JP4506289B2 - 過給機および過給機付エンジン - Google Patents

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Description

本発明は、排ガス中の有害成分を除去するための触媒を備えた過給機および過給機付エンジンに係り、特に、過給機の排ガス出口と触媒の排ガス導入口とが直接的に接続されているものに関する。
従来、排ガス中の有害成分を除去するための触媒と過給機とを備えた過給機付エンジンであって、前記過給機の排ガス排出口と前記触媒の排ガス導入口との間を、エルボを用いて接続しているものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
図5は、前記従来の過給機付エンジン100の概略構成を示す図である。
なお、図5の紙面の奥側にエンジン102が設けられており、図5の紙面の手前側に、過給機104が設けられている。
過給機104のタービン106が、前記エンジン102に設けられている排ガス排出口108から排出される排ガスで駆動するようになっている。
前記タービン106の駆動に使用された排ガスは、前記タービン106の排ガス排出口110から排出され、排ガスの流れ方向をたとえば90°かえることができるエルボ112を介して、排ガス中の有害成分を除去するための触媒114に導入されるようになっている。
実開昭59−190926号公報
ところで、前記従来の過給機付エンジン100では、前記エルボ112が設けられていることにより、タービン106の排ガス排出口110、換言すれば前記過給機104の排ガス排出口110と前記触媒114の排ガス導入口116との間の距離が長くなっており、前記過給機104の排ガス排出口111から排出された排ガスが前記触媒114に到達するまでに、前記排ガスの温度が低下するという問題がある。
前記問題は、前記過給機付エンジン100を始動した直後に特に顕著になる。つまり、エンジン102の始動直後においては、ある程度の熱容量を備えていると共に冷えている前記エルボ112によって、前記過給機104から出てきた排ガスが冷やされるからである。
このように、触媒114に供給される排ガスの温度が低下すると、触媒114のエミッション性(排ガス中の有害成分を除去する性能)が低下する。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、排ガス中の有害成分を除去するための触媒を備えた過給機および過給機付エンジンにおいて、前記過給機から排出された排ガスが前記触媒に到達するまでに、前記排ガスの温度が低下することを極力回避することができる過給機および過給機付エンジンを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、触媒を備えている過給機において、タービンのハウジングの本体部から延出している過給機側筒状部位の外周部に過給機側フランジ部が設けられ、前記過給機側筒状部位の端部に前記タービンの排ガス排出口が形成され、前記過給機側筒状部位の端部に円柱形状の孔からなる過給機側係合部が前記排ガス排出口を囲むように形成され、前記触媒の本体部から延出している触媒側筒状部位の外周部に触媒側フランジ部が設けられ、前記触媒側筒状部位の端部に前記触媒の排ガス導入口が形成され、前記触媒側筒状部位の端部に前記過給機側係合部に挿入可能な円筒状の触媒側係合部が前記触媒の前記排ガス導入口を囲むように形成され、締結部材を用い前記過給機側フランジ部及び前記触媒側フランジ部を径方向へ締め付けて、前記タービンの前記排ガス排出口と前記触媒の前記排ガス導入口とを直接的に接続する構成であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の過給機において、前記締結部材はGカップリングであることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の過給機において、前記過給機側係合部の奥面と前記触媒側係合部の先端面との間又は前記過給機側フランジ部と前記触媒側フランジ部との間に排ガスをシールするガスケットが設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、エンジンと、過給機とを備えた過給機付エンジンにおいて、前記過給機は、請求項1から請求項3のうちのいずれかの請求項に記載の過給機であることを特徴とする。
