JPH05238685A - フォークリフトの制御装置 - Google Patents
フォークリフトの制御装置Info
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- JPH05238685A JPH05238685A JP4300892A JP4300892A JPH05238685A JP H05238685 A JPH05238685 A JP H05238685A JP 4300892 A JP4300892 A JP 4300892A JP 4300892 A JP4300892 A JP 4300892A JP H05238685 A JPH05238685 A JP H05238685A
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- rotator
- forklift
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- rotation
- flag
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 フォークリフトのローテータをショック無く
停止する制御装置を提供する。 【構成】 自動運転モードを入力するスイッチ23を設
け、このスイッチ23をONにすると、ローテータを滑
らかに回動させ始め、回動角度検出器21で検出したロ
ーテータの現在値が回動角度設定器22で設定した目標
値付近になったらローテータが滑らかに停止するように
制御することにより、ショックを無くす。
停止する制御装置を提供する。 【構成】 自動運転モードを入力するスイッチ23を設
け、このスイッチ23をONにすると、ローテータを滑
らかに回動させ始め、回動角度検出器21で検出したロ
ーテータの現在値が回動角度設定器22で設定した目標
値付近になったらローテータが滑らかに停止するように
制御することにより、ショックを無くす。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転フォークや回転ロ
ールクランプなど、回転式のアタッチメントを有するフ
ォークリフトに適用して有用なフォークリフトの制御装
置に関する。
ールクランプなど、回転式のアタッチメントを有するフ
ォークリフトに適用して有用なフォークリフトの制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】フォークリフトは、積載した荷物を上下
させるためのマストを車体の前方に備え、場所間の移動
ができるようにした荷役用の産業車両である。
させるためのマストを車体の前方に備え、場所間の移動
ができるようにした荷役用の産業車両である。
【0003】図8は標準形のフォークリフトの一例を示
す斜視図である。同図に示すように、リフトシリンダ1
は左右一対のアウターマスト2に固定され、ピストンロ
ッド1aの伸縮に伴ないアウターマスト2をガイドとし
て左右一対のインナーマスト3を昇降するようになって
いる。このとき、アウターマスト2は車体4の前方でこ
の車体4に固定してある。この結果、インナーマスト3
の昇降に伴ないチェーン(図8には図示を省略してあ
る)に懸架してあるブラケット5及び直接荷物を積載す
るフォーク6からなる昇降部が昇降する。
す斜視図である。同図に示すように、リフトシリンダ1
は左右一対のアウターマスト2に固定され、ピストンロ
ッド1aの伸縮に伴ないアウターマスト2をガイドとし
て左右一対のインナーマスト3を昇降するようになって
いる。このとき、アウターマスト2は車体4の前方でこ
の車体4に固定してある。この結果、インナーマスト3
の昇降に伴ないチェーン(図8には図示を省略してあ
る)に懸架してあるブラケット5及び直接荷物を積載す
るフォーク6からなる昇降部が昇降する。
【0004】さらに詳言すると、図9に概念的に示すよ
うに、フォーク6はその基端部がブラケット5に固着さ
れて前方に突出しており、ブラケット5と一体的にチェ
ーン7に懸架してある。このとき、チェーン7は、イン
ナーマスト3に回動可能に支承したチェーンホイール8
に懸架するとともに、一端をブラケット5に、他端をア
ウターマスト2にそれぞれ固定してある。
うに、フォーク6はその基端部がブラケット5に固着さ
れて前方に突出しており、ブラケット5と一体的にチェ
ーン7に懸架してある。このとき、チェーン7は、イン
ナーマスト3に回動可能に支承したチェーンホイール8
に懸架するとともに、一端をブラケット5に、他端をア
