JP2011089508A - タービン排気構造 - Google Patents

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浩一 石坂
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Abstract

【課題】タービン翼列の最終段における燃焼ガスの二次流れの発生を抑制してタービン効率を向上できるタービン排気構造を提供すること。
【解決手段】このタービン排気構造は、動翼42および静翼41を交互かつ複数段に配列して成るタービン翼列と、このタービン翼列41、42の最終段の下流側に連結される排気ディフューザ43とを備えている。このタービン排気構造では、タービン翼列41、42の最終段(動翼42)から排気ディフューザ43の入口部までの間に配置されると共に燃焼ガス通路Rの壁面から燃焼ガス通路R内に突出する突出部48、49を備えている。
【選択図】図1

Description

この発明は、タービン排気構造に関し、さらに詳しくは、タービン翼列の最終段における燃焼ガスの二次流れの発生を抑制してタービン効率を向上できるタービン排気構造に関する。
タービン排気構造は、動翼および静翼を交互かつ複数段に配列して成るタービン翼列と、このタービン翼列の最終段の下流側に連結される排気ディフューザとを備えている。
ここで、従来のタービンでは、排気ディフューザの入口部(タービン翼列の最終段の下流側)にて、燃焼ガス通路の壁面付近における燃焼ガスの圧力が極端に小さくなり、また、中央部における燃焼ガスの圧力が大きくなるという現象が生じる。すると、かかる全圧分布の偏りにより、タービン翼列の最終段にて大きな燃焼ガスの二次流れが発生して、タービン効率が低下するおそれがある(二次損失によるタービン効率の低下)。かかる課題に関する従来のタービン構造として、特許文献1に記載される技術が知られている。
特開昭59−90630号公報
この発明は、タービン翼列の最終段における燃焼ガスの二次流れの発生を抑制してタービン効率を向上できるタービン排気構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかるタービン排気構造は、動翼および静翼を交互かつ複数段に配列して成るタービン翼列と、前記タービン翼列の最終段の下流側に連結される排気ディフューザとを備えるタービン排気構造であって、前記タービン翼列の最終段から前記排気ディフューザの入口部までの間に配置されると共に燃焼ガス通路の壁面から燃焼ガス通路内に突出する突出部を備えることを特徴とする。
このタービン排気構造は、タービン翼列の最終段から排気ディフューザの入口部までの間に配置されると共に燃焼ガス通路の壁面から燃焼ガス通路内に突出する突出部を備える。かかる構成では、燃焼ガス通路の流路断面積が突出部の設置位置にて絞られる。すると、突出部が配置された燃焼ガス通路の壁面近傍にて、燃焼ガスの圧力が上昇する。すると、燃焼ガスの全圧分布が適正化されるので、タービン翼列の最終段における二次流れの発生が抑制される。これにより、タービン効率が適正に確保される利点がある。
また、この発明にかかるタービン排気構造は、前記突出部が燃焼ガス通路を構成する径方向内側壁面および径方向外側壁面の双方にそれぞれ配置される。
このタービン排気構造では、突出部の作用により、燃焼ガス通路の両壁面付近における燃焼ガスの圧力がそれぞれ大きくなる。これにより、燃焼ガスの全圧分布がより適正化されて、タービン翼列の最終段における二次流れの発生がより効果的に抑制される利点がある。
また、この発明にかかるタービン排気構造は、前記突出部が前記タービン翼列の最終段よりも下流側であって燃焼ガス通路の拡径開始位置付近に配置される。
このタービン排気構造では、突出部がより下流側に配置される構成と比較して、燃焼ガスの全圧分布を効率的に調整できる。これにより、タービン翼列の最終段における二次流れの発生を効果的に抑制できる利点がある。
