JPH0523424A - 入賞球払出装置 - Google Patents

入賞球払出装置

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JPH0523424A
JPH0523424A JP20714391A JP20714391A JPH0523424A JP H0523424 A JPH0523424 A JP H0523424A JP 20714391 A JP20714391 A JP 20714391A JP 20714391 A JP20714391 A JP 20714391A JP H0523424 A JPH0523424 A JP H0523424A
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吉平 新山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入賞球払出の駆動源に負荷をかけることな
く、手動による入賞球の払出を可能にすると共に、入賞
球払出装置の入賞球検出手段に対して遊技者が不正行為
を行うことを困難にする。 【構成】 球流入口18と球排出口19との間に形成さ
れる球流路20を設けた入賞球払出機構収納部材17内
に排出ソレノイド23を配設し、第1流下阻止部材21
を球流下許容状態に変換させる連結棒26に駆動力を伝
達する排出ソレノイド23のプランジャ23aを上方へ
押圧して、排出ソレノイド23を第2状態に変換させる
入賞球手動払出部材30を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小球を遊技媒体とする
遊技機において、各種入賞口に入賞した入賞球を一旦停
留させ、各入賞球を電気的に検出すると共に、該入賞球
の払出を電気的駆動手段によって行う入賞球払出装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】小球を遊技媒体として使用する遊技機に
おいては、遊技盤に設けた各種入賞口や入賞装置等に入
賞した球を入賞球となし、当該入賞球に対する賞品球が
排出されるものとなっている。従来の遊技機において
は、この入賞球の検出を機械的機構によって行い、当該
入賞球に対する賞球排出動作と連動させて、賞球を1個
宛排出させる構造であった。また、特定数の球を遊技者
が獲得すると、当該遊技機における遊技を停止させる
「打ち止め」を採用している遊技店が多く、未処理の入
賞球が停留状態で遊技機内に残っている場合には、これ
らの入賞球を払い出す必要が生ずるため、賞球排出用の
球が無い状態でも、機械的駆動機構の入賞球停留機構を
直接操作して、入賞球の払出を行うことが可能なように
なっている。上記のような機械的駆動機構の遊技機に対
して、近来、賞球排出動作の高速化の要請(特別遊技等
の遊技態様においては、短時間に大量の賞球が排出され
る可能性が高いために、入賞球の検出および賞球排出動
作の迅速化が必要となる)から、入賞球を電気的に検出
すると共に、賞球排出機構の電子化が進められた。この
ような、電子式の排出機構の電子化に伴って、排出動作
の正確を期すために、当該入賞球に対する賞球排出動作
が完了した後に、賞球排出済みの入賞球を電気的駆動機
構によって1個宛払い出す構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのために、電子化さ
れた賞球排出機構を有する遊技機においては、上記した
ような未処理の入賞球を払い出す場合に、入賞球の流下
を阻止している流下阻止部材を入賞球流下路から後退さ
せるように入賞球の停留機構部を直接操作することで、
停留されていた入賞球を払い出さなければならないが、
流下阻止部材を後退させる際には、停留機構部の入賞球
払出を行う電気的駆動源に若干の負荷がかかってしま
う。すなわち、電気的駆動源による入賞球の払出機構に
おいては、自由度1の運動能力を有する駆動体(例えば
