスされうる。診断展示装置812は保
守技術者による使用の為であって予定された、または、
予定されていない保守の間の機械性能の詳細解析用であ
る。
【0080】主駆動装置 上部及び下部枠板部材16と10との間に置かれ、囲わ
れた空間は、主要複合編み針支持円筒駆動用とステツチ
長さ制御駆動用との双方用の駆動装置部品と、更に又、
テリーダイヤル駆動装置の或る部品も全体的に含むよう
に役立っている。
【0081】編み針支持円筒駆動装置 上の目的のために、主要駆動モーター装着用枠部材40
が下部枠板部材10の周辺内の適当な大きさの窪み42
へ補足的肩46を通るボルト44などでとめられてい
る。モーター装着枠40の外部周辺壁部分48は細長い
ボルト50により上部枠部材16の下側にとめられてい
る。モーター装着用枠40の下側より懸吊されかつ、そ
れへ該ボルト50によりとめられて、主要ステツピング
駆動モーター52がある。主駆動ステツピングモーター
52の駆動シヤフト54は装着用板40内の適当な孔5
6を通り垂直に上方に伸びている。駆動シヤフト54へ
留められて、細長い駆動シヤフト延長60のテーパー付
き底ハブ部分58があり、それが中空の筒20を通り上
へ伸び、枠24上に装着したテリーダイヤル装置30へ
動力を配送する準備をしている。駆動シヤフト延長の底
ハブ部分58上に周縁的に装着され、かつ、モーター駆
動シヤフト54と連接回転用にそれへ留められて、編み
用円筒駆動用の主駆動プーリー62がある。主要駆動プ
ーリー62は、キー64と把握用ナツト66によってハ
ブ58へとめられている。
【0082】下部枠板10により形成されている中央孔
12内に装着され、かつ、下部板部材10の垂れ下った
ハブ部分14の上部端にある一体で内方に伸びている肩
74へ端部的にボルト76などで留められて、回転不能
で、静止して居り、上方へ突出している内部カム軌道ス
リーブ部材78がある。
【0083】そうした静止内部カム軌道スリーブ部材7
8の外部表面と滑動する面間関係になって置かれて、細
長い回転可能移動可能編み針支持円筒80があり、その
外表面上に複数の縦方向に置かれた半径方向スロツト8
2(図7参照)を有し、その各々が、全体的に84に示
されている、個々に移動可能な複合針素子の移動路を含
み、案内するに適合されている。
【0084】また図2に最も良く示されている如くに、
回転可能に移動可能な編み針支持円筒80を取巻いて、
回転不能の、静止した、かつ上方に伸びている外部カム
軌道スリーブ部材86がある。静止外部カム軌道スリー
ブ部材86の垂れ下った端部は、上部枠板部材16の内
部限界ヘリ上に装着された内部的にねじ山を切った静止
巻揚げリング88の周辺上に支持され、また、把握リン
グ90により、それと拘束係合になって保持されてい
る。描かれている如くに、把握用リング90と巻揚げリ
ング88とはボルト92により上部枠板部材16の内部
限界ヘリへ留められて居り、また、静止外カム軌道スリ
ーブ部材86と共に、それにより直立位置に保たれて、
前述の内部カム軌道スリーブ部材78と共に、静止かつ
回転しない機械部品の一組を含んでいる。
【0085】図2にまた最も良く示されている如く、編
み針支持円筒80は耐摩擦ベアリング104、適切には
ボールベアリング、の回転可能な内部レース102上に
支持されている。より詳しくは、編み針支持円筒80の
下方部分は内部ベアリングレース102の上部表面上に
静止している周辺外部肩100を含んでいる。編み針支
持円筒80はベアリング104のそうした内部ベアリン
グレース102と、編み針支持円筒の垂れ下った端部及
び編み針円筒駆動プーリー110の介在円筒形ハブ10
8とねじ山を切って係合した把握用リング106により
圧縮的に偏倚されて、摩擦締め支持関係になっている。
駆動プーリー110の円筒形ハブ108もまた、112
に於ける如く、編み針支持円筒80へと、それの相互接
合回転移動を確実にするためにくさびで締められてい
る。ローラーベアリング104の静止外部レース114
は拘束用リング116により巻揚げナツト172のハブ
部分内に装着されている。後に詳細に記す如くに、巻揚
げナツト172は巻揚げリング88とねじ山を切って係
合されて居り、ステツチ長制御ギヤ168のハブを形成
している。
【0086】さて、明白であるように、主駆動モーター
駆動シヤフト54の回転は、その上に装着した駆動プー
リー62のよく釣り合った回転を行う。そしてそれが代
って、タイミング駆動ベルト68を通り伝って、編み針
支持円筒駆動プーリー110の、それの相対的有効半径
に従っての回転移動になる。駆動プーリー110の回転
は代って耐摩擦ベアリング104の内部レース102を
通って伝えられ、静止内部及び外部カム軌道スリーブ7
8と86それぞれに対する編み針支持円筒80のよく釣
り合った回転移動になる。
【0087】主駆動モーター52は「ステツピング」型
のもので、適当なものは、コネクチカツト州、ブリスト
ルのSuperior Electric Corp. 製のSLO - SYN M 112
FNモーターである。これから後で一層明白になるよう
に、かつ、特別の例として、特別に開示される円形よこ
編み機は編み円筒80の360度周辺内に六つの60度
運転する扇形を含んで居る。これらの扇形の各々は隣接
する糸供給場所により規定され、かくて、扇形の開始と
終末との双方に、すなわち、0度及び60度半径と30
度にある針及び閉止素子選択点または隣接し扇形規定し
ている糸供給場所らの間の中間扇形点に糸供給場所を含
んでいる。各々の運転している扇形は総ての時にその中
にある18本の針部材に適合する大きさになって居て、
そうしたものとして、特に描かれている編み円筒80
は、それの外表面上に108の複合針含有用縦方向スロ
ツトを有している。
【0088】好ましい実施態様では、ステツピングドラ
イブモーター52は、毎複合針素子ごとに10の個別の
段階の回転移動をなし、かつ、円筒80の各60度また
は単一の扇形回転移動に対して一回転をする。そうした
事情下に、モーター52は編み用円筒80の各回転に対
して1080個の個別の前進段階(どちらの方向にも)
をするか、または、各60度またはそれの単一扇形移動
に対して180の個別の前進の段階(これ又、どちらの
方向にも)をする。上に確したSLO - SYN モーターは、
同じくSuperior Electric により製造されているIM60
0マイクロプロセツサ制御器で直接制御されるに適して
居り、そうしたモーターは40段階以内で3000回転
/毎分に加速されることができる、すなわち、編み用円
筒の移動が四つの針部材のスパン内の下部扇形以内で、
全速に到達できる。
【0089】後で指摘される如くに、モーター52には
望ましくは、積分光学エンコーダーを適合させ、これが
一チヤンネル上の毎回転ごとにひとつの印し付けパルス
を発し、また、第二チヤンネル上では毎モーター段階ご
とに、二つの90度に位相化したパルスを発し、駆動シ
ヤフト54の角位置とそれの回転の方向との連続的指示
を与えている。
【0090】ステツチ長制御装置 上記したものと総体的に類似の具合に、ステツピングモ
ーター装着用枠120はボルト124などによって、下
部枠板部材10の周縁内の窪み122へ留められてい
る。上部枠板部材16に適切に留められている周辺スカ
ート126はステツピングモーター装着枠120と上部
枠16との中間に置かれている窪みを含んでいるギヤを
囲う役に立っている。装着枠の下側からボルト128で
懸吊されてステツチ長制御ステツピングモーター130
がある。
【0091】ステツチ長制御ステツピングモーター13
0の駆動シヤフト132は、その上に取付けられた平歯
車134を持ち、相接合しての回転をするようにそれへ
くさび止めされている。駆動シヤフトと平歯車134の
回転は垂直のずんぐりしたシヤフト138上に取付けら
れくさび止めされている中間ギヤ136へ伝えられる。
ずんぐりシヤフト138はそれの下部端末で耐摩擦ベア
リング142の内部レース140中に支えられている。
その外部レース144は枠部材120上の適当な隙間内
に固定するよう取付けられている。ずんぐりシヤフト1
38用の中間支持は下部枠板部材10の一部を形成して
いる支持用シヤフト148中の耐摩擦ベアリング146
により与えられている。ずんぐりシヤフト138の上端
に取付けられて、それに適当にくさび止めされて、第二
の中間ギヤ150がある。第二の中間ギヤ150は、代
って、モーター駆動シヤフト132と同軸一直線上に置
かれている第二のずんぐりしたシヤフト154上に取付
けられ、くさび止めされている第三の中間ギヤ152を
駆動している。第二のずんぐりしたシヤフト154の下
部端はモーター駆動シヤフト132の上端を挿入された
針型の耐摩擦ベアリング158と包含する大きさにした
拡大された孔156を形成する大きさにされる。今は明
白な如くに、そうした耐摩擦ベアリング158をモータ
ーシヤフト132とずんぐりしたシヤフトの間に挿入す
ると、該シヤフトの各々を選択的に回転が、他とは独立
に、ただし勿論上記のギヤ連鎖を貫いて引き出されるず
んぐりしたシヤフト5の回転を除いては、出来るように
なる。第二のずんぐりしたシヤフト154の上部端は耐
摩擦ベアリング162の内側レース160内に取付けら
れて居り、それの外側レースは上部枠板部材16の適当
な窪み164内に取付けられている。また、第二のずん
ぐりしたシヤフト154上に取付けられ、かつ、それへ
適切にくさび付けされてそれと相接合して回転するよう
に第四の中間ギヤ168があり、それが代って、ステツ
チ長制御ギヤ168を駆動する。明白ではないであろう
が、ステツピングモーター駆動シヤフト132の回転は
減速ギヤ134,136,150,152及び166を
通って直接に伝達され、ステツチ長制御ギヤ168のよ
り小さいが、しかし増分に比例した回転移動となる。
【0092】ステツチ長制御ギヤ168は巻揚げナツト
172のハブ部分170の周縁上に装着されて居り、そ
れの上部分は174に於ける如く静止巻揚げナツト88
へねじ山を切って係合されている。巻揚げナツト172
のハブ部分170は耐摩擦ベアリング104の外側レー
ス114へ拘束リング116によって取付けられ留めら
れて居り、それにより回転できるように移動出来る編み
針支持円筒80と静止巻揚げリング88、静止外側カム
軌道スリーブ86及び静止把握用リング90との双方に
対して回転しうるように移動できる。ステツチ長制御ギ
ヤ168の回転移動は静止巻揚げリング88に対して外
側ベアリングレース114と巻揚げナツト172との付
随的回転移動を行う。この後者の相対回転移動は、巻揚
げナツト172、全体の耐摩擦ベアリング104、編み
用円筒駆動プーリー編み用針支持円筒80及びそれの上
部端に取付けられたシンカー部材装置28の付随的垂直
移動をする結果になる。
【0093】描かれている実施態様では、制御ギヤ16
8は一回転に許容しうる最大/最小垂直編み用円筒移動
を行うよう適合されている。後でもっと明白になる如く
に、編み用円筒80の高度の変化は垂直複合針素子移動
の軌跡に変化を行わない。何故なら、後者は静止内側及
び外側カム軌道スリーブ部材78及び86それぞれ中の
制御カム軌道により全く制御されているからである。し
かしながら、編み用円筒高度の変化は、シンカー部材装
置28のカム軌道枠の高度と、複合針部材84の固定高
度垂直移動路に対する糸係合用シンカー部材の付随的高
度とに、よく釣り合った変化を行い、従ってステツチ長
に編み用円筒80の高度に一致して変化が起る。
【0094】後に明白になってくるように、制御ギヤ1
68の回転によるシンカー部材の高度はある品物の製作
の毎コースごとに使用される糸の実際の量に応答して行
われてもよい。そういうことは、毎コースごとに使われ
た糸の量を測定し、測定した量を製作されている物品に
対する既知の標準値と比較し、それからシンカー装置高
度の修正によりそれの前に希望した値からの何らかの感
知された分離を修正するように調整して容易に行われ
る。
【0095】図2に示されている如くに、巻揚げナツト
172従って編み用円筒80とシンカー装置28とはス
テツチの可能な最大の長さの生産であるところの許容さ
れる最大高度にある。前述のことから明かな如くに、編
み用円筒80の垂直移動は既知の基点からのステツチ長
制御ギヤ168の制御された回転移動により行われ、基
点は機械製作場所で設定可能であり、また、それはここ
で顧慮されるようにコンピユーター制御システムの総て
の機械で実際上同じであろう。上の目的のために、光源
178が主モーター装着用枠40の内壁上に取付けら
れ、光応答性光電管180が上部板16の下側内に置か
れ、また、ステツチ長制御ギヤ168内に適切に置かれ
た開口182がそれと同軸に置かれて、介在する隙間1
68が光源178から光電管180へ光束の通過を許す
時に、適当な電気信号の発生を許すようにする。
【0096】上述の光電管信号装置と組合せて、巻揚げ
ナツト172のハブ170上にステツチ長制御ギヤ16
8を予め位置づけるためのバーニヤ型装着がある。図2
乃至図4に最も良く示されている如くに、巻揚げナツト
172のハブ170の外側周辺には、複数個、適当には
8個の等しく間をあけた半円形窪み186がその中に含
まれている。ステツチ長制御ギヤ168の孔のこれに面
している表面には似たような大きさと形状になった窪み
184が、適切には9個その中に含まれている。窪みを
8/9にグループ分けすることは、ステツチ長制御装置
による前設定に対してバーニヤ型制御を与えている。
【0097】工場などで機械組立の際に、編み用円筒8
0の高さは巻揚げリング88に対する巻揚げナツト17
2の回転によって標準の値に予め設定される。編み用円
筒の高さがそのように予め設定され標準または基底ステ
ツチを確立していると、ステツチ長制御ギヤ内の隙間1
86は光源178と光電管180と同軸一線上に配置さ
れる。制御ギヤをそのように整合されているようにし
て、拘束用ピン188を調和している隙間184/18
6内に置き、ステツチ長制御ギヤ168の巻揚げナツト
172に対する、従って編み用円筒80に対する位置を
固定する。今や明白であろうように、総ての機械はかく
て工場予備設定されて同じ基底のステツチ長制御標準に
され、それが総ての機械が同じ中央コンピユータープロ
グラムを使い同じ品物を編むようになる。編んだ品物の
生産に於ける上の装置の操作では、決められた操作の開
始に際し、制御ギヤを信号を生ずる基底位置に駆動する
ことによって同期化されうる。その基底位置は例えば最
大編み用円筒高度、従って最大ステツチ長でもあり得よ
うが、それからステツピングモーター130のコンピユ
ーター制御によって望むステツチ長を実施する。
【0098】上記したステツチ長制御機構の更に別の信
号利点は、機械摩耗の程度の直ぐに感知しうる指示を出
すその能力で、特に、これから後に記述される制御カム
軌道および/または、これから後に記述する複合針の針
及び閉止用素子についてのものでは、そうした摩耗はス
テツチ長がそれの標準値からの分離に反映されるからで
ある。
【0099】テリーダイヤル駆動装置 先に指摘した如くに、細長い駆動シヤフト伸長部60の
テーパー付き基底ハブ部分58は主電動機駆動シヤフト
54へ留められていて、その上に主駆動プーリー62が
取付けられている。図2、図6に最良に示されている如
く、駆動シヤフト伸長部60は上部枠板16の表面上に
取付けられた中空の柱20を通り上方へ伸びている。中
空柱20と抜きさし式同軸配置になって、テリーダイヤ
ル支持枠24の下側から懸吊されている第二の中空柱1
90がある。駆動シヤフト伸長部60の上端192は1
94に於ける如く角栓をつけられていて、ずんぐりした
シヤフト198の垂れ下った端部上に取付けられたスリ
ーブ196と分離可能な駆動用係合をするようになって
いる。今や明白であるように、前述の構造はテリーダイ
ヤル支持用枠24と総てのその上に取付けられた部品が
持ち上げられ、機械部品の残りから分離されうるように
する。
【0100】ずんぐりしたシヤフト198はテリーダイ
ヤル支持枠24内に取付けられた耐摩擦ベアリング20
0と202との中間に装着されている。ずんぐりしたシ
ヤフト198の上部に伸長している端部上とテリーダイ
ヤル支持用枠24(図6の(a)参照)の上部表面上に
取付けられて主テリーダイヤル駆動プーリー204があ
る。主テリーダイヤル駆動プーリー204はタイミング
ベルト206により、テリーダイヤル支持枠24中の間
をあけて置かれた耐摩擦ベアリング212と214によ
り支持されたずんぐりしたシヤフト210上に取付けら
れた第一中間プーリー208へ接続されている。ずんぐ
りしたシヤフト210上の第一中間プーリー208上に
取付けられて、より小さい直径の第二中間プーリー21
6がある。第二中間プーリーは第二のタイミングベルト
218によりテリーダイヤル装置駆動シヤフト222上
に取付けられたテリーダイヤル駆動プーリー220へ接
続されている。
【0101】テリーダイヤル装置駆動シヤフト222は
外にねじ山を切ったスリーブは228内に置かれた耐摩
擦ベアリング224と226の一対により支持されてい
る。ねじ山を切ったスリーブはテリーダイヤル支持枠2
4内のねじ山を切った孔230内へ取付けられていて、
後に明白になるように、そうしたねじ山を切った装着は
編み用円筒装置26とシンカー部材装置28に対するテ
リーループ器械ダイヤル装置30の垂直位置調整を出来
るようにしている。
【0102】テリーダイヤル駆動シヤフト222の垂れ
下った端232はテリーダイヤル支持枠24の下側以下
に伸び、全体的に30と称されているテリーループダイ
ヤル装置用の支持として役立っている。より特別には、
それの端子末は、236に於ける如くにそれへボルト付
された回転可能テリーダイヤル238を持っている。テ
リーダイヤル駆動シヤフト222の垂れ下った端232
は一対の耐摩擦ベアリング240と242により位置付
けられ、それの外側レースは静止テリーダイヤル装置カ
ム軌道枠部材246のハブの孔244内に置かれてい
る。
【0103】今や明白であるように、テリービツトない
し器具248とこれから後に記載される開口バー552
をその中に取付けられて持っている回転可能テリーダイ
ヤル238はカム軌道枠246に対し、テリーダイヤル
駆動シヤフト222の回転的移動に応答して回転可能に
移動され、そのシヤフトが代って、プーリー220,2
16,208,ずんぐりしたシヤフト198、及び伸長
シヤフト60を通って主ステツピング駆動モーターシヤ
フト54により編み用円筒80の上記の回転的移動とと
もに駆動される。
【0104】編みシリンダー 最初に図2と図7乃至図9とを参照すると、上に記した
ような編み針支持用円筒80が静止内側及び外側カム軌
道スリーブ78と86との間に置かれていて主駆動ステ
ツピングモーター52の駆動シヤフト54の回転に直接
応答して何れかの方向に回転可能に移動可能になってい
る。図7乃至図9に最も良く示されている如くに、編み
用支持シリンダー80は本来、多数の等しく間をあけて
置かれた、半径方向に配向された狭い複合針素子を有す
る薄い壁をつけた円筒型スリーブでそれの外側表面上に
置かれた案内用細隙82を含んでいる。好都合に、また
上に一般的に記した如く、好ましい実施態様は、各々が
複合針部材を含むように適合されている108の細隙を
含み、かつ、六つの60度運転する扇形に便宜的に分割
しうるもので、各々一対の隣接する糸供給場所の中間に
あるもので、また各扇形は複合針素子を如何なる与えら
れた瞬間にも封ずるようにして含んでいる。前に編みシ
リンダー支持及び駆動装置と関連して記した如くに、編
みシリンダー80は、上に静止している肩100を形成
していて、耐摩擦ベアリング104(図2参照)の内側
レース102により支持されている外部周辺フランジ2
58を含んでいる。また前に記した如くに、円筒80の
垂れ下っている端子末は外部にねじ山を260の如くに
切られていて、拘束ナツト106をねじこみで受け、こ
のナツトが編みシリンダーを編みシリンダー駆動プーリ
ー110と回転可能係合にして拘束する。
【0105】各々の細長い半径方向に向けた細隙82内
では、細隙の底を形成している円筒の壁の部分が一対の
細長い間をあけた細隙状の開口262と264を含んで
いる。開口262と264とは横の方向で、複合針部材
を形成している針及び閉じ用素子上の、これから後に記
述する内向きに指向したカム突合せに緊密に適合し、か
つ、半径方向位置付けを維持し、内側カム軌道スリーブ
部材78の外表面上の移動制御カム軌道への運転上接近
を許すような大きさとなっている。開口262と264
とは縦の方向では、そうした針及び閉じ用素子の独立の
垂直往復運動の限度を、そうした垂直移動の程度が内側
カム軌道スリーブ部材78の外部表面内の制御カム軌道
の形状プラス編みシリンダー80のステツチ長制御目的
に要する垂直移動の必要程度に適合するに要する追加距
離で決められるような大きさになっている。
【0106】開口264の上部列の上に置かれて、内向
きに伸びている周縁肩268を形成している内向きに指
向した環状棚板266とそれの上に間をあけた関係に置
かれている環状の窪み270とがある。内向きに伸びて
いる肩268はシンカー装置28内の耐摩擦ベアリング
272の外側レースを支えるに役立ち、そうしたベアリ
ングは該窪み270(図2参照)内に置かれた縦割リン
グ保持器274により場所に留められている。編みシリ
ンダーの上部端子端部はボルト頭278を受けるに適し
た複数個の開口276を含んでいてシンカーポツトリン
グ280をそれへ維持するようになっている。シンカー
ポツトリング280及び編みシリンダーのそうしたボル
ト付け相互接続はそれらの連結した垂直及び回転移動に
備えるものである。
【0107】複合編み針部材 上に指摘した如くに、本発明の主題の現在好ましく、ま
た、特別に開示された実施態様は鉤形にした針素子と運
転上組合された滑動可能閉じ用素子で針素子に対して選
択的だが独立に移動可能なものとから作られた複合針部
材を使用し、そうした素子等と共に新規の形状になって
いる。
【0108】図10乃至図13を参照し、始めに図10
及び図11を参照すると全体として290と称される細
長い針素子がある。各々の針290はそれの尖端上に外
部ナゲツト293を有するそれの上部端末に糸係合用編
み鉤部分292を、また隣接する上部二股分岐した部分
294はこれから後に記す閉止用素子310の上部部分
を滑動可能に受けて案内するような大きさにした細長い
溝296を形成して居り、それの外側を形成している針
素子の限界のヘリに同平面に置かれて居るものと、針素
子屈曲を許すように幅を減じてある上部中間分節30
8、順次に横の幅を増加している下部中間スロツト付き
部分286及び逆T字形カム突合せの全体形にした基底
部分300とがついて居る。下部スロツト付き部分28
6は細長い横または半径方向の方向にしたスロツト28
4で、これから後に記す閉じ用素子310の垂れ下った
カム突合せ端部がそれを通って通過するのに適合した大
きさにされてある。
【0109】図10に最も良く示されている如くに、針
素子基底部分300は矩形の形にした内側カム突合せ3
02と外側の全体的に矩形にしたカム突合せ304で垂
れ下った舌306を有するものとを含んでいる。内側及
び外側カム突合せ302と304の上部及び下部余白を
形成するヘリは301に於ける如く形が丸められて、こ
れから後に記すように、それに対して、制御カム軌道の
界面的に係合しうる規定用壁と正切線接触に近づきうる
ような形にされてある。基底部分300の上端に置か
れ、カム突合せからは半径幅の減じた分節により間をあ
けて、外に面して居り全体的に矩形の形にした磁気的封
じこめ当て板288があり、それの目的と機能とは編み
針選択及び移動装置と関連してこれから後に記述する。
【0110】図10から明白なように、上部中間分節3
08は著しく減少した半径幅のもので、使用される材料
の耐久力限界以内でよく働くことによる疲労破壊を避け
るように大きさを選んだ針素子の下部分の半径方向指向
屈曲を許容するような屈曲部分を設けるのが望ましくそ
れでもなお、望まれた際には基底部分300が屈曲して
いない位置へ積極的に戻ることを確実ならしめるよう
に、屈曲された時に充分なエネルギーを貯えうるように
され、これまた長期に渉って働いている時、材料の耐久
力限界応力を越えないようになっている。前述のことと
関連して、これまた、注記すべきことは、スロツト28
4の端部壁は望むらくは弧状の形状で、284a及び2
84bのようにして、これまた屈曲操作に付随しうる如
何なる局在的応力集中をも、たとえ有効に消去しなくて
も、減少するようにすることである。
【0111】前述に加えて、針素子の鉤状にした端部は
鉤の内側上にクリアランス領域を呈する窪んだ弧状の分
節293をなすように選択的な輪郭にし、鉤の入口側の
頂上には鉤の内部側部よりも一層鋭い半径をつけ、それ
ら総てが協力して、閉止用素子によるステツチのループ
の通過を確実ならしめるようにする。
【0112】今や図12及び図13を参照すると、そこ
には更に、そうした針素子の各個ごとに全体として31
0と称される細長い閉じ用素子で、針素子溝296内に