ウターマスト2にそれぞれ固定してある。
【0005】かくして、昇降部であるブラケット5及び
フォーク6は、インナーマスト3の上昇に伴ない上昇す
るばかりでなく、固定部(アウターマスト2)に対しチ
ェーンホイール8が上昇することによりインナーマスト
3に対する相対位置が上昇する。すなわち、昇降部の地
表面に対する上昇量は、インナーマスト3の上昇分にチ
ェーン7の長さで規定される昇降部のインナーマスト3
に対する相対上昇分を加えた量となる。
フォーク6は、インナーマスト3の上昇に伴ない上昇す
るばかりでなく、固定部(アウターマスト2)に対しチ
ェーンホイール8が上昇することによりインナーマスト
3に対する相対位置が上昇する。すなわち、昇降部の地
表面に対する上昇量は、インナーマスト3の上昇分にチ
ェーン7の長さで規定される昇降部のインナーマスト3
に対する相対上昇分を加えた量となる。
【0006】上述のフォークリフトは標準形のものであ
るが、この種のフォークリフトは搬送する荷物の形状及
び作業の内容に合わせた各種のアタッチメントを取付け
得るようになっている。この種のアタッチメントの一種
として図10に示す回転フォーク9及び図11に示す回
転ロールクランプ10等の回転付アタッチメントがあ
る。
るが、この種のフォークリフトは搬送する荷物の形状及
び作業の内容に合わせた各種のアタッチメントを取付け
得るようになっている。この種のアタッチメントの一種
として図10に示す回転フォーク9及び図11に示す回
転ロールクランプ10等の回転付アタッチメントがあ
る。
【0007】上記回転フォーク9及び回転ロールクラン
プ10は、図8に示すブラケットと同等の部材であるブ
ラケットに垂直面内を回動し得るよう取付けてあるロー
テータを有しており、このローテータと一体的にフォー
ク部9a,9b及びクランプ部10a,10bが回動す
るように構成してある。回転フォーク9は、例えばバケ
ット等を積載し、ローテータの回動によりフォーク9
a,9bとともにバケットを回動してその内容物を排出
する作業に用いて有用なものであり、回転ロールクラン
プ10は、例えばロール紙等の円柱状の荷物を挾持し、
ローテータの回動によりクランプ部10a,10bとと
もに円柱状の荷物の軸方向が水平になるように回動して
所定の荷役を行なう場合に用いて有用なものである。
プ10は、図8に示すブラケットと同等の部材であるブ
ラケットに垂直面内を回動し得るよう取付けてあるロー
テータを有しており、このローテータと一体的にフォー
ク部9a,9b及びクランプ部10a,10bが回動す
るように構成してある。回転フォーク9は、例えばバケ
ット等を積載し、ローテータの回動によりフォーク9
a,9bとともにバケットを回動してその内容物を排出
する作業に用いて有用なものであり、回転ロールクラン
プ10は、例えばロール紙等の円柱状の荷物を挾持し、
ローテータの回動によりクランプ部10a,10bとと
もに円柱状の荷物の軸方向が水平になるように回動して
所定の荷役を行なう場合に用いて有用なものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き回転付アタ
ッチメントを有するフォークリフトにおいて、ローテー
タの回動は、オペレータのマニアルによるレバー操作に
専らたよっている。したがって、液体が入った容器の運
搬や壊れ易い物の取扱いは、レバー操作の熟練が必要で
あった。即ち、液体が入った容器の場合は少しの振動で
もこぼれ易い。また、壊れ易い物の場合は少しの振動も
許されない。
ッチメントを有するフォークリフトにおいて、ローテー
タの回動は、オペレータのマニアルによるレバー操作に
専らたよっている。したがって、液体が入った容器の運
搬や壊れ易い物の取扱いは、レバー操作の熟練が必要で
あった。即ち、液体が入った容器の場合は少しの振動で
もこぼれ易い。また、壊れ易い物の場合は少しの振動も
許されない。
【0009】本発明は、上記従来技術に鑑みローテータ
をショックなく自動的に動作し得るフォークリフトの制
御装置を提供することを目的とする。
をショックなく自動的に動作し得るフォークリフトの制
御装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の構成は、車体の前方に配設したマストに沿い、積載
した荷物と一緒に昇降する昇降部を有する共に、この昇
降部の一部を構成し荷物を積載した状態で回動するロー
テータを有するフォークリフトの制御装置において、前
記ローテータの回動角度を検出する回動角度検出手段