この発明にかかるタービン排気構造は、タービン翼列の最終段から排気ディフューザの入口部までの間に配置されると共に燃焼ガス通路の壁面から燃焼ガス通路内に突出する突出部を備える。かかる構成では、燃焼ガス通路の流路断面積が突出部の設置位置にて絞られる。すると、突出部が配置された燃焼ガス通路の壁面近傍にて、燃焼ガスの圧力が上昇する。すると、燃焼ガスの全圧分布が適正化されるので、タービン翼列の最終段における二次流れの発生が抑制される。これにより、タービン効率が適正に確保される利点がある。
図1は、この発明の実施の形態にかかるタービン排気構造を示す構成図である。 図2は、図1に記載したタービン排気構造の突出部を示すA−A視断面図である。 図3は、図1に記載したタービン排気構造の作用を示す説明図である。 図4は、図1に記載したタービン排気構造の変形例を示す構成図である。 図5は、図4に記載したタービン排気構造の突出部を示すB−B視断面図である。 図6は、図1に記載したタービン排気構造の変形例を示す構成図である。 図7は、図6に記載したタービン排気構造の突出部を示すC−C視断面図である。 図8は、一般的なガスタービンを示す構成図である。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施の形態の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。また、この実施の形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
[ガスタービン]
ガスタービン1は、圧縮機2と、燃焼器3と、タービン4とを有する(図8参照)。このガスタービン1では、まず、圧縮機2が空気取込口から取り込まれた空気を圧縮して圧縮空気を生成する。次に、燃焼器3がこの圧縮空気に燃料を噴射して高温・高圧の燃焼ガスを発生させる。次に、タービン4がこの燃焼ガスの熱エネルギーをロータ5の回転エネルギーに変換して駆動力を発生させる。そして、この駆動力がロータ5に連結された発電機(図示省略)などに伝達される。
[タービン排気構造]
タービン4は、複数段の静翼41および複数段の動翼42と、排気ディフューザ43とを有する(図1参照)。
静翼41および動翼42は、燃焼ガスの流体エネルギーを回転運動に変換する部材であり、複数の翼体を環状に配列して成る。静翼41と動翼42とは、ロータ5の軸方向に交互かつ複数段に配置されて、タービン翼列を構成する。このタービン翼列41、42は、燃焼ガス通路R上に配置される。なお、この実施の形態では、タービン翼列41、42の最終段が動翼42となっている。
排気ディフューザ43は、静翼41および動翼42を通過した後の燃焼ガスを減速させる部材であり、タービン翼列の最終段(動翼42)の下流側に配置される。この排気ディフューザ43は、略円筒形状を有する外側ディフューザ431および内側ディフューザ432から成り、これらの外側ディフューザ431および内側ディフューザ432がストラットシールド(図示省略)により連結されて構成される。
また、タービン翼列41、42の最終段には、最終段翼環44と、第一遮熱環45および第二遮熱環46と、分割環47とが配置される(図1参照)。最終段翼環44は、円筒形状を有するケーシングであり、タービン翼列41、42の最終段にある動翼42を収容する。第一遮熱環45および第二遮熱環46は、動翼42から最終段翼環44への熱伝達を遮蔽するための環状部材であり、最終段翼環44の軸方向に所定間隔を隔てつつ最終段翼環44に支持されて配置される。分割環47は、動翼42とのクリアランスを保持するための環状部材であり、第一遮熱環45および第二遮熱環46に支持されて動翼42の外周に配置される。
また、最終段翼環44が、燃焼ガスの下流側に延出する延出部441を有する。そして、この延出部441に排気ディフューザ43の外側ディフューザ431が連結される。このとき、外側ディフューザ431は、その前端部の内周面が延出部441の内周面に対して略面一となるように、延出部441に連結される。一方、内側ディフューザ432は、タービン翼列の最終段にある動翼42のプラットフォーム421に対して所定のクリアランスを保持しつつ略面一となるように、配置される。これにより、タービン翼列41、42の最終段にて、燃焼ガス通路Rの外周側壁面および内周側壁面が滑らか(略面一)に形成される。
