JP4096560B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コロナ帯電器からでるオゾンや現像器から飛散するトナー粉末を回収するための画像形成装置のダクトブロックの構成、および、当該ダクトブロックを用いて、オゾンや飛散トナーがもたらす不具合を抑制した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
コロナ放電に伴ってコロナ帯電器から発生するオゾンや、現像操作に伴って現像器から飛散するトナー粉末(以下、単にトナーという)が、環境、あるいは、結果として画質に好ましくない影響を与えることは知られている。
【0003】
そして、従来、そのような不具合を解消するために、コロナ帯電器の構成を工夫したり、または、オゾンを含む空気の流通路を設け、吸引ファンで強制的に吸引するとともに、その途上に設けたフィルタで臭気をとる構成などが提案されている。
【0004】
一方、飛散トナーの対応についても、例えば、感光体ドラム表面と、当該感光体ドラムに対向する現像スリーブ用の開口を形成する現像装置基体との間にフィルムシートを設けて密閉空間を作ったり、また、現像領域に浮遊するトナーを吸引手段により吸引し、フィルタで除去する等の提案がされている。
【0005】
しかしながら、上記構成はそれなりに有用ではあるものの、まだ満足できるようなレベルのものではなく、また、例えば、タンデム方式、特に、タンデム方式、かつ、中間転写方式の如くスペース的に極めて厳しい画像形成装置に適応できるようなものではなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、装置本体の小型化を維持しつつ、コロナ帯電器から出るオゾンや、現像器から発生する飛散トナーに対して安定処理が可能である画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は下記の構成要件によって達成することができる。
【0009】
)コロナ帯電器内に空気を導く空気導入ダクトと、前記コロナ帯電器から出るオゾンを排出するオゾン排出ダクトと、現像器から飛散するトナー粉末を排出するトナー排出ダクトとを階層状に有するダクトブロックを有し、かつ、前記ダクトブロックと一体的に設けた取付部に取り付けられるコロナ帯電器の孔あきバックプレートを介して、前記空気導入ダクトとコロナ帯電器の内部とを連通せしめるとともに、現像器の蓋部材の上面と前記ダクトブロックの下面とで前記トナー排出ダクトに連通するトナー排出流路を形成するように構成したことを特徴とする画像形成装置。
【0010】
)縦方向に設けた4組の画像形成ユニットと、コロナ帯電器内に空気を導く空気導入ダクト、前記コロナ帯電器から出るオゾンを排出するオゾン排出ダクト、および、現像器から飛散するトナー粉末を排出するトナー排出ダクトを階層状に構成したダクトブロックを少なくとも3つ有し、かつ、前記ダクトブロックと一体的に設けた取付部に取り付けられるコロナ帯電器を、直上に位置する画像形成ユニットのコロナ帯電器とするとともに、前記ダクトブロックと一体的に設けた取付部に取り付けられる現像器を、前記直上に位置する画像形成ユニットの直下に配置する画像形成ユニットの現像器として構成したことを特徴とする画像形成装置。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明に係わる実施の形態の一例について、以下、図面に基づいて説明する。
【0012】
図1はデジタルカラー複写機からなる画像形成装置(以下、複写機という)の構成を示す概略図である。
【0013】
本実施の形態における複写機は、機体上部に自動原稿送り装置1を有するとともに、機体内に画像読み取り部2、画像形成部3、ベルトユニット4のためのベルト設置部、給紙部5、定着装置T、反転排紙・再給紙部6、および、反転搬送手段であるADU7を有している。
【0014】
前記自動原稿送り装置1は、原稿を1枚ずつ送り出して画像読み取り位置へと搬送し、画像読み取りが終わった原稿を所定の場所に排出する装置である。
【0015】
前記自動原稿送り装置1は、原稿を載置する原稿載置台101、載置された原稿を分離する原稿分離手段103、分離された原稿を搬送する原稿搬送部105、搬送された原稿を排紙する原稿排紙手段107、排紙された原稿を載置する原稿排紙台109、および、原稿の両面の画像を読み取る両面コピーモードにおいて、当該原稿の表裏面を反転させるべく使用されるローラ対からなる原稿反転手段111を有している。
