JPH05238042A - 熱転写記録装置 - Google Patents
熱転写記録装置Info
- Publication number
- JPH05238042A JPH05238042A JP15850691A JP15850691A JPH05238042A JP H05238042 A JPH05238042 A JP H05238042A JP 15850691 A JP15850691 A JP 15850691A JP 15850691 A JP15850691 A JP 15850691A JP H05238042 A JPH05238042 A JP H05238042A
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- thermal head
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は熱転写記録装置に関するものであ
り、サーマルヘッドの加熱温度をインク転写時の温度が
受像層転写時の温度を越えないように制御することで表
面平滑性のある画像をえることを目的とする。 【構成】 熱転写記録装置はサーマルヘッド8と、被転
写記録体23と、受像層保持手段体と、インク保持手段
と、サーマルヘッドの加熱を制御するコントロール手段
とから構成される。サーマルヘッド8の加熱により、被
転写記録体23上に受像層が転写され、受像層が転写さ
れた後にサーマルヘッド8の加熱により被転写記録体2
3上の受像層上にインクが転写される。
り、サーマルヘッドの加熱温度をインク転写時の温度が
受像層転写時の温度を越えないように制御することで表
面平滑性のある画像をえることを目的とする。 【構成】 熱転写記録装置はサーマルヘッド8と、被転
写記録体23と、受像層保持手段体と、インク保持手段
と、サーマルヘッドの加熱を制御するコントロール手段
とから構成される。サーマルヘッド8の加熱により、被
転写記録体23上に受像層が転写され、受像層が転写さ
れた後にサーマルヘッド8の加熱により被転写記録体2
3上の受像層上にインクが転写される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被転写記録体として普通
紙を用いることができる熱転写記録装置に関する。
紙を用いることができる熱転写記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、熱転写記録装置は熱昇華性インク
材をサーマルヘッドにより加熱昇華し、記録媒体上に熱
転写記録する方法が色階調性がよく、取扱いが容易であ
るなどの理由により多く利用されている。
材をサーマルヘッドにより加熱昇華し、記録媒体上に熱
転写記録する方法が色階調性がよく、取扱いが容易であ
るなどの理由により多く利用されている。
【0003】以下に従来の熱転写記録装置について説明
する。図4に従来の熱転写記録装置に用いるインクシー
トの構成を、図5に受像層である記録媒体の構成を、図
6に転写時の機構をそれぞれ示す。図4はインク材料を
転写するのに用いるインクシート2であり、耐熱性のフ
ィルムからなる基体シート22の上にヘッドの走行性を
よくするための滑性層23と、加熱により昇華し樹脂な
どに対し染着性を有するインク材料層24とが形成され
ている。図5は画像などの転写がおこなわれる記録媒体
25であり、セルロースやプラスチックなどで構成され
た基材26の上に昇華性染料に対して有効な染着性を有
するポリエステル樹脂やビニルブチラール樹脂などの高
分子材料からなる受像層27が形成されている。図6に
示す転写機構はインクシート21と記録媒体25を、イ
ンク材料を昇華させる熱を加えるためのサーマルヘッド
28との間で圧接挟持するためのプラテンローラ29と
で構成されている。
する。図4に従来の熱転写記録装置に用いるインクシー
トの構成を、図5に受像層である記録媒体の構成を、図
6に転写時の機構をそれぞれ示す。図4はインク材料を
転写するのに用いるインクシート2であり、耐熱性のフ
ィルムからなる基体シート22の上にヘッドの走行性を
よくするための滑性層23と、加熱により昇華し樹脂な
どに対し染着性を有するインク材料層24とが形成され
ている。図5は画像などの転写がおこなわれる記録媒体
25であり、セルロースやプラスチックなどで構成され
た基材26の上に昇華性染料に対して有効な染着性を有
するポリエステル樹脂やビニルブチラール樹脂などの高
分子材料からなる受像層27が形成されている。図6に
示す転写機構はインクシート21と記録媒体25を、イ