滑動可能にして含まれるように適合されて居り、それに
対し選択的及び独立的に縦方向に移動可能になっている
ものが設けられている。各々の閉じ用素子310は針素
子の鉤部分292の垂れた端に同品を閉じるように係合
しうる比較的にとがった尖端部312と、針素子溝29
6内に滑動可能な輪郭にするような大きさにした上部中
間部分324と、横または半径幅を減少してそれの独立
な半径方向に向けての屈曲を許すようにした下部中間部
分314と、逆T字形のカム突合せの全体的形状になっ
ていて、それの内部部分は針素子290の横のスロツト
286を通って伸びるように適合されている基底部分3
16を含んでいる。
【0113】図12に最良に示されている如く、基底部
分316は針素子の横スロツト284を通って伸びるよ
うな大きさになった矩形の形状にした内側カム突合せ3
18と垂れ下った舌322を持つ外側の全体的に矩形の
形にしたカム突合せ322とを含んでいる。内側及び外
側カム突合せ318と320との上部及び下部余白形成
ヘリは330に於ける如く形が丸められて居て、これか
ら後に述べるように、それに対する制御カム軌道の界面
的に係合しうる限界決め壁と切線接触へ近接することを
許すようになっている。
【0114】図13から明かな如くに、閉じ素子310
の上部中間部分324は針素子内の溝296内に滑りう
るように適合されていて、それの外部余白ヘリと同平面
関係に置かれ、又閉じ素子の下部中間部分314の内側
ヘリ326と共に、針素子290の上部中間部分308
の外側限界決めヘリ328から間をあけた関係になって
置かれていて、針素子290に向い合って閉じ素子31
0の独立な半径方向指向の屈曲を許すようになってい
る。閉じ素子310の逆T字形基底部分316の直ぐ上
に置かれて、外方に面している全体的に矩形の形にされ
た磁気的包含パツド330があり、それの目的と機能と
は針閉じ素子選択及び移動装置と一緒にしてこれから後
に記述する。
【0115】複合針素子選択及び移動装置 前に指摘した如くに、本発明の原理を内蔵している特に
開示された実施態様は、六つの60度運転をする扇形を
円形枠の周辺に内蔵して居り、各々のそうした扇形は一
対の隣接する糸供給場所により、0度と60度に於ける
如くに限られている。各々のそうした運転する扇形は本
質的に他者の複製として考えうるので、従ってそうした
扇形のただ一つのみを詳細に記すことが必要である。
【0116】主題の発明の中に内蔵されて、新しく改良
された編み針移動及び選択装置があり、それは各複合針
部材を編んだり、ひだ付けしたり、または浮き織りした
り、各糸供給場所で、編み円筒回転の方向により決るそ
れへの接近の方向に独立に出来るようにし、複合針部材
の同じ径路を付随的に利用しステツチを引いたり消した
り双方を行いうる。上の目的のために、主題の円形よこ
編み機は個別の駆動装置を内蔵し、針素子290と、そ
れらに組合された閉じ素子310との独立の制御された
垂直運動を、編み円筒回転により行われる如く、それら
の水平移動と同時に起してするようになっている。この
後に記す駆動装置は二つの入手しうる別々の選択的に形
づけられた制御路を、垂直な編み針往復移動と二つの入
手しうる別々の選択的に形付けられた路を垂直な閉じ素
子往復移動にと編み円筒回転に従ってのそれらの水平移
動と同時に起るようにし、また、組合せの選択で、各複
合針部材を各糸供給場所で、そこへの近接の方向とは独
立に、また、予めプログラム化されたコンピユーター制
御化された指示に従って、編み、ひだつけし、或いは浮
き織りするように指向される。
【0117】各個の運転する扇形内では、該入手可能選
択的形状化した制御路も該隣接糸供給場所の対の中間位
置の周りに、それへの複合針素子近接の方向に独立に対
称である。これから後に明かになってくるように、針素
子に対してと閉じ素子とに対しての二つの入手しうる制
御路の一つの選択は、前述の予めプログラム化された制
御に応答して、各運転している扇形を限っている糸供給
場所の該隣接対の間の中間位置にある選択帯域内で電気
機械的に行われ、再び、それへの複合針近接の方向に独
立に編み円筒回転の方向により決められるように行われ
る。そうした電気−機械的選択は複合針素子を、入手し
うる制御軌道の一組と運転的組合せにするようにする通
常の配列、複合針素子を入手しうる制御軌道の第二の組
と運転的組合せになるように屈曲により機械的にバイヤ
スすること、そうした複合針素子を選択帯域内で屈曲さ
れたバイヤスされた状況に電磁気的に維持すること、及
び遠くに発生された予めプログラム化された電気信号に
応答してバイヤスされた素子らのそうした電磁気的維持
を電子工学的にトリガーし解除することを含んでいる。
【0118】針及び閉じ素子移動装置 始めに図2を参照すると、静止外側カム軌道スリーブ8
6は、それの内向きに面している表面上に、連続的性格
の下部選択的形状化窪み付カム軌道340で不連続的な
性格の縁の保持肩ないし唇342を持つものを含んでい
る。軌道340は針素子の基底300上の外側カム突合
せ304を緊密に含むような大きさにされている。保持
用肩342は舌306をそうした外側カム突合せ304
上に含むに役立ち、かくして、突合せを軌道340内
に、後でより詳細に指摘する如く、各運転する扇形内の
中間位置のどちらの側上にも広がっている選択帯域内以
外の総ての場所で保持する。
【0119】保持用唇342はかくしてカム軌道340
の長さに沿って、各扇形内の選択帯域領域以外は、広が
っている。後に指摘されるように、そうした選択帯域は
各運転扇形中に放射状の30度中間位置のどちらの側上
にも大ざっぱに約5度だけ広がって居り、かくて10度
すなわち、隣接する糸供給場所の各対の間の扇形中間位
置で約25度から35度に渉って広がっている下位区分
を構成している。
【0120】類似の具合にして、外部カム軌道スリーブ
86も連続的性格の上部選択的整形窪み付カム軌道34
6で、上に記した如き類似の不連続的性格の縁保持用肩
ないし唇348を持つものを含んでいる。上部制御カム
軌道346及び肩348は、各運転扇形内の選択帯域の
領域内を除いて、閉じ素子310の基底316上の外側
カム突合せ320と舌322を含み保持するような大き
さにされている。今や明かである如くに、針素子290
の外側カム突合せ304を下部カム軌道340中に置く
と、編み円筒80が外側カム軌道スリーブ86に対して
回転可能に移動される際に第一の別々に規定された制御
路に従って選択的で積極的に制御された針素子290の
移動が縦にそれのスロツト82内で垂直方向に起る結果
となる。同様に、閉じ素子外側カム突合せ320を上部
の窪んだカム軌道346に置くと、閉じ素子310の各
個のそれの関係する針素子290に対する選択的で積極
的に制御された独立な垂直移動が第二の別々な既定され
た制御路に従って、編み円筒80が外部カム軌道スリー
ブ部材86に対して回転可能に移動される際に起る結果
となる。
【0121】静止内側カム軌道スリーブ部材78は同様
に連続的性格の下部の選択的に整形された窪みをつけら
れたカム軌道352をそれの外に面している表面上に含
んでいる。軌道352は針素子290の基底300上に
カム突合せ302を受けて含むような大きさにされてい
る。同様な具合に、内側カムスリーブ部材78もまたそ
れの外向きに面している表面で、閉じ素子310の基底
316上の内側カム突合せ318を受けて含む大きさに
されている面上に含んでいる。図2に示す断面に最も明
かに示されている如くに、静止スリーブ部材78上の上
部及び下部内側カム軌道346及び352への内側カム
突合せの接近は、編みシリンダー80(図7参照)内の
針部材受入れスロツト82の各々の中の底壁部分内のそ
れぞれの上部及び下部割れ目264と262を通して行
われる。
【0122】前述のことから、針素子290の内側カム
突合せ302を内側スリーブ部材78内の下部の外に面
しているカム軌道352内へ選択的配置すると、針素子
290の連続的で積極的に制御された垂直移動が、それ
らのそれぞれのスロツト内で縦に、第三の別個の規定さ
れた制御路に従って、編み円筒80が内側カム軌道スリ
ーブ部材78に対し回転可能に移動された際に起る結果
になるのが判る。同じく内側スリーブ部材78内の上部
の窪みをつけられたカム軌道354への閉じ素子の選択
的配置は各々の閉じ素子310のそれの関係する針素子
に対しての連続的で積極的に制御された独立の移動を、
第四の別個の規定された制御路に従って、編み円筒80
が内側カム軌道スリーブ部材78に対して回転可能に移
動される時に、結果として起す。
【0123】下部内側カム軌道352と下部外側カム軌
道340とは手に入れうる制御路として役立ち、また個
々の針素子のシリンダー80内のそれらのそれぞれのス
ロツト内の垂直移動路の独立な積極的制御を、シリンダ
ーが回転可能に移動される際に行うように個々に機能す
る。そうした下部カム軌道は、選択帯域の領域内での外
側軌道340と組合されている保持用肩342の不連続
的性質以外は、カム軌道の頂部及び底部限界形成ヘリに
対して連続的で有効に閉じられた性格のものであり、そ
の上更に、それぞれのスリーブ部材が現実に一部分であ
る所では単一性格のものであり、これはそれに対する好
ましい構造である。そうした軌道の各々の半径方向深さ
はそれの周辺の拡がりの到る所で成るべくは一定に維持
される。それの垂直の拡がりは針及び閉じ素子上のカム
突合せのカーブした余白のヘリに切線になるような大き
さにし、カム突合せの上部及び下部余白形成ヘリを、そ
れが運転するようにその中に置かれる時に、有効にぴっ
たりと収容しかつ閉じこめるようにする。やや前に記し
たように、針素子カム突合せ302と304との上部及
び下部形成余白ヘリは丸めた形状になっている。そうし
た輪郭は選択的な軌道整形と共になって、緊密だが輪郭
のついたはめあいを結果する。しかしながら、そうした
ヘリ接触の一定性は、上昇または下降の角度が変わるに
つれて軌道幅を必然的に変える結果になる。
【0124】垂直針素子290移動用に手に入れうる現
在好ましいプロフイールは図14の(a)に示されてい
る。前に述べた如くに、特別に描かれ記述された円形よ
こ編み機は六つの60度運転扇形を内蔵し、それの各々
は他のものと効果的に同一である。図14の(a)は単
一の60度扇形に対する入手可能針素子制御カム軌道双
方の垂直プロフイールを、そうしたプロフイールは毎6
0度運転扇形ごとに繰返すとの理解をもって示してい
る。再び特別に注意すべきことは、描かれている入手可
能プロフイールの双方が対称的で、双方が隣接糸供給場
所の対に対して0度開示放射部及び60度扇形終止放射
部により表わされている如くになっており、また双方の
そうしたプロフイールが、選択帯域の中点を表わしてい
る30度放射部により表わされている如くに、そうした
隣接する糸供給場所の間の中間位置に対して対称的でも
あり、また、そうした対称は、編みシリンダー回転の持
続に独立であることを注目すべきである。特殊な実施態
様に於ては、これも注目すべきことは、軌道340と3
52との垂直プロフイールは、示されているように、約
11度と49度の間で同一であることである。
【0125】同じような風に、上部内側カム軌道354
と下部外側カム軌道346とは入手可能制御路として役
立ち、また、各々の針と組合された閉じ素子310の垂
直移動の径路の独立で積極的な制御を上述のような組合
された針素子の移動と既定のプログラム化された関係
で、編み円筒80が回転可能に移動される際に行うよう
個々に機能する。
【0126】上部内側カム軌道354と上部外側カム軌
道346との別個の独立な性格は、個々の閉じ素子31
0の垂直移動の効果的積極的制御を、それらそれぞれの
針素子の移動とは独立に、シリンダー80が回転可能に
移動される際に許容する。そうした上部カム軌道は、外
部軌道346と組合されている保持用肩348の不連続
な性質以外は、同じく連続的な有効に閉じられた性格の
ものでもある。各々のそうした上部軌道の半径方向の深
さはそれの周辺的拡がりのどこでも成るべくは一定に維
持されている。それの垂直な拡がりは上記したように変
えられて、ヘリの接触を維持して、カム突合せの上部及
び下部限界ヘリを、それがその中に運転的に置かれる
と、緊密に収容し閉じ込める。前に記した如くに、閉止
素子カム突合せ318と320との上部及び下部規定用
余白ヘリ330は丸められた形状になっている。窪みの
ついたカム軌道のヘリ接触のそうした一定性は、上昇と
下降との角度が変る際に、必然的に変化する軌道幅にな
る結果となる。
【0127】垂直閉じ用素子310の移動用に得られう
る現在好ましいプロフイールは、60度運転扇形に対し
て図15の(a)に描かれてある。再び、そうしたプロ
フイールは60度運転用扇形ごとに繰返されるという理
解と共に示されている。再び特別に記すべきことは、描
かれた役に立つプロフイールの双方共対称的で、隣接す
る糸供給場所に対して双方、0度扇形開始放射部と60
度扇形終止放射部により表わされている如くに対称で、
かつまた、そうしたプロフイール双方は30度放射部に
より要求される如く、そうした隣接する糸供給場所の間
の中間位置に対しても対称であることと、そうした対称
性は編みシリンダー回転の方向に無関係であることであ
る。描かれている実施態様でもまた注記すべきことは、
軌道354と346との垂直プロフイールは、示されて
いる如く、約7度と53度の間で同一であることであ
る。
【0128】描写的であるが任意の例として、図2は編
み円筒80の左側上に、それが糸供給場所に、又、編み
操作のために置かれるものとしたときの針部材290と
それの閉止素子310との位置づけを示している。編み
円筒80の右手側上には、針素子290とそれの組合さ
れた閉止素子310が、同品30度または中間扇形選択
点に置かれただろうように位置づけられている。
【0129】今や、斯界技術熟達者には明白なように、
上記の内部及び外部カム軌道スリーブ構造は記述した複
合針部材及び半径方向にスロツトをつけた編みシリンダ
ーと組合せで、垂直な針素子往復移動に対して二つの手
に入れ得る独立で積極的に制御された連続的制御路を与
え、垂直の閉じ素子往復移動に対して二つの手に入れう
る独立で積極的に制御された連続的制御路を与える。組
合せ針素子と閉じ素子移動路の総計で四つの可能な順列
の、単に三つのみが主題の機械では利用可能である。し
かしながら、今日の商業用製品製作のほぼ総てではない
としても、大抵は、三つの従来の操作、すなわち、編
み、ひだつけ、および/または、浮き織りの種々の組合
せで容易かつ便利に行いうる。三つの手に入れうる許容
しうる針/閉じ素子移動路の順列はシリンダー80の二
方向的位置制御と結合すると、如何なる望みの織物輪郭
と模様をも有効に製作することを出来るようにする。上
記し描写したカム軌道路によって、利用される制御順列
は次記のごとくである。
【0130】編む場合:外側カム軌道340により制御
される針素子290 外側カム軌道346により制御される閉じ素子310
【0131】ひだつけの場合:外側カム軌道340によ
り制御される針素子290 :内側カム軌道354により制御される閉じ素子310
【0132】浮き織りの場合:内側カム軌道352によ
り制御される針素子290 :外側カム軌道346により制御される閉じ素子346
【0133】上に注記した如く、制御軌道組合せの四つ
の手に入れうる順列のうち、ただ三つのみが特別に開示
された円形よこ編み機に使用することができる。図14
の(a)及び図15の(a)を参照すると示されるよう
に、内側カム軌道内の針及び閉じ素子双方に対しカム突
合せを置くと、閉じ素子310は糸供給場所で「ひだつ
け」レベルへと揚げられ、他方、針素子290を浮き織
りレベルにとどまっているように強制する。このことは
針素子の閉じ過ぎになる結果を出して、よって、開示さ
れる装置では許容され得ない。
【0134】針及び閉止素子移動路選択装置 先に指摘した如く、特別に開示され記述された、円形よ
こ編み機の実施態様で本発明の原理に従い構成されたも
のは、図に於ては六つの60度の個別に運転する扇形を
静止内側及び外側カム軌道スリーブ部材の周辺の周りに
含み、その各々は糸供給場所により画られて居り、ま
た、各々同一構造である。図2、図3、及び図5を予備
的参照すると判かるように、六つの別個の移動路選択装
置で400と全体的に示したものが針素子290用にあ
って、各運転扇形に対し一個設けられてある。同じよう
に六つの別個の選択装置で全体的に402と示されるも
のが閉じ素子310用にあって、これまた各扇形に対し
一つ宛ある。針素子および閉じ素子移動路選択装置らは
構造とそれらの運転の様式とが全く同一であるから、そ
うした装置のただ一つだけ、特に閉じ素子選択装置の一
つを詳細に記述し、そうした詳細な記述は構造に関して
も運転の基本的様式も双方、総ての六つの針素子選定装
置にも、総ての六つの閉じ素子選定装置にも等しく適用
可能のものと理解する。
【0135】上記した如くに、三つの手に入れうる許容
しうる運転順列が、各糸供給場所で編み、ひだつけし、
または浮き織りする垂直往復の針素子及び閉じ素子移動
を希望の様式で行うためにあって、それらは、針素子及
び閉じ素子のカム突合せを、外部及び内部静止カム軌道
スリーブ86と78のそれぞれの上の、それぞれの内側
及び外側カム軌道と運転的係合にするように選択的に開
始し、かつ連続的に維持することで決められる。
【0136】開示された編み機では、編み素子290
は、そうした素子らが通常のバイヤスがないか、屈曲さ
れていない状況にある時に、それらの内部カム突合せ3
02は通常は静止内部カム軌道スリーブ78内の下部カ
ム軌道352内にあり、かつ、それと運転関係になって
いるように、サイズと輪郭づけられている。類似の具合
にして、そうした針素子の各々と組合されている閉じ素
子310は、それらが針素子溝296内に滑動可能な関
係になって正しく装着されて居り、それらの正常にバイ
ヤスのないまたは屈曲されていない状況になっているよ
うに、サイズと輪郭をつけられている。そうした屈曲さ
れていない状況では、それの内部カム突合せ318は針
のスロツト286を通って伸びて、その中に配置され、
かつ静止内部カム軌道スリーブ78内の上部カム軌道3
54と運転的関係になる。
【0137】前に示した如くに、編み素子の垂直移動の
径路の制御用の特殊カム軌道の選定は、総ての針素子及
び閉じ素子の垂れ下ったシヤンク部分を半径方向外向方
向に、屈曲により、選択的機械的バイヤスすることと、
各運転する扇形中の各選択帯域以内にそのように外向き
にバイヤスされ屈曲されたシヤンク部分を磁気的保持
し、外側カム突合せの、外部カム軌道スリーブ86上の
カム軌道との係合をする傾向を与えるようにすることと
を広く包含している。それらと運転的に組合されて、外
向きにバイヤスされたシヤンク部分をプログラム化され
た制御をして、望みの場合に電子工学的制御して解除
し、針及び閉じ素子のカム突合せを担っている基底部分
の屈曲に誘導された戻り移動をできるようにして、それ
らを通常にバイヤスされ、または、屈曲されていない位
置へ戻し、内側カム突合せが内部カム軌道スリーブ78
上のカム軌道と運転係合に置かれているようにする。
【0138】より詳しくは、屈曲されて居らず、また
は、バイヤスをかけられていない状況にある針及び閉じ
素子で、それの内部カム突合せが各60度運転扇形内の
選定帯域順扇形内のカム軌道の内側対内に、針及び閉じ
素子のカム突合せを担っている規定部分を、それの大き
さを減少された中途部分308と314を独立に屈曲さ
せることにより始めに機械的に誘導し、半径方向に外向
きに指向したバイヤスをすることによって配置したよう
なものに対して、針素子移動路及び閉じ素子移動路の運
転的個別及び独立制御用の制御カム軌道選定が行われ
る。
【0139】それと運転的に組合されて、それらのそれ
ぞれの編みシリンダースロツト内に針及び閉じ素子を制
限して、それの下部部分の機械的に誘導された半径方向
に外向に偏倚することと一緒に起るそれらの半径方向移
動を防ぐようにする調整された手段がある。そうした制
限手段もまた、それの下部部分の機械的屈曲に対する支
点として働く。そうした機械的に屈曲された外向きに移
動された針及び閉じ素子の保持、それではそれの外側カ
ム突合せ304と320とはそれぞれ外部カム軌道34
0と346内にそれぞれ運転的係合になって置いている
ところの保持は磁気的手段によって行われる。そうした
磁気的保持はまた、それの柄の部分が既に外向きにバイ
ヤスないし屈曲された状況にあり、そこでは外側カム突
合せが外側カム軌道内で運転するように設計されている
ような針及び閉じ素子を各運転扇形内のそれぞれの選択
帯域中のそうしたバイヤスされた位置内に維持するのに
も等しく有効である。かくして、以前に指摘したよう
に、主題の機械は、総ての針及び閉じ素子らをそれらが
選択帯域に入る際に半径方向外側に向けてバイヤスして
いる位置と、針及び閉じ素子が30度扇形中間場所にあ
る選択制御点に近づく時に、それの総てのそうした外向
にバイヤスする柄部の磁気的保持とを包含している。扇
形中間選択場所では、また、針素子または閉じ素子移動
の制御を内側スリーブカム軌道中に適切に位置させよう
と望む場合には、磁気的保持力を電子工学的に制御して
解除することを予めプログラム化した制御で行い、そう
した素子らのカム突合せを担っている基底部分を屈曲で
引き起された戻り移動でできるようにして、それらの通
常のバイヤスされていない状況へと、それの屈曲された
変形された中途部分にある貯蔵された、即ち、ポテンシ
アルエネルギーを解放することで戻すようにする。
【0140】さて、図5を予備的に参照し、また、これ
から後に提出される部品要素の詳細な諸論として述べる
と、運転する扇形の各個のための選択帯域には成るべ
く、30度すなわち扇形中間選択点のどちらの側上に
も、約8度拡がっている規定された準扇形を含むように
する。言いかえると、選択帯域は約22度から約38度
に拡がり、またその準扇形内にて総ての針素子及び閉じ
素子制御選択操作が起る。それと一致して、下部外側カ
ム軌道340と上部外側カム軌道346とのそれぞれの
縁にある保持用肩342と348とは、そうした22度
及び38度放射部で運転的に終り、外側カム軌道を選択
帯域内に有効に開いて残している。かくて、与えられた
編み素子290(及びそれと組合されている閉じ素子3
10)が22度放射部に近接すると、それの下部端カム
突合せは、もしもそれらの通常すなわち屈曲されていな
い状況にあるならば、内側下部カム軌道352内か、も
しも屈曲された、すなわち、バイヤスされた状況にある
ならば、下部外側カム軌道340中に配置されよう。も
しもそうした下部端カム突合せが外部カム軌道340中
に配置されると、22度放射部に於ける縁にある保持用
肩342の終了は、それの許容された解除をそれの屈曲
されたシヤンク内に貯えられたエネルギーがそうした下
部端を内向きに移動し、内側カム軌道352と運転係合
になる屈曲されていない通常にバイヤスされた位置にす
る。総ての場合に、針素子290の下端は、解除され
た、すなわち、自由状況にあり、それの内側カム突合せ
320は内側カム軌道352中に置かれているか、また
は、それに向って動いている。
【0141】そうした針素子290が24.5度放射部
に近づくにつれ、それの内側カム突合せ302は選択的
に整形された押器カム416(図21参照)に係合し、
また、半径方向に外向方向に積極的に偏向されて外側カ
ム突合せ304を外側カム軌道340内に位置させる。
同時に、それの上部部分は、図23の(c)に示され、
よく詳細にこれから後に記される如くに、絞り当板43
6及び組合されたカム用リングとによる把握作用を受け
ている。約25度放射部にて、針素子の下部部分上の磁
気的封じ込め当て板288は永久磁石446と448に
組合さった摩耗板444に係合し、外側カム突合せ30
4を外側カム軌道340と運転係合にして保持しつつそ
れに対して保持される。
【0142】約25.5度と26.5度放射部の間で、
針素子290の上部は、絞り当板部材436により、そ
れのスロツト82の背後に対して係合し圧縮されて保持
され、当て板はかくしてまた、今や全部屈曲された針素
子290に対する支点として、それが選択点に近づく際
に役立つ。
【0143】28.5度放射部にて、今や機械的にバイ
ヤスされ、かつ、磁気的に維持されている針素子290
は、電磁的選択極450に近接しつつあり、その極は3
0度放射部上に中心づけられて居り、また、電子工学的
にパルスされることができて、磁気的保持力の縮小を行
って、屈曲された針素子内に貯えられたエネルギーが残
留磁気的保持力を克服して、約31.5度放射部にある
針素子の下部部分がそれの通常のバイヤスされた状況へ
の戻りを始めるに充分ならしめ、従って内部カム軌道中
に究極的に内部カム突合せを位置づけるようにする。
【0144】33.5度放射部では、絞り当板436上
のカム圧力が針素子の上部部分の解放を開始する。そし
て34.5度放射部までに、針はそれの通常のバイヤス
されていない屈曲されていない状況になり、それの下部
内側カム突合せ302は内側カム軌道スリーブ78中の
内側カム軌道352内へ配置される。
