JP4438523B2 - 過給機および過給機付エンジン - Google Patents

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Description

本発明は、過給機および過給機付エンジンに係り、特に、スペーサを介して過給機をエンジンに固定しているものに関する。
従来、過給機をエンジンのシリンダヘッドに直接的に取り付けている構成の過給機付エンジンが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
前記過給機付エンジンでは、前記エンジンのシリンダヘッドに前記過給機のハウジングを直接的に取り付け、前記エンジンの燃焼室と前記過給機のタービンとの間の排ガスの流通経路を短くしてある。
そして、前記エンジンの排ガスの温度をできるだけ下げないようにして前記過給機のタービンに供給し、前記タービンの運転効率を高めている。
特許第2527559号公報
従来の過給機付エンジンでは、過給機付エンジンの運転中、前記エンジンの燃焼室からの熱による温度上昇を防止するために前記シリンダヘッドは冷却水で冷やされているが、前記過給機のハウジングは、排ガスの温度をできるだけ高い状態に保っておくために、冷却水では冷やされておらず、前記エンジンの排ガスによって、前記ハウジングの温度は前記シリンダヘッドよりも高くなっている。
したがって、前記過給機のハウジングのうちの前記シリンダヘッドに接触しているシリンダヘッド接触部位の温度は、前記シリンダヘッドの温度と同じくらいの低い温度になり、一方、前記シリンダヘッド接触部位とは反対側に位置している前記ハウジングの部位の温度は、前記排ガスの温度と同じくらいの高い温度になり、排ガスの温度と前記シリンダヘッドの温度差が大きいことから、前記ハウジング内の温度勾配が大きくなるという問題がある。
このように温度勾配が大きいと、前記ハウジングの熱応力が大きくなり、この熱応力による破損を防止するために、前記ハウジングの肉厚を厚くする等の対策を施す必要がある。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、エンジンの排ガスで駆動するタービンとこのタービンによって駆動するコンプレッサとを備えていると共に、前記コンプレッサで圧縮した空気を前記エンジンに供給可能な過給機およびこの過給機を備えた過給機付エンジンにおいて、運転中における過給機のハウジングの温度勾配を従来よりも少なくすることができる過給機およびこの過給機が設けられている過給機付エンジンを提供することを目的とする。
請求項に記載の発明は、エンジンの排ガスで駆動するタービンとこのタービンによって駆動するコンプレッサとを備えていると共に、前記コンプレッサで圧縮した空気を前記エンジンに供給可能な過給機において前記エンジンの排ガスを導入するための排ガス導入孔を備えているハウジングと前記エンジンの筐体に設けられている排ガスの排出孔と前記排ガス導入孔とを互いにつなぐための貫通孔を備え、前記ハウジングと前記エンジンの筐体との間に設置されるスペーサと、を有し、前記スペーサは薄い板状に形成されており、前記スペーサの厚さ方向の一方の面が前記ハウジングに設けられているスペーサ取り付け面に固定され、前記スペーサの厚さ方向の他方の面が、前記エンジンの筐体に設けられているスペーサ取り付け面に固定される構成であることを特徴とする
請求項に記載の発明は、エンジンの排ガスで駆動するタービンとこのタービンによって駆動するコンプレッサとを備えていると共に、前記コンプレッサで圧縮した空気を前記エンジンに供給可能な過給機において前記エンジンの排ガスを導入するための排ガス導入孔を備えているハウジングと前記エンジンの筐体に設けられている排ガスの排出孔と前記排ガス導入孔とを互いにつなぐための貫通孔を備え、前記ハウジングと前記エンジンの筐体との間に設置されるスペーサと、を有し、前記ハウジングに接合する前記スペーサの部位、前記エンジンの筐体に接合する前記スペーサの部位のうちの少なくとも一方の部位に、凹部が形成されていることを特徴とする
請求項に記載の発明は、エンジンの排ガスで駆動するタービンとこのタービンによって駆動するコンプレッサとを備えていると共に、前記コンプレッサで圧縮した空気を前記エンジンに供給可能な過給機において前記エンジンの排ガスを導入するための排ガス導入孔を備えているハウジングと前記エンジンの筐体に設けられている排ガスの排出孔と前記排ガス導入孔とを互いにつなぐための貫通孔を備え、前記ハウジングと前記エンジンの筐体との間に設置されるスペーサと、を有し、前記ハウジングに接合する前記スペーサの部位と前記エンジンの筐体に接合する前記スペーサの部位との間で、前記スペーサに空洞部が形成されており、または、前記ハウジングに接合する前記スペーサの部位から前記エンジンの筐体に接合する前記スペーサの部位まで通じている切り欠きが、前記スペーサに形成されていることを特徴とする
請求項に記載の発明は、エンジンの排ガスで駆動するタービンとこのタービンによって駆動するコンプレッサとを備えていると共に、前記コンプレッサで圧縮した空気を前記エンジンに供給可能な過給機において前記エンジンの排ガスを導入するための排ガス導入孔を備えているハウジングと前記エンジンの筐体に設けられている排ガスの排出孔と前記排ガス導入孔とを互いにつなぐための貫通孔を備え、前記ハウジングと前記エンジンの筐体との間に設置されるスペーサと、を有し、前記スペーサの厚さ方向から眺めた場合、前記スペーサを前記エンジンの筐体に固定するために使用する締結具を設置するための締結具設置部位が、前記ハウジングに設けられているスペーサ取り付け面から突出して、前記スペーサに形成されていることを特徴とする
請求項に記載の発明は、請求項に記載の過給機において、前記締結具は、ボルトまたはスタットボルトとこのスタッドボルトに螺合するナットであり、工具を用いて前記ボルトや前記ナットを回すことができるように、前記ボルトの頭部または前記ナットが前記締結具設置部位に設けられていることを特徴とする
請求項に記載の発明は、エンジンの排ガスで駆動するタービンとこのタービンによって駆動するコンプレッサとを備えていると共に、前記コンプレッサで圧縮した空気を前記エンジンに供給可能な過給機において前記エンジンの排ガスを導入するための排ガス導入孔を備えているハウジングと、前記エンジンの筐体に設けられている排ガスの排出孔と前記排ガス導入孔とを互いにつなぐための貫通孔を備え、前記ハウジングと前記エンジンの筐体との間に設置されるスペーサと、を有し、前記スペーサは、前記ハウジングと前記エンジンの筐体とを互いに結ぶ方向で複数個直列的に配置されて設けられており、前記各スペーサ同士が互いに接合する前記スペーサの部位には、凹部が形成されていることを特徴とする
請求項に記載の発明は、請求項に記載の過給機において、前記各スペーサを設置する場合、前記各スペーサ同士の相対的な位置関係をだしやすくするための位置決め部位が、前記各スペーサに設けられていることを特徴とする