と、前記ローテータの停止角度を設定する停止角度設定
手段と、自動運転モードを入力するモード入力手段と、
自動運転モードが入力された場合は、回動角度検出手段
と停止角度設定手段の出力情報に基づき、ローテータを
滑らかに回転させ始め、設定された停止角度付近から滑
らかに停止させる制御手段とを具備することを特徴とす
るものである。
明の構成は、車体の前方に配設したマストに沿い、積載
した荷物と一緒に昇降する昇降部を有する共に、この昇
降部の一部を構成し荷物を積載した状態で回動するロー
テータを有するフォークリフトの制御装置において、前
記ローテータの回動角度を検出する回動角度検出手段
と、前記ローテータの停止角度を設定する停止角度設定
手段と、自動運転モードを入力するモード入力手段と、
自動運転モードが入力された場合は、回動角度検出手段
と停止角度設定手段の出力情報に基づき、ローテータを
滑らかに回転させ始め、設定された停止角度付近から滑
らかに停止させる制御手段とを具備することを特徴とす
るものである。
【0011】
【作用】上記構成の本発明によれば、ショック無しに自
動的にローテータを回転し停止させることができる。
動的にローテータを回転し停止させることができる。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。
明する。
【0013】図1は本発明の一実施例に係る制御系を示
すブロック線図、図2はその油圧系を示す油圧回路図で
ある。
すブロック線図、図2はその油圧系を示す油圧回路図で
ある。
【0014】本実施例は回転フォークを有するフォーク
リフトに適用した場合である。両図に示すように、ジョ
イステックレバー11はそのレバー11aを前後(図1
では左右)に傾動させることによりオイルモータ12を
左右両方向にそれぞれ回転させるもので、その操作量
(傾動量)に応じたレベルのアナログ信号を送出するよ
うに構成してある。各アナログ信号はA/Dコンバータ
13でディジタル信号に変換してCPU14に供給され
る。CPU14はA/Dコンバータ13の出力信号であ
るディジタル信号を処理するとともに、電磁弁駆動回路
15を介して電磁制御弁16,17の何れか1個を動作
させる。電磁制御弁16はオイルモータ12を右方向に
回転させるためのもの、電磁制御弁17はオイルモータ
12を左方向に回転させるためのものである。
リフトに適用した場合である。両図に示すように、ジョ
イステックレバー11はそのレバー11aを前後(図1
では左右)に傾動させることによりオイルモータ12を
左右両方向にそれぞれ回転させるもので、その操作量
(傾動量)に応じたレベルのアナログ信号を送出するよ
うに構成してある。各アナログ信号はA/Dコンバータ
13でディジタル信号に変換してCPU14に供給され
る。CPU14はA/Dコンバータ13の出力信号であ
るディジタル信号を処理するとともに、電磁弁駆動回路
15を介して電磁制御弁16,17の何れか1個を動作
させる。電磁制御弁16はオイルモータ12を右方向に
回転させるためのもの、電磁制御弁17はオイルモータ
12を左方向に回転させるためのものである。
【0015】回転フォーク9はローテータ9cの回転に
伴ない荷物の積載部であるフォーク部9a,9bが一体
的に回動するように構成してある。このときの回動力は
オイルモータ12によりウォーム18,ウォームギヤ1
9,ピニオン20を介してローテータ9cに伝達され
る。すなわち、ウォームギヤ19とピニオン20とは共
通の回転軸を有して一体的に回動するとともに、ピニオ
ン20はローテータ9cのリングギヤ(図示せず)と噛
合している。更に、回動角度検出器21が、ローテータ
9cの回転軸に連結されてローテータ9cの回動角度を
検出するように構成してある。停止角度設定器22は、
ローテータ9cの停止角度を設定するもので、そのツマ
ミ22aを回動することにより停止角度を連続的に任意
に設定し得るように構成してある。すなわち、停止角度
に対応するレベルの停止角度信号を送出する。これら、
回動角度検出器21及び停止角度設定器22の出力信号
はA/Dコンバータ13を介してCPU14に供給され
る。更に、スイッチ23は自動運転モードの制御を行う
か否かの選択を入力するためのスイッチであり、例えば
ONになったとき自動運転モードを表わす信号をスイッ
チ入力インターフェース24を介してCPU14に供給
する。以下、スイッチ23を自動スイッチと呼ぶ。CP
U14は自動スイッチ23がONになったとき、ジョイ
ステックレバー11の操作量にかかわらず、電磁制御弁
