JPH05239295A - 含ハロゲン樹脂組成物 - Google Patents
含ハロゲン樹脂組成物Info
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- JPH05239295A JPH05239295A JP7879892A JP7879892A JPH05239295A JP H05239295 A JPH05239295 A JP H05239295A JP 7879892 A JP7879892 A JP 7879892A JP 7879892 A JP7879892 A JP 7879892A JP H05239295 A JPH05239295 A JP H05239295A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱安定性及び着色防止性に優れた含ハロゲン
樹脂組成物を提供する。 【構成】(A) 含ハロゲン樹脂100重量部、(B)
アミノ酸亜鉛塩0.1〜10重量部、および(C) 抗酸
化剤、有機亜リン酸エステル類および有機リン酸金属塩
類より選ばれる一種又は二種以上の化合物0.01〜5
重量部より成ることを特徴とする含ハロゲン樹脂組成
物。
樹脂組成物を提供する。 【構成】(A) 含ハロゲン樹脂100重量部、(B)
アミノ酸亜鉛塩0.1〜10重量部、および(C) 抗酸
化剤、有機亜リン酸エステル類および有機リン酸金属塩
類より選ばれる一種又は二種以上の化合物0.01〜5
重量部より成ることを特徴とする含ハロゲン樹脂組成
物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は含ハロゲン樹脂組成物に
関する。さらに詳しくは、アミノ酸亜鉛塩を用いた、熱
安定性、着色防止性に優れた含ハロゲン樹脂組成物に関
する。
関する。さらに詳しくは、アミノ酸亜鉛塩を用いた、熱
安定性、着色防止性に優れた含ハロゲン樹脂組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、含ハロゲン樹脂は、熱及び光の
作用によつて劣化を招きやすく、その結果として変色、
分解、機械的強度の低下などを引き起こし、成型品の商
品価値を低下させ、長時間の使用に耐えられない等の問
題を生じている。この為種々の安定剤が提案されてい
る。
作用によつて劣化を招きやすく、その結果として変色、
分解、機械的強度の低下などを引き起こし、成型品の商
品価値を低下させ、長時間の使用に耐えられない等の問
題を生じている。この為種々の安定剤が提案されてい
る。
【0003】特開昭54−55,047号公報には、塩
化ビニル系樹脂にアミノ酸金属塩又はその誘導体を配合
して、熱安定性のすぐれた組成物とすることが開示され
ている。アミノ酸金属塩又はその誘導体は熱安定性のみ
ならず、加工性の点でかなり優れていることが明らかと
なつている。該アミノ酸金属塩としては、カルシウム
塩、亜鉛塩などが用いられており、安定化時間が極めて
長く、かつ生理的毒性が比較的少ないなどの長所を有す
る。
化ビニル系樹脂にアミノ酸金属塩又はその誘導体を配合
して、熱安定性のすぐれた組成物とすることが開示され
ている。アミノ酸金属塩又はその誘導体は熱安定性のみ
ならず、加工性の点でかなり優れていることが明らかと
なつている。該アミノ酸金属塩としては、カルシウム
塩、亜鉛塩などが用いられており、安定化時間が極めて
長く、かつ生理的毒性が比較的少ないなどの長所を有す
る。
【0004】
【発明が解決すべき問題点】本発明の目的は、新規な含
ハロゲン樹脂組成物を提供することにある。本発明の他
の目的は、アミノ酸金属塩又はその誘導体のみを含有す
る含ハロゲン樹脂組成物よりも、さらに熱安定性および
着色防止性に優れた含ハロゲン樹脂組成物を提供するこ
とにある。
ハロゲン樹脂組成物を提供することにある。本発明の他
の目的は、アミノ酸金属塩又はその誘導体のみを含有す
る含ハロゲン樹脂組成物よりも、さらに熱安定性および
着色防止性に優れた含ハロゲン樹脂組成物を提供するこ
とにある。
【0005】本発明のさらに他の目的は、アミノ酸金属
塩又はその誘導体のみを含有する含ハロゲン樹脂組成物
よりも、さらに成形加工性の改善された含ハロゲン樹脂
組成物を提供することにある。
塩又はその誘導体のみを含有する含ハロゲン樹脂組成物
よりも、さらに成形加工性の改善された含ハロゲン樹脂
組成物を提供することにある。
【0006】本発明のさらに他の目的および利点は、以
下の説明から明らかとなろう。
下の説明から明らかとなろう。
【0007】
【問題点を解決する為の手段】本発明によれば、本発明
のかかる目的および利点は、(A) 含ハロゲン樹脂1
00重量部、(B) アミノ酸亜鉛塩0.1〜10重量
部、および(C) 抗酸化剤、有機亜リン酸エステル類
および有機リン酸金属塩類より選ばれる一種又は二種以
上の化合物0.01〜5重量部の緊密な混合物からなる
含ハロゲン樹脂組成物によつて達成される。
のかかる目的および利点は、(A) 含ハロゲン樹脂1
00重量部、(B) アミノ酸亜鉛塩0.1〜10重量
部、および(C) 抗酸化剤、有機亜リン酸エステル類
および有機リン酸金属塩類より選ばれる一種又は二種以
上の化合物0.01〜5重量部の緊密な混合物からなる
含ハロゲン樹脂組成物によつて達成される。
【0008】本発明の組成物における含ハロゲン樹脂
(A)としては、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビ
ニリデン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレ
ン、塩素化ポリ塩化ビニル、ポリ臭化ビニル、ポリフツ
化ビニル、臭素化ポリエチレン、塩化ゴム、塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−エチレン共重合
体、塩化ビニル−プロピレン共重合体、塩化ビニル−ス
チレン共重合体、塩化ビニル−イソブチレン共重合体、
塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−ス
チレン−無水マレイン酸三元共重合体、塩化ビニル−ス
チレン−アクリロニトリル三元共重合体、塩化ビニル−
ブタジエン共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン−酢
酸ビニル三元共重合体、塩化ビニル−アクリル酸エステ
ル共重合体、塩化ビニル−マレイン酸エステル共重合
体、塩化ビニル−メタクリル酸共重合体等のポリハロゲ
ン化ビニル類、或いはポリオレフイン類をハロゲン化し
て得られる重合体、ハロゲン化樹脂の共重合体類、及び
これ等ハロゲン含有樹脂とABS樹脂、MBS樹脂、E
VA樹脂、ブタジエン、ウレタン酢酸ビニル等とのポリ
マーブレンドを挙げることができる。
(A)としては、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビ
ニリデン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレ
ン、塩素化ポリ塩化ビニル、ポリ臭化ビニル、ポリフツ
化ビニル、臭素化ポリエチレン、塩化ゴム、塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−エチレン共重合
体、塩化ビニル−プロピレン共重合体、塩化ビニル−ス
チレン共重合体、塩化ビニル−イソブチレン共重合体、
塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−ス
チレン−無水マレイン酸三元共重合体、塩化ビニル−ス
チレン−アクリロニトリル三元共重合体、塩化ビニル−