本発明によれば、排ガス中の有害成分を除去するための触媒を備えた過給機および過給機付エンジンにおいて、前記過給機から排出された排ガスが前記触媒に到達するまでに、前記排ガスの温度が低下することを極力回避することができるという効果を奏する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る過給機付エンジン1の概略構成を示す図である。
過給機付エンジン1は、たとえば、自動車等の車両に搭載されて使用されるものであり、ピストンエンジン、ロータリエンジン等で構成されているエンジン3と、過給機5とを備えている。
なお、図5で示した場合と同様に、図1の紙面の奥側にエンジン3が設けられており、図1の紙面の手前側には、過給機5が設けられている。
前記過給機5は、前記エンジン3の排ガスで駆動するラジアルタービン7とこのタービン7によって駆動する遠心式コンプレッサ9とを備えていると共に、エアークリーナ(図示せず)を介して吸引され前記コンプレッサ9で圧縮された空気を、前記エンジン3に供給可能なように構成されている。
より詳しく説明すると、前記コンプレッサ9で圧縮された空気は、インタークーラ(図示せず)を通って、前記エンジンの燃焼室に導入され、燃料の燃焼に使用される。
前記エンジン3のシリンダヘッド11には、前記エンジン3の燃焼室で発生した排ガスを排出するための排ガス排出孔13が形成されている。
なお、前記エンジン3が多気筒エンジンである場合、前記エンジン3の複数の燃焼室から延出している各排気通路は、たとえば、前記エンジン3内または排気マニフォールド内で1つに集合している。したがって、前記排ガス排出孔13は、前記エンジン3の複数の燃焼室に通じていることになる。
また、前記過給機5は、タービンハウジング15とベアリングハウジング17とコンプレッサハウジング19とによって構成されたハウジング21を備えている。
前記タービンハウジング15は、前記タービン7のハウジングを構成しており、前記ベアリングハウジング17は、前記タービン7のタービンインペラ(図示せず)と前記コンプレッサ9のコンプレッサインペラ(図示せず)とを連結している連結部材(図示せず)の軸受けを構成しており、前記コンプレッサハウジング19は、前記コンプレッサ9のハウジングを構成している。
前記タービンハウジング15は、前記エンジン3の排ガスを導入するための排ガス導入孔23を備えており、この排ガス導入孔23から前記タービン7の内部に導入された排ガスで、前記タービンインペラ(図示せず)が回転するようになっている。
前記タービンインペラの回転に使用された排ガスは、タービンハウジング15の排ガス排出口25から、前記タービン7の外に排出される。
前記タービン7の排ガス排出口25には、排ガス中の有害成分を除去するための触媒27が接続されており、さらに、前記触媒27の下流側には、マフラ(図示せず)が接続されている。
そして、前記タービン7から排出された排ガスは、前記触媒27と前記マフラとを通って、大気に排出されるようになっている。
なお、前記過給機5は、前記タービンハウジング15に設けられたフランジ部(図示せず)を用いて、前記エンジン3のシリンダヘッド11に固定されている。
ここで、前記過給機5と前記触媒27との接続状態について詳しく説明する。
図2は、図1におけるII部を拡大した断面を示す図である。
前記過給機5の排ガス排出口(前記過給機5のタービンハウジング15に設けられ、前記タービン7の駆動に使用された排ガスの排出口)25に、前記触媒27の排ガス導入口29が直接的に接続されている。
より詳しく説明すると、前記過給機5と前記触媒27とは、たとえば、エルボを介することなく接続されている。ただし、前記過給機5と前記触媒27との互いの接続部には、排ガスの漏れを防止するためのガスケット31が設けられている。