16,17に供給する電流を制御して所定の自動運転を
行う。
伴ない荷物の積載部であるフォーク部9a,9bが一体
的に回動するように構成してある。このときの回動力は
オイルモータ12によりウォーム18,ウォームギヤ1
9,ピニオン20を介してローテータ9cに伝達され
る。すなわち、ウォームギヤ19とピニオン20とは共
通の回転軸を有して一体的に回動するとともに、ピニオ
ン20はローテータ9cのリングギヤ(図示せず)と噛
合している。更に、回動角度検出器21が、ローテータ
9cの回転軸に連結されてローテータ9cの回動角度を
検出するように構成してある。停止角度設定器22は、
ローテータ9cの停止角度を設定するもので、そのツマ
ミ22aを回動することにより停止角度を連続的に任意
に設定し得るように構成してある。すなわち、停止角度
に対応するレベルの停止角度信号を送出する。これら、
回動角度検出器21及び停止角度設定器22の出力信号
はA/Dコンバータ13を介してCPU14に供給され
る。更に、スイッチ23は自動運転モードの制御を行う
か否かの選択を入力するためのスイッチであり、例えば
ONになったとき自動運転モードを表わす信号をスイッ
チ入力インターフェース24を介してCPU14に供給
する。以下、スイッチ23を自動スイッチと呼ぶ。CP
U14は自動スイッチ23がONになったとき、ジョイ
ステックレバー11の操作量にかかわらず、電磁制御弁
16,17に供給する電流を制御して所定の自動運転を
行う。
【0016】コントローラ25は、前記CPU14を中
心の構成要素とし、A/Dコンバータ13,電磁弁駆動
回路15,スイッチ入力インターフェース24とともに
クロック回路26,RAM27,ROM28及び外部の
バッテリー29を電源とする電源回路30等で構成して
ある。
心の構成要素とし、A/Dコンバータ13,電磁弁駆動
回路15,スイッチ入力インターフェース24とともに
クロック回路26,RAM27,ROM28及び外部の
バッテリー29を電源とする電源回路30等で構成して
ある。
【0017】上記コントローラ25において、ROM2
8には、ジョイステックレバー11の操作量に対応する
制御電流が両者を対応づけて記憶してある。また、電磁
制御弁16,17は制御電流に応じて圧油の流量を調整
するようになっている。かくして、通常はジョイステッ
クレバー11のマニアル操作量に応じてオイルモータ1
2に供給する油量を制御するが、自動スイッチ23がO
NになってからはCPU14の処理によりジョイステッ
クレバー11の操作量にかかわらずローテータ9cが滑
らかに回転し始めて設定停止角度付近から滑らかに停止
するように、自動的に制御電流を制御して、オイルモー
タ12を駆動する。
8には、ジョイステックレバー11の操作量に対応する
制御電流が両者を対応づけて記憶してある。また、電磁
制御弁16,17は制御電流に応じて圧油の流量を調整
するようになっている。かくして、通常はジョイステッ
クレバー11のマニアル操作量に応じてオイルモータ1
2に供給する油量を制御するが、自動スイッチ23がO
NになってからはCPU14の処理によりジョイステッ
クレバー11の操作量にかかわらずローテータ9cが滑
らかに回転し始めて設定停止角度付近から滑らかに停止
するように、自動的に制御電流を制御して、オイルモー
タ12を駆動する。
【0018】図3〜図7を参照して、本実施例における
制御を説明する。図3〜図5はCPU14における処理
のフローチャートであり、図中で、自動フラグとは自動
運転を表わすフラグ、増加フラグはローテータの回転速
度の増加を表わすフラグ、保持フラグは回動速度の定速
保持を表わすフラグである。また、増加タイマは処理サ
イクル毎に回動速度を増加するためのタイマである。更
に、目標とは設定した停止角度(目標値)を表わし、現
在とは検出した現在の回動角度(現在値)を表わす。
制御を説明する。図3〜図5はCPU14における処理
のフローチャートであり、図中で、自動フラグとは自動
運転を表わすフラグ、増加フラグはローテータの回転速
度の増加を表わすフラグ、保持フラグは回動速度の定速
保持を表わすフラグである。また、増加タイマは処理サ
イクル毎に回動速度を増加するためのタイマである。更
に、目標とは設定した停止角度(目標値)を表わし、現
在とは検出した現在の回動角度(現在値)を表わす。
【0019】図1において、イニシャライズ(S1)の
後、S2で自動フラグの有無を判定し、S3で自動スイ
ッチ23がONか否かを判定するが、通常は自動運転中
でなく、また自動スイッチ23もOFFなので、即ちマ