ブタジエン共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン−酢
酸ビニル三元共重合体、塩化ビニル−アクリル酸エステ
ル共重合体、塩化ビニル−マレイン酸エステル共重合
体、塩化ビニル−メタクリル酸共重合体等のポリハロゲ
ン化ビニル類、或いはポリオレフイン類をハロゲン化し
て得られる重合体、ハロゲン化樹脂の共重合体類、及び
これ等ハロゲン含有樹脂とABS樹脂、MBS樹脂、E
VA樹脂、ブタジエン、ウレタン酢酸ビニル等とのポリ
マーブレンドを挙げることができる。
【0009】これらのうち、ポリ塩化ビニル、塩素化ポ
リエチレン、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、塩化ビニ
ルエチレン共重合体並びにポリ塩化ビニルとABS樹
脂、MBS樹脂、EVA樹脂あるいはポリウレタンとの
ポリマーブレンド品が特に好ましい。
リエチレン、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、塩化ビニ
ルエチレン共重合体並びにポリ塩化ビニルとABS樹
脂、MBS樹脂、EVA樹脂あるいはポリウレタンとの
ポリマーブレンド品が特に好ましい。
【0010】アミノ酸亜鉛塩(B)としては、例えばア
ミノ酸のカルボキシル基1当量当り亜鉛が0.8〜3当
量で含有される塩が好ましく用いられる。これらのう
ち、特に好ましくは、アミノ酸のカルボキシル基1当量
当り、亜鉛がほぼ当量〜2当量で存在する等量塩または
塩基性塩である。
ミノ酸のカルボキシル基1当量当り亜鉛が0.8〜3当
量で含有される塩が好ましく用いられる。これらのう
ち、特に好ましくは、アミノ酸のカルボキシル基1当量
当り、亜鉛がほぼ当量〜2当量で存在する等量塩または
塩基性塩である。
【0011】かかる亜鉛塩はアミノ酸に、例えば酸化亜
鉛、水酸化亜鉛等の亜鉛源を反応させることによつて製
造することができる。
鉛、水酸化亜鉛等の亜鉛源を反応させることによつて製
造することができる。
【0012】アミノ酸亜鉛塩(B)を与えるアミノ酸と
しては、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸または複素環
族アミノ酸等いずれでも良いが、好ましくは脂肪族アミ
ノ酸である。アミノ酸としては、例えば、グリシン、ア
ラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、セ
オニン、リジン、δ−ハイドロキシリジン、アルギニ
ン、アスパラギン酸、アスパラギン、グルタミン酸、グ
ルタミン、シスチン、メチオニン、チトルリン、システ
イン、フエニルアラニン、チロシン、チロニン、チロキ
シン、オキシプロリン、プロリン、トリフトフアン、フ
エニルグリシン、ヒスチジン、ピロリドンカルボン酸、
オルニチン、スレオニン、γ−アミノ酪酸、アントラニ
ル酸およびm−アミノ安息香酸、p−アミノ安息香酸、
γ−アミノカプロン酸、ダルタチオン、グリシルグリシ
ン、等が挙げられる。
しては、脂肪族アミノ酸、芳香族アミノ酸または複素環
族アミノ酸等いずれでも良いが、好ましくは脂肪族アミ
ノ酸である。アミノ酸としては、例えば、グリシン、ア
ラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、セ
オニン、リジン、δ−ハイドロキシリジン、アルギニ
ン、アスパラギン酸、アスパラギン、グルタミン酸、グ
ルタミン、シスチン、メチオニン、チトルリン、システ
イン、フエニルアラニン、チロシン、チロニン、チロキ
シン、オキシプロリン、プロリン、トリフトフアン、フ
エニルグリシン、ヒスチジン、ピロリドンカルボン酸、
オルニチン、スレオニン、γ−アミノ酪酸、アントラニ
ル酸およびm−アミノ安息香酸、p−アミノ安息香酸、
γ−アミノカプロン酸、ダルタチオン、グリシルグリシ
ン、等が挙げられる。
【0013】アミノ酸亜鉛塩は上記アミノ酸の単独の亜
鉛塩あるいは二種以上のアミノ酸から成る亜鉛塩であつ
ても良い。
鉛塩あるいは二種以上のアミノ酸から成る亜鉛塩であつ
ても良い。
【0014】アミノ酸亜鉛塩はいずれも微細に粉砕され
た粉体例えば平均粒径10μm以下の粉体として使用す
るのが望ましい。
た粉体例えば平均粒径10μm以下の粉体として使用す
るのが望ましい。
【0015】本発明における(C)としては、抗酸化
剤、有機亜リン酸エステル類および有機リン酸金属塩類
から選ばれる一種又は二種以上の化合物である。抗酸化
剤および有機亜リン酸エステル類は元来還元作用をもつ
ものであり、本発明者等はアミノ酸亜鉛塩と併用するこ
とにより、特異な相乗的な効果を見出した。更には、有
機リン酸金属塩類に於ても、アミノ酸金属塩に対して同
様な効果が得られることを見出すに至つた。
剤、有機亜リン酸エステル類および有機リン酸金属塩類
から選ばれる一種又は二種以上の化合物である。抗酸化
剤および有機亜リン酸エステル類は元来還元作用をもつ
ものであり、本発明者等はアミノ酸亜鉛塩と併用するこ
とにより、特異な相乗的な効果を見出した。更には、有
機リン酸金属塩類に於ても、アミノ酸金属塩に対して同
様な効果が得られることを見出すに至つた。
【0016】抗酸化剤としては、例えば2,6−ジ−第
3ブチル−p−クレゾール、ステアリル−(3,5−ジ
−メチル−4−ヒドロキシベンジル)チオグリコレー
ト、ステアリル−β−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−
第3ブチルフエニル)プロピオネート、ジステアリル−
3,5−ジ−第3ブチル−4−ヒドロキシベンジルホス
ホネート、2,4,6−トリス(3′,5′−ジ−第3ブ
チル−4′−ヒドロキシベンジルチオ)−1,3,5−ト
リアジン、ジステアリル(4−ヒドロキシ−3−メチル
−5−第3ブチル)ベンジルマロネート、2,2′−メ
チレンビス(4−メチル−6−第3ブチルフエノー
ル)、4,4′−メチレンビス(2,6−ジ−第3ブチル
フエノール)、2,2′−メチレンビス[6−(1−メ
チルシクロヘキシル)p−クレゾール]、ビス[3,5
−ビス(4−ヒドロキシ−3−第3ブチルフエニル)ブ
チリツクアシド]グリコールエステル、4,4′−ブチ
リデンビス(6−第3ブチル−m−クレゾール)、2,
2′−エチリデンビス(4,6−ジ−第3ブチルフエノ
ール)、2,2′−エチリデンビス(4−第2ブチル−
6−第3ブチルフエノール)、1,1,3−トリス(2−
メチル−4−ヒドロキシ−5−第3ブチルフエニル)ブ
タン、ビス[2−第3ブチル−4−メチル−6−(2−
ヒドロキシ−3−第3ブチル−5−メチルベンジル)フ
エニル]テレフタレート、1,3,5−トリス(2,6−
ジメチル−3−ヒドロキシ−4−第3ブチル)ベンジル
イソシアヌレート、1,3,5−トリス(3,5−ジ−第
3ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2,4,6−トリ
メチルベンゼン、テトラキス[メチレン−3−(3,5
−ジ−第3ブチル−4−ヒドロキシフエニル)プロピオ
ネート]メタン、1,3,5−トリス(3,5−ジ−第3
ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、
1,3,5−トリス[(3,5−ジ−第3ブチル−4−ヒ
ドロキシフエニル)プロピオニルオキシエチル]イソシ
アヌレート、2−オクチルチオ−4,6−ジ(4−ヒド
ロキシ−3,5−ジ−第3ブチル)フエノキシ−1,3,
5−トリアジン、4,4′−チオビス(6−第3ブチル
−m−クレゾール)などのフエノール類及び4,4′−
ブチリデンビス(2−第3ブチル−5−メチルフエノー