なお、前記直接的に接続とは、詳しくは後述するが、薄いスペーサ(前記過給機5と前記触媒27とを互いにむすぶ方向の長さが短いスペーサ;短い筒状の連結部材61)を介して接続されている場合も含むものとする(図4参照)。すなわち、前記過給機5と前記触媒27とが薄い環状のスペーサを介して接続され、排ガスが前記過給機5から前記触媒27へ、短い流路を通って供給されるようになっている場合も含むものとする。
なお、前記スペーサが設けられている場合には、前記過給機5と前記スペーサとの間および前記触媒27と前記スペーサとの間にガスケットが設けられている。
また、前記過給機5の排ガス排出口25からの排ガス(前記タービン7の駆動に使用され前記タービン7から排出される排ガス)の直線的な排出方向の延長線上に、前記触媒27の排ガス導入口29が設けられている。
換言すれば、前記過給機5の排ガス排出口25と前記触媒27の排ガス導入口29とが互いに対向するように、前記過給機5に前記触媒27が設置されている。
さらに、前記過給機5の排ガス排出口25からの排ガスの直線的な排出方向と、前記触媒27の排ガス導入口29から前記触媒27の排ガス排出口へ向かう方向とが互いに一致し、前記直線的な排出方向で眺めた場合、前記過給機5のタービンハウジング15に設けられた排ガス排出口25の中心と、前記触媒27の排ガス導入口29の中心(前記触媒27の中心)とが互いに一致するように、前記触媒27が設けられている。
なお、前記触媒27内で有害な成分を除去するための化学反応をつかさどるペレットは、前記触媒27の排ガス導入口29の近傍から前記触媒27の排ガス排出口近傍にかけて設けられており、前記触媒27の内部における排ガスの大まかな流れは、前記触媒27の排ガス導入口29から前記触媒27の排ガス排出口に向かってほぼ直線的になっている。
前記過給機5と前記触媒27との接続状態についてさらに詳しく説明する。
前記過給機5の排ガス排出口25は、図2に示すように、前記タービン7のタービンハウジング15の本体部から僅かに延出している過給機側筒状部位33によって形成されており、前記触媒27の排ガス導入口29は、前記触媒27の本体部から僅かに延出している触媒側筒状部位35によって形成されている。
また、前記過給機側筒状部位33の外周部には過給機側フランジ部37が設けられており、前記触媒側筒状部位35の外周部には触媒側フランジ部39が設けられている。
また、前記各フランジ部37、39が互いに接近した状態で、円環状の締結部材41を用い前記各フランジ部37、39の外周を内径方向に締め付けることによって、前記各フランジ部37、39が付勢されて互いにさらに接近するようになっている。そして、前記各筒状部位33、35の環状の各端面同士が互いに近づくように付勢され、ガスケット31を介して、前記過給機5の排ガス排出口25と、前記触媒27の排ガス導入口29とが互いに接続されるように構成されている。
なお、過給機5では、前記ガスケット31を、図2にPS5で示す位置(前記排ガス排出口25や排ガス導入口29の外周の近傍の位置)に設けてあるが、排ガスをシールすることができれば、図2のPS7で示す位置(前記各フランジ部37、39の近傍の位置)等、他の位置に設けてもよい。
また、前記円環状の締結部材41として、たとえば、Gカップリング43を採用することができる。
図3は、Gカップリング43の概略構成を示す斜視図である。
Gカップリング43は、半円弧状に形成された第1の半円弧状部材45と、この第1の半円弧状部材45と同様な形状に形成された第2の半円弧状部材47とを互いに組み合わせて、リング状に形成されている。
前記第1の半円弧状部材45の基端部と前記第2の半円弧状部材47の基端部との係合部には支点が形成されている。この支点を揺動中心にして、前記各半円弧状の部材45、47が僅かに揺動することにより、前記Gカップリング43の内径が僅かに変化するようになっている。
前記支点は、たとえば、前記各半円弧状部材45、47の前記各基端部側に形成された各「J」字状の部位(前記Gカップリング43の外径側に突出している各部位)45C、47Cを、小さな環状の支持部材49に挿入することによって形成されている。
前記各半円弧状の部材45、47の各先端部側には、締結具51が設けられており、この締結具51によって、前記各半円弧状の部材45、47の各先端部同士の間の距離を変化させ、前記Gカップリング43の内径を僅かに変化させることができるようになっている。
