JPH0523300U - 機械式駐車装置の安全装置 - Google Patents

機械式駐車装置の安全装置

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JPH0523300U
JPH0523300U JP443492U JP443492U JPH0523300U JP H0523300 U JPH0523300 U JP H0523300U JP 443492 U JP443492 U JP 443492U JP 443492 U JP443492 U JP 443492U JP H0523300 U JPH0523300 U JP H0523300U
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JP
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light
relay
receiver
energized
mechanical parking
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Application number
JP443492U
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English (en)
Inventor
利秀 八尾
Original Assignee
フジテツク株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光電装置が常時通光状態に陥る形態の故障を
起こしてもフェールセーフとなる機械式駐車装置の安全
装置を得ること。 【構成】 駐車装置の運転前に光電装置の電源を遮断さ
せて、該光電装置の出力が予定される出力状態かどうか
を確認できる回路構成にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、機械式駐車装置の安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、垂直循環機械式立体駐車装置に於いては、例えば図1に示すように 、1組の投光器と受光器からなる光電装置を塔内に4組設けて運転前の安全確認 と駐車,空車の有無の判別を行っている。
【0003】 即ち、自動車がケージ内の所定の停車位置(図中矩形1の位置)に停車してい る場合には、塔内の奥行き略中央に設けられた光電装置2(投光器2a,受光器 2b)の光線のみが遮られ、自動車を奥に突込みすぎた場合には塔内の一番奥に 設けられた光電装置3(投光器3a,受光器3b)及び前述の光電装置2の両方 の光線が遮られ、自動車を手前に停めた場合には塔内の出入口6から二番目に設 けられた光電装置4(投光器4a,受光器4b)及び光電装置2の両方の光線が 遮られることにより、自動車の停車を正常位置に誘導確認するとともに、駐車, 空車の判別を行ない、塔内の出入口6近傍に光電装置5(投光器5a,受光器5 b)を設けて,光電装置4と光電装置5との光線を別々に遮ることがあれば人間 が塔内に出入りしている(光電装置4と光電装置5との光線を同時に遮る場合に は自動車が入出庫中である)ことを認識して、危険な場合即ち,光電装置3,4 ,5の光線が遮られる場合にはケージの駆動装置への電力供給を遮断して駆動装 置が作動しないようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような光電装置の使用の場合、光電装置の故障により受光器が遮光状態を 出力する場合、たとえば投光器の球切れ、あるいは光軸のずれ等が起こった場合 は受光器は常に駆動装置を作動させないように働くためフェールセーフとなるが 、受光器自体が常時通光状態に陥る形態の故障を起こすと極めて危険である。従 来、このような受光器自体が常時通光状態に陥る故障をも考慮した機械式駐車装 置の安全装置は皆無であった。
【0005】 本考案は上記の点に鑑みなされたもので、自動車の入出庫動作の度に光電装置 の異常をも考慮してどのような異常が起こっても常にフェールセーフとなる機械 式駐車装置の安全装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、投光器と受光器からなる光電装置により自動車の停車位置を確認し 、確認ボタン操作後駐車装置が運転される機械式駐車装置において、確認ボタン の操作時に投光器への供給電圧を遮断する手段と、受光器が光を受光しているか どうかを検出する検出手段とを設け、該検出手段が光を受光していない出力を発 するとき、あるいは供給電圧遮断手段動作時に検出手段が光を受光している出力 を発するときには、駆動装置への電力供給を遮断する手段及び警報手段を備える ものである。
【0007】
【作用】
上述の如く構成すれば、駐車装置の駆動に先だって常に安全確認が自動的に行 われる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図面を用いて説明する。 図2は本考案による安全装置の一実施回路図であり、図中E+,E−は電源母 線、BS1, BS2はケージを運転する前に塔内の安全を確認して押さなければならな い表示灯(図示しない)が内蔵された確認ボタンの連動スイッチで、BS1 はその スイッチの常開接点、BS2 は同じくそのスイッチの常閉接点である。
【0009】 RY1 〜RY3 は電圧を印加されると付勢されるリレー、RY1aはリレーRY1 の常開 接点、RY2a, RY2cはリレーRY2 の常開接点、RY3aはリレーRY3 の常閉接点、RY3b , RY3dはリレーRY3 の常閉接点、10は投光器、20は受光器で、受光器20に光が照 射されるとリレーRY20に電圧が印加されリレーRY20が付勢される。RY20a はリレ ーRY20の常開接点、RY20b はリレーRY20の常閉接点、TRY1は電圧が印加されると 付勢され、その後印加電圧が消滅しても所定時間付勢をつづける復旧遅延リレー 、TRY1a は復旧遅延リレーの常開接点、TRY2は電圧が印加されると所定時間後に 付勢される動作遅延リレー、TRY2a は動作遅延リレーTRY2の常開接点、BZはブザ ーである。
【0010】 以下図面を用いて本考案装置の動作について受光器の正常,異常の場合に分け て説明する。 自動車の入庫あるいは出庫動作が完了したものと光電装置が判断すると確認ボ タンに内蔵された表示灯(図示しない)が点灯して、オペレーターに目視による 安全確認を求める。このときには、図2において、投光器10に電圧が印加されて おり、受光器20のリレーRY20は通常付勢されている。
