JPH06594Y2 - ロ−タリピストンエンジンのサイドハウジング - Google Patents

ロ−タリピストンエンジンのサイドハウジング

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JPH06594Y2
JPH06594Y2 JP4435187U JP4435187U JPH06594Y2 JP H06594 Y2 JPH06594 Y2 JP H06594Y2 JP 4435187 U JP4435187 U JP 4435187U JP 4435187 U JP4435187 U JP 4435187U JP H06594 Y2 JPH06594 Y2 JP H06594Y2
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JP
Japan
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side housing
plate member
piston engine
rotary piston
rotor
Prior art date
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JP4435187U
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JPS63151942U (ja
Inventor
順章 藤本
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はロータリピストンエンジンのサイドハウジング
に関するものである。
(従来の技術) エンジンの軽量化を図るためサイドハウジング本体をア
ルミニュームなどの軽合金材により製作し、該サイドハ
ウジング本体のロータとの摺接面全体を覆うように耐摩
耗性材質よりなるプレートを、ロータとサイドハウジン
グ本体との間にボルトで締着することにより着脱可能に
介在させたロータリエンジンが開示されている。(実開
昭51−55105号公報) 上記のようにプレートがサイドハウジング本体と別体に
着脱可能に取付けられ場合は、2枚のプレートを別途組
付ける関係上、組付性が悪化すると共に、熱膨張の異な
るものをボルトで締着するのみである為、シール性の確
保が十分得られないことが考えられる。この問題を解消
するにあたり、サイドハウジング本体にプレートを鋳込
むことが考えられる。しかしながら、鋳込むことにより
組付性の悪化は防止できるものの、熱膨張の異なるため
に、シール性の確保が十分に得られないとが考えられ
る。
(考案の目的) 本考案は以上のような点にかんがみてなされたもので、
軽合金材よりなるサイドハウジングのロータ側の側壁
に、耐摩耗性の優れたプレート部材を強固な結合力を有
して鋳込ませたロータリピストンエンジンのサイドハウ
ジングを提供することを目的とする。
(考案の構成) 上記目的を達成するための本考案は、軽合金材により形
成されるサイドハウジングのロータ側の側壁に、上記軽
合金材よりも耐摩耗性の優れたプレート部材を鋳込んだ
ロータリピストンエンジンのサイドハウジングのサイド
ハウジングにおいて、上記プレート部材のサイドハウジ
ングとの接合面に、偏心軸の貫通孔を中心として複数の
環状の目立て部を形成し、かつ該各目立て部の先端がそ
れぞれ半径方向外周に指向されているロータリピストン
エンジンのサイドハウジングである。
(実施例) 以下図面にもとづいて本考案の実施例を説明する。
(1),(2)はアルミニウム等の軽合金材により形成
されたサイドハウジングで、同じく軽合金材により形成
されたロータハウジング(3)の両側に配設され周縁部
を複数個のテンションボルト(4)により緊締されてい
る。(5)はロータで、偏心軸(6)にメタル(7)を
介して軸支されている。(5a)はアペックスシール、
(5b)はロータギアである。
また、サイドハウジング(1),(2)のロータ(5)
側の側壁には、それぞれ前記軽合金材よりも耐摩耗性の
優れた材料例えば鉄板により形成されたプレート部材が
鋳込まれている。
上記プレート部材(8)は第2図及び第3図に示すよう
に前記偏心軸(6)のための貫通孔(9)をあけ、サイ
ドハウジング(1),(2)との接合面(10)に貫通
孔(9)を中心として複数の環状の目立て部(11)を
形成し、かつ各目立て部(11)の先端はそれぞれ半径
方向外周に指向している。
従って、鋳造時アルミニウムのサイドハウジング
