JPH052344Y2 - - Google Patents

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JPH052344Y2
JPH052344Y2 JP1987044525U JP4452587U JPH052344Y2 JP H052344 Y2 JPH052344 Y2 JP H052344Y2 JP 1987044525 U JP1987044525 U JP 1987044525U JP 4452587 U JP4452587 U JP 4452587U JP H052344 Y2 JPH052344 Y2 JP H052344Y2
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power
hydraulic pump
braking
braking energy
clutch
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  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、フートブレーキ力を軽減させる制動
エネルギー回収装置に関する。
〔従来の技術〕
最近、自動車においても省エネルギーの種々の
開発が行なわれているが、現在使用されている自
動車ではフートブレーキを踏んだ時に発生する熱
エネルギーはそのまま捨てられ、エネルギーの有
効活用が為されていない。
そこで、例えば、実開昭58−15539号公報に示
す制動エネルギー回収装置が提案されている(第
2図)。
この制動エネルギー回収装置は、第2図に示す
ように、自動車の駆動系の一部aにクラツチbを
介して油圧ポンプcを接続し、この油圧ポンプc
を切換弁dを備えた管路でリザーブタンクeとア
キユムレータfに連結し、自動車減速時は走行自
動車の慣性力によつて上記油圧ポンプcを作動さ
せてアキユムレータfに圧油を蓄積すると共に圧
油の流れの抵抗力により駆動系の一部aの回転に
ブレーキを掛けてフートブレーキ力を軽減させ
る。また、自動車の加速時はこのアキユムレータ
fの圧油を上記切換弁dによつて逆に上記油圧ポ
ンプcに供給してこれを油圧モータとして作動さ
せて自動車を駆動させる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、上記の制動エネルギー回収装置にあ
つては、自動車を駆動させるだけのアキユムレー
タf等を有するエネルギー蓄積装置を必要とし、
しかも、そのエネルギー蓄積装置は高圧の圧油に
耐える大規模の装置になることを余儀なくされ、
これがスペース、コスト等の面で実用上の障害と
なつていた。
尚、従来実開昭59−195022号公報に示す車両用
減速エネルギー回収装置が提案されているが、プ
ーリ間をベルトで連結しているため、そのベルト
がクラツチ接続時のシヨツクやエンジンルーム内
の熱により、或いはオイルの付着によつて劣化
し、耐久性に欠ける。
また、装置をエンジンルーム内に収納するため
に、レイアウト的に煩雑になり、エンジンルーム
内の部品点検がしにくい。
それに、複雑な制御を必要とするものであるか
ら、壊れ易く、信頼性に欠ける。
〔考案の目的〕
本考案は上記に鑑みてなされたもので、その目
的は、簡単な装置でフートブレーキ力を軽減させ
ると共に、フートブレーキ時の制動エネルギーを
有効に活用でき、また耐久性があり、レイアウト
的にも有利で、信頼性の高い制動エネルギー回生
装置を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本考案は、変速機の
側面から動力を取出してフートブレーキ時の制動
エネルギーを回収して補機部品を作動させる制動
エネルギー回収装置において、車両の駆動系の一
部に、動力を取出すための動力取出装置を設ける
と共に、該動力取出装置から取出された動力を断
接するクラツチ装置と、フートブレーキの作動信
号により前記クラツチ装置を接続状態にする制御
手段と、前記クラツチ装置が接続状態のときに前
記動力取出装置から取出された動力により駆動さ
れる油圧ポンプを設けると共に、動力取出装置と
クラツチ装置間及びクラツチ装置と油圧ポンプ間
とをプロペラシヤフトで連結したことを特徴とす
る。
〔考案の作用〕
本考案によれば、フートブレーキ信号又は補機
作動信号を受けた制御手段により、クラツチ装置
が接続状態になると、補機部品が作動する。この
時、補機部品を作動するときの抵抗力により自動
車の駆動系にブレーキが掛かり、それだけ、フー
トブレーキ力が軽減される。
また、クラツチ接続時のシヨツクは、駆動する
油圧ポンプの油圧、或いはプロペラシヤフトのね
じれ等により吸収される。それに、装置は変速機
とリヤアクスルに至る間に設けられてエンジンル
ーム外に設置されることにより、熱による影響も
く、耐久性が増大する。
更に、装置がエンジンルーム外に設けられるこ
とで、エンジンルーム内がレイアウト的に有利に
なり、整備点検もし易くなる。
〔考案の実施例〕
以下、図面により本考案の実施例について説明
する。
第1図は本考案の実施例に係る制動エネルギー
回収装置を示す。
図において、1は駆動系の一部としての変速機
で、変速機1に装着した動力取出装置PTO2に
プロペラシヤフト3Aを介してクラツチ装置4が
連結している。さらに、このクラツチ装置4はプ
ロペラシヤフト3Bを介して油圧ポンプ5に連結
している。油圧ポンプ5には空気調和装置用のコ
ンプレツサ6、ジエネレータ7、バキユームポン
プ8の如き補機部品が接続し、これらは駆動系の
回転力を入力して、すなわち油圧ポンプ5を動力
源として作動するようになつている。
9は制御装置で、入力側はフートブレーキ10
からの信号回路10a、及び、コンプレツサ6、
ジエネレータ7、バキユームポンプ8をそれぞれ
作動させる信号回路6a,7a,8aに接続し、
出力側はクラツチ装置4の信号回路4aに接続
し、自動車のフートブレーキを作動させる信号又
は該補機部品を作動させる信号のいずれか一方に
よつて作動するものである。上記の制御装置9と
クラツチ装置4を作動する適当なアクチユエータ