ンク材料を昇華させる熱を加えるためのサーマルヘッド
28との間で圧接挟持するためのプラテンローラ29と
で構成されている。
【0004】以上のように構成された熱転写記録装置に
ついて、以下にその動作を図面を参照しながら説明す
る。まず、インクシート21と記録媒体25がサーマル
ヘッド28とプラテンローラ29の間に送られ、押圧さ
れることにより圧接挟持される。つぎに印画される信号
に応じてサーマルヘッド28に信号が送られ、サーマル
ヘッド28の発熱体が発熱し、インクシート21が加熱
される。この加熱により、インク材層24に含まれてい
る昇華性のインク材料が昇華点の温度に達すると昇華を
はじめ、インク材層24より記録媒体25の受像層27
に移行し、転写染着が行われる。このようにして、記録
媒体25の上に画像が熱転写記録される。
ついて、以下にその動作を図面を参照しながら説明す
る。まず、インクシート21と記録媒体25がサーマル
ヘッド28とプラテンローラ29の間に送られ、押圧さ
れることにより圧接挟持される。つぎに印画される信号
に応じてサーマルヘッド28に信号が送られ、サーマル
ヘッド28の発熱体が発熱し、インクシート21が加熱
される。この加熱により、インク材層24に含まれてい
る昇華性のインク材料が昇華点の温度に達すると昇華を
はじめ、インク材層24より記録媒体25の受像層27
に移行し、転写染着が行われる。このようにして、記録
媒体25の上に画像が熱転写記録される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の構成では、受像層27を有する専用の記録媒
体25を用いなければ画像の記録を行うことができなか
った。そこで、普通の用紙である被転写記録体にサーマ
ルヘッド28による加熱でまず受像層を転写し、その後
に、画像を記録しようとすることが考えられている。し
かし、受像層の転写後のインク転写時に、サーマルヘッ
ド28により受像層の樹脂が加熱されすぎると、受像層
の表面の平滑性が損なわれ、光沢性の減少などの画質の
劣化がおこるという問題点を有していた。
うな従来の構成では、受像層27を有する専用の記録媒
体25を用いなければ画像の記録を行うことができなか
った。そこで、普通の用紙である被転写記録体にサーマ
ルヘッド28による加熱でまず受像層を転写し、その後
に、画像を記録しようとすることが考えられている。し
かし、受像層の転写後のインク転写時に、サーマルヘッ
ド28により受像層の樹脂が加熱されすぎると、受像層
の表面の平滑性が損なわれ、光沢性の減少などの画質の
劣化がおこるという問題点を有していた。
【0006】本発明はこのような課題を解決するもの
で、受像層を持たない普通紙からなる被転写記録体に良
好な画像の転写がおこなえる熱転写記録装置を提供する
ことを目的とするものである。
で、受像層を持たない普通紙からなる被転写記録体に良
好な画像の転写がおこなえる熱転写記録装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の熱転写記録装置は、サーマルヘッドと、サー
マルヘッドの加熱により被転写記録体にインクを転写す
る以前に転写される受像層を保持する受像層保持手段
と、サーマルヘッドの加熱により被転写記録体上の受像
層上に転写されるインクを保持するインク保持手段とを
備え、インク材を転写する時のサーマルヘッドの加熱温
度が、受像層を転写する時のサーマルヘッドの加熱温度
を越えないように制御するコントロール手段を備えたも
のである。
に本発明の熱転写記録装置は、サーマルヘッドと、サー
マルヘッドの加熱により被転写記録体にインクを転写す
る以前に転写される受像層を保持する受像層保持手段
と、サーマルヘッドの加熱により被転写記録体上の受像
層上に転写されるインクを保持するインク保持手段とを
備え、インク材を転写する時のサーマルヘッドの加熱温
度が、受像層を転写する時のサーマルヘッドの加熱温度
を越えないように制御するコントロール手段を備えたも
のである。
【0008】
【作用】この構成によれば、インク材層の転写時のサー
マルヘッドの加熱温度で受像層の転写時の温度をこえな
いように制御しているので、インク材層転写時の加熱に
よる先に転写されている受像層のダメージは少なく、受
像層の表面の平滑性を保ち、光沢性を持った良好な画像
を得ることができることとなる。
マルヘッドの加熱温度で受像層の転写時の温度をこえな
いように制御しているので、インク材層転写時の加熱に
よる先に転写されている受像層のダメージは少なく、受
像層の表面の平滑性を保ち、光沢性を持った良好な画像