ソレノイド等)の往復運動を、適宜なクランク機構を介
して、流下阻止部材に伝達する構成となっているため
に、流下阻止部材を直接動かす場合には、駆動体の運動
可能な方向とは異なった方向の力がクランク機構を介し
て駆動体へ伝達されるために、駆動体の劣化を著しく早
めてしまうこととなる。また、電気的に入賞球を検出す
る構成となっているために、ピアノ線等を遊技機の裏面
側に遊技者が介挿させて、疑似的な入賞球検出状態を生
ぜしめる不正行為が容易に行われる危険性がある。そこ
で、入賞球払出機構部の電気的駆動源に負荷をかけるこ
となく入賞球の払出が可能であると共に、入賞球検出に
対する遊技者の不正行為を極力防止できる入賞球払出装
置の開発が望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み為さ
れたもので、遊技盤の遊技部内に設けられた各種入賞口
や入賞装置等に入賞した遊技球が流入可能な球流入口
(18)と、該球流入口(18)から流入した球を排出
するための球排出口(19)と、球流入口(18)から
球排出口(19)へ至る球流路(20)とを設けてなる
入賞球払出機構収納部材(17)に、上記球流路(2
0)内に進入して球の流下を阻止する球流下阻止状態
と、球流路(20)から後退して球の流下を許容する球
流下許容状態とに変換可能な流下阻止部材(例えば第1
流下阻止部材21)と、球流下阻止状態の流下阻止部材
(21)によって停留されている球を電気的に検出する
入賞球検出手段(例えば入賞球検出器24)と、常時は
上記流下阻止部材(21)を球流下阻止状態に保持する
第1状態にあり、電気的に駆動制御されることで上記流
下阻止部材(21)を球流下許容状態に変換する第2状
態に変換駆動される払出駆動手段(例えば排出ソレノイ
ド23)と、手動操作によって、上記払出駆動手段(2
3)を第2状態に変換させる入賞球手動払出手段(例え
ば入賞球手動払出部材30)と、を封入した入賞球払出
装置(10)とした。
【0005】
【作用】球流入口より入賞球払出機構収納部材の球流路
に流入した入賞球は、入賞球検出手段によって検出され
ると共に、第1状態の払出駆動手段によって球流下阻止
状態に保持されている流下阻止部材により流下を阻止さ
れる。一方、払出駆動手段が電気的に駆動制御されるこ
とで第2状態に変換駆動されると、流下阻止部材が球流
下許容状態に変換され、球流路内に停留されていた球が
入賞球払出機構収納部材の球排出口より排出される。ま
た、入賞球手動払出手段を操作することで、第1状態に
ある払出駆動手段を第2状態に変換駆動させ、流下阻止
部材を球流下許容状態に変換させ得る。入賞球払出機構
収納部材内に入賞球検出手段を封入することで、該入賞
球検出手段へは球流路を介してのみ到達可能となる。
【0006】
【実施例】次に、本発明に係る入賞球払出装置を備える
パチンコ機の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明す
る。
【0007】パチンコ機1は図1に示すように、中空箱
枠状の機枠2の前面側に額縁状の前面枠3を回動可能に
設けてあり、該前面枠3の窓部4を後方から塞ぐように
遊技盤(図示省略)を配設し、この遊技盤の遊技部内へ
遊技媒体たる遊技球を発射した際に、該遊技盤に設けた
各種入賞具や変動入賞装置等に遊技球が入賞すること
で、賞球が得られるパチンコ遊技を行えるようにしてあ
る。また、前面枠3の下部適所には打球発射用の球発射
機構を操作するための操作ハンドル5、発射機構へ供給
する球を貯留するための球供給皿6、この球供給皿6の
下方に設けられた球受皿7等を適宜に設けてある。
【0008】一方、パチンコ機1の裏面側(図2に示
す)には、遊技盤の遊技部内へ弾球された球(何れ入賞
口に入賞したセーフ球およびアウト口より回収されるア
ウト球)を回収して、当該入賞球に応じた賞球排出動作
当を適宜に行えるように、各種の機構部を備えた裏機構
盤8を設けてあり、該裏機構盤8に設けた主な機構部に
ついて以下説明する。
