JPH05232731A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JPH05232731A
JPH05232731A JP18640891A JP18640891A JPH05232731A JP H05232731 A JPH05232731 A JP H05232731A JP 18640891 A JP18640891 A JP 18640891A JP 18640891 A JP18640891 A JP 18640891A JP H05232731 A JPH05232731 A JP H05232731A
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oxygen
barrier layer
thickness
photoconductor
atomic
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孝夫 河村
Masazumi Yoshida
昌純 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】環境汚染性、耐熱性、表面硬度、摩耗性等につ
いて優れた特性を損なうことなく、電荷受容能力を著し
く向上し残留電位も低いa−Si光導電体層を作像表面
とする電子写真感光体を提供する。 【構成】導電性基板上に、厚さが0.2乃至5ミクロン
で0.05乃至1atomic%の酸素と20000p
pmまでの周期律表第IIIb族不純物とを含有するアモ
ルファスシリコン障壁層と、厚さが5乃至60ミクロン
のアモルファスシリコン光導電体層とを積層してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明はグロー放電分解法により生成され
るアモルファスシリコンを光導電体層とする電子写真感
光体に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真感光体としては既に様々な形態
のものが提案されているが、この中でも近年、半導体分
野でその研究開発が進められつつあるグロー放電分解法
により生成されるアモルファスシリコン(amorph
ous silicon,以下a−Siと略す)の感光
体への応用が注目されてきている。これはa−Siが従
来のセレンやCdS感光体等と比して環境汚染性、耐熱
性、摩耗性、光感度特性等において一段と優れているた
めで、a−Siを光導電体層とした感光体としては特開
昭54−86341号公報で提案されているところであ
る。
【0003】そして実際に本願発明者がa−Siの電子
写真用光導電体としての応用を研究した結果、従来の感
光体が欠如していた無公害性、耐熱性、表面硬度、摩耗
性等に対し理想的な特性を有することを見い出した。し
かしながら、その反面、a−Si光導電体層は通常のグ
ロー放電分解法ではその暗体積抵抗が最大でも約1010
Ω・cm以上にならず、カールソン方式による作像に最
低限要する所定の表面電位にまで帯電できず、結局、そ
のままでは帯電−画像露光−現像−転写−清掃−除電の
工程によるカールソン方式に適する感光体としては使用
できないという問題に遭遇した。もっともa−Siは、
半導体分野においてW.E SpearとP.G Le
Comberとにより1976年発行のPhiloso
phical Magazine(Vol.33,N
o.6)の第935頁乃至第949頁の“Electr
onic properties of substi
tutionally doped amorphou
s Si and Ge”の題名の下に研究発表されて
いるように、不純物を含有しない純粋な形態ではその構
造欠陥がドナーレベルを形成し通常はN型半導体として
作用し、また周期律表第Vb不純物、通常は燐(化学記
号P)を添加することによってより強いN型半導体に、
逆に第IIIb族不純物、通常は硼素(化学記号B)を添
加することによってP型半導体となるとともに、夫々の
添加量に応じてa−Siの暗抵抗が変化する。現に上記
研究発表の中にはa−Siの原料であるSiH4 に対し
26 をモル比10-4から10-5(200〜20pp
m)添加すれば暗抵抗が1011Ω・cm程度まで向上す
る旨のデータが示されている。しかしながらそれ以上の
硼素の添加は暗抵抗の急激な低下を招くものである。こ
れは、a−Siが一般に結晶Siと比して不純物添加効
率が低く、特に電子写真用光導電体として用いる場合、
その添加効率が一層低いものとなるためである。現に前
述した特開昭54−86341号公報では第IIIb族不
純物添加量は10-3乃至10-6atomic%(B2
6 /SiH4 モル比で5×10-5乃至5×10-9または
0.01乃至10ppmに相当)が好適であるとしW.
