JP6120005B2 - ターボチャージャにおけるハウジングの締結構造 - Google Patents

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本発明は、ターボチャージャにおけるハウジングの締結構造に関する。
特許文献1に示されるように、内燃機関のシリンダヘッドに取り付けられるタービンハウジングを備え、そのタービンハウジングをベアリングハウジングに締結したターボチャージャが知られている。こうしたターボチャージャのタービンハウジングには触媒コンバータが取り付けられる。なお、タービンハウジングとベアリングハウジングとの締結は、例えば特許文献2に示されるVバンドクランプを用いて実現される。
特開2008−190503公報 特表2012−515295公報
上記タービンハウジングでは、内燃機関の排気の高温化により熱変形量が増加するとともに、触媒コンバータの荷重によって最下点で変形量が大きくなり、それに伴い排気漏れが生じるおそれがある。すなわち、Vバンドクランプによるタービンハウジングとベアリングハウジングとの締結部分における鉛直方向最下部にて、排気漏れが生じるおそれがある。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、Vバンドクランプによるタービンハウジングとベアリングハウジングとの締結部分から排気が漏れることを抑制できるターボチャージャにおけるハウジングの締結構造を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するハウジングの締結構造が適用されるターボチャージャは、内燃機関のシリンダヘッドに取り付けられる一方で、排気流路下流側端部に触媒コンバータが組付けられて該触媒コンバータからの荷重を受けるタービンハウジングを備える。このタービンハウジングとターボチャージャのベアリングハウジングとはVバンドクランプにより締結される。言い換えれば、タービンハウジングのベアリングハウジングとの締結部分がVバンドクランプにより締結される。更に、タービンハウジングとベアリングハウジングとを締結したときのVバンドクランプと上記締結部分との間において生じる面圧が最大となる部分が、Vバンドクランプの鉛直方向最下部となる位置に設定される。
タービンハウジングでは、内燃機関の排気からの熱を受けて熱変形量が増加するとともに、触媒コンバータの自重に基づく荷重によって最下点で変形量が大きくなる傾向がある。このため、Vバンドクランプによるタービンハウジングのベアリングハウジングとの締結部分における鉛直方向最下部にて、排気漏れが生じるおそれがある。しかし、上述したように、タービンハウジングとベアリングハウジングとを締結したときのVバンドクランプと上記締結部分との間において生じる面圧が最大となる部分が、Vバンドクランプの鉛直方向最下部となる位置に設定されるため、上記締結部分の鉛直方向最下部での排気漏れを抑制することができる。
なお、上記Vバンドクランプは、半円弧状に形成された一対のクランプ片の端部同士を位置合わせした状態のもと、一方の端部同士をリンクで繋ぐとともに、もう一方の端部同士をボルトで繋いで締め付けることにより、タービンハウジングとベアリングハウジングとを締結するものとすることが考えられる。この場合、Vバンドクランプにおける周方向において上記面圧が最大となる部分は、Vバンドクランプにおけるリンクもしくはボルトから同クランプの中心線周りに45°離れた部分となる。従って、Vバンドクランプにおけるリンクとボルトとを結ぶ直線が鉛直方向に対し45°傾斜した状態となるよう、Vバンドクランプの周方向についての位置を設定することにより、Vバンドクランプにおける周方向において上記面圧が最大となる部分を、同Vバンドクランプの鉛直方向最下部となるようにすることができる。
ターボチャージャ及び内燃機関全体を示す略図。 Vバンドクランプを示す略図。 タービンハウジングと触媒コンバータとの関係を示す略図。 タービンハウジングとベアリングハウジングとの締結部分におけるVバンドクランプの中心線周りの各箇所の位置を示す略図。 上記各箇所でのタービンハウジングの熱変形量を示すレーダーチャート。
以下、ターボチャージャにおけるハウジングの締結構造の一実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