つまり、たとえば、前記各半円弧状の部材45、47の各先端部側には、前記Gカップリング43の外径側に突出している突出部位45E、47Eがそれぞれ設けられている。これらの各突出部位45E、47Eには貫通孔45G、47Gが設けられており、前記支点が形成され前記Gカップリング43のリング状の形態が形成された状態で、前記各貫通孔45G、47Gに、締結具51の例であるボルトを通し、このボルトに締結具51の例であるナットを螺合し、前記ボルトに対して前記ナットを締めると、前記ボルトの頭部と前記ナットとによって前記各突出部位45E、47Eが互いに接近し、前記Gカップリング43の内径を小さくすることができるようになっている。
なお、前記第1の半円弧状部材45の基端部と前記第2の半円弧状部材47の基端部との係合部に形成されている支点を、前記各「J」字状の部位や前記支持部材49を用いて形成する代わりに、前記各突出部位45E、47Eや前記締結具51を用いて構成してもよい。
前記半円弧状の部材45のうちの円弧状部位45Aの内側の部位(Gカップリング43を形成したときに内側になる部位)には、短い円柱側面形状の面45Iが形成されている。
また、前記円柱側面形状の面45Iの一端部には、円錐台側面形状の面45Kが設けられている。なお、前記円錐台側面形状の底面側(径の大きい側)が、前記円柱側面形状の面45Iの一端部に接続されており、前記円錐台側面形状の上面側(径の小さい側)が、前記半円弧状の部材45の円弧状部位45Aの内側であって、前記円柱側面形状の面45Iから離れた側に位置している。
さらに、前記円柱側面形状の面45Iの他端部には、前記円錐台側面形状と同様な面45Nが、前記円錐台側面形状の面45Kと同様に設けられている。
したがって、前記半円弧状の部材45のうちの円弧状部位45Aを、前記リング状のGカップリング43の軸を含む平面で切断すると、前記半円弧状の部材45のうちの円弧状部位45Aの内側には、台形(上底よりも下底のほうが長く、前記上底と1つの斜辺との交差角度と、前記上底と他の1つの斜辺の交差角度とが互いに等しい台形)の上底と各斜辺とで形成された各部位が存在することになる。
なお、すでに理解されるように、前記円柱側面形状の面45Iが前記上底を形成し、前記各円錐台側面形状の部位45K、45Nが前記各斜辺を構成している。
また、前記半円弧状の部材45のうちの円弧状部位45Aは、たとえば、帯板状の素材を、長手方向で互いが平行に長く延びた2本の折り曲げ線で同じ側に折り曲げ、この折り曲げた部位が内側になるように半円弧に湾曲させた形状に形成されている。したがって、前記半円弧状の部材45のうちの円弧状部位45Aの外側にも、内側の部位と同様に、円柱側面形状の面と円錐台側面形状の面が設けられている。
なお、前記半円弧状の部材47も、前記半円弧状の部材45と同様に形成されている。
次に、前記Gカップリング43を用いて、前記過給機5のフランジ部37と前記触媒27のフランジ部39とを互いに接続する場合(前記各筒状部位33、35の環状の各端面同士を互いに付勢して接触させる場合)について説明する。
前記過給機5のフランジ部37の外径部は、円柱側面形状に形成されており、この円柱側面形状の面37Aの一端部(前記触媒27とは反対側の端部;前記過給機5側の端部)には、前記Gカップリング43の内側(前記各半円弧状部材45、47の内側)に形成されている円錐台側面形状の各面45K、47Kとほぼ同様な形状に形成されていると共に、前記各円錐台側面形状の面45K、47Kと面接触する円錐台側面形状の面37Cが形成されている。
また、前記触媒27のフランジ部39の外径部も、前記過給機5のフランジ部37の外径部と同様な形状に形成され、この円柱側面形状の面39Aの一端部には、前記円錐台側面形状の面37Cと同様な面39Cが形成されている。
前記過給機側筒状部位33の端部(前記過給機5のフランジ部37の前記触媒27側の端部)には、前記過給機5の排ガス排出口25が形成されていると共に、前記過給機5側に延びてあけられた短い円柱形状の孔で形成された過給機側係合部53が前記過給機5の排ガス排出口25を囲むように形成されており、また、前記過給機5のフランジ部37と前記過給機5の排ガス排出口25と前記過給機側係合部53との中心は互いにほぼ一致している。