【0016】
処理プロセスがらみで述べるに、前記原稿載置台101上に載置された複数枚の原稿(不図示)は、原稿分離手段103によって1枚づつ分離され、前記原稿搬送部105を介して画像読み取り位置に向けて搬送される。
【0017】
前記原稿読み取り位置は、前記原稿搬送部105の下方部に設けられており、そこで、画像読み取り装置2を構成するスリット201を介して、原稿の画像が読み取られ、読み取られた原稿は原稿排紙手段107によって原稿排紙台109上に排出される。
【0018】
なお、両面コピーモードにおいては、片面が読み取られて搬送されてくる原稿は前記原稿反転手段111により二点鎖線の矢印で示す方向に搬送され、進行方向における後端を咬んでいる状態で当該原稿反転手段111の駆動が停止された後の逆方向回転により前記原稿搬送部105を介して再度、画像読み取り位置に導かれ、しかる後、前記原稿排紙手段107によって原稿排紙台109上に排出される。
【0019】
上記の工程は、原稿載置台101上に載置された原稿の枚数分繰り返される。
前記画像読み取り装置2は、前記スリット201、原稿を照射するためのランプ213と原稿からの反射光を反射させる第1ミラー215とを一体化してなる第1ミラーユニット205、第1ミラー215からの光を反射させる第2ミラー217と第3ミラー219とを略V字状に一体化してなる第2ミラーユニット207と、当該第3ミラー219からの反射光を撮像素子上に結像させる結像レンズ209、および、結像レンズ209によって結像された光像を光電変換して画像情報を得るライン状の撮像素子(以下、CCDという)211を有している。
【0020】
前記画像情報は、適宜の画像処理を施された後、一旦、図示しないメモリに蓄積されるようになっている。
【0021】
前記自動原稿送り装置1によって送られている原稿を、画像読み取り装置2で読み取る態様においては、第1ミラーユニット205及び第2ミラーユニット207は、図示の如き位置に固定されている。
【0022】
前記画像読み取り装置2によって読み取られた各色の画像信号はメモリより順次取り出され、画像形成部3を構成する各露光光学系313にそれぞれ電気信号として入力される。
【0023】
前記画像形成部3は色分解画像に応じたトナー像を形成するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4組の画像形成手段(以下、画像形成ユニットという)30を含む。
【0024】
それぞれの画像形成ユニット30は、感光体ドラム301、スコロトロン形式からなるコロナ帯電器(以下、単に帯電器という)303、画像書き込み手段である露光光学系305、および、現像器350を主要構成要素とする。
【0025】
4組の前記画像形成ユニットの機械的構成は同じであるので、符号は1つのユニットにのみ付してある。
【0026】
本発明に係わるダクトブロックは前記帯電器303と前記現像器350とに関係づけた構成を有するが、詳細は後に図2を用いて説明する。
【0027】
なお、それぞれの画像形成ユニット30は、ベルト設置部において縦方向に長く配設された、ベルトユニット4を構成するループ状の回転ベルト(以下、中間転写ベルトという)401の一平面(張設面)Aに沿って、上から、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の順に配列されている。
【0028】
また、前記露光光学系305はレーザ光学系で構成される露光ユニットであり、その構成自体は公知である。
【0029】
309はドラムクリーニング手段である。403は前記中間転写ベルト401の内側であって、かつ、前記感光体ドラム301の周面一部に対向して位置づけられた転写手段である。
【0030】
前記転写手段403は、中間転写ベルト401を回転可能に懸架する支持ローラ405、406、407、および、バックアップローラ410等と共にベルトユニット4を構成し、また、前記バックアップローラ410は、中間転写ベルト401を挟んで当該バックアップローラと押圧しながら回転するように対向配置した転写ローラ510とで二次転写手段を構成している。
【0031】
上記の画像形成ユニット30とベルトユニット4の構成による画像形成は次のようになされる。
【0032】
画像形成プロセスの開始に伴って、反時計方向に回転する感光体ドラム301の表面は帯電器303により所定の極性に帯電される。
【0033】