請求項に記載の発明は、請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の過給機において、前記スペーサは、金属よりも熱伝導率が低い部材で構成されており、前記スペーサと前記エンジンの筐体との間には、排ガスの漏れを防止するための第1のガスケットが設けられており、前記スペーサと前記ハウジングとの間は、排ガスの漏れを防止するための第2のガスケットが設けられていることを特徴とする
請求項に記載の発明は、請求項に記載の過給機において、前記第1のガスケットおよび前記第2のガスケットのうちの少なくとも一方のガスケットは、断熱性を備えたガスケットであることを特徴とする
請求項10に記載の発明は、請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の過給機において、前記スペーサには、前記スペーサを設置する場合、前記エンジンの筐体に対する前記スペーサの位置をだしやすくするための位置決め部位が設けられており、前記スペーサと前記ハウジングとには、前記スペーサを設置する場合、前記ハウジングと前記スペーサとの相対的な位置関係をだしやすくするための位置決め部位が設けられていることを特徴とする
請求項11に記載の発明は、エンジンの排ガスで駆動するタービンとこのタービンによって駆動するコンプレッサとを備えていると共に、前記コンプレッサで圧縮した空気を前記エンジンに供給可能な過給機において、前記エンジンの排ガスを導入するための排ガス導入孔を備えているハウジングと、前記エンジンの筐体に設けられている排ガスの排出孔と前記排ガス導入孔とを互いにつなぐための貫通孔を備え、前記ハウジングと前記エンジンの筐体との間に設置されると共に、前記エンジンから前記タービンへ供給される排ガスの温度を高温に維持しつつ前記エンジンの筐体から前記ハウジングへの熱の伝導を抑制するスペーサと、を有することを特徴とする
請求項12に記載の発明は、過給機を備えた過給機付エンジンにおいて、エンジンの排ガスを導入するために前記ハウジングに設けられた排ガス導入孔と、前記エンジンの排ガスを排出するために前記エンジンの筐体に設けられた排ガス排出孔と、前記ハウジングを前記エンジンの筐体に固定すると共に、前記排ガス排出孔から前記排ガス導入孔へ排ガスを導くために、前記ハウジングと前記エンジンの筐体との間に設置された薄い板状のスペーサと、を有することを特徴とする
本発明によれば、エンジンの排ガスで駆動するタービンとこのタービンによって駆動するコンプレッサとを備えていると共に、前記コンプレッサで圧縮した空気を前記エンジンに供給可能な過給機およびこの過給機を備えた過給機付エンジンにおいて、運転中における過給機のハウジングの温度勾配を従来よりも少なくすることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施形態に係る過給機付エンジンの概略構成を示す図であり、図2は、図1におけるIIA―IIB断面を示す図である。
過給機付エンジン1は、たとえば、自動車等の車両に搭載されて使用されるものであり、ピストンエンジン、ロータリエンジン等で構成されているエンジン3と、過給機5とを備えている。
前記過給機5は、前記エンジン3の排ガスで駆動するラジアルタービン7とこのタービン7によって駆動する遠心式コンプレッサ9とを備えていると共に、エアークリーナ(図示せず)を介して吸引され前記コンプレッサ9で圧縮された空気を、前記エンジン3に供給可能なように構成されている。
より詳しく説明すると、前記コンプレッサ9で圧縮された空気は、インタークーラ(図示せず)を通って、前記エンジンの燃焼室に導入され、燃料の燃焼に使用される。
前記エンジン3は、シリンダヘッド11と本体部13とで構成された筐体15を備え、前記シリンダヘッド11には、前記エンジン3の稼動により前記エンジン3の燃焼室で発生した排ガスを排出するための排ガス排出孔17が形成されている。
なお、前記エンジン3が多気筒エンジンである場合、前記エンジン3の複数の燃焼室から延出している各排気通路は、前記エンジン3内で1つに集合している。したがって、前記排ガス排出孔17は、前記エンジン3の複数の燃焼室に通じていることになる。
また、前記過給機5は、タービンハウジング19とベアリングハウジング21とコンプレッサハウジング23とによって構成されたハウジング25を備えている。
前記タービンハウジング19は、前記タービン7のハウジングを形成しており、前記ベアリングハウジング21は、前記タービン7のタービンインペラ(図示せず)と前記コンプレッサ9のコンプレッサインペラ(図示せず)とを連結している連結部材(図示せず)の軸受けを形成しており、前記コンプレッサハウジング23は、前記コンプレッサ9のハウジングを形成している。
前記タービンハウジング19は、前記エンジン3の排ガスを導入するための排ガス導入孔27を備えており、この排ガス導入孔27から前記タービン7の内部に導入された排ガスで、前記タービンインペラ(図示せず)が回転するようになっている。
前記タービンインペラの回転に使用された排ガスは、タービンハウジング19の排ガス排出孔29から、前記タービン7の外に排出される。
前記タービン7の排ガス排出孔29には、たとえば、エルボ31を介して、排ガス中の有害成分を除去するための触媒33が接続されており、さらに、前記触媒33の下流側には、マフラ(図示せず)が接続されている。
そして、前記タービン7から排出された排ガスは、前記触媒33と前記マフラとを通って、大気に排出されるようになっている。
前記エンジン3のシリンダヘッド11と前記タービンハウジング19との間には、スペーサ35が設置されている。
このスペーサ35は、前記エンジン3のシリンダヘッド11に設けられている排ガスの排出孔17と前記タービンハウジング19に設けられている排ガス導入孔27とを互いにつなぐための貫通孔37を備えている。
そして、前記スペーサ35を介して(間にして)、前記タービンハウジング19が前記エンジン3のシリンダヘッド11に固定され設置されることにより、前記スペーサ35の貫通孔37を介して前記エンジン3の排ガス排出孔17と前記タービン7の排ガス導入孔27とが互いにつながり、前記エンジン3から出てくる排ガスを前記タービン7に供給する(導く)ことができるようになっている。また、前記過給機5を前記エンジン3に固定することができるようになっている。
ところで、前記スペーサ35を、前記過給機5のハウジング25(タービンハウジング19)を前記エンジン3の筐体15(シリンダヘッド11)へ直接的に設置するためのフランジ部と考えることができる。
すなわち、前記タービンハウジング19をタービンハウジング本体部と考え、このタービンハウジング本体部とは別部材で構成されている前記スペーサ35を、前記タービンハウジング本体部を前記エンジン3のシリンダヘッド11へ直接的に取り付けるためのフランジ部であると考えることができる。つまり、前記過給機5では、従来の過給機のタービンハウジングに相当するものが、タービンハウジング本体部19とフランジ部(スペーサ35)とに分割され形成されているものと考えることができる。