【0009】上記遊技盤の裏面側には各種入賞口から裏
面側へ導かれたセーフ球たる入賞球を集めるための入賞
球集合樋(図示省略)を設けてあり、該入賞球集合樋か
ら流下してきた入賞球を整列状に流下させる調流樋9か
ら入賞球払出装置10に入賞球を供給するようにしてあ
る。、該入賞球払出装置10内に招じ入れられた入賞球
は、磁気センサ等より構成した入賞球検出手段によって
検出され、この入賞球検出に基づく賞球排出動作が完了
するまで、入賞球払出装置10内に停留させられる。そ
して、当該入賞球に基づく賞球排出動作が完了すると、
入賞球は1個宛入賞球払出装置10から払い出されて、
パチンコ機1外へ排出される。
【0010】また、裏機構盤8には、上記入賞球検出装
置10で検出された入賞球に対する賞球排出動作を行う
賞球排出装置11(図2においては内部機構省略)に供
給する球を貯留する為の球貯留タンク12、該球貯留タ
ンク12から賞球排出装置11へ球を整列状に供給する
誘導樋13、賞球排出装置11より排出された賞球を球
供給皿6や球受皿7へ球を導く賞球排出樋12等を設け
てある。さらに、上記した入賞球払出装置10や賞球排
出装置11等の電気的駆動機構を動作制御する制御装置
14が、裏機構盤8の背面適所に取り付けてある。
【0011】次に、入賞球払出装置10を詳述する。入
賞球払出装置10は、図3に示すように、一側面が開成
する箱枠状の第1収納体15と、該第1収納体15の開
成側面を閉塞する蓋状の第2収納体16とから成る入賞
球払出機構収納部材17に、入賞球払出機構(後に詳
述)を封入した構成としてある。そして、例えば第1収
納体15の側壁部適所及び下壁部適所に切欠部を設ける
ことで、上記入賞球払出機構収納部材17に球流入口1
8および球排出口19が開設されるようにしてあり、こ
の球流入口18から球排出口19へ至る球流路20が形
成されるように、第1収納体15及び第2収納体16に
は適宜な壁部を設けてある。なお、第1収納体15と第
2収納体16とは、係脱自在な係合手段によって組み付
けるものとし、必要に応じて入賞球払出機構収納部材1
7の開封を行えるようにしてある。
【0012】また、入賞球払出機構収納部材17内に形
成した球流路20は、球流入口18から鉛直下方に延出
する流入鉛直部20aと、該流入鉛直部20aの下担部
に連続して斜め下方に延出する傾斜部20bと、該傾斜
部20bの下担部に連続して鉛直下方に延出し、球排出
路19に開口する排出鉛直部20cとからなる。そし
て、上記入賞球払出機構収納部17の内部には、球流路
20の傾斜部20b内に進入して入賞球の流下を阻止す
る球流下阻止状態と、傾斜部20bから後退して球の流
下を許容する球流下許容状態とに変換可能な第1流下阻
止部材21と、この第1流下阻止部材21の変換動作と
連動して、第1流下阻止部材21が第1状態にあるとき
球流下許容状態で、第1流下阻止部材21が第2状態に
あるとき球流下阻止状態に変換される第2流下阻止部材
22と、上記第1流下阻止部材21に変換駆力を与える
駆動源たる排出ソレノイド23と、第1状態の第1流下
阻止部材に当接して球流路20内で停留させられている
球を電気的に検出する入賞球検出手段たる入賞球検出器
24とを設けてある。
【0013】上記排出ソレノイド23は、例えば駆動力
伝達手段たるプランジャ23aが上下方向に往復運動可
能なように入賞球払出機構収納部材17内に配設し、第
1流下阻止部材21が支軸25を支点として回動するよ
うに、適宜なクランク機構を介してプランジャ23aと
第1流下阻止部材21とを接続してある。このクランク
機構は任意に設定してよいが、図面に示す実施例におい
ては、プランジャ23aの下端より鉛直下方に延設した
連結棒26に突設したクランクピン(図示省略)を、第
1流下阻止部材21に穿設した所用形状のクランク孔
(図示省略)に臨ませ、排出ソレノイド23を駆動させ
ることによる連結棒26の上下方向の運動を、支軸25
を支点とした第1流下阻止部材21の往復回動運動に変
えるものとしてある。