ニアル操作なので、S4にてジョイステックレバー11
の出力信号に基づき、オイルモータ12の右回転モード
であるか否かを判定し、右回転モードであればS5にて
自動フラグ、増加フラグ、保持フラグ及び増加タイマを
全てクリアすると共に、ジョイステックレバー11の右
回転側操作量に応じた制御電流を演算し、S6にて電磁
制御弁16に演算で得た制御電流を供給し、S2に戻
る。S4にて右回転モードでない場合はS7にて自動フ
ラグ、増加フラグ、保持フラグ及び増加タイマを全てク
リアすると共に、ジョイステックレバー11の左回転側
操作量に応じた制御電流を演算し、S6にて電磁制御弁
16に演算で得た制御電流を供給し、S2に戻る。
後、S2で自動フラグの有無を判定し、S3で自動スイ
ッチ23がONか否かを判定するが、通常は自動運転中
でなく、また自動スイッチ23もOFFなので、即ちマ
ニアル操作なので、S4にてジョイステックレバー11
の出力信号に基づき、オイルモータ12の右回転モード
であるか否かを判定し、右回転モードであればS5にて
自動フラグ、増加フラグ、保持フラグ及び増加タイマを
全てクリアすると共に、ジョイステックレバー11の右
回転側操作量に応じた制御電流を演算し、S6にて電磁
制御弁16に演算で得た制御電流を供給し、S2に戻
る。S4にて右回転モードでない場合はS7にて自動フ
ラグ、増加フラグ、保持フラグ及び増加タイマを全てク
リアすると共に、ジョイステックレバー11の左回転側
操作量に応じた制御電流を演算し、S6にて電磁制御弁
16に演算で得た制御電流を供給し、S2に戻る。
【0020】S3にて自動スイッチ23がONであれば
自動運転に入るが、目標値とONになった時の現在値と
の偏差(絶対値)の大小によって制御の仕方を少し変え
るようにするため、S8にて偏差と或る設定値Aとを比
較する。
自動運転に入るが、目標値とONになった時の現在値と
の偏差(絶対値)の大小によって制御の仕方を少し変え
るようにするため、S8にて偏差と或る設定値Aとを比
較する。
【0021】偏差が設定値Aを超えていれば、現在値が
目標値より遠いので、図6に示すように、最初は電磁制
御弁に供給する制御電流をゼロから徐々に増加し、その
後所定の設定値Bにし、目標値付近になったら徐々にゼ
ロまで減少する。即ち、最初はローテータ9cを滑らか
に回動させ始めて増速させ、その後は定速にし、停止角
度付近からゼロまで滑らかに減速させる。
目標値より遠いので、図6に示すように、最初は電磁制
御弁に供給する制御電流をゼロから徐々に増加し、その
後所定の設定値Bにし、目標値付近になったら徐々にゼ
ロまで減少する。即ち、最初はローテータ9cを滑らか
に回動させ始めて増速させ、その後は定速にし、停止角
度付近からゼロまで滑らかに減速させる。
【0022】一方、偏差が設定値A以下であれば、現在
値が目標値に近いので、最初から電磁制御弁に供給する
制御電流を所定の設定値Bにし、次いで徐々にゼロまで
減少する。即ち、最初からローテータ9cを速い定速に
し、次いでゼロまで滑らかに減速させる。
値が目標値に近いので、最初から電磁制御弁に供給する
制御電流を所定の設定値Bにし、次いで徐々にゼロまで
減少する。即ち、最初からローテータ9cを速い定速に
し、次いでゼロまで滑らかに減速させる。
【0023】そこで、偏差が設定値A以下の場合は、S
9にて自動フラグをセットしてから、S10にて現在値
とローテータ9cの中立位置とを比較し、目標値までの
最短距離となる方向(右回転か左回転)にてレバー全開
に相当する制御電流例えばBを出力とし(S11又はS
12)、S6を経てS2に戻る。この場合、自動フラグ
がセットされたので図4のS17に行くが、増加フラグ
はクリアされたままなので、直ちにS27に移る。
9にて自動フラグをセットしてから、S10にて現在値
とローテータ9cの中立位置とを比較し、目標値までの
最短距離となる方向(右回転か左回転)にてレバー全開
に相当する制御電流例えばBを出力とし(S11又はS
12)、S6を経てS2に戻る。この場合、自動フラグ
がセットされたので図4のS17に行くが、増加フラグ
はクリアされたままなので、直ちにS27に移る。
【0024】一方、S8で偏差が設定値Aを超えている
場合は、S13にて自動フラグ及び増加フラグをセット
してから、S14にて現在値とローテータ9cの中立位
置とを比較し、目標値までの最短距離となる方向(右回
転か左回転)にてレバー全閉に近い小さな制御電流を初
期値として出力し(S15又はS16)、S6を経てS
2に戻る。この場合、自動フラグがセットされたので図