次に、前記スペーサ35についてより詳しく説明する。
前記スペーサ35は、SUS(ステンレス鋼)等の金属部材によって薄い板状に形成されており、前記タービン7の排ガス導入孔27と前記スペーサ35の貫通孔37とが互いに一致するように、前記スペーサ35の厚さ方向の一方の面が前記タービンハウジング19に設けられているスペーサ取り付け面19Aに固定されている。
また、前記シリンダヘッド11の排ガス排出孔17と前記スペーサ35の貫通孔37とが互いに一致するように、前記スペーサ35の厚さ方向の他方の面が、前記エンジン3のシリンダヘッド11に設けられているスペーサ取り付け面11Aに固定されている。
なお、前記スペーサ35と前記エンジン3(シリンダヘッド11)との間には、排ガスの漏れを防止するための薄いガスケット39が設けられており、前記スペーサ35と前記タービンハウジング19との間にも排ガスの漏れを防止するための薄いガスケット41が設けられている。
前記スペーサ35の厚さ方向(図1の紙面と直交する方向)から眺めた場合、前記スペーサ35を前記エンジン3のシリンダヘッド11に固定するために使用する締結具43を設置するための締結具設置部位45が、前記タービンハウジング19に設けられているスペーサ取り付け面(前記タービンハウジング19と前記スペーサ35とが互いに接している面)19Aから突出して、前記スペーサ35に形成されている。
より具体的には、前記スペーサ35の厚さ方向から眺めた場合、たとえば、前記スペーサ35は四角形状に形成されており、前記四角形状の各角部およびこの角部の近傍が、前記タービンハウジング19のスペーサ取り付け面19Aから突出して前記締結具設置部位45を形成している。
また、前記締結具43は、たとえば、ボルトで構成されている。そして、このボルト43の頭部が前記スペーサ35の厚さ方向の端面である一方の面に位置し、前記ボルト43のくび部とネジ部とが前記スペーサ35に設けられている貫通孔を通り、前記ボルト43のネジ部が前記エンジン3のシリンダヘッド11に設けられた雌ネジ部に螺合することにより、前記スペーサ35を前記エンジン3のシリンダヘッド11と前記ボルト43の頭部とで挟み込んで、前記スペーサ35を前記シリンダヘッド11に固定している。
なお、前記ボルト43とは逆向きに設けられ、ネジ部が前記タービンハウジング19に設けられた雌ネジと螺合し、頭部が前記スペーサ35にも設けられた穴グリ部に存在しているボルト47によって、前記スペーサ35と前記タービンハウジング19とは互いに固定されている。
なお、前記ボルト43の代わりに、スタットボルトとこのスタッドボルトに螺合するナットを用いて、前記スペーサ35を前記シリンダヘッド11に固定するようにしてもよい。
すなわち、スタッドボルトの一端部を前記エンジン3のシリンダヘッド11に設けられた雌ネジ部に螺合し、前記スタッドボルトの他端部側を、前記スペーサ35に設けられている貫通孔に通し、前記スペーサ35の厚さ方向の一方の面から突出している前記スタッドボルトの他端部にナットを螺合することにより、前記スペーサ35を前記エンジン3のシリンダヘッド11と前記ナットとで挟み込んで、前記スペーサ35を前記シリンダヘッド11に固定してもよい。
また、スパナやレンチ等の工具を用いて前記ボルト43や前記ナットを回すことができるように、前記ボルト43の頭部または前記ナットが前記締結具設置部位45に設けられている。
たとえば、前記スペーサ35の厚さ方向から眺めた場合、前記ボルト43や前記ナットが前記タービンハウジング19よりも突出して設けられている。すなわち、前記スペーサ35の厚さ方向から眺めた場合、前記タービンハウジング19が存在するにもかかわらず、前記ボルト43の頭部または前記ナットが見えるようになっている。
ところで、前記スペーサ35をSUS等の金属部材で構成してもよい。また、前記スペーサ35を、耐熱性を備えていると共に金属よりも熱伝導率が低い部材で構成してもよい。また、前記各ガスケット39、41のうちの少なくとも一方のガスケットを、断熱性を備えたガスケットで構成することが望ましい。
断熱性を備えたガスケットとして、たとえば、特開平8−144849号公報に記載の遮熱ガスケットを採用することができる。
前記遮熱ガスケットは、内部に真空層を構成する中空体に形成された耐熱金属体(たとえば、Ni(ニッケル)−Cr(クロム)系合金の薄板またはSUSの薄板で構成された耐熱金属体)と、この耐熱金属体の中空形状を保持するために前記真空層内に配置された金属ワイヤと、前記耐熱金属体と前記ハウジングまたは前記エンジンの筐体との間に介在された遮熱板とを備えている。
なお、前記遮熱金属体に、前記内部に折り込まれた凹部を形成し、この凹部に前記金属ワイヤを配置してもよい。
また、前記金属ワイヤの断面を円形状に形成し、前記金属ワイヤと前記耐熱金属体との接触面が可及的に低減されるようになっていてもよい。
さらに、前記耐熱金属体の前記中空部側の内面に、Ag(銀)またはCrの鏡面メッキからなる輻射熱遮蔽コーティング層または薄板が配置されていてもよい。
さらに、本実施形態では、前記スペーサ35に限定されることなく、前記スペーサ35に代えて、前記スペーサ35と同様の機能を備えたスペーサを採用してもよい。すなわち、前記エンジン3のシリンダヘッド11に設けられている排ガスの排出孔17と前記タービンハウジング19の排ガス導入孔27とを互いにつなぐための貫通孔を備え、前記タービンハウジング19と前記エンジン3のシリンダヘッド11との間に設置されると共に、前記エンジン3から前記タービン7へ供給される排ガスの温度を高温に維持しつつ前記エンジン3のシリンダヘッド11から前記過給機5のタービンハウジング19への熱の伝導を抑制するスペーサを、前記スペーサ35に代えて採用してもよい。
次に、過給機付エンジン1を稼動しているときにおける熱の伝導について説明する。
過給機付エンジン1の始動後、所定の時間が経過し、エンジン3や過給機5の温度がほぼ一定しているものとする。
この状態において、前記シリンダヘッド11は、冷却水によって冷却されており、エンジン3からの排ガスの温度よりも低くなっている。
一方、前記過給機5のタービンハウジング19は、エンジン3からの排ガスによって暖められ、前記シリンダヘッド11よりも温度が高くなっている。
したがって、前記タービンハウジング19から前記シリンダヘッド11へ、スペーサ35を通って、熱が伝導(移動)しており、前記タービンハウジング19においては、温度勾配が発生している。
すなわち、前記タービンハウジング19のスペーサ35側では温度が低く、スペーサ35から離れるにしたがって徐々に温度が高くなっている。
過給機付エンジン1によれば、前記タービンハウジング19と前記エンジン3のシリンダヘッド11との間にスペーサ35が設置されているので、前記エンジン3や前記過給機5の運転中における前記過給機5のタービンハウジング19の温度勾配を従来よりも少なくすることができる。