E.Spearらの半導体分野における添加量と比して
更に微量なものとなっている。従って電子写真用光導電
体としてのa−Siでは第IIIb族不純物添加による電
気伝導度(暗抵抗)の制御はわずかで暗抵抗向上に大幅
には寄与しないとされているのが実情である。このこと
より微量から多量に渡る不純物の添加が可能であって広
範囲の電気伝導度の制御が容易なa−Siを光導電体層
とする感光体の開発が望まれているところである。
【0004】更に誘導性基板上に直接a−Si光導電体
層を形成し、それを作像表面層とする感光体は、製造安
定性及び再現性が低く同一の製造方法で製造しても各感
光体間に電子写真特性のばらつき、特に電荷受容能力及
び暗体積抵抗にかなりのばらつきが生じ、結局、a−S
i光導電体層を導電性基板上に直接積層した構成の感光
体は実用化に向けて製造安定性及び再現性に大きな問題
があった。
【0005】
【発明の目的】本発明は以上の事実に鑑みてなされたも
ので、環境汚染性、耐熱性、表面硬度、摩耗性等につい
て優れた特性を損なうことなく、カールソン方式による
作像を実用可能ならしめる程度に電荷受容能力を著しく
向上し残留電位も低いa−Si光導電体層を作像表面と
する電子写真感光体を提供することを目的とする。
【0006】
【発明の要旨】本発明の要旨は、導電性基板上に、厚さ
が0.2乃至5ミクロンで0.05乃至1atomic
%の酸素と20000ppmまでの周期律表第IIIb族
不純物とを含有するアモルファスシリコン障壁層と、厚
さが5乃至60ミクロンのアモルファスシリコン光導電
体層とを積層したことを特徴とする電子写真感光体にあ
る。
【0007】以下、本発明につき詳細に説明する。
【0008】
【発明の概要】グロー放電分解法により生成されるa−
Siは前述した通り、周期律表第IIIb族(好ましくは
硼素)または第Vb族不純物(好ましくは燐)を添加す
ることによってP型ともN型半導体ともなる。そしてa
−Si膜の形成にあたってはシランガス、即ちSiH4
ガスを原料として使用し、硼素を添加する場合はジボラ
ンガス(B26 ガス)を、燐を添加する場合はPH3
ガスを併用し、何れも水素、アルゴン、ヘリウム等をキ
ャリアーガスとして使用する。従ってa−Si膜はその
純粋な形態においても少なくとも水素を含有し、硼素、
燐を添加した場合でも同様である。ところがこれら原料
を用いて形成されるa−Si膜はその暗抵抗が最大でも
1010Ω・cmに満たないものであることが確認されて
いる。
【0009】この様に暗抵抗が不充分に低い原因はa−
Siが非晶質であるが故に多くのダングリングボンド
(dangling bond)が存在するためと推測
される。このダングリングボンドとは一般に結合をつく
らないで遊んでいる電子、あるいは、共有結合の切れた
状態を意味する。そしてa−Si膜の場合、その表面付
近はもとより内部においても多くのSi原子が結合を作
らず余ってぶらぶらしている状態、即ちダングリングボ
ンドの状態にあると考えられる。
【0010】この点につき詳述すると、a−Siは、一
般に結晶Siと比して上述した周期律表第IIIb族ある
いは第Vb族の不純物添加の影響が極めて少なく、P型
もしくはN型への原子価制御による電気伝導度制御が困
難とされている。この原因の一つは上述した極めて多く
のダングリングボンドに基づく局在準位がバンドキャッ
プ(若しくはmobilitygap)中に存在するた
めに、ドナーあるいはアクセプターから供給される電子
あるいは正孔がこれらの局在準位に捕えられ、フエルミ
準位をわずかしか移動できないので、原子価制御に基づ
く電気伝導度制御が非常に困難とされていた。現に蒸着
やスパツタリングで作成したa−Si、即ち水素原子を
含まないa−Siではダングリングボンドが高密度に存
在するため不純物添加の効果が極めて少ない。ところが
グロー放電分解法により生成されるa−Si膜は原料と
してSiH4 、B26 ガス等を用いる関係上、水素原
子が膜中に混入してダングリングボンドと結合し、これ
らをつぶすため局在準位が減少して不純物添加による原
子価制御に基づく電気伝導度制御がある程度可能とな
る。
【0011】もっとも従来ではSiH4 、B26 、P
3 ガスのキャリアーガスとしては多くはアルゴン或い
はヘリウムが用いられていたためその効果は不充分であ
った。本発明ではこの観点に立って、まず少なくともS
iH4 のキャリアーガスとして水素を用い、これにより
a−Si膜中に約10乃至40atomic%の水素を
混入させれば、これら水素原子がかなり多くのダングリ
ングボンドと結合し良好な電気伝導度制御が可能となる
ことを見い出した。しかしながら、これだけではなおa
−Si膜の暗抵抗が不充分に低いことは、なお多くのダ