一方、前記触媒側筒状部位35の端部(前記触媒27のフランジ部39の前記過給機5側の端部)には、前記触媒27の排ガス導入口29が形成されていると共に、前記過給機5側に延びた短い円筒状触媒側係合部55が前記触媒27の排ガス導入口29を囲むように形成されており、また、前記触媒27のフランジ部39と前記触媒27の排ガス導入口29と前記触媒側係合部55との中心は互いにほぼ一致している。
さらに、前記過給機側係合部53の内径は、前記触媒側係合部55の外径よりも極僅かに大きくなっており、前記過給機側係合部53の長さと前記触媒側係合部55の長さとは互いがほぼ同じ長さになっている。
そして、前記過給機側係合部53の環状の底面(端面)53Aに、環状かつ板状であってリング状に形成されたガスケット31を設置した状態で、前記過給機側係合部53に前記触媒側係合部55を挿入すると、前記各フランジ部37、39の中心が互いにほぼ一致した状態で、前記各フランジ部37、39が互いに接近した状態になる。
前記互いが接近している各フランジ部37、39の外径部を覆うように、前記Gカップリング43を設置し、前記ボルトと前記ナットとで締め付けて前記Gカップリング43の内径が小さくなるようにすると、Gカップリング43が図2に示す矢印AR1の方向に移動する。
そして、前記Gカップリング43の円錐台側面形状の各面45K、45N、47K、47Nが、前記各フランジ部37、39の各円錐台側面形状の部位37C、39Cに付勢力を持って接触し、この付勢力の分力で、前記各フランジ部37、39が付勢力をもって互いにさらに接近し、この接近によって、前記触媒側係合部55の環状の端面55Aと前記過給機側係合部53の環状の底面53Aとで前記ガスケット31が押圧される。そして、排ガスが漏れないように、前記過給機5の排ガス排出口25と前記触媒27の排ガス導入口29とを互いに接続することができる。
過給機付エンジン1によれば、過給機5の排ガス排出口25に、触媒27の排ガス導入口29が直接的に接続されているので、タービン7の排ガス排出口25、換言すれば前記過給機5の排ガス排出口25と前記触媒27の排ガス導入口29との間の距離が従来よりも短くなっており、前記過給機5の排ガス排出口25から排出された排ガスが前記触媒27に到達するまでに前記排ガスの温度が低下することを極力回避することができる。
また、エルボが不要になるので、特に前記過給機付エンジン1を始動した直後において、前記過給機5と前記触媒27との間における排ガスの温度の低下を回避することができる。
つまり、エルボが削除されているので、エンジン3の始動直後において、前記過給機5から出てきた排ガスがエルボによって冷却されることがなく、前記過給機5と前記触媒27との間における排ガスの温度の低下を回避することができるものである。
このように、触媒27に供給される排ガスの温度の低下を回避することにより、エンジン3の始動直後におけるエミッション性(排ガス中の有害成分を除去する性能)が向上する。
また、過給機付エンジン1によれば、過給機5の排ガス排出口25からの排ガスの排出方向の延長線上に、触媒27の排ガス導入口29が設けられているので、前記過給機5の排ガス排出口25から前記触媒27の排ガス導入口29までの排ガスの流路抵抗を従来よりも小さくすることができ、排ガスを効率良く前記触媒27に導入することができる。
また、前記触媒27の内部では前記触媒27の排ガス導入口29から前記触媒27の排ガス排出口に向かってほぼ直線的に排ガスが流れるようになっているので、前記触媒27の中における排ガスの偏流を少なくすることができる。
また、過給機付エンジン1によれば、Gカップリング43等の締結部材を用いて、過給機5と触媒27とを互いに連結しているので、前記接続部の長さを短くすることができ、したがって、前記過給機5と前記触媒27との間の排ガスの流路長さを容易に短くすることができ、前記過給機5から前記触媒27に供給される排ガスの温度低下を一層回避することができる。
より詳しく説明すると、従来のように、過給機側に設けたフランジ部と触媒側に設けたフランジ部とを互いにボルト、ナットを用いて締結する方式では、前記ボルトを前記フランジ部の貫通孔に挿入するために、前記フランジ部の厚さ方向における筒状部(前記過給機または前記触媒に設けられている筒状部)の長さをある程度長くしなければならず、したがって、前記過給機と前記触媒との間の排ガスの流路長が長くなる。
