JPH05234173A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH05234173A
JPH05234173A JP4039606A JP3960692A JPH05234173A JP H05234173 A JPH05234173 A JP H05234173A JP 4039606 A JP4039606 A JP 4039606A JP 3960692 A JP3960692 A JP 3960692A JP H05234173 A JPH05234173 A JP H05234173A
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beam splitter
polarization
light
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polarized light
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Hideyoshi Horigome
秀嘉 堀米
Katsuhiro Seo
勝弘 瀬尾
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】収束光中にビームスプリッタ(BS)を配置し
ても、p偏光とs偏光に位相差を生じないようにする。 【構成】レーザ1からの光をBS3→コリメーターレン
ズ2→対物レンズ4を介してディスクDの記録面に照射
する。その反射光を対物レンズ4→レンズ2→BS3→
BS10を介して信号検出系に供給する。BS3,10
は、略同じ特性の膜3a,10aを持つ。膜3a,10
aが直交するように配置する。BS3,10は収束光中
にあり、各光線の入射角は45°+α,45°−αとな
り、それぞれではp,s偏光に逆の位相差を生じ、位相
差は相殺される。BS3を収束光中に配置してもp,s
偏光に位相差が生ぜず、光磁気信号の品質を悪化させず
に、小型化が可能となる。p偏光の透過率Tpやs偏光
の反射率Rsを低下させて位相差を小さくするものでな
く、カップリング効率の低下や、光磁気信号の品質の悪
化を招くこともない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光磁気ディスクの再
生系に適用して好適な光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、差動検出法を用いた光磁気ディ
スク装置の構成を示している。
【0003】同図において、1は半導体レーザであり、
この半導体レーザ1からの光(例えばp偏光)はコリメ
ーターレンズ2、ビームスプリッタ3および対物レンズ
4を透過して光磁気ディスクDの記録面に照射される。
【0004】ディスクDの記録面からの反射光は、従来
周知のように記録情報に応じて偏光面が回転した直線偏
光となる。この光は、対物レンズ4を透過してビームス
プリッタ3に入射される。そして、このビームスプリッ
タ3で反射された光は、1/2波長板5で45°だけ偏
光面が回転されたのち、収束レンズ6、シリンドリカル
レンズ7を透過して偏光ビームスプリッタ8に入射され
る。
【0005】この偏光ビームスプリッタ8を透過する光
(p偏光)は光検出器9aに入射される。偏光ビームス
プリッタ8で反射される光(s偏光)は光検出器9bに
入射される。図示せずも、光検出器9a,9bの検出信
号の差動がとられて光磁気信号(MO信号)が形成され
る。
【0006】上述せずも、光検出器9aはフォトダイオ
ードアレイで構成され、各フォトダイオードの検出信号
が処理されて、例えば非点収差法によるフォーカスエラ
ー信号やプッシュプル法によるトラッキングエラー信号
が形成される。
【0007】図4の例においては、半導体レーザ1とコ
リメーターレンズ2との間の空間が無駄となっている。
小型化のためには、この空間を利用することが必要であ
る。
【0008】そこで従来、図5に示すように、半導体レ
ーザ1とコリメーターレンズ2との間の空間にビームス
プリッタ3を配することが提案されている。図5におい
て、図4と対応する部分には同一符号を付して示してい
る。
【0009】同図において、半導体レーザ1からの光
(例えばp偏光)はビームスプリッタ3、コリメーター
レンズ2および対物レンズ4を透過して光磁気ディスク
Dの記録面に照射される。
【0010】ディスクDの記録面からの反射光は、対物
レンズ4およびコリメーターレンズ2を透過してビーム
スプリッタ3に入射される。そして、このビームスプリ
ッタ3で反射された光は、1/2波長板5で45°だけ
偏光面が回転されたのち、シリンドリカルレンズ7を透
過して偏光ビームスプリッタ8に入射される。
【0011】偏光ビームスプリッタ8を透過する光(p
偏光)は光検出器9aに入射される。偏光ビームスプリ
ッタ8で反射される光(s偏光)は光検出器9bに入射
される。そして、図4の例と同様にして、光検出器9
a,9bの検出信号より光磁気信号やエラー信号が形成
される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図5の例では、半導体
レーザ1とコリメーターレンズ2との間にビームスプリ