ングリングボンドが存在するか、水素原子の結合が弱く
不安定であるためと考えられる。特に水素原子との結合
はa−Si膜自体が高温度への基板加熱を要するグロー
放電分解法によって作成されることにより、容易に破壊
乃至は放出され、不安定なものである。
【0012】このことより、本願発明者は暗抵抗向上の
解決策を深究した結果、a−Si膜に上記水素に加え適
量の酸素を含有すれば、暗抵抗が著しく向上することを
見い出した。この酸素の含有は、上述したダングリング
ボンドをほとんど解消、即ち酸素原子がダングリングボ
ンドを有すSiと強く結合すると認められ、これが暗抵
抗の向上に寄与していると考えられる。水素及び酸素を
含有するa−Si膜は含有しないものと比してその暗抵
抗が102 倍から107 倍程度と大幅に向上しており、
値にして1013Ω・cm以上のものが得られる。酸素の
含有はそれ自体をSiH4 ガスとともに、但しそれとは
独立してグロー放電反応管に送り込むようにするのであ
るが、酸素は含有効率が非常に高いため最大でも含有せ
んとすべき量の約1.1倍から2倍程度、例えば10-2
atomic%の酸素を含有させる場合にはO2 /Si
4 のモル比で0.55×10-4乃至1×10-4の比率
で酸素を送り込めばよい。もっとも同一範囲にO2 /S
iH4 の比率を保つ限りは空気あるいはH2 、Ar、H
e等の不活性ガスをキャリアーとした酸素でもよい。
【0013】酸素原子はその大きな電気陰性度によりダ
ングリングボンドの電子を容易にとり込んで、これを有
効に解消するので、微量であってもその効果は極めて大
きく、更にその結合の強さによってより一層耐熱性、そ
の他の安定性、耐久性も向上する。
【0014】以上のように水素及び酸素を含有させたa
−Si膜のダングリングボンドは殆んど解消され、mo
bility gap中の局在準位が極めて少ないもの
となっているので、アモルフアス半導体とは言え、原子
価制御によるフエルミ準位の制御が従来に無く極めて容
易になっている。つまり3価や5価の不純物の添加効率
が大幅に向上している。特にアクセプターとなり得る硼
素のような3価不純物は、酸素含有量にも一部依存する
が最低でも約10ppm、最大では実に20000pp
mまで含有することができ、暗抵抗にして1013Ω・c
m以上のa−Siの実現に大きく貢献しており、従来に
は見られなかった不純物添加効率の高い電気伝導度の制
御が容易なa−Si膜の実現を可能としたものである。
尚、a−Siへの第IIIb族不純物の含有、例えば硼素
の含有は、SiH4 ガスとともにB26 ガスをグロー
放電反応管に送り込むことによって行われるが、その含
有効率は酸素と比して低いので含有せんとすべき量の約
5倍から15倍程度のB26 を送り込むことが必要で
ある。
【0015】本発明は上述した知見に基づいてなされた
ものであり、a−Si光導電体層と導電性基板間にグロ
ー放電分解法により生成され、その厚さが約0.2乃至
5ミクロンで約0.05乃至0.5atomic%の酸
素および20000ppmまでの周期律表第IIIb族不
純物を含有し、但し膜厚が約0.2乃至0.4ミクロン
と薄層のときは最大約1atomic%までの酸素を含
有するa−Si障壁層を形成することによって、a−S
i光導電体層の製造再現性の不安定性に基づく電荷受容
能力のばらつきを最小限におさえ、且つ基板からの電荷
の注入を有効に阻止してa−Si光導電体層を高電位に
帯電する。このa−Si障壁層はさらに従来では高電位
に帯電するために数10ミクロン以上は必要とされてい
たa−Si光導電体層の厚さを10ミクロン以下、最低
で5ミクロン以上あれば十分な電位まで帯電できること
を保証している。
【0016】即ち、a−Si障壁層はそれ自体不純物を
含有しないa−Siであれば、その体積抵抗は1010Ω
・cm程度と低く基板からの電荷の注入の阻止に有効で
はないが、酸素を約0.05乃至0.5atomic%
含有することによりその絶縁性が著しく向上し、優れた
障壁作用を示す。酸素の含有量を約0.05atomi
c%以上とするのは、それ以下ではa−Siの抵抗がさ
ほど向上せず障壁作用を果さず電荷受容能力のばらつき
を是正することができないためで、また0.5atom
ic%以下とするのはそれ以上では残留電位が高くなり
コントラストの優れた画像が得られなくなるためであ
る。この残留電位の上昇は、a−Si光導電体層中で発
生するキャリア担体がa−Si障壁層との界面あるいは
障壁層中に多数トラップされることにより生じるのであ
るが、酸素含有量を約0.05乃至0.5atomic
%とすることにより、また更には層の厚さを後述する通
り約0.2乃至5ミクロンとすることにより、残留電位
は実用上問題ない程度となる。
【0017】尚、上述において酸素の含有量は最大0.