【0145】明白になるであろうように、もしも電磁的
選択極450が電子工学的にパルスされないならば、磁
気的保持力は働いて針素子をそれの屈曲された状態に保
持し、そしてそのようなことが磁気的封じ込め当て板2
88と永久磁石446と448との界面的係合の適切な
長さに渉って維持されて、外側カム突合せ304と舌3
06との、38度放射部にある縁保持用肩342の背後
の外側カム軌道340中への入り込みを確実ならしめる
ようにする。心に留めて置くべきことは、主題の装置は
構造が対称的になっていて、編みシリンダー88が逆方
向に回転される時は、事柄の同じ連鎖が反対順に起ると
いうことである。
【0146】上記の装置の一つの望ましい特徴は電気制
御信号を利用して変形した素子の解放を行うことを、そ
うした電気力を針素子及び/又は閉じ素子の機械的移動
ないし変化を行うために利用するよりもむしろ、使って
いることである。それの単純性は別として、記述された
装置は磁場の非直線的磁束外縁効果を磁束に対し二径路
意図的に設けて、一本は針上の磁気的封じ込め当て板を
通し、他は極間の水平空隙を通して利用している。保持
磁束の降下は距離と共に減少するので、磁気的保持板の
磁石面からの小規模な分離はそれの磁気的引戻しを予防
する。また、針素子が編みシリンダースロツト形成壁の
間に後退するときはいつでも、後者は場短絡路として働
き、針または閉止素子上への磁束に誘導された引っぱり
力に更に著しい縮小を生ずる。
【0147】操作の連鎖の上記総体的描写と共にそれの
操作用部品の詳細な記述をも記載する。
【0148】押器カム装置 始めに図2、図3、図4、図5及び図21を参照する
と、針素子及び/又は閉じ素子選択装置は大ざっぱに、
静止内側カム軌道スリーブ78の内表面と面間の突合せ
になって滑動しうる関係に置かれて居り、それに対して
制限された弧を通って回転可能に移動可能な関係にな
り、編みシリンダー回転の双方の方向に対しての複合針
素子選択の制御に適合されている押器カムスリーブ部材
を包含している。押器カムスリーブ364の底端部は、
ボルト368によって下部枠板ハブ部分14へ留められ
ている静止搬送継手部材366に突当っている。そうし
た搬送継手部材366は、円形編み機械に従来使用され
ている一般型の組合された真空誘導式製品除去装置(図
示せず)に対する製品配送チユーブとして役立ってい
る。Oリング362がスリーブ364との界面に介在さ
れ、油漏れに対して封じ、また、編み操作の間に製品除
去を確実ならしめるために、必要な真空誘導空気流を維
持する。
【0149】押器カムスリーブ364は耐摩擦ベアリン
グ374の内側レース上に乗る大きさに作られた外向き
に広がっている周辺フランジ370を含んでいる。図2
に最良に示されている如く、耐摩擦ベアリング374の
外側レースは下部取付用板10の静止ハブ14内の適当
な窪み内に取付けられ、保持用リング276により位置
に留められている。同様な具合に、押器カムスリーブ部
材364は保持用リング378とスペーサースリーブ3
80により可動の内側レース372に留められている。
【0150】押器カムスリーブ部材364の制限された
弧を通し、静止下部取付板10と静止内側カム軌道スリ
ーブ部材78に対するどちらの方向へもの回転は、下部
取付板10で、図4で382と称されているものの下側
上に配置された押器カム駆動装置により行われる。
【0151】図4及び図2に最も明白に示されている如
く、そうした駆動は選択的に作動させうる回転ソレノイ
ド384を含み、それのシヤフト386は連接具388
により連結用棒390の一端に接続されている。連結棒
390の他端は静止ハブ14内の割れ目を経て、またボ
ールジヨイント392を通して、押器カムスリーブ部材
364の下端から半径方向に伸びているピン394へと
接続されている。
【0152】今や明かな如くに、回転ソレノイドシヤフ
ト386の右廻りまたは左廻りのどちらの方向への、予
めプログラム化された信号に応答しての回転は、上記の
連接を通して直接に伝送され、内側カム軌道スリーブ7
8に対しての押器カムスリーブ部材364の付随する回
転移動になる。現在好ましい構造では、どちらの方向へ
でも約10度の押器カムスリーブ部材の移動は、これか
ら後に記す如くに、編みシリンダー80の方向と一致す
る望む制御機能を与える。
【0153】複合針素子が選択帯域に入る際にそれのシ
ヤーク部分の初期機械的偏倚または外向屈曲を行うため
の手段もまた、図2乃至図5及び図21に最良に示して
ある。そこに描かれている如くに、押器カムスリーブ部
材364の外向きに面している表面は(各運転扇形内の
各針素子及び各閉じ素子に対し)等放射角表面408に
より分離されている一対の外向きに伸びている共役の間
をあけて離れたカム突出部410と412を含んでい
る。内側カム軌道スリーブ78内の適切に置かれている
割れ目414内に旋回するように装着されて、すなわ
ち、30度放射線選択線上に中心づけられて大ざっぱに
こうもりの翼の形をした押器カムで、全体として416
と称されるものが在る。そうしたカム416の各個は、
(また六つの運転扇形の各々の中には針素子用に別にな
ったカムと閉止素子用に別になったカムとがある)はそ
れのスリーブ78内での旋回的装着に関しては内側スリ
ーブ78の内壁とのカム突出部接触によってと、割れ目
の垂直形成壁によるそれの端の保持により制限されてい
る。図21に最良に示されている如く、こうもり翼の形
をしたカム416はそれの中心線の周りに対称で、一対
の内に面している表面418と420を含み、それの突
出している端末428と430とは、押器カムスリーブ
部材364上の上記のカム突出部410と412により
係合可能なカム従動子を構成している。カム416の外
方に面している表面は一対の二重放物線形で全体的に傾
斜したカム表面422と424をそれのどちらの端にも
と中間の窪んだ表面426とに含んでいる。
【0154】上述の如きこうもり翼カム本体はまた、カ
ム本体の上と下の双方に伸びている長さの一体の垂直ピ
ン部分432を含んでいる。そうしたピン部材432の
伸長部分は内側スリーブ78の内側形成壁と押器カムス
リーブ部材364の準放射部中間表面408の中間に含
まれるに適合されていて、隙間414の側壁らと一緒に
なって、そうした押器カムの制限的旋回用装着を行うよ
うになっている。
【0155】図5から明かになるように、上述のよう
な、運転する扇形の30度放射部または中心線432に
対する押器カムスリーブ部材364の選択的回転的位置
付けは、カム突出部412の一つの制限用押器カムスリ
ーブ部材位置でのカム従動部430との相互係合によっ
てか、または、他の制限用押器カムスリーブ位置でのカ
ム突出部410とカム従属部428との相互係合によっ
て、傾斜したカム表面424かまたは傾斜したカム表面
424を針素子(及び/又は閉じ素子)の内側カム突合
せ部分の前進路中に配置して、編みシリンダー80がそ
こを通過し前進する際に、連続的にシヤンク部分を半径
方向外向きに偏倚させる。またこれも明かな如くに、針
素子(及び閉じ素子)のシヤンク部分のそのような外向
き連続偏倚は編みシリンダーの各回転方向に対して、押
器カム416上の傾斜したカム表面422または424
のどれが針(及び閉じ)素子の前進路中に置かれるかに
合致して行われる。
【0156】先行のことと相関連して運転している手段
があり、下部シヤンク部分の上記の機械的屈曲またはバ
イヤス付けが行われている時に、針及び閉じ素子の上部
部分を半径方向移動に抗してそれのスロット内に有効に
閉じこめる。そうした手段は、図2及び図23の(c)
に略図的に示すように、半径方向に弾性的に変形可能
で、全体的に弧状に整形された絞り当て板436で、編
みシリンダー80上の各針保持用スロツト82の上部端
末に置かれている共通上部フランジリング438から伸
びて居り、それと一緒になって回転しうるよう移動可能
になっているものを含んでいる。示されている如くに各
絞り当て板436は、外側カム軌道スリーブ部材86の
上端にある周辺上窪み440内に滑動可能に収容されて
いる外向きに伸びているフランジ438を含んで居り、
それが当て板436を針素子290の上端及びそれと組
合された閉じ素子310と突合せになっているがしかし
ルーズな関係にして当て板436を保持する役をする。
【0157】絞り当て板436を同期させて偏倚させて
針及び閉じ素子の上端を圧縮係合させて、後者を選択帯
域内のそれらのスロツト82の後部壁に対し圧すこと
は、静止外部カム軌道スリーブ86の内部表面上に適当
に置かれているカム突出部442により行われる。示さ
れているように、カム突出部442は弧状に形付けられ
た絞り当て板436の外表面とタイミングをつけた面間
係合になるように配置されて居り、後者を内向きに弾性
的に変形して、針と閉じ素子との上部部分と望む圧縮係
合にさせて後者を半径方向または縦方向移動に対して瞬
間的に不動化するに役立つ。絞り当て板436をカム突
出部から外すことは、そこを通過しての移動により引起
される如くに、絞り当て板の弾性的改革とスロツト82
内でのそれらの通常にバイヤスされた非圧縮的でルーズ
な配置への戻りとを許容する。針及び閉じ素子らの上記
のタイミングの合った圧縮係合は、上部部分に対して効
果的な把握作用を与え、上記したようなこうもり翼押器
カム416によるそれのシヤンク部分の同時に起る機械
的屈曲に対する支点位置として役立つ。
【0158】押器カム416の作用による針素子の垂れ
下ったシヤンク部分の上記した連続的外向屈曲は、半径
方向に伸びている針素子290の磁気的封じこめパツド
部分288(及び閉止素子310上の磁気的封じこめパ
ツド330)を動かし、一対の永久磁石446と448
の弧状の形をした面上に取付けた青銅摩耗板444との
滑動的面間係合になるように働く。そうした摩耗板44
4は、単に針素子の封じこめパツド部分288上の摩耗
を減じ、かつ、針素子の位置づけについての寸法上の公
差の問題を無くするのに機能するのみでなくて、針素子
と永久磁石446及び448との間の正確密接な間隔を
与え、かくて、屈曲された又は機械的にバイヤスされた
針シヤンク部分が、一旦針素子が押器カム416上の4
22の如き傾斜したカム表面を通ると、それを受けると
ころの磁気的保持フラツクス力の正確な制御にも寄与す
る。
【0159】図5に最良に示されている如く、適当な磁
気的保持及び選択制御装置は、30度中間扇形線に間を
あけて置かれて、電磁石452の細長い積層された電極
片450をその間に介在することを許すようになってい
る一対の永久磁石446と448とを含んでいる。永久
磁石446と448との弧状面はほぼ全体の選択帯域上
に広がって居り、また、上に記したように青銅摩耗板4
44に面している。永久磁石446と448の各々と組
合されて、全体として454及び456と称される調整
可能な短絡用極装置があり、それぞれ永久磁石の運転面
からの磁束の制御された転換をできるように適合されて
いる。全体の磁気装置はボルト462によって外部カム
軌道スリーブ86上に装着されるように適合されてい
る。短絡用極装置は大ざっぱに、永久磁石の側部とも外
部カム軌道スリーブ部材86の隣接する側壁とも、面間
で係合しうるように選択的に形付けられた磁束転換極素
子458を含んでいる。極素子458は回転可能シヤフ
ト460上にねじ山を切って装着されて居り、そのシヤ
フトの回転が、そうした極片、永久磁石及び外部スリー
ブの間の間合いと圧縮的接触の程度とを有効に制御す
る。今や明かであるように、上記の短絡用極装置は永久
磁石の運転面上に与えうる磁束の量を精密制御し、針素
子と閉止素子を選択帯域内摩耗板444に向けて磁気的
に保持する。成るべくは、針と閉じ素子とが中間扇形場
所と制御電磁石452の極456fを、その上に解除パ
ルスが不在の時に、横切るような位置に丁度保持するに
充分な量の磁束を使用する。全体的に上記した如き磁気
的保持条件下では、永久磁石磁束に反対して中心極45
6に磁束を生ぜしめるに適した極性の電磁石452に於
ける適切なタイミングにされたパルスが存在すると、磁
気的保持フラツクス力は正味減少し、屈曲され機械的に
バイヤスされた針及び閉じ素子が摩耗板444との面間
係合になっているそれらの位置から外されることを許
し、かつそれらの通常にバイヤスされた位置へ戻ること
を許す結果になる。
【0160】磁気的保持及び選択制御装置用の目下好ま
しい構造は図20に示されている。そこに示されている
如くに、そうした装置は、全体的に716に示される二
極電磁石の積層核片714のどちらの側上にも取付けら
れている一対の永久磁石710と712とを含んでい
る。永久磁石710は一対の間をあけた全体的に矩形の
極表面718と720とを選択帯域内で、かつ、水平方
向に約25度放射部から電磁石核片714の限界のヘリ
に至る迄広がっているものを与えるように選択的に形状
けられている。同様な具合に、永久磁石712は、選択
帯域内で、電磁石の極片714の他の限界のヘリから約
35度放射部迄広がっている一対の間をあけた全体的に
矩形の極面722と724とを与えるように選択的に形
付けられて居る。図20の(b)に最良に示されている
如く、電磁石の極片は永久磁石極面718,722と7
20,724それぞれの中間に置かれた一対の間をあけ
た極面726と728になって終っている。電磁石極片
714は30度放射部上に同軸に整列されて居り、編み
シリンダー80上の二つの連続する針素子を含むスロツ
トら82の間の間合いよりも僅かに少ない水平幅になっ
ている。
【0161】この実施態様では、青銅摩耗板730は全
体的にH字形の形状で、永久磁石と電磁石双方の露出極
面内にて窪んでいる。それの垂直に置かれた端部732
と734は垂直に針及び閉じ素子上の磁気的封じこめパ
ツドの長さに近似するようなサイズにされて居り、ま
た、永久磁石極面718,720と722,724それ
ぞれの端を越えて水平方向に置かれている。摩耗板のそ
うした端部732と734とは、外部支持用軌道上に乗
っている針及び閉じ素子用に磁気的封じこめパツドを選
択帯域中への導入に先立って装置のフラツクス発生用部
品と円滑な面間運転的係合に入らせるように導く助けを
する。摩耗板730の中間部分736は図20の(b)
で点線で示されているように、永久磁石710,712
及び電磁石716双方の極面のぎりぎりのヘリと重なり
合って居り、それの隣接部分は露出されて居り、摩耗板
の露出面と既定の間をあけた関係になって置かれてい
る。
【0162】この好ましい実施態様では、電磁石76の
極片714は永久磁石710と712からポリエステル
シート、適当なのはマイラー、製の介在薄層738によ
り磁気的に遊離されている。同様な具合に、総ての磁束
発生装置はテフロン含浸エポキシ製の絶縁用容物内に収
納またはびん詰めされていて、それが更に、極をお互い
に磁気的に遊離し、かつ、針及び閉じ素子に面間近接に
なって置かれているそれの露出極面を通る磁束移送を高
めるに役立っている。
【0163】上に示した如く、電磁石716は、それへ
反対極性のパルスを供給するに適合されている双極駆動
子により駆動されるように適合されている。針及び閉じ
素子を、それらがここの電磁石芯片714を過ぎて移動
される時にそれらの屈曲された状況に保持するには、永
久磁石710及び712により発生されたフラツクスに
補足的な磁束を創出する適当に分極したパルスの存在を
必要とする。そうした補強しているパルスが無くて、か
つ、成るべくは、反対の極性のフラツクス解消パルスの
存在の助力によって、永久磁石710と712により発
生され、電磁石極片714中へ漏洩している磁気的保持
フラツクスは、針(及び閉じ素子)上の磁気的封じこめ
パツドを摩耗板との面間突合せ係合に維持するに不充分
であり、そして針及び閉じ素子のシヤンク部分は弛めら
れて、その中に貯えられたポテンシヤルエネルギーが、
それらの屈曲した状況へのそれらの先行機械的バイヤス
化のせいで、それらの通常のバイヤスされた屈曲されて
いない状況へのそれらの戻りを始めることができるよう
にする。
【0164】上記の磁気的保持及び選択制御装置の何れ
もの操作に於て、針素子のシヤンク部分は、それらの通
常的にバイヤスされた一番中向きの位置で内側カム突合
せ302が下部内側カム軌道352内に運転的係合され
て居る位置から半径方向外向きに押器カム416の作用
で連続的機械的偏らされ、磁気的封じこめパツド288
を青銅摩耗板と面間突合せ係合に持って行くようになっ
ている。そのように位置付けられる時、内側カム突合せ
304は、そうしたカム突合せ304と舌306とを、
針素子が更に既定の度前進した後に、下部外側カム軌道
340中へ導入することが出来るような場所に置かれ
る。一旦、針素子290が押器カム416上の傾斜面を
過ぎて前進したら、単に永久磁石により発生される磁気
的保持力のみによって、摩耗板と屈曲した面間突合せ係
合になって保留される。針素子290が制御電磁石の芯
素子を過ぎて連続的に前進されるから、そうした電磁石
が適切にパルスされて、正味磁気的保持用フラツクス
を、屈曲された針素子シヤンク内のポテンシアルエネル
ギーが該シヤンク部分を内向きに充分な距離動かし、下
流の永久磁石が磁気的封じこめパツドを再牽引して、青
銅板と面間係合にならせるのを防ぐに充分な距離移させ
るに充分な量だけ減少せしめられることが無ければ、そ
れらはそうした屈曲された位置に保持される。針素子解
除がなければ、編みシリンダー80の回転により行われ
て、針素子が更に前進し、外側カム突合せ304を外側
下部カム軌道340中に導き入れ、そして、更に特殊運
転扇形通過し次に続く扇形へ入って行く間、舌306を
保持用肩の後に置くことによりその中に保持されてい
る。反対に、適当にタイミングのとれた電気パルスを制
御電磁石に印加することは、針素子シヤンク部分をそれ
の外向きにバイヤスされた位置から解除し、そうした針
がそれの屈曲されていない、すなわち、通常位置へ戻り
うるようにし、そこでは、内側カム突合せ352は下部
内側カム軌道352との運転係合に再導入され、針素子
が特殊運転扇形を通過し、次に続く扇形へと通過する
間、そこにとどまる。
【0165】もっと早くに記された如くに、類似の針素
子選択装置が各運転扇形内に設けられている。類似だ
が、しかし、別々に操作しうる閉じ素子選択装置で、閉
じ素子カム突合せ318と320をそれぞれの上部内側
及び外側カム軌道354と346に対して運転的係合に
なるように選択的に指向するためのものが、運転扇形の
各々にもまた設けられている。図2に示されている如
く、閉じ素子310用の選択装置で、各々別々の押器カ
ムと磁気的保持及び選択制御装置を含んでいるものが、
上にこれまで記された如くに、針素子290用のこれら
の装置上に配置されている。
【0166】今や斯界技術熟達者には明白であるよう
に、上記の針及び閉じ素子移動及び制御選択装置は針素
子及び閉じ素子持上位置の積極的制御を何時でも、連続
的な、滑らかな閉じられたカム軌道で、各運転扇形内で
の編み、ひだつけ、又は浮き織りに伴う運転サイクルの
間、カム突合せを有効に幽閉ないし含むものの許容され
た使用によって、提供する。上に開示された針及び閉じ
素子移動及び選択装置から出る有利な結果の中には、運
転サイクルの間、何時でも、針及び掛け金素子の精密位
置付けをすること、針部材に対する往復振幅をより短く
することから出てくる著しく高められた操作速度、編み
シリンダー回転のどちらの方向へも総ての必要な操作を
行いうる可能性、操作用扇形の数の許容された増加及び
編みシリンダーの決った直径に対し、360度周辺のつ
いた許容された糸供給の数の付随的増加、針及び閉じ素
子の衝撃負荷を回避し、その結果としてのそれの有用寿
命の増加、及び、機械修正なくして、電子工学的制御に
より容易く得られうる許容される操作の融通性などが含
まれる。
【0167】シンカー装置 もっと早期に記した如く、開示された機械中に含まれて
いるシンカー装置28は、先に記した針部材移動装置と
連結して選択的に制御された三次元的シンカー素子移動
を行い、ステツチ引き速度と、減少した最大糸張力と、
編み操作の総体的速度とを著しく増加し、更には、既に
形成されたステツチからの糸の奪い返しを有効に避け得
ないにせよ最小にすることができるようにする。
【0168】始めに図2及び図22を参照すると、環状
のシンカーポツトリング280が編み円筒80の上端内
に置かれて居り、ボルト278によりそれと一緒に回転
するように留められている。環状シンカーポツトリング
280は編み円筒80の周辺上にあるスロツト82と垂
直一列並びに置かれている一連の垂直スロツト470を
含んで居り、また、スロツト470の各々は選択的に形
付けられた移動できるシンカー部材474を含んでい
る。
【0169】シンカー部材形状は図22に最良に示され
て居り、細長いカーブした平面状本体部分476で、自
由端に於て、上方に面している傾斜したランド480に
より形成された円められた尖端478になって終ってい
る多重ランド付け点482を含んでいる。尖端478の
内方に、かつ、傾斜したランド480の端に窪んだ鉤状
の弓形484及び隣接するランド485がある。シンカ
ー部材474の他の垂れ下った端末は大体円形の形をし
た内側及び外側カム従動子488と490とのそれぞれ
になって終っている交差アーム486を含んでいる。図
3に最良に示されている如く、回転可能シンカーポツト
リング280内の各々のスロツト470は、シンカー部
材474を含み、それの底部交差アーム486は適当な
割れ目を通って外へ伸び、内側及び外側カム従動子48
8と490を、静止したシンカーカム軌道枠装置496
内の内側及び外側カム軌道492と494それぞれの中
に位置付ける。
【0170】静止しているシンカーカム軌道枠装置49
6は耐摩擦ベアリング272の内側レース上に取付けら
れている。ベアリング272の外側レースは編み円筒8
0の内向きに突出している肩268上に支えられてい
て、窪み270内の割りリング274によりその上に保
持されている。静止内側カム軌道スリーブ部材78の上
端への角栓止めした連結500は、回転に対して、静止
シンカーカム軌道枠装置496を角度的に不動化するに
役立っているが、しかしなお、もっと前に記述した編み
円筒80の垂直移動に付随するステツチ長の希望の変化
と組合さったその枠装置が一緒に垂直移動するのを許容
している。編み円筒80の回転と一緒になってのシンカ
ーポツトリング280の回転は静止カム軌道枠装置49
6内のとじたカム軌道492と494それぞれの中の有
効に詰めこまれたシンカー素子カム従動子488と49
0の回転的移動を行って、該カム軌道492と494の
輪郭に合致して、シンカー部材の突出している端等の選
択的垂直及び水平移動を針部材移動と制御された時間及
び空間的関係で行うようにする。
【0171】そうしたシンカー素子の水平移動は注目す
べきことに、編み円筒の回転と合致した移動と、かつま
た、カム軌道492と494に合致したそれの半径方向
に指向した移動を含んでいる。
【0172】テリーダイヤル装置 主題の編み機の中に包含されて、著しく改良された構造
と操作性能のテリーループ形成装置がある。これから後
に詳細に記す如くに、糸に係合しているテリー織片また
はテリー織器具の二次元的な移動を、形成したテリー織
ループをテリー織器具から積極的に脱ぐまたは除去をす
る手段と組合せるようにすることが出来る手段が設けら
れている。これから後に記される構造から得ることがで
きる利点の中には、ステツチまたはループ引きのもっと
迅速化、他の操作用パラメーターとは独立なテリー織ル
ープのパラメーターの独立なカム軌道制御で、品物製作
間にテリー織ループ長さを制御および/または変更する
能力を含んでいるもの、積極的テリー織ループ開口、糸
供給領域に於ける許容される積極的糸挿入、ステツチ引
きの間の分離、及び制御カム軌道路に不連続性がなしに
テリー織ループ生産を係合したり外したりする能力など
がある。
【0173】始めに図2を参照すると、既述した如く、
支持枠24の下に置かれているテリー織ダイヤル駆動シ
ヤフト222のぶら下った端232は一対の耐摩擦ベア
リング240と242中に取付けられている。駆動シヤ
フト222の垂れ下った端末にボルト236によって留
められ、それと一緒になって回転可能に移動可能になっ
て、テリーダイヤル保持器帽子234があり、それがま
た、開口素子支持板としても役立っている。保持器帽子
234は複数の半径方向に配置されたスロツト514を
それの上部表面上につけるような形に作られている。放
射状スロツト514は編み円筒80上の針部材の数及び
テリーダイヤル中に取付けられたテリー織器具の数と数
にして等しい。保持器帽子234の周辺上に取付けられ
て、環状の回転可能なテリーダイヤルすなわち、テリー
器具支持部材238で、各個に選択的な形状にしたテリ
ー織器具248を含んでいる複数の放射状に置かれたス
ロツト516を有している。スロツトをつけたテリーダ
イヤル238の上端は耐摩擦ベアリング520の内側レ
ースにより適切に位置づけられて居り、それの外側レー
スは静止テリーダイヤルカム枠部材の上部分節244内
に取付けられている。テリーダイヤルカム枠の上部分節
