JP2828795B2 - 鋳造用中子の製造方法 - Google Patents

鋳造用中子の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋳造用中子の製造方法
に係り、特に、製造が容易で且つ安価に提供することを
可能としたものに関する。
【0002】
【従来の技術】鋳造方法の一つとしていわゆるシェル或
いはコールド等の砂からなる中子109を使用して鋳造
を行う方法がある。この場合には、まず、図10に示す
ように、中子型111を使用して、図11に示すような
シェル或いはコールド等の砂からなる中子109を成形
する。次に、図12に示すように、中子109を鋳型1
12内に配置する。後は、そこに注湯して、図13に示
すような鋳物113を製造する。そして、そこからラン
ナー湯口115等不要な部分を削除するとともに、中子
109を除去して、図14に示すような製品117を得
る。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】このようにシェル或いはコールド等の砂か
らなる中子109を使用した方法の場合には、次の様な
問題があった。まず、シェル或いはコールド等の砂から
なる中子は、製造に当たり、金型を加熱する必要がある
など製造が面倒であった。又、設備、型が高価であり、
よって中子のコストも高くつくという問題があった。
【0004】本発明はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、製造が容易で安価な鋳
造用中子の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願発明による鋳造用中子の製造方法は、加圧又は減圧
成形型内に消失性材料からなる膜状体を装填し、膜状体
内を加圧又は型内を減圧することにより中子の所定形状
の外形を有し消失性材料からなる膜状中子を成形し、上
記膜状中子の内部に砂を充填したことを特徴とするもの
である。
【0006】
【作用】まず、加圧又は減圧成形型内に膜状体を装填
し、膜状体内を加圧又は型内を減圧することにより所定
形状の外形を有し消失性材料からなる膜状中子を成形す
る。次に、上記膜状中子の内部に砂を充填する。これに
より中子の所定形状の外形を備え消失性材料からなる膜
状体の内部に砂が詰められた中子が完成する。あとは、
この中子を主型内に配置し、そこに注湯して、鋳物を製
造する。
【0007】
【実施例】以下、図1ないし図6を参照して本発明の第
1実施例を説明する。まず、鋳造用中子を製造するため
の膜状中子(図2に示す)1を成形する。この膜状中子
1は、消失性材料(例えば、ポリエチレン、ポリプロピ
レン等)よりなり、中空状のものである。この膜状中子
1の成形に際しては、図1に示す中子型としてのブロー
成形型3内に消失性材料からなる膜状体を配置し、吹込
口5を介して空気等を吹き込む。ブロー成形型3の内側
には、所定形状の中空部7が形成されており、よって、
消失性材料は上記中空部7の形状に沿って膜状に成形さ
れる。上記膜状中子1の外形は、鋳造用中子の外形の所
定形状に形成されている。
【0008】次に、上記成形された膜状中子1をブロー
成形型3から取り出す。そして、取り出した膜状中子1
の内部にブロー口より砂9を充填する。この砂9は、例
えば生砂、又は自硬性砂(例えば、炭酸ガス硬化砂)を
使用する。尚、膜状中子1の内面には塗型を塗布してお
く。これにより、鋳造した鋳物の鋳肌をきれいにするこ
とができる。砂を充填した後、上記ブロー口をシール
し、又は蓋をする等により膜状中子1を密封し、所定形
状の鋳造用中子11を完成させる。この鋳造用中子11
は内部に生砂を充填した場合は膜状中子1がその形状を
保持し、又、自硬性砂を使用した場合は砂により形状を
自己保持し所定の強度を保持する。
【0009】次に、上記膜状中子11を使用して鋳造を
行う場合について図4により説明する。すなわち、上型
13と下型15とを形成し、これらを合わせて、鋳型を
形成する。その際、キャビティー17の部分に鋳造用中
子11を配置する。又、上型13にはランナー湯口19
を形成する。そして、上記ランナー湯口19より注湯す
ると、図5に示すような鋳物21が鋳造される。鋳造用
中子11は注湯により、消失性材料からなる膜状中子1
が燃焼して消失するものであり、ガス抜きなど、中子と
しての所定の機能を発揮できる。あとは、鋳物21から
ランナー湯口19等の不要な部分を削除して図6に示す
ような製品23を得る。