5atomic%と説明したが、a−Si障壁層の膜厚
を約0.2乃至0.4ミクロンと薄層とするときに限っ
て酸素は最大約1atomic%まで含有することがで
き、残留電位も一定値以下に維持されることが確認され
た。
【0018】a−Si障壁層の厚さは約0.2乃至5ミ
クロン程度であることが望ましく、これは0.2ミクロ
ン以下では最早、障壁層として働かずa−Si光導電体
層の電荷受容能力の均一化を図ることができないため
で、また5ミクロン以上では残留電位が一定値以上とな
り、整流作用を持たなくなるためである。
【0019】a−Si障壁層は、上記a−Si膜の説明
からも推測できるように、酸素に加えて周期律表第III
b族不純物(好ましくは硼素)を最大20000ppm
まで含有する。更には水素を約10乃至40atomi
c%含有させてもよい。これはそれらの添加によりa−
Si障壁層の暗抵抗が幾分ながらも向上するためで酸素
含有量を増大させることなく障壁層に最低限必要な暗抵
抗が確保できる。また、導電性基板としてはアルミニウ
ム、ステンレス等が使用できるが、生地のアルミニウム
を用いればa−Si障壁層との付着性が良好で長期に渡
る反復使用でも剥離やクラックが生じないことが確認さ
れた。
【0020】本発明に係るa−Si光導電体層は作像表
面層として上記a−Si障壁層上に形成されるのである
が、その厚さは約5乃至60ミクロンとするのが好まし
い。また本発明に係るa−Si光導電体層は可視光領域
をその長波長端、特に写真赤外までも完全に含む分光感
度特性を示し、従来のSe系感光体やポリビニルカルバ
ゾールにTNFを含有した感光体よりかなり高感度でそ
の暗減衰、光減衰特性も極めて良好である。
【0021】更に本発明のa−Si層は表面硬度(ヴツ
カース硬度)が約1800乃至2300Kg/mm2
Se−As感光体(As5%)の約30乃至40倍、ア
ルミニウムの約18乃至23倍と非常に硬く、実にサフ
ァイアと同等の硬度がある。従ってトナー像の転写とし
て圧力転写が容易に実施できることはもとより清浄手段
として金属ブレードの使用が可能となる。また、a−S
iの結晶化温度は約700℃と非常に高いので熱転写も
可能とし全体として耐久性が非常に優れている。
【0022】
【実施例】以下、本発明に係る電子写真感光体を製造す
るためのグロー放電分解法について説明するが、上述の
通り本発明では障壁層、光導電体層ともグロー放電分解
法により生成されるので単一の製造装置で、しかも簡単
な製造条件の下に迅速に感光体を製造できるという優れ
た製造上のメリットを有する。
【0023】第I図はa−Si障壁層及び光導電体層を
生成するためのグロー放電分解装置を示し、図中の第
1、第2、第3、第4タンク(1)、(2)、(3)、
(4)には夫々SiH4 、PH3 、B26 、O2 ガス
が密封されている。またSiH4 、PH3 、B26
ス何れもキャリアーガスは水素である。これらガスは対
応する第1、第2、第3、第4調整弁(5)、(6)、
(7)、(8)を開放することにより放出され、その流
量がマスフローコントローラー(9)、(10)、(1
1)、(12)により規制され、第1乃至第3タンク
(1)、(2)、(3)からのガスは第1主管(13)
へと、また第4タンク(4)からの酸素ガスはそれらと
は別に第2主管(14)へと送られる。尚、(15),
(16)、(17)、(18)は流量計、(19)、
