JPH0523787Y2 - - Google Patents

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JPH0523787Y2
JPH0523787Y2 JP1987146755U JP14675587U JPH0523787Y2 JP H0523787 Y2 JPH0523787 Y2 JP H0523787Y2 JP 1987146755 U JP1987146755 U JP 1987146755U JP 14675587 U JP14675587 U JP 14675587U JP H0523787 Y2 JPH0523787 Y2 JP H0523787Y2
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partition plate
main body
turbocharger
housing main
turbo housing
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、内燃機関用ターボチヤージヤに関す
るものである。
〔従来の技術〕
近年、車両用エンジンの出力アツプのための一
つの手段として、実開昭61−5334号公報に開示さ
れているターボチヤージヤが知られている。
第5図は、この種の内燃機関用ターボチヤージ
ヤ10を示すもので、この内燃機関用ターボチヤ
ージヤ10は、排気ガスがタービン13のタービ
ンブレード14に衝突することによりタービン1
3が回転し、シヤフト15を介してエアコンプレ
ツサー17を駆動し、過給した空気をエンジン1
9に供給し、それに応じて多量の燃料を燃焼させ
て出力をアツプしている。
そして、この内燃機関用ターボチヤージヤ10
のタービンハウジング21は、第6図に示す如
く、排気ガスを効率的に利用するため、中仕切板
23により二つの通路に分割されている。この中
仕切板23は、鋳物によりタービンハウジング2
1と一体形成されている。
しかしながら、この中仕切板23は、タービン
ハウジング21の温度差により熱応力が生じ、第
7図に示す如く、最初、中仕切板23の内周から
半径方向にクラツク24が入り、そして、この半
径方向のクラツク24から他の半径方向のクラツ
ク25へクラツク26が入り、最終的には、中仕
切板23が脱落して、これに伴いタービンブレー
ド14を破損する虞がある。
この欠点を解消するために、第8図に示すよう
にターボハウジング本体31と中仕切板33とは
別部材から構成し、中仕切板33をターボハウジ
ング本体31の左右部分により挟持し、中仕切板
33の外周34とターボハウジング本体31の挟
持部35とからなる部分に溶接部36が形成され
た内燃機関用ターボチヤージヤのターボハウジン
グ37が知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような内燃機関用ターボチ
ヤージヤでは、第9図に示す如く、未だ、半径方
向にクラツク39が生じて、このクラツク39が
溶接部41に沿つて円周方向に進行し、他のクラ
ツク43に達して中仕切板33が脱落する虞があ
る。
〔考案の目的〕
本考案は、上記に鑑みてなされたもので、中仕
切板の円周方向へのクラツクを阻止して中仕切板
の脱落を防止し、タービンブレードの破損を防止
し、また、中仕切板の取付強度を強固にして信頼
性及び耐久性が向上できる内燃機関用ターボチヤ
ージヤを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係わる内燃機関用ターボチヤージヤ
は、ターボハウジング本体とは別部材からなる中
仕切板を前記ターボハウジング本体の左右部分に
より挟持し、前記中仕切板の外周と前記ターボハ
ウジング本体の挟持部を溶接してなる内燃機関用
ターボチヤージヤにおいて、前記中仕切板の外周
に全周にわたつて一定間隔で凹部を設けると共
に、この凹部の上部及び凸部の表面部とターボハ
ウジング本体の挟持部間を隙間なく溶接部により
接合固着する一方、前記凹部の底部及びその付近
を拘束されない非溶接部としたことを特徴とする
ものである。
〔考案の作用〕
上記構成にすれば、中仕切板の外周に一定間隔
で凹部を設けると共に、この凹部の底部及びその
付近を非溶接部としたことにより、中仕切板にク
ラツクが発生する場合、このクラツクは中仕切板
の内周から外周の凹部に伸び、この凹部で応力解
放されるので、他の凹部と繋がるような円周方向
へのクラツクが阻止され、中仕切板の脱落が防止
される。
また、凹部の上部及び凸部の表面部とターボハ
ウジング本体の挟持部間を隙間なく溶接部により
接合固着するので、中仕切板の取付強度が強固に
なり、従つて信頼性及び耐久性が向上する。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の詳細を図面に示す一実施例につ
いて説明する。
第1図は、本考案の内燃機関用ターボチヤージ
ヤの一実施例を示すもので、50はターボハウジ
ング本体を示している。
このターボハウジング本体50は左右の二つの
部分からなり、この左右二つの部分により中仕切