を得ることができることとなる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
ら説明する。
【0010】図1は受像層転写シート1の構成を示す。
図に示すように、受像層転写シート1は加熱により軟化
し接着性を有する転写型受像層2と耐熱性のフィルムか
らなる基体シート3からなる。図2は熱転写機構を示す
もので、普通の用紙である被転写記録体4と受像層転写
シート1とがサーマルヘッド5とプラテンローラ6で挟
持されている。図3(A),(B)は本実施例の熱転写
記録装置の入力信号のタイムチャートで11は1ライン
の記録時間、12は転写型受像層を転写する時のサーマ
ルヘッド5の加熱を制御する電圧印加パルス時間、13
はインク材を転写する時のサーマルヘッド5の加熱を制
御する電圧印加パルス時間である。
図に示すように、受像層転写シート1は加熱により軟化
し接着性を有する転写型受像層2と耐熱性のフィルムか
らなる基体シート3からなる。図2は熱転写機構を示す
もので、普通の用紙である被転写記録体4と受像層転写
シート1とがサーマルヘッド5とプラテンローラ6で挟
持されている。図3(A),(B)は本実施例の熱転写
記録装置の入力信号のタイムチャートで11は1ライン
の記録時間、12は転写型受像層を転写する時のサーマ
ルヘッド5の加熱を制御する電圧印加パルス時間、13
はインク材を転写する時のサーマルヘッド5の加熱を制
御する電圧印加パルス時間である。
【0011】以上のように構成された熱転写記録装置に
ついて、図1,図2を用いてその動作を説明する。ま
ず、受像層転写シート1と被転写記録体4がサーマルヘ
ッド5とプラテン6の間に配置され、圧接挟持される。
つぎに、サーマルヘッド5の加熱により受像層転写シー
ト1上の転写型受像層2の樹脂が軟化し、被転写記録体
4上に熱転写される。このとき、サーマルヘッド5によ
り高温で加熱され続けると、転写型受像層2の高分子構
造が変形し、転写後の転写型受像層2の表面の平滑性が
損なわれる。そこで、転写型受像層2の樹脂の熱特性を
考慮し、サーマルヘッド5の加熱を制御することによ
り、表面平滑性のある転写型受像層2を被転写記録体4
上に形成することができる。つぎに、可視画像を印画す
るために、図4に示すインクシート21と転写型受像層
2が転写された被転写記録体4とがサーマルヘッド5と
プラテン6とで挟持圧接され、サーマルヘッド5が加熱
されると、インク材層24の昇華性インクが昇華し、被
転写記録体4上の転写型受像層2に転写染着することに
より、可視画像が印画される。しかしながら、インク材
層24のインクを転写染着させる時のサーマルヘッド5
の加熱温度が転写型受像層2の転写時のサーマルヘッド
の温度を越えると、転写型受像層2の高分子構造が変形
してしまう。すなわち、転写型受像層2の転写時にサー
マルヘッド5の加熱を制御し、表面の平滑性を保った受
像層を転写してもインク材料の転写時に高分子構造が変
形してしまうと、表面平滑性が損なわれてしまうために
光沢のあるよい画像が得られなくなってしまう。そこ
で、インク転写時のサーマルヘッド5の加熱温度が転写
型受像層2のサーマルヘッド5の温度を越えないように
制御することにより表面の平滑性を保った、光沢性のあ
る画像を得ることができる。
ついて、図1,図2を用いてその動作を説明する。ま
ず、受像層転写シート1と被転写記録体4がサーマルヘ
ッド5とプラテン6の間に配置され、圧接挟持される。
つぎに、サーマルヘッド5の加熱により受像層転写シー
ト1上の転写型受像層2の樹脂が軟化し、被転写記録体
4上に熱転写される。このとき、サーマルヘッド5によ
り高温で加熱され続けると、転写型受像層2の高分子構
造が変形し、転写後の転写型受像層2の表面の平滑性が
損なわれる。そこで、転写型受像層2の樹脂の熱特性を
考慮し、サーマルヘッド5の加熱を制御することによ
り、表面平滑性のある転写型受像層2を被転写記録体4
上に形成することができる。つぎに、可視画像を印画す
るために、図4に示すインクシート21と転写型受像層
2が転写された被転写記録体4とがサーマルヘッド5と
プラテン6とで挟持圧接され、サーマルヘッド5が加熱
されると、インク材層24の昇華性インクが昇華し、被
転写記録体4上の転写型受像層2に転写染着することに
より、可視画像が印画される。しかしながら、インク材
層24のインクを転写染着させる時のサーマルヘッド5
の加熱温度が転写型受像層2の転写時のサーマルヘッド
の温度を越えると、転写型受像層2の高分子構造が変形
してしまう。すなわち、転写型受像層2の転写時にサー
マルヘッド5の加熱を制御し、表面の平滑性を保った受
像層を転写してもインク材料の転写時に高分子構造が変