244は、主駆動シヤフトベアリング240と242の
外側レース上に取付けられたハブ部分522と上部円形
板状部分524とを含んで居り、後者の部分は、内部的
に528における如く輪郭づけられ、内部の上部カム軌
道溝を形成している。周辺フランジ526の垂れている
ヘリに対して、保持器リング530によってなどして、
面間相互関係に留められて、環状のリング状部材523
があり、これが静止テリーダイヤルカム枠の下部分節と
して役立っている。そうしたリング状部材532は全体
的U字形に断面がなっていて、内部的に下部カム軌道溝
534を形成するように輪郭を作られている。
【0174】図2、図23に最良に示されている如く、
テリー織器具は各々、細長い基底部分540で、静止テ
リーダイヤルカム枠装置内の上記の上部及び下部カム軌
道溝528と534のそれぞれの中に置かれている上部
及び下部カム突合せ542と544に終端になっている
ものを含んでいる。基底部分540から内方へ、またそ
れにほぼ垂直に伸びて、中間本体部分546がある。中
間本体部分546の遠隔端は、終りが浅い糸係合用鉤5
50になっている細長い、垂れ下った、外方に伸びてい
る弧状のアーム548になっている。明かであるよう
に、上記の構造は、水平及び垂直双方の平面内のテリー
織器具248の端にて、該糸係合用鉤550の個別また
は連合の移動に備えるものである。
【0175】保持器帽子234中の放射状スロツトの各
々の中に滑動可能に配置されて、テリー織器具鉤素子5
50からテリーループ糸の開口または除去を積極的に確
実ならしめるに適合されている細長いシェッダバー素子
552がある。上の目的のために、細長いシェッダバー
552の外向きの端部には僅かに凹状の形554が設け
られ、それの内側端は一対の間をあけて置かれた上方に
指向された肩556と558とで、それらの間に溝56
0を形成しているものを含んでいる。静止テリーダイヤ
ルカム枠のハブ522の下側から垂れ下って、シェッダ
バー内の溝560内に収容される大きさになったカム用
のうね562がある。シェッダバー支持板512のテリ
ーダイヤルカム枠の静止ハブ522に対する回転は、カ
ム用うね562の輪郭に従って、放射状に配置したシェ
ッダバー552の水平往復をテリー器具518の移動に
タイミングした関係で行い、そうした相対移動によりテ
リー織器具鉤550からテリーループを形成している糸
を積極的に開口ないし除去するように働いている。好ま
しい構造においては、シェッダバーは前進されて、30
度選択点でテリー器具からテリー織ループを剥ぐように
機能し、それから糸供給場所で引っ込められて、糸挿入
運搬器(後に記すことになる)が糸供給場所で針部材の
持ち上げられた鉤部の背後に直接に届くことができるよ
うにする。
【0176】ここに記される円形よこ編み機でのテリー
ループ形成は、糸供給路に対するテリー器具鉤の位置に
基本的に依存している。記述された機械に於ては、静止
テリーダイヤルカム枠装置を、テリーループが形成され
る所の一つの制限的位置と、テリー器具が事実上操作し
得ないように糸供給路に対して位置付けられる第二の制
限的位置との中間に回転的に移動する手段が設けられて
いる。
【0177】上の目的のために、また今や、図6をも参
照すると、テリーダイヤル支持枠24の上面上に取付け
られた回転ソレノイド570が設けられている。回転ソ
レノイドの電機子シヤフト572は、伸長シヤフト57
4と連接体576を通って、枠24の下側上に窪み57
8の中に配置されている連結用棒580へと連結されて
いる。連結棒580の他端はピン582によりテリーダ
イヤルカム枠上部分節524へ枢動的に連結されてい
る。好ましい構造に於ては、テリーダイヤルカム枠は、
テリーループ形成が行われる所の一つの制限的位置にて
通常バイヤスされている。予めプログラム化された指令
に応答して回転ソレノイド570を作動せしめると、シ
ヤフト572の既定の程度の回転移動を起し、上記連絡
を通って伝えられ、静止テリーダイヤルカム枠がテリー
器具鉤上に糸供給を阻止するに充分な既定の程度の回転
移動になる。同様に、回転ソレノイド570を復元させ
ると、静止テリーダイヤルカム枠の戻り回転移動と自動
的テリーループ形成が起る結果になる。
【0178】レーキ装置 針部材の上方移動の間に、針素子鉤からと、閉じ素子3
10の走行路から外へ、糸を積極的に移動することを確
実にし、更に次の針部材下降ストロークの間にそうした
糸との針再係合を予防するために、主題の円形よこ編み
機は、二方向に移動可能な針部材と組合されている三方
向に移動可能なシンカー素子と組合されて運転する補助
的な、三方向に移動可能なレーキ部材を含んでいる。
【0179】さて、図2及び図23を参照すると、27
8に於ける如く、編み円筒80の上端にボルト付けされ
ていて、それによりそれと連係して回転移動されるよう
になっているシンカーポツトリング280は、編み円筒
80の上端に置かれ、また592に於ける如く適当にス
ロツトがつけられ、それを通り針及び閉じ素子の往復を
許すようにしている外向きに向けられた環状広がり59
0と不可欠な物品形成用の糸操作をその上に含んでい
る。そうした広がりの周辺部分は、592における如
く、更に放射状にスロツトがつけられ、編み円筒80上
のスロツト82及び、シンカーポツトリング280内の
シンカー部材含有スロツト472とは食い違い関係にな
っている。
【0180】静止外側カム軌道スリーブ86の上端にあ
る放射状に広がっているフランジ92上に取付けられ
て、全体的に598と称されている静止環状レーキ部材
カム軌道枠の下部分節596がある。下部カム軌道枠分
節596にボルト600によりなどして周辺に留められ
て、上部枠分節602がある。下部及び上部枠分節ら
は、下部及び上部カム軌道604と606それぞれをな
すように内部的に輪郭を造られている。
【0181】シンカーポツト延長リング590の周辺ス
ロツト594の各々内に置かれて、全体として608と
称される選択的に形造られたレーキ部材がある。レーキ
部材608は各々、上記のカム軌道606と604のそ
れぞれの中に滑動可能に含まれるように選択的に輪郭づ
けられた一対の直径上反対側に置かれた上部及び下部カ
ム突合せ612,614を有する基底部分610を含ん
でいる。基底部分に垂直にそしてそれから平行に伸び
て、全体的にL字形の本体部分616がある。本体部分
616の端部上に取付けられて、一対の間をあけたアー
ム622と624の形をした二股になった端部620を
有する食い違いになったレーキ素子618がある。アー
ム部材622と624は、それらの間に針とシンカー部
材とを適合受入のために充分な距離、間をあけて離れて
いる。
【0182】上記の構造によって、編み円筒80、シン
カーポツトリング280及びシンカーポツト延長590
は、カムトラツク枠598の静止下部及び上部分節59
6と602に対し、個々のレーキ部材の相互連結回転移
動を行う。今や明白なように、上部及び下部カム軌道6
06と604の選択的輪郭づけは、個々のレーキ部材6
08の三次元的移動を、すなわち、編みシリンダー回転
に付随するそれの水平移動に組合さって垂直及び放射状
に行うようになる。
【0183】糸係合用素子に対する制御カム軌道の形状
と移動路の性質 上述したように、基本的な、編み、ひだつけ、及び浮き
織り操作らに於て、運転機能する糸係合素子は、針素子
290、それらと組合された閉じ素子310、選択的に
形づけられたシンカー素子474及びレーキ素子608
である。前記のものに加えて、また、テリー織ループ形
成を望む時は、テリー器具518とテリーループ開口器
552が上に考えられた糸係合用素子らに運転上加えら
れる。必須で独立だがしかし機能的に互いに関係してい
る、糸係合用素子等の垂直及び/又は放射状移動は、編
み円筒80が回転するにつれ、上記したような次にもの
によって行われる。 (a) 垂直方向に於ける針素子移動の性質と範囲とを行
うための二つの別個の制御カム軌道、すなわち、静止外
側カム軌道スリーブ86内のカム軌道340と静止内側
カム軌道スリーブ内カム軌道352; (b) 垂直方向に於ける閉じ素子移動の性質と範囲とを
実施するための二つの別個のカム軌道、すなわち、外側
スリーブ86内のカム軌道346及び内側スリーブ78
内のカム軌道354; (c) 放射状(水平)及び垂直方向の双方にシンカー部
材移動を実施するための複合二重制御カム軌道、すなわ
ち、静止枠装置496内のカム軌道492及び494; (d) 放射状(水平)及び垂直方向の双方にテリー器具
移動を行うための複合二重制御カム軌道、すなわち、静
止枠部材524と532内のカム軌道528と534; (e) 放射状(水平)及び垂直方向の双方にレーキ素子
移動を行うための複合二重制御カム軌道、すなわち、枠
分節596と602内の軌道604と606; (f) テリーループ開口器具の線状移動を行うための単
一制御路ないしチヤンネル560
【0184】予めプログラム化された指令に合致して選
ばれた編み操作を行う際の前記素子等の連合及び多方向
的操作は、描き記述することは難しいけれども、行われ
る基本的糸取扱い操作と結果としての製品との双方に於
ける本発明の実施から出て来る新しい改良された結果に
寄与する。
【0185】先に指摘した如く、円形よこ編み機の目下
好ましく、ここに特に記述される実施態様は、内側及び
外側カム軌道スリーブ78と86の周囲をまわって六つ
の別個の60度操作用扇形を含み、そうした扇形の各々
は、どんな瞬間に於ても、各々組合されたシンカー部
材、レーキ及びテリー器具及び開口用素子を基本的操作
用実体としてつけている18の複合針素子等を収容して
いる。
【0186】本発明の顕著な特徴は、制御カム軌道形状
で、一対の隣接糸供給場所中間で対称である垂直及び水
平移動路で、それはまた隣接糸供給場所の該対の間の中
間場所に対してもまた対称である移動路について、対称
であり限定的である形状を、編みシリンダー回転の継続
に独立に用意し利用することである。別の具合に、又描
かれている実施態様に対して述べると、制御カム軌道形
状は0度及び60度放射部にある糸供給場所で規定され
た各々の操作用扇形内で対称であり、かつ又、編みシリ
ンダーの回転の継続に関係なく、それらの間の30度中
間位置に対しても対称である。移動路がそのように対称
であることは、どんな針部材にも、どんな糸供給場所に
ても、編みシリンダーの回転の持続に独立に、編み、ひ
だ付けし、または浮き織りする能力を与える。加うる
に、そうした対称性は、編みシリンダーの回転の持続に
独立に、選択的に形づけられたシンカー素子を使用する
ことと組合せて、ステツチ引き及びステツチ開口または
「フツク越し」操作双方を行う時に、同じ移動路を利用
する結果になる。
【0187】上の目的のためと、また、描かれた60度
操作扇形の各々の中で、部分的に記述した如くに、針素
子及び閉じ素子選択帯域は30度または中間扇形線にて
中心付けられて居り、又、約8度それのどちらの側にも
延伸している。糸供給は各0度の扇形開始線に於てと、
次に続く操作用扇形に対する0度扇形開始線と合致する
60度扇形終了線の各々に置かれている。そうした対称
性は予めプログラム化された指令に応答しての編みシリ
ンダー回転の方向に合致しての二方向的操作に容易く適
合するのみでなく、更にまた、編みシリンダーの決った
直径に対しての許容される糸供給数を著しく増加するこ
とと、糸供給場所と中間扇形選択点との間の距離の縮小
とを含むことをも出来るようにする。
【0188】今、図14及び図15を参照すると、そこ
には、描写例として操作用扇形内の独立な垂直移動路の
現在好ましい形状が描かれて居り、それは、針素子29
0、閉じ素子310、シンカー部材474、レーキ素子
608及びテリー織器具518のそれぞれに対し、編み
シリンダー回転と合致して、また、任意の立面基底線Z
0 に対しての移動路であり、そうした垂直移動路は不可
欠な制御カム軌道の形状により決められるから、適当に
シンカーポツトの頂部の置場所に対してのものである。
【0189】これから後に明かになるように、図14乃
至図15は、それぞれ18の個々の針素子、閉じ素子、
シンカー部材、レーキ素子及びテリー織器具の各々が、
如何なる時間的瞬間での各操作している扇形内での0度
から60度に渉る各角度位置に対して、それの近接する
隣りの物(それから3度20分間をあけて)と向き合っ
ての、垂直面内空間的置場所を適切に描いたものである
のみではなくて、針、閉じ、シンカー、レーキ及びテリ
ー織片素子等の進行的垂直立面図で、各々のそうした素
子が0度から60度迄、またはその逆に、各操作用扇形
を通って編み円筒80の回転移動の方向に従って連続的
に前進させられるのを適切に描いても居る。
【0190】図14の(a)及び図15の(a)は垂直
方向にのみ動く針素子290と閉じ素子310との全体
移動路を適切に描いているが、図14の(b)、図15
の(b)及び(c)は、シンカー素子474、レーキ素
子608及びテリー織器具518の垂直移動路のみを描
いている。そうしたシンカー素子474、レーキ素子6
08及びテリー織器具518の連結放射状移動の性質と
範囲とは図16に示されてある。
【0191】始めに図14の(a)を参照すると、実線
640は、針素子290の各々が、0度扇形開始場所か
ら、中間扇形30度選択点を通り、それの外部カム突合
せ304が外部カム軌道スリーブ86内の下部カム軌道
340内に置かれている時に60度扇形終了場所迄と前
進される際の垂直移動に使いうる径路を描いている。そ
のように移動される時、針素子は「編み」または「ひだ
つけ」操作用に扱われつつある。
【0192】そうした、編み及びひだつけ操作用の針素
子移動制御カム軌道カーブ640は、総てのここに記さ
れたカム軌道制御カーブの場合のように、ただ放物線部
分と直線部分のみでなめらかに形成されている。かくし
て、例として、0度から約4.7度に、すなわち、a点
へ伸びているそれの一部に於ては、針素子持上げカム軌
道カーブ640は放物線カーブで、針素子290をそれ
の0度での最高揚起位置から下向きに非直線的な具合
に、a点の中間高度へと動かすようにさせられる。4.
7度から約11.4度、すなわち、a点からb点へと伸
びている曲線640の部分は直線で、針素子290をa
点に於けるそれの中間位置から下方へ直線的な具合にし
てb点に於けるより低い中間高度へと動くようにさせ
る。約11.4度から約15.5度迄、すなわち、b点
からc点迄伸びている部分は放物線的曲線で、針素子2
90を下方に動き続けさせるが、しかしここでは再び非
直線的な具合に、b点でのより低い高度から、それの最
低ないし後退位置で、Z0 基底線以下のc点に迄動か
し、その時点で、針素子はそれのステツチ引き操作を完
了したことになる。約15.5度から約25.5度迄、
即ち、c点からd点迄伸びている部分は直線で、その時
間の間、針素子290は、針素子290が選択帯域に近
づいて入るので、その最下部の後退した位置に静止して
維持される。ステツチ引きが完了した後に針素子高度が
そのように一定であることは、引っぱられた糸上の張力
を保持ないし維持し、そのように「奪い返し」を防ぎ、
かくて仕上り製品内の「バレ」を解消するのに役立つ。
約25.5度から27.5度迄、すなわち、d点からe
点迄伸びている曲線640の部分は、複合放物線及び直
線性格性でよく、それでは針素子290が、糸上の張力
を軽減するために、それの最下ないし完全に後退された
位置から僅かに引上げられている。約27.5度から3
0度、すなわち、e点からf点迄伸びている曲線640
の部分は、直線で、そこでは針素子は再び一定だが僅か
に高められた高さに維持される。それが30度放射部に
ある制御電磁石極片に近づき、それから外側カム軌道ス
リーブ86内の下部カム軌道340と戻り係合するため
か、または、内側カム軌道スリーブ78内の下部カム軌
道352中へ運転的移送のために位置づけられる。既に
記した如くに、制御カム軌道は総て、隣接の糸供給場所
の対の間で対称であり、かつまた、30度選択点に対し
ても対称である。そのようであるから、30度選択点か
ら60度扇形終止点迄伸びている外側カム軌道制御用の
曲線640の部分は、上述の0度から30度迄の形状の
鏡像であり、それの更に詳しい記述は単に繰返し的性格
のものであるのみである。
【0193】同様な具合に、図14の(a)の点線のカ
ーブ642は、「浮き織り」操作に適合するための垂直
針移動の第二の使いうる径路を描いている。そこでは内
側カム突合せ302は、内側カム軌道スリーブ部材78
中の下部カム軌道352内に運転的に配置されている。
「浮き織り」風の操作に於ては、針素子290がZ0
底線上の中間高度で0度放射部扇形開始場所に配置され
ている。0度から約6度、すなわち、m点迄に渉ってい
るカーブ642の部分では、カーブ642は数本の放物
線の複合体で、それが針素子290を非直線的な具合に
それの0度での中間高度からm点における最大高度へと
上方に動くようにさせる。約6度から約8.7度、すな
わち、m点からn点迄に渉るそれの部分は、放物線カー
ブで、針素子290を下方に非直線的な具合に、それの
最高に上げられた位置から中間高度へと動くようにさせ
る。約8.7度から約11.6度へ、すなわち、n点か
らo点迄に渉るそれの部分は、直線に近似していて、針
素子290を下方に動き続けさせるが直線的な具合にで
ある。約11.6度から約15度、すなわち、o点から
p点迄に渉るカーブ642の部分は、放物線で、針素子
を下方に動き続けさせるが、非直線的な具合に、Z0
底線以下のそれの最低または完全に後退した位置へと動
く。約15度から30度の電子的選択点、すなわち、p
点からf点迄に渉る部分は、総ての実用的目的に対し、
c点からf点の中間の実線に対して上記したものと同一
で、ここに繰返さない。ここで再び、そして前に記した
如くに、制御カム軌道らは総て30度選択点の周りに対
称であり、また、30度選択点から60度扇形終了点迄
のカーブ642は、上記の0度から30度迄の上述の形
状の鏡像であるから、それの更に詳細な記述は単に繰返
し的性格のものとなろう。
【0194】さて、図15の(a)を参照すると、実線
のカーブ644は複合針部材閉じ素子310の垂直移動
の使いうる径路を描いたもので、それの外側カム突合せ
320が外側カム軌道スリーブ部材86内の上部カム軌
道346と操作的に係合し、針素子290と協力して編
みまたは浮き織り操作を行う時のものである。
【0195】描かれているように、閉じ素子310は実
線カーブ644に従って、0度放射部での中間高度から
約6度放射部にあるより高い高度へと上に動こうとす
る。もしもこの時に、編み操作が行われていると、針素
子は図14の(a)の実線カーブ640に従って同時に
下向して居り、移動の連合した対抗する方向は針素子鉤
を急速に閉じるように働く。それと対照的に区別して、
またもしも浮き織り操作が行われていると、針素子もま
た中間位置から図14の(a)の点線カーブ642に従
って立上っていよう。そうした浮き織り操作に対して針
素子の鉤は0度扇形開始線にて持上げられた閉じ素子3
10により有効に閉じられ、閉じられた針290と閉じ
素子310とは一致して連合的に立上り、針の鉤を閉じ
て、維持している。0度扇形開始場所から6度場所、す
なわち、g点迄のそうした閉じ素子実線カーブ644
は、直線部分で連結された一対の放物線部分の適当な複
合物である。
【0196】約6度から約15度、すなわち、g点から
h点迄に渉る閉じ素子の後続部分もまた、直線部分で相
互連結された一対の放物線部分で適当に構成されてい
て、閉じ素子310をZ0 基底線上でg点にあるそれの
最も揚起された位置から、Z0基底線以下にあるh点の
それの最下位置へと下方に移すのに役立つ。もしも編み
操作がその時行われていると、針素子290と閉じ素子
らとはこの操作準扇形の間、編み素子鉤を閉じたまま、
連合の下向き移動をうけることは、図14の(a)の実
線カーブ640を図15の(a)の実線カーブ644と
比較すれば明白である。もしも浮き織り操作が行われて
いると、針素子290と閉じ素子310とは、図14の
(a)の点線カーブ642と図15の(a)の実線カー
ブ644により全体的に描かれている如く、またも、連
合して下降する。
【0197】カーブ644に対する次に続く操作用準扇
形は約15度から約25.5度、すなわち、h点からi
点に渉っていて、その領域内で閉じ素子310は針素子
290と共に、編み及び浮き織り操作双方に対して、針
鉤を閉じたまま、それらの最低の位置に維持されている
ことは、図14の(a)の実線カーブ640及び点線カ
ーブ642及び図15の(a)の実線カーブ644の比
較が明かに示す如くである。
【0198】約25.5度から約27.5度迄、すなわ
ち、i点からj点迄に渉っている次の後続操作用準扇形
内では、閉じ素子310は、同じ準扇形、即ち、図14
の(a)でd点からe点迄のものの中での針素子290
の上記した立上りに連結して等量だけ、それの最低位置
から僅かに立上る。そうした閉じ素子の揚起は針素子を
編み及びひだつけ双方の操作に於て閉じられた状況に維
持するのに役立っている。上に開示した如き閉じ素子の
揚起は、それから、約27.5度から中間扇形30度選
択点迄、すなわち、j点からk点迄、再び編み及び浮き
織り操作双方に対して維持される。
【0199】以前に指摘した如くに、閉じ素子制御カム
軌道カーブ644は30度中間扇形選択的の周り対称で
あり、また、カーブ644はそうした30度選択点から
60度扇形終止放射部迄、上記した0度から30度迄の
上記の形の鏡像であるから、それを更に詳細に記すのは
単なる繰返しになることだろう。
【0200】同じような具合に、図15の(a)の点線
のカーブ646は、ひだつけ操作用の垂直閉じ素子移動
の径路を描いて居り、そこでは閉じ素子310上の内側
カム突合せ318が内側カム軌道スリーブ78上の上部
制御カム軌道354内に運転するようにして置かれてい
る。ひだつけの操作様式では、閉じ素子は0度放射状扇
形開始点から約6度迄、すなわち、約g点迄のZ0 基底
線あたりの最高高さに維持されていよう。点線の閉じ素
子カーブ646と実線の針素子カーブ640との比較か
ら明かなように、閉じ素子は0度扇形開始場所から約6
度に渉り、すなわち、g点迄は一定高さに維持されてい
て、その扇形内で、針素子290は最高の高さから図1
4の(a)のカーブ640に沿って落下している。g点
では、針素子鉤は有効に開いて居り、閉じ素子の端は下
向きに動いている針が近づいているけれども、まだ針の
鉤からは間が開いている。続く部分lでは、点線のカー
ブ646は実線カーブ640と同じになり、すなわち、
l点から中間扇形または30度線、すなわちk点迄は実
線カーブ644に対して前に描いたものと同じになる。
再び、制御カム軌道カーブ646は30度中間扇形選択
点の周りに対称的であり、またそうした30度中間選択
点から60度終了点迄カーブ646は上述の0度から3
0度迄の形状の鏡像であるから、それの更に詳細な記述
は単に繰返しでのみしかない。
【0201】図14の(b)、図15の(b)及び
(c)は、シンカー素子474、レーキ素子608及び
テリー織器具518それぞれの60度操作用扇形内で、
これまた共通Z0 基底線に対する垂直移動路を描いて居
り、針素子及び閉じ素子に対する前述の垂直移動路と容
易く比較しうる。より特殊的には、図14の(b)のカ
ーブ648は、編み円筒80が60度操作用扇形を横切
る際のシンカー素子474の垂直移動路を描き、図15
の(b)のカーブ650はそうした一元的操作用扇形内
でのレーキ素子の垂直移動を描いて居り、また、図15
の(c)のカーブ652は決った操作用扇形内のテリー
織ビツト578の垂直移動を描いている。再び、0度及
び60度放射部における一対の隣接糸供給場所により規
定されている扇形内のそうした移動路の対称性と、中間
場所30度放射部に対する対称性とは明瞭である。しか
しながら、編みシリンダー回転に応答する針及び閉じ素
子の一方向的垂直移動とは対称的に相違して、シンカー
素子474、レーキ素子608及びテリー織器具518
は半径方向にも同時に移動される。編みシリンダー回転
により行われる水平移動に応答してのシンカー、レーキ
及びテリー織器具のそうした水平半径方向移動路は図1
7に描かれている。図17は操作している扇形の0度か
ら30度部分に対する半径方向移動路のみを描いて居
て、それの30度−60度半分に対する移動路は描かれ
たものの鏡像であることが理解されている。図17に示
されている如く、実線カーブ660は操作用扇形の0度
〜30度部分内のシンカー素子の半径方向移動路を形成
するもので、そのカーブはそれの鉤部の中心の軌跡にな
っている。点線カーブ662は同じくレーキ素子608
の半径方向移動路を形成するもので、カーブはレーキ部
材の二股のアームの端の軌道である。点線のカーブ66
4は放射状平面内でのテリー織器具518の尖端部の半
径方向移動を規定している。点線カーブ666はテリー
織ビツト開口素子552の走行の半径方向径路を規定す
る。そうした半径方向移動比較に対する標準基底線は、
針素子290の背後基底ヘリ670がそれに向って乗っ
ている編み円筒80上のスロツト82の指示されてある
