JPS6224772Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6224772Y2
JPS6224772Y2 JP1980108647U JP10864780U JPS6224772Y2 JP S6224772 Y2 JPS6224772 Y2 JP S6224772Y2 JP 1980108647 U JP1980108647 U JP 1980108647U JP 10864780 U JP10864780 U JP 10864780U JP S6224772 Y2 JPS6224772 Y2 JP S6224772Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
cylinder liner
upper base
lower base
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1980108647U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5731549U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1980108647U priority Critical patent/JPS6224772Y2/ja
Publication of JPS5731549U publication Critical patent/JPS5731549U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6224772Y2 publication Critical patent/JPS6224772Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、シリンダエンジンを形成するシリ
ンダブロツクに関する。
従来、シリンダブロツクは鋳鉄材料等からなる
鋳物によつて製作されている。しかしながら、こ
のような従来のシリンダブロツクにおいては、鋳
造技術的に、その肉厚を薄く設定することが困難
であり、肉厚が厚く、従つてその重量が重くなる
という問題点がある。
この考案は、上記従来の問題点にかんがみなさ
れたものであつて、軽量可能なシリンダブロツク
を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この考案に係るシ
リンダブロツクは円筒状シリンダライナとこの外
周にウオータジヤケツトを形成する外筒の両端を
板状材料からなる上部ベースと下部ベースにそれ
ぞれ装着し、少なくとも上下ベース間を貫通ボル
トにより締結させたものである。
以下、この考案の実施例を図面を参照して説明
する。
第1図は、この考案に係るシリンダブロツクの
一実施例を示す説明図であり、第2図は同シリン
ダブロツクにシリンダヘツドを組み付けた組立て
状態を示す説明図である。
即ち、第1図に示されるように、複数のシリン
ダライナ11は、それぞれ円筒パイプ等から一端
にフランジ部12を備える略円筒状に形成され、
シリンダライナ11の一端部は、板状材料からな
る上部ベース13の装着孔部14にフランジ部1
2を段差状の係止部15に係止する状態に装着さ
れシリンダライナ11の他端は、板状材料からな
る下部ベース16の装着孔部17にその他端面が
段差状の係止部18に係止する状態に装着されて
いる。なお、シリンダライナ11の上部ベース1
3との装着状態下において、シリンダライナ11
のフランジ部12を形成している一端面は、上部
ベース13の上面に対して、同一レベル、もしく
は微小に突出するレベルに設定され、シリンダラ
イナ11の他端面が後述するシリンダヘツド41
の組み付け面と密着可能な状態とされている。
上部13と下部ベース16の相互に対向する面
内で、シリンダライナ11の外周部の装着状態に
あるシリンダライナ11に対する略同心位置に
は、それぞれリング状のリング溝部19,20が
刻設されている。上部ベース13および下部ベー
ス16に設けられているこれらのリング溝部1
9,20には、弾性体からなるシール部材21,
22を介して円筒パイプ等からなる円筒状の外筒
23が、シリンダライナ11を所定の間隙を介し
て包囲する状態下に装着されている。シリンダラ
イナ11と外筒23との間隙部はウオータージヤ
ケツト24とされ、このウオータージヤケツト2
4の鉛直方向下方位置には導入パイプ25Aが連
結され、沿直方向上方位置には排出パイプ25B
が連結され、隣接する各ウオータージヤケツト2
4が相互に連通され、冷却水が循環可能となつて
いる。なお、上部ベース13には挿通孔部26が
穿設され、下部ベース16の上記挿通孔部26に
対向する位置にはねじ部27が螺設され、これら
の挿通孔部26およびめねじ部27には、後述す
るようにシリンダヘツドと共に、上部ベース1
3、下部ベース26およびシリンダライナ11を
共締め可能な締結ボルトが装着可能となつてい
る。
下部ベース16の下面には板金材料から成形さ
れてなるスカート部28が溶接等によつて接合さ
れ、スカート部28の下部ベース16に設けられ
ている装着孔部17に対応する位置には開口部2
9が形成されている。スカート部28の内面の、
各シリンダライナ11の整列方向における開口部
29に隣接する位置には、板金材料から略U字状
断面に成形されている第1ハウジング30の断面
開口側が溶接接合され、第1ハウジング30の下
面には同様に略U字状断面に板金成形されている
第2ハウジング31が締結ボルト32によつて一
体化され、第1ハウジング30と第2ハウジング
31との接合部の中央には、クランクシヤフトを
軸支可能とするメタル軸受が装着されるメタル軸
受装着部33が形成されている。
このような第1図に示されるシリンダブロツク
