JPH0523789A - 鋳造方法とそれに使用する消失模型 - Google Patents

鋳造方法とそれに使用する消失模型

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JPH0523789A
JPH0523789A JP3174211A JP17421191A JPH0523789A JP H0523789 A JPH0523789 A JP H0523789A JP 3174211 A JP3174211 A JP 3174211A JP 17421191 A JP17421191 A JP 17421191A JP H0523789 A JPH0523789 A JP H0523789A
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JP
Japan
Prior art keywords
film
vanishing model
casting method
casting
lost foam
Prior art date
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Pending
Application number
JP3174211A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenobu Miyajima
秀伸 宮嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Tec Corp
Original Assignee
Asahi Tec Corp
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Publication date
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Publication of JPH0523789A publication Critical patent/JPH0523789A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 消失模型を使用した鋳造方法において、鋳造
により得られる製品の外表面の平滑度を高めることが可
能な鋳造方法とそれに使用する消失模型を提供すること
を目的とする。 【構成】 消失性材料からなる膜状成形体1を成形し、
上記膜状成形体1を発泡成形体31の外表面に一体化さ
せて消失模型29を製造し、上記消失模型29を鋳枠内
に配置して砂を充填する。そして、上記消失模型の部分
に注湯してこれを消失させて鋳造するようにしたもので
ある。又、本願発明による消失模型29は、発泡成形体
31の外表面に消失性材料からなる膜状成形体1を一体
化させたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋳造方法とそれに使用
する消失模型に係り、特に、鋳造により得られる製品の
外表面の平滑度を高めることができるものに関する。
【0002】
【従来の技術】鋳造方法の一つとして、消失模型を使用
したものがある。これを図10を参照して説明する。ま
ず、発泡ビーズを発泡させることにより所定形状の消失
模型101を製造し、該消失模型101を鋳枠103内
に配置して砂105を充填する。その際、消失模型10
1の砂105側に接する表面に塗型剤107を塗布して
おく。次に、消失模型101の任意の部分に、湯口部1
09を介して溶湯を注湯することにより消失模型101
を消失させ、消失模型101の形状に相当する鋳物製品
を得るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と、最終的に鋳造された製品の外表面の平滑度が不十分
であるという問題があった。すなわち、図11に示すよ
うに、消失模型101の外表面を拡大してみると、発泡
ビーズ111によって凹凸状になっている。その凹凸部
分112がそのまま溶湯と置換されて製品の外表面にな
るために、所望の平滑度を得ることができないものであ
る。
【0004】本発明はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、消失模型を使用した鋳
造方法において、鋳造により得られる製品の外表面の平
滑度を高めることが可能な鋳造方法とそれに使用する消
失模型を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願発明による鋳造方法は、消失性材料からなる膜状成
形体を成形し、上記膜状成形体を発泡成形体の外表面に
一体化させて消失模型を製造し、上記消失模型を鋳枠内
に配置して砂を充填し、上記消失模型の部分に注湯して
これを消失させて鋳造するようにしたことを特徴とする
ものである。
【0006】又、本願発明による消失模型は、所定形状
をなす発泡成形体と、上記発泡成形体の外表面に一体化
され消失性材料からなる膜状成形体と、を具備したこと
を特徴とするものである。
【0007】
【作用】まず、本願発明による鋳造方法は、消失性材料
からなる膜状成形体を成形する。次に、上記膜状成形体
を発泡成形体の外表面に一体化させて消失模型を製造す
る。上記一体化の工程においては、発泡成形体を成形す
るときに一体化させてもよいし、予め消失模型本体を成
形しておいて、それに後から一体化させてもよい。次
に、上記消失模型を鋳枠内に配置して砂を充填する。そ
して、上記消失模型の部分に溶湯を注湯してこれを消失
させて鋳造するものである。又、本願発明による消失模
型は、上記鋳造方法に使用するものである。
【0008】
【実施例】以下、図1ないし図8を参照して本発明の第
1実施例を説明する。まず、図1及び図2に示すよう
に、膜状成形体としてのフィルム1を成形する。すなわ
ち、図1に示すように、上型3及び下型5を当接配置し
て、そこに形成された所定形状の隙間7内に、フィルム
1の材料である消失性材料(例えば、ポリエチレン、ポ