ッタ3を配するので、空間を有効に利用できると共に、
収束レンズ6(図4参照)が不要となるので、図4の例
に比して小型かつ安価とできる。
【0013】しかし、図5の例では、ビームスプリッタ
3が収束光中に配置されるため、光線各々の入射角が異
なり、これによりp偏光とs偏光の位相差が大きくな
り、光磁気信号(MO信号)の品質が悪くなる。
【0014】位相差を小さくするためには、ビームスプ
リッタ3におけるp偏光の透過率Tpを小さくすればよ
いが、カップリング効率(ビーム利用率)が低下する。
また、位相差を小さくするためには、ビームスプリッタ
3におけるs偏光の反射率Rsも小さくすればよいが、
光磁気信号の品質が悪くなる。
【0015】例えば、図4の例においてTp=85%、
Rs=100%とされるとき、図5の例においては、p
偏光とs偏光の位相差を小さくするため、Tp=60
%、Rs=70%とされる。
【0016】そこで、この発明では、ビームスプリッタ
を収束光中に配置しても、カップリング効率の低下等を
招くことなく、p偏光とs偏光に位相差が生じないよう
にするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明は、光源からの
光をビームスプリッタを透過させたのちコリメーターレ
ンズおよび対物レンズを介してディスク面に照射させ、
ディスク面からの反射光を対物レンズおよびコリメータ
ーレンズを介してビームスプリッタで反射させ、ビーム
スプリッタからの反射光を、このビームスプリッタの膜
と略同じ特性の反射膜を持つ反射手段で反射させて信号
検出系に入射させるものである。
【0018】また、ディスク面からの反射光をビームス
プリッタの膜にθ+αの角度で入射させると共に、ビー
ムスプリッタからの反射光を反射手段の反射膜にθ−α
の角度で入射させるものである。
【0019】
【作用】上述構成においては、ビームスプリッタ3およ
び反射手段10は収束光中に配置され、ビームスプリッ
タ3でp偏光とs偏光に位相差を生じると共に、反射手
段10でも同様にp偏光とs偏光に位相差を生じる。そ
のため、ビームスプリッタ3と反射手段10を、それぞ
れにおけるp偏光とs偏光の位相の進み遅れが逆の関係
となるように配置することで、結果的にp偏光とs偏光
の位相差を相殺することが可能となる。
【0020】特に、ディスク面からの反射光をビームス
プリッタ3の膜にθ+αの角度で入射させると共に、ビ
ームスプリッタ3からの反射光を反射手段10の反射膜
にθ−αの角度で入射させることで、位相差は略完全に
相殺される。
【0021】
【実施例】以下、図1を参照しながら、この発明の一実
施例について説明する。図1において、図5と対応する
部分には同一符号を付して示している。
【0022】同図において、半導体レーザ1からの光
(例えばp偏光)はビームスプリッタ3、コリメーター
レンズ2および対物レンズ4を透過して光磁気ディスク
Dの記録面に照射される。
【0023】ディスクDの記録面からの反射光は、対物
レンズ4およびコリメーターレンズ2を透過してビーム
スプリッタ3に入射される。ビームスプリッタ3の膜3
aは光軸に対して45°の傾斜をもって配置される。ビ
ームスプリッタ3で反射される光は、ビームスプリッタ
3と略同じ特性の膜10aを有するビームスプリッタ1
0に入射される。この場合、ビームスプリッタ10は、
その膜10aが上述したビームスプリッタ3の膜3aと
直交するように配置される。これによって、ビームスプ
リッタ10の膜10aも、光軸に対して45°の傾斜を
もって配置されることになる。
【0024】ビームスプリッタ10で反射される光は1
/2波長板5で45°だけ偏光面が回転されたのち、シ
リンドリカルレンズ7を透過して偏光ビームスプリッタ
8に入射される。
【0025】偏光ビームスプリッタ8を透過する光(p
偏光)は光検出器9aに入射される。偏光ビームスプリ
ッタ8で反射される光(s偏光)は光検出器9bに入射
される。そして、図5の例と同様にして、光検出器9
a,9bの検出信号より光磁気信号やエラー信号が形成
される。
【0026】以上の構成において、ビームスプリッタ3
および10は収束光中に配置されるため、ビームスプリ
ッタ3および10の双方でp偏光とs偏光に位相差を生
じる。この場合、図2に示すように、任意の光線Lのビ
ームスプリッタ3への入射角は45°+α(αは正負の
値をとる)となると共に、その光線Lのビームスプリッ
タ10への入射角は45°−αとなる。
【0027】そのため、ビームスプリッタ3と10のそ
れぞれにおけるp偏光とs偏光の位相差は大きさが同じ
で正負の符号が逆となり、結果的にp偏光とs偏光の位
相差は相殺される。つまり、ビームスプリッタ10より
出射される光はp偏光とs偏光に位相差がないものとな
る。
【0028】このように本例によれば、ビームスプリッ
タ3を収束光中に配置しても結果的にp偏光とs偏光に
位相差が生じることがなく、光磁気信号の品質を悪化さ
せることなく、小型かつ安価に構成することができる。
【0029】また、p偏光の透過率Tpやs偏光の反射
率Rsを低下させてp偏光とs偏光の位相差を小さくす
るものでなく、カップリング効率の低下や、光磁気信号
の品質の悪化を招くこともない。
【0030】なお、上述実施例においては、光線Lのビ
ームスプリッタ3への入射角を45°+αとし、その光