(20)は止め弁である。第1、第2主管(13)、
(14)を通じて流れるガスは反応管(21)へと送り
込まれるが、この反応管の周囲には共振振動コイル(2
2)が巻回されておりそれ自体の高周波電力は100w
atts乃至数kilowattsが、また周波数は1
MHz乃至数10MHzが適当である。反応管(21)
内部にはその上にa−Si膜が形成される例えばアルミ
ニウムやNESAガラスのような基板(23)がモータ
(24)により回動可能であるターンテーブル(25)
上に載置されており、該基板(23)自体は適当な加熱
手段により約50乃至300℃、好ましくは約150乃
至250℃の温度に均一加熱されている。また反応管
(21)の内部はa−Si膜形成時に高度の真空状態
(放電圧:0.5乃至2.0Torr)を必要とするこ
とにより回転ポンプ(26)と拡散ポンプ(27)に連
結されている。
【0024】以上の構成のグロー放電分解装置におい
て、まずa−Si障壁層の形成に際しては拡散ポンプ
(27)で反応管(21)内を10-4から10-6Tor
r程度の真空に引き、続いて回転ポンプ(26)に切換
えて真空度を約10-2乃至10-4Torrとして第4タ
ンク(4)より酸素を導入し、マスフローコントローラ
ー(12)を調節してその分圧を所定値に保つ。これに
続いて第1タンク(1)よりSiH4 ガスを、また第2
タンク(2)よりB26 ガスを導入する。そして反応
管(21)の内部が0.5乃至2.0Torr程度の真
空状態、基板温度が50乃至300℃、共振振動コイル
の高周波電力が100W乃至数KW、また周波数が1乃
至数10MHzに設定されていることに相俟ってグロー
放電が起こり、ガスが分解して基板上に所定量の酸素に
加えて適量の硼素を含有したa−Si障壁層が約0.5
乃至1.5ミクロン/60分の早さで形成される。
【0025】a−Si障壁層が形成されると、グロー放
電を一旦中断し続いてa−Si光導電体層の形成を開始
する。この際にもやはり同様に第1及び第4タンク
(1)、(4)よりSiH4 ガスとO2 ガスを、更には
第2タンク(2)よりB26 ガスまたは第3タンク
(3)よりPH3 ガスを導入し、a−Si障壁層形成時
とほぼ同一の条件の下にグロー放電を行い、a−Si障
壁層上に酸素及び水素、更には適量の燐または硼素を含
有したa−Si光導電体層が形成される。
【0026】以下、実験例につき説明するが、まず実験
例1、2ではa−Si障壁層形成による電荷受容能力及
び残留電位の特性について、そして実験例3では作像実
験による画質の特性について説明する。
【0027】
【実験例1】この実験例では基板とa−Si光導電体層
間にa−Si障壁層を形成するとともに、その酸素含有
量を変えて感光体の初期表面電位と残留電位を測定し
た。
【0028】上述した第1図に示すグロー放電分解装置
でもって、まず、拡散ポンプ(27)により反応管(2
1)の内部を10-5Torr程度の真空に引き、続いて
回転ポンプ(26)に切換え真空度を約10-3Torr
として、この状態でマスフローコントローラー(12)
を調節しその分圧を0.03Torrとし第4タンク
(4)より酸素を導入した。これに従って第1タンク
(1)より水素をキャリアーガスとするSiH4 ガス
(水素にSiH4 10%)を、また第2タンク(2)よ
りSiH4 に対しそのモル比が10-4に相当するB2
6 ガスを放出した。尚、このときの反応管の全圧は0.