背壁線668である。
【0202】前述に対する補足説明として、図16は垂
直に合せてみると、編み円筒80が操作している扇形を
横切る際の種々の糸係合用素子の連続的位置づけを描い
ている。そうした図を図18の(a)の1.67°から
図19の(b)の58・67°迄の、側部立面図にして
糸係合用素子の連続的位置付けを示す図と一緒にして見
ると、上述の移動路により行われるステツチ形成及び消
去操作のぐらふ状描示を呈している。図16はまた、複
合針素子とシンカー素子との連接垂直移動による初期ス
テツチ形成とステツチ形成後のそれらの間の一定間合い
の維持とを明かに示して居り、後者はキヤプスタン効果
のせいで「奪い返し」を有効に防止し、かつ、単に糸供
給源からの糸配送だけでのステツチ形成を確実ならしめ
ている。
【0203】糸供給装置 内側及び外側カム軌道スリーブの周りの60度操作用扇
形の各々は、一対の糸供給場所により限られてその間に
配置されている。すなわち、各操作用扇形の中間に糸供
給場所がある。そうした糸供給場所各個には、各扇形分
割線に於て、少なくとも一本の本体糸、一本の弾性糸及
び一本のテリー織糸を下方に動いている開いた針の径路
内へ提供するに適している個々の糸供給装置が設けられ
ている。そうした糸供給装置の各個は、複数本の用いう
る糸から選ばれた一本以上の糸を、マイクロプロセツサ
ーの制御下の針径路内へ提出する能力を持っている。
【0204】ここに開示された編み機は六台の別々の糸
供給装置を含んでいるけれども、他の糸供給装置も類似
構造のものである事を理解して、ただ一台だけの構造と
操作様式とをこれから記すことにする。
【0205】最初に図2、図25及び図26を参照する
と、上部枠板部材16に対して間を空けた関係にした高
くした当て板1011上に、後に記す糸供給装置の操作
用素子らを正しい関係に正しく位置づけて選ばれた糸を
針素子の下向きの径路内へ、カム軌道スリーブ上の隣接
する操作用扇形の間の分割線で導入するようにする具合
にして、装着されている枠1010が設けられている。
【0206】枠1010内には、延伸されたピニオン駆
動シヤフト1014がある。ピニオン駆動シヤフト10
14と食い違いになった間をあけた関係に置かれ、か
つ、枠1010内に取付けられた耐摩擦ベアリング10
17により支持されて、片持駆動シヤフト1016の一
方の端末がある。駆動シヤフト1016の追加支持は、
枠延長部1021内に取付けられた第二の耐摩擦ベアリ
ング1019により設けられている。支持ベアリング1
017に隣なるシヤフト1016上には扇形ギヤ101
8のハブが取付けられていて、それの弧状の歯切した周
辺はピニオン駆動シヤフトで駆動的に係合されて居り、
それによってステツピングモーター1012と駆動シヤ
フト1014の回転は駆動シヤフト1016の同時に起
る弧状の段階的移動に変換される。シヤフト1016上
に自由に回転可能であるような具合に、扇形ギヤ101
8に隣って取付けられて、下向きに伸びている光電管扁
平部1020のハブがある。光電管扁平部1020は、
図示していない適当なスプリング部材によって一つの制
限的位置に通常バイヤスされて居り、また、扁平部材1
020の限界的ヘリに係合するような大きさにされてい
る扇形ギヤ1018上の突出しているピン部材1022
の作用により扇形ギヤ1018の移動に従って反対の方
向に移動可能になっている。光電管扁平部材の下部規定
ヘリの隣に置かれ、またそれの限定的側部ヘリに適切に
配置されて、全体的に1028と名称づけられている光
電管装置により発される光束の径路中に移動可能である
開口1026があって、扇形ギヤ1018の一つの制限
位置を示し、また従ってシヤフト1016に対する一つ
の制限的位置を示す電気信号を出すようになっている。
【0207】上記の糸選択装置駆動部品の操作に於て、
ステツピングモーター1012のピニオン駆動シヤフト
の段階のついた回転は、扇形ギヤ1018と片持ちにさ
れている駆動1016の制御された段階になった移動を
行う。扇形ギヤ1018のそのような段階になった弧状
移動は、突出しているピン部材1012を通し、光電管
扁平部材1020を、それをバイヤスしているスプリン
グの作用に抗して、よく釣り合った段階つき移動をさせ
るようにする。望む扇形ギヤ移動が一つの限度の時に扁
平部材1020内の開口1026は光電管装置1028
を横切る光束の径路中に置かれ、扇形ギヤ1018と片
持ちされて取付けられた駆動シヤフト1016のそのよ
うな制限的位置を示す電気信号を発生する。
【0208】枠1010の舷側端上に取付けられて固定
された糸案内扇形素子1034があり、複数、描かれて
いる実施態様では12個の陶磁器製のスリーブ1036
(図1及び図25参照)が、それの上部ヘリ端部に近く
弧状の列になって半径方向に間をあけた関係になって取
付けられている。陶磁製スリーブ1036のそうした間
をあけている弧状の配置は、編み機中へ、それの遠く離
れて置かれた源から配送可能な12本迄の別々の糸を別
々に分離することに備えると共に、操作機械環境中への
それの入り込みに対する固定された基底場所をも与え
る。
【0209】さて図2及び図25以下を参照すると、片
持ち取付けした回転駆動シヤフト1016の突出してい
る端部上に取付けられて、それと連合して階段状に増加
して回転可能に移動しうる全体的に扇形の形状の糸案内
部材1038のハブ1042がある。
【0210】この扇形形状の糸案内部材1038は、固
定された案内部材1034中のスリーブ1036に対し
てこれ迄に記された位置配置と同じ位置配置になって全
体的に配置されている該スリーブ部材1036と等しい
数、適切には12個の陶磁器スリーブ部材1040が、
それの周辺に隣って、間をあけた弧状関係になって配置
されている。
【0211】図2及び図26に最良に示されているごと
く、ハブ1042は細長いくて、それの遠方端には全体
として1044で示されている、複数の半径方向及び縦
方向に食い違ったトグル把握装置らが支えられていて、
一つのトグル把握装置が糸前進の各径路ごとに、回転可
能移動可能扇形案内部材1038中の陶磁器製スリーブ
部材1040の数と位置付けで描かれているように設け
られている。
【0212】後に明かになるように、また、図31に最
良に示されている如くに、各々のトグル把握装置104
4は同一の糸供給路に対して個別のトグル把握下部装置
を含んで居り描かれている実施態様では12の個別のト
グル把握下部装置がハブ1042上に順次半径方向で縦
方向に食い違いの関係になって取付けられている。各個
のトグル把握下部装置は半径方向に伸張した支持部材1
052の端末に取付けられて固定あご部材1050を含
んでいる。各々の伸張した支持部材1052に隣って配
置されて、全体的に1054で示されている細長い選択
的な形状になった可撓性のスプリング部材がある。図3
1の(b)に最良に示されている如くに、各個の可撓性
スプリング部材1054は、矩形の形状の周辺枠部分1
056で、それの上端に取付けられて居て、固定あご部
材1050と操作上面間係合になるようにして置かれて
いる把握下部装置の可動なあご部材1058を操ってい
る。描かれている周辺的矩形枠部分1056の中央隙間
内に置かれて、独立して可撓性であり、軸方向に置かれ
ている舌状部材1060が一端で枠1056と一体にな
って居り、また、それの他端1061は周辺枠1056
の他端と自由な間を空けた関係になって置かれている。
舌状部材1060の自由端末と周辺矩形枠1056の上
端との中間に取付けられて、全体的にC字形で通常圧縮
的にバイヤスされているトグルスプリング部材1062
がある。そのように圧縮された関係になって取付けられ
ているとき、C字形トグルスプリング部材1062は、
把握あご1050と1058とを開いているか閉じてい
る関係かにし、但し、その中間の位置にでは無く、安定
状態に維持するように働いている。
【0213】図26の(c)に最良に示されている如
く、固定されたあご部材1050、及び、可動のあご部
材1058の双方には補足的に形付けられた蛇行面形状
が設けられていて、それは面間近接して置かれると、そ
の間に置かれた糸としっかりした圧縮摩擦状キヤプスタ
ン巻き係合になり、そうした係合によって糸前進の線内
にかなりの摩擦抵抗を生ずるが、しかし、もし望むなら
ば、単に少量の力を加えるだけで、通常の糸前進の方向
に垂直な方向に、それから糸を移動し取外すことができ
るようにする。
【0214】これから後に指摘するように、各トグル把
握装置の固定あご部材1050と可動あご部材1058
は切断装置ソレノイド1078の球板1076の立上り
回転移動により閉じられた面間関係にされる。ソレノイ
ドはまた、上述の把握装置の下流で特定な糸を切り離す
ようにも作用している。これも後に明かになるように、
個々のトグル把握は糸運搬アーム1134が糸に係合
し、かつ、切離された糸の端を、回転可能な糸案内10
38とそれのそれぞれの把握装置1044との中間の場
所から、前進する針素子の径路中に縦方向に移動させ
て、それと係合する結果になるようにする際に、開かれ
る。
【0215】個別の糸を把握し保持するに役立つ上記の
トグル把握装置の直ぐ上流に置かれて、糸切断装置があ
り、全体的に1070で示されている。複数の個別の把
握下部装置で構成されている上記のトグル把握装置とは
対照的に異って、単一の糸切断用装置のみが設けられて
いて、特定な糸素子が、切断素子の前進路内に適切に位
置づけられた時に、それの分離を行っている。それによ
って必要とされるように、糸切断装置の操作用素子は一
般的に収縮可能な性質のものであって、切断用素子が糸
切断操作を行うよう働いていない時には、糸前進路外に
位置付けしうるようになっている。上の目的のためと、
また図25、図26及び図30に最良に示されている如
くに、切断用素子回転ソレノイド1078の球状板10
76に留められて居り、かつ、それと連結して既定の弧
を通って回転可能なアーム部材1074の端部に食い違
い関係になって、第一の切断用素子1072が設けられ
ている。斯界技術熟達者には明かな如くに、ソレノイド
球状板1076上に切断用縁1072をそのように取り
付けることは、回転ソレノイド1078のシヤフトの回
転に応答してそうした切断用縁がそれに付随する回転及
び直線状運動部品ら双方と共にらせん状移動をする結果
になる。切断用装置の第二の切断用縁1082はゆり腕
1084の一端の隣に食い違い関係になって取付けられ
ている。ゆり腕1084の遠い方の端は、全体的に10
86と示されている基底部材を支持したUリンク上に枢
動するよう取付けられている。図30に最良に示されて
いる如く、ゆり腕1084の二股になった端部1083
は、1088に示されている二つの直径的に向き合った
場所にある回転ソレノイド1078の枠に留められてい
る。回転ソレノイド1078の回転するシヤフト109
0はクランクアーム1092の一端へ枢動するようにし
て留められている。クランクアーム1092の遠い端は
全体的に垂直に置かれた連接棒部材1094の上端に枢
動しうるよう留められて居り、それの他の垂れ下った端
は、全体的に1096と示されているUリンク状取付部
に枢動可能に留められている。
【0216】上述の装置の運転に於ては、ソレノイド1
078のシヤフト1090の回転は、球状板1076の
それの枠に対する付随的回転を行う。球状板1076と
切断用装置ソノイド1078のシヤフト1090とがソ
レノイド1078の枠に対して回転すると、そうした運
動は、ソレノイド枠をゆり腕1084へ上述のように留
めてあるせいで、クランクアーム1092の回転とゆり
腕1084上に取付けた第二切断用縁1082の付随的
垂直立上りと僅かな回転移動とを行う。第二切断用縁1
082のそうした立上り及び回転移動は、そうした切断
用縁を糸前進の径路の下の位置から上へ糸前進路内に迄
持上げるように働く、それと同時に起って、球状板10
76の連帯回転は、第一切断用縁1072に対する上向
き及び横方向双方への第一切断用縁1072の連帯らせ
ん状移動を行う。今や明かである如くに、二つの切断用
縁の複合した立上り及び回転移動は切断用装置を糸前進
の線より下で遠い場所から上方に糸前進路内へ迄上げ、
また、同時に、それの径路内に置かれた糸の分離を近づ
いて来る切断用縁の鋏状の作用によって行う。
【0217】上述の糸切断用装置の上流に置かれ、か
つ、本体糸の前進路内に位置づけられて、全体的に11
04と示されている糸使用監視用装置がある。図1、図
25及び図32に最良に示されている如くに、糸使用監
視用装図1104は基本的に、低慣性で自由に回転可能
な車輪素子1106を含み、それの周辺は前進している
糸と摩擦係合になるように置かれていて、それにより駆
動され、かつ、糸前進の量に直接従って回転されるよう
になっている。車輪素子1106のウエブ状本体部分内
に置かれて、複数の横の開口1108があり、それは発
光器12と組合されている光応答性光電管1110とに
より規定される光路内とそれを通って回転可能に移動可
能になっている。明かであるように、そうした開口11
08の一つが光路を通過する度毎に、電気的パルスが発
生される。単位時間当りに発生されるそうした電気パル
スの数は、糸前進の速度に比例して居り、それから、延
長された時間的期間に渉っての蓄積的糸前進が容易に決
められる。糸使用監視装置1104の枠と組合されて、
案内軌道1114があり、測定される本体糸をそれの移
動路内で、それの遠くの源から編みシリンダー上の針素
子迄へのそれの移動路内に選択的に受理し、案内するた
めに適当に置かれている。
【0218】本体糸使用モニター1104の上流に置か
れ、編みシリンダー80上の隣接する扇形間の境界線に
ある針素子に隣接して直接に位置付けられて、全体的に
1120で示されている糸指向器装置がある。描かれ開
示されている糸指向器装置1120は選択的な形にした
二チヤンネル案内素子で、本体糸の路を前進している針
の径路内に導き、それにより係合させる第一チヤンネル
と、テリー織糸の前進路を導く為の第二選択的な場所に
置いたチヤンネル1124とを持っている。そうしたチ
ヤンネルらは、以前に記した如くに、針素子とテリービ
ツト素子との前進路中に本体糸とテリー織糸とを正しく
配置するように適当に置かれている。
【0219】さて、図2、図25、図26及び図34を
参照すると、個々の糸の選択的導入と、編みシリンダー
から遠い場所から、下向きに動いている開いた針素子及
び/又は、編みシリンダーの扇形分割線にあるテリービ
ツトの前進の径路内にそれらを搬送することは、全体と
して図26の1130で示されている糸挿入運搬器アー
ム装置によって一般に行われる。図26及び図34に最
良に示されている如く、そうした糸挿入装置は大ざっぱ
に、細長い運搬アーム1134で、若干三角形の形状で
あり、それの基底端1135が糸挿入駆動ソレノイド1
132の回転可能な丸板に留められている。図26に最
良に示されている如く、一つの糸挿入運搬アーム装置用
の回転駆動ソレノイド1132は隣接する糸供給装置の
枠上に取付けられていて、細長い運搬アーム部材113
4が該場所から、それの遠隔端を隣の装置の糸供給装置
部品と適切な運転位置関係にして正しく位置づけるに充
分な距離突出していて、隣の装置では選ばれた糸が、適
当な編み針及び/又はテリー織ビツトと係合されるよう
な位置に導かれるようになっている。
【0220】図26及び図34の(b)に最良に示され
ている如くに、細長い運搬アーム1134の基底端11
35はソレノイド1132の丸板上にUリンク型装備1
135が設けられている。そうしたUリンク型装備11
36は運搬アーム1134の回転移動をソレノイド丸板
1038の回転と連結して許し、また、同時に、運搬ア
ーム1134のUリンクピン1037の周りの独立旋回
移動をも許すのに役立ち、かくして、運搬アーム113
4の自由尖端の、それの回転配向とは独立な垂直面にお
ける、制御された垂直移動を許容する。
【0221】突出している運搬アーム1134の自由尖
端端末上に取付けられて、全体として、1140と示さ
れている糸係合用あご装置があって、選ばれた糸を、後
で詳細に述べる如くに、運搬アーム移動に従って選択的
に把握し、輸送しまた解放するに適合されている。上に
記した如くに、運搬アーム1134の自由又は尖端の回
転位置は駆動ソレノイド1132の回転により行われ
る。突出している運搬アーム1134のあご装置114
0を担っている自由端の制御された持上げ及びまた、そ
れにより支持されているあご装置内あご部材のタイミン
グを合せた開閉とは、全体的に1141で示されている
二重チヤンネル弧状カム軌道部材により、突出している
アーム1134のほぼ中間長さに全体的に取付けられて
いる一対のカム従動子装置と組合せて行われる。
【0222】より詳細に、また図28、図29、図34
の(a)及び(b)、そして図35の(a)に最良に示
されている如く、第一のフランジ付きカム従動子114
2があって、これがカム軌道部材1141内の高さ制御
カム軌道スロツト1146と運転的組合せになって、運
搬アーム1134の自由な、糸係合用あごを担っている
端の高さを制御するのに役立っている。それにごく近接
して置かれて、全体的に1144で示されている第二の
カム従動子ローラー装置があり、それがカム軌道114
1内のあご制御アーム軌道と組合さって、糸把握、輸送
及び解放を行うに必要なあご装置1140のあご部材を
開放する時間を制御するに役立つ。図35の(a)に最
良に示されている如く、第一のフランジ付きカム従動子
ローラー1142は二重Uリンク型装備部材1150の
垂れ下った端に取付けられていて、これがシヤフト11
52を通して、ソレノイド1038上のそれの基底取付
端末とそれの突出している自由尖端との中間の突出して
いる運搬アーム1134に連結されて支持するに役立つ
ようになっている。第二カム従動子ローラー装置の構造
と操作とは、突出している運搬アーム1134の自由端
に取付けられたあご部材の操作と連結して、後で論じ
る。
【0223】さて、図35の(b)、(c)、(d)及
び(e)を参照すると、突出している運搬アーム113
4の自由端末は、その中の共通旋回装備1170上に取
付けられた可動のあご部材1160とはどめ位置あご部
材1162を有するUリンク1158の形になってい
て、あご部材の独立な開きと閉じとの双方を許し、かつ
また、運搬アーム1134の平面に対する二つの角位置
のどちらの一つにも全体のあご部材の連合的選択設置を
許すようになっている。可動なあご部材1160の端末
は、一対の突出したはどめ部材1164で、あごが開い
た状況にある時にあご部材1162の糸係合表面を超え
て伸び、それの中に輸送される糸の導入の深さを有効に
制限するための大きさにされている。図35の(b)及
び(c)により明白に示されている如くに、あご部材1
160の糸係合用端末部分は、蛇状の形状ではどめが置
かれたあご部材1162の端末は、比較的高摩擦材料、
適切にはウレタン製の補足的な形にした置換可能な上張
りを含んで居り、それがそれの糸輸送移動の間に、運搬
アームの閉じられたあご内に糸を保持することを有効に
確実化している。
【0224】上に指摘した如くに、あご部材1162と
1160のそれぞれは共通の旋回装備1170を有し、
外部あご表面上の適当な切欠き内に置かれたそれの端部
らを有する円形バイヤス用スプリング1132により、
閉じられた位置に通常バイヤスされている。二つの制限
的位置のどちらか一つの中へ一つの単位としての双方の
あご部材の連結旋回移動は二位置はどめ装置にて達成さ
れる。そのような二位置はどめ装置は固定されたあご部
材1162で、それの中に置かれたバイヤス用スプリン
グ1180を有し、それの端末に置かれている球状はど
め1182と1184とを外向きにバイヤスするように
働くものを通して横の孔1178を含んでいる。アーム
1134のUリンク端1158の向いあった壁の各々の
中に置かれて、一対の間を開けた球状はどめ受け用窪み
1186と1188があり、より少い深さの弧状溝11
92により連結されて、球状はどめ素子が端部窪みの一
つから他へと移動する時に球状はどめ素子の移動を制限
し案内するようになっている。明白であるように、上記
の構造は、双方のあご部材を一つの単位として、はどめ
ボールらの端部窪み1186内配置により決められるよ
うなアーム1134に対する一つの角度関係か、また
は、はどめボールらの第二の対の端部窪み1188中の
配置により決められるアーム1134に対する第二の角
度関係かに位置づけることを許容する。これから後に指
摘されるように、そうした二つの位置は、あご部材によ
りテリー織糸か本体糸かのどちらかの選択的拾い上げ
と、それを編みシリンダーに於て正しく位置づけして、
テリービツトによってか、または、事情によっては下方
に動いている針による係合をするように備えをする。
【0225】二つの上記のはどめ制御された制限的位置
のどちらか一つに於て、バイヤスするスプリング117
2の作用に抗してあご部材1160及び1162を開い
たり閉じたりすることは、あご部材の遠隔端上の一対の
突出しているテーパーのついた舌1194と1196と
の取扱いによって行われる。図35の(b)及び(f)
とに最も明白に示されている如く、突出している舌11
94と1196とはそれらの間にテーパーのついた溝1
197を形成し、その中に、運搬アーム1134から上
方へ突出している板内のスロツトをつけた隙間1200
を通過する細長い制御棒1198の端末が配置されてい
る。制御棒1198の遠い端末は、垂直に置かれている
連接桿部材1202の一端に枢動するように連結され、
スプリング1199により後退した位置にバイヤスされ
ている。連接桿部材1202はそれの中途の長さの近所
で、1204に於ける如くに、運搬アーム1134中の
適当な隙間1206内に旋回するように取付けられてい
る。図35の(f)に最良に示されている如くに、連接
桿部材の垂れ下っている端もまた、それの本体部分に蝶
番付けで、1205に於ける如く連結されて、連接桿部
材の軸に直角な方向に下方部分が移動するのを許し、そ
れの垂れ下った端に取付けられているカムローラー12
08の二重軌道操作を許すようになっている。連接桿部
材1202の遠い垂れ下った端部は、上記したように、
球形カムローラー1208を支持して居り、これは、制
御カム装置部材1141中のカム軌道1148内に含ま
れて、その中で走行するようになっている。今や明かで
あろう如くに、連接桿部材1202のそれの旋回的装備
1204の周りでの回転運動に応答しての制御棒119
8の縦方向移動は、あご部材上の突出している舌119
4と1196により形成されているテーパーのついた溝
1197内へ、それの端末の移動を行う。そのように棒
1198をそれのバイヤススプリングの作用に抗して移
動することは、あご部材1160をはどめ位置あご部材
1162に対してバイヤススプリング1172の作用に
抗して回転移動し通常閉じられているあごの開きを行う
ようにするのに役立つ。
【0226】二つのはどめ決定した制限的位置の何れか
に、あご部材を一単位として選択的に位置づけること
は、回転可能糸案内部材1038上に取付けた複数個の
選択的に位置付けうるカム素子1210によって行われ
る。図27に示されている如くに、カム素子1210が
各糸に対して設けられ、それの上の糸案内用陶磁器スリ
ーブ1040の各個と放射状整合に置かれている。そう
したカム1210の各個は、あご部材が、関係する陶磁
器スリーブ1040中に置かれている糸を係合した後
に、そこを過ぎて下方に動かされる際に、あご部材を一
単位として係合しかつ回転可能にずらすように位置付け
され、輪郭づけされている端部の選択的に形をつけたカ
ム表面を含んでいる。図27の(a)に示されている如
くに、位置づけ用カム1210の各々は、回転可能糸案
内部材1038内の窪み1218内に枢動しうるように
取付けられて居り、スプリングはどめ1216によって
そのような窪み内の安定な後退した位置か、または、図
27の(a)にて点線により示されている如き、手動で
移動された安定な外向に突出している位置かに選択的に
位置付け可能である。位置付け用カムをそれらの後退し
た、または、非運転的位置から、それらの突出された、
または、運転位置へと移動することは、編み操業をなす
に先立っての機械組立操作の間に機械のオペレーターに
より行われる。
【0227】操作 上記の糸供給装置の操作に於ては、機械オペレーターは
初期の設定の間及び編み操作の開示に先立って、12本
迄の別々の糸を、固定された糸案内1034内のそれぞ
れの陶磁器スリーブ1036を通し、かつ、回転可能扇
形の形にされた糸案内素子1038内のそれぞれの陶磁
器スリーブ1040を通して選択的かつ個々に糸を通
す。そうした糸通しにつづいて、オペレーターは、該糸
通しされた糸の各々の伸びている自由な端部を、トグル
把握装置1044内のそれぞれの一線上になったトグル
把握器に留める。
【0228】望む糸をそのように糸通しし、位置付け、
把握したら、オペレーターはそれから、回転可能な糸案
内素子1038上の適切な運搬アームあご位置付け用カ
ム1012をそれの操作位置へと動かして、もしも拾い