より詳しく説明すると、従来の過給機付エンジンでは、シリンダヘッドと過給機のハウジングが直接的に接触しているので、前記シリンダヘッドと前記過給機のハウジングとの間には、1つの接合部位しか形成されていない。
一方、本実施形態に係る過給機付エンジン1では、前記過給機5のタービンハウジング19がスペーサ35を介して前記シリンダヘッド11に設けられているので、前記シリンダヘッド11と前記過給機5のタービンハウジング19との間には、直列的に2つの接合部位が形成されている。
前記接合部位が存在していることによって、接合部位が非存在である場合に比べ、熱伝導により伝達される熱量は少なくなる。
したがって、2つの接合部位が設けられている過給機付エンジン1のほうが、従来の過給機付エンジンに比べて、タービンハウジング19の温度勾配を少なくすることができるものである。
なお、スペーサの枚数を複数枚にして、前記接合部位を3つ以上の複数個直列的に設けてもよい。
また、過給機付エンジン1によれば、タービンハウジング19の温度勾配を小さくすることができるので、タービンハウジング19に発生する熱応力を小さくすることができ、したがって、タービンハウジング19の肉厚を従来のものより薄くし軽量化を図っても、熱応力でタービンハウジング19が破損することを防止することができる。
また、タービンハウジング19の軽量化を図ることにより、車両の走行燃費、発進加速性能を向上させることができる。
さらに、タービンハウジング19の肉厚を薄くすることによって、タービンハウジング19の熱容量を従来のものより小さくすることができ、エンジン3の始動直後において、従来のものよりもタービンハウジング19の温度が短時間で上昇し、タービン7を一層効率良く運転することができると共に、タービン7の下流側に設けられている触媒33へ供給される排ガスの温度を、従来のものよりも短時間で上昇させることができ、前記エンジン3の始動直後における前記触媒33のエミッション性(排ガス中の有害成分を除去する能力)を高めることができる。
また、過給機付エンジン1によれば、前記スペーサ35を設けたことによって、前記タービンハウジング19から前記シリンダヘッド11へ伝導される熱量が減少し、前記エンジン3や前記過給機5の運転中におけるタービンハウジング19の温度を、従来のものよりも高く保つことができ、前記タービン7を効率良く運転することができる。
さらに、過給機付エンジン1によれば、前記スペーサ35が薄い板状に形成されているので、前記エンジン3の燃焼室と前記過給機5のタービン7との間の排ガスの供給経路が短くなっており、前記エンジン3の排ガスの温度をできるだけ下げないで前記過給機5のタービン7へ供給することができ、前記タービン7を効率よく運転することができる。また、前記触媒33にも温度の高い排ガスを供給することができ、前記触媒33のエミッション性を高めることができる。
また、過給機付エンジン1によれば、前記スペーサ35を前記エンジン3のシリンダヘッド11に固定するために使用する締結具43を設置するための締結具設置部位45が、前記タービンハウジング19のスペーサ取り付け面19Aから突出して、前記スペーサ35に形成されているので、前記タービンハウジング19のスペーサ取り付け面19Aを小さくしても前記締結具43を設置することができる。
また、前記タービンハウジング19のスペーサ取り付け面19Aを小さく形成することによって、前記スペーサ35から前記タービンハウジング19に伝導する熱量を少なくすることができ、前記タービンハウジング19の温度勾配を一層小さくすることができる。
また、過給機付エンジン1によれば、ボルト43やナットを用いて、前記スペーサ35を前記シリンダヘッド11に固定する場合、前記締結具設置部位45に設けられている前記ボルト43の頭部または前記ナットを、工具を用いて容易にまわすことができるので、前記スペーサ35や前記タービンハウジング19を、前記シリンダヘッド11に組み付ける作業が容易になる。
さらに、過給機付エンジン1によれば、前記各ガスケット39、41のうちの少なくとも一方のガスケットを、断熱性を備えたガスケットで構成すれば、前記タービンハウジング19から前記シリンダヘッド11に伝導する熱量を更に少なくすることができ、前記タービンハウジング19の温度勾配をさらに一層小さくすることができる。
[第2の実施形態]
図3は、本発明の第2の実施形態に係る過給機付きエンジンのうちのスペーサ取り付け部分の概略構成を示す図であり、図2のIII部の拡大図に対応した図である。
図4は、図3におけるIVA−IVB矢視を示す図であり、図5は、図3におけるVA−VB矢視を示す図である。
第2の実施形態に係る過給機付きエンジンは、前記第1の実施形態に係る過給機付きエンジン1と、スペーサの形態が異なり、その他の点は、前記第1の実施形態に係る過給機付きエンジン1とほぼ同様に構成され、ほぼ同様の効果を奏する。前記第1の実施形態に係る過給機付きエンジン1と同様に構成されている各部には、前記第1の実施形態に係る過給機付きエンジン1を説明したときに使用した符号と同じ符号を付してある。
第2の実施形態に係る過給機付きエンジンでは、過給機1のハウジング25(タービンハウジング19;スペーサ取り付け面19A)に接合するスペーサ51の部位や前記エンジンの筐体15(シリンダヘッド11)に接合する前記スペーサ51の部位に、凹部53や凹部61が形成されている。
より詳しく説明する。
図4に示すように、前記スペーサ51は、前記第1の実施形態に係るスペーサ35と同様に矩形状で薄い板状に形成されており、前記スペーサ51の四隅には、スペーサ51をエンジンのシリンダヘッド11に取り付けるための締結具43が貫通する貫通孔51Aが設けられている。また、エンジン3のシリンダヘッド11に設けられている矩形状の前記スペーサ取り付け面11Aに接合する(ガスケット39を介して対向する)前記スペーサ51の一方の面には、凹部53が形成されている。
前記凹部53は、排ガスが通過するための貫通孔37を囲んでいるリング状の部位55と前記締結具43が貫通する貫通孔51Aを囲む小さな環状の部位57とを除く、前記スペーサ51の前記一方の面に形成されている。
前記スペーサ51を前記エンジン3のシリンダヘッド11に設置したときには、前記各部位55、57が前記ガスケット39に接触し、前記凹部53のところでは、前記スペーサ51は前記ガスケット39には接触しないようになっている。
前記凹部53についてさらに詳しく説明する。
前記凹部53は、第1の凹部53Aと、第2の凹部53Bと、第3の凹部53Cとによって構成されている。
図4に示すように、前記スペーサ51の厚さ方向から眺めた場合、前記スペーサ51の中心を通って前記スペーサ51の厚さ方向に延伸している中心軸CL1を中心にして排ガスが通過するための円形の貫通孔37が形成されており、前記リング状の部位55が、前記貫通孔37と同軸に形成されている。すなわち、リング状の部位55は、前記中心軸CL1を中心にリング状形成されている。