7Torrに保つ。一方、基板温度は200℃に保ち、
共振振動コイル(22)の高周波電力を300watt
s、周波数を4MHzにしてグロー放電を行い、約1ミ
クロン/60分の早さでa−Si膜を形成し、30分経
過時にグロー放電を中断した。これによりアルミニウム
基板上には厚さが0.5ミクロンで酸素を0.05at
omic%、また硼素を20ppm含有するa−Si障
壁層が形成された。
【0029】続いて、マスフローコントローラー(1
2)を絞って酸素分圧を約0.005Torrとすると
ともにSiH4 とB26 ガスの分圧は同一のままとし
て再度グロー放電を8時間行って厚さ8ミクロンのa−
Si光導電体層を形成した。このa−Si光導電体層は
約0.01atomic%の酸素と20ppmの硼素を
を含有し、その暗抵抗は約3×1013Ω・cmである。
【0030】この感光体とは別に、同様の方法によりa
−Si障壁層の酸素含有量を変化させた以外は同一の構
成の感光体を6種類作成した。即ち、a−Si障壁層形
成時に酸素用マスフローコントローラー(12)を調節
し、その分圧を夫々0.05、0.09、0.22、
0.35、0.50、0.70Torrと変化させた以
外は同一条件の下にグロー放電を行って、基板上に厚さ
0.5ミクロンで酸素含有量が夫々0.08、0.1
6、0.3、0.4、0.5及び0.6atomic%
で硼素を20ppm含有するa−Si障壁層と、その上
に0.01atomic%の酸素と20ppmの硼素を
含有する厚さ8ミクロンのa−Si光導電体層からなる
5種類の感光体を作成した。また、これらとは別に基板
上に直接a−Si光導電体層を形成した。この感光体は
a−Si障壁層に酸素が一切含有されていないものに相
当する。尚、各層の酸素含有量はスパークソース質量分
析法により、また硼素含有量はイオンマイクロアナライ
ザーにより測定した。
【0031】次に上記各感光体を±5.6KVの電圧源
に接続されたコロナチャージで正及び負極性に均一帯電
して初期表面電位を測定し電荷受容能力を調べるととも
に、続いて0.3mw・sec/cm2 の光量で均一照
射して減衰後の残留電位を測定した。これらの測定結果
は第2図に示す通りで、図中、横軸はa−Si障壁層の
酸素含有量を、左縦軸は初期表面電位を、右縦軸は残留
電位を示し、またカーブ(A)、(B)は夫々正帯電及
び負帯電時の初期表面電位と酸素含有量の関係を、カー
ブ(C)、(D)は夫々正及び負帯電時の残留電位と酸
素含有量の関係を示す。
【0032】第2図から明らかな様に、a−Si障壁層
に酸素を一切含有しない感光体、即ちa−Si障壁層が
形成されていない感光体は正、負帯電時とも残留電位が
ほとんど表れないもののa−Si光導電体層の膜厚が8
ミクロンと薄層であることにも起因して、初期表面電位
は正帯電時で400V、負帯電時で−360Vと低い。
ところがa−Si障壁層に0.05atomic%の酸
素を含有する感光体の場合、特に負帯電時にはカーブ
(B)で示される様に初期表面電位は著しく向上し実に
−560Vとなり、また正帯電時にも幾分ながらも向上
しており、酸素含有よりa−Si光導電体層が薄層でも
カールソン方式による作像を可能ならしめる程度に高電
位に帯電されることを保証している。更に酸素含有量が
0.08atomic%となると初期表面電位は負帯電
時で−600V、正帯電時で+470Vまで向上し、し
かも残留電位は±10乃至20Vと低く優れたコントラ
ストの画像が得られることを保証している。
【0033】a−Si障壁層の酸素含有量が夫々0.1
6、0.3、0.4、0.5、0.6atomic%の
感光体の場合、負帯電時で初期表面電位が約−620V
乃至−675Vの近辺で飽和しているのに対し、正帯電
時には0.16atomic%の酸素含有で+600V
まで向上しそれ以上の酸素含有で負帯電時と同様にほぼ
+620V乃至+675Vで飽和傾向を示している。一
方残留電位は酸素含有量が0.16atomic%のと
きで−20V及び+35V、0.3atomic%で−
75V及び+90V、0.4atomic%で−110
Vと+125V、0.5atomic%で−145V及
び+160V、そして0.6atomic%のときで−
180Vと205Vと酸素含有量の増大に伴って高くな
る。もっとも残留電位が±100V以上の領域では初期
表面電位が±600V以上と高いこと、更には残留電位
が最高で±150V程度あっても充分にコントラストの
優れた画像が得られることが確認されたので、a−Si
障壁層に含有する酸素の量は約0.05乃至0.5at
omic%とするのが好ましい。即ち、a−Si障壁層
に含有する酸素の量が約0.05atomic%以下の
時は層自体が基板からの電荷の注入を充分に阻止する機
能を持たず、逆に酸素の量が約0.5atomic%以
上の時は残留電位が±150V以上となってコントラス
トの優れた画像が得られなくなることより、酸素含有量
は約0.05乃至0.5atomic%とするのが好適