次いで、露光光学系305による第1の色信号、即ち、イエロー(Y)の画像信号に対応する露光が施され、当該(Y)の画像に対応する静電潜像が前記感光体ドラム301上に形成される。
【0034】
前記静電潜像は現像器350で反転現像されて(Y)のトナー像に変換された後、転写手段403の作用によって中間転写ベルト401上に転写される。
【0035】
第1の色信号による画像形成開始から所定の時間後に順次開始される他の色信号による画像形成は上記と同様のプロセスにより、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各画像形成ユニットによって作られ、それぞれのトナー像が前記(Y)のトナー像のある画像領域と重畳するように順次転写され、前記中間転写ベルト401上に重ね合わせのカラートナー像が形成される。
【0036】
一方、転写処理終了後の前記感光体ドラム301の表面はドラムクリーニング手段309で清掃され、新たな画像形成のための準備が整えられる。
【0037】
なお、前記感光体ドラム301、あるいは、中間転写ベルト401に対する個々の画像形成プロセスの開始タイミングは、前記中間転写ベルト401の一方の側、本実施の形態においては外側であって、前記中間転写ベルトの回転方向に見て、前記転写ローラ510のある位置から1組目(イエロー)の画像形成ユニットが設けてある位置までの区間に付設したレジストセンサ(沖電子(株)社製、型番OPU813)413が、当該中間転写ベルト401に設けた、例えば、塗料を用いて形成した基準マークを検知した時を起点として計時を行い、所定時間経過毎に、順次、(Y)、(M)、(C)、(K)プロセスを開始させるように構成してある。
【0038】
前記レジストセンサ413による検知信号を取り込み、計時を監視するとともに、個々のプロセスを制御する処理操作はOSを含む制御部Sで実施することができ、また、そのようなレジスト制御は、正式な画像形成以外の時間帯に行うようになっている。
【0039】
例えば、定時間毎、あるいは、正式な画像形成実行の前に設けた予備制御時間にレジスト制御を行うことができる。
【0040】
説明を戻して、以下、中間転写ベルト上に形成されたカラートナー画像が用紙Pに転写され、装置外に排紙されるまでの工程に絡めて、装置のその他の構成につき簡単に述べる。
【0041】
前記中間転写ベルト401上における画像形成に対応した適宜のタイミングで、用紙Pが給紙部5の送り出し部501(511、521)に位置する給紙ローラ503(513、523)によって給紙され、レジストローラ551に向けて搬送される。
【0042】
しかる後、前記レジストローラ551の回転再開によって前記中間転写ベルト401上のカラートナー像領域と重畳するように再給紙された用紙Pは、二次転写部において前記バックアップローラ410と前記転写ローラ510とにより前記中間転写ベルトとともに押圧挟持されながらニップ部から送り出され、この間で、前記中間転写ベルト401上に担持(形成)されたカラートナー画像が前記用紙P上に転写される。
【0043】
転写の際、前記転写ローラ510に適宜の転写バイアス電圧を印加するように構成することが望ましい。
【0044】
トナー像が転写された前記用紙Pは、例えば、不図示の分離爪の作用を受けながら前記中間転写ベルト401から分離され、定着装置Tに向けて搬送される。
【0045】
前記定着装置Tは定着ヒータを内蔵する定着ローラT1と、当該定着ローラと圧接しながら回転する圧着ローラT2とを有し、前記カラートナー像は、両ローラによる加熱・加圧により溶融され、用紙P上に定着される。
【0046】
定着装置Tによる定着処理終了後の用紙Pは、その下流に設けてある排紙ローラ603により搬送され、装置本体外に設けてある排紙トレイ上に排出される。
【0047】
一方、二次転写終了後の前記中間転写ベルト401の表面はブレードからなるクリーニング手段415によって清掃され、新たなトナー像を担持する準備がなされる。
【0048】
なお、図において、通路切替部材601の実線位置は定着処理後に用紙Pの上下面を反転させて排出する場合に保持される位置であり、破線位置は、上述の如く、定着装置から送り出された用紙をそのまま排出する際に保持される位置である。
【0049】
例えば、用紙Pの反転排出においては、前記定着装置Tから送り出された用紙Pは前記通路切替部材601の右側の辺に沿って下方に案内され、ローラ対602によって進行方向における後端が挟持された状態とされた後の当該ローラ対602の逆回転により上昇され、前記切替部材601の左側の辺を通って前記排紙ローラ603に達し、かつ、当該排紙ローラで排出されるように規制される。