は、第2図に示されるように、上部ベース13の
上面にシリンダヘツド41が一体的に結合可能と
なつている。シリンダヘツド41は、点火プラグ
螺着部42、バルブガイド43およびバルブシー
ト44を備え、その挿通孔部45に挿通される締
結ボルト46を、前述のように上部ベース13の
挿通孔部26に挿通し、さらに下部ベース16の
めねじ部27に螺合し、上部ベース13と下部ベ
ース16との間にシリンダライナ11を保持する
と共に、上部ベース13の上面に、シリンダヘツ
ド41を、シリンダライナ11の一端面とシリン
ダヘツド41の下面とが密着する状態下に一体化
可能としている。
このようにしてシリンダヘツド41が組み付け
られた上記実施例に係るシリンダブロツクによれ
ば、シリンダライナ11とシリンダヘツド41と
によつて燃焼室が形成され、スカート部28と図
示されないオイルパンとによつてクランクケース
が形成される。また、各シリンダライナ11は、
導入パイプ25Aおよび排出パイプ25Bを介し
て、相互に連通されている各ウオータージヤケツ
ト24を流通する冷却水によつて水冷される。ま
た、上部ベース13と下部ベース16との間に、
二重に筒状をなして挾持されるシリンダライナ1
1と外筒23のうち、外筒23は弾性体からなる
シール部材21,22を介して挾持されることか
ら、シリンダライナ11は上部ベース13および
下部ベース16に対する所定の設定位置に固定化
可能となる。
上記実施例によれば、シリンダライナ11、上
部ベース13、下部ベース16、外筒23、スカ
ート部28、第1ハウジング30および第2ハウ
ジング31は全て板金材料から成形されることか
ら、シリンダライナの全体重量が、鋳物製のシリ
ンダライナにおける場合に比して軽量化可能とな
る。また、シリンダライナ11は、薄肉の円筒パ
イプ等から形成されていることから、肉厚の厚い
鋳物製のシリンダブロツクによる場合に比して、
少ない冷却水量で高い冷却効果を得ることが可能
となる。また、板金成形からなるシリンダブロツ
クは、鋳造による場合に比して高い生産性で製作
可能となる。
第3図は上記実施例に係るシリンダブロツクの
変形例を示す説明図であり、上記実施例と異なる
点は、上部ベース13に設けた挿通孔部34に挿
通する締結ボルト35を下部ベース16のめねじ
部27に螺着し、従つて、シリンダヘツド41と
共締めすることなく、上部ベース13、下部ベー
ス16およびシリンダライナ11を一体結合可能
とした点にある。このような変形例によれば、シ
リンダヘツドの部分を伴うことなく、シリンダブ
ロツクの部分のみのサブ組み付け状態を得ること
ができ、シリンダエンジンの組み立て工程におけ
る取扱い性を良好とすることが可能となる。
なお、上記実施例においては、上部ベース13
と下部ベース16とを厚板材料から形成する場合
について示したが、これらの上部ベース13およ
び下部ベース16は、締結ボルト46の締結力に
耐えるに足る強度を備えれば良く、従つて、これ
らの上部13および下部ベース16をハニカム構
造等の剛性の高いかつ軽い材料に置き換えること
も可能であり、そのような場合にはシリンダブロ
ツクの重量をより軽量化することが可能となる。
また、上記実施例における外筒23の周囲に放
熱用のフインを設けてもよく、その場合にはウオ
ータージヤケツト24に供給する冷却水量を減少
化することが可能となり、使用状態下におけるシ
リンダブロツクの重量をより軽量化することが可
能となる。
さらに、上記実施例には、水冷式のシリンダブ
ロツクにこの考案を適用する場合について説明し
たが、外筒23を撤去し、シリンダライナ11の
周囲に放熱フインを設けることにより、空冷式の
シリンダブロツクにもこの考案を適用することが
可能となる。
以上のように、この考案に係るシリンダブロツ
クは、円筒状シリンダライナとこの外周にウオー
タジヤケツトを形成する外筒の両端を板状材料か
らなる上部ベースと下部ベースにそれぞれ装着
し、少なくとも上下ベース間を貫通ボルトにより
締結させた構成としたので、軽量なシリンダブロ
ツクを得ることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るシリンダブロツクの一
実施例を示す一部を破断した斜視図、第2図は同
シリンダブロツクにシリンダヘツドを組み付けた
状態を示す断面図、第3図は同実施例の変形例に
係るシリンダブロツクを示す断面図である。 11……シリンダライナ、13……上部ベー
ス、16……下部ベース、23……外筒、24…
…ウオータージヤケツト、28……スカート部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒状シリンダライナとこの外周にウオータジ
    ヤケツトを形成する外筒の両端を板状材料からな
    る上部ベースと下部ベースにそれぞれ装着し、少
    なくとも上下ベース間を貫通ボルトにより締結さ
    せたことを特徴とするシリンダブロツク。
JP1980108647U 1980-07-31 1980-07-31 Expired JPS6224772Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980108647U JPS6224772Y2 (ja) 1980-07-31 1980-07-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980108647U JPS6224772Y2 (ja) 1980-07-31 1980-07-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5731549U JPS5731549U (ja) 1982-02-19
JPS6224772Y2 true JPS6224772Y2 (ja) 1987-06-24

