JPH0523870Y2 - - Google Patents

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JPH0523870Y2
JPH0523870Y2 JP1989017238U JP1723889U JPH0523870Y2 JP H0523870 Y2 JPH0523870 Y2 JP H0523870Y2 JP 1989017238 U JP1989017238 U JP 1989017238U JP 1723889 U JP1723889 U JP 1723889U JP H0523870 Y2 JPH0523870 Y2 JP H0523870Y2
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gear
input shaft
diameter
clutch
rotating body
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、変速機に関するものである。
〔従来の技術及びその課題〕
従来、電磁クラツチ又は油圧クラツチと一方向
クラツチとの協動により、2速段を成した変速機
は、実開昭55−40254号公報、実開昭55−142738
号公報等に開示されている。この変速機は、電磁
(油圧)クラツチのオン・オフにより2速段を切
換え得て、その作用が円滑である。
しかし、これらの変速は、2枚の歯車のみで行
つているため、変速比を大きくとれない問題があ
る。
一方、変速比を大きくした変速機として、実公
昭32−10413号公報、実公昭29−6496号公報等に、
入力軸を2重軸構成とし、その軸に折返し出力し
たものが開示されている。
しかし、これらのものは、用いているクラツチ
を全て何らかの外部手段により作動させねばなら
ず、切換え作用が円滑でない。
この考案は、以上の点に留意し、変速切換え作
用が円滑で、かつ大きな変速比を得るようにする
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この考案にあつて
は、入力軸に、電磁クラツチを介して伝達用回転
体を嵌装するとともに、この回転体に一体の筒体
を嵌装し、この筒体に、一方向クラツチを介して
大径の第1歯車を嵌装するとともに、前記入力軸
には小径の第2歯車を嵌着し、その第1歯車及び
第2歯車に中間歯車を噛み合わせ、この中間歯車
は、同一軸の大径歯車と小径歯車とからなり、そ
の大径歯車は第2歯車に、小径歯車は第1歯車に
それぞれ噛み合つて成る構成としたのである。
なお、一方向クラツチは、筒体に対し、第1歯
車が入力軸の回転方向(一定)に回転した際、そ
の回転力を筒体に伝えるようになつている。
〔作用〕
このように構成されるこの考案に係る変速機
は、電磁クラツチを切つた状態で、入力軸を駆動
すると、その回転力は、入力軸の第2歯車から中
間歯車の大径歯車、小径歯車を経て第1歯車に減
速されて伝えられる。このとき、電磁クラツチが
切れて、筒体は静止状態のため、その回転力は一
方向クラツチを介して筒体に伝わり、回転体が低
速で回る。
一方、電磁クラツチを入れて、入力軸を駆動す
ると、入力軸とともに回転体が回転する。すなわ
ち高速回転する。このとき、入力軸から第2歯
車、中間歯車を経て第1歯車にも回転が伝わる。
しかし、この回転は、入力軸の回転に比べ低速で
あるため、筒体に対し、第1歯車は、入力軸とは
反対方向に回転することとなり、一方向クラツチ
によつて、第1歯車に対し筒体が自由に回転し、
回転体の高速回転に支障がない。
以上のことから、この考案にあつては、上記2
重構成の変速機において、その速度切換え用クラ
ツチを、電磁クラツチ及び一方向クラツチで成
し、その電磁クラツチのオン・オフのみで変速比
の大きい変速切換えを円滑に行い得るようにした
ことに意義があることが理解できる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
図において、1はモーターにより駆動される入
力軸であつて、この入力軸1に、クラツチ2が入
つたとき入力軸1と共に回転するプーリからなる
動力伝達用の回転体3が設けられている。回転体
3はギヤとすることもできる。
上記クラツチ2は、入力軸1と共に回転するロ
ータ4の上側にベアリング5を介してヨーク6を
嵌装し、このヨーク6をホルダ7により回転不能
に支持し、ロータ4の下側入力軸1には、前記回
転体3と一体のスプラインハブ8と、上昇にとも
ないスプラインハブ8と共に回転し、かつ降下に
ともない上記スプラインハブ8に対しフリーとな
るスプラインボス9を嵌装した構成の電磁クラツ
チであり、ヨーク6内のコイル10を励磁する