【0014】また、第1流下阻止部材21の適所には所
用形状のクランク孔27を穿設し、第2流下阻止部材2
2の適所に突設したクランクピン28を上記クランク孔
27に臨ませ、上記第1流下阻止部材21の往復回動運
動に連動して、この第2流下阻止部材22が入賞球払出
機構収納部材17に回動自在に取り付けられる支軸29
を支点として往復回動運動するようにしてある。
【0015】これら第1流下阻止部材21と第2流下阻
止部材22との変換動作は、図5及び図6に示すよう
に、第1流下阻止部材21が球流路20内に進入して球
の流下を阻止する球流下阻止状態にあるとき、第2流下
阻止部材22は球流路20から後退して球の流下を許容
する球流下許容状態にあり(図5)、第1流下阻止部材
21が球流路20から後退して球の流下を許容する球流
下許容状態に変換されたとき、第2流下阻止部材22は
球流路20内に進入して球の流下を阻止する球流下阻止
状態に変換される(図6)。すなわち、第1流下阻止部
材21が球流下許容状態に変換されて、入賞球検出器2
4に検出されていた球が入賞球払出装置10外へ排出さ
れる際には、第2流下阻止部材22が球流下阻止状態に
変換され、排出球の直上部に位置する球の流下を阻止す
ることで、2個以上の球が誤って排出されることを防止
し、排出ソレノイド23が1回駆動した際には入賞球払
出装置10より球が1個宛確実に排出されるのである。
【0016】上記連結棒26の直下方には入賞球手動払
出手段たる入賞球手動払出部材30を設けてあり、この
入賞球手動払出部材30を手動操作することによって、
上記連結棒26を上方へ押し上げ、排出ソレノイド23
を第2状態に変換させるのである。
【0017】この入賞球手動払出部材30は、例えば連
結棒26を押圧するための押圧部を兼ねる上部ストッパ
片30aと、手動によって押圧される手動操作部を兼ね
る下部ストッパ片30bと、これら上部ストッパ片30
aと下部ストッパ片30bとを連結する連結部30cと
から構成してあり、上下ストッパ片30a,30bより
横断面を小ならしめた連結部30cのみを挿通させ得る
入賞球手動払出部材挿通溝31を第1収納体15の下面
板に設け、第1収納体15と第2収納体16とを組み付
けた際には、入賞球手動払出部材30の上部ストッパ片
30aが入賞球払出機構収納部材17の内面に当接する
ことで保持され、該入賞球手動払出部材30を手動操作
することで上方へ押圧した際には、第2ストッパ片30
bが入賞球払出機構収納部材17の外面に当接すること
で、連結棒26を上方へ押圧する押圧量を規制する。ま
た、連結棒26の下端部には横方向に延出する手動押圧
受部26aを設け、該手動押圧受部26aに入賞球手動
払出部材30の上部ストッパ片30aが当接するように
入賞球手動払出部材30の配設位置を調節することで、
入賞球手動払出部材30を手動操作した際に、上部スト
ッパ片30aが第1流下阻止部材21に当接することの
無いようにしてある。
【0018】斯く構成することによって、入賞球手動払
出部材30を手動操作することで連結棒26を上方に押
圧し上げた場合、該連結棒26が上方に押圧されること
によって、プランジャ23aが上方に押し上げられ、排
出ソレノイド23を直接的に第2状態に変換することが
可能となるのである。したがって、第1流下阻止部材2
1を回動させることによって連結棒26を押圧させる場
合の如く、連結棒26を上下方向以外へ駆動させるよう
に作用する駆動力(第1流下阻止部材21を回動させる
ために作用させるベクトル量の水平方向成分)がクラン
ク機構を介してプランジャ23aに作用することがない
ので、手動操作によって排出ソレノイド23を第2状態
に変換させることによって排出ソレノイド23が劣化す
ることを極力防止することができる。なお、手動による
入賞球手動払出部材30の押圧力が消失すると、排出ソ
レノイド23のプランジャ23aは復帰バネ23bの付
勢力によって速やかに下方へ押圧されるので、排出ソレ
ノイド23は第1状態へ迅速に復帰するのである。