前記第1の凹部53Aは、前記リング状の部位55を囲むようにリング状に形成されている。したがって、前記第1の凹部53Aの内縁は、円形状に形成されており、前記リング状の部位55の外縁と一致している。また、前記第1の凹部53Aの外縁は、前記中心軸CL1を中心とした円弧状に形成されていると共に、前記円弧状の部位の外側に前記各貫通孔51Aが存在している。
前記第3の凹部53Cの内縁は、前記中心軸CL1を中心とした円弧状に形成されていると共に、前記円弧状の部位の内側に前記各貫通孔51Aが存在している。
前記第1の凹部53Aの外縁と第3の凹部53Cの内縁との間に、前記第2の凹部53Bと前記貫通孔51Aを囲む前記小さな環状の部位57とによって円弧状の部位59が形成されている。
前記第2の凹部53Bは、前記部位59のうちで、前記貫通孔51Aを囲む小さな環状の部位57が形成されている箇所以外の箇所に形成されている。
なお、前記各部位55、57は同一平面上に存在しており、もしくは、部位55でのシールを確実なものにするために、部位55の平面が部位57の平面よりも僅かに突出して存在しており、前記第3の凹部53Cの底部は、前記各部位55、57よりも僅かに凹んだところ(図4の紙面の僅かに奥側)に存在しており、前記第1の凹部53A、前記第2の凹部53Bの各底部は、前記第3の凹部53Cの底部よりも更に僅かに凹んだところに存在している。
このように形成することによって、前記各凹部53A、53B、53Cを、機械加工によって容易に成形することができる。すなわち、たとえば旋盤で、前記第1の凹部53A、第3の凹部53Cを形成し、続いてフライス盤で前記第2の凹部53Bを形成すれば、前記凹部53を容易に成形することができる。
一方、前記第2の凹部53Bを設けずに、部位57をリング状に形成してもよい。この場合、部位55と部位57とが同一平面上に存在していることが望ましい。このように構成することで、シリンダヘッド11とスペーサ51との間におけるガスのシールを前記部位55と前記部位57とで二重にすることができ、シールのための接触面積を増やすことができると共に、スペーサ51を成形する際の加工が容易になる。
前述したような二重構造にすると、前記第1の凹部53Aとシリンダヘッド11(パッキン39)とで形成される空間が閉空間になり、温度変化により前記閉空間内のガスが膨張・収縮を繰り返し、ガスケット39の耐久性に悪影響を与えるおそれがある。
そこで、前記悪影響の発生を回避するために、使用条件に応じて、前記リング状の位57に細い溝や小径の貫通孔を設け、前記第1の凹部53Aと前記第3の凹部53Cとを互いに連通し、前記閉空間を大気開放するようにし、前記閉空間内のガスの膨張・収縮を回避するようにしてもよい。
また、図5(スペーサ51をタービンハウジング19側から眺めた図)に示すように、前記スペーサ51の4つの各貫通孔51Aよりも内側には、スペーサ51を過給機のハウジング19に取り付けるための締結具47が貫通する各貫通孔51Bが設けられている。また、前記過給機のタービンハウジング19に設けられている矩形状の前記スペーサ取り付け面19Aに接合する(ガスケット41を介して対向する)前記スペーサ51の他方の面には、凹部61が形成されている。
前記凹部61は、排ガスが通過するための貫通孔37とを囲んでいるリング状の部位63と前記締結具47が貫通する貫通孔51Bを囲む小さな環状の部位65とを除く、前記スペーサ51の前記他方の面に形成されている。
前記スペーサ51を前記過給機のタービンハウジング19に設置したときには、前記各部位63、65が前記ガスケット41に接触し、前記凹部61のところでは、前記スペーサ51は、前記ガスケット41には接触しないようになっている。
前記凹部61について詳しく説明する。
前記凹部61は、前記凹部53と同様に、第1の凹部61Aと、第2の凹部61Bと、第3の凹部61Cとによって構成されている。
すなわち、図5に示すように、前記スペーサ61の厚さ方向から眺めた場合、前記中心軸CL1を中心にして前記排ガスが通過するための円形の貫通孔37が形成されており、前記リング状の部位63が、前記貫通孔37と同軸に形成されている。すなわち、リング状の部位63は、前記中心軸CL1を中心にリング状形成されている。
前記第1の凹部61Aは、前記リング状の部位63を囲むようにリング状に形成されている。したがって、前記第1の凹部61Aの内縁は、円形状に形成されており、前記リング状の部位63の外縁と一致している。また、前記第1の凹部61Aの外縁は、前記中心軸CL1を中心とした円形に形成されていると共に、前記円形の部位の外側に前記各貫通孔51Bが存在している。
前記第3の凹部61Cの内縁は、前記中心軸CL1を中心とした円弧状に形成されていると共に、前記円弧状の部位の内側に前記各貫通孔51Bが存在している。
前記第1の凹部61Aの外縁と第3の凹部61Cの内縁との間に、前記第2の凹部61Bと前記貫通孔51Bを囲む小さな環状の部位65とによって円環状の帯状部位67が形成されている。
前記第2の凹部61Bは、前記帯状部位67のうちで、前記貫通孔51Bを囲む小さな環状の部位65が形成されている箇所以外の箇所に形成されている。
なお、前記各部位63、65は同一平面上に存在しており、もしくは、部位61で確実にシールするために、部位63の平面が部位65の平面よりも僅かに突出して存在しており、前記第3の凹部61Cの底部は、前記各部位63、65よりも僅かに凹んだところ(図5の紙面の僅かに奥側)に存在しており、前記第1の凹部61A、前記第2の凹部61Bの各底部は、前記第3の凹部61Cの底部よりも更に僅かに凹んだところに存在している。
このように形成することによって、前記凹部53の場合と同様に、前記各凹部61A、61B、61Cを、機械加工によって容易に成形することができる。
なお、鋳造や溶接によって、前記凹部53、61を形成してもよい。
さらに、前記スペーサ51においては、前記各凹部53、61のうちの少なくとも一方の凹部が形成されていればよい。
第2の実施形態に係る過給機によれば、この過給機のハウジング11に接合する前記スペーサ51の部位、前記エンジンのシリンダヘッド19に接合する前記スペーサ51の部位のうちの少なくとも一方の部位に、凹部53、61が形成されているので、前記スペーサ51と前記エンジンのシリンダヘッド11、または、前記スペーサ51と前記過給機のタービンハウジング19との間における熱抵抗が、前記凹部53、61を設けない場合に比べて大きくなっており、前記過給機と前記エンジンとの間で熱が伝導しにくくなっている。
ところで、前記エンジンのシリンダヘッド11が水冷等によって冷却されているので、前記エンジンのシリンダヘッド11では、前記排ガス排出孔17の近傍で温度が高く、前記排ガス排出孔17から離れた部位では温度が低くなっている。前記排ガス排出孔17から離れた部位で前記エンジンのシリンダヘッド11と接合する環状の部位57が、前記スペーサ51では小さく形成されているので、前記エンジンのシリンダヘッド11と前記スペーサ51との間で伝導される熱量を小さくすることができる。