上げられてそれにより係合されるようにプログラム化さ
れている最初の糸は選択された本体糸であるか又はテリ
ー織糸であるかという事実に従って、運搬アーム糸係合
用あごの最終的な正しい位置づけを確実ならしめる。こ
の時に、また、編み機械操作が開始されてしまう前に
は、編みシリンダー80内には針に係合された糸は無
い。選ばれた糸の編みシリンダーへの導入を行うには、
糸案内1038を移動させ、糸を位置決めして選択さ
せ、輸送され、編みシリンダー中へ導き、運搬アーム1
134上のあご素子の径路内に入れる。その運搬アーム
1134は図2及び図10の点線で描かれているよう
に、始めにはそれの左廻りの制限的位置に置かれていよ
う。そこに示されている如くに、それの始めの左巻きの
位置では、それのあごを担っている端部は、点線103
9の端末により示されている如くに、糸案内1038の
上流に置かれている。運搬アーム1134の初期の右廻
り移動は、糸案内部材1038の片付けを許すに充分な
それの付随的な上方移動を伴っている。糸案内部材10
38を過ぎての適当な移動後に、運搬アーム1134の
あごを担っている端部は、開いた状況にあるそれのあご
1160と1162と共に、それの回転移動を中断する
ことなしに下方に動かされ、選ばれた糸をあげ素子の間
に、その上の歯1164により決められている深さで受
け、その時にあごは閉じて、選択された糸を、あご部材
の形によって決められている如き蛇状の形状の中に把握
する。今や閉じたあご部材1060及び1062での運
搬アーム1134の下向、運動は続き、また、もしも選
択された糸が本体糸であるべきならば、閉じたあごをそ
れの前進路内に置かれた移動されたカム1012に係合
することは、一単位としての閉じられたあご装置の旋回
的移動を適切なはどめ制御された制限的位置迄行って、
本体糸の取扱いをさせる。運搬アーム1134のあごを
担っている端部の連続下向運動もまた、今や拾い上げら
れた選択された糸と以前には圧縮的係合になっていたト
グル把握あご1050と1058とを開いて、その糸の
緩んだ端を自由にするように操作している。そのような
トグル把握開きは、それの一端1063に固定して取付
けられている突出した連接桿1066とのあご係合によ
り行われ、それの自由な端1067の移動を弧状の下向
路内で行い、C字形のトグルスプリング1062と接触
するようにする。移動された連接桿1066の係合はト
グル作用の反転を行い、従って把握を開いて、1069
に示す如き開いた位置になる。そこに示されている如く
に、それの基底の突出している歯1048は開いた位置
において、使いうる糸案内溝として役立っている。運搬
アーム1134の自由端の全体的走行路は、以前に記し
た如く、図2及び図23上の点線路で描かれている。そ
こから明白であるように、選択された糸に対する拾い上
げ点は、可動の扇形案内1038とトグル把握装置10
44とのほぼ中途の場所で、全体的に参照番号1039
で描かれている如く、点線が糸前進線に切線になる場所
にある。
【0229】トグル把握の開きと選択された糸の自由端
の解放につづいて、選択された糸を今やそれにより、し
っかりと持っている搬送アーム1134のあごを担って
いる自由端は、それから上方に垂直に動かされ、他方同
時に、図2の点線1039に示されている径路に沿っ
て、編みシリンダー80へ向け連続的に弧状に移動され
ている。そうした運動は、糸係合用の閉じたあご部材1
160と1162とが編み針上を動かされ、編みシリン
ダー80内の持上げられた針素子の径路の背後に置かれ
る迄続こう。そうした時に、それにより把握された糸は
それによる係合を準備している編み針の前進路内に位置
づけられていよう。一般に、選択された糸の把握された
端は、そのように位置づけられた時に、後退した開口素
子の前で、テリー織ビツトの直ぐ上に位置していて、前
進する開いた針部材の下向運動が、搬送アーム1134
上の閉じられたあご1160と1162に隣接した場所
で選択された糸と係合するように位置づけられる。そう
した針素子の連続的下向及び前進運動は、選択された糸
が糸指向部材1120上の本体糸チヤンネル1122中
に導入されるようにし、また同時に、選択された、そし
て今や前進している糸をそれのそれぞれの開いたトグル
把握中へ再導入する。そのような具合に、開いたトグル
把握は糸案内として役立つようになり、かつ前進する糸
を正しく指向して、糸用途監視装置1104内の回転し
ている車輪1106と運転係合させるように、それの均
整のとれた導入を行う。明白となるだろう如く、編みシ
リンダー80の連続した回転前進は、前進しつつあり下
方に動いている針素子による連続的糸係合となり、ま
た、選択された糸をそれの遠隔の供給元から、可動の糸
案内1038上の陶磁器スリーブ1040を通し、糸用
途モニター1104を通し、糸指向器1120を通して
編みシリンダー上に形成されつつある織物中へと積極的
に引張る結果となる。そうした選択された糸を形成され
つつある織物中へ導入することと、編みシリンダー80
の連続的移動とはまた、前に選定され移送された糸の尻
尾の引き出しを、搬送アームあご装置からそれの移動に
よって行い、把握用あご端部らの間の蛇状係合の径路に
対し、全体的に直角な径路へと入れる。搬送アーム11
34は、ソレノイド発動に応答して、可動な糸案内10
38の前のそれの出発位置へと廻し戻され、予めプログ
ラム化された指令に従って、その後の繰返し動作をす
る。
【0230】選択された糸の移送を行うことと、それを
編みシリンダー上に形成されつつある織物中に導入する
こととは、予めプログラム化された指令に従ってと、そ
れに伴う回転する案内素子1038のプログラム化され
た移動によって、新しく選定された糸を上記したような
搬送アームあごの移送路内に置くようにして行われる。
【0231】編まれている織物中へ目下引入れられてい
る前に係合された糸の除去は、上述した具合のソレノイ
ド1078の運転によって、糸切断用装置1070の選
択的操作によって行われる。糸切断用装置1070の切
断作用も、前進している糸と組合されているトグル把握
を他の場合なら開いているのを閉じさせるようにし、糸
を切断作用にかけることは、ゆり腕1084上に取付け
られている突出した引外しアーム1077を糸に関係し
ているトグル把握に係合させることで行う。組合されて
いるトグルを閉じることは、引離された糸をそれの切断
端から上流の場所で再把握する結果になる。上記の具合
にして糸を引離して後に、可動な糸案内1038の再回
転は新たに選択しうる糸を、搬送アーム1134のあご
を担っている端部の前進路内に入れ、上述したような具
合にして編み機中に導入する。
【0232】データプロセツサー制御装置 今や斯界技術熟達者には明かな如くに、糸供給場所によ
り限られている各操作用扇形内の糸係合用編み素子の垂
直及び水平移動路の対称性は、編みシリンダー回転の方
向に独立な各糸供給場所に於ける各針についての編み、
ひだつけ、または、浮き編みを実行できることと組合せ
ると、データプロセツサーまたはコンピユーターによる
機械操作の予めプログラム化された制御に特に良く適合
している。同じように、ステツチ長制御装置、糸消費測
定装置から、および、種々のステツピング駆動モーター
から発される電気信号は総てそうしたデータプロセツサ
ー制御に機能的に適合している。
【0233】上の目的のために、上述した機械的機能
は、図37と図38に描かれたような全体的具合にして
電気的及びエレクトロニツクス的に制御されている。総
ての編み機装置らは機能的観点からはほぼ同一と考えら
れるので、図36において特定の編み機装置を確認する
に使用された下書記号は図37と図38では省いた。そ
れにより、編み機装置802の記述は、第30図の80
1 ,8022 −−−−−802N 等のどの一つをも記
述しているものとのつもりである。
【0234】さて、図37と図38を参照すると、編み
機ブロツク816は前に記された総ての機械的、電気的
及び電気機械的部品を総体的に含んで居て、818で示
されている糸供給機から糸束の選別可能な組合せを受取
っている。遠隔の糸供給軸架820は糸供給機818か
ら求められることのある糸をすべて含んでいて、それら
を一組の補助的糸使用センサー822を通し糸供給機8
18へ供給している。編み機816、糸供給機818、
遠隔糸供給軸架820及び糸使用センサー822は従来
のものか、または、ここに充分記述したものであるかど
ちらかであるから、これらの素子を更に記述することは
省略する。
【0235】編み機装置802内で行われる総ての機能
は単一CPU 824により制御され、これはシステムデー
タ母線804からスタイル及び生産量指令を受理し、そ
れへデータを提供する。単一CPU 824は外界と編み機
装置802との間の唯一の連絡体である。システムデー
タ母線804に入って来るデータ、それから通過し、そ
れへ通って来るデータの総ては母線826上で伝達され
る。編み機802内部へは、CPU 824が直接か単位デ
ータバス828を通して伝達する。単位ランダムアクセ
スメモリー(RAM )830が単位CPU 824と全く単一
データバス828により連絡している。単一RAM 830
は単一CPU 824用のデータ及び操作用指令を記憶す
る。必要なデータ及び指令のあるものは単一CPU 824
により単一RAM (スクラッチパッドメモリ)830から
そうしたデータへの需要に先立って取り戻され、これら
は単位データバス828の中間伝達路を通過することな
く作業記憶RAM 832と単位CPU 824の間に直接接続
されている母線834を使っている作業記憶RAM 832
内へ記憶される。従来の如くに、作業記憶RAM 832は
比較的制限された容量を有するが、しかし単位RAM 83
0に比して極めて速い。かくして、データは単位CPU 8
24により単位RAM 830から便宜の時に取り戻し得
て、それに対する需要に先立って作業記憶RAM 832内
に一時的に記憶される。一旦、そうしたデータへの需要
が起れば、それは作業記憶RAM 832から非常に迅速に
取戻せる。作業記憶832は、例えば、各扇形における
次のステツチ用の編みプログラム、更には、次の段階用
の糸供給器指令を含んでもよい。代りに、作業記憶RAM
832は扇形の一組に対する編み機装置802の若干ま
たは総ての指令を含んでいてもよい。
【0236】適切な時に、単位CPU 824は一組の線8
36上に六本の針及び六本の閉じ素子制御信号の組を生
じ、これらは双極コイル駆動器838へ印加される。そ
うすると、双極コイル駆動器838は、六つの針制御信
号と六つの閉じ素子信号とを生じ、これらはそれぞれ、
編み機816内の適切な制御電磁石452へ印加され
る。前に記述したように、電磁石452は針及び閉じ素
子磁気的封じこめパツドらが電磁石710及び712
(図37と図38には示されていない)の間のギヤツプ
を通る際に、摩耗板と面間突合せになってそれを維持す
るために、補強用のパルスを必要とする。好ましい実施
態様では、磁気的封じ込めパツドを摩耗板と突合せにし
て保持する命令が存在せぬ時には、フラツクス無効化用
パルスが双極コイル駆動器838により適切な電磁石7
10と712とに加えられ、磁気的保持パツドが制御電
磁石452の前を通る際に、永久磁石保持フラツクスの
影響を積極的に克服し、それにより磁気的封じこめパツ
ドを解放し、その中に貯えられたポテンシアルエネルギ
ーが、それらの屈曲された位置へそれらが先に機械的バ
イヤスされているせいで、それらが、通常にバイヤスさ
れて屈曲されていない状況への戻りを開始することが許
されるようにする。前に説明したように、各扇形への針
及び閉じ素子信号の三つの有効な条件が結果となる操作
が編むか、ひだつけか、または、浮き編みかを決める。
【0237】双極性コイル駆動器838は12個のコイ
ル駆動器(六つの針コイル駆動器と六つの閉じ素子コイ
ル駆動器)と含むことが理解されよう。総て12のコイ
ル駆動器はほぼ同一であり、従って、ただ一台だけを詳
細に記す。図39を参照すると、838の一部、双極性
コイル駆動器が示されて居り、それでは単位CPU 824
からの駆動信号が線836を経て、光学結合器840の
入力へ印加される。光学的結合器840は、それの反対
の端がマイナス15ボルトへ接続されている抵抗器R
1,R2,R3,R4,R5及びR6からなる抵抗電圧
分割器の頂部端へ、プラス15ボルトの電圧源を印加す
るか取除くか操作するようになっている。破壊ダイオー
ドD1及びD2は、演算増幅器842のプラス入力へ必
要な入力電圧を確立し、増幅器はその出力とその負の入
力との間が直列に接続されている制御電磁石452のコ
イルを有している。電流制御抵抗器R7が演算増幅器8
42の負の入力と大地との間に接続されていて、コイル
と制御電磁石452との間を通過する電流の量を制御す
る。例えば、もしも抵抗器が1オームならば、適当な入
力電圧レベルでは、1アンペアの電流が制御電磁石45
2を通って駆動される。もしも抵抗器R7の抵抗が変化
されると、制御電磁石452を通り駆動される電流は該
当して変化される。
【0238】再び図37と図38を参照すると、単位I
/O844は線846を経て単位CPU 824と通信し信
号を入力アイソレータ及び整波器848に与え、信号を
入力アイソレータ850等から受ける。出力アイソレー
タ及び整波器848のアイソレータ部分は単位I/O8
44と単位CPU 824とを、編み機装置802及び他の
近傍の装置の電気的及び電磁気的部品の工場環境内で存
在することのあり易い電気的騒音から遊離するために成
るべくは光学的アイソレータにする。単位I/O844
からの信号に応答して、出力アイソレータ及び整波器8
48は尻尾空気吹飛ばし信号と、六つの糸挿入器制御信
号と、六つの糸切断器信号とを糸供給機818に出す。
加うるに、出力アイソレータ及び整波器848は短靴下
輸送信号、押器カム制御信号及びテリーカム制御信号を
編み機816に与える。制御信号に対する糸供給機81
8及び編み機816の応答を速めるために、出力アイソ
レータ及び整波器848の整波器部分は、糸供給機81
8及び編み機816内のアクチユエータが連続的基底で
生き延び得るよりもずっと高く、その後急激に減衰して
静止レベル854になって発動を完るような、図40の
(b)に852に示されている如き高い初期スパイクを
有する出力を生ずることによって図40の(a)に示さ
れている如き段階入力信号に応答する。初期のスパイク
の間このような具合にアクチユエータを本質的にこき使
うことにより、図40の(a)の制御信号へ一層迅速な
応答が達成される。
【0239】主駆動モーター制御器856、ステツチ長
モーター制御器858及び糸供給モーター制御器860
が単位データバス828に対する入力信号を受信し、そ
の信号をそれぞれのステツピングモーター52,130
及び862を駆動するのに使用する。これらのモーター
とその制御器とは、糸供給モーター制御器860が六つ
の糸供給ステツピングモーターらに個々に供給をしてい
る六台のモーター制御器を含んでいる以外はすべてのも
のが同一である。制御器らとモーターらは同一であるか
ら、主駆動と組合されている素子のみを詳細に記述す
る。
【0240】今、図41を参照すると、主駆動モーター
制御器856は、単位データバス828より主駆動モー
ター制御信号を受け、四つの別々の位相にした制御信号
を線866,868,870及び872上に生ずるバス
I/O864を含み、その信号らはそれぞれ、コイルM
1電流駆動器874、コイルM2電流駆動器876、コ
イルM3電流駆動器878及びコイルM4電流駆動器8
80へと供給される。これらの電流駆動器は皆、同一で
あると考えられ、従って、コイルM1電流駆動器のみを
これから後に詳細に示して記述する。
【0241】コイルM1電流駆動器874は、それの入
力の一つに線866から制御信号を受信するNAND回路8
82を含んでいる。NAND回路882の出力は直列電流制
限トランジスターQ1のベースに印加される。トランジ
スターQ1のコレクターは電圧+Vと主駆動モーター5
2中のコイルM1の摩耗端との間の制御トランジスター
Q2のベースへ接続されている。コイルM1の他端は標
本抽出抵抗器R4を通り大地に接続されている。電圧+
VはコイルM1が耐えうる電圧よりもほぼ高い価を有し
ている。例えば、もしもコイルM1が10ボルトコイル
なら、電圧+Vは10倍高くてもよく、すなわち、10
0ボルトである。
【0242】標本抽出抵抗器R4は小さい値の抵抗を有
し、それによりその上部端にコイルM1内の電流に比例
する電圧を生ずる。もしも抵抗器R4が例えば1オーム
ならば、コイルM1内の4アンペアの電流は標本抽出抵
抗器R4の上部端に4ボルトの電圧を生ずる。この標本
電圧は比較回路884のプラス入力へ印加される。抵抗
器R2と可変抵抗器R3とから成る電圧分割器により生
じられる正の電圧は比較回路884の負の入力へ印加さ
れる。比較回路884の出力はNAND回路882の第二入
力に印加される。
【0243】線866上に制御信号が無い時は、NAND回
路882は使用可能信号をトランジスターQ1のベース
へ出し、それによりトランジスターは点火され、トラン
ジスターQ2のベースを接地する。かくして、電流がコ
イルM1を通して流れることは許されない。これは比較
回路884のプラス入力での電圧をゼロに保ち、かくし
てそれの反転出力は高いか一つかである。高いか、また
は、一つの信号が線866(図42の(a))からNAND
回路882の第二入力に受信されると、NAND回路882
の出力は高から低へと変化される。これがトランジスタ
ーQ1を切り捨て、エミツターからコレクターへと駆動
コイルM1を通してのトランジスターQ2の導通を許容
する。駆動コイルM1内のインダクタンスのせいで、電
流がコイルM1内で立上るのには可成りの時間がかか
る。示されている制御装置なしで、もしも通常の駆動電
流がコイルM1に印加されたとすると、図42の(b)
に示されている如くに、電流立上りは比較的に遅いだろ
う。しかしながら、駆動コイルM1に印加される実際電
圧は、それを通して電流の通常値を駆動するに要する電
圧よりもずっと高い。従って、コイルM1を通る電流は
もっとずっと迅速にゼロから点886での初期ピークま
で立上り、その時に感知用抵抗器R4により出される電
圧は比較回路884のマイナス入力での基準電圧を超え
る。比較回路884の反転入力での結果としての低さ
は、NAND回路882を阻止し、再びトランジスターQ1
を点じて、トランジスターQ2のベースを接地する。コ
イルM1の中の電流は、それが第一の最小888に到達
する迄減衰し、その時に比較回路884のプラス入力は
それのマイナス入力での基準電圧よりも低い値まで減少
してしまっている。これは再びNAND回路882に力をつ
け、トランジスターQ1を切離して、再び全電圧+Vを
コイルM1の頂端に印加して、再びコイルM1内に電流
編成を生ぜしめる。この過程は制御信号(図42の
(a))の終り迄継続する。その時に、線866は低ま
たはゼロ信号をNAND回路882の入力へと印加し、再び
トランジスターQ2のベースを接地して保つ。この回路
に対する時間常数はモーターの通常切替サイクルよりも
ずっと少ない。
【0244】再び図37と図38を参照すると、どんな
便宜的な型のものでもよく、例えば、光学的シヤフト角
度符号器のようなシヤフト角度符号器890を編み機8
16に機械的に組合せて、10サイクルのサイン信号を
線892上に、10サイクルのコサイン信号を線894
上で編み機816内の各針位置に対して与える。サイン
及びコサイン信号らは、後で記述する正逆解読器896
に印加される。正逆解読器896は方向信号を単位CPU
824への線898上に出して、編み機816が前向か
逆向かどちらの方向に動いているかを指示する。正逆解
読器896がそれの入力信号の周波数に2の因子を乗じ
てその結果の信号を20で分割する計数器900に印加
することは、その特徴である。20で割る計数器900
で5で分割した後に、編み機816内に針位置をもって
居る段階に正確にある単位CPU 824への線902上へ
出力が加えられる。シヤフト角度解読器890からひき
出されたシヤフト角度位置間に同期性を確立するため
に、シヤフトホーム位置符号器904が設けられ、それ
が編み機816の既定の回転位置にて、単一のホーム位
置出力信号を生ずる。シヤフトホーム位置符号器は、ホ
ーム位置信号を発生しうる如何なる便宜の電気機械的、
または電気光学的装置でもよいが、好ましい実施態様で
は電気光学的感知用装置が使用されている。そうした電
気光学的感知用装置は、例えば、既述したステツチ長ホ
ーム位置符号器で使用されている光源178、光電管1
80及び開口182に類似している。シヤフトホーム位
置信号は単位CPU 824に印加され、これがそうする
と、シヤフト角度信号と編み機816の実際の位置との
間に同期性を確立する。シヤフトホーム位置符号器90
4はそれの出力を直接に単位CPU 824に印加している
ように示されているが、それは替りにそうした信号を入
力アイソレータ850のような入力アイソレータを通し
てと、単位I/O844を通して出してもよい。
【0245】素子178,180及び182より成立っ
ているステツチ長ホーム位置符号器は、それの出力ホー
ム位置信号を入力アイソレータ850へ印加し、そこか
らそれの隔離された信号は単位I/O844を通して単
位CPU 824へ印加される。同様に、各扇形の糸供給機
に対して一台の符号器づつで、6台の糸供給機ホーム位
置符号器906の一組は、六つの独立糸供給機ホーム位
置信号の一組を発生してそれを入力アイソレータ850
への六本の線960に印加する。
【0246】六つの糸使用符号器の一組は各々の糸供給
機818により使用される糸の量を測り、この情報を含
んでいる信号を入力アイソレータ850への六本の線9
12上へ印加する。六つの扇形内に実際に使用される糸
の軌道を保つことによって、糸使用符号器910は情報
をCPU 824に提供し、そこからシステムコンピユータ
ー806(図36)へ送り、その情報はシステムコンピ
ユーター806が糸供給の在庫評価を行い、また他の簿
記機能をする。加うるに、単位CPU 824またはシステ
ムコンピユーター806をプログラム化して、機械オペ
レーターに遠隔の糸供給軸架820に特定の糸の枯渇が
切迫していることをそれの発生するに先立って警報し
て、新しい供給物をタイムリーに置換えることも行いう
る。
【0247】編み機に於て慣例的である如くに、遠隔糸
供給軸架820は、編み作業に使用されうる糸の総ての
糸巻を収容している。更にまた慣例的である如く、編み
機816に実際に供給されている各糸上に糸張力センサ
ーが使用され、糸切れないし枯渇の結果でもありうる不
充分な張力や糸供給困難を示す過剰張力を感知する。本
発明の編み機は同時に六本以上の糸の束を使用しうるの
で、各糸端に糸張力センサー914を設けている。糸張
力センサー914は線916上に機械停止信号を発生さ
せ、それが入力アイソレータ850と単位I/O844
を通って単位CPU 824に印加され、不適当な糸張力の
原因が発見され修正されるまで、単位CPU 824が編み
機装置802の操作を停止させるようにする。
【0248】さて、図43を参照すると、正逆解読器8
96は、それの入力らに線892及び894からサイン
及びコサイン信号を受ける専用のORゲート918を含ん
でいる。加うるに、サイン信号はフリツプフロツプ92
0のD入力に印加されている。同様に、線894上のコ
サイン信号はフリツプフロツプ922のD入力に印加さ
れる。専用ORゲート918の出力はフリツプフロツプ9
20と922のクロツク入力Cに印加される。注意すべ
きことは、専用ORゲート918の出力はその中で一ゲー
ト遅延だけ遅延されていて、フリツプフロツプ920と
922へのD入力よりも僅かに遅くクロツク入力に到達
する傾向になることである。データ入力Dらは、それら
のC入力が高いかまたは一の時にのみこれらのフリツプ
フロツプをトリガーするように有効であるから、この僅
かなゲート遅延は、それぞれのフリツプフロツプが、編
み機の回転方向に従ってトリガーされるかされないかの
差を生ずる。図43を参照すると、もしも編み機が逆の
方向に回転していると、サイン信号の正に行きつつある
先行ヘリは、専用ORゲート918の出力の遷移の前に起
るのが見られる。しかしながら、コサイン信号の正に行
きつつある先行ヘリは専用ORゲート918の出力の高い
かまたは一の状況内で起るのが見られる。かくして、フ
リツプフロツプ922は設定された状況になるようにト
リガーされ、単位CPU 824に加えるために逆の線89
8B上に一を生ずる。もしも回転が正方行になって居れ
ば、専用ORゲート918の出力の遅延の向きは逆転され
る。その場合には、フリツプフロツプ920から線89
8a上に高または一の出力が発生され、この回転方向を
示している。
【0249】注意すべきことは、図43に示されている
専用ORゲート918の出力はサインかコサインかの信号
の二倍であることである。かくして、サイン及びコサイ
ン信号らは毎針位置ごとに10サイクルの割合で発生さ