しかし、Gカップリング43等の締結部材を用いれば、上述したようにフランジ部の厚さ方向で筒状部を長くしなくても、前記過給機5と前記触媒27とを接続することができ、前記過給機5と前記触媒27との間の排ガスの流路長を短くすることができる。
また、従来のように各フランジ部をボルト等で互いに固定する場合には、複数本のボルトを締め付けなければならないが、Gカップリング43のような締結部材を用いれば、1本のボルトを締め付けるだけで、各フランジ部同士を互いに固定することができる。
さらに、従来のように各フランジ部をボルト等で互いに固定する場合には、前記ボルト等をまわすための工具T1を、図1にPS3で示すように、前記触媒27の延伸方向から挿入しなければならないので、触媒27やエンジン1が設置されている自動車のボディが邪魔になり、前記各フランジ部を互いに接続する作業が難しい。
しかし、前記締結部材51を構成しているボルト等がエンジン1の上側から締め付け可能な位置(図1に示すPS2の位置)にくるように、Gカップリング43を設置し各フランジ部を締結するようにすれば、前記ボルト等をまわすための工具T1を、図1にPS1で示すように、エンジン1の上側から挿入すればよく、前記各フランジ部を互いに接続する作業が容易になる。
なお、前記締結部材51を構成しているボルト等がエンジン1の前側(図1の紙面の手前側)から締め付け可能な位置(図1に示すPS4の位置)にくるように、Gカップリング43を設置した場合等であっても、前記各フランジ部を互いに接続する作業が容易になる。
[第2の実施形態]
図4は、本発明の第2実施形態に係る過給機付エンジン1aの概略構成を示す図である。
第2実施形態に係る過給機付エンジン1aは、過給機5の排ガス排出口25と触媒27の排ガス導入口29とが、短い筒状の連結部材61を介して互いに接続されている点が、前記第1の実施形態に係る過給機付エンジン1とは異なり、その他の点は、前記第1の実施形態に係る過給機付エンジン1とほぼ同様に構成されほぼ同様の効果を奏する。
すなわち、過給機5の排ガス排出口25は、前記過給機5のタービン7のハウジングの本体部から延出している過給機側筒状部位33によって形成されており、前記触媒27の排ガス導入口29は、前記触媒27の本体部から延出している触媒側筒状部位35によって形成されており、前記過給機側筒状部位33には過給機側フランジ部37が設けられており、前記触媒側筒状部位35には触媒側フランジ部39が設けられている。
また、前記筒状の連結部材61の一端部側には、前記過給機側フランジ部37と係合する第1のフランジ部(前記過給機側フランジ部37と同様に構成されたフランジ部)61Aが設けられており、前記筒状の連結部材61の他端部側には、前記触媒側フランジ部39と係合する第2のフランジ部(前記触媒側フランジ部39と同様に構成されたフランジ部)61Bが設けられている。
そして、前記Gカップリング43と同様に構成されたGカップリング43Aを用い前記過給機側フランジ部37と前記第1のフランジ部61Aとの外周を径方向に締め付けて、前記過給機5の排ガス排出口25と、前記筒状の連結部材61の一端部側の開口部とを互いに接続し、前記Gカップリング43と同様に構成されたGカップリング43Bを用い前記触媒側フランジ部39と前記第2のフランジ部61Bとの外周を径方向に締め付けて、前記触媒の排ガス導入口29と前記筒状の連結部材61の他端部側の開口部とを互いに接続してある。
ところで、図4に示すように、前記過給機5の排ガス排出口25の径と前記触媒27の排ガス導入口29の径とは互いに異なっている場合がある。
このように、互いの径が異なっている場合には、前記過給機5のタービン7のハウジングの本体部から延出して前記排ガス排出口25を形成している過給機側筒状部位33の外径と、前記触媒27の本体部から延出して前記排ガス導入口29を形成している触媒側筒状部位35の外径とは、互いに異なっており、また、前記過給機側筒状部位33に設けられている過給機側フランジ部37の径と、前記触媒側筒状部位33に設けられている触媒側フランジ部39の径とは、互いに異なっている。
