JPH052342A - 液体現像装置 - Google Patents

液体現像装置

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JPH052342A
JPH052342A JP25918591A JP25918591A JPH052342A JP H052342 A JPH052342 A JP H052342A JP 25918591 A JP25918591 A JP 25918591A JP 25918591 A JP25918591 A JP 25918591A JP H052342 A JPH052342 A JP H052342A
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JP
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developing solution
developing
supply groove
developer
atmosphere
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JP25918591A
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English (en)
Inventor
Tadahiro Suzuki
忠浩 鈴木
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】現像液タンク13で発生する現像液ミスト、溶
剤ガス、あるいは画像形成装置中、特にイオンフロー記
録ヘッドで発生するガスをファン・コンプレッサ等の機
器を追加することなく、回収することのできる液体現像
装置を提供する。又、現像中に現像ヘッド3の大気用溝
12への大気導入管に現像液が溜ることのない液体現像
装置を提供する。 【構成】現像液タンク13の排気管15あるいは画像形
成装置の回収すべきガスの発生部からの回収管を現像装
置の現像液循環のため負圧を発生させるポンプモータ1
0で吸引される部分に接続する。後者の目的に対して
は、現像ヘッド3の大気用溝12の大気導入口と現像液
回収管15とを直接接続する管を設け、その途中に1つ
の口が大気に開放される3方弁を設けてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電記録装置の画像形
成装置の液体現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写装置、ファクシミリ、静電
プリンタ等の静電記録方式の画像形成装置の現像装置と
して、トナーを溶剤(アイソパー)に分散させた現像液
を使用し、記録紙搬送路に対向する現像ヘッド面に開口
し、記録紙の幅方向全長に亘って延びる現像溝に現像液
タンクから現像液を供給し、静電記録ヘッドにより記録
紙面に形成された静電潜像を現像する溝型現像装置が知
られている。
【0003】この方式の現像装置では、良好な画像を得
るために、現像ヘッドの現像溝内を新鮮な現像液で満た
しておく必要があり、現像液を比較的高い流速で循環さ
せることが必要である。
【0004】本出願人は、この要求に適った溝型流体現
像装置を別途提案している。その概要を図面を参照して
以下に説明する。
【0005】図8は、静電記録・溝型現像方式の画像形
成装置の一例の概略構成図を示すものである。
【0006】この画像形成装置では、ロール上に巻かれ
た記録材1がセットされ、記録材1の先端は不作動状態
の静電記録ヘッド2及び現像ヘッド3上を通過して、駆
動ローラ4とピンチローラ5の間に挟まれている。この
状態で画像形成動作が開始されると、駆動ローラ4が回
転を開始し、記録材には静電記録ヘッド2で静電潜像が
記録され、この静電潜像を現像ヘッド3上で現像しなが
ら記録材の搬送を続け、現像像の先端がカッタ6を通過
する直前にカッタ6を駆動して記録材先端の余部を切り
取り、更に、現像像の後端がカッタ6を通過した直後に
駆動ローラ4の回転を中止すると共にカッタ6を駆動し
て記録材をカットし、排紙ローラ対7のみを回転させつ
つシート状の記録材を図示しない排紙トレー上に排紙す
る。
【0007】次に液体現像装置の一例を図9の現像装置
概略図及び図10の現像ヘッド断面図を参照して説明す
る。
【0008】図の液体現像装置においては、現像液溝1
1(図10参照)を静電記録紙1等の記録媒体により塞
いだ状態で、ポンプモータ等10の負圧発生手段を駆動
して現像液溝11内に負圧を発生させ、この負圧によっ
て、記録媒体1を現像ヘッド面に吸引することにより、
現像液溝11を密閉状態にして、現像液タンク13内の
現像液を供給パイプ14を介して現像液溝11に供給
し、現像液溝11内の現像液を回収パイプ15を介して
現像タンク13内へ回収しながら現像液を現像タンク1
3と現像液溝11とで循環させることにより、現像液溝