【0011】 オペレーターが確認ボタンBS1, BS2を押すと、確認ボタンBS2 の開路により投 光器10への供給電圧が遮断され、受光器20のリレーRY20を消勢させるとともに閉 回路「E+−BS1 −RY1 −E−」によりリレーRY1 を付勢させ、接点RY1aの閉路 によりリレーRY2 を付勢させて、閉回路「E+−RY3b−RY2a−RY2 −E−」によ りリレーRY2 を自己保持させる。そしてリレーRY2 の接点RY2cの閉路により動作 遅延リレーTRY2に電圧を印加する。
【0012】 1.受光器が正常の場合 受光器が正常の場合には、確認ボタンBS2 が押されると受光器20のリレーRY20 が消勢されるため、閉回路「E+−BS1 −RY20b −TRY1−E−」により復旧遅延 リレーTRY1が付勢され接点TRY1a が閉路し、オペレーターが確認ボタンをBS1, BS2 から手を放せば、確認ボタンBS2 を通じて投光器10に再び電圧が印加され、 受光器20のリレーRY20が付勢されて (このとき自動車が光を遮っておれば当然リ レーRY20は付勢されずリレーRY3 が付勢されることもない) 接点RY20b が開路す るとともに接点RY20a が閉路する。
【0013】 ところで、確認ボタンBS1 及びリレーRY20の接点RY20b が開路されても、復旧 遅延リレーTRY1は所定時間付勢されているため、リレーRY20の接点RY20a が閉路 すると、閉回路「E+−TRY1a −RY20a −RY3 −E−」が生じることによりリレ ーRY3 が付勢され、接点RY3aの閉路によりリレーRY3 が自己保持される。リレー RY3 が付勢されるとケージ駆動装置に電力を供給してケージを駆動させるととも に接点RY3bの開路によりリレーRY2 を消勢させ、接点RY2cの開路により、動作遅 延リレーTRY2への印加電圧を解き、動作遅延リレーTRY2の付勢を妨げる。その後 自動車の入出庫が行われると、投光器10の光線が遮られるため、リレーRY20が消 勢されて、各リレーは初期の状態にリセットされる。
【0014】 2.受光器が異常の場合 次に受光器が通光状態を常時認識する故障の場合には、確認ボタンBS1, BS2が 押され投光器10への供給電圧が遮断されても、受光器20のリレーRY20は付勢され たままのため、復旧遅延リレーTRY1が付勢されることはなくリレーRY3 も付勢さ れないので、ケージ駆動装置が駆動されることはない。
【0015】 そして、確認ボタンBS1 が押され、リレーRY1 が付勢, リレーRY2 が付勢され て、接点RY2cの閉路により所定時間後に動作遅延リレーTRY2が付勢されると、閉 回路「E+−TRY2a −RY3d−BZ−E−」によりブザーBZが鳴るためオペレーター は光電管の故障を知ることができる。
【0016】 又、受光器が受光しても動作しない故障が生じた場合(光電装置の動作が正常 で自動車等によって光が遮られている場合も同様)には、リレーRY20が付勢され ず接点RY20a が開路しつづけるため、リレーRY3 が付勢されないのでケージ駆動 装置が駆動されることはなく、確認ボタンBS1 が押されてリレーRY1 が付勢, リ レーRY2 が付勢され、接点RY2cの閉路により所定時間後に動作遅延リレーTRY2が 付勢されると、閉回路「E+−TRY2a −RY3d−BZ−E−」により前述の場合と同 様ブザーBZが鳴るため、オペレーターは光電装置の故障を知ることができる。
【0017】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、通常の駐車装置の運転において常に操作を 行う確認ボタンの操作に基づき投光器への供給電圧を遮断できる手段を設けて、 ケージ駆動前に該手段を用いて光電装置の故障の有無を確実に調べるとともに、 故障及び運転の危険な状態であればケージの駆動を禁止し、さらに故障あるいは 危険である旨をオペレーターに報知するため、極めて安全でかつ信頼性のある機 械式立体駐車装置を提供できる。
【0018】 尚、以上の説明では、従来から存在する確認スイッチを利用した場合について 述べたが、これは新たなスイッチを別に設けて実施してもよく実施例に限定され ない。又、以上の説明ではブザーを用いてオペレーターに異常を知らせる場合に ついて述べたが、表示装置等で知らせるようにしてもよいことは明らかである。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】垂直循環機械式立体駐車装置の光電装置の配置
を示す平面図である。
【図2】本考案による安全装置の一実施回路図である。
【0020】
【符号の説明】
2,3,4,5 光電装置 2a,3a,4a,5a,10 投光器 2b,3b,4b,5b,20 受光器 BS1, BS2 確認ボタン RY1, RY2, RY3, RY20 リレー TRY1 復旧遅延リレー TRY2 動作遅延リレー BZ ブザー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投光器と受光器からなる光電装置により
    自動車の停車位置を確認し、確認ボタン操作後駐車装置
    が運転される機械式駐車装置において、 前記確認ボタンの操作時に前記投光器への供給電圧を遮
    断する手段と、前記受光器が光を受光しているかどうか
    を検出する検出手段とを設け、該検出手段が光を受光し
    ていない出力を発するとき、あるいは前記供給電圧遮断
    手段動作時に前記検出手段が光を受光している出力を発
    するときには、駆動装置への電力供給を遮断する手段及
    び警報手段を備えたことを特徴とする機械式駐車装置の
    安全装置。
JP443492U 1992-01-10 1992-01-10 機械式駐車装置の安全装置 Pending JPH0523300U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS493738U (ja) * 1972-04-17 1974-01-12
JPS5313765A (en) * 1976-07-20 1978-02-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Device for confirming feeding of article

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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