なお、前記部位57を前記貫通孔51Aを囲む環状に形成したことによって、締結具を用いてスペーサ51をエンジンのシリンダに取り付けたときに、前記締め付け具の締め付け力を前記部位57で支えることができ、前記スペーサ51が変形することはほとんどない。
なお、前記部位57を必ずしもリング状に形成する必要はない。前記締結具の締め付け力を支えることができれば、図4に斜線で示すように、前記環状部位57を、前記貫通孔51Aを挟むような形態で形成してもよい。このように形成することによって、前記エンジンのシリンダヘッド11と前記スペーサ51との間で伝導される熱量を一層小さくすることができる。なお、同様に、前記環状部位65を、図5に斜線で示すような形態にしてもよい。
逆に、前記第2の凹部61Bを設けないで、部位65をリング状に形成してもよい。このように部位65をリング状に形成したときには、前記部位65の平面と前記部位63の平面とが同一平面上に存在していることが望ましい。
このように構成することで、タービンハウジング19とスペーサ51との間におけるガスのシールを前記部位63と前記部位65とで二重にすることができ、シールのための接触面積を増やすことができると共に、スペーサ51を成形する際の加工が容易になる。
前述したような二重構造にすると、前記第1の凹部61Aとタービンハウジング19(パッキン41)とで形成される空間が閉空間になり、温度変化により前記閉空間内のガスが膨張・収縮を繰り返し、ガスケット41の耐久性に悪影響を与えるおそれがある。
そこで、前記悪影響の発生を回避するために、使用条件に応じて、前記リング状の位65に細い溝や小径の貫通孔を設け、前記第1の凹部61Aと前記第3の凹部61Cとを互いに連通し、前記閉空間を大気開放するようにし、前記閉空間内のガスの膨張・収縮を回避するようにしてもよい。
さらに、凹部53、61を、スペーサ51に設ける代わりにエンジンのシリンダヘッドや過給機のタービンハウジングに設けてもよい。
[第3の実施形態]
図6は、本発明の第3の実施形態に係る過給機付きエンジンに使用されるスペーサ69の概略構成を示す図であり、図3のIVA−IVB矢視に相当する図である。
図7は、本発明の第3の実施形態に係る過給機付きエンジンに使用されるスペーサ69の概略構成を示す斜視図である。
第3の実施形態に係る過給機付きエンジンは、前記第1の実施形態に係る過給機付きエンジン1と、スペーサの形態が異なり、その他の点は、前記第1の実施形態に係る過給機付きエンジン1とほぼ同様に構成され、ほぼ同様の効果を奏する。前記第1の実施形態に係る過給機付きエンジン1と同様に構成されている各部には、前記第1の実施形態に係る過給機付きエンジン1を説明したときに使用した符号と同じ符号を付してある。
第3の実施形態に係る過給機付きエンジンでは、過給機のハウジング19に接合するスペーサ69の内側の部位とエンジンのシリンダヘッド11に接合する前記スペーサ69の部位との間で、前記スペーサ69に空洞部70が形成されている。
より詳しく説明する。
図6や図7に示すように、スペーサ69は、前記スぺーサ35や前記スペーサ51と同様に、矩形状で薄い板状に形成され、貫通孔51A、51Bと同様な各貫通孔69A、69Bと、貫通孔37とを備えている。
そして、前記各貫通孔37、69A、69Bを避けるように、前記スペーサ69の厚さ方向の中間部に空洞部70が形成されている。
すなわち、前記スペーサ69の長さ方向の中間部であって前記スペーサ69の厚さ方向に中間部に、前記スペーサ69の幅方向の一端面から前記スペーサ69に中央部に向かって四角柱形状の孔71が設けられている。なお、前記孔71は、前記スペーサ69の中央部に形成されている貫通孔37までは到達していない。
同様に、前記スペーサ69の幅方向の他端面から前記スペーサ69に中央部に向かって四角柱形状の孔73が設けられている。
さらに、前記スペーサ69の幅方向の中間部であって前記スペーサ69の厚さ方向に中間部に、前記スペーサ69の長さ方向の一端面から前記スペーサ69に中央部に向かって四角柱形状の孔75が設けられている。なお、前記孔77も、前記スペーサ69の中央部に形成されている貫通孔37までは到達していない。
同様に、前記スペーサ69の長さ方向の他端面から前記スペーサ69に中央部に向かって四角柱形状の孔77が設けられている。
そして、前記各孔71、73、75、77によって前記空洞部70が形成されている。なお、前記空洞部70は、前記スペーサ69の幅方向や長さ方向の端面から形成されているが、必ずしも、前記各端面から形成されている必要はなく、たとえば、前記スペーサ69の内部に孤立して(外部と遮断されて)形成されていてもよい。
第3の実施形態に係る過給機によれば、空洞部70が形成されているので、前記スペーサ69と前記エンジンのシリンダヘッド11、または、前記スペーサ69と前記過給機のタービンハウジング19との間における熱抵抗が、前記空洞部70を設けない場合に比べて大きくなっており、前記過給機と前記エンジンとの間で熱が伝導しにくくなっている。
なお、前記スペーサ69に、前記スペーサ51と同様な凹部53、61を設けてもよい。
[第4の実施形態]
図8は、本発明の第4の実施形態に係る過給機付きエンジンに使用されるスペーサ79の概略構成を示す図であり、図3のIVA−IVB矢視に相当する図である。
第4の実施形態に係る過給機付きエンジンは、前記第1の実施形態に係る過給機付きエンジン1と、スペーサの形態が異なり、その他の点は、前記第1の実施形態に係る過給機付きエンジン1とほぼ同様に構成され、ほぼ同様の効果を奏する。前記第1の実施形態に係る過給機付きエンジン1と同様に構成されている各部には、前記第1の実施形態に係る過給機付きエンジン1を説明したときに使用した符号と同じ符号を付してある。
第4の実施形態に係る過給機付きエンジンでは、過給機のハウジング19に接合するスペーサ79の部位からエンジンのシリンダヘッド11に接合する前記スペーサ79の部位まで通じている切り欠き81、83、85、87が、前記スペーサ79に形成されている。
より詳しく説明する。
図8に示すように、スペーサ79は、前記スぺーサ35、51と同様に、矩形状で薄い板状に形成され、貫通孔51A、51Bと同様な各貫通孔79A、79Bと、貫通孔37とを備えている。
そして、前記各貫通孔37、79A、79Bを避けるように、前記スペーサ79の厚さ方向に貫通した各切り欠き81、83、85、87が設けられている。
すなわち、前記スペーサ79の長さ方向の中間部に、前記スペーサ79の幅方向の一端面から前記スペーサ79に中央部に向かって四角形状の切り欠き81が設けられている。なお、前記切り欠き81は、前記スペーサ79の中央部に形成されている貫通孔37までは到達していない。
同様に、前記スペーサ79の幅方向の他端面から前記スペーサ79に中央部に向かって四角形状の切り欠き83が設けられている。