このタービン4では、燃焼ガスが複数段の静翼41および動翼42を通過すると、動翼42が回転駆動されてロータ5が回転する。これにより、ガスタービン1が稼動して駆動力を発生する。また、静翼41および動翼42を通過した燃焼ガスが、排気ディフューザ43にて熱エネルギーを圧力に変換し、減速してから大気に放出される。
なお、この実施の形態では、最終段翼環44がNi基合金製であり、また、最終段翼環44と延出部441とが鋳造により一体形成されている(図1参照)。また、排気ディフューザ43(外側ディフューザ431および内側ディフューザ432)がステンレス鋼をプレス加工して形成されている。また、外側ディフューザ431の前端部に取付ブラケット433が溶接されて固定され、この取付ブラケット433にシール部材434が装着されている。そして、最終段翼環44の延出部441の後端部と外側ディフューザ431の前端部とが所定の隙間を軸方向に空けて突き合わされ、延出部441の内周面と外側ディフューザ431の内周面とが略面一となるように、延出部441と外側ディフューザ431とが連結されている。このとき、シール部材434が、その先端部を延出部441の外周面に押圧することにより、延出部441と外側ディフューザ431との隙間を封止している。なお、この隙間は、延出部441と外側ディフューザ431との材質の相異による熱伸び差を吸収するために設けられている。
[排気ディフューザ入口部の突出部]
ここで、従来のタービンでは、その稼働時にて、排気ディフューザの入口部(タービン翼列の最終段の下流側)における燃焼ガスの圧力分布が以下のようになる(図3の従来例参照)。すなわち、燃焼ガス通路Rの壁面付近(Ri、Ro)では、燃焼ガスの圧力が極端に小さくなり、中央部では、燃焼ガスの圧力が大きくなる。すると、かかる全圧分布の偏りにより、タービン翼列の最終段にて大きな燃焼ガスの二次流れが発生して、タービン効率が低下するおそれがある(二次損失によるタービン効率の低下)。
そこで、このタービン4は、排気ディフューザ43の入口部に突出部48、49を有する(図1および図2参照)。この突出部48、49は、タービン翼列41、42の最終段(動翼42)から排気ディフューザ43の入口部までの間に配置され、また、燃焼ガス通路Rの壁面から燃焼ガス通路R内に突出する。これら突出部48、49により、燃焼ガス通路Rの流路断面積がタービン翼列の最終段(動翼42)から排気ディフューザ43の入口部に至る途中で絞られる。
かかる構成では、燃焼ガス通路Rの流路断面積が突出部48、49の設置位置にて絞られる。すると、突出部48、49のある燃焼ガス通路Rの壁面近傍にて、燃焼ガスの圧力が上昇する(図3参照)。すると、燃焼ガスの全圧分布が適正化されるので、タービン翼列41、42の最終段における二次流れの発生が抑制される。これにより、タービン効率が適正に確保される。
例えば、この実施の形態では、外側突出部48と内側突出部49とがタービン翼列41、42の最終段の下流側であって排気ディフューザ43の入口部付近に形成されている(図1および図2参照)。このとき、外側突出部48が最終段翼環44の延出部441に形成され、内側突出部49が排気ディフューザ43の内側ディフューザ432側に形成されている。具体的には、最終段翼環44の延出部441が燃焼ガスの下流側に向かって緩やかに拡径されており、この延出部441の後端部に外側ディフューザ431が配置されている。そして、外側突出部48がこの延出部441の後端部の内周面から燃焼ガス通路R内に突出するように形成されている。また、この外側突出部48が、延出部441の拡径開始位置(図1中のA−A視の位置)から後端部(延出部441と外側ディフューザ431との連結位置)に渡って配置されている。また、内側突出部49が外側突出部48に対してタービン4の径方向に対向する位置に配置されている。これにより、燃焼ガス通路Rの流路断面積が外側突出部48と内側突出部49とによって絞られている。そして、この絞り構造により、燃焼ガスの全圧分布が適正化されて、タービン翼列41、42の最終段における二次流れの発生が抑制されている。