11を現像液で満たして記録媒体1上の静電潜像等の被
現像像の現像動作を行い、現像動作終了後に、上記ポン
プモータ10の駆動を継続させて現像液溝11内の現像
液を現像液タンク13へ回収する液抜きを行っている。
【0009】現像液供給パイプ14中に設けられた現像
液用2方弁16は、現像中は解放されて現像タンク13
内の現像液を現像液溝11に供給可能にしており、液抜
き中は遮断されて現像液溝11内は負圧の状態であるが
現像液は供給されない。
【0010】現像液溝11と平行して設けられた大気用
溝12(図10参照)は、少なくとも液抜き時には大気
と接続されて大気圧となり、大気用溝12と現像液溝1
1の間に圧力差が生じ、現像ヘッド面上で、大気溝12
から現像液溝11に向って、大気の流れ(⇒)が発生す
る。この気流により、記録媒体1上の余剰液が掻きとら
れることによってスクイズが行なわれる。大気用溝12
を現像中に大気と接続すると過剰スクイズされ、記録媒
体上に現像されたトナー像を削り取ることがあるため、
現像中は大気と遮断し、液抜き時に大気と接続すること
が望ましい。
【0011】現像液回収パイプ15中に設けられた負圧
調整弁17等の負圧調整手段は、少なくとも現像時には
大気と接続され、現像液回収パイプ15に適量の大気を
送り込むことによって、現像液溝11の負圧を抑制して
いる。一般に負圧が高い(負圧の絶対値)ほど、スクイ
ズ効果が上がるため、液抜き時は負圧を高めるように現
像液回収パイプ15と大気を遮断することが望ましい。
【0012】上記の大気用溝と負圧調整弁は、現像時と
液抜き時の、大気の接続と遮断の動作が逆になっている
ため、1つの3方弁18(大気用3方弁)によって両者
の動作を同時に実現できる。
【0013】大気用3方弁18は、現像中は大気と負圧
調整弁17が接続され、大気用溝12は塞がれた状態
で、液抜き時には大気と大気溝12が接続され、負圧調
整弁17に流れる大気は遮断されるように制御される。
【0014】現像中は大気用溝12を大気と遮断し、液
抜き時には大気と接続する手段としては、上記の大気用
3方弁18により大気用溝12に接続されたパイプと負
圧調整弁17とを接続する代りに、図11に示す如く、
大気用溝に接続された大気導入用パイプ28に大気用溝
開閉用2方弁26を介して大気に開放し、負圧調整弁1
7と現像液回収パイプ15との間に負圧調整手段開閉用
2方弁25を設け、2方弁26によって大気の流れを切
替えるようにした構成も知られている。2方弁26が開
放されると大気は大気導入用パイプ28を通って大気用
溝12に供給される。液抜き時には、負圧を高めるよう
に、現像液回収パイプ15と大気とを2方弁25によっ
て遮断する。
【0015】以上説明した構成により、現像液溝11内
を常に新鮮な現像剤で満すことができかつ、迅速な液抜
きが可能となったが、現像液は比較的速い流速で、現像
液供給パイプ14及び現像液回収パイプ15を循環する
ので、現像タンク13に現像液が回収されるとき、現像
液回収パイプ15から現像液が勢良く吹き出し、現像液
面を激しく波立たせ、タンク13外への液はね及び現像
液ミスト・溶剤ガスが発生するため、液はね防止、現像
液ミスト飛散低減の為に、現像タンク13を密閉して、
現像供給パイプ14、回収パイプ15を接続し、排気パ
イプ19を設け、排気パイプ19から排気を行っている
が、排気パイプは短かく、大気に開放しているので溶剤
ガスは回収されず、現像液ミストも排気とともにタンク
外に排出され、周囲に飛散して、現像装置や周辺の機器
を汚染し、オペレータ等が吸込む危険があった。
【0016】ところで、図8に示す静電記録ヘッド2と
しては、レーザ光線等を利用した光書込みヘッドやイオ
ンフローヘッド等が利用されるが静電記録方式では、画
像書込みに先立って、記録材1は帯電チャージャによっ
て帯電される。帯電チャージャとしては、コロナ放電器
が一般に使用されているが、コロナ放電器は、放電に際
してオゾンやNOXガスを発生するので、これらの有害
ガスを機内の飛散トナーミスト等とともに回収すること
が必要である。
【0017】また、イオンフローヘッドでは、大気中の
分子をイオン化して、イオンを電界によって記録媒体上
に移動させ、イオンの持つ電荷によって静電潜像が形成
される。空気中の分子をイオン化して、電界を加え
(−)イオンを記録材料に降らせて記録する場合、イオ
ンフローヘッドが換気できていないと、ヘッド内は空気
の供給が間に合わなくなり、(−)イオンが発生しにく
くなる。よって、良好な画像を得るためには、新鮮な空
気を供給する必要がある。このような、新鮮な空気を必
要とする装置では、従来、装置内に、空気を送り込むた
めにファンやコンプレッサといった換気装置が必要であ
った。
【0018】現像中は大気用溝は遮断され、現像用溝の
負圧に近い圧になる。そのため、現像液は記録紙に付着
搬送された大気溝内に進入し、大気用パイプに流れ込ん
でいく。図11に示した構成の現像装置では、大気用パ
イプ28は2方弁26を介して大気に開放されているの