れるけれども、専用OR出力は毎針位置ごとに20サイク
ルを含んでいる。この理由のために、20で割る計数器
900(図36)が専用OR出力を算えるのに必要とさ
れ、それで単位CPU 824に供給される信号は針位置と
一対一の対応になっている。
【0250】短靴下の構造は、別々の糸編み技法と過程
とが編みシリンダーの周りの複数の場所で同時に進む複
雑な連続的組立を必要とする。編みは短靴下の頂点また
は、そこでは始めに弾性のバンドを設け、その周りに織
物編み操作が出発しうるようにすることが必要であるヘ
リかがりに始まる。編み操作が進むにつれ、短靴下の脚
部はあるステツチ形成によって一層ルーズなように編ん
で、容易に足が短靴下頂部に入り、それでなお、足首や
脚にくっつきぴったりとつく能力を呈するようにする。
これは複数本の伸張しうるまがいのうねを含めることで
達成しうる。
【0251】そうしたうねが編まれている区域では、ス
パンデツクスないし他の弾性の被覆した糸が織物を通し
てらせん状に巻かれ、すなわち、「置きこまれ」る。そ
れに加えて、靴下のこの部分には装飾的な絵を含めても
よく、それは多色にした装飾的模様を含んでいる。
【0252】短靴下のうねの部分の下に編み操作が続く
につれ、追加の糸を導入して靴下の外側を蔽うようにし
てもよい。そうした糸は、通常靴下の内側上に配置され
るより軟かくよりデリケートな糸に対し、靴摩耗抵抗、
構造的強度を高める。
【0253】上のことに加えて、編みこみかかとを持つ
短靴下は、編みシリンダーの往復運動と連結して、一つ
以上の供給材料上にかかとポケツトを編むということに
必要な追加的複雑性が必要である。すなわち、機械に供
給された糸を連続的に編みまわり、また靴下のまわりに
らせん階段のようにする代りに、編み操作は、編みシリ
ンダーの縮小している扇形上を往復動的に進行する。こ
の操作中に形成されたコースは、かかとが完成される際
に靴下の主要部へ縫い合される。最後に、爪先ポケツト
を作るのに編みシリンダーを往復させ、それを後で閉じ
て短靴下を完成させることもまた必要であろう。
【0254】伝統的に、これらの操作は編み機の一つ以
上の供給装置で連続的に起った。すなわち、総ての本体
またはテリー織糸はスパンデツクスの導入の点から離れ
て異っている場所で編まれた。
【0255】この伝統的な分離された供給装置接近は、
全く、針を制御するに必要なプログラム化の複雑性と掛
け金針カム化のせいで必要にされた。本発明の編み機は
六つの供給装置を有し、如何なる供給場所に於ても如何
なる針上でも如何なる型のステツチをも形成することが
できる。しかしながら、多岐な供給場所と各供給所での
選択の自由の増大した数とのせいで、針選択と指令とは
遥かに複雑になって来る。この問題は上記の短靴下の種
々の帯域間の遷移界面で特に深刻になってくる。上記の
機械は、機械的及び電子工学的に、それが各供給場所へ
どちらの方向からでも近づく時に、編むか、ひだつけす
るか、浮き編みするかを各針について決定することがで
きるけれども、必要な指令の組織化と発行とは極めて複
雑になって来る。
【0256】加うるに、そうした指令はコンピユーター
によって、狭い時間間隔内に機械的機械パラメーターに
より決められる針位置についての、機械により出される
中断情報に応答して発行されねばならない。主題の装置
では、また、もっとありきたりの実施に対照的に相違し
て、コンピユーターのリアルタイム操作が機械的編み機
操作に追従的でなければならない。そうしたことが必要
な中断サービスルーチンに対して使いうる時間を猛烈に
制限し、必要なデータの貯蔵及び取戻しの効率的な手段
を必要とする。
【0257】主題の機械では、短靴下は糸供給装置によ
り、糸供給装置が実際に機械上に視れるという順序で、
糸を連続的に前進させることで形成される。すなわち、
もしもシリンダーが前方向に回転すると、各々の針は最
初に糸供給装置0に出合い、それから糸供給装置1に出
合う、等々となり、糸供給装置5を通過するまでつづ
く。異る目的のために短靴下の構造中へ異る糸を導入す
るためには、各糸供給装置は異った操作をしているかも
しれない。例えば、スパンデツクスを機械内へ導入する
糸供給装置へ近づいている針は決して編まない。もしも
形成されているまがいのうねが3×2うねならば、スパ
ンデツクス糸供給装置は、ひだつけ、ひだつけ、浮き編
み、浮き編み、浮き編み、ひだつけ、ひだつけ、等の操
作の連鎖をして居り、他方、隣の糸供給装置は総ての針
上で糸を編んでいよう。
【0258】記述された機械上で短靴下を形成するため
には、扇形端部らにある糸供給装置の間の扇形中間点に
各々置かれている六つの選択制御位置(12個のコイ
ル)の各々へのデータの安定した流れが必要とされる。
これらの選択制御位置は針及び閉じ素子がどちらかの方
向から決った糸供給装置に近づく際に何をなすかを決め
るであろう。
【0259】上の記述から、今や判ることは、操作は、
コンピユーターが、各複合針に対しどんな操作−−−−
−編み、ひだつけ、または、浮き織り−−−−−が必要
とされているかを指図するのみでなく、総ての時に於て
のそうした複合針の各個の場所を気付いていることを要
求する。
【0260】短靴下が製作される際には、糸は総ての六
つの供給装置にてか、または、若干の事情にあっては供
給装置無しで導入されてもよい。短靴下中の追加のコー
スらは、糸が導入されるところの供給装置上の編みから
だけの結果で起る。選択コイルの総ては、いつでも総て
の針及び閉じ素子上で操作せねばならない。たとえ針機
能が糸と係合することなしに供給装置を通り過ぎるだけ
だとしても、その針及び閉じ素子用の選択コイルへ、そ
の針及び閉じ素子がその特殊供給装置に近づくに先立っ
て浮き編み命令が発行されていなければならない。そう
した事情は、糸がある供給装置に導入されない時にも、
更にまた、糸が針のうしろを通過する場合には、多数回
起る。
【0261】コンピユーターメモリーにおける必要なデ
ータ組織化への従来のアプローチは、短靴下製造の全操
作中の各供給装置を通る針の数に相当する素子の数を含
む六つの待ち行列を必要とすることによって、データを
各選択コイルに対する連続的な積重ねられた系列に並べ
ることであろう。
【0262】しかしながら、複雑な靴下に対するそうし
た必要データをこの型の構造に組織化することは人間に
とって事実上不可能である、何故なら、そうした短靴下
は多岐ピツチねじの如く作られているからである。多岐
ピツチねじ類推のピツチは靴下が作られる際、多数回変
化する。例えば、編むことが総ての六つの供給装置上で
起ると、織物は六開始ねじのように前進する。しかしな
がら、ヘリかがりが巻かれる時は、スパンデツクスは一
つの供給装置のみの上に導入され、シリンダーは四回転
以上回転するけれども、どの供給装置上にも編みは起ら
ないので、従ってねじのピツチはゼロで、短靴下に於け
る仕上りコースはシリンダーのそのような四回転からは
結果されない。
【0263】図37と図38の好ましい実施態様では、
データは単位RAM 830内で108の待ち行列にして組
織化され、機械内各針に対し一つ、または、より重要に
は、短靴下内の各うねに対して一つづつ作られている。
このような具合にして指令を単一RAM 830中に挿入す
ることによると、短靴下のヘリかがりから爪先まで各針
上で何が起らねばならぬかを明細に述べることは、短靴
下のデザイナーにとっては比較的進路がはっきりしてい
る仕事である。従って、単位RAM 830内のデータは、
あたかも鋏をとって短靴下をうねに沿って頂部から底部
まで裂き、織物を矩形中に敷いたような輪郭にされてい
る。
【0264】従来のマイクロプロセツサーは、例えば、
インテル8086マイクロプロセツサーの如く、各命令
につき、バイト(8ビツト)かワード(16ビツト)か
にして、データを取り出したり記憶したりするのみしか
出来ないから、記述した機械に対する短靴下のデータ
は、18の主要待ち行列(18ワード)にして記憶さ
れ、それの各主要待ち行列は六つの小待ち行列から成っ
ている。針選択命令は従って2ビツトを必要とし、各小
待ち行列は2ビツトの情報(編み、ひだつけ、浮き織り
及び違法供給命令を表している)で、各主要待ち行列中
には可能な16ビツトのデータの12を使用する総ての
六つの供給装置をつけている。単位CPU 824は違法な
供給命令を棄却するようにプログラム化されている。下
には各主要待ち行列に記憶されている供給データの総括
が記されている。
【0265】 主要待ち行列00 針 00,18,36,54,72, 90 01 01,19,37,55,73, 91 02 02,20,38,56,74, 92 03 03,21,39,57,75, 93 04 04,22,40,58,76, 94 − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − 16 16,34,52,70,88,107 17 17,35,53,71,89,108
【0266】本発明は更にユニークなアクセス用技法を
含んでいる。例証の目的のためと、類推のために、待ち
行列は円筒形の形状に配置された108本の垂直なパイ
プで、短靴下の内の各うねに一本と仮定する。各パイプ
は大理石の堆積をお互いに重なり合い、自由に落下しう
るようにして含んでいる。大理石は浮き織り、ひだつ
け、又は編みの選択命令と同等と見做される三つの異る
色になっている。
【0267】このパイプの円筒形集合体の下に置かれ
て、六つの等しく間を空けた放射状アームのついたカル
ーゼルがあり、それのタイプはパイプの下で回転するよ
うになって居り、また、編み機シリンダーが回転するに
つれて回されるようになっている。各放射状アームの尖
端がパイプの下にある時には、そのパイプ中にある待ち
受けている大理石の解放を行い、またそれから、総ての
六本のアームから連続して情報を集め、それを12ビツ
ト語にし、それが代って、選択コイルへと解放される。
カルーゼルは主モーターシヤフト角エンコーダー890
から直接に駆動されている「20で割る」計数器900
からの命令を受けて、編みシリンダーの回転と位相が合
って前方及び後方に回転する。
【0268】第一アームが待ち行列0の下にある時、第
二アームは待ち行列17の下で第三アームは待ち行列3
5の下、等になっている。そのCPU はそれが必要とする
情報を適切な待ち行列から同時に取除いて、その情報を
適切な選択コイルへ向けるように機能している。カルー
ゼル上のアーム1は供給装置0及び1の間に置かれた選
択コイルと組合されて居り、アーム2は供給装置1と2
の間の選択コイルと、等になっている。この方法を使っ
て、シリンダー回転をどんな点に於ても停め、また、そ
れが各糸供給場所に近づく際、総ての針及び組合された
閉じ素子との制御を行うに必要な総ての情報をまだ出し
ている間に、それの方向を反転することができる。
【0269】上記の概念的記述に於ては、単位RAM 83
0は全靴下プログラムを貯蔵するパイプと円筒形集合と
して機能し得、また作業記憶RAM 832は次に必要なデ
ータの組を受けるカルーゼルの機能を行いうるものと認
められよう。
【0270】この構造におけるデータの配置と上記のア
クセスの方法とは、矩形かららせん形への座標変換を有
効に行い、包まれていない衣服を描いている単純な矩形
配列から衣服を正しく構造することを機械にできるよう
にする。換言すると、このデータ記憶構造は、データの
二次元的矩形配列を可変ピツチの三次元的らせんに変換
する。
【0271】概念的カルーゼルが各待ち行列(どちらの
方向にも)を過ぎて回転されると、単位RAM 830内の
増分的カウントは進められ、かくて監視は衣服の完成に
向けて進行する。糸選択、糸挿入、糸取外し、シリンダ
ー速度設定、テリー織選択、ステツチ長設定、押器カム
位置、尾部空気吹飛ばし、及び短靴下輸送命令のような
付随的機能は、単位RAM 830内の別のデータ堆積中に
含まれていて、必要な際にアクセスされる。増分的進行
カウントが連続的探索表中の次の値と等しい時には、次
の付随的命令をそれの堆積からひょいと取出して実施す
る。
【0272】単位CPU 824は他の特殊な付随的命令に
も応答する。そうした命令の一つは、単位CPU 824
に、選択された供給装置における糸用途エンコーダー9
12の一つからの糸使用信号を再調査するようにさせ
る。この情報はステツチ長設定を増分的に修正するに使
用して、機械部品摩耗や縮み操作の与えられた瞬間での
摩擦係数や糸張力の変化を補償するようにしてもよい。
それはまたCPU に、機械による全体糸消費を近代化せし
めることをも許容する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の編み機械を描いている斜めの略図で、
それの主要部分品の相対的位置づけと全体構造的相互関
係を示すべく部分的に切り欠いたものである。
【図2】図1の垂直断面図である。なお、下方部分は図
3の線2−2上に取ったものである。
【図3】図2に示された機械の上方部分の拡大断面図で
あり、同時に図5の線2A−2A上に取った断面図であ
る。
【図4】図2の線3−3上に取った水平断面図である。
【図5】図3の線4−4上に取った水平断面図である。
【図6】図6の(a)は図1の頂部平面図である。図6
の(b)は図6の(a)の線5b−5bに沿って取った
垂直断面で、それの一部を明瞭に見うるように回転して
ある。
【図7】編み針支持シリンダーの形状の立面図である。
【図8】図6に示されているスロツト形状の拡大図であ
る。
【図9】図7の線8−8上に取った断面図である。
【図10】複合針集合体の針素子の構造の一部を断面に
しての側方立面図である。
【図11】図10に描かれている針素子の平面図であ
る。
【図12】図10及び図11に描かれている針素子と組
み合わされて複合針集合体を構成する閉止用素子の側部
立面図である。
【図13】図12に描かれた閉じ用素子の平面図であ
る。
【図14】図14の(a)は隣接した糸供給場所の中間
の60度運転している扇形に対する混成の垂直及び水平
の針素子移動の二つの手に入れうる様式に対するカム軌
道制御路の形状の略図的表示であり、かつ隣接した糸供
給場所の中間の60度運転している扇形に対するシンカ
ー素子の混成垂直及び水平移動に対するカム軌道制御路
の略図的表示である。図14の(b)は隣接した糸供給
場所の中間の60度運転する扇形に対してシンカー素子
の複合垂直及び水平移動用のカム軌道制御路の形状の略
図的表示である。
【図15】図15の(a)は隣接した糸供給場所の中間
の60度運転している扇形に対する混成の垂直及び水平
針閉じ用素子移動の二つの手に入れうる様式に対するカ
ム軌道制御路の形状の略図的表示である。図15の
(b)は隣接した糸供給場所の中間の60度運転する扇
形に対してレーキ素子の複合垂直及び水平移動用のカム
軌道制御路の形状の略図的表示である。図15の(c)
は隣接した糸供給場所の中間の60度運転する扇形に対
してテリー織器械の複合垂直及び水平移動用のカム軌道
制御路の形状の略図的表示である。
【図16】垂直に裂かれたのと、水平に包まれてない略
図的垂直断面で、適当に合併された時、針素子、閉じ素
子、シンカー素子、テリー織器械及びレーキ素子を、隣
接する糸供給場所の中間のそれらの複合垂直及び水平移
動の間及び図14の(a)から図15の(c)迄に示さ
れた制御カム軌道から結果として出ている相対的垂直位
置付けを示している。
【図17】編み筒素子が隣接する糸供給場所の中間で回
転される際の、レーキ素子、シンカー素子、テリー織器
械及び開口の相対的半径方向(水平)位置付けを示す水
平面略図である。
【図18】図18の(a)及び(b)は、連続的に示さ
れた角位置で60度運転する扇形と共に図14、図1
5、図16及び図17に描かれている制御路に全体的に
従って糸係合用素子の相対的位置付けを順次に示してい
る単純化された略図的表現である(ただし、1.67°
から31.67°までを示す。)。
【図19】図19の(a)及び(b)は、連続的に示さ
れた角位置で60度運転する扇形と共に図14、図1
5、図16及び図17に描かれている制御路に全体的に
従って糸係合用素子の相対的位置付けを順次に示してい
る単純化された略図的表現である(ただし、35.00
°から58.67°までを示す)。
【図20】図20の(a)は磁気的保持装置の構造の部
分的に断面にしての平面図である。図20の(b)は図
20の(a)の線15b−15b上に取った立面図であ
る。図20の(c)は図20の(a)の線15c−15
c上に取った部分的で拡大された垂直断面図である。図
20の(d)は図20の(a)の線15d−15d上の
断面図である。
【図21】図21の(a)は押器カムの斜視図である。
図21の(b)は図21の(a)に描いた押器カムの平
面図である。図21の(c)は図21の(a)に描いた
押器カムの側面図である。
【図22】シンカー素子の平面図である。
【図23】図23の(a)はレーキ素子の側部立面図で
ある。図23の(b)は図23の(a)に示されたレー
キ素子の平面図である。図23の(c)は外部レーキカ
ムスリーブ部材中のレーキ素子の装着を示している拡大
断面図である。
【図24】テリー織器械の側部立面図である。
【図25】糸供給装置の部分的に断面にした側部立面図
である。
【図26】図25に描かれた糸供給装置の一部断面にし
た平面図である。
【図27】図27の(a)は糸案内を示す図で、図26
の線22−22上に取った断面図である。図27の
(b)は図27の(a)の線22a−22a上に取った
典型的断面図である。
【図28】図26の線23−23上に取った断面図であ
る。
【図29】図26の線24−24上に取った軌道制御カ
ムの展開図である。
【図30】図26の線3−3上に取った断面図である。
【図31】図31の(a)は糸供給装置内に含まれた糸
把握部材の略図的断面図である。図31の(b)は図3
1の(a)の線B−Bから見た、糸供給装置内に含まれ
た可動あご部材支持素子の略図的立面図である。図31
の(c)は把握用部材の表面形状を示し、図31の
(a)の線C−Cから見た略図的平面図である。
【図32】本体糸使用監視装置の、部分的に断面にし
た、頂部図である。
【図33】図26の線2−2上に取った断面図である。
【図34】図34の(a)は図26の線29−29上に
取った断面図である。図34の(b)は糸選択運搬機ア
ームの平面図で、明瞭にするために図26では省いたそ
れの詳細を示している。
【図35】図35の(a)は図34の(b)の線B−B
上に取った断面図である。図35の(b)は糸選択運搬
アームの端部にある糸係合用ジヨー部品の一部分断面に
した拡大図である。図35の(c)は図35の(b)の
線D−D上に全体的に取った、部分的に断面にしての拡
大立面図である。図35の(d)と(e)はジヨー位置
付け用の二つの位置はどめ制御素子を示している詳細図
である。図35の(f)は図35の(b)の線G−G上
に全体的に取った詳細図である。
【図36】複数の編み機装置がセントラルシステムコン
ピユーターから制御されている編み装置の単純化ブロツ
ク図。
【図37】図36の編み機装置のより詳細な単純化ブロ
ツク図の左半分である。
【図38】図36の編み機装置のより詳細な単純化ブロ
ツク図の右半分である。
【図39】図37と図38の二極式コイル駆動機の略図
である。
【図40】図40の(a)乃至(c)は、電圧電流曲線
で、図37と図38の波整形機を記述する時に参照す
る。
【図41】図37と図38の主電動機制御器のブロツク
略図である。
【図42】図42の(a)乃至(c)は、カーブで、図
41の主電動機制御器の操作を記すときに参照するもの
である。
【図43】順逆デコーダーの論理図である。
【符号の説明】
78 内部静止スリーブ 80 編み針支持シリンダー 82 編み針部材移動案内溝 84 編み針部材 86 外部静止スリーブ 234 独立に回転可能なかご部材 248 テリー織器具 262 細長い開口 264 細長い開口 292 鉤になった端部 300 垂れ下った端部 302 カム突合せ 304 カム突合せ 308 中間的本体部分 340 カム軌道 346 カム軌道 352 カム軌道 354 カム軌道 400 半径方向外向きに移動させる手段 516 案内溝 524 通常静止しているカム軌道枠 532 通常静止しているカム軌道枠 550 糸係合用尖端 552 シェッダ部材 590 かご部材 594 レーキ部材案内溝 604 カム軌道 606 カム軌道 608 レーキ部材 610 底部 612 カム突合せ 614 カム突合せ 620 二股になった端部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月5日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】図14は隣接した糸供給場所の中間の60度
運転している扇形に対する混成の垂直及び水乎の針素子
移動の二つの手に入れうる様式に対するカム軌道制御路
と、隣接した糸供給場所の中間の60度運転している扇
形に対するシンカー素子の混成垂直及び水平移動に対す
るカム軌道制御路と、隣接した糸供給場所の中間の60
度運転する扇形に対してシンカー素子の複合垂直及び水
平移動用のカム軌道制御路との関係を示す略図的表示で
ある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】図15は隣接した糸供給場所の中間の60度
運転している扇形に対する混成の垂直及び水平針閉じ用
素子移動の二つの手に入れうる様式に対するカム軌道制
御路と、隣接した糸供給場所の中間の60度運転する扇
形に対してレーキ素子の複合垂直及び水平移動用のカム
軌道制御路と、隣接した糸供給場所の中間の60度運転
する扇形に対してテリー織器械の複合垂直及び水平移動
用のカム軌道制御路との関係を示す略図的表示である。

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)支持シリンダーの縦軸に平行に配置さ
    れて支持シリンダーの外表面に複数本の細長い編み針部
    材移動案内溝を有する回転可能に移動しうる編み針支持
    シリンダー; b)かかる案内溝の各々に配置されかつその中で縦方向
    に移動可能である編み針部材; c) 前記編み針部材は鉤になった端部と、弾性的に半径
    方向に屈曲しうる中間的本体部分と、突出したカム突合
    せを有した半径方向に移動可能な垂れ下った端部とを有
    すること; d) 該編み針支持シリンダーを取巻いている関係になっ
    て同軸に置かれ、内面が該編み針支持シリンダーの外面
    に規定の密接に間をあけた関係になって配置されている
    外部静止スリーブ; e) 該編み針部材の垂れ下った端部の該突出しているカ
    ム突合せと係合可能になっていて、該外部静止スリーブ
    に対する該編み針支持シリンダーの回転移動に応答して
    該編み針部材の制御された垂直移動を行うように、該静
    止スリーブの内壁中に凹んで作られた少なくとも一本の
    選択的形状にした周辺的カム軌道;および f) 前記カム突合せを該静止外部スリーブ内の周辺カム
    軌道と運転係合になるように選択的導入を行うように、
    該編み針部材の垂れ下った端部を該中間本体部分の弾性
    的屈曲により該編み針部材支持シリンダーの案内溝にあ
    る引込んだ位置から半径方向外向きに移動させる手段か
    らなることを特徴とする円形よこ編み機。
  2. 【請求項2】 該編み針部材の垂れ下った端部の該突出
    しているカム突合せは、該編み針部材が屈曲していなく
    て引込んだ状態にあるとき、該周辺カム軌道との運転係
    合からはずれるように通常バイアスされている請求項1
    記載の円形よこ編み機。
  3. 【請求項3】 該外部静止スリーブの内壁中に凹んで作
    られた該周辺カム軌道は、該外部静止スリーブに対する
    該編み針支持シリンダーの回転移動に従って垂直針部材
    の移動の制御のための有効に閉じられた連続的で切れて
    いないカム軌道を呈すべく、中断されていない縁の規定
    用壁をもっている請求項1記載の円形よこ編み機。
  4. 【請求項4】 該針部材の垂れ下った端部を引込められ
    た位置から該中間本体部分の屈曲により移動させる手段
    は、該外部静止スリーブに対する該編み針支持シリンダ
    ーの回転移動に応答して、該垂れ下った端部を機械的に
    半径方向に外向きに移動させるカム手段を含んでいる請
    求項1記載の円形よこ編み機。
  5. 【請求項5】 該針部材の垂れ下った端部を引込められ
    た位置から半径方向に外向きに移動させる手段は、該外
    部静止スリーブに対する該編み針支持シリンダーの回転
    移動の間、該カム突合せが該周辺カム軌道と運転係合す
    るように外向きに移動された該垂れ下った端部を磁気的
    に保持する手段を含んでいる請求項1記載の円形よこ編
    み機。
  6. 【請求項6】 該静止スリーブは周方向に延び、一対の
    隣接する糸供給場所により各々限られている複数の操作
    用扇形に小分け可能である請求項1記載の円形よこ編み