ル)の炭酸オリゴエステル(例えば重合度2,3,4,5,
6,7,8,9,10など)などの多価フエノール炭酸オリ
ゴエステル類、4,4′−ジハイドロキシジフエニル−
2,2−プロパン等のフエノール系酸化防止剤および、
ジラウリル−、ジミリスチル−、ジステアリル−などの
ジアルキルチオジプロピオネート及びブチル−、オクチ
ル−、ラウリル−、ステアリル−などのアルキルチオプ
ロピオン酸の多価アルコール(例えばグリセリン、トリ
メチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエ
リスリトール、トリスヒドロキシエチルイソシアヌレー
ト)のエステル(例えばペンタエリスリトールテトララ
ウリルチオプロピオネート)、4,4′−ジハイドロキ
シジフエニルスルホン等の硫黄系酸化防止剤、更にはフ
エニル−β−ナフチルアミン、α−ナフチルアミン、
N,N′−ジ−第二ブチル−p−フエニレンジアミン、
フエノチアジン、N,N′−ジフエニル−p−フエニレ
ンジアミン、6−エトキシ−2,2,4−トリメチル−
1,2−ジヒドロキノリン、N−サリシロイル−N′−
アルデヒドヒドラジン、N,N′−ジフエニル−オキサ
ミド、N−フエニル−N′−イソプロピル−p−フエニ
レンジアミン等のアミン系酸化防止剤が挙げられる。
3ブチル−p−クレゾール、ステアリル−(3,5−ジ
−メチル−4−ヒドロキシベンジル)チオグリコレー
ト、ステアリル−β−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−
第3ブチルフエニル)プロピオネート、ジステアリル−
3,5−ジ−第3ブチル−4−ヒドロキシベンジルホス
ホネート、2,4,6−トリス(3′,5′−ジ−第3ブ
チル−4′−ヒドロキシベンジルチオ)−1,3,5−ト
リアジン、ジステアリル(4−ヒドロキシ−3−メチル
−5−第3ブチル)ベンジルマロネート、2,2′−メ
チレンビス(4−メチル−6−第3ブチルフエノー
ル)、4,4′−メチレンビス(2,6−ジ−第3ブチル
フエノール)、2,2′−メチレンビス[6−(1−メ
チルシクロヘキシル)p−クレゾール]、ビス[3,5
−ビス(4−ヒドロキシ−3−第3ブチルフエニル)ブ
チリツクアシド]グリコールエステル、4,4′−ブチ
リデンビス(6−第3ブチル−m−クレゾール)、2,
2′−エチリデンビス(4,6−ジ−第3ブチルフエノ
ール)、2,2′−エチリデンビス(4−第2ブチル−
6−第3ブチルフエノール)、1,1,3−トリス(2−
メチル−4−ヒドロキシ−5−第3ブチルフエニル)ブ
タン、ビス[2−第3ブチル−4−メチル−6−(2−
ヒドロキシ−3−第3ブチル−5−メチルベンジル)フ
エニル]テレフタレート、1,3,5−トリス(2,6−
ジメチル−3−ヒドロキシ−4−第3ブチル)ベンジル
イソシアヌレート、1,3,5−トリス(3,5−ジ−第
3ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2,4,6−トリ
メチルベンゼン、テトラキス[メチレン−3−(3,5
−ジ−第3ブチル−4−ヒドロキシフエニル)プロピオ
ネート]メタン、1,3,5−トリス(3,5−ジ−第3
ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、
1,3,5−トリス[(3,5−ジ−第3ブチル−4−ヒ
ドロキシフエニル)プロピオニルオキシエチル]イソシ
アヌレート、2−オクチルチオ−4,6−ジ(4−ヒド
ロキシ−3,5−ジ−第3ブチル)フエノキシ−1,3,
5−トリアジン、4,4′−チオビス(6−第3ブチル
−m−クレゾール)などのフエノール類及び4,4′−
ブチリデンビス(2−第3ブチル−5−メチルフエノー
ル)の炭酸オリゴエステル(例えば重合度2,3,4,5,
6,7,8,9,10など)などの多価フエノール炭酸オリ
ゴエステル類、4,4′−ジハイドロキシジフエニル−
2,2−プロパン等のフエノール系酸化防止剤および、
ジラウリル−、ジミリスチル−、ジステアリル−などの
ジアルキルチオジプロピオネート及びブチル−、オクチ
ル−、ラウリル−、ステアリル−などのアルキルチオプ
ロピオン酸の多価アルコール(例えばグリセリン、トリ
メチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエ
リスリトール、トリスヒドロキシエチルイソシアヌレー
ト)のエステル(例えばペンタエリスリトールテトララ
ウリルチオプロピオネート)、4,4′−ジハイドロキ
シジフエニルスルホン等の硫黄系酸化防止剤、更にはフ
エニル−β−ナフチルアミン、α−ナフチルアミン、
N,N′−ジ−第二ブチル−p−フエニレンジアミン、
フエノチアジン、N,N′−ジフエニル−p−フエニレ
ンジアミン、6−エトキシ−2,2,4−トリメチル−
1,2−ジヒドロキノリン、N−サリシロイル−N′−
アルデヒドヒドラジン、N,N′−ジフエニル−オキサ
ミド、N−フエニル−N′−イソプロピル−p−フエニ
レンジアミン等のアミン系酸化防止剤が挙げられる。
【0017】有機亜リン酸エステル類としては、ジフエ
ニルデシルホスフアイト、トリフエニルホスフアイト、
トリス−ノニルフエニルホスフアイト、トリデシルホス
フアイト、トリス(2−エチルヘキシル)ホスフアイ
ト、トリブチルホスフアイト、トリス(ジノニルフエニ
ル)ホスフアイト、トリラウリルトリチオホスフアイ
ト、トリラウリルホスフアイト、ビス(ネオペンチルグ
リコール)−1,4−シクロヘキサンジメチルホスフア
イト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスフアイ
ト、ジイソデシルペンタエリスリトールジホスフアイ
ト、トリス(ラウリル−2−チオエチル)ホスフアイ
ト、テトラトリデシル−1,1,3−トリス(2′−メチ
ル−5′−第3ブチル−4′−オキシフエニル)ブタン
ジホスフアイト、テトラ(C12〜C15混合アルキル)
4,4′−イソプロピリデンジフエニルホスフアイト、
トリス(4−オキシ−2,5−ジ−第3ブチルフエニ
ル)ホスフアイト、トリス(4−オキシ−3,5−ジ−
第3ブチルフエニル)ホスフアイト、2−エチルヘキシ
ルジフエニルホスフアイト、トリス(モノ、ジ混合ノニ
ルフエニル)ホスフアイト、水素化−4,4′−イソプ
ロピリデンジフエノールポリホスフアイト、ジフエニル
・ビス[4,4′−n−ブチリデンビス(2−第3ブチ
ル−5−メチルフエノール)]チオジエタノールジホス
フアイト、ビス(オクチルフエニル)・ビス[4,4′
−n−ブチリデンビス(2−第3ブチル−5−メチルフ
エノール)]−1,6−ヘキサンジオールジホスフアイ
ト、フエニル−4,4′−イソプロピリデンジフエノー
ル・ペンタエリスリトールジホスフアイト、フエニルジ
イソデシルホスフアイト、テトラトリデシル−4,4′
−n−ブチリデンビス(2−第3ブチル−5−メチルフ
エノール)ジホスフアイト、トリス(2,4−ジ−第3
ブチルフエニル)ホスフアイト、トリステアリルホスフ
アイト、オクチルジフエニルホスフアイト、ジフエニル
トリデシルホスフアイト、フエニルジ(トリデシル)ホ
スフアイト、トリス(2−シクロヘキシルフエニル)ホ
スフアイト、ジトリデシル・ジ(2−シクロヘキシルフ
エニル)・水添ビスフエノールA・ジホスフアイト、ジ
(2,4−ジ−第3ブチルフエニル)シクロヘキシルホ
スフアイト、2,4−ジ−第3ブチルフエニル・ジイソ
デシルホスフアイト、トリス(ブトキシエトキシエチ
ル)ホスフアイト、ポリ−4,4′−イソプロピリデン
ジフエノールネオドール25アルコールホスフアイト、
ジフエニルアシドホスフアイト、ビス(2−シクロヘキ
シルフエニル)アシドホスフアイト、ビス(2,4−ジ