で、大気用パイプ28に流れ込んだ現像液を処理するた
め、図12(a),(b),(c)に示すような液溜め
手段が従来採用されている。
【0019】(a)はパイプ径または弁の孔径が小さ
い、あるいはパイプの配回しによって(管路がU字型な
ど)液が流れにくい例である。この場合、大気用パイプ
に現像液が溜まって、流路を遮断し、大気溝12に大気
が供給されずスクイズ不良となり得る。
【0020】(b)は流路の一部を広くする例で、現像
液を溜めるための容器29を大気用パイプ28を延長し
て設けてある。容器29は取り外し可能で密封構造とな
っており、定期的に溜まった現像液を捨てる必要があ
る。図示の例では管路28を延長して密封容器29を設
けているが、大気溝12−弁26間の管路28中に容器
を設けても良い。
【0021】(c)は(a)とは逆に液が流れ易い例
で、現像液が弁26を通って排出されるため、受け皿3
0が必要となる。この場合も溜まった現像液を処理する
必要がある。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の液体
現像装置の現像タンクで発生する現像液ミスト・溶剤ガ
スをファンやコンプレッサ等の機器を増設することな
く、回収することができる液体現像装置を提供すること
を第1の課題とし、又帯電チャージャから発生するオゾ
ンやNOX、トナーミスト等の回収、イオンフローヘッ
ドに対する新鮮な空気の循環のためのファン等を省略す
ることのできる液体現像装置を提供することを第2の課
題とする。又、現像中に大気用溝への大気導入用パイプ
に現像液が溜ることがなく、溜った現像液を装置外に排
出する必要のない液体現像装置を提供することを第3の
課題とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の第1の課題を解決
するための発明は、記録媒体搬送路に対向する現像ヘッ
ド面に開口部を有して記録媒体幅方向に延在する現像液
供給溝を備えた現像ヘッドと、現像液を収容する現像液
タンクと、現像液タンクから現像液供給溝への現像液供
給路と、現像液供給溝から現像液タンクへの現像液回収
路と、現像液回収路中に設けられ、現像液供給溝の開口
部が記録媒体で塞がれている状態のとき、現像液供給溝
内に負圧を発生させる負圧発生手段と、現像液供給路ま
たは現像液回収路中に設けられ、大気を導入して現像液
供給溝内の負圧を調整する負圧調整手段と、現像ヘッド
上に現像液供給溝と並列して設けられた大気用溝とを有
し、現像液供給溝の開口部に記録媒体で塞いだ状態で現
像液供給溝内に負圧を発生させて、現像液供給溝の開口
部に記録媒体を吸引しながら現像液を現像タンクと現像
液供給溝とで循環させることにより、現像液供給溝を現
像液で満たして記録媒体上の被現像像の現像動作を行う
液体現像装置において、上記現像液タンクの排気管が、
上記の負圧調整手段の大気導入口又は上記の大気用溝の
大気導入口に接続されていることを特徴とする。
【0024】又、上記の第2の課題を解決するための発
明は、同じ構成の液体現像装置において、該現像装置が
搭載される画像形成装置の回収すべきガスの発生部から
のガスの回収管が上記の負圧調整手段の大気導入口又は
上記の大気用溝の大気導入口に接続されていることを特
徴とする。
【0025】又、上記の第3の課題を解決するための発
明は、同じ構成の液体現像装置において、上記の大気用
溝の大気導入口と現像液回収路形成手段とを接続する接
続管を設け、該接続管中に1つの口が大気に開き、他の
2つの口の夫々が両側の該接続管に接続された3方弁を
設け、現像中は大気用溝を現像液回収路形成手段に接続
し、液抜き中は大気用溝を大気に開放するように上記3
方弁を切替えることを特徴とする。
【0026】
【作用】第1、第2の課題を解決する発明では上記の如
く、現像剤中タンクの排気管あるいは画像形成装置の回
収すべきガスの発生部からのガスの回収管が負圧調整手
段の大気導入口又は大気用溝の大気導入口に接続されて
いることにより、負圧調整手段が作動している現像中に
は負圧調整手段の大気導入口から、又大気用溝内の空気
が現像液供給溝の方に流れる液抜き時には大気用溝の大
気導入口から、現像液タンク内のミスト、溶剤ガス、あ
るいは画像形成装置内の回収すべきガスの発生部、例え
ばイオンフロヘッドのガスは吸引されて回収することが
でき、特定部位には常に新鮮な空気が循環する。
【0027】いずれの場合も、負圧調整手段の大気導入
口と、大気用溝の大気導入口とを3方弁の2つの口に切
換可能に連結し、この3方弁の大気導入口に現像液タン
クの排気管あるいは機内からの回収ガス管を連結し、現
像中は3方弁の排気側を負圧調整手段と、液抜き中は大
気溝と接続するように制御するようにすれば、現像液タ
ンク中のミスト、溶剤ガスあるいは画像形成装置内の回
収すべきガスは負圧発生手段が作動している間に常に吸
引されて回収される。
【0028】又、第3の課題を解決する発明では、大気