【0010】以上本実施例によると次のような効果を奏
することができる。まず、鋳造用中子11の製造が容易
にできる。これは、所定形状の膜状中子1を成形し、こ
の内部に砂9を充填すれはよいからであり、金型を加熱
する等の面倒な工程を省略できるからである。又、膜状
中子1を製造するための設備や型は、従来のシェル或い
はコールド等の砂により中子を製造するものより安価で
あり、使用する砂9も安価なものを使用でき、よって中
子を安価なものとすることができる。
【0011】粘結剤を含まないバラ砂を振動等によって
固く突き固めて膜状中子1の中に入れた場合は、鋳造
後、中子を破壊して抜き取る作業が容易となる。
【0012】又、膜状中子1の内面に塗型を塗布した場
合は、注湯すると膜状中子1が消失し、塗型が鋳物の表
面となる。よって、鋳肌のきれいな表面欠陥の少ない鋳
物が得られる。
【0013】次に、図7ないし図9を参照して第2実施
例を説明する。前記第1実施例の場合には、膜状中子1
の成形にブロー成形型3を使用したが、この実施例の場
合には真空成形型(減圧成形型)30を使用している。
すなわち、図8に示す中子型30内に、フイルム31、
33を配置する。その状態で、図9に示すように、真空
引き(減圧)することにより、上記フィルム31、33
を中子型30の中空部の形状に沿ったように変形させ、
膜状中子1を得るものである。
【0014】尚、本発明は前記各実施例に限定されるも
のではない。例えば、膜状中子1の膜厚についてはこれ
を特に限定するものではない。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したように本発明による鋳造用
中子の製造方法によると、加圧又は減圧成形型内に消失
性材料からなる膜状体を装填し、膜状体内を加圧又は型
内を減圧することにより中子の所定形状の外形を有し消
失性材料からなる膜状中子を成形し、上記膜状中子の内
部に砂を充填したので、鋳造用中子を容易に製造するこ
とができ、又、膜状中子を製造するための設備や型は安
価であり、使用する砂も安価であり、中子を安価なもの
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図で膜状中子型の断
面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す図で膜状中子の断面
図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す図で鋳造用中子の断
面図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す図で鋳造の様子を示
す断面図である。
【図5】本発明の第1実施例を示す図で鋳造された鋳物
を示す断面図である。
【図6】本発明の第1実施例を示す図で鋳造された製品
を示す断面図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す図で膜状中子型の断
面図である。
【図8】本発明の第2実施例を示す図で膜状中子の製造
の様子を示す断面図である。
【図9】本発明の第2実施例を示す図で膜状中子の製造
の様子を示す断面図である。
【図10】従来例を示す図で中子型の断面図である。
【図11】従来例を示す図で中子の断面図である。
【図12】従来例を示す図で鋳造の様子を示す断面図で
ある。
【図13】従来例を示す図で鋳造された鋳物の断面図で
ある。
【図14】従来例を示す図で鋳造された製品の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 膜状中子 3 ブロー成形型(膜状中子型) 7 ブロー成形機の中空部 9 砂 11 鋳造用中子 13 上型 15 下型

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧又は減圧成形型内に消失性材料から
    なる膜状体を装填し、膜状体内を加圧又は型内を減圧す
    ることにより中子の所定形状の外形を有し消失性材料か
    らなる膜状中子を成形し、上記膜状中子の内部に砂を充
    填したことを特徴とする鋳造用中子の製造方法
JP9857991A 1991-04-30 1991-04-30 鋳造用中子の製造方法 Expired - Fee Related JP2828795B2 (ja)

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