【0019】また、図面に示すように、上記入賞球手動
払出部材30の手動払出動作が可能な手動払出可能状態
と、入賞球手動払出部材30による手動払出動作が不可
能な手動払出動作不可能状態とを選択的に生ぜしめ得る
手動払出動作規制手段たる手動払出動作規制部材32を
設けてある。
【0020】この手動払出動作規制部材32は、例えば
上部ストッパ片32aと、下部ストッパ片32bと、こ
れら上部ストッパ片32aと下部ストッパ片32bとを
連結する連結部32cとから構成してあり、上下ストッ
パ片32a,32bより横断面を小ならしめた円柱状の
連結部32cのみを挿通させ得る手動払出動作規制部材
挿通溝33を第1収納体15の下面板に設け、第1収納
体15と第2収納体16とを組み付けた際には、手動払
出動作規制部材32が入賞球払出機構収納部材17に回
動自在に保持されるのである。また、下部ストッパ片3
2bには、入賞球手動払出部材30の連結部30cに係
合可能な係合部32dを設けてあり、手動払出動作規制
部材32を回動させて係合部32dを入賞球手動払出部
材30に係合させた場合には、手動操作することで入賞
球手動払出部材30の下部ストッパ片32bを押圧して
も、この下部ストッパ片30bが手動払出部材32の係
合部32dに当接して、排出ソレノイド23を第2状態
に変換させる程の押圧量が確保できないので、入賞球手
動払出部材32による入賞球の払出動作が規制され、手
動払出不可能状態を生ぜしめるのである。
【0021】上記のように、手動払出動作規制部材32
を入賞球払出装置10に設けて、入賞球の手動払出を行
わない常時には、この手動払出部材32を手動払出動作
規制状態に設定しておくことで、遊技店の従業員等が入
賞球手動払出部材30に誤って触れた場合等の誤操作を
未然に防ぎ得ると共に、振動や衝撃等によって入賞球手
動払出部材30が動作することを防止できるのである。
【0022】また、入賞球払出装置10は、入賞球払出
機構収納部材17内に封入する構成としたので、この入
賞球払出装置10の開口部は球流入口18と球排出口1
9のみとなる。そして、入賞球払出装置10が裏機構盤
8に取り付けられた状態においては、球流入口18は遊
技盤より入賞球が供給される調流樋9と接続されるの
で、唯一球排出口19が入賞球払出装置10の開口部と
なり、遊技者が不正行為を意図してピアノ線等を介挿さ
せても、容易に入賞球検出器24に作用させることは不
可能である。したがって、遊技店が遊技者の不正行為に
よって多大の損害を蒙ることを未然に防止できると共
に、遊技者の不正行為によって入賞球払出機構(入賞球
検出器24や排出ソレノイド23等)が破損させられる
ような事態も避けられるのである。
【0023】なお、第1収納体15には放熱口34を開
設し、入賞球払出装置10内で発生した熱(主に排出ソ
レノイド23の駆動によって発生する熱)を外部へ放散
可能なようにしてあるが、この放熱口34は排出ソレノ
イド23によって閉塞する。この排出ソレノイド23の
取付に際しては、第1収納体15の内面側に形成した取
付凸部を介して、排出ソレノイド23を第1収納体15
の内面に取り付けるものとし、排出ソレノイド23と第
1収納体15の内面との間に若干の間隙を形成すること
で、入賞球払出装置10内外の熱移動を可能にすると共
に、上記放熱口34からピアノ線等を介挿させることは
事実上不可能にする。
【0024】また、本発明における入賞球払出装置10
は、排出ソレノイド23や入賞球検出器24等を入賞球
払出機構収納部材17内に封入したユニット構成として
あるので、入賞球払出装置10のユニット単体を裏機構
盤8へ容易に着脱できるように構成することが望まし
い。この入賞球払出装置10と裏機構盤8との着脱可能
な係合手段は、特に限定されるものではないが、裏機構
盤8に係合孔を設けると共に、入賞球払出装置10に係
合部を設け、例えば係脱操作部材36を押圧した際に係
合部が係合孔に係合し、係脱操作部材36を引き出した