4のS17に行き、更に増加フラグもセットされたの
で、次のS18に移る。
場合は、S13にて自動フラグ及び増加フラグをセット
してから、S14にて現在値とローテータ9cの中立位
置とを比較し、目標値までの最短距離となる方向(右回
転か左回転)にてレバー全閉に近い小さな制御電流を初
期値として出力し(S15又はS16)、S6を経てS
2に戻る。この場合、自動フラグがセットされたので図
4のS17に行き、更に増加フラグもセットされたの
で、次のS18に移る。
【0025】図4のS17にて増加フラグが有ると判定
したら、次にS18にて増加タイマの内容を先に述べた
設定値Bと比較する。最初は設定値B以下なので、S1
9にて増加タイマを所定の増加分だけ増加してから、S
20にて現在値とローテータ9cの中立位置とを比較
し、目標値までの最短距離となる方向(右回転か左回
転)にて増加タイマの内容に相当する制御電流を出力と
し(S21又はS22)、S6を経てS2に戻る。この
処理の繰返しにより、図6中の特性線31の如く制御電
流が徐々に増加し、ローテータ9cが滑らかに増速す
る。
したら、次にS18にて増加タイマの内容を先に述べた
設定値Bと比較する。最初は設定値B以下なので、S1
9にて増加タイマを所定の増加分だけ増加してから、S
20にて現在値とローテータ9cの中立位置とを比較
し、目標値までの最短距離となる方向(右回転か左回
転)にて増加タイマの内容に相当する制御電流を出力と
し(S21又はS22)、S6を経てS2に戻る。この
処理の繰返しにより、図6中の特性線31の如く制御電
流が徐々に増加し、ローテータ9cが滑らかに増速す
る。
【0026】かくして増加タイマの内容が設定値Bを超
えたら、S23にて増加フラグ及び増加タイマをクリア
し、且つ新たに保持フラグをセットしておき、次にS2
4にて現在値とローテータ9cの中立位置とを比較し、
目標値までの最短距離となる方向(右回転か左回転)に
て増加の最終値として制御電流例えばBを出力し(S2
5又はS26)、S6を経てS2に戻る。
えたら、S23にて増加フラグ及び増加タイマをクリア
し、且つ新たに保持フラグをセットしておき、次にS2
4にて現在値とローテータ9cの中立位置とを比較し、
目標値までの最短距離となる方向(右回転か左回転)に
て増加の最終値として制御電流例えばBを出力し(S2
5又はS26)、S6を経てS2に戻る。
【0027】S17にて増加フラグが無い場合は、S2
7にて保持フラグの有無を判定し、保持フラグがセット
されていれば、S28にて偏差と図7に示す或る設定値
Dとを比較し、設定値Dより大きければ目標値までまだ
遠いので、S29にて現在値とローテータ9cの中立位
置とを比較し、目標値までの最短距離となる方向(右回
転か左回転)にて増加最終値である制御電流Bを出力と
し(S30又はS31)、S6を経てS2に戻る。
7にて保持フラグの有無を判定し、保持フラグがセット
されていれば、S28にて偏差と図7に示す或る設定値
Dとを比較し、設定値Dより大きければ目標値までまだ
遠いので、S29にて現在値とローテータ9cの中立位
置とを比較し、目標値までの最短距離となる方向(右回
転か左回転)にて増加最終値である制御電流Bを出力と
し(S30又はS31)、S6を経てS2に戻る。
【0028】このようにして増加最終値Bが繰返して維
持されると、そのうちS28にて偏差が設定値D以下に
なるから、今度はS32にて保持フラグをクリアし、次
のS33にて現在値とローテータ9cの中立位置とを比
較し、目標値までの最短距離となる方向(右回転か左回
転)にて増加最終値の制御電流Bを出力とし(S34又
はS35)、S6を経てS2に戻る。
持されると、そのうちS28にて偏差が設定値D以下に
なるから、今度はS32にて保持フラグをクリアし、次
のS33にて現在値とローテータ9cの中立位置とを比
較し、目標値までの最短距離となる方向(右回転か左回
転)にて増加最終値の制御電流Bを出力とし(S34又
はS35)、S6を経てS2に戻る。
【0029】かくして増加フラグも保持フラグも無くな
ると、図5のS36に移り偏差を小さな設定値C(C<
D)と比較する。最初は設定値Cより大きいので、S3
7にて図7に示すようなゲイン特性から偏差に対応する
制御電流を計算し、S38にて現在値とローテータ9c
との中立位置とを比較し、目標値までの最短距離となる
方向(右回転か左回転)にて計算結果の制御電流を出力
とし(S39又はS40)、S6を経てS2に戻る。ゲ
イン特性は偏差が小さくなるにつれて制御電流も小さく
なる傾向のものである。従って、ローテータ9cは目標