Family

ID=29469884

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980108647U Expired JPS6224772Y2 (ja) 1980-07-31 1980-07-31

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6224772Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59100944U (ja) * 1982-12-24 1984-07-07 トヨタ自動車株式会社 シリンダブロツク
AT519755B1 (de) * 2017-02-14 2018-10-15 Avl List Gmbh Zylindergehäuse einer brennkraftmaschine
AT519757B1 (de) * 2017-02-14 2018-10-15 Avl List Gmbh Brennkraftmaschine mit einem zylinderkurbelgehäuse
AT519760B1 (de) * 2017-02-17 2018-10-15 Avl List Gmbh Brennkraftmaschine

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5444118A (en) * 1977-09-13 1979-04-07 Nissan Motor Co Ltd Low noise engine for cars

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52151221U (ja) * 1976-05-13 1977-11-16

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5444118A (en) * 1977-09-13 1979-04-07 Nissan Motor Co Ltd Low noise engine for cars

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5731549U (ja) 1982-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3168081A (en) Engine block assembly
US4644911A (en) Cylinder block for internal combustion engine
US3800751A (en) Cylinder liner with centering tabs defining coolant passages there-between
US4930470A (en) Composite engine block
JPS6224772Y2 (ja)
JP4449868B2 (ja) シリンダブロック
JPH10169503A (ja) エンジンのシリンダブロック
JPH0821299A (ja) 内燃機関のシリンダブロック
US2395712A (en) Cylinder head
JP2006312905A (ja) シリンダブロック及び同シリンダブロックの組み立て方法
JP3104090U (ja) 内燃エンジン
JPH08303295A (ja) エンジンのシリンダブロック
JPS59126051A (ja) シリンダヘツド
US1782317A (en) Cylinder of internal-combustion engine
JPH0639078Y2 (ja) 内燃機関のシリンダヘッドの冷却水通路構造
JP2504879Y2 (ja) 液冷式2サイクルエンジンのシリンダ
JP2563534Y2 (ja) 内燃機関のシリンダブロック
JPH0536988Y2 (ja)
JP4352970B2 (ja) シリンダブロック
JPH0526100A (ja) 水冷式内燃機関
JPH029088Y2 (ja)
JPS5941318Y2 (ja) エンジンのシリンダブロック
JPS62131952A (ja) 内燃機関及びその組立方法
JPS5810138A (ja) 車両用エンジンのシリンダブロツク
JPH0115692B2 (ja)