際に係合部と係合孔との係合が解かれるように構成すれ
ば、係脱操作が極めて容易になる。
【0025】なお、上記実施例においては、プランジャ
23aが鉛直方向に往復動作するように排出ソレノイド
23を入賞球払出装置10内に配設したので、鉛直下方
に設けた手動払出部材32を押圧することによって、排
出ソレノイド23に直接作用させるようにしたが、手動
払出手段はこれに限定されるものではなく、払出駆動手
段の駆動力伝達手段に直接作用させ得るものであればよ
い。
【0026】例えば図7に示すように、入賞球払出機構
収納部材17の背面側(第2収納体16の背面)に排出
ソレノイド23の駆動力伝達部材たるプランジャ23a
と同方向(上下方向)に長いスライド孔37を設けてお
き、このスライド孔37に沿って往復動作可能なスライ
ド部材38の作用片38aを排出ソレノイド23のプラ
ンジャ23aに臨ませる。そして、スライド孔37より
も大なる所要形状に形成したスライド部材38のスライ
ド部38bを手動操作によって上方へスライドさせるこ
とによって、作用片38aがプランジャ23aを上方へ
押し上げ、排出ソレノイド23を第2状態に変換させる
のである。したがって、作用片38bが払出駆動手段と
しての排出ソレノイド23に直接作用して第2状態に変
換するので、スライド部材38が入賞球手動払出手段と
して機能し、排出ソレノイド23に負荷をかけることな
く手動で入賞球の払出を行うことができ、前記実施例と
同様の効果が得られる。
【0027】なお、図7においては、手動払出の構成概
略のみを示すために詳細を略したが、入賞球手動払出部
材たるスライド部材38の上下方向のスライド動作を良
好ならしめるスライドガイド部材を入賞球払出機構収納
部材17内に設けたり、作用片38aの先端部形状を排
出ソレノイド23のプランジャ23aの下端部形状と近
似させることで、スライド部材38からプランジャ23
aの下面に均等な力を作用させるように構成してもよ
い。また、上記スライド部材38の取付位置は入賞球払
出装置10の背面側に限らず、入賞球払出機構の各部動
作を阻害すること無く、払出駆動手段に直接作用できる
位置であれば、入賞球払出機構収納部材17の側面部や
2面の交わる辺縁部等でもよい。
【0028】また、図7においては図示を省略したが、
スライド部材38のスライド動作を規制するスライドス
トッパ等を手動操作可能なように設けることで、スライ
ド部材18による手動払出動作が可能な手動払出可能状
態と、手動払出動作が不可能な手動払出動作不可能状態
とを選択的に生ぜしめ得る手動払出動作規制手段とする
ことができる。
【0029】さらに、上記した手動払出動作規制手段
は、外部から入賞球手動払出部材30やスライド部材3
8に作用して、入賞球手動払出部材30の上下動やスラ
イド部材38のスライド動作を規制するものであった
が、入賞球手動払出部材30やスライド部材38自体を
動作不可能位置にセットすることによって、入賞球手動
払出部材30の上下動やスライド部材38のスライド動
作を規制するようにしてもよい。例えば、入賞球手動払
出部材30やスライド部材38が排出ソレノイド23に
作用していない状態において、これらを側方(排出ソレ
ノイド23への作用方向以外の方向)へスライドさせる
と動作不可能位置にセットされるものとし、該状態にお
いては、入賞球手動払出部材30やスライド部材38が
動作規制部材等に当接して、手動操作が規制される状態
になったり、変換動作は可能であっても、排出ソレノイ
ド23に作用しない位置で変換動作する状態になったり
するように構成する。すなわち、手動払出動作手段を動
作不可能位置にセットすることにより、手動払出動作手
段による手動払出動作が不可能な手動払出不可能状態を
生ぜしめる手動払出動作規制手段を機能させることがで
きるである。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る遊技
機においては、球流入口より入賞球払出機構収納部材の
球流路に流入した入賞球を、入賞球検出手段によって検