導入口に接続される大気用パイプは3方弁を介して現像
液回収パイプに接続されているので、現像時大気用パイ
プに流れ込む現像液を現像液回収パイプへ吸引回収する
ことにより、大気用パイプ中に現像液が溜ることなく、
溜った現像液の処理は不要となる。
【0029】本発明の上記及びそれ以外の課題、課題を
解決するための手段及び作用は、以下に図面を参照して
詳述される実施例の説明により明らかにされるであろ
う。
【0030】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0031】図1は、図9で説明した液体現像装置に本
発明を適用した実施例を示す図である。したがって、同
一の機能を有する部材には同一の符号を付し、異る点に
重点を置いて説明する。
【0032】本実施例が図9で説明した液体現像装置と
異なるのは、現像液タンク13に設けられた排気パイプ
19が大気と大気用3方弁18の大気導入口に接続され
ていることだけである。接続管の中間には大気開放部2
0が設けられている。
【0033】図1の実施例によれば、3方弁18を切り
替えることによって、現像中は現像液タンク13及び大
気解放部20と負圧調整手段17が接続され、液抜き中
は現像タンク13及び大気解放部20と大気溝12が接
続される。
【0034】現像中の気体の収支を図2を用いて簡単に
説明する。
【0035】現像装置に吸引される気体は、負圧調整手
段17から入ってくる大気(ガス含む)V1と図2に示
す現像ヘッド3の前後端から入ってくる大気V2の2つ
で、現像液タンクからの排気V0は、両者の和(V0=V
1+V2)となる。本実施例では、現像時に現像ヘッド3
から過剰の大気が流入すると画像への悪影響を及ぼすた
め、V2が小さくなるように条件を設定してあり、負圧
調整手段17から吸入される気体は現像ヘッド3前後端
から吸入される大気の約1〜6倍となっており、現像タ
ンク13から排気されるガスV0の、回収率ηは、 η=V1/(V1+V2)=50〜85% [V1=1〜6,V2=1] となっている。
【0036】液抜き中に吸引される気体は、大気用溝1
2から入っている大気(ガス含む)V3と現像ヘッド3
の前後端から入ってくる大気V2の2つで、図2に示す
本実施例の現像ヘッド3では、V2が現像ヘッド3の前
後端の2箇所、V3が2本の大気用溝12前後(×2)
の4箇所から大気が吸入される。上記のそれぞれの吸入
箇所から入ってくる大気の量が全て等しいと仮定する
と、現像タンク13から排気されるガスの回収率ηは、 η=V3/(V3+V2)=67% [V2=2,V3=4] となる。但し、記録媒体1は現像ヘッド3の前後端の角
に押しつけられているため、現像ヘッド3の前後端から
は大気が入り難くく、実際の回収率は、70%以上にな
る。
【0037】上記の構成で、回収率が100%にならな
いのは、現像液タンク13と3方弁18の間に設けられ
た大気解放部20から、容積V2分のガスを装置外に排
出しているためである(オープンサイクル)。もし、大
気解放部20を設けなければ(クローズサイクル)、理
論的には回収率は100%になるが、回収率100%の
条件とは、上記の2式で、“V2=0”の条件である。
“V2=0”の条件とは、現像ヘッド3の前後端から大
気がまったく入らないことを意味しており、この状態を
実現するためには、現像ヘッド3内の圧力が大気圧に等
しくなければならない。すなわち、“V2=0”では、
現像ヘッド3内に負圧が発生しないため、現像を行うこ
とが困難である。よって、現像液タンク13から排気さ
れるガスを回収するためには、回収路21中の一部分を
大気に解放しなければならない。
【0038】しかし、この構成によって、特別な装置を
設けないで、現像装置のポンプモータ等の負圧発生手段
が動作中に、負圧調整手段または大気用溝から気体を吸
引して、溶剤ガスを回収することが出来る。
【0039】次に、静電記録ヘッド2として、イオンフ
ローヘッドを使用する画像形成装置の液体現像装置に本
発明を適用した第2実施例を図3に基づいて説明する。
図3を見れば明らかなように、液体現像装置そのものは
図8で説明した液体現像装置と殆んど変るところはな
い。
【0040】イオンフローヘッド2には2箇所に開口部
21,22が設けられ、大気出入口とし、イオンフロー
大気出口22と現像装置の3方弁18の大気導入口とが
接続されている。
【0041】液体現像装置の上記以外の構成は図8と異
る点はない。したがって、液体現像装置の負圧発生手段
(ポンプ)10が動作中はイオンフローヘッド2内のガ
スは、負圧調整手段17または大気用溝により吸引され
イオンフローヘッド2内にはもう一つの大気出入口21
から新鮮な空気が流れ込み、ヘッド2内の換気が行なわ
れる。
【0042】又、イオンフローヘッド2の大気出口22
から排出される気体にはオゾン等のガスが含まれている
ために、イオンフローヘッド大気出口22と3方弁18
の間には、ガス分解フィルタ23が設けられている。な