形してしまうと、表面平滑性が損なわれてしまうために
光沢のあるよい画像が得られなくなってしまう。そこ
で、インク転写時のサーマルヘッド5の加熱温度が転写
型受像層2のサーマルヘッド5の温度を越えないように
制御することにより表面の平滑性を保った、光沢性のあ
る画像を得ることができる。
【0012】このようにして転写型受像層の上に正確に
インク材層を重畳して可視像を得る。なお、カラー画像
を記録する場合は、転写受像層の上にマゼンタ,イエロ
ー,シアンの3色を重畳しカラー発色を行う。
インク材層を重畳して可視像を得る。なお、カラー画像
を記録する場合は、転写受像層の上にマゼンタ,イエロ
ー,シアンの3色を重畳しカラー発色を行う。
【0013】つぎに、図3を用いてサーマルヘッド5の
駆動について説明する。サーマルヘッド5の加熱により
熱転写を行うとき、サーマルヘッド5上に並んだ各抵抗
体に1ライン毎にデータを送られ、そのデータにより電
圧が印加され、それぞれの抵抗体より発熱が始まる。サ
ーマルヘッド5の発熱により1ライン分の転写が完了す
ると、ステッピングモータなどにより、被転写記録体4
がつぎの転写ラインに送られ、順次転写が行われる。図
3の(A),(B)はサーマルヘッド5への電圧の印加
をコントロールする制御パルスを示したものである。サ
ーマルヘッド5の各抵抗体の発熱量はこの制御パルスの
時間でコントロールされることになる。そこで、転写型
受像層2が被転写記録体4上に溶融転写するためには、
安定した温度が平均して与えられることが望ましい。そ
のため、図3(A)に示すように1ライン分の時間11
を有効に使ってサーマルヘッド5の加熱をおこなう。つ
ぎに、インク材料の転写染着を行うときには、図3
(B)に示すようにサーマルヘッド5への電圧印加時間
13の設定において、最高濃度を得る時のパルス幅を転
写型受像層2転写時のサーマルヘッド5への電圧印加時
間12より短くすることにより、受像層転写時の加熱温
度を越えないように制御することができる。また、濃度
階調をだすときにおいても、この最高濃度を越えること
はないので、インク転写時の最高濃度を得る時のパルス
幅よりも短くすることでサーマルヘッド5への印加エネ
ルギーを制御し、中間調のインクの転写が可能となる。
このように、本実施例の熱転写記録装置によれば、転写
型受像層2の表面平滑性を損なわない温度範囲でサーマ
ルヘッド5の加熱を制御するので表面平滑性を持った受
像層の光沢性のある良好な画像を得ることができる。ま
た、インクの転写時の温度を転写型受像層2の転写時の
温度を越えないように制御することにより、被転写記録
体4の基材がセルロースなどのとき、その繊維の間に樹
脂が入り込み、受像層の厚みが薄くなり、基材の繊維の
ざらつきが画像に影響するなどの画質の劣化を防ぐこと
もできる。
駆動について説明する。サーマルヘッド5の加熱により
熱転写を行うとき、サーマルヘッド5上に並んだ各抵抗
体に1ライン毎にデータを送られ、そのデータにより電
圧が印加され、それぞれの抵抗体より発熱が始まる。サ
ーマルヘッド5の発熱により1ライン分の転写が完了す
ると、ステッピングモータなどにより、被転写記録体4
がつぎの転写ラインに送られ、順次転写が行われる。図
3の(A),(B)はサーマルヘッド5への電圧の印加
をコントロールする制御パルスを示したものである。サ
ーマルヘッド5の各抵抗体の発熱量はこの制御パルスの
時間でコントロールされることになる。そこで、転写型
受像層2が被転写記録体4上に溶融転写するためには、
安定した温度が平均して与えられることが望ましい。そ
のため、図3(A)に示すように1ライン分の時間11
を有効に使ってサーマルヘッド5の加熱をおこなう。つ
ぎに、インク材料の転写染着を行うときには、図3
(B)に示すようにサーマルヘッド5への電圧印加時間
13の設定において、最高濃度を得る時のパルス幅を転
写型受像層2転写時のサーマルヘッド5への電圧印加時
間12より短くすることにより、受像層転写時の加熱温
度を越えないように制御することができる。また、濃度
階調をだすときにおいても、この最高濃度を越えること
はないので、インク転写時の最高濃度を得る時のパルス
幅よりも短くすることでサーマルヘッド5への印加エネ
ルギーを制御し、中間調のインクの転写が可能となる。
このように、本実施例の熱転写記録装置によれば、転写
型受像層2の表面平滑性を損なわない温度範囲でサーマ
ルヘッド5の加熱を制御するので表面平滑性を持った受
像層の光沢性のある良好な画像を得ることができる。ま
た、インクの転写時の温度を転写型受像層2の転写時の
温度を越えないように制御することにより、被転写記録