(1),(2)に鉄板のプレート部材(8)が鋳込まれ
た場合、アルミニウムの方が鉄よりも熱変形量が大きく
冷却時の収縮量も大きいため、プレート部材(8)の半
径方向外周に指向した目立て部(11)にアルミニウム
のサイドハウジング(1),(2)が食い込むような形
で収縮が起こり強い結合力が得られる。なお、エンジン
の運転時の燃焼室温度は鋳造時の温度より十分低いので
目立て部(11)による結合力が運転時に弱まることは
ない。
また、複数の目立て部(11)が環状に形成されている
ため、運転時たとえ点火プラグ側の熱変形すなわちプレ
ート部材(8)の短軸方向の熱変形量が大きくなって
も、域は排ガスが流れる長軸方向の熱変形量が大きい場
合でも、長短両軸方向以外の方向の目立て部(11)に
よる結合力は弱まることがなくプレート部(8)のサイ
ドハウジング(1),(2)からの剥離が防止される。
また、プレート部材(8)の内周端(8a)は外周方向
に傾斜し、外周端8bは内周方向に傾斜してそれぞれテ
ーパ状にカットされているためプレート部材(8)がサ
イドハウジング(1),(2)にそれぞれ鋳込まれたと
き内,外周端(8a),(8b)からの剥がれを防止で
きる。
第4図はプレート部材(8)がサイドハウジング(1)
とロータハウジング(3)との合わせ面(P)をシール
するために設けられたシーリングラバー(12)の溝
(13)よりも内周側に設けられた場合を示し、プレー
ト部材(8)とサイドハウジング(1)とが密着せずそ
れらの間に隙間が生じていても冷却水あるいはオイルの
洩れをシーリグラバー(12)により防止出来る。
第5図はプレート部材(8′)がサイドハウジング
(1)の外周端に亘り設けられた場合を示し、この場合
はシーリングラバー(12′)および溝(13′)がプ
レート部材(8′)を貫通して設けられ第4図の場合と
同様にオイルなどの洩れの防止を図ったものである。な
お、(14)は冷却水通路、(15)は冷却水シール部
材、(16)はオイル通路である。
(考案の効果) 本考案は軽合金材のサイドハウジングのロータ側の側壁
に耐摩耗性の優れたプレート部材をそのサイドハウジン
グとの接合面に複数の環状の目立て部を形成して鋳込ん
だものであるから、プレート部材はサイドハウジングに
強固に結合されたロータの摺接にる摩耗の防止が図られ
ると共に剥離が防止出来る。また、従来の鋳鉄製サイド
ハウジングに比べてエンジンの軽量化が期待されるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部の断面図、第2図
はプレート部材の平面図、第3図は同上のIII−IIIを沿
う断面図、第4図はプレート部材がサイドハウジングに
取り付けられた状態の断面図、第5図は同上の他の態様
を示す第4図は相当図である。 (1),(2)・・サイドハウジング (5)・・ロー
タ (6)・・偏心軸 (8)・・プレート部材
(9)・・貫通孔 (10)・・接合面 (11)・・
目立て部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軽合金材により形成されるサイドハウジン
    グのロータ側の側壁に、上記軽合金材よりも耐摩耗性の
    優れたプレート部材を鋳込んだロータリピストンエンジ
    ンのサイドハウジングにおいて、上記プレート部材のサ
    イドハウジングとの接合面に、偏心軸の貫通孔を中心と
    して複数の環状の目立て部を形成し、かつ該各目立て部
    の先端がそれぞれ半径方向外周に指向されていることを
    特徴とするロータリピストンエンジンのサイドハウジン
    グ。
JP4435187U 1987-03-25 1987-03-25 ロ−タリピストンエンジンのサイドハウジング Expired - Lifetime JPH06594Y2 (ja)

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JP4435187U JPH06594Y2 (ja) 1987-03-25 1987-03-25 ロ−タリピストンエンジンのサイドハウジング

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JPS63151942U JPS63151942U (ja) 1988-10-05
JPH06594Y2 true JPH06594Y2 (ja) 1994-01-05

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