お、現像液の溶剤として一般的に用いられるアイソパー
はオゾンを分解する作用があるため、フィルタ23は必
ずしも必要でない。
【0043】次に、図4に示す如く、記録材1の搬送路
に1個の静電記録ヘッド2と3個の現像ヘッド3Y,3
M,3Cを備えた液体現像方式のカラー画像形成装置に
本発明を適用した第3実施例を説明する。各色の現像装
置は図8で説明した現像装置と同構成である。
【0044】先ず、この画像形成装置の概略を説明する
と、図4において、ロール状に巻かれた記録材1がセッ
トされ、記録材1先端は不作動状態の除電ヘッド8及び
静電記録ヘッド2及び3本の現像ヘッド3Y,3M,3
Cを通過して、駆動ローラ4とピンチローラ5の間に挟
まれた状態で記録動作の開始を待って、待機状態におい
ては、全ての現色ヘッド3Y,3M,3Cは、記録材搬
送路より下方に離間した待機位置にある。図示しない情
報処理装置から受け取った記録情報のデータ処理が終了
してから記録動作が開始されると、イエロー(Y)の現
像ヘッド3Yをその現像ヘッド面が記録材搬送路に近接
する位置に上昇移動させて、現像ヘッド3Yに設けられ
た現像液溝11に現像ヘッドYより下方に配置された現
像液タンク13Y(図5参照)から現像液を供給して、
両者の間で現像液の循環を開始すると共に駆動ローラ4
及び繰り出しローラ9が回転を開始し、記録材には静電
記録ヘッド2上で静電潜像の記録が行われ、この静電潜
像を現像ヘッド3Y上で現像しながら記録材の搬送を続
ける。イエローの現像ヘッド3Yによる静電潜像の現像
が終了したら、イエローの現像ヘッドを下方の待機位置
に移動させると共に、繰り出しローラ9及び駆動ローラ
を逆回転させて、記録材の画像先端が除電ヘッド8を通
過するまで戻す。次に、マゼンタ(M)、シアン(C)
に対する静電潜像の形成、現像ヘッドの上昇動作、及び
記録材の搬送動作をイエローと同様の手順で実施し、カ
ラー現像を行う。但し、マゼンタ、シアン記録時には除
電ヘッド8を動作させて、残留電位の除電を行う。ま
た、最終の現像であるシアンの画像形成動作中に、カラ
ー現像像の先端がカッタ6を通過する直前にカッタ6を
駆動して記録材先端の余部を切り取り、更に、カラー現
像像の後端がカッタ6を通過した直後にカッタ6を駆動
して記録材をカットした後に、排紙ローラ対7のみを回
転させつつシート状の記録材を図示しない排紙トレー上
に排紙する。
【0045】イエロー、マゼンタ、シアンの各色の液体
現像装置の構成及び現像、液抜き動作は図9、図10で
説明した単色の液体現像装置と全く同じであるから繰返
しては述べない。
【0046】図4及び図5に実施例を示した発明の目的
とするところは、イエロー、マゼンタ、シアンの各色の
画像書込みに共通に使用される静電記録ヘッド、特にイ
オンフローヘッドが使用された場合、その記録ヘッドか
ら発生するガスを回収し、新鮮な空気をヘッドに送り込
むためのガス回収手段として図3に示す実施例の如く現
像装置の負圧発生手段を利用するに際して、各色現像装
置の分担利用の合理的な構成とタイミングを提供するこ
とにある。
【0047】この目的を達成する発明の構成を図5に示
す。図には紙面の関係で、シアン色用の現像装置は記載
が省略されているが、その構成はイエロー、マゼンタ色
の現色装置と全く同一であり、図において、イオンフロ
ーヘッド2の一方の大気出入口22から、ガス分解フィ
ルタ23を経て下方に延びる管から分岐した3本の分岐
管のうちのCと記された管に接続される。
【0048】各現像装置の現像液回収パイプ15の負圧
調整弁17との合流位置と負圧発生手段(ポンプモー
タ)10との間には気液切換え用3方弁31が設けられ
ており、イオンフローヘッド2からの配管の各分岐管
は、上記3方弁31の1つの口に接続されている。
【0049】図5の上側の現像装置はイエロー用であ
り、現像または液抜き中であることを示す。負圧調整手
段17と負圧発生手段10の間に設けられた気液切り替
え用3方弁31は、負圧発生手段10と現像スリット1
1を導通し、現像液が循環できる状態になっており、上
述した現像動作によって、現像または液ぬきを行う。
【0050】下側の現像装置は、マゼンタ用であり、ガ
スを循環中であることを示す。気液切り替え3方弁31
は、負圧発生手段10とイオンフローヘッド2を導通
し、静電記録ヘッド2内に発生した、オゾン等のガスを
吸引回収すると共にイオンフローヘッド大気出口側22
を吸引することで、イオンフローヘッド大気入り口側か
ら、空気が吸入され、イオンフローヘッド内の換気を行
っている。
【0051】図5では、イエロー現像装置を画像形成に
使用し、マゼンタ現像装置をガスの回収、換気に用いる
が、マゼンタ現像装置を画像形成に使用しているとき
は、図に示さないシアン現像装置をガスの回収、換気に
用いる。シアン現像装置を画像形成に使用しているとき
は、イエロー現像装置をガスの回収、換気に用いるよう
に、各色のポンプモータ10の及び気液切り替え用3方
弁31をON/OFF制御することで、常にガスを回収