【0050】
また、前記ADU7を用いる両面コピーモードの場合の用紙Pの挙動は、反転排出の場合と同様に、片面に画像が形成された定着処理後の用紙Pを前記切替部材601の右側の辺に沿って下方に導き、進行方向における用紙Pの後端をローラ対605により挟持した状態で搬送停止せしめた後、当該ローラ対605を逆回転せしめ、ガイド板Gに沿って上昇させ、複数のローラ対701、703、705を有するADU7に導く事で用紙Pの反転を達成する。
【0051】
用紙Pの第2面に対する画像形成プロセスは前述と同じであり、前記定着装置Tから送り出された後の排出については前述した何れかを選択することになる。
【0052】
図2は帯電器と現像器とダクトブロックとの関係を説明するための模式図で、主要部を拡大して示す。
【0053】
図中、既述の部材(手段)と同じ部材(手段)については同一の符号を付してあり、重複した説明はできるかぎり避けることとする。
【0054】
ドラムクリーニング手段309は転写後の感光体ドラム301の表面に接触するブレード311と、当該感光体ドラム309上から除去されたトナーを所定の方向に搬送するスクリュー313とを有し、前記スクリュー313で搬送されたトナーは適宜の搬送手段を介して現像器350に導かれ、混合・撹拌されている現像剤と混合され、所定の帯電量を得てから再度現像処理に用いられるようになっている。
【0055】
前記ドラムクリーニング手段309と前記感光体ドラム301とは315で示す取付板を介して、後述するプロセス架台の側壁に取り付けてある。
【0056】
317は、プロセス架台の側壁間に設けた樹脂からなる補強部材を示すが、当該補強部材は各感光体ドラム301に対応して図示と同様な関係位置に設けてある。319は前記取付板315上に設けた規制手段で、後述するダクトブロック8に取り付けられる帯電器303の感光体ドラム方向に対する位置を規制する。
【0057】
一方、現像器350は、前記感光体ドラム301の周面一部に対向して配置される磁石(不図示)内蔵の現像スリーブ351、当該現像スリーブ351上に磁気吸着する現像剤の厚さを規制する規制板353、現像処理後の現像剤を前記現像スリーブ上から磁力で掻き取る事ができるように、前記現像スリーブ内の固定位置を有する内蔵磁石と関係づけた磁石(不図示)を位置固定で内蔵する掻き取りスリーブ355、掻き取られ、かつ、磁極の配置等により自動的に前記掻き取りスリーブから除去される現像剤を搬送する回収スクリュー357、前記現像スリーブ351の長さよりも長い2本の混合・撹拌スクリュー358、および、基体(符号なし)に対して取り外し可能に設けた蓋部材359を有する。
【0058】
前記ブレード311、前記掻き取りスリーブ355を介して除去されたトナー、および、現像剤は、前記現像スリーブ351に対して突出した長さを持つ、左側の混合・撹拌スクリュー358上の領域に導かれ、直ぐに、右側の混合・撹拌スクリュー358によって紙面の奥行き方向に搬送され、次いで、再度、左側の混合・撹拌スクリューに受け渡しされ、紙面の手前側に搬送されてくる途中で順次、前記現像スリーブ351側に押し出され、現像に費やされる循環搬送を受ける。新規なトナーも前記領域に補充される。
【0059】
8は本発明に係わるダクトブロックで、後述するプロセス架台の側壁間に固定配置される。
【0060】
前記ダクトブロック8は、仕切壁801、811、821、823により形成した3つのダクト800、810、820を階層状に有する。
【0061】
仕切壁801と821とで構成されるダクトは、外気を帯電器内に導くための空気導入ダクトであり、その上に形成された、仕切壁801と811とで構成されるダクトは、帯電器から出るオゾン(コロナ放電電極の作動に伴って発生する)を当該帯電器内またはその周囲から除去・排出するためのオゾン排出ダクトであり、前記仕切壁821と823とで構成され、前記オゾン排出ダクト810の下に位置するダクトは、現像時に現像器から飛散するトナー粉末を現像領域付近から排出・除去するためのトナー排出ダクトである。
【0062】
前記オゾン排出ダクト810の開口端は、前記感光体ドラムの回転方向に見て帯電器303の下流位置であってコロナ帯電のための開口部近傍(帯電器の略コの字状のシールドのサイドプレート近傍で開口部よりの意)に位置する。
【0063】