板53が挟持されている。この中仕切板53はタ
ーボハウジング本体50とは別部材からなり、第
2図及び第3図に示す如く、外周54には、例え
ばピツチp=20mm間隔で凹部55が設けられてい
る。この凹部55は、例えば幅d=5mm、深さh
=2.5mmに形成されている。この凹部55の上部
57及び凸部59の表面部61とターボハウジン
グ本体50の挟持部63間は、溶接部65により
接合されている。この溶接部65は、例えば厚さ
t1=5mm、中仕切板53が挟持されるターボハウ
ジング本体50の厚さは、t2=10mmに形成されて
いる。そして、中仕切板53の凹部55の底部6
7及びその付近は拘束されない非溶接部となつて
いる。
以上のように構成された内燃機関用ターボチヤ
ージヤでは、中仕切板53の外周54に一定間隔
で凹部55が設けられ、この凹部55の底部67
及びその付近は拘束されない非溶接部としたこと
により、第4図に示す如く、中仕切板53にクラ
ツク71が発生する場合には、このクラツク71
は中仕切板53の内周73から外周54の凹部5
5に伸び、この凹部55で応力解放されるので、
他の凹部55と繋がるような円周方向へのクラツ
ク75が阻止され、中仕切板53の脱落が防止さ
れる。
これに伴い、中仕切板53が脱落して、タービ
ンブレードが破損される事態を阻止することがで
きる。
また、凹部55の上部及び凸部59の表面部6
1はターボハウジング本体50の挟持部63間を
隙間なく溶接部65により接合固着するので、中
仕切板53の取付強度が強固となり、従つて、タ
ーボチヤージヤの信頼性及び耐久性が向上する。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案は、中仕切板の円周方
向へのクラツクを阻止して中仕切板の脱落を防止
でき、これに伴いタービンブレードの破損を防止
することができる。また、中仕切板の取付強度が
強固になり、従つてターボチヤージヤの信頼性及
び耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る内燃機関用ターボチヤー
ジヤのターボハウジング本体を示す縦断面図、第
2図は第1図の−線に沿う一部断面図、第3
図は第2図の要部拡大図、第4図は第2図の中仕
切板にクラツクが発生した状態を示す一部断面
図、第5図は従来の内燃機関用ターボチヤージヤ
を示す断面図、第6図は第5図のターボハウジン
グ本体を示す縦断面図、第7図は第6図の−
線に沿う一部断面図、第8図は従来の他の内燃機
関用ターボチヤージヤのターボハウジング本体を
示す断面図、第9図は第8図の−線に沿う一
部断面図である。 50……ターボハウジング本体、53……中仕
切板、55……凹部、63……挟持部、67……
底部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ターボハウジング本体とは別部材からなる中仕
    切板を前記ターボハウジング本体の左右部分によ
    り挟持し、前記中仕切板の外周と前記ターボハウ
    ジング本体の挟持部を溶接してなる内燃機関用タ
    ーボチヤージヤにおいて、前記中仕切板の外周に
    全周にわたつて一定間隔で凹部を設けると共に、
    この凹部の上部及び凸部の表面部とターボハウジ
    ング本体の挟持部間を隙間なく溶接部により接合
    固着する一方、前記凹部の底部及びその付近を拘
    束されない非溶接部としたことを特徴とする内燃
    機関用ターボチヤージヤ。
JP1987146755U 1987-09-25 1987-09-25 Expired - Lifetime JPH0523787Y2 (ja)

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JPS6451734U JPS6451734U (ja) 1989-03-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4512058B2 (ja) * 2006-04-04 2010-07-28 トヨタ自動車株式会社 タービンハウジング

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6147404B2 (ja) * 1980-11-11 1986-10-18 Canon Kk

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JPS6147404U (ja) * 1984-08-31 1986-03-29 石川島播磨重工業株式会社 過給機のタ−ビンハウジング
JPS61122305U (ja) * 1985-01-19 1986-08-01

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JPS6147404B2 (ja) * 1980-11-11 1986-10-18 Canon Kk

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