図1に示すように、内燃機関1に組み付けられるターボチャージャ2は、ベアリングハウジング3によって回転可能に支持された回転軸12と、その回転軸12の一方の端部に固定されたタービンホイール4と、上記回転軸12のもう一方の端部に固定されたコンプレッサホイール5とを備えている。
タービンホイール4は、タービンハウジング6により覆われている。このタービンハウジング6は、ベアリングハウジング3に対し固定された状態のもと、内燃機関1のシリンダヘッド7に取り付けられている。また、タービンハウジング6における排気流路下流側端部には、内燃機関1の排気を浄化するための触媒コンバータ8が接続されている。このため、タービンハウジング6は触媒コンバータ8の自重に基づく荷重を受ける。一方、コンプレッサホイール5は、コンプレッサハウジング9により覆われている。このコンプレッサハウジング9は、ベアリングハウジング3に対し固定された状態のもと、内燃機関1の吸気通路10と連通している。
内燃機関1の排気は、シリンダヘッド7に形成された排気ポート11を介してタービンハウジング6に流れ、同タービンハウジング6を通過した後に触媒コンバータ8にて浄化されてから外部に排出される。そして、タービンハウジング6を通過する際の排気の運動エネルギによりタービンホイール4が回転すると、それに伴い回転軸12及びコンプレッサホイール5が回転する。このコンプレッサホイール5の回転により、吸気通路10内の空気が強制的に内燃機関1の燃焼室13に送り込まれ、その空気により燃焼室13内での燃料の燃焼が行われる。こうした燃焼室13での燃料の燃焼後の排気は、排気ポート11に送り出される。
次に、ターボチャージャ2のベアリングハウジング3に対するタービンハウジング6の固定について詳しく説明する。なお、こうした固定は、タービンハウジング6とベアリングハウジング3とをVバンドクランプ21で締結することによって実現される。
図2は、Vバンドクランプ21の構造を概略的に示している。Vバンドクランプ21は、半円弧状に形成された一対のクランプ片22,23の端部同士を位置合わせした状態のもと、一方の端部同士をリンク24で繋ぐとともに、もう一方の端部同士をボルト25で繋いで締め付けることにより、タービンハウジング6とベアリングハウジング3とを締結する。すなわち、Vバンドクランプ21は、上述したようにボルト25を締め付けることにより、同Vバンドクランプ21(クランプ片22,23)の周方向全体に亘って中心線CLに向けた面圧を作用させるように構成されており、その面圧の作用を通じてタービンハウジング6とベアリングハウジング3との締結を行う。
タービンハウジング6とベアリングハウジング3とを締結したときのVバンドクランプ21の周方向についての位置は、その周方向において上記面圧が最大となる部分が鉛直方向最下部となる位置に設定されている。Vバンドクランプ21の構造の関係から、同クランプ21ではリンク24もしくはボルト25から同クランプ21に対し中心線CL周りに45°離れた部分P1〜P4で上記面圧が他の部分よりも高くなる。言い換えれば、Vバンドクランプ21では上記部分P1〜P4で上記面圧が最も高くなる。このため、Vバンドクランプ21の周方向についての位置は、リンク24とボルト25とを結ぶ直線L1が鉛直方向に対し45°傾斜した状態となる位置に設定される。これにより、Vバンドクランプ21の周方向において上記面圧が最大となる部分(この例では部分P3)が同Vバンドクランプ21の鉛直方向最下部となるようにされる。
次に、ターボチャージャにおけるハウジングの締結構造の作用について説明する。
図3に示すように、タービンハウジング6は、触媒コンバータ8の自重に基づく荷重、すなわち矢印Yで示すように下方に向かう荷重を受ける。また、タービンハウジング6は内燃機関1の排気からの熱を受けて高温になり、その際にタービンハウジング6の各所では熱変形が生じる。このときには、タービンハウジング6におけるベアリングハウジング3との締結部分にも熱変形が生じる。そして、上記締結部分の熱変形量は、触媒コンバータ8の自重に基づくタービンハウジング6に対する荷重から影響を受ける。