前記仕切壁821の感光体ドラム寄りには、帯電器303を取り付ける取付手段(後記)があり、取付完了状態において、前記帯電器のバックプレートとその背後に対向する仕切壁821の部位との間には空間822が形成されるようになっており、バックプレートに穿った孔を介して、空気導入ダクト800と帯電器303の内部とが連通するようになっている。
【0064】
なお、前記ダクトブロック8の下面(具体的には、左斜め下方に傾斜した前記仕切壁821部分を含む下面)と、前記仕切壁821の下面と同様の形状を持った前記現像器350の蓋部材359の上面とにより、現像領域近傍と前記感光体ドラム301から離れた位置にある前記トナー排出ダクト820とを連通するトナー排出流路825を形成している。
【0065】
前記ダクトブロック8は、樹脂成型品からなる4つの仕切壁をネジ等で結合することにより構成してある。
【0066】
また、前記オゾン排出ダクト810およびトナー排出ダクト820の一方端部は解放されており、図示しないが、プロセス架台に設けられる1つのダクトを介してファン等の吸引手段に繋がり、その途上には、オゾン除去用の活性炭入りフィルタ、および、トナー吸着用のフィルタが交換可能に設けられている。
【0067】
装置の構成により、使用される全ダクトブロックにおける排出ダクトを、1つのダクトを介して前述のような吸引手段に繋げて除去処理してもよい。
【0068】
なお、本実施の形態において、1つのダクトブロック8に関連する帯電器303および現像器350は、同じ感光体ドラム301に対して働くものではない。
【0069】
例えば、図1における4組の画像形成ユニットのうちシアントナー画像を形成する画像形成ユニットを対象とした場合、トナー排出ダクト820に繋がるトナー排出流路はシアントナー現像を行う現像器の蓋部材359を利用するが、当該トナー排出流路形成用のもう一方の要素であるダクトブロックに取り付けられる帯電器303は、シアン画像形成用のユニットの直上にある画像形成ユニット、即ち、マゼンタ画像形成用ユニットの帯電器である。
【0070】
換言すれば、イエロー画像形成用ユニットの帯電器と、その直下にあるマゼンタ画像形成用ユニットの現像器とが1つのダクトブロックに関係し、同様に、マゼンタ画像形成用ユニットの帯電器とシアン画像形成用ユニットの現像器とが別の1つのダクトブロックに、更に、シアン画像形成用ユニットの帯電器とブラック画像形成用ユニットの現像器とが更に別のダクトブロックに関係づけられている。
【0071】
上記のような関係から、少なくとも3つのダクトブロックを有する。
イエロー画像形成用ユニットの現像器における飛散トナーについては専用のトナー排出ダクトを備え、ブラック画像形成用ユニットの帯電器に係わるオゾン対策としては、前記ダクトブロックをそのまま利用することができる。
【0072】
以上のような構成であるので、吸引手段の作動に伴って、オゾン排出ダクト810内、および、トナー排出ダクト820内には強制的な空気の流れが安定的に作られ、帯電器や現像器から出るオゾンあるいはトナーがダクト内を移送され、フィルタによりオゾン臭気やトナーが吸着除去される。
【0073】
また、帯電器内の気圧低下は空気導入ダクト内に外気(空気)を取り込む流れを作り出し、帯電器内やその周囲からのオゾンの排出を促進すべく機能する。
【0074】
換言すれば、感度劣化等の感光体ドラムに及ぼすオゾンの弊害を極力軽減させることができる。
【0075】
図3は、ダクトブロックの構成を一部断面で示す斜視図である。
帯電器303が位置づけられる仕切壁821の両端部には、前記帯電器303を受け入れる枠827を前記仕切壁面と直交する方向に設けてあり、かつ、その手前側(長手方向にみて内側の意)の仕切壁上に帯電器取付手段830を設けてある。
【0076】
前記帯電器取付手段840は前記帯電器303を図において左上方向、即ち、感光体ドラムの周面に近接する方向に付勢する付勢手段からなり、具体的には、バネにより一方向に付勢されたコロからなる。
【0077】
この構成により、前述したように、帯電器のバックプレートと前記仕切壁821との間に空間822を形成することができる。
【0078】
840はアレイ状のLEDを有する前露光手段で、帯電器による帯電前の感光体ドラムを照射し、履歴を消去する役割を果たす。
【0079】
なお、813は仕切壁811と仕切壁801とを一体結合するネジで、頭部は前記仕切壁810上に設けた凹部に収まり、ネジ部は仕切壁801と一体構造のダボに設けた雌ネジと係合している。
【0080】
前記仕切壁801は反対面上にもネジを切ったダボ827を有し、仕切壁821の外側からネジを係合させて両仕切壁を一体結合する。