なお、突出部48、49の絞り形状、大きさ、設置位置および設置範囲は、燃焼ガスが燃焼ガス通路Rの壁面に対して大規模な剥離を生じない程度に、適宜設計され得る。また、突出部48、49の絞り形状、大きさ、設置位置および設置範囲は、ガスタービン1の運転条件下にてタービン効率が好適となるように、適宜設計され得る。
また、この実施の形態では、ガスタービン1を一例として説明した。しかし、これに限らず、このタービン4の排気構造は、例えば、蒸気タービン、その他の軸流圧縮機に適用されても良い。
[効果]
以上説明したように、このタービン排気構造は、タービン翼列41、42の最終段から排気ディフューザ43の入口部までの間に配置されると共に燃焼ガス通路Rの壁面から燃焼ガス通路R内に突出する突出部48、49を備える(図1および図2参照)。かかる構成では、燃焼ガス通路Rの流路断面積が突出部48、49の設置位置にて絞られる。すると、突出部48、49が配置された燃焼ガス通路Rの壁面近傍にて、燃焼ガスの圧力が上昇する(図3参照)。すると、燃焼ガスの全圧分布が適正化されるので、タービン翼列41、42の最終段における二次流れの発生が抑制される。これにより、タービン効率が適正に確保される利点がある。
また、このタービン排気構造では、突出部48、49が燃焼ガス通路Rを構成する径方向内側壁面および径方向外側壁面の双方にそれぞれ配置される(図1参照)。すなわち、外側突出部48が燃焼ガス通路Rの径方向外側壁面に形成され、内側突出部49が燃焼ガス通路Rの径方向内側壁面に形成される。かかる構成では、突出部48、49の作用により、燃焼ガス通路Rの両壁面付近(Ri、Ro)における燃焼ガスの圧力がそれぞれ大きくなる。これにより、燃焼ガスの全圧分布がより適正化されて、タービン翼列41、42の最終段における二次流れの発生がより効果的に抑制される利点がある。
[変形例]
なお、このタービン構造では、突出部48、49が、タービン4の軸方向断面視にて略円弧状の断面形状を有しており(図1参照)、また、タービン4の径方向断面視にて燃焼ガス通路Rの全周に渡って連続的に延在する略ドーナツ形状を有している(図2参照)。かかる構成では、燃焼ガス通路Rの両壁面付近(Ri、Ro)における燃焼ガスの圧力が燃焼ガス通路Rの全周にて一様に大きくなる。これにより、燃焼ガスの全圧分布が効果的に適正化される利点がある。
しかし、これに限らず、このタービン構造では、突出部48、49が略球面形状を有し、複数の突出部48、49が燃焼ガス通路Rの周方向に点在するように配置されても良い(図4および図5参照)。かかる構成では、突出部48、49の設置数や配置密度の調整により燃焼ガス通路Rの流路断面積の絞り量を調整できるので、燃焼ガスの全圧分布を容易に調整できる利点がある。また、突出部が燃焼ガス通路の全周に渡って連続的に延在する構成と比較して、突出部48、49における燃焼ガスの壁面からの剥離が低減されるので、ディフューザ効率が適正に確保される利点がある。
例えば、図4および図5に示す構成では、外側突出部48および内側突出部49が略球面形状を有している。また、複数の外側突出部48が、延出部441の後端部に沿って延出部441の周方向に所定間隔を隔てて点在するように、配置されている。また、複数の内側突出部49が、内側ディフューザ432の前端部に沿って内側ディフューザ432の周方向に所定間隔を隔てて点在するように、配置されている。また、外側突出部48および内側突出部49が、延出部441の拡径開始位置(図4中のB−B視の位置)に配置されている。また、外側突出部48と内側突出部49とが燃焼ガス通路Rを挟んでタービン4の径方向に対向する位置に配置されている。
また、これに限らず、このタービン排気構造では、突出部48、49が所定長さを有する板状形状あるいはブロック形状を有し、複数の突出部48、49が長手方向を燃焼ガス通路Rの周方向に向けつつ所定間隔にて配列されても良い(図6および図7参照)。かかる構成では、突出部48、49の長さ(燃焼ガス通路Rの周方向に対する長さ)や配置間隔の調整により燃焼ガス通路Rの流路断面積の絞り量を調整できるので、燃焼ガスの全圧分布を容易に調整できる利点がある。また、突出部が燃焼ガス通路の全周に渡って連続的に延在する構成と比較して、突出部48、49における燃焼ガスの燃焼ガス通路Rの壁面からの剥離が低減されるので、ディフューザ効率が適正に確保される利点がある。