値に近づくにつれて徐々に減速する。
ると、図5のS36に移り偏差を小さな設定値C(C<
D)と比較する。最初は設定値Cより大きいので、S3
7にて図7に示すようなゲイン特性から偏差に対応する
制御電流を計算し、S38にて現在値とローテータ9c
との中立位置とを比較し、目標値までの最短距離となる
方向(右回転か左回転)にて計算結果の制御電流を出力
とし(S39又はS40)、S6を経てS2に戻る。ゲ
イン特性は偏差が小さくなるにつれて制御電流も小さく
なる傾向のものである。従って、ローテータ9cは目標
値に近づくにつれて徐々に減速する。
【0030】偏差が設定値C以下となると、S41に移
り、自動フラグをクリアし、且つ制御電流をゼロにし
て、S6を経てS2に戻る。即ち、ローテータ9cが減
速の後に停止して自動運転が終了する。設定値C以下の
偏差は不感帯としてある。
り、自動フラグをクリアし、且つ制御電流をゼロにし
て、S6を経てS2に戻る。即ち、ローテータ9cが減
速の後に停止して自動運転が終了する。設定値C以下の
偏差は不感帯としてある。
【0031】以上の処理が繰返されることにより、自動
スイッチ23をONにすると、ローテータ9cが滑らか
に回動し始めて、図7の特性線32の如く設定停止角度
付近から減速して滑らかに停止し、ショックが生じな
い。
スイッチ23をONにすると、ローテータ9cが滑らか
に回動し始めて、図7の特性線32の如く設定停止角度
付近から減速して滑らかに停止し、ショックが生じな
い。
【0032】なお、上記実施例は回転フォークを有する
フォークリフトに適用した場合について説明したが、同
様にローテータを有して回動作業を行なう、例えば回転
ロールクランプを有するフォークリフトにも勿論適用し
得る。
フォークリフトに適用した場合について説明したが、同
様にローテータを有して回動作業を行なう、例えば回転
ロールクランプを有するフォークリフトにも勿論適用し
得る。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、ローテータを滑らかに
回動し始めてショック無く停止することができるので、
熟練したオペレータでなくても、液体の入った容器をこ
ぼすことなく運搬したり、壊れ易い物体も壊すことなく
取扱うことができる。
回動し始めてショック無く停止することができるので、
熟練したオペレータでなくても、液体の入った容器をこ
ぼすことなく運搬したり、壊れ易い物体も壊すことなく
取扱うことができる。
【図1】本発明の一実施例を示すブロック線図である。
【図2】前記実施例の油圧回路図である。
【図3】前記実施例の作用を示すフローチャートであ
る。
る。
【図4】前記実施例の作用を示すフローチャートであ
る。
る。
【図5】前記実施例の作用を示すフローチャートであ
る。
る。
【図6】制御の概念を示す図である。
【図7】ゲイン特性例を示す図である。
【図8】標準形のフォークリフトの一例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図9】図8に示すフォークリフトの昇降部及びマスト
部分を抽出して概念的に示す説明図である。
部分を抽出して概念的に示す説明図である。
【図10】回転フォークを有するフォークリフトを示す
説明図である。
説明図である。
【図11】回転ロールクランプを有するフォークリフト
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【符号の説明】 2 アウターマスト 3 インナーマスト 9c ローテータ 21 回動角度検出器 22 停止角度設定器 23 スイッチ 25 コントローラ
フロントページの続き (72)発明者 松田 諭 神奈川県相模原市田名3000番地 三菱重工 業株式会社相模原製作所内 (72)発明者 緑川 利幸 神奈川県相模原市田名3000番地 エム・エ イチ・アイさがみハイテック株式会社内 (72)発明者 北林 鶴治 神奈川県相模原市田名3000番地 エム・エ イチ・アイさがみハイテック株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 車体の前方に配設したマストに沿い、積
載した荷物と一緒に昇降する昇降部を有する共に、この
昇降部の一部を構成し荷物を積載した状態で回動するロ
ーテータを有するフォークリフトの制御装置において、 前記ローテータの回動角度を検出する回動角度検出手段
と、 前記ローテータの停止角度を設定する停止角度設定手段
と、 自動運転モードを入力するモード入力手段と、 自動運転モードが入力された場合は、回動角度検出手段