−第3ブチルフエニル)アシドホスフアイト、ビス(ノ
ニルフエニル)アシドホスフアイト、ジベンジルアシド
ホスフアイト、ポリジプロピレングリコールフエニルホ
スフアイト、4,4′−イソプロピリデンジフエニルア
ルキルホスフアイトなどが挙げられる。
ニルデシルホスフアイト、トリフエニルホスフアイト、
トリス−ノニルフエニルホスフアイト、トリデシルホス
フアイト、トリス(2−エチルヘキシル)ホスフアイ
ト、トリブチルホスフアイト、トリス(ジノニルフエニ
ル)ホスフアイト、トリラウリルトリチオホスフアイ
ト、トリラウリルホスフアイト、ビス(ネオペンチルグ
リコール)−1,4−シクロヘキサンジメチルホスフア
イト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスフアイ
ト、ジイソデシルペンタエリスリトールジホスフアイ
ト、トリス(ラウリル−2−チオエチル)ホスフアイ
ト、テトラトリデシル−1,1,3−トリス(2′−メチ
ル−5′−第3ブチル−4′−オキシフエニル)ブタン
ジホスフアイト、テトラ(C12〜C15混合アルキル)
4,4′−イソプロピリデンジフエニルホスフアイト、
トリス(4−オキシ−2,5−ジ−第3ブチルフエニ
ル)ホスフアイト、トリス(4−オキシ−3,5−ジ−
第3ブチルフエニル)ホスフアイト、2−エチルヘキシ
ルジフエニルホスフアイト、トリス(モノ、ジ混合ノニ
ルフエニル)ホスフアイト、水素化−4,4′−イソプ
ロピリデンジフエノールポリホスフアイト、ジフエニル
・ビス[4,4′−n−ブチリデンビス(2−第3ブチ
ル−5−メチルフエノール)]チオジエタノールジホス
フアイト、ビス(オクチルフエニル)・ビス[4,4′
−n−ブチリデンビス(2−第3ブチル−5−メチルフ
エノール)]−1,6−ヘキサンジオールジホスフアイ
ト、フエニル−4,4′−イソプロピリデンジフエノー
ル・ペンタエリスリトールジホスフアイト、フエニルジ
イソデシルホスフアイト、テトラトリデシル−4,4′
−n−ブチリデンビス(2−第3ブチル−5−メチルフ
エノール)ジホスフアイト、トリス(2,4−ジ−第3
ブチルフエニル)ホスフアイト、トリステアリルホスフ
アイト、オクチルジフエニルホスフアイト、ジフエニル
トリデシルホスフアイト、フエニルジ(トリデシル)ホ
スフアイト、トリス(2−シクロヘキシルフエニル)ホ
スフアイト、ジトリデシル・ジ(2−シクロヘキシルフ
エニル)・水添ビスフエノールA・ジホスフアイト、ジ
(2,4−ジ−第3ブチルフエニル)シクロヘキシルホ
スフアイト、2,4−ジ−第3ブチルフエニル・ジイソ
デシルホスフアイト、トリス(ブトキシエトキシエチ
ル)ホスフアイト、ポリ−4,4′−イソプロピリデン
ジフエノールネオドール25アルコールホスフアイト、
ジフエニルアシドホスフアイト、ビス(2−シクロヘキ
シルフエニル)アシドホスフアイト、ビス(2,4−ジ
−第3ブチルフエニル)アシドホスフアイト、ビス(ノ
ニルフエニル)アシドホスフアイト、ジベンジルアシド
ホスフアイト、ポリジプロピレングリコールフエニルホ
スフアイト、4,4′−イソプロピリデンジフエニルア
ルキルホスフアイトなどが挙げられる。
【0018】有機リン酸金属塩類としては、下記の一般
式[I]又は[II]で示されるものである。
式[I]又は[II]で示されるものである。
【0019】
【化1】 (式中、R1及びR2は各々アルキル、アリール、アリー
ルアルキル、アルキルアリール又はエーテル結合を有す
るアルキル基を示し、R3は水素原子、アルキル、アリ
ール、アリールアルキル、アルキルアリール又はエーテ
ル結合を有するアルキル基を示し、Mは2価のアルカリ
金属、アルカリ土類金属、亜鉛又はジアルキル錫を示
し、M′はアルカリ金属、アルカリ土類金属、亜鉛又は
ジアルキル錫を示し、aは1又は2を示す。)前記一般
式[I]又は[II]で示される有機リン酸金属塩を構
成するアルキル基の例としては、メチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第2ブチ
ル、第3ブチル、アミル、ネオペンチル、イソアミル、
ヘキシル、イソヘキシル、ヘプチル、オクチル、イソオ
クチル、2−エチルヘキシル、デシル、イソデシル、ラ
ウリル、トリデシル、C12〜15混合アルキル、ステアリ
ル、アラキン、トリコサン、リグノセリン、ペンタコサ
ン、セロチン、モンタン、ノナコサン、ヘントリアンコ
ンタン、ヘキサトリアンコンタン、2−ブチル−5−メ
チルペンタン、2−プロピルペンタデカン、2−トリデ
シルペンタデカン、セラコレイン、3−メチル−2−ノ
ネン、2,4−ジメチルペンタコセイン、2,4−ヘキサ
ジエン、リノレン、9,15−テトラコサジエン、2−
オクチン、5−オクタデシン、2,2−トリコシン、9,
15−テトラコサジイン、シクロペンチル、シクロヘキ
シル、シクロオクチル、シクロドデシル、4−メチルシ
クロヘキシル等を挙げることができる。
ルアルキル、アルキルアリール又はエーテル結合を有す
るアルキル基を示し、R3は水素原子、アルキル、アリ
ール、アリールアルキル、アルキルアリール又はエーテ
ル結合を有するアルキル基を示し、Mは2価のアルカリ
金属、アルカリ土類金属、亜鉛又はジアルキル錫を示
し、M′はアルカリ金属、アルカリ土類金属、亜鉛又は
ジアルキル錫を示し、aは1又は2を示す。)前記一般
式[I]又は[II]で示される有機リン酸金属塩を構
成するアルキル基の例としては、メチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第2ブチ
ル、第3ブチル、アミル、ネオペンチル、イソアミル、
ヘキシル、イソヘキシル、ヘプチル、オクチル、イソオ
クチル、2−エチルヘキシル、デシル、イソデシル、ラ
ウリル、トリデシル、C12〜15混合アルキル、ステアリ
ル、アラキン、トリコサン、リグノセリン、ペンタコサ
ン、セロチン、モンタン、ノナコサン、ヘントリアンコ
ンタン、ヘキサトリアンコンタン、2−ブチル−5−メ
チルペンタン、2−プロピルペンタデカン、2−トリデ
シルペンタデカン、セラコレイン、3−メチル−2−ノ
ネン、2,4−ジメチルペンタコセイン、2,4−ヘキサ
ジエン、リノレン、9,15−テトラコサジエン、2−
オクチン、5−オクタデシン、2,2−トリコシン、9,
15−テトラコサジイン、シクロペンチル、シクロヘキ
シル、シクロオクチル、シクロドデシル、4−メチルシ
クロヘキシル等を挙げることができる。
【0020】アリール基の例としてはフエニル、ナフチ
ル等を挙げることができる。アリールアルキル基の例と
してはベンジル、β−フエニルエチル、γ−フエニルプ
ロピル、β−フエニルプロピルなどを挙げることができ
る。
ル等を挙げることができる。アリールアルキル基の例と
してはベンジル、β−フエニルエチル、γ−フエニルプ
ロピル、β−フエニルプロピルなどを挙げることができ
る。
【0021】アルキルアリール基の例としてはトリル、
キシリル、エチルフエニル、ブチルフエニル、第3ブチ
ルフエニル、オクチルフエニル、イソオクチルフエニ
ル、第3オクチルフエニル、ノニルフエニル、2,4−
ジ第3ブチルフエニル等があげられる。
キシリル、エチルフエニル、ブチルフエニル、第3ブチ
ルフエニル、オクチルフエニル、イソオクチルフエニ
ル、第3オクチルフエニル、ノニルフエニル、2,4−
ジ第3ブチルフエニル等があげられる。
【0022】エーテル結合を有するアルキル基として
は、フルフリル、テトラヒドロフルフリル、5−メチル
フルフリル及びα−メチルフルフリル基、又はメチル
−、エチル−、イソプロピル−、ブチル−、イソブチル
−、ヘキシル−、シクロヘキシル−、フエニルセロソル
ブ残基;メチル−、エチル−、イソプロピル−、ブチル