である。尚、正帯電時にa−Si障壁層の酸素含有量が
約0.08atomic%以下では初期表面電位がさほ
ど向上しない理由は層自体の整流性によるものと考えら
れる。
【0034】
【実験例2】この実験例では0.08atomic%の
酸素を含有するa−Si障壁層の厚さを変えて、感光体
の初期表面電位及び残留電位との関係を測定した。即
ち、実験例1で作成した厚さ0.5ミクロンで酸素を
0.08atomic%を含有するa−Si障壁層を有
する感光体以外に、a−Si障壁層がなく基板上にa−
Si光導電体層を直接形成した感光体、酸素含有量が何
れも0.08atomic%でa−Si障壁層の厚さを
1ミクロン、2.4ミクロン、3ミクロン、4ミクロ
ン、5ミクロン及び6ミクロンとした感光体を作成し
た。次にこれら各感光体を実験例1と同一の条件の下に
帯電、露光して初期表面電位と残留電位を測定した。
【0035】これらの測定結果は第3図に示される通り
で、図中、横軸はa−Si障壁層の膜厚を、左縦軸は初
期表面電位を、右縦軸は残留電位を示し、またカーブ
(E)、(F)は夫々正及び負帯電時の初期表面電位と
膜厚の関係を、カーブ(G)、(H)は夫々正及び負帯
電時の残留電位と膜厚を示す。この図から明らかな様
に、a−Si障壁層が形成されていない感光体の場合、
初期表面電位は正帯電時で400V、負帯電時で−36
0Vと低いが、厚さ0.5ミクロンのa−Si障壁層
(酸素含有量0.08atomic%)を形成した場
合、特に負帯電時に初期表面電位の著しい傾向が見られ
実に−600Vともなる。また正帯電時にも470Vと
高くなっている。この様に厚さ0.5ミクロンのa−S
i障壁層の介在により初期表面電位がカールソン方式に
よる作像を可能ならしめる程度に向上するということ
は、それ以下の厚さであっても同様に初期表面電位を向
上することを意味し、第3図からみて約0.2ミクロン
以上の厚さがあれば最低限の初期表面電位を保証する。
一方、膜厚を更に1ミクロンとしたときは初期表面電位
は夫々+475V及び−625Vと幾分ながらも向上す
るが、これに伴って残留電位も高くなり25V及び−2
0Vとなる。膜厚を更に厚くすることにより初期表面電
位は幾分向上するがほぼ飽和傾向を示す反面、残留電位
は高くなり、現に膜厚2.4ミクロンで初期表面電位が
+500V及び−630V、残留電位が+50V及び−
40V、3ミクロンで初期表面電位が505V及び−6
50V、残留電位が70Vおよび−60V、4ミクロン
で初期表面電位が+530V及び−670V、残留電位
が+110V及び−95V、5ミクロンで初期表面電位
が550V及び、−680V、残留電位が+155V及
び−145V、そして6ミクロンで初期表面電位が+5
70V及び−700Vに対し残留電位が+210V及び
−185Vともなる。上述の通り、残留電位が約±15
0V以下であれば充分にコントラストの優れた画像が得
られるので第3図の結果からも明らかな様にa−Si障
壁層の膜厚は最大5ミクロン程度までとすることがで
き、またその最小厚さも前述の通り約0.2ミクロン以
上であればよい。
【0036】次に上記各種感光体とは別にa−Si障壁
層として厚さを0.3ミクロン、酸素含有量を1ato
mic%とした以外は同じ構成の感光体を作成した。こ
の感光体を同様の方法により帯電、感光し初期表面電位
と残留電位を測定した。その結果は第3図において測定
値(J)、(K)、(L)、(M)として示す通りで、
(J)、(K)は夫々正及び負帯電時の初期表面電位
を、(L)、(M)は夫々正及び負帯電時の残留電位を
示す。即ち測定結果によれば初期表面電位は夫々+63
0V及び−660Vと作像可能な充分に高い値が得られ
ているとともに、残留電位も±150V程度とコントラ
ストの良好な画像が得られることを保証している。この
ことは、a−Si障壁層を例えば0.3ミクロン程度の
薄層としたときは酸素の含有量を0.5atomic%
以上とすることができることを意味し、上述の測定値か
らも明らかな様に1atomic%の酸素を含有しても
残留電位が最大限度の約±150Vとなるので薄層とし
たときに限って1atomic%までの酸素を含有する
ことができる。尚、ここでいう薄層とは0.3ミクロン
に限らず、約0.2乃至0.4ミクロン程度であれば同
様に酸素を最大1atomic%まで含有できる。
【0037】
【実験例3】ここでは実験例1および2で作成した各感
光体に対し作像実験を行った。まず、実験例1および2
で作成した感光体に対して+5.6KV、−5.6KV
の電圧源に接続されたコロナチャージャで夫々正と負に
帯電し次いで0.3mw・sec/cm2 の光量で画像
露光して、2成分現像剤で現像した後転写紙に転写して
画質を調べた。
【0038】その結果、a−Si障壁層が形成されてい
ない感光体から得られた画像は、正負何れの帯電時でも
表面電位が低い関係上、鮮明でなく全体として滲んだ画
像となった。一方、厚さが0.5ミクロンで酸素を0.