と停止角度設定手段の出力情報に基づき、ローテータを
滑らかに回転させ始め、設定された停止角度付近から滑
らかに停止させる制御手段とを具備することを特徴とす
るフォークリフトの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4300892A JPH05238685A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | フォークリフトの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4300892A JPH05238685A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | フォークリフトの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05238685A true JPH05238685A (ja) | 1993-09-17 |
Family
ID=12651965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4300892A Withdrawn JPH05238685A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | フォークリフトの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05238685A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5927932A (en) * | 1997-10-24 | 1999-07-27 | Cascade Corporation | Clamp assembly with automatic rotation control |
EP1136430A2 (de) * | 2000-03-20 | 2001-09-26 | Hans H. Meyer GmbH | Hublader oder Anbaugerät für einen Hublader mit einem Drehgerät |
US8568079B2 (en) | 2012-02-15 | 2013-10-29 | Cascade Corporation | Rotator braking system for a lift truck load handler |
JP2015224111A (ja) * | 2014-05-29 | 2015-12-14 | 株式会社豊田自動織機 | フォークリフトの回転アタッチメント制御装置 |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP4300892A patent/JPH05238685A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5927932A (en) * | 1997-10-24 | 1999-07-27 | Cascade Corporation | Clamp assembly with automatic rotation control |
EP1136430A2 (de) * | 2000-03-20 | 2001-09-26 | Hans H. Meyer GmbH | Hublader oder Anbaugerät für einen Hublader mit einem Drehgerät |
EP1136430A3 (de) * | 2000-03-20 | 2003-06-04 | Hans H. Meyer GmbH | Hublader oder Anbaugerät für einen Hublader mit einem Drehgerät |
US8568079B2 (en) | 2012-02-15 | 2013-10-29 | Cascade Corporation | Rotator braking system for a lift truck load handler |
JP2015224111A (ja) * | 2014-05-29 | 2015-12-14 | 株式会社豊田自動織機 | フォークリフトの回転アタッチメント制御装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990518 |