リプロピレン等)を投入口9を介して投入して射出成形
する。それによって、図2に示すようなフィルム1を得
る。
【0009】次に、図2に示すフィルム1から投入口9
に相当する余計な部分11を切り落とす。次に、図3に
示す発泡成形の工程に入る。まず、上型13と下型15
とを当接・配置する。これら上型13及び下型15との
間には隙間16が形成されている。上記上型13は冷却
空間17を備えており、ポート19より冷却媒体(例え
ば、水)が供給されるようになっている。一方、下型1
5は、加熱空間21を備えていて、ポート23を介して
蒸気が供給されるようになっている。又、加熱空間21
内に供給された蒸気は、加熱空間21から図示していな
い孔を介して上記隙間16に供給されるようになってい
る。
【0010】そして、上記隙間16内には、既に成形し
てあるフィルム1を上記上型13側に固定しておく。そ
の状態で、上記隙間16内に発泡ビーズ25を投入口2
7より供給して発泡成形する。その際、下型15の加熱
空間21内に蒸気を供給するとともに、そこから隙間1
6内に蒸気を供給する。一方、上型13の冷却空間17
内には、冷却媒体(例えば、水)を供給する。これは、
フィルム1が加熱されて変形してしまうことを防止する
ためである。
【0011】上記工程により、図4に示すような消失模
型29を得ることができる。これは、発泡ビーズを発泡
成形した部分である発泡成形体31の外表面に、フィル
ム1を一体化させたものである。次に、図5に示すよう
に、消失模型29に湯口部33を取付けるとともに、塗
型剤35を塗布する。そして、図5に示す状態のもの
を、図6に示すように、鋳枠37内に配置するとともに
砂39を充填する。
【0012】次に、湯口部33を介して溶湯を注ぐこと
により、消失模型29が消失していき、その部分に溶湯
が充填されていく。そして、図7に示すような形状の中
間製品41が得られる。後は、その中間製品41より不
必要な部分43を切り落とすことにより、図8に示すよ
うな最終的な製品45を得ることができる。この最終的
に得られた製品45の外表面の平滑度は極めて高いもの
である。これは、従来のように発泡ビーズ25よりなる
発泡成形体31によって外表面を形成するのではなく、
その外表面に一体化されたフィルム1が消失することに
より外表面を形成するようにしているからである。
【0013】以上本実施例によると次のような効果を奏
することができる。まず、最終的に得られる製品45の
外表面の平滑度を大幅に高めることができる。これは、
消失模型29の外表面にフィルム1を取付けたからであ
り、このフィルム1が消失することにより、製品45の
外表面を成形するようにしたからである。
【0014】又、フィルム1を一体化させる工程におい
て、フィルム1側を冷却するように工夫しているので、
フィルム1が不用意に消失してしまうことを効果的に防
止することができる。
【0015】次に、図9を参照して本発明の第2実施例
を説明する。この実施例の場合には、フィルム1を発泡
ビーズよりなる発泡成形体31に、接着により一体化さ
せたものである。これによっても前記第1実施例の場合
と同様の効果を奏することができる。
【0016】尚、本発明は前記各実施例に限定されな
い。たとえば、フィルム1の成形法は、射出成形以外に
真空成形であってもよい。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように本発明による鋳造方
法とそれに使用する消失模型によると、膜状成形体によ
って製品の外表面を成形するようにしたので、最終的に
得られる製品の外表面の平滑度を高めることができ、製
品の品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図でフィルムの成形
を示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す図でフィルムの断面
図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す図で発泡成形工程を
示す断面図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す図で消失模型の断面
図である。
【図5】本発明の第1実施例を示す図で消失模型の表面
に塗型材を塗布した様子を示す断面図である。
【図6】本発明の第1実施例を示す図で鋳造工程を示す
断面図である。
【図7】本発明の第1実施例を示す図で中間製品の断面
図である。
【図8】本発明の第1実施例を示す図で製品の断面図で
ある。
【図9】本発明の第2実施例を示す図で消失模型の断面
図である。
【図10】従来例を示す図で鋳造の様子を示す断面図で
ある。
【図11】従来例を示す図で図10のXI部を拡大して示
す断面図である。
【符号の説明】
1 フィルム(膜状成形体) 29 消失模型 31 発泡成形体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消失性材料からなる膜状成形体を成形
    し、上記膜状成形体を発泡成形体の外表面に一体化させ
    て消失模型を製造し、上記消失模型を鋳枠内に配置して
    砂を充填し、上記消失模型の部分に注湯してこれを消失
    させて鋳造するようにしたことを特徴とする鋳造方法。
  2. 【請求項2】 所定形状をなす発泡成形体と、上記発泡
    成形体の外表面に一体化され消失性材料からなる膜状成
    形体と、を具備したことを特徴とする消失模型。
JP3174211A 1991-07-15 1991-07-15 鋳造方法とそれに使用する消失模型 Pending JPH0523789A (ja)

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JPH0523789A true JPH0523789A (ja) 1993-02-02

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