6atomic%含有するa−Si障壁層を有する感光
体及び厚さが6ミクロンで酸素を0.08atomic
%含有するa−Si障壁層を有する感光体から得られた
画像はカブリが表れ不鮮明であった。これに対し、厚さ
が何れも0.5ミクロンで酸素含有量が夫々0.05、
0.08、0.16、0.3、0.4、0.5atom
ic%のa−Si障壁層を有する感光体及び酸素含有量
が何れも0.08atomic%で厚さが1、2.4、
3、4、5ミクロンのa−Si障壁層を有する感光体か
らは何れも非常に鮮明な画像が得られ、本発明による優
れた効果が確認された。尚、酸素含有量が0.05at
omic%の感光体からは正帯電時に他と比して幾分劣
った画像が得られたが実用上問題ない程度であった。ま
た、厚さ0.3ミクロンで酸素を1atomic%含有
するa−Si障壁層を有する感光体に対しても同様の作
像実験を行ったところコントラストの優れた鮮明な画像
が得られた。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る電子写真感光体は、導電性基板上に、グロー放電
分解法により生成されその厚さが約0.2乃至5ミクロ
ンで約0.05乃至1atomic%の酸素と2000
0ppmまでの周期律表第IIIb族不純物とを含有する
アモルファスシリコン障壁層と、その上にやはり同様に
グロー放電分解法により生成され厚さが約5乃至60ミ
クロンのアモルファスシリコン光導電体層を積層してな
るものであるから、a−Si光導電体層自体、環境汚染
性、耐熱性、表面硬度、摩耗性等について優れた特性を
有することに加えて、a−Si障壁層はa−Si光導電
体層の電荷受容能力を一段と向上且つ安定ならしめてお
り、更には従来では高電位に帯電するためには数10ミ
クロン以上は必要とされていたa−Si光導電体層の厚
さを5ミクロン以上の薄層でも充分な電位にまで帯電で
きることを保証する等優れた効果を有する。しかも感光
体全体として見ても製造が容易で、従来には見られない
電子写真特性全般において優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子写真感光体を製造するためのグロー放電分
解装置の概略図である。
【図2】アモルファスシリコン障壁層における酸素含有
量と初期表面電位及び残留電位の関係を示すグラフ図で
ある。
【図3】アモルファスシリコン障壁層の膜厚と初期表面
電位及び残留電位の関係を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1 SiH4 ガスを密封した第1タンク 2 PH3 ガスを密封した第2タンク 3 B26 ガスを密封した第3タンク 4 O2 ガスを密封した第4タンク 9 マスフローコントローラー 10 マスフローコントローラー 11 マスフローコントローラー 12 マスフローコントローラー 21 反応管 22 共振振動コイル 23 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 昌純 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国 際ビル ミノルタカメラ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性基板上に、厚さが0.2乃至5ミク
    ロンで0.05乃至latomic%の酸素と2000
    0ppmまでの周期律表第IIIb族不純物とを含有する
    アモルファスシリコン障壁層と、厚さが5乃至60ミク
    ロンのアモルファスシリコン光導電体層とを積層したこ
    とを特徴とする電子写真感光体。
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