−、イソブチルカルビトール残基;トリエチレングリコ
ールモノメチルエーテル、−モノエチルエーテル、−モ
ノブチルエーテル残基;グリセリン1,2−ジメチルエ
ーテル、−1,3−ジメチルエーテル、−1,3−ジエチ
ルエーテル、−1−エチル−2−プロピルエーテル残
基;ノニルフエノキシポリエトキシエチル、ラウロキシ
ポリエトキシエチル基等があげられる。
は、フルフリル、テトラヒドロフルフリル、5−メチル
フルフリル及びα−メチルフルフリル基、又はメチル
−、エチル−、イソプロピル−、ブチル−、イソブチル
−、ヘキシル−、シクロヘキシル−、フエニルセロソル
ブ残基;メチル−、エチル−、イソプロピル−、ブチル
−、イソブチルカルビトール残基;トリエチレングリコ
ールモノメチルエーテル、−モノエチルエーテル、−モ
ノブチルエーテル残基;グリセリン1,2−ジメチルエ
ーテル、−1,3−ジメチルエーテル、−1,3−ジエチ
ルエーテル、−1−エチル−2−プロピルエーテル残
基;ノニルフエノキシポリエトキシエチル、ラウロキシ
ポリエトキシエチル基等があげられる。
【0023】また、金属成分としては、リチウム、ナト
リウム、カリウムなどのアルカリ金属、マグネシウム、
カルシウム、ストロンチウム、バリウム等のアルカリ土
類金属、亜鉛およびジメチル錫、ジブチル錫、ジオクチ
ル錫、ジラウリル錫などのアルキル錫等が挙げられる。
リウム、カリウムなどのアルカリ金属、マグネシウム、
カルシウム、ストロンチウム、バリウム等のアルカリ土
類金属、亜鉛およびジメチル錫、ジブチル錫、ジオクチ
ル錫、ジラウリル錫などのアルキル錫等が挙げられる。
【0024】本発明の組成物は、含ハロゲン樹脂100
重量部に対し、アミノ酸亜鉛塩0.1〜10重量部、好
ましくは0.3〜5重量部、抗酸化剤、有機亜リン酸エ
ステル類および有機リン酸金属塩類より選ばれる一種又
は二種以上の化合物0.01〜5重量部好ましくは0.0
3〜2重量部の重量割合を有する。
重量部に対し、アミノ酸亜鉛塩0.1〜10重量部、好
ましくは0.3〜5重量部、抗酸化剤、有機亜リン酸エ
ステル類および有機リン酸金属塩類より選ばれる一種又
は二種以上の化合物0.01〜5重量部好ましくは0.0
3〜2重量部の重量割合を有する。
【0025】本発明の組成物に更に含N非金属安定剤、
紫外線安定剤を併用することにより、すぐれた相乗効果
を得ることができる。
紫外線安定剤を併用することにより、すぐれた相乗効果
を得ることができる。
【0026】含N非金属安定剤の例としては、尿素系、
チオ尿素系、グアニジン系、アミン系、アミノ酸系、チ
アゾール系、イミダゾール系、アミド又はイミド系等の
各誘導体を挙げることができる。
チオ尿素系、グアニジン系、アミン系、アミノ酸系、チ
アゾール系、イミダゾール系、アミド又はイミド系等の
各誘導体を挙げることができる。
【0027】更に、尿素系誘導体としては、尿素の他に
N,N−ジステアリル尿素、N,N−ビス(カルボエトキ
シイソプロペニル)尿素などのモノ又はジアルキル尿
素、セミカルバジドなどのアミノ尿素、モノフエニル尿
素などのアリール尿素、p−フエネチル尿素などの置換
フエニル尿素、モノウレイド又はジウレイドなどのアシ
ル尿素などが挙げられる。
N,N−ジステアリル尿素、N,N−ビス(カルボエトキ
シイソプロペニル)尿素などのモノ又はジアルキル尿
素、セミカルバジドなどのアミノ尿素、モノフエニル尿
素などのアリール尿素、p−フエネチル尿素などの置換
フエニル尿素、モノウレイド又はジウレイドなどのアシ
ル尿素などが挙げられる。
【0028】また、アシル尿素においては環状のものが
好ましく、これらにはパラパン酸、バルビツル酸、ジア
ルル酸、アロキサン、ウラシル、ヒダントイン、5−メ
チルヒダントイン等がある。
好ましく、これらにはパラパン酸、バルビツル酸、ジア
ルル酸、アロキサン、ウラシル、ヒダントイン、5−メ
チルヒダントイン等がある。
【0029】チオ尿素系誘導体としては、チオ尿素の他
にモノフエニルチオ尿素、N,N′−ビフエニルチオ尿
素、O−トリルチオ尿素、N,N′−ジ−O−トリルチ
オ尿素、ジフエニルビスチオ尿素、ジフエニル−p−フ
エニレンジチオ尿素、ジフエニル−m−フエニレンジチ
オ尿素、ジフエニルチオカルバゾンなどが挙げられ、グ
アニジン系誘導体としてはグアニジンの他にシアノグア
ニジン、O−トリルグアニジンなどが挙げられる。アミ
ン系誘導体としては、α−又はβ−ナフチルアミン、フ
エニレン又はナフチレンジアミン、フエニルβ−ナフチ
ルアミン、アルドール−α−ナフチルアミンなどが挙げ
られ、更にはジエチレントリアミン、トリエチレンテト
ラミン、ヘキサメチレンテトラミン、α−フエニルイン
ドール、メラミン、メラミンイソシアネート、グアニジ
ン等を挙げることができる。
にモノフエニルチオ尿素、N,N′−ビフエニルチオ尿
素、O−トリルチオ尿素、N,N′−ジ−O−トリルチ
オ尿素、ジフエニルビスチオ尿素、ジフエニル−p−フ
エニレンジチオ尿素、ジフエニル−m−フエニレンジチ
オ尿素、ジフエニルチオカルバゾンなどが挙げられ、グ
アニジン系誘導体としてはグアニジンの他にシアノグア
ニジン、O−トリルグアニジンなどが挙げられる。アミ
ン系誘導体としては、α−又はβ−ナフチルアミン、フ
エニレン又はナフチレンジアミン、フエニルβ−ナフチ
ルアミン、アルドール−α−ナフチルアミンなどが挙げ
られ、更にはジエチレントリアミン、トリエチレンテト
ラミン、ヘキサメチレンテトラミン、α−フエニルイン
ドール、メラミン、メラミンイソシアネート、グアニジ
ン等を挙げることができる。
【0030】アミノ酸系誘導体としては、β−エチルア
ミノクロトネート1,3−ブタンジオールビス(アミノ
クロトネート)などのアミノクロトン酸アルキル又はア
リールエステル又はヒドラゾンなどが挙げられる。チア
ゾール系誘導体としてはチアゾール、ジベンゾチアゾー
ルスルフイドなどが挙げられ、イミダゾール系としては
イミダゾール、2−メルカプトベンズイミダゾールなど
が挙げられる。アミド系又はイミド系誘導体としては、
スクミンイミド、グルタルイミド、フタルイミド、O−
スルホベンズイミド、N−フエニル−β−メルカプトプ
ロピオンアミド、ニトリロトリ酢酸トリアルキルアミド
又はアニリドなどが挙げられる。
ミノクロトネート1,3−ブタンジオールビス(アミノ
クロトネート)などのアミノクロトン酸アルキル又はア
リールエステル又はヒドラゾンなどが挙げられる。チア
ゾール系誘導体としてはチアゾール、ジベンゾチアゾー
ルスルフイドなどが挙げられ、イミダゾール系としては
イミダゾール、2−メルカプトベンズイミダゾールなど
が挙げられる。アミド系又はイミド系誘導体としては、
スクミンイミド、グルタルイミド、フタルイミド、O−
スルホベンズイミド、N−フエニル−β−メルカプトプ
ロピオンアミド、ニトリロトリ酢酸トリアルキルアミド
又はアニリドなどが挙げられる。
【0031】また本発明に使用できる含N非金属系安定
剤には、上記化合物の他に、メチル−3−アミノフエニ
ルスルホン、4,4′−ジアミノジフエニルスルホン、
S−トリアジン系化合物、ピリミジン系化合物、プリン
系化合物、ホルムアルデヒド−フエノール−メチルアミ
ン縮合物、置換アミン−二塩基酸縮合物、エタノールア
ミン−不飽和酸縮合物、メラミン−ホルマール縮合物、
尿素−ホルマール樹脂等も挙げられる。
剤には、上記化合物の他に、メチル−3−アミノフエニ
ルスルホン、4,4′−ジアミノジフエニルスルホン、
S−トリアジン系化合物、ピリミジン系化合物、プリン
系化合物、ホルムアルデヒド−フエノール−メチルアミ
ン縮合物、置換アミン−二塩基酸縮合物、エタノールア
ミン−不飽和酸縮合物、メラミン−ホルマール縮合物、
尿素−ホルマール樹脂等も挙げられる。