(図示せず)により制御手段が構成されている。
次に、本実施例の作用、効果を説明する。
フートブレーキ信号を受けた制御手段により、
クラツチ装置4が接続状態になると、油圧ポンプ
5がON状態になり、コンプレツサ6、ジエネレ
ータ7、バキユームポンプ8等の補機部品が作動
する。油圧ポンプ5がON状態になつて上記の補
機部品が作動するとき、油圧ポンプ5と補機部品
との間に流れる圧油の抵抗力によりPTO2の回
転が減速され、これにより変速機1にブレーキが
掛かり、それだけ、フートブレーキ力が軽減され
る。勿論、フートブレーキ信号がなくても補機作
動信号の指令によりコンプレツサ6、ジエネレー
タ7、バキユームポンプ8すなわち補機部品を作
動させることもできる。
従つて、油圧ポンプ5と補機部品との間に流れ
る圧油の抵抗力を、フートブレーキ力に対して補
助のブレーキ力として利用できる。即ち、簡単な
装置でフートブレーキ力を軽減でき、従来例のよ
うに大規模なエネルギー蓄積装置を必要とせず、
ひいては実用化が容易になる。
同時に、フートブレーキ時、コンプレツサ6、
ジエネレータ7、バキユームポンプ8等の補機部
品を作動させていることは制動エネルギーを有効
に活用することになる。
なお、本実施例においては、動力取出装置
PTO2は駆動系の一部としての変速機1に装着
してあるが、エンジンから車輪までの自動車の動
力伝達装置の適当な部位に装着でき、例えば、エ
ンジンの前方に装着するフロントホイールPTO
あるいはフライホイールに装着するフライホイー
ルPTOに代えることもできる。
また、本実施例においては、空気調和装置用の
コンプレツサ6、ジエネレータ7、バキユームポ
ンプ8は油圧ポンプ5を介して接続しているが、
油圧ポンプ5を省略して、駆動時の摩擦抵抗等の
ブレーキ力によりフートブレーキ力を軽減させる
こともできる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案に係る制動エネルギ
ー回収装置によれば、簡単な装置でフートブレー
キ力を軽減させることができると共にフートブレ
ーキ時の制動エネルギーでコンプレツサ、ジエネ
レータ、バキユームポンプ等の補機部品を作動さ
せることができる効果を奏する。
また、クラツチ接続時のシヨツクは、油圧ポン
プの油圧、或いはプロペラシヤフトのねじれ等に
より吸収され、然も、装置が変速機とリヤアクス
ルに至る間に設けられ、即ち、エンジンルーム外
に設けられるので、熱による影響もなく、従つて
耐久性が増大できる。
更に、装置が、エンジンルーム外に設けられる
ので、エンジンルーム内がレイアウト的に有利に
なり、整備点検もし易くなる。
然も、フートブレーキの作動信号によつて、ク
ラツチ装置の断続制御を行うので、複雑な制御は
不要であり、制御系が壊れにくく、この面からも
信頼性が高くなる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る制動エネルギー
回収装置の構成図、第2図は従来における制動エ
ネルギー回収装置の構成図である。 1……変速機、2……動力取出装置PTO、4
……クラツチ装置、4a……クラツチ装置の信号
回路、6……コンプレツサ、6a……コンプレツ
サを作動させる信号回路、7……ジエネレータ、
7a……ジエネレータを作動させる信号回路、8
……バキユームポンプ、8a……バキユームポン
プを作動させる信号回路、9……制御装置、10
a……フートブレーキからの信号回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 変速機の側面から動力を取出してフートブレー
    キ時の制動エネルギーを回収して補機部品を作動
    させる制動エネルギー回収装置において、車両の
    駆動系の一部に、動力を取出すための動力取出装
    置を設けると共に、該動力取出装置から取出され
    た動力を断接するクラツチ装置と、フートブレー
    キの作動信号により前記クラツチ装置を接続状態
    にする制御手段と、前記クラツチ装置が接続状態
    のときに前記動力取出装置から取出された動力に
    より駆動される油圧ポンプを設けると共に、動力
    取出装置とクラツチ装置間及びクラツチ装置と油
    圧ポンプ間とをプロペラシヤフトで連結したこと
    を特徴とする制動エネルギー回収装置。
JP1987044525U 1987-03-26 1987-03-26 Expired - Lifetime JPH052344Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987044525U JPH052344Y2 (ja) 1987-03-26 1987-03-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987044525U JPH052344Y2 (ja) 1987-03-26 1987-03-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63151317U JPS63151317U (ja) 1988-10-05
JPH052344Y2 true JPH052344Y2 (ja) 1993-01-21

Family

ID=30862419

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987044525U Expired - Lifetime JPH052344Y2 (ja) 1987-03-26 1987-03-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59195022U (ja) * 1983-06-14 1984-12-25 日産自動車株式会社 車両用減速エネルギ回収装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63151317U (ja) 1988-10-05

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