し、換気を行うことができる。ポンプモータ10及び気
液切り替え用3方弁31の動作を示すタイミングチャー
トを図6に示す。本実施例では、3つある現像装置の1
つ目を画像形成用に、2つ目をガス循環用に使用し、3
つ目の現像装置は、使用していないが、1つ目を画像形
成用に用いて、残りの2つをガスの循環用に用いても良
い。
【0052】またはイエロー及びマゼンタの画像形成中
にはシアン現像装置をガス循環用に、シアンの画像形成
中にはイエロー現像装置をガス循環用に使用し、マゼン
タ現像装置はガス循環に使用しないなどのように、1つ
目の現像装置で2度ガス循環を行ない、3つ目はガス循
環を行なわないことも可能である。
【0053】次に、第3の課題を解決するための発明の
実施例を図7に示す。この実施例は、図11で説明した
従来の現像装置の大気用溝12への大気導入用パイプ2
8の下端に設けられた2方弁26を3方弁27とし、1
つの口を大気に開放し、他の2つの口の1方は大気導入
用パイプ22に接続し、他方の口と現像液回収パイプ1
5とを接続パイプで接続したものである。この3方弁2
7により、現像中は大気溝12と現像液回収パイプ15
が接続されて、現像液溝11と同様に、大気溝12はポ
ンプモータ10によって吸引され、現像液溝11と大気
溝12は同じ負圧となる。また、液ぬき中は従来例と同
様に大気溝12は大気に接続され従来通りスクイズが行
われる。
【0054】現像中に大気用パイプ28に流れ込んでく
る現像液は3方弁27を通って現像液回収パイプ15に
吸引回収される。
【0055】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、特別な装
置を設けないで現像装置のポンプモータ等の負圧発生手
段が作動中に負圧調整手段または大気用溝から気体を吸
引して現像液の溶剤ガスや画像形成装置内空間やイオン
フローヘッド等から発生したガスを吸引して回収し、換
気を行なうことができる。又、現像中に大気用溝への大
気導入用パイプに現像液が溜ることが防止され、大気導
入パイプより現像液を排出する作業は必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の液体現像装置の構成を示す配
管系統図である。
【図2】その現像ヘッドの構成と作用を説明する断面図
である。
【図3】イオンフローヘッドの換気が可能な本発明の他
の実施例の液体現像装置の構成を示す配管系統図であ
る。
【図4】本発明が適用される静電記録溝型現像方式のカ
ラー画像形成装置の概略構成を示す断面図である。
【図5】図4の画像形成装置の現像装置に本発明を適用
してイオンフローヘッドの換気を可能とした実施例の配
管系統図である。
【図6】そのタイミングチャートである。
【図7】本発明の他の実施例の液体現像装置の構成を示
す配管系統図である。
【図8】本発明が適用される静電記録溝型現像方式の画
像形成装置の概略構成を示す断面図である。
【図9】その画像形成装置に使用される現像装置の構成
を示す配管系統図である。
【図10】その現像ヘッドの断面図である。
【図11】従来の現像装置の他の構成を示す配管系統図
である。
【図12】(a),(b),(c)はその大気導入パイ
プの現像液溜りの例を示す断面図である。
【符号の説明】 1 静電潜像記録媒体(記録材ロール) 2 静電記録ヘッド(イオンフローヘッド) 3 現像ヘッド(溝型液体現像器) 4 駆動ローラ 5 ピンチローラ 6 カッタ 7 排紙ローラ(対) 8 除電ヘッド 9 繰り出しローラ 10 負圧発生手段(ポンプモータ) 11 現像液溝 12 大気用溝 13 現像液タンク 14 現像液供給路形成手段(供給パイプ) 15 現像液回収路形成手段(回収パイプ) 16 現像液用2方弁 17 負圧調整手段(負圧調整弁) 18 大気用3方弁 19 現像タンク排気パイプ 20 大気解放部(現像タンク−3方弁間) 21 イオンフローヘッド大気導入口(大気入口) 22 イオンフローヘッド大気出口 23 ガス分解フィルタ 25 負圧調整手段開閉2方弁 26 大気用溝開閉2方弁 27 大気用溝開閉3方弁 28 大圧導入用パイプ 29 液溜容器 30 受け皿 31 気液切り替え用3方弁

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体搬送路に対向する現像ヘッド面
    に開口部を有して記録媒体幅方向に延在する現像液供給
    溝を備えた現像ヘッドと、現像液を収容する現像液タン
    クと、現像液タンクから現像液供給溝への現像液供給路
    と、現像液供給溝から現像液タンクへの現像液回収路
    と、現像液回収路中に設けられ、現像液供給溝の開口部
    が記録媒体で塞がれている状態のとき、現像液供給溝内
    に負圧を発生させる負圧発生手段と、現像液供給路また
    は現像液回収路中に設けられ、大気を導入して現像液供
    給溝内の負圧を調整する負圧調整手段と、現像液供給溝