【0032】紫外線安定剤の例としては例えば2−ヒド
ロキシ−4−メトキシベンゾフエノン、2−ヒドロキシ
−4−m−オクトキシベンゾフエノン、2,2′−ジ−
ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフエノン、2,4−ジ
ヒドロキシベンゾフエノン等のヒドロキシベンゾフエノ
ン類、2−(2′−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−
5′−メチルフエニル)−5−クロロベンゾトリアゾー
ル、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブ
チルフエニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフエニル)ベンゾト
リアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ
−t−アミルフエニル)ベンゾトリアゾール等のベンゾ
トリアゾール類、フエニルサリシレート、p−t−ブチ
ルフエニルサリシレート、2,4−ジ−t−ブチルフエ
ニル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾ
エート等のベンゾエート類、2,2′−チオビス(4−
t−オクチルフエノール)Ni塩、[2,2′−チオビ
ス(4−t−オクチルフエノラート)]−n−ブチルア
ミンNi塩、(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シベンジル)ホスホン酸モノエチルエステルNi塩等の
ニツケル化合物類、置換アクリロニトリル類及び2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリジニルベンゾエー
ト、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ニル)セバケート、トリス(2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジニル)ニトリロトリアセテート、テト
ラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニ
ル)ブタンテトラカルボキシレート等のピペリジン系化
合物類等があげられる。
ロキシ−4−メトキシベンゾフエノン、2−ヒドロキシ
−4−m−オクトキシベンゾフエノン、2,2′−ジ−
ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフエノン、2,4−ジ
ヒドロキシベンゾフエノン等のヒドロキシベンゾフエノ
ン類、2−(2′−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−
5′−メチルフエニル)−5−クロロベンゾトリアゾー
ル、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブ
チルフエニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフエニル)ベンゾト
リアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ
−t−アミルフエニル)ベンゾトリアゾール等のベンゾ
トリアゾール類、フエニルサリシレート、p−t−ブチ
ルフエニルサリシレート、2,4−ジ−t−ブチルフエ
ニル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾ
エート等のベンゾエート類、2,2′−チオビス(4−
t−オクチルフエノール)Ni塩、[2,2′−チオビ
ス(4−t−オクチルフエノラート)]−n−ブチルア
ミンNi塩、(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シベンジル)ホスホン酸モノエチルエステルNi塩等の
ニツケル化合物類、置換アクリロニトリル類及び2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリジニルベンゾエー
ト、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ニル)セバケート、トリス(2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジニル)ニトリロトリアセテート、テト
ラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニ
ル)ブタンテトラカルボキシレート等のピペリジン系化
合物類等があげられる。
【0033】本発明の組成物は、上記組成物の他に更に
慣用の物質を含有することができる。そのような物質と
して、例えば、金属の酸化物、水酸化物、塩基性無機酸
塩類、β−ジケトン化合物およびその金属塩、有機酸の
金属塩、有機錫化合物、ポリオール化合物およびそのエ
ステル類、界面活性剤、可塑剤、充填剤、顔料、蛍光
剤、加工助剤、強化剤、発泡剤、難燃剤、カツプリング
剤、架橋剤、帯電防止剤、防曇剤、プレートアウト防止
剤、表面処理剤、滑剤、防黴剤、殺菌剤、金属不活性化
剤、離型剤、ハイドロタルサイト類化合物等を包含させ
ることができる。また、特開昭59−140,261号
公報、特開昭61−81,462号公報、特開昭61−
83,245号公報に開示したハイドロタルサイト類と
過塩素酸の混合生成物、あるいは酸処理物を併用するこ
ともできる。
慣用の物質を含有することができる。そのような物質と
して、例えば、金属の酸化物、水酸化物、塩基性無機酸
塩類、β−ジケトン化合物およびその金属塩、有機酸の
金属塩、有機錫化合物、ポリオール化合物およびそのエ
ステル類、界面活性剤、可塑剤、充填剤、顔料、蛍光
剤、加工助剤、強化剤、発泡剤、難燃剤、カツプリング
剤、架橋剤、帯電防止剤、防曇剤、プレートアウト防止
剤、表面処理剤、滑剤、防黴剤、殺菌剤、金属不活性化
剤、離型剤、ハイドロタルサイト類化合物等を包含させ
ることができる。また、特開昭59−140,261号
公報、特開昭61−81,462号公報、特開昭61−
83,245号公報に開示したハイドロタルサイト類と
過塩素酸の混合生成物、あるいは酸処理物を併用するこ
ともできる。
【0034】本発明に用いられる上記慣用の有機酸の金
属塩の好ましい例について以下に挙げる。有機酸の金属
塩を構成する有機酸としては、有機カルボン酸類および
フエノール類が挙げられる。
属塩の好ましい例について以下に挙げる。有機酸の金属
塩を構成する有機酸としては、有機カルボン酸類および
フエノール類が挙げられる。
【0035】有機カルボン酸類としては、例えば炭素数
30以下の飽和もしくは不飽和のモノカルボン酸又はポ
リカルボン酸が好ましい。これらの有機カルボン酸は直
鎖状であつても、分岐鎖状であつてもよく、また芳香族
でもよく、さらに水酸基、メルカプト基の如き置換基を
有していてもよい。
30以下の飽和もしくは不飽和のモノカルボン酸又はポ
リカルボン酸が好ましい。これらの有機カルボン酸は直
鎖状であつても、分岐鎖状であつてもよく、また芳香族
でもよく、さらに水酸基、メルカプト基の如き置換基を
有していてもよい。
【0036】かかる有機カルボン酸としては、例えばキ
酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸、
エナント酸、カプリル酸、ネオオクタン酸、2−エチル
ヘキシル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ネオデカン
酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミリス
チン酸、パルミチン酸、イソステアリン酸、ステアリン
酸、2−ヒドロキシステアリン酸、ベヘン酸、モンタン
酸、安息香酸、モノクロル安息香酸、p−tert−ブ
チル安息香酸、ジメチルヒドロキシ安息香酸、3,5−
ジtert−ブチル−4−ヒドロキシ安息香酸、トルイ
ル酸、ジメチル安息香酸、エチル安息香酸、クミン酸、
n−プロピル安息香酸、アセトキシ安息香酸、サリチル
酸、p−tert−オクチルサリチル酸、オレイン酸、
エライジン酸、リノール酸、リノレン酸、チオグリコー
ル酸、メルカプトプロピオン酸、オクチルメルカプトプ
ロピオン酸などの一価カルボン酸、シユウ酸、マロン
酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、
スベリン酸、アゼライン酸、セバチン酸、フタル酸、イ
ソフタル酸、テレフタル酸、オキシフタル酸、クロルフ
タル酸、アミノフタル酸、マレイン酸、フマール酸、シ
トラコン酸、メサコン酸、イタコン酸、アコニツト酸、
チオジプロピオン酸などの二価カルボン酸およびそのモ
ノエステル又はモノアマイド化合物、ヘミメリツト酸、
トリメリツト酸、メロフアン酸、ピロメリツト酸などの
多価カルボン酸およびそのエステル又はアマイド化合物
などが挙げられる。
酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸、
エナント酸、カプリル酸、ネオオクタン酸、2−エチル
ヘキシル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ネオデカン
酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミリス
チン酸、パルミチン酸、イソステアリン酸、ステアリン
酸、2−ヒドロキシステアリン酸、ベヘン酸、モンタン
酸、安息香酸、モノクロル安息香酸、p−tert−ブ
チル安息香酸、ジメチルヒドロキシ安息香酸、3,5−
ジtert−ブチル−4−ヒドロキシ安息香酸、トルイ
ル酸、ジメチル安息香酸、エチル安息香酸、クミン酸、
n−プロピル安息香酸、アセトキシ安息香酸、サリチル
酸、p−tert−オクチルサリチル酸、オレイン酸、
エライジン酸、リノール酸、リノレン酸、チオグリコー
ル酸、メルカプトプロピオン酸、オクチルメルカプトプ
ロピオン酸などの一価カルボン酸、シユウ酸、マロン
酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、
スベリン酸、アゼライン酸、セバチン酸、フタル酸、イ
ソフタル酸、テレフタル酸、オキシフタル酸、クロルフ
タル酸、アミノフタル酸、マレイン酸、フマール酸、シ
トラコン酸、メサコン酸、イタコン酸、アコニツト酸、
チオジプロピオン酸などの二価カルボン酸およびそのモ
ノエステル又はモノアマイド化合物、ヘミメリツト酸、
トリメリツト酸、メロフアン酸、ピロメリツト酸などの
多価カルボン酸およびそのエステル又はアマイド化合物
などが挙げられる。
【0037】また、上記フエノール類の例としては、t
ert−ブチルフエノール、ノニルフエノール、ジノニ
ルフエノール、シクロヘキシルフエノール、フエニルフ
エノール、オクチルフエノール、フエノール、クレゾー
ル、キシレノール、n−ブチルフエノール、イソアミル
フエノール、エチルフエノール、イソプロピルフエノー
ル、イソオクチルフエノール、2−エチルヘキシルフエ
ノール、tert−ノニルフエノール、デシルフエノー
ル、tert−オクチルフエノール、イソヘキシルフエ
ノール、オクタデシルフエノール、ジイソブチルフエノ
ール、メチルプロピルフエノール、ジアミルフエノー
ル、メチルイソヘキシルフエノール、メチル−tert
−オクチルフエノールなどがあげられる。
ert−ブチルフエノール、ノニルフエノール、ジノニ
ルフエノール、シクロヘキシルフエノール、フエニルフ
エノール、オクチルフエノール、フエノール、クレゾー
ル、キシレノール、n−ブチルフエノール、イソアミル
フエノール、エチルフエノール、イソプロピルフエノー
ル、イソオクチルフエノール、2−エチルヘキシルフエ
ノール、tert−ノニルフエノール、デシルフエノー
ル、tert−オクチルフエノール、イソヘキシルフエ
ノール、オクタデシルフエノール、ジイソブチルフエノ
ール、メチルプロピルフエノール、ジアミルフエノー
ル、メチルイソヘキシルフエノール、メチル−tert
−オクチルフエノールなどがあげられる。
【0038】また有機酸の金属塩を構成する金属の具体
例としては、Na、K、Li等のI族金属、Ca、S
r、Ba、Zn等のII族金属、Al等のIII族金
属、Zn、Sn等のIV族金属が挙げられる。
例としては、Na、K、Li等のI族金属、Ca、S
r、Ba、Zn等のII族金属、Al等のIII族金
属、Zn、Sn等のIV族金属が挙げられる。
【0039】また、アミノ酸亜鉛(B)の含ハロゲン樹
脂へ配合される際の形態については、例えば、有機酸の
金属塩類あるいは、上記慣用の物質によつてその表面層
がコーテングされていても良い。さらには、ケイ酸又は
ケイ酸塩類の表面層に於てあるいは細孔を利用してマト
リツクスを形成させる方法、更にはハイドロタルサイト
類化合物の如き無機粉体化合物との固溶体を若干の溶融
化合物の介在の基で作りマトリツクスを形成させる方法
等で用いられても良い。本発明の組成物は、上記の各成
分(A)、(B)、(C)を、例えば含ハロゲン樹脂
(A)が少くとも溶融する温度よりも高い温度におい
て、混合混練することによつて製造することができる。
脂へ配合される際の形態については、例えば、有機酸の
金属塩類あるいは、上記慣用の物質によつてその表面層
がコーテングされていても良い。さらには、ケイ酸又は
ケイ酸塩類の表面層に於てあるいは細孔を利用してマト
リツクスを形成させる方法、更にはハイドロタルサイト
類化合物の如き無機粉体化合物との固溶体を若干の溶融
化合物の介在の基で作りマトリツクスを形成させる方法
等で用いられても良い。本発明の組成物は、上記の各成
分(A)、(B)、(C)を、例えば含ハロゲン樹脂
(A)が少くとも溶融する温度よりも高い温度におい
て、混合混練することによつて製造することができる。
【0040】次に実施例によつて本発明組成物の安定化
効果を具体的に示す。しかしながら本発明はこれらの実
施例によつて限定されるものではない。
効果を具体的に示す。しかしながら本発明はこれらの実
施例によつて限定されるものではない。
【0041】尚着色防止性を評価するために試験片の初
期着色を目視によつて判定した。
期着色を目視によつて判定した。
【0042】観察された着色度合(無色〜黄色〜褐色)
は、下記の様に対応する数値で表わした。
は、下記の様に対応する数値で表わした。
【0043】
【0044】
【実施例】実施例1 本発明組成物の安定化効果をみるため、次の配合により
カレンダー加工、熱プレス加工を行い、試験用シートを
作成した。次にギヤー式熱老化試験により180℃での
熱安定性および10分後における初期着色を調べた。そ
の結果を第1表に示す。
カレンダー加工、熱プレス加工を行い、試験用シートを
作成した。次にギヤー式熱老化試験により180℃での
熱安定性および10分後における初期着色を調べた。そ
の結果を第1表に示す。
【0045】 <配合> ポリ塩化ビニル樹脂(A) 100 重量部 炭酸カルシウム 10 〃 ステアリン酸Ca 0.3 〃 ステアリン酸Zn 0.7 〃 ハイワツクス200P(ポリエチレンワツクス) 0.2 〃 アミノ酸亜鉛(B)(種類第一表) (配合量第1表) 本発明(C)の化合物(種類第1表) (配合量第1表)