出すると共に、第1状態の払出駆動手段によって球流下
阻止状態に保持されている流下阻止部材により流下を阻
止し、当該入賞球に対する賞球排出動作が完了すること
に伴って、払出駆動手段が電気的に駆動制御されると、
払出駆動手段が第2状態に変換駆動されて、流下阻止部
材を球流下許容状態に変換し、球流路内に停留させてい
た球を入賞球払出機構収納部材の球排出口より排出す
る。したがって、入賞球払出収納部材に封入された入賞
球検出手段や払出駆動手段に対して、外部から操作され
る危険性を可及的小ならしめ、遊技者が入賞球検出手段
に対して行う不正行為を防止することができる。斯くし
て、遊技店が遊技者の不正行為によって多大の損害を蒙
ることを未然に防止できると共に、遊技者の不正行為に
よって入賞球払出機構が破損させられるような事態も避
けられるのである。また、手動操作によって払出駆動手
段に直接作用する入賞球手動払出手段を入賞球払出装置
に設けたので、当該入賞球に対する賞球排出動作が行わ
れていない場合であっても、入賞球手動払出手段を操作
することによって、払出駆動手段に負荷を掛けることな
く、入賞球の払出を行うことができる。したがって、入
賞球払出装置における払出駆動手段の延命を期せると共
に、装置自体の信頼性を向上させることも可能な、実用
的価値の大なる入賞球払出装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機の一例としてのパチンコ機の斜視図であ
る。
【図2】パチンコ機の背面図である。
【図3】入賞球排出装置の分解斜視図である。
【図4】入賞球排出装置内部の概略構成を示す断面図で
ある。
【図5】第1状態における入賞球払出装置の概略断面図
である。
【図6】第2状態における入賞球払出装置の概略断面図
である。
【図7】他の入賞球払出手段の構成例を示す入賞球払出
装置の概略縦断面図である。
【符号の説明】
10 入賞球払出装置 17 入賞球払出機構収納部材 18 球流入口 19 球排出口 20 球流路 21 第1流下阻止部材 23 排出ソレノイド 24 入賞球検出器 30 入賞球手動払出部材 32 手動払出動作規制部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤の遊技部内に設けられた各種入賞
    口や入賞装置等に入賞した遊技球が流入可能な球流入口
    と、該球流入口から流入した球を排出するための球排出
    口と、球流入口から球排出口へ至る球流路とを設けてな
    る入賞球払出機構収納部材に、 上記球流路内に進入して球の流下を阻止する球流下阻止
    状態と、球流路から後退して球の流下を許容する球流下
    許容状態とに変換可能な流下阻止部材と、 球流下阻止状態の流下阻止部材によって停留されている
    球を電気的に検出する入賞球検出手段と、 常時は上記流下阻止部材を球流下阻止状態に保持する第
    1状態にあり、電気的に駆動制御されることで上記流下
    阻止部材を球流下許容状態に変換する第2状態に変換駆
    動される払出駆動手段と、 手動操作によって、上記払出駆動手段を第2状態に変換
    させる入賞球手動払出手段と、 を封入したことを特徴とする入賞球払出装置。
  2. 【請求項2】 入賞球手動払出手段による手動払出動作
    が可能な手動払出可能状態と、入賞球手動払出手段によ
    る手動払出動作が不可能な手動払出不可能状態とを選択
    的に生ぜしめ得る手動払出動作規制手段を設けたことを
    特徴とする請求項1に記載の入賞球払出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103073914A (zh) * 2013-02-05 2013-05-01 山东省农业科学院农产品研究所 一种从玉米蛋白中提取玉米黄色素的方法

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