    の開口部に記録媒体で塞いだ状態で現像液供給溝内に負
    圧を発生させて、現像液供給溝の開口部に記録媒体を吸
    引しながら現像液を現像タンクと現像液供給溝とで循環
    させることにより、現像液供給溝を現像液で満たして記
    録媒体上の被現像像の現像動作を行う液体現像装置にお
    いて、上記現像液タンクの排気管が、上記の負圧調整手
    段の大気導入口に接続されていることを特徴とする液体
    現像装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体搬送路に対向する現像ヘッド面
    に開口部を有して記録媒体幅方向に延在する現像液供給
    溝を備えた現像ヘッドと、現像液を収容する現像液タン
    クと、現像液タンクから現像液供給溝への現像液供給路
    と、現像液供給溝から現像液タンクへの現像液回収路
    と、現像液回収路中に設けられ、現像液供給溝の開口部
    が記録媒体で塞がれている状態のとき、現像液供給溝内
    に負圧を発生させる負圧発生手段と、現像ヘッド上に現
    像液供給溝と並列して設けられた大気用溝とを有し、現
    像液供給溝の開口部に記録媒体で塞いだ状態で現像液供
    給溝内に負圧を発生させて、現像液供給溝の開口部に記
    録媒体を吸引しながら現像液を現像タンクと現像液供給
    溝とで循環させることにより、現像液供給溝を現像液で
    満たして記録媒体上の被現像像の現像動作を行う液体現
    像装置において、上記現像液タンクの排気管が、上記の
    大気用溝の大気導入口に接続されていることを特徴とす
    る液体現像装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体搬送路に対向する現像ヘッド面
    に開口部を有して記録媒体幅方向に延在する現像液供給
    溝を備えた現像ヘッドと、現像液を収容する現像液タン
    クと、現像液タンクから現像液供給溝への現像液供給路
    と、現像液供給溝から現像液タンクへの現像液回収路
    と、現像液回収路中に設けられ、現像液供給溝の開口部
    が記録媒体で塞がれている状態のとき、現像液供給溝内
    に負圧を発生させる負圧発生手段と、現像液供給路また
    は現像液回収路中に設けられ、大気を導入して現像液供
    給溝内の負圧を調整する負圧調整手段と、現像ヘッド上
    に現像液供給溝と並列して設けられた大気用溝とを有
    し、現像液供給溝の開口部に記録媒体で塞いだ状態で現
    像液供給溝内に負圧を発生させて、現像液供給溝の開口
    部に記録媒体を吸引しながら現像液を現像タンクと現像
    液供給溝とで循環させることにより、現像液供給溝を現
    像液で満たして記録媒体上の被現像像の現像動作を行う
    液体現像装置において、上記の負圧調整手段の大気導入
    口と、上記の大気用溝の大気導入口とが3方弁で連結さ
    れるとともに、現像中は大気と負圧調整手段とを接続
    し、液抜き中は大気と大気溝とを接続するように制御さ
    れ、該3方弁の大気導入口に上記の現像液タンクの排気
    管が接続されていることを特徴とする液体現像装置。
  4. 【請求項4】 上記の現像液タンクの排気管から上記の
    大気導入口までの配管に少なくとも1個所以上大気解放
    部を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    1項に記載の液体現像装置。
  5. 【請求項5】 記録媒体搬送路に対向する現像ヘッド面
    に開口部を有して記録媒体幅方向に延在する現像液供給
    溝を備えた現像ヘッドと、現像液を収容する現像液タン
    クと、現像液タンクから現像液供給溝への現像液供給路
    と、現像液供給溝から現像液タンクへの現像液回収路
    と、現像液回収路中に設けられ、現像液供給溝の開口部
    が記録媒体で塞がれている状態のとき、現像液供給溝内
    に負圧を発生させる負圧発生手段と、現像液供給路また
    は現像液回収路中に設けられ、大気を導入して現像液供
    給溝内の負圧を調整する負圧調整手段と、現像液供給溝
    の開口部に記録媒体で塞いだ状態で現像液供給溝内に負
    圧を発生させて、現像液供給溝の開口部に記録媒体を吸
    引しながら現像液を現像タンクと現像液供給溝とで循環
    させることにより、現像液供給溝を現像液で満たして記
    録媒体上の被現像像の現像動作を行う液体現像装置にお
    いて、該現像装置が搭載される画像形成装置の回収すべ
    きガスの発生部からのガス回収管が、上記の負圧調整手
    段の大気導入口に接続されていることを特徴とする液体
    現像装置。
  6. 【請求項6】 記録媒体搬送路に対向する現像ヘッド面
    に開口部を有して記録媒体幅方向に延在する現像液供給