さらに、前記スペーサ79の幅方向の中間部に、前記スペーサ79の長さ方向の一端面から前記スペーサ79に中央部に向かって四角形状の切り欠き85が設けられている。なお、前記切り欠き85は、前記スペーサ79の中央部に形成されている貫通孔37までは到達していない。
同様に、前記スペーサ79の長さ方向の他端面から前記スペーサ79に中央部に向かって四角形状の切り欠き87が設けられている。
なお、前記各切り欠き81、83、85、87は、前記スペーサ79の幅方向や長さ方向の端面から形成されているが、必ずしも、前記各端面から形成されている必要はなく、たとえば、図8に二点鎖線で示すように、前記スペーサ79の内側に孤立して形成されていてもよい。
第3の実施形態に係る過給機によれば、各切り欠き81、83、85、87が形成されているので、前記スペーサ79と前記エンジンのシリンダヘッド11、または、前記スペーサ79と前記過給機のタービンハウジング19との間における熱抵抗が、前記切り欠き81、83、85、87を設けない場合に比べて大きくなっており、前記過給機と前記エンジンとの間で熱が伝導しにくくなっている。
[第5の実施形態]
図9は、本発明の第5の実施形態に係る過給機付きエンジンのうちのスペーサ取り付け部分の概略構成を示す図であり、図2のIII部の拡大図に対応した図である。
第5の実施形態に係る過給機付きエンジンは、前記第1の実施形態に係る過給機付きエンジン1と、スペーサの形態が異なり、その他の点は、前記第1の実施形態に係る過給機付きエンジン1とほぼ同様に構成され、ほぼ同様の効果を奏する。前記第1の実施形態に係る過給機付きエンジン1と同様に構成されている各部には、前記第1の実施形態に係る過給機付きエンジン1を説明したときに使用した符号と同じ符号を付してある。
第5の実施形態に係る過給機付きエンジンでは、スペーサが、前記過給機のハウジング19と前記エンジンのシリンダヘッド19とを互いに結ぶ方向で複数個直列的に配置されて設けられており、前記各スペーサ同士が互いに接合する(たとえばガスケットを介して対向する)前記スペーサの部位には、凹部が形成されている。
より、詳しく説明する。
図9に示すように、前記スペーサは、たとえば、過給機のタービンハウジング19側に設けられているスペーサ89と、エンジンのシリンダヘッド11側に設けられているスペーサ91との2つのスペーサによって構成されている。
前記スペーサ89は、前記スペーサ51とほぼ同様に構成され、前記スペーサ51に設けられている凹部53、61と同様な凹部を備えている。
また、前記スペーサ91も、前記スペーサ51とほぼ同様に構成されているが、前記スペーサ51に設けられている凹部61に相当する凹部は設けられていない。ただし、スペーサ89に凹部53を設ける代わりにまたは設けることに加えて、スペーサ89と対向する面(ガスケット93を間にして対向する面スペー91の面)に、リング状の凹部61´を設けてもよい。
さらに、前記スペーサ91には、前記スペーサ51に設けられている貫通孔51B(スペーサを過給機のハウジング19に取り付ける締結具が通る貫通孔)が設けられていない。
前記スペーサ91の前記スペーサ89側の面であって排ガスが通過する貫通孔37のまわりには、リング状の突出部91Aが設けられている。このリング状の突出部91Aは、前記各スペーサ89、91を前記過給機に設置する場合、前記各スペーサ89、91同士の相対的な位置関係をだしやすくするための位置決め部位の具体例である。
また、前記スペーサ89の前記スペーサ91側の面であって排ガスが通過する貫通孔37のまわりには、リング状の凹部89Aが設けられている。このリング状の凹部89Aは、前記各スペーサ89、91を前記過給機に設置する場合、前記各スペーサ89、91同士の相対的な位置関係をだしやすくするための位置決め部位の具体例である。
前記リング状の突出部91Aの外径に対して、前記リング状の凹部89Aの内径はごく僅かに大きくなっており、前記凹部89Aに前記突出部91Aが入り込んで、前記各スペーサ89、91を前記過給機に設置するときに前記各スペーサ89、91同士の相対的な位置関係を正確なものにしやすくなっている。
なお、前記凹部89Aと前記突出部91Aとを、各スペーサ89、91の外縁に設けてもよい。
また、前記各スペーサ89、91の間には、排ガスの漏れを防止するためのガスケット93が設けられている。このガスケット93が、断熱性を備えたガスケットで構成されているもよい。
また、前記スペーサ89や前記スペーサ91に、前記スペーサ69のような空洞部70や前記スペーサ79のような切り欠き81、83、85、87を設けてよい。
第5の実施形態に係る過給機によればスペーサが複数枚設けられ、各スペーサ89、91の間に僅かな空間が形成されているので、前記過給機のタービンハウジング19と前記エンジンノシリンダヘッド11との間における熱抵抗が一層大きくなっており、前記過給機と前記エンジンとの間で熱が伝導しにくくなっている。
なお、前記スペーサ同士を互いに位置決めするための位置決め部位と同様な位置決め部位を、前記エンジンのシリンダヘッドや前記過給機のタービンハウジングに設けてもよい。
本発明の実施形態に係る過給機付エンジンの概略構成を示す図である。 図1におけるIIA―IIB断面を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る過給機付きエンジンのうちのスペーサ取り付け部分の概略構成を示す図であり、図2のIII部の拡大図に対応した図である。 図3におけるIVA−IVB矢視を示す図である。 図3におけるVA−VB矢視を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る過給機付きエンジンに使用されるスペーサの概略構成を示す図であり、図3のIVA−IVB矢視に相当する図である。 本発明の第3の実施形態に係る過給機付きエンジンに使用されるスペーサの概略構成を示す斜視図である。 本発明の第4の実施形態に係る過給機付きエンジンに使用されるスペーサの概略構成を示す図であり、図3のIVA−IVB矢視に相当する図である。 本発明の第5の実施形態に係る過給機付きエンジンのうちのスペーサ取り付け部分の概略構成を示す図であり、図2のIII部の拡大図に対応した図である。
符号の説明
1 過給機付エンジン
3 エンジン
5 過給機
7 タービン
9 コンプレッサ
11 筐体(シリンダヘッド)
11A、19A スペーサ取り付け面
17 排ガス排出孔
19 ハウジング(タービンハウジング)
27 排ガス導入孔
35、51、69、79、89、91 スペーサ
37 貫通孔
39、41 ガスケット
43 締結具(ボルト、ナット)
45 締結具設置部位
53、61 凹部
81、83、85、87 切り欠き
89A、91 位置決め部

Claims (12)

  1. エンジンの排ガスで駆動するタービンとこのタービンによって駆動するコンプレッサとを備えていると共に、前記コンプレッサで圧縮した空気を前記エンジンに供給可能な過給機において