と、スプラインボス9が吸引されてスプラインハ
ブ8に係合するとともに、ロータ4のライニング
11にアマチユア12が圧接し(第3図)、クラ
ツチ2を介し入力軸1と回転体3が一体となる。
また、回転体3の下側に位置する入力軸1の外
側に、上記回転体3と共に回転する筒体13が嵌
装され、この筒体13には、一方向クラツチ14
を介在した第1歯車15が設けられている。
一方向クラツチ14は、筒体13に対し、第1
歯車15が入力軸1の回転方向(一定)に回転し
た際、その回転力を筒体13に伝える。
さらに、入力軸1の下端に第2歯車16が設け
られており、前記第1歯車15とこの第2歯車1
6に中間歯車17が噛み合されている。この中間
歯車17は、同一軸の大径及び小径歯車から成
り、大径の第1歯車15に小径の中間歯車が、小
径の第2歯車16に大径の中間歯車が噛み合つて
いる。
図中、18はギヤーボツクス、19は回転体3
に筒体13を固定するボルト、20は回転体3に
スプラインハブ8を固定するボルトである。
この実施例は、以上の構成であつて、次にその
作用を説明する。
まず、クラツチ2を切つた状態で、入力軸1を
駆動すると、その回転力は、入力軸1の第2歯車
16から中間歯車17の大径歯車、小径歯車を経
て第1歯車15に減速されて伝えられる。このと
き、クラツチ2が切れて、筒体13は静止状態の
ため、その回転力は一方向クラツチ14を介して
筒体13に伝わり、回転体3が低速で回る。
一方、クラツチ2を入れて、入力軸を駆動する
と、入力軸1とともに回転体3が回転する。すな
わち高速回転する。このとき、入力軸1から第2
歯車16、中間歯車17を経て第1歯車15にも
回転が伝わる。しかし、この回転は、入力軸1の
回転に比べ低速であるため、筒体13に対し、第
1歯車15は、入力軸1とは反対方向に回転する
こととなり、一方向クラツチ14によつて、第1
歯車15に対し筒体13が自由に回転し、回転体
3の高速回転に支障がない。
〔効果〕
以上のように、この考案に係る変速機によれ
ば、電磁クラツチのオン・オフのみで、大きな変
速比でもつて回転体を高速、低速に変速すること
ができる。
したがつて、例えば、液体から固体粒子を遠心
分離する際、液体から固体粒子を分離するにはか
なり高速な回転を必要とするのに対し、バケツト
の内周に付着したケーキ(固体粒子)を掻き取る
には、超低速の回転とする必要があるが、この考
案の変速機を使用すれば、その両回転を1つのモ
ータで得ることができ、その切換え作用も容易と
なる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
は縦断正面図、第2図は同横断平面図、第3図は
クラツチを示す一部切欠拡大正面図である。 1……入力軸、2……クラツチ、3……回転
体、4……ロータ、5……ベアリング、6……ヨ
ーク、7……ホルダ、8……スプラインハブ、9
……スプラインボス、10……コイル、11……
ライニング、12……アマチユア、13……筒
体、14……一方向クラツチ、15……第1歯
車、16……第2歯車、17……中間歯車。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力軸1に、電磁クラツチ2を介して伝達用回
    転体3を嵌装するとともに、この回転体3に一体
    の筒体13を嵌装し、この筒体13に、一方向ク
    ラツチ14を介して大径の第1歯車15を嵌装す
    るとともに、前記入力軸1には小径の第2歯車1
    6を嵌着し、その第1歯車15及び第2歯車16
    に中間歯車17を噛み合わせ、この中間歯車17
    は、同一軸の大径歯車と小径歯車とからなり、そ
    の大径歯車は第2歯車16に、小径歯車は第1歯
    車15にそれぞれ噛み合つて成る変速機。
JP1989017238U 1989-02-16 1989-02-16 Expired - Lifetime JPH0523870Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104798747A (zh) * 2014-01-28 2015-07-29 株式会社岛野 双轴承渔线轮的平整绕线机构

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5540254B2 (ja) * 1978-09-27 1980-10-16

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JPH01140049U (ja) 1989-09-25

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