線Lのビームスプリッタ10への入射角を45°−αと
したものであるが、それぞれにおいて「45°」は他の
任意の角度に設定することができる。図3は、光線Lの
ビームスプリッタ3への入射角を60°+αとし、その
光線Lのビームスプリッタ10への入射角を60°−α
とした例を示している。
【0031】また、上述実施例においては、反射手段と
してビームスプリッタ10を使用したものであるが、そ
の他の反射手段を使用してもよい。ただし、ビームスプ
リッタ3の膜と略同じ特性の反射膜を持つことが必要で
ある。
【0032】また、上述実施例においては、ビームスプ
リッタ3,10を別体としているが、一体に形成しても
よい。
【0033】さらに、上述実施例の1/2波長板5以降
の構成は、従来周知の他の構成であってもよい。例え
ば、特開昭64−33734号公報に示されるようなマ
イクロプリズムディテクタ(MPD)を用いて構成する
こともできる。
【0034】
【発明の効果】この発明によれば、ビームスプリッタお
よび反射手段は収束光中に配置され、ビームスプリッタ
でp偏光とs偏光に位相差を生じると共に、反射手段で
も同様にp偏光とs偏光に位相差を生じるため、ビーム
スプリッタと反射手段におけるp偏光とs偏光の位相差
が逆の関係となるように配置することで、p偏光とs偏
光の位相差を相殺することができる。特に、ディスク面
からの反射光をビームスプリッタの膜にθ+αの角度で
入射させると共に、ビームスプリッタからの反射光を反
射手段の反射膜にθ−αの角度で入射させることで、位
相差を略完全に相殺できる。
【0035】したがって、ビームスプリッタを収束光中
に配置してもp偏光とs偏光に位相差が生じることがな
く、光磁気信号の品質を悪化させることなく、小型かつ
安価に構成することができる。また、p偏光の透過率T
pやs偏光の反射率Rsを低下させてp偏光とs偏光の
位相差を小さくするものでなく、カップリング効率の低
下や、光磁気信号の品質の悪化を招くこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の構成を示す図である。
【図2】実施例の各ビームスプリッタへの光線の入射角
を説明するための図である。
【図3】光線の入射角の他の例を示す図である。
【図4】従来の光磁気ディスク装置の構成を示す図であ
る。
【図5】従来の光磁気ディスク装置の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 半導体レーザ 2 コリメーターレンズ 3,10 ビームスプリッタ 4 対物レンズ 5 1/2波長板 6 収束レンズ 7 シリンドリカルレンズ 8 偏光ビームスプリッタ 9a,9b 光検出器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光をビームスプリッタを透過
    させたのちコリメーターレンズおよび対物レンズを介し
    てディスク面に照射させ、 上記ディスク面からの反射光を上記対物レンズおよびコ
    リメーターレンズを介して上記ビームスプリッタで反射
    させ、 上記ビームスプリッタからの反射光を、このビームスプ
    リッタの膜と略同じ特性の反射膜を持つ反射手段で反射
    させて信号検出系に入射させることを特徴とする光ディ
    スク装置。
  2. 【請求項2】 上記ディスク面からの反射光を上記ビー
    ムスプリッタの膜にθ+αの角度で入射させると共に、
    上記ビームスプリッタからの反射光を上記反射手段の反
    射膜にθ−αの角度で入射させることを特徴とする請求
    項1記載の光ディスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0713212A2 (en) 1994-11-17 1996-05-22 Canon Kabushiki Kaisha Optical information recording and reproducing apparatus

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0713212A2 (en) 1994-11-17 1996-05-22 Canon Kabushiki Kaisha Optical information recording and reproducing apparatus
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US5657305A (en) * 1994-11-17 1997-08-12 Canon Kabushiki Kaisha Optical information recording and reproducing apparatus including a total reflection surface or a light shield plate disposed between a polarized light separating surface and a detection device for light beam compensation

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