    前記エンジンの排ガスを導入するための排ガス導入孔を備えているハウジングと
    前記エンジンの筐体に設けられている排ガスの排出孔と前記排ガス導入孔とを互いにつなぐための貫通孔を備え、前記ハウジングと前記エンジンの筐体との間に設置されるスペーサと、を有し、
    前記スペーサは薄い板状に形成されており、
    前記スペーサの厚さ方向の一方の面が前記ハウジングに設けられているスペーサ取り付け面に固定され、前記スペーサの厚さ方向の他方の面が、前記エンジンの筐体に設けられているスペーサ取り付け面に固定される構成であることを特徴とする過給機。
  2. エンジンの排ガスで駆動するタービンとこのタービンによって駆動するコンプレッサとを備えていると共に、前記コンプレッサで圧縮した空気を前記エンジンに供給可能な過給機において
    前記エンジンの排ガスを導入するための排ガス導入孔を備えているハウジングと
    前記エンジンの筐体に設けられている排ガスの排出孔と前記排ガス導入孔とを互いにつなぐための貫通孔を備え、前記ハウジングと前記エンジンの筐体との間に設置されるスペーサと、を有し、
    前記ハウジングに接合する前記スペーサの部位、前記エンジンの筐体に接合する前記スペーサの部位のうちの少なくとも一方の部位に、凹部が形成されていることを特徴とする過給機。
  3. エンジンの排ガスで駆動するタービンとこのタービンによって駆動するコンプレッサとを備えていると共に、前記コンプレッサで圧縮した空気を前記エンジンに供給可能な過給機において
    前記エンジンの排ガスを導入するための排ガス導入孔を備えているハウジングと
    前記エンジンの筐体に設けられている排ガスの排出孔と前記排ガス導入孔とを互いにつなぐための貫通孔を備え、前記ハウジングと前記エンジンの筐体との間に設置されるスペーサと、を有し、
    前記ハウジングに接合する前記スペーサの部位と前記エンジンの筐体に接合する前記スペーサの部位との間で、前記スペーサに空洞部が形成されており、または、前記ハウジングに接合する前記スペーサの部位から前記エンジンの筐体に接合する前記スペーサの部位まで通じている切り欠きが、前記スペーサに形成されていることを特徴とする過給機。
  4. エンジンの排ガスで駆動するタービンとこのタービンによって駆動するコンプレッサとを備えていると共に、前記コンプレッサで圧縮した空気を前記エンジンに供給可能な過給機において
    前記エンジンの排ガスを導入するための排ガス導入孔を備えているハウジングと
    前記エンジンの筐体に設けられている排ガスの排出孔と前記排ガス導入孔とを互いにつなぐための貫通孔を備え、前記ハウジングと前記エンジンの筐体との間に設置されるスペーサと、を有し、
    前記スペーサの厚さ方向から眺めた場合、前記スペーサを前記エンジンの筐体に固定するために使用する締結具を設置するための締結具設置部位が、前記ハウジングに設けられているスペーサ取り付け面から突出して、前記スペーサに形成されていることを特徴とする過給機。
  5. 請求項に記載の過給機において、
    前記締結具は、ボルトまたはスタットボルトとこのスタッドボルトに螺合するナットであり、
    工具を用いて前記ボルトや前記ナットを回すことができるように、前記ボルトの頭部または前記ナットが前記締結具設置部位に設けられていることを特徴とする過給機。
  6. エンジンの排ガスで駆動するタービンとこのタービンによって駆動するコンプレッサとを備えていると共に、前記コンプレッサで圧縮した空気を前記エンジンに供給可能な過給機において
    前記エンジンの排ガスを導入するための排ガス導入孔を備えているハウジングと
    前記エンジンの筐体に設けられている排ガスの排出孔と前記排ガス導入孔とを互いにつなぐための貫通孔を備え、前記ハウジングと前記エンジンの筐体との間に設置されるスペーサと、を有し、
    前記スペーサは、前記ハウジングと前記エンジンの筐体とを互いに結ぶ方向で複数個直列的に配置されて設けられており、
    前記各スペーサ同士が互いに接合する前記スペーサの部位には、凹部が形成されていることを特徴とする過給機。
  7. 請求項に記載の過給機において、
    前記各スペーサを設置する場合、前記各スペーサ同士の相対的な位置関係をだしやすくするための位置決め部位が、前記各スペーサに設けられていることを特徴とする過給機。
  8. 請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の過給機において、
    前記スペーサは、金属よりも熱伝導率が低い部材で構成されており、
    前記スペーサと前記エンジンの筐体との間には、排ガスの漏れを防止するための第1のガスケットが設けられており、
    前記スペーサと前記ハウジングとの間は、排ガスの漏れを防止するための第2のガスケットが設けられていることを特徴とする過給機。
  9. 請求項に記載の過給機において、
    前記第1のガスケットおよび前記第2のガスケットのうちの少なくとも一方のガスケットは、断熱性を備えたガスケットであることを特徴とする過給機。
  10. 請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の過給機において、
    前記スペーサには、前記スペーサを設置する場合、前記エンジンの筐体に対する前記スペーサの位置をだしやすくするための位置決め部位が設けられており、
    前記スペーサと前記ハウジングとには、前記スペーサを設置する場合、前記ハウジングと前記スペーサとの相対的な位置関係をだしやすくするための位置決め部位が設けられていることを特徴とする過給機。
  11. エンジンの排ガスで駆動するタービンとこのタービンによって駆動するコンプレッサとを備えていると共に、前記コンプレッサで圧縮した空気を前記エンジンに供給可能な過給機において、
    前記エンジンの排ガスを導入するための排ガス導入孔を備えているハウジングと
    前記エンジンの筐体に設けられている排ガスの排出孔と前記排ガス導入孔とを互いにつなぐための貫通孔を備え、前記ハウジングと前記エンジンの筐体との間に設置されると共に、前記エンジンから前記タービンへ供給される排ガスの温度を高温に維持しつつ前記エンジンの筐体から前記ハウジングへの熱の伝導を抑制するスペーサとを有することを特徴とする過給機。
  12. 過給機を備えた過給機付エンジンにおいて、
    エンジンの排ガスを導入するために前記ハウジングに設けられた排ガス導入孔と
    前記エンジンの排ガスを排出するために前記エンジンの筐体に設けられた排ガス排出孔と
    前記ハウジングを前記エンジンの筐体に固定すると共に、前記排ガス排出孔から前記排ガス導入孔へ排ガスを導くために、前記ハウジングと前記エンジンの筐体との間に設置された薄い板状のスペーサとを有することを特徴とする過給機付エンジン。
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