そこで、前記筒状の連結部材61の第1のフランジ部61Aの径を前記過給機側フランジ部37の径と同じにし、また、前記筒状の連結部材61の第2のフランジ部61Bの径を触媒側フランジ部39の径と同じにしてある。
そして、たとえば、前記過給機5の排ガス排出口25の径が前記触媒27の排ガス導入口29の径よりも小さいので、前記筒状の連結部材61の径は、前記過給機5側(前記第1のフランジ部61A側)から前記触媒27側(前記第2のフランジ部61B側)に向かうにしたがって徐々に大きくなっている。
過給機5によれば、エルボを用いておらず、直線的に延びた筒状の連結部材61を通って、過給機5から排出された排ガスが前記触媒27に供給されるので、前記過給機5から排出された排ガスが前記触媒27に到達するまでに、前記排ガスの温度が低下することを極力回避することができる。
また、過給機5によれば、筒状の連結部材61を用いて、前記過給機5と前記触媒27とを互いに接続してあるので、前記過給機5の排ガス排出口25の径と前記触媒27の排ガス導入口29の径とが互いに異なっていても、前記過給機5の排ガス排出口25と前記触媒27の排ガス導入口29とを簡素な構成の連結部材で互いに接続することが可能になっている。
また、前記過給機5の排ガス排出口25の径と前記触媒27の排ガス導入口29の径とが互いに異なっていても、前記排ガス排出口25と前記触媒の排ガス導入口29とを互いに容易に接続することができるので、過給機5の仕様が変更され排ガス排出口25の径に変更が生じた場合であっても、触媒27の共通化をはかることができ、また、触媒27の仕様が変更され排ガス導入口29の径に変更が生じた場合であっても、過給機5の共通化をはかることができる。
本発明の第1実施形態に係る過給機付エンジンの概略構成を示す図である。 図1におけるII部を拡大した断面を示す図である。 Gカップリングの概略構成を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る過給機付エンジンの概略構成を示す図である。 従来の過給機付エンジンの概略構成を示す図である。
符号の説明
1、1a 過給機付エンジン
5 過給機
7 タービン
25 排ガス排出口
27 触媒
29 排ガス導入口
33 過給機側筒状部位
35 触媒側筒状部位
37 過給機側フランジ部
39 触媒側フランジ部
41 締結部材
43、43A、43B Gカップリング
61 連結部材

Claims (4)

  1. 触媒を備えている過給機において、
    タービンのハウジングの本体部から延出している過給機側筒状部位の外周部に過給機側フランジ部が設けられ、前記過給機側筒状部位の端部に前記タービンの排ガス排出口が形成され、前記過給機側筒状部位の端部に円柱形状の孔からなる過給機側係合部が前記排ガス排出口を囲むように形成され、
    前記触媒の本体部から延出している触媒側筒状部位の外周部に触媒側フランジ部が設けられ、前記触媒側筒状部位の端部に前記触媒の排ガス導入口が形成され、前記触媒側筒状部位の端部に前記過給機側係合部に挿入可能な円筒状の触媒側係合部が前記触媒の前記排ガス導入口を囲むように形成され、
    締結部材を用い前記過給機側フランジ部及び前記触媒側フランジ部を径方向へ締め付けて、前記タービンの前記排ガス排出口と前記触媒の前記排ガス導入口とを直接的に接続する構成であることを特徴とする過給機。
  2. 請求項1に記載の過給機において、
    前記締結部材はGカップリングであることを特徴とする過給機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の過給機において、
    前記過給機側係合部の奥面と前記触媒側係合部の先端面との間又は前記過給機側フランジ部と前記触媒側フランジ部との間に排ガスをシールするガスケットが設けられていることを特徴とする過給機。
  4. エンジンと、過給機とを備えた過給機付エンジンにおいて、
    前記過給機は、請求項1から請求項3のうちのいずれかの請求項に記載の過給機であることを特徴とする過給機付エンジン。
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