【0081】
仕切壁823と仕切壁821とは、例えば、接着、あるいは、一方に凹部を他方に突起を準備し、前記突起を前記凹部に嵌め込むことにより係合を図ることができる。
【0082】
勿論、総ての仕切壁の結合を上記の嵌め込み構造とすることもできる。
図4は図3の端部を示すための斜視図である。
【0083】
図5はオゾン排出ダクト用の仕切壁の内部構造を示す斜視図、図6はトナー排出ダクト用の仕切壁の内部構造を示す斜視図である。
【0084】
図から明らかなように、仕切壁801、および、仕切壁823は複数の区画壁Kにより区画され、吸入側においてはその長手方向において均一な吸入が達成できるように区画幅等を工夫してある。
【0085】
図7は帯電器の構造を示す斜視図であり、コロナ放電電極(コロナ放電ワイヤ)は便宜上省略してある。
【0086】
図において、サイドプレート304、バックプレート305からなる略コの字状のシールドの両端部には、例えば、タングステンワイヤからなるコロナ放電電極を取り付けるための部材や、当該コロナ放電電極に電力を供給するための電路形成部材を設けた樹脂ブロック306が固設されている。
【0087】
前記樹脂ブロックの上には、前述した取付板315上の規制手段319と嵌合して、感光体ドラム側に持ち上げられる帯電器301の位置を規制するための凹部形成部材(被規制手段)307が設けてある。
【0088】
308は前記樹脂ブロックの側面上に設けたダボで、プロセス架台に設けられる穴部と嵌合して帯電器303のスラスト方向の位置規制をする。
【0089】
前記バックプレート305には、適宜の大きさの孔309が穿ってあり、当該孔309を介して帯電器303の内部と、前述した空気導入ダクト800とが連通する。
【0090】
図8はプロセス架台を説明するための模式図である。
図において、プロセス架台9を構成する対向した側壁(図は一方の側壁のみを示す)900間に配設される感光体ドラム301、ドラムクリーニング手段、現像器350、および、ベルトユニット4等は矢印方向に取り付け、取り外し可能である。
【0091】
また、補強部材317、ダクトブロック8,および、前記現像器を載置するための台板(不図示)等は側壁900間に固定してある。
【0092】
帯電器は紙面に対して垂直方向に取り付け、取り外しができる。
更に、前記プロセス架台9は、装置本体側に設けられたレールR1、R2を介して紙面と直交方向に取り出しできるようになっている。
【0093】
以上の構成を有する画像形成装置、換言すれば、タンデム方式、かつ、中間転写方式からなる画像形成装置においては、必然的に大型化する装置の大きさをできる限り小さくするように、例えば、感光体ドラム間のピッチが最小になるようにドラム周りの構成を考えるため、スペース的には大変厳しいものがあり、また、中間転写ベルトが配設される側の感光体ドラム周りには部材を配置することができないので、よりスペースが小さくなるが、本発明の如く、飛散トナーの除去処理、オゾンの排出処理等のためのダクト構成を階層状に作製することにより取り扱い性がよく、また、小さなスペースしかない装置に搭載しても小型化を維持しつつ、安定した処理性能を発揮させることができる。
【0094】
また、本実施の形態においては、互いに異なる画像形成ユニットに用いられる帯電器と、現像器とを1つのダクトブロックに対応づけた構成を有するが、これとは異なり、例えば、1つの画像形成ユニットの中の帯電器と現像器とを1つのダクトボックスに対応付けた構成とすることができることは言うまでもない。
【0095】
例えば、本実施の形態の如く中間転写ベルトを使用する態様において、感光体ドラムを、光学ガラスや透明アクリル樹脂等の基体外周上に透明の導電層、有機感光層(OPC)をこの順序で設けた構成とするとともに、露光光学系を、前記感光体ドラム内にアレイ状に並べた発光ダイオード(LED)で構成した画像形成装置において可能である。
【0096】
なお、この場合、帯電器を現像器の上方に置く必要があることから、例えば図1における中間転写ベルトの左側に感光体ドラムを設けるようにする。
【0097】
更に、各画像形成ユニットを横長に配置するとともに、帯電器が上に位置するように当該帯電器と現像器とを感光体ドラムの側方に設ける構成でも、1つの画像形成ユニットを構成する帯電器と現像器とを同じダクトブロックに関係づけて設けることができる。
【0098】