体4の基材がセルロースなどのとき、その繊維の間に樹
脂が入り込み、受像層の厚みが薄くなり、基材の繊維の
ざらつきが画像に影響するなどの画質の劣化を防ぐこと
もできる。
【0014】なお、本実施例ではサーマルヘッド5の発
熱量を一定電圧における電圧印加時間により制御する構
成としたが、印加電圧を変えることによりサーマルヘッ
ド5の発熱量を制御する構成としても良いことは言うま
でもない。
熱量を一定電圧における電圧印加時間により制御する構
成としたが、印加電圧を変えることによりサーマルヘッ
ド5の発熱量を制御する構成としても良いことは言うま
でもない。
【0015】
【発明の効果】以上の実施例の説明からも明らかなよう
に本発明によれば、インク材料が転写される時の温度が
受像層を転写する時の温度を越えないように温度制御を
おこなうことにより、受像層が表面平滑性を損なわず、
光沢性を保った良好な画像を普通紙に熱転写することが
でき、特殊な記録紙を必要としない、ランニングコスト
の安い優れた熱転写記録装置を実現できる。
に本発明によれば、インク材料が転写される時の温度が
受像層を転写する時の温度を越えないように温度制御を
おこなうことにより、受像層が表面平滑性を損なわず、
光沢性を保った良好な画像を普通紙に熱転写することが
でき、特殊な記録紙を必要としない、ランニングコスト
の安い優れた熱転写記録装置を実現できる。
【図1】本発明の一実施例の熱転写記録装置の受像層転
写シートの断面図
写シートの断面図
【図2】同転写機構の側面図
【図3】(A) 同受像層転写時のサーマルヘッド電圧
印加制御パルスの波形図 (B) 同インク材料転写時のサーマルヘッド電圧印加
制御パルスの波形図
印加制御パルスの波形図 (B) 同インク材料転写時のサーマルヘッド電圧印加
制御パルスの波形図
【図4】従来の熱転写記録装置のインクシートの断面図
【図5】同熱転写記録装置の記録媒体の断面図
【図6】同熱転写記録装置の転写機構の側面図
1 受像層転写シート 2 転写型受像層 3 基体シート 4 被転写記録体 5 サーマルヘッド 6 プラテンローラ 11 1ラインの記録時間 12 転写型受像層転写時の電圧印加時間 13 インク材料熱転写時の電圧印加時間
Claims (1)
- 【請求項1】 サーマルヘッドと、前記サーマルヘッド
により加熱されることにより被転写記録体上に転写され
る受像層を保持する受像層保持手段と、前記受像層が被
転写記録体に転写された後に前記サーマルヘッドにより
加熱されることにより溶融あるいは昇華して、前記被転
写記録体上の受像層上に転写されるインク材層を保持す
るインク材層保持手段と、前記サーマルヘッドの加熱を
制御するコントロール手段とを備え、前記コントロール
手段は前記インクが転写される時の前記サーマルヘッド
の温度が前記受像層を転写する時の前記サーマルヘッド
の温度を越えないように制御するようにした熱転写記録
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15850691A JPH05238042A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 熱転写記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15850691A JPH05238042A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 熱転写記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05238042A true JPH05238042A (ja) | 1993-09-17 |
Family
ID=15673227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15850691A Pending JPH05238042A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 熱転写記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05238042A (ja) |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP15850691A patent/JPH05238042A/ja active Pending
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