例えば、図6および図7に示す構成では、外側突出部48および内側突出部49が矩形断面の棒状形状を有している。また、複数の外側突出部48が、長手方向を延出部441の周方向に向けつつ延出部441の後端部に沿って所定間隔を隔てて配置されている。また、複数の内側突出部49が、長手方向を内側ディフューザ432の周方向に向けつつ内側ディフューザ432の前端部に沿って所定間隔を隔てて配置されている。また、外側突出部48および内側突出部49が、延出部441の拡径開始位置(図6中のC−C視の位置)に配置されている。また、外側突出部48と内側突出部49とが燃焼ガス通路Rを挟んでタービン4の径方向に対向する位置に配置されている。
また、このタービン排気構造では、突出部48、49がタービン翼列41、42の最終段よりも下流側であって燃焼ガス通路Rの拡径開始位置付近に配置される(図1および図2参照)。かかる構成では、突出部がより下流側に配置される構成と比較して、燃焼ガスの全圧分布を効率的に調整できる。これにより、タービン翼列41、42の最終段における二次流れの発生を効果的に抑制できる利点がある。
例えば、この実施の形態では、上記のように、外側突出部48が最終段翼環44の延出部441に形成され、内側突出部49が排気ディフューザ43の内側ディフューザ432側に形成されている(図1および図2参照)。また、外側突出部48および内側突出部49がタービン翼列41、42の最終段よりも下流側であって延出部441の拡径開始位置(図1中のA−A視の位置)に配置されている。
しかし、これに限らず、突出部48、49は、タービン翼列41、42の最終段から排気ディフューザ43の入口部までの間に形成されれば足りる。例えば、突出部48、49が延出部441の拡径開始位置よりも上流側に配置されても良いし、また、双方の突出部48、49が排気ディフューザ43の前端部(延出部441との連結部)に配置されても良い(図示省略)。
また、このタービン排気構造では、上記のように、外側突出部48が最終段翼環44の延出部441に形成されている(図1および図2参照)。しかし、これに限らず、外側突出部48がより下流側に配置される構成では、外側突出部48が外側ディフューザ431の前端部に形成されても良い(図示省略)。
また、突出部48、49は、部材を最終段翼環44の延出部441あるいは排気ディフューザ43の前端部に溶接して形成されても良いし、または、排気ディフューザ43をプレス加工(板金加工)して形成されても良い。
以上のように、この発明にかかるタービン排気構造は、タービン翼列の最終段における燃焼ガスの二次流れの発生を抑制してタービン効率を向上できる点で有用である。
1 ガスタービン
2 圧縮機
3 燃焼器
4 タービン
41 静翼
42 動翼
421 プラットフォーム
43 排気ディフューザ
431 外側ディフューザ
432 内側ディフューザ
433 取付ブラケット
434 シール部材
44 最終段翼環
441 延出部
45 第一遮熱環
46 第二遮熱環
47 分割環
48 外側突出部
49 内側突出部
5 ロータ

Claims (3)

  1. 動翼および静翼を交互かつ複数段に配列して成るタービン翼列と、前記タービン翼列の最終段の下流側に連結される排気ディフューザとを備えるタービン排気構造であって、
    前記タービン翼列の最終段から前記排気ディフューザの入口部までの間に配置されると共に燃焼ガス通路の壁面から燃焼ガス通路内に突出する突出部を備えることを特徴とするタービン排気構造。
  2. 前記突出部が燃焼ガス通路を構成する径方向内側壁面および径方向外側壁面の双方にそれぞれ配置される請求項1に記載のタービン排気構造。
  3. 前記突出部が前記タービン翼列の最終段よりも下流側であって燃焼ガス通路の拡径開始位置付近に配置される請求項1または2に記載のタービン排気構造。
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