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】注)*1 塩基性グリシン亜鉛 実施例1−4、1−9、1−10ではグリシンのカルボ
キシル基1当量当りZnが1.5当量の塩基性グリシン
亜鉛を使用。
キシル基1当量当りZnが1.5当量の塩基性グリシン
亜鉛を使用。
【0049】*2 塩基性リジン亜鉛 実施例1−7ではリジンのカルボキシル基1当量当りZ
nが1.3当量の塩基性リジン亜鉛を使用。
nが1.3当量の塩基性リジン亜鉛を使用。
【0050】*3 塩基性グリシン亜鉛 実施例1−8、ではグリシンのカルボキシル基1当量当
り、Znが1.25当量の塩基性グリシン亜鉛を使用。
り、Znが1.25当量の塩基性グリシン亜鉛を使用。
【0051】*4 塩基性グリシン亜鉛 実施例1−11では、グリシンのカルボキシル基1当量
当り、Znが1.25当量の塩基性グリシン亜鉛を使
用、塩基性グリシン亜鉛の試料調製時に10%のSiO
2微細パウダーを加えたもの。
当り、Znが1.25当量の塩基性グリシン亜鉛を使
用、塩基性グリシン亜鉛の試料調製時に10%のSiO
2微細パウダーを加えたもの。
【0052】実施例2 本発明組成物に更に含N非金属安定剤を併用することに
より、すぐれた相乗効果を得ることができる。下記の配
合を用い実施例1と同様な方法で試料を作成し、185
℃に於けるギヤー老化試験機を用いて、熱安定性および
10分後の初期着色性を調べた。
より、すぐれた相乗効果を得ることができる。下記の配
合を用い実施例1と同様な方法で試料を作成し、185
℃に於けるギヤー老化試験機を用いて、熱安定性および
10分後の初期着色性を調べた。
【0053】
【0054】
【表3】
【0055】注)*5 塩基性グリシン亜鉛 比較例2−2、実施例2−2ではグリシンのカルボキシ
ル基1当量当りZnが1.5当量の塩基性グリシン亜鉛
を使用。
ル基1当量当りZnが1.5当量の塩基性グリシン亜鉛
を使用。
【0056】実施例3 本発明組成物に更に紫外線安定剤を併用することによ
り、すぐれた相乗効果を得ることができる。下記の配合
を用い、実施例1と同様な方法で試料を作成し、サンシ
ヤインウエザーメーターを用いて試料の変色度を測定し
た。
り、すぐれた相乗効果を得ることができる。下記の配合
を用い、実施例1と同様な方法で試料を作成し、サンシ
ヤインウエザーメーターを用いて試料の変色度を測定し
た。
【0057】結果は、オリジナル試料との色差△Eの値
が3に達する時間をもつて表わした。
が3に達する時間をもつて表わした。
【0058】結果を第3表に示した。
【0059】 <配合> ポリ塩化ビニル樹脂(A) 100 重量部 炭酸カルシウム 80 〃 DOP 50 〃 リシノレイン酸Ca 1.0 〃 ステアリン酸亜鉛 1.3 〃 デヒドロ酢酸 0.1 〃 グリシン亜鉛(B) 1.0 〃 ビス(2,4ジ第3ビチル)ペンタエリスリトール 0.5 〃 ジホスフアイト(C) 紫外線安定剤(種類、第3表) 配合量第3表
【0060】
【表4】
【0061】実施例4 本発明組成物の成型加工性に於ける効果をみるため、次
の配合により押出成形およびサイジングを行ない、厚さ
1mmのベルト状成形物を作成した。得られた成型物を
切削し、引張試験を行なつた。結果を第4表に示す。
の配合により押出成形およびサイジングを行ない、厚さ
1mmのベルト状成形物を作成した。得られた成型物を
切削し、引張試験を行なつた。結果を第4表に示す。
【0062】 <配合> ポリ塩化ビニル樹脂 100 重量部 炭酸カルシウム 5 〃 メタブレンP−551 *6 0.3 〃 ハイワツクス200P(ポリエチレンワツクス) 0.5 〃 ロキシオールG−60 *7 0.3 〃 ステアリン酸Ca 0.5 〃 ステアリン酸Zn 0.5 〃 アルカマイザー2 *8 0.2 〃 アミノ酸亜鉛(B)(種類第4表) 配合量第4表 本発明(C)の化合物(種類第4表) 配合量第4表 注)*6 メタブレンP−551 三菱レーヨン(株)製
アクリル系加工助剤 *7 ロキシオールG−60 ヘンケル白水(株)製 エ
ステル系滑剤 *8 アルカマイザー2 協和化学(株)製 ハイド
ロタルサイト化合物
アクリル系加工助剤 *7 ロキシオールG−60 ヘンケル白水(株)製 エ
ステル系滑剤 *8 アルカマイザー2 協和化学(株)製 ハイド
ロタルサイト化合物
【0063】
【表5】
Claims (3)
- 【請求項1】(A) 含ハロゲン樹脂100重量部、 (B) アミノ酸亜鉛塩0.1〜10重量部、および (C) 抗酸化剤、有機亜リン酸エステル類および有機
リン酸金属塩類より選ばれる一種又は二種以上の化合物
0.01〜5重量部 より成ることを特徴とする含ハロゲン樹脂組成物。 - 【請求項2】 アミノ酸亜鉛塩を与えるアミノ酸がグリ
シンおよび又はグルタミン酸である請求項1の組成物。 - 【請求項3】 アミノ酸亜鉛塩が塩基性塩である請求項
1の組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7879892A JPH05239295A (ja) | 1992-03-02 | 1992-03-02 | 含ハロゲン樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7879892A JPH05239295A (ja) | 1992-03-02 | 1992-03-02 | 含ハロゲン樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05239295A true JPH05239295A (ja) | 1993-09-17 |
Family
ID=13671887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7879892A Pending JPH05239295A (ja) | 1992-03-02 | 1992-03-02 | 含ハロゲン樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05239295A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11236478A (ja) * | 1998-02-19 | 1999-08-31 | Miyoshi Oil & Fat Co Ltd | 塩素系重合体 |
WO2013188302A1 (en) * | 2012-06-13 | 2013-12-19 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Thermoplastic melt-mixed composition with amino acid heat stabilizer |
-
1992
- 1992-03-02 JP JP7879892A patent/JPH05239295A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11236478A (ja) * | 1998-02-19 | 1999-08-31 | Miyoshi Oil & Fat Co Ltd | 塩素系重合体 |
WO2013188302A1 (en) * | 2012-06-13 | 2013-12-19 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Thermoplastic melt-mixed composition with amino acid heat stabilizer |
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