この場合、前記と同様に中間転写ベルトを使用するものであれば、各画像形成ユニットの下側に当該転写ベルトを横長に配設すればよく、また、画像形成装置の構成が、中間転写ベルトを使用せずに、転写材上に順次、色毎のトナー画像を転写する構成であってもよい。
【0099】
なお、前記中間転写ベルトは、好ましくは体積抵抗率が109Ω・cm以上、1012Ω・cm未満で、表面抵抗率が109〜1012Ω/□の無端ベルトであり、例えば変性ポリイミド、熱硬化ポリイミド、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、ナイロンアロイ等のエンジニアリングプラスチックに導電材料を分散した厚さ0.1〜1.0mmの半導電性フィルム基体の外側に、トナーフィルミング防止層として厚さ5〜50μmのフッ素コーティングを行った2層構成のシームレスベルトとしたり、この他に、シリコンゴム或いはウレタンゴム等に導電材料を分散した厚さ0.5〜2.0mmの半導電性ゴムベルトを使用することもでき、設計の自由度は広い。
【0100】
【発明の効果】
複数のダクトを束ねてブロックとしたので取り扱いやすく、また、小スペースでも適合性がよいので、装置本体の大型化を招くことなく、オゾン、あるいは、飛散トナーの除去処理を安定して行うことができる。
【0101】
また、ダクトが1カ所に集中しているので、オゾンや飛散トナーを排出することによりその領域が負圧になり、帯電極に新鮮な空気が自動的に流入するので、吸入のためのファンを削減することが可能である。
【0102】
更に、ダクトをブロック化しているので、オゾンと飛散トナーの開口部の面積配分を変えることにより排気流量の配分を容易に設計可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルカラー複写機からなる画像形成装置の構成を示す概略図である。
【図2】帯電器と現像器とダクトブロックとの関係を説明するための模式図である。
【図3】ダクトブロックの構成を一部断面で示す斜視図である。
【図4】図3の端部を示すための斜視図である。
【図5】オゾン排出ダクト用の仕切壁の内部構造を示す斜視図である。
【図6】トナー排出ダクト用の仕切壁の内部構造を示す斜視図である。
【図7】帯電器の構造を示す斜視図である。
【図8】プロセス架台を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1 自動原稿送り装置
2 画像読み取り部
3 画像形成部
30 画像形成手段(画像形成ユニット)
303 コロナ帯電器(帯電器)
350 現像器
4 ベルトユニット
401 回転ベルト(中間転写ベルト)
8 ダクトブロック

Claims (3)

  1. コロナ帯電器内に空気を導く空気導入ダクトと、前記コロナ帯電器から出るオゾンを排出するオゾン排出ダクトと、現像器から飛散するトナー粉末を排出するトナー排出ダクトとを階層状に有するダクトブロックを有し、かつ、前記ダクトブロックと一体的に設けた取付部に取り付けられるコロナ帯電器の孔あきバックプレートを介して、前記空気導入ダクトとコロナ帯電器の内部とを連通せしめるとともに、現像器の蓋部材の上面と前記ダクトブロックの下面とで前記トナー排出ダクトに連通するトナー排出流路を形成するように構成したことを特徴とする画像形成装置
  2. 縦方向に設けた4組の画像形成ユニットと、コロナ帯電器内に空気を導く空気導入ダクト、前記コロナ帯電器から出るオゾンを排出するオゾン排出ダクト、および、現像器から飛散するトナー粉末を排出するトナー排出ダクトを階層状に構成したダクトブロックを少なくとも3つ有し、かつ、前記ダクトブロックと一体的に設けた取付部に取り付けられるコロナ帯電器を、直上に位置する画像形成ユニットのコロナ帯電器とするとともに、前記ダクトブロックと一体的に設けた取付部に取り付けられる現像器を、前記直上に位置する画像形成ユニットの直下に配置する画像形成ユニットの現像器として構成したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記コロナ帯電器のシールドを構成するバックプレートに形成した孔を介して、前記空気導入ダクトと前記コロナ帯電器の内部とを連通せしめるとともに、現像器の蓋部材の上面と前記ダクトブロックの下面とで前記トナー排出ダクトに連通するトナー排出流路を形成するように構成したことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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