図4及び図5は、上記締結部分における中心線CL周りに等間隔をおいた合計八つの箇所S1〜S8と、それらの箇所S1〜S8でのタービンハウジング6の熱変形量を示している。これらの図から分かるように、Vバンドクランプ21(図2、図3)によるタービンハウジング6とベアリングハウジング3との締結部分のうち、その鉛直方向最下部(箇所S5)でタービンハウジング6の上記熱変形量が最も大きくなる傾向がある。これは、タービンハウジング6に作用する触媒コンバータ8による図5の矢印Y方向の荷重が箇所S1〜S8での熱変形量に影響を及ぼした結果によるものである。従って、上記締結部分のうちタービンハウジング6の熱変形量が大きくなる部分、すなわち鉛直方向最下部(この例では箇所S5)にて、排気漏れが生じるおそれがある。
しかし、タービンハウジング6とベアリングハウジング3とを締結するためのVバンドクランプ21の上記面圧は、上述したようにVバンドクランプ21の鉛直方向最下部(図2の部分P3)で最も高くなる。言い換えれば、タービンハウジングのベアリングハウジングとの締結部分とVバンドクランプ21との間において生じる面圧が最大となる部分が、Vバンドクランプ21の鉛直方向最下部となる位置に設定される。従って、Vバンドクランプ21によるタービンハウジング6とベアリングハウジング3との締結部分のうち、タービンハウジング6の熱変形量が大きくなる部分での排気漏れ、すなわち上記締結部分の鉛直方向最下部(図4では箇所S5)での排気漏れが抑制される。
以上詳述した本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)Vバンドクランプ21によるタービンハウジング6とベアリングハウジング3との締結部分から排気が漏れることを抑制できる。
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・タービンハウジング6とベアリングハウジング3とを締結したときのVバンドクランプ21の周方向についての位置は、その周方向において上記面圧が最大となる部分P3が鉛直方向最下部となる位置に設定されているが、これに代えて部分P1,P2,P4のうちのいずれかが鉛直方向最下部となる位置に設定されていてもよい。
・Vバンドクランプ21における上記面圧が最大となる部分は、Vバンドクランプの構造によって変わる。このようにVバンドクランプの構造の違いにより、上記面圧が最大となる部分が変わる場合、その部分が鉛直方向最下部となるようVバンドクランプ21の周方向についての位置を設定する。これにより、上記実施形態と同様の効果が得られる。
1…内燃機関、2…ターボチャージャ、3…ベアリングハウジング、4…タービンホイール、5…コンプレッサホイール、6…タービンハウジング、7…シリンダヘッド、8…触媒コンバータ、9…コンプレッサハウジング、10…吸気通路、11…排気ポート、12…回転軸、13…燃焼室、21…Vバンドクランプ、22,23…クランプ片、24…リンク、25…ボルト。

Claims (1)

  1. 内燃機関のシリンダヘッドに取り付けられる一方で、排気流路下流側端部に触媒コンバータが組付けられて該触媒コンバータからの荷重を受けるタービンハウジングを備えるターボチャージャに適用され、前記タービンハウジングの前記ターボチャージャのベアリングハウジングとの締結部分をVバンドクランプにより締結したターボチャージャにおけるハウジングの締結構造において、
    前記タービンハウジングと前記ベアリングハウジングとを締結したときの前記Vバンドクランプと前記締結部分との間において生じる面圧が最大となる部分が前記Vバンドクランプの鉛直方向最下部となる位置に設定されており、
    前記Vバンドクランプは、半円弧状に形成された一対のクランプ片の端部同士を位置合わせした状態のもと、一方の端部同士をリンクで繋ぐとともに、もう一方の端部同士をボルトで繋いで締め付けることにより、前記タービンハウジングと前記ベアリングハウジングとを締結するものであり、
    前記Vバンドクランプにおける前記リンクと前記ボルトとを結ぶ直線が鉛直方向に対し45°傾斜した状態となるよう、前記Vバンドクランプの周方向についての位置を設定することにより、前記Vバンドクランプにおける周方向において前記面圧が最大となる部分が同Vバンドクランプの鉛直方向の最下部となるようにされる
    ことを特徴とするターボチャージャにおけるハウジングの締結構造。
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