    溝を備えた現像ヘッドと、現像液を収容する現像液タン
    クと、現像液タンクから現像液供給溝への現像液供給路
    と、現像液供給溝から現像液タンクへの現像液回収路
    と、現像液回収路中に設けられ、現像液供給溝の開口部
    が記録媒体で塞がれている状態のとき、現像液供給溝内
    に負圧を発生させる負圧発生手段と、現像ヘッド上に現
    像液供給溝と並列して設けられた大気用溝とを有し、現
    像液供給溝の開口部に記録媒体で塞いだ状態で現像液供
    給溝内に負圧を発生させて、現像液供給溝の開口部に記
    録媒体を吸引しながら現像液を現像タンクと現像液供給
    溝とで循環させることにより、現像液供給溝を現像液で
    満たして記録媒体上の被現像像の現像動作を行う液体現
    像装置において、該現像装置が搭載される画像形成装置
    の回収すべきガスの発生部からのガス回収管が、上記の
    大気用溝の大気導入口に接続されていることを特徴とす
    る液体現像装置。
  7. 【請求項7】 記録媒体搬送路に対向する現像ヘッド面
    に開口部を有して記録媒体幅方向に延在する現像液供給
    溝を備えた現像ヘッドと、現像液を収容する現像液タン
    クと、現像液タンクから現像液供給溝への現像液供給路
    と、現像液供給溝から現像液タンクへの現像液回収路
    と、現像液回収路中に設けられ、現像液供給溝の開口部
    が記録媒体で塞がれている状態のとき、現像液供給溝内
    に負圧を発生させる負圧発生手段と、現像液供給路また
    は現像液回収路中に設けられ、大気を導入して現像液供
    給溝内の負圧を調整する負圧調整手段と、現像ヘッド上
    に現像液供給溝と並列して設けられた大気用溝とを有
    し、現像液供給溝の開口部に記録媒体で塞いだ状態で現
    像液供給溝内に負圧を発生させて、現像液供給溝の開口
    部に記録媒体を吸引しながら現像液を現像タンクと現像
    液供給溝とで循環させることにより、現像液供給溝を現
    像液で満たして記録媒体上の被現像像の現像動作を行う
    液体現像装置において、上記の負圧調整手段の大気導入
    口と、上記の大気用溝の大気導入口とが3方弁で連結さ
    れるとともに、現像中は大気と負圧調整手段とを接続
    し、液抜き中は大気と大気溝とを接続するように制御さ
    れ、該3方弁の大気導入口に、該液体現像装置が搭載さ
    れる画像形成装置の回収すべきガスの発生部からのガス
    回収管が接続されていることを特徴とする液体現像装
    置。
  8. 【請求項8】 現像液循環手段によって現像液を現像液
    タンクと現像ヘッドとの間を循環させて現像を行なう湿
    式現像装置を、内蔵する現像剤の色を異にして複数個設
    け、該現像装置を一色ごとに順次切換えて現像した現像
    像を重ね合せることによりカラー画像を形成する湿式カ
    ラー画像形成装置の液体現像装置において、上記の現像
    液循環手段に現像液循環路と、画像形成装置の回収すべ
    きガスの発生部からのガス回収用気体流路とを切換え可
    能に接続し、現像装置を一色ごとに切換えて作像させる
    際、作像処理を行なわない現像装置の現像液循環手段を
    気体流路側に切換えるように制御することを特徴とする
    液体現像装置。
  9. 【請求項9】 記録媒体搬送路に対向する現像ヘッド面
    に開口部を有して記録媒体幅方向に延在する現像液供給
    溝及び大気用溝を備えた現像ヘッドと、現像液を収容す
    る現像液タンクと、現像液タンクから現像液供給溝への
    現像液供給路形成手段と、現像液供給溝から現像液タン
    クへの現像液回収路形成手段と、現像液回収路中に設け
    られ、現像液供給溝の開口部が記録媒体で塞がれている
    状態のとき、現像液供給溝内に負圧を発生させる負圧発
    生手段を有し、該現像液供給溝の開口部を記録媒体で塞
    いだ状態で現像液供給溝内に負圧を発生させて、現像液
    供給溝の開口部に記録媒体を吸引しながら現像液を現像
    タンクと現像液供給溝とで循環させることにより、記録
    媒体上の被現像像の現像動作を行う液体現像装置におい
    て、上記の大気用溝の大気導入口と現像液回収路形成手
    段とを接続する接続管を設け、該接続管中に1つの口が
    大気に開き、他の2つの口の夫々が両側の該接続管に接
    続された3方弁を設け、現像中は大気用溝を現像液回収
    路形成手段に接続し、液抜き中は大気用溝を大気に開放
    するように上記3方弁を切替えることを特徴とする液体
    現像装置。
JP25918591A 1991-04-18 1991-10-07 液体現像装置 Pending JPH052342A (ja)

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