    機。
  7. 【請求項7】 該外部静止スリーブの内壁の該周辺制御
    カム軌道の各部分は、隣接する糸供給場所の各対の中間
    で既定の対称的形状になって居り、かつ、隣接する糸供
    給場所の該対の各々の間の中間位置に対しても、それに
    関する編み針支持シリンダーの回転方向に独立して、対
    称である請求項6記載の円形よこ編み機。
  8. 【請求項8】 該外部静止スリーブに対する該編み針支
    持シリンダーの垂直高さを調整する手段を有する請求項
    1記載の円形よこ編み機。
  9. 【請求項9】 該針部材は a) 半径方向に屈曲しうる中間的本体部分と、突出した
    カム突合せを有した半径方向に移動可能な垂れ下った端
    部とを有する、鉤になった端部の針素子;および b) 該針素子の該鉤になった端部と係合可能な尖り端
    と、半径方向に屈曲しうる中間的本体部分と、突出した
    カム突合せを有した半径方向に移動可能な垂れ下った端
    部とを有する、独立的に移動可能な閉じ素子からなる複
    合針部材である ことを特徴とする請求項1記載の円形よこ編み機。
  10. 【請求項10】 a) 該編み針支持シリンダー内に同軸状
    に配置され、該支持シリンダーの内面に既定の密接に間
    をあけた関係になって配置された外面を有する静止スリ
    ーブ;および b) 該内部静止スリーブの外壁面中に凹んで作られた少
    なくとも一本の選択的形状になした周辺的カム軌道を備
    え、該案内溝の基部に設けた細長い開口を通して該支持
    シリンダーの該案内溝に配置された該編み針部材の垂れ
    下った端部の該突出しているカム突合せが該カム軌道と
    係合可能になっていて、該内部静止スリーブに対する該
    編み針支持シリンダーの回転移動に応答して該編み針部
    材の制御された垂直移動を行う、 ことを特徴とする請求項1記載の円形よこ編み機。
  11. 【請求項11】 回転可能に移動し得る編み針支持シリ
    ンダーで、それの外表面にシリンダーの縦軸に平行に配
    置されている複数本の細長い、編み針部材移動案内溝を
    持っているものと、かつそのような案内溝の中に置かれ
    ていてその中で縦方向に移動可能になっている編み針部
    材で、鉤を付けた上端部分を含んで居るものとを含んで
    いる円形よこ編み機で、 該機械は、そのような針部材案内溝の各個はそれの底部
    分に該シリンダーの内部と連通している少くとも一つの
    細長いスロット状開口を有し、該編み針部材の各々は弾
    性的に半径方向に可撓な中間本体部分と半径方向に移動
    可能な垂れ下った端部でそこから横に突き出している一
    対のカム突合せを持つものとを含んでいることを特徴と
    して居り、かつ、該機械は、 外部静止スリーブで、該編み針支持シリンダーと取巻い
    ている関係になって同軸に置かれ、それの内面が該編み
    針支持シリンダーの外面と既定の密接に間をあけた関係
    になって配置されているものと、 該静止スリーブの内壁に凹んで作られた少くとも一本の
    選択的形状にした周辺的カム軌道で、該編み針部材の垂
    れ下った端部の該突出しているカム突合せの一つと係合
    可能になっていて、該外部静止スリーブに対する該編み
    針支持シリンダーの回転移動に応答して該編み針部材の
    制御された垂直移動を行うようになっているものと、 内部静止スリーブで、該針支持シリンダー内に同軸に置
    かれ、それの外表面が該編み針支持シリンダーの内表面
    と既定の密接に間をあけた関係になって配置されている
    ものと、 該内部静止スリーブの外壁表面内に凹んで作られた少く
    とも一本の選択的な形状にした周辺上カム軌道で、該針
    部材の垂れ下った端の該突出しているカム突合せの他の
    ものを、針部材が引込められた屈曲されていない状況に
    ある時に、通常操作するように収容して含んでいて、該
    静止内部シリンダーに対しての該編み針支持シリンダー
    の回転移動に応答して該編み針部材の制御された垂直運
    動を行うようにするものと、それから、 該編み針部材の垂れ下った端部を、それの該中間本体部
    分の弾性的屈曲により、該内部静止スリーブのカム軌道
    と操作的係合している該引込んだ位置から該編み針支持
    シリンダーの半径方向外向きに移動するようにする手段
    で、該最初に述べたカム突合せを該静止外部スリーブ内
    の該周辺カム軌道と選択的運転係合になるように選択的
    導入を行うようにするものとを更に特徴とするところの
    円形よこ編み機。
  12. 【請求項12】 該周辺カム軌道は各々、中断されてい
    ない縁の規定用壁を含んでいて、垂直針部材移動経路制
    御用の有効に閉じられた連続的で切れていない制御カム
    軌道を呈するようになっていることを特徴とする請求項
    11記載の機械。
  13. 【請求項13】 該針部材の垂れ下った端部を該引込め
    られた位置から該中間本体部分の屈曲により移動させる
    手段は、該内部静止スリーブに対する該編み針支持シリ
    ンダーの回転移動に応答して、該垂れ下った端部を機械
    的に半径方向に外向きに移動させるカム手段を含んでい
    ることを特徴とする請求項11記載の機械。
  14. 【請求項14】 該針部材の垂れ下った端部をそれらの
    引込められている位置から半径方向に外向に移動させる
    該手段は、該静止外部スリーブに対する該針支持シリン
    ダーの回転移動の間、該カム突合せが該外部スリーブの
    該周辺カム軌道と運転係合するように該針素子の外向き
    に移動された垂れ下った端部を磁気的に保持する手段を
    含んでいることを特徴とする請求項11記載の機械。
  15. 【請求項15】 該磁気的保持手段を脱付勢して、該針
    部材の該弾性的に曲げた中間本体部分に貯えられたポテ
    ンシアルエネルギーによって、編み針支持シリンダー案
    内溝内の引っこんだ位置へとそれの戻りを誘導させ、か
    つ、該静止内部スリーブ中の該周辺カム軌道と選択的運
    転係合に入らせるようにする手段を請求項14記載の機
    械。
  16. 【請求項16】 該磁気的保持手段を脱付勢する該手段
    は電気的信号に応答性であることを請求項15記載の機
    械。
  17. 【請求項17】 該電気信号は予めプログラム化された
    指令に応答して印加されることを請求項16記載の機
    械。
  18. 【請求項18】 該電気信号は該磁気的保持手段により
    発生される磁束に反対の無効化用磁束を発生することを
    特徴とする請求項16記載の機械。
  19. 【請求項19】 該磁気的保持手段は、該編み針支持シ
    リンダーの回転前進路に隣って、かつそれへ既定の近接
    関係になって置かれ、移動される該針部材の一部を通る
    磁気的保持フラツクスを発生している一対の永久磁石を
    含んでいることを特徴とする請求項14記載の機械。
  20. 【請求項20】 該永久磁石の対の中間に配置された電
    磁石極片で、該電磁石極片は、外部で発生される電気信
    号の印加に応答して、該磁気的保持フラツクスに協力し
    たり、または、それに反対してそれを無効にしたりする
    磁束を発生するように適合されて居り、又、該電気信号
    が予めプログラム化された指令に応答して配送されるよ
    うになっていることを特徴とする請求項19記載の機
    械。
  21. 【請求項21】 該静止スリーブは、一対の隣接する糸
    供給場所により各々限られている等角度的周辺拡がりの
    操作用扇形の複数個に小分けされていることを特徴とす
    る請求項11記載の機械。
  22. 【請求項22】 該静止スリーブの該周辺カム軌道の各
    部分は、隣接する糸供給場所の各対の中間で独立で、既
    定の対称的形状になって居り、かつ、隣接する糸供給場
    所の該対各個の間のそれの中間位置に対しても、静止ス
    リーブに対しての編み針支持シリンダー回転の方向に独
    立に、対称であることを特徴とする請求項21記載の機
    械。
  23. 【請求項23】 該静止スリーブに対する該編み針支持
    シリンダーの垂直高さを調整し、またそれにより、該機
    械上に形成されつつあるステツチ・ループの長さを変え
    るための手段を特徴とする請求項11記載の機械。
  24. 【請求項24】 該針部材の各個は、鉤になった端部の
    針素子とこれに対して独立に移動しうる閉じ素子とを含
    んでいる複合針部材から成って居り、又、該針素子と該
    閉じ素子とは、各々、半径方向に可撓な中間的本体部分
    と、半径方向に移動可能な垂れ下った端部でそこから横
    に突出している一対のカム突合せを持つものとを含んで
    いることとを特徴とする請求項11記載の機械。
  25. 【請求項25】 該閉じ素子は、それの第一端末にテー
    パーをつけた尖端を含み、それの第二端末には一対の外
    向きに突出た間隔を置かれた共通平面のカム突合せを含
    み、また既定の均等な横の広がりの上部切片を成すよう
    に選択的な形にした中間本体部分と、該中間本体部分の
    上部に対して該第二端末の弾性屈曲を許すような大きさ
    にした減少された横の広がりの下部切片とを含んで居
    り、また該針素子は、それの第一の端末に糸係合用鉤部
    材のついた細長い本体部分と、それの第二の端末に一対
    の外向きに突出している間をあけて置かれた共通平面の
    カム突合せとを含んで居り、 該針素子の該細長い本体部分はそれの該端末らの中間に
    更に次記のものを含むように選択的に形づけられてお
    り、 上部の二股になった部分で、該閉じ素子の該中間本体部
    分の上部切片を滑動しうるように収容して、それの尖端
    部分の移動路を鉤部材との閉じ係合にしたり、それから
    脱したり導びくような大きさにされた全体的にU字形の
    直線的溝を形成しているものと、 下部の横にスロツトをつけた切片で、該閉じ素子の垂れ
    下ったカム突合せを担っている端末を滑動できるように
    して閉じこめて、該スロツト内でのそれの独立な横及び
    縦の移動の双方を選択的に許すような大きさにした細長
    いスロツトを形成しているものと、 中間の切片で、針部材の該上部の二股になった部分に対
    して該針部材の該第二の端末の弾性屈曲を許すような大
    きさに切断面の広がりが減じられているものを含んでい
    ることを特徴とする請求項24記載の機械。
  26. 【請求項26】 該編みシリンダーの上端に取付けら
    れ、該編み針支持シリンダーの針案内用溝と既定の関係
    になっている複数本の案内溝を有しているシンカー素子
    案内わくと、 該シンカー素子案内溝の各々の中に移動可能に収容され
    ていて、該支持シリンダーの案内用溝内で個々に移動可
    能である該編み針部材の前進路に運転的近接になって配
    置されている露出した糸係合用端部と該案内わくの外部
    に置かれている外向きに突出した間を置いて置かれてい
    るカム突合せの一対を有する底部を呈するような形にな
    っているシンカー素子と、 該シンカー素子の突出した底部と取巻き関係になって置
    かれて居り、該シンカー素子の該突出しているカム突合
    せを操作的に収容している一対の内部の別々の周辺カム
    軌道を有する静止カム軌道枠と、 該静止カム軌道枠内の該別々の周辺カム軌道は、該静止
    カム軌道枠に対する該編み針支持シリンダー並びにシン
    カー素子案内わくの回転相互連結移動に応答して、そう
    したシンカー素子の各々の露出した糸係合用端部の二次
    元的移動を呈するように選択的に形状をつけられている
    こととを特徴とする請求項11記載の機械。
  27. 【請求項27】 該シンカーの該カム突合せは円形の形
    状を含んでいることを特徴とするところの請求項26記
    載の機械。
  28. 【請求項28】 該シンカーの該糸係合用端部は、上方
    に傾斜したランドと、窪んだ糸係合用スロットと、上を
    ステツチループが引張られる隣接した彎曲したランドと
    を含んでいることを特徴とする請求項27記載の機械。
  29. 【請求項29】 ステツチ・ループを引くのに該針シリ
    ンダーに必要な角運動を減ずるように該針及びシンカー
    素子の分岐する方向への連合した垂直移動を特徴とする
    請求項26記載の機械。
  30. 【請求項30】 該編み針支持シリンダーの上部端上に
    取付けられ、それと共に回転しうるように移動可能で、
    複数のレーキ部材案内溝を有するかご部材と、 該レーキ部材案内溝の各々の中に含まれていて、該編み
    シリンダーにより支持されている移動可能針素子の前進
    路に運転上近接して置かれている露出した二股になった
    端部と該かご部材の外部に置かれている一対の突出して
    間を空けて置かれているカム突合せを有する底部を呈す
    るように形造られて居るレーキ部材と、 該レーキ部材の突出している底部と取巻きの関係になっ
    て置かれて居て、該レーキ部材の該突出しているカム突
    合せを運転するように収容する一対の内部の別々の周辺
    カム軌道を有する静止カム軌道わくと、 該カム軌道わく内の該個別の周辺カム軌道が該静止カム
    軌道わくに対する該編みシリンダー並びにかご部材の回
    転移動に応答して該レーキ部材の各々の露出した二股に
    なった端部の垂直及び半径方向移動を与えるように選択
    的に形状をつけられていることとを特徴とする請求項1
    1記載の機械。
  31. 【請求項31】 該編み針支持シリンダーの上方に既定
    しうる間をあけた関係になって置かれて居り、複数の案
    内溝を有する、独立に回転可能なかご部材と、 該かご部材中の該案内溝の各々の中に移動可能に含まれ
    ていて、一端に於て露出した糸係合用尖端部になって終
    って居り、他端に於て該かご部材の外に置かれた一対の
    突出している間をあけて置かれたカム突合せを有する横
    の基底部分になって終っている細長い弧状の本体部分を
    有している選択的な形にしたテリー織器具と、 該テリー織器具の突出している底部を取巻いている関係
    になって置かれており、該テリー織器具の該突出してい
    るカム突合せを操作するようにして収容している一対の
    内部個別の周辺カム軌道を有する通常静止しているカム
    軌道わくと、 該静止カム軌道わく内の該個別の周辺カム軌道が、該静
    止カム軌道わくに対する該かご部材の回転移動に応答し
    て、テリー織器具の各々の糸係合用尖端部分の半径方向
    及び垂直移動をなすよう選択的に形状をつけられている
    こととを特徴とする請求項11記載の機械。
  32. 【請求項32】 該テリー織器具の各々の該糸係合用尖
    端と運転上組合わされていて、該テリー織器具糸係合用
    尖端上に形成されるテリー織ループを積極的にはずすた
    めのシェッダ部材を特徴とする請求項31記載の機械。
  33. 【請求項33】 複数本の糸の自由端を弧状に間をあけ
    て離れた関係にしてぴったりと位置づけし、そこから円
    錐形経路になって伸びるようにする回転可能に移動しう
    る糸供給手段と、 該糸端位置づけ手段から遠くに置かれ、編み針移動路に
    より規定される如き糸供給場所の隣りの、スロットをつ
    けられた糸案内手段と、 選択された糸と該糸供給手段にて係合して、該選択され
    た糸を該スロットをつけた糸案内手段の中へ、また編み
    針移動の経路中へと移送する弧状に移動可能な運搬アー
    ム手段及び、該糸供給手段と該スロットをつけた糸案内
    手段との中間に置かれ、編み針移動により該スロットを
    つけた糸案内手段を通って引かれた選択された糸を切離
    すための糸切断用手段とを特徴とする請求項11項記載
    の機械。
  34. 【請求項34】 該糸供給手段の所で選ばれた糸を把握
    し、該糸を該編み針により係合された後に解放する把握
    手段を特徴とする請求項33記載の機械。
  35. 【請求項35】 少くとも第一及び第二の編み機装置を
    含んで居て、該第一及び第二の編み機装置の操作用の指
    令を含むようにプログラム化しうるシステムコンピュー
    ターと、 該指令を該第一及び第二の編み機装置へ通信するための
    手段と、 該編み機装置の各々の中の第一メモリーで、該第一メモ
    リーは該指令を受信し記憶するよう操作するものと、 該編み機装置の各々の中の第二メモリーで、該第二メモ
    リーは該第一メモリーからの該指令の一部を受信して記
    憶し、該部分はそれの記憶後すぐに行われるべき活動に
    関係していること、 該第一及び第二のメモリーからの該指令を遂行し、それ
    ぞれの編み機装置を制御する手段とを特徴とする請求項
    11記載の機械。
  36. 【請求項36】 該編み機の各々の中で、製作される品
    物の毎単位ごとの糸消費量を測定する手段と、該メモリ
    ー記憶手段の中で、該測定された糸消費とそれに対する
    既定値とを比較する手段と、 該比較手段に応答し、糸消費の該測定値と既定値の間の
    差を減ずるように、形成されつつあるステッチの長さを
    修正する手段とを特徴とする請求項35記載の機械。
  37. 【請求項37】 a)編みシリンダーの縦軸に平行に各々
    移動可能である多数の同一形状の鉤になされた端の針集
    合体手段を支持する編みシリンダーを漸進させて各針集
    合体手段が選択された点へ順次もたらされるようにな
    し; b) 該選択された点に配置された各針集合体手段がなす
    べき所望の編み、ひだつけまたは浮き織りとかの操作を
    指示するプログラムされた電気信号を各針集合体手段に
    対して該選択された点へ伝達し; c) 該伝達された信号に応答して該選択された点に配置
    された該針集合体手段の一部を選択的に移動させて、該
    一部を複数の垂直移動経路制御手段の選択された一つと
    駆動係合させ; d) 該プログラムされた指示に従って各針集合体手段を
    編み、ひだつけまたは浮織りに対して許容すべく各針集
    合体手段が該選択された点から漸進されて離れる時に各
    針集合体手段の制御された垂直移動をなす ことを特徴とする外観に変化をつけた製品の円形よこ編
    み方法。
  38. 【請求項38】 a)半径方向に引込んだ場所から半径方
    向に前進した場所へ該針集合体手段を弾性的に変形させ
    てその該部分を半径方向に外方へ移動させ; b) 該針集合体手段の該移動された部分を該編み機シリ
    ンダーの回転移動と同時に該半径方向に前進せしめられ
    た場所に磁気的に維持し; c) 該針集合体手段の該移動された部分の磁気的維持を
    選択的に中断してその弾性的変形部分に貯えられたエネ
    ルギーを解放し該引込められた位置へその復帰を生ぜし
    める ことにより請求項37記載のステップ(C)を行うよこ
    編み方法。
  39. 【請求項39】 回転可能な編み針支持シリンダーにお
    ける縦案内溝に連帯して摺動できるように装着された鉤
    になされた端の針素子とこれに関連する独立して移動可
    能な閉じ素子とからなる針集合体手段の制御された移動
    により外観に変化をつける製品の円形よこ編み方法であ
    って、 a) 編みシリンダーの縦軸に平行に各々移動可能である
    多数の同一形状の鉤になされた端の針集合体手段を支持
    する編みシリンダーを漸進させて各針集合手段が選択さ
    れた点へ順次もたらされるようになし; b) 該選択された点に配置された各針集合体手段がなす
    べき所望の編み、ひだつけまたは浮き織りとかの操作を
    指示するプログラムされた電気信号を各針集合体手段に
    対して該選択された点へ伝達し; c) 該伝達された信号に応答して該選択された点に配置
    された該針集合体手段の一部を選択的に移動させて、該
    一部を複数の垂直移動経路制御手段の選択された一つと
    駆動係合させ;その際、 i)該案内溝内の半径方向に引込んだ場所から半径方向に
    前進した場所へ、該針素子の中間的本体部分を弾性的に
    変形させて、該垂れ下った端部分を半径方向に外方へ移
    動させ; ii)該針素子の該移動された垂れ下った端部を該支持シ
    リンダーに対する該編み針の回転移動と同時に該半径方
    向に前進せしめられた場所に磁気的に維持し; iii)該針素子の該移動された垂れ下がり端部の磁気的維
    持を選択的に中断してその弾性的に変形された中間的本
    体部分に貯えられたエネルギーを解放しその引込められ
    た位置へ該垂れ下った端部の復帰を生ぜしめ; iv)該案内溝内の半径方向に引込んだ場所から半径方向
    に前進した場所へ、該閉じ素子の中間的本体部分を独立
    的に弾性的に変形させて、垂れ下った端部分を半径方向
    に外方へ移動させ; v)該閉じ素子の該垂れ下った端部を該編み針支持体の回
    転移動と同時に該半径方向に前進せしめられた場所に磁
    気的に独立して維持し; vi)該閉じ素子の該垂れ下り端部の磁気的維持を独立し
    て選択的に中断してその弾性的に変形された中間的本体
    部分に貯えられたエネルギーを解放してその引込められ
    た位置へ該垂れ下った端部の復帰を生ぜしめ; d) かくして、該プログラムされた指示に従って各針集
    合体手段を編み、ひだつけまたは浮き織りに対して許容
    すべく各針集合体手段が該選択された点から漸進されて
    離れる時に各針集合体手段の垂直移動が制御される ことを特徴とする外観に変化をつけた製品の円形よこ編
    み方法。
  40. 【請求項40】 a)編みシリンダーの縦軸に平行に各々
    移動可能である、鉤付き針素子とこれに関連した独立的
    に移動可能の閉じ素子とからなる、多数の同一形状の複
    合針集合体手段を支持する編みシリンダーを漸進させて
    各複合針集合体手段が選択された点へ順次もたらされる
    ようになし; b) 該選択された点に配置された各針集合体手段がなす
    べき所望の編み、ひだつけまたは浮き織りとかの操作を
    指示するプログラムされた電気信号を各針集合体手段に
    対して該選択された点へ伝達し; c) 該伝達された信号に応答して所定の位置にある該鉤
    付き複合針の一部を、対称的形状中間部を有し対の糸供
    給場所に隣接しておりかつ該隣接した対の糸供給場所間
    の中央場所に関して対称である多数の有効に分離した閉
    じた連続カム軌道の一つへ、選択的に導入して編みシリ
    ンダーの回転とその方向に関係なく生ぜしめられる針素
    子の水平移動の程度に一致して該針素子の垂直移動の経
    路を制御し;そして d) 該閉じ素子の一部を、対称的形状中間部分を有し該
    対の糸供給場所に隣接しておりかつ該隣接した対の糸供
    給場所間の中央場所に関して対称である多数の有効に分
    離した閉じた連続カム軌道の一つへ、独立して選択的に
    導入して編みシリンダーの回転とその方向に関係なく生
    ぜしめられる該閉じ素子の水平移動の程度に一致して該
    針素子の垂直移動の経路を制御し; e) かくして、該針と閉じ素子により構成された該複合
    針部分が各糸供給場所における有効な糸に関して編み、
    ひだつけまたは浮き織りするようになされかつその接近
    の方向に関係なくステッチを引きかつクリアーするよう
    になされている ことを特徴とする外観に変化をつけた製品の円形よこ編
    み方法。
  41. 【請求項41】 a)前記のステップ(d) に述べられた如
    く各針集合体手段の制御された垂直移動をなすに、一対
    の隣接した糸供給場所の中間の分離した複合対称経路に
    おいて針集合体手段の双方向の水平移動を伴い; b) 該対の隣接した糸供給場所の中間の分離した複合対
    称経路における該編みシリンダーにより行われた編み針
    素子の連帯した水平移動と同時に該糸係合編み針素子に
    関連した糸係合シンカー素子を垂直及び半径方向に移動
    させて、該編みシリンダーの回転の方向に関わりなく該
    ステッチを共同的に引きかつクリアーする段階を更に含
    む請求項37記載の円形よこ編み方法。
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