JPH05231609A - 燃焼装置及びその運転方法 - Google Patents

燃焼装置及びその運転方法

Info

Publication number
JPH05231609A
JPH05231609A JP3150956A JP15095691A JPH05231609A JP H05231609 A JPH05231609 A JP H05231609A JP 3150956 A JP3150956 A JP 3150956A JP 15095691 A JP15095691 A JP 15095691A JP H05231609 A JPH05231609 A JP H05231609A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combustion
carbon dioxide
gas
oxygen
burner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3150956A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3068888B2 (ja
Inventor
Takeshi Kono
豪 河野
Yoshinobu Kobayashi
啓信 小林
Kiyoshi Narato
清 楢戸
Shigeru Azuhata
茂 小豆畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Babcock Hitachi KK, Hitachi Ltd filed Critical Babcock Hitachi KK
Priority to JP3150956A priority Critical patent/JP3068888B2/ja
Publication of JPH05231609A publication Critical patent/JPH05231609A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3068888B2 publication Critical patent/JP3068888B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/32Direct CO2 mitigation

Landscapes

  • Chimneys And Flues (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 空気8から酸素11を分離し、前記酸素の希
釈剤として燃焼排ガスから分離した再循環二酸化炭素2
6を混合したのち、燃料1とともにバーナ15において
ほぼ空気比1で燃焼させ、煙道17を通った燃焼排ガス
を脱硝装置18、脱塵装置19、脱硫装置22で排ガス
処理した後、乾燥装置23で水蒸気を除去して燃焼排ガ
スをほぼ純粋な二酸化炭素としてその一部を回収し、残
りの二酸化炭素を前記酸素の希釈剤として再循環させる
ことによって、二酸化炭素の回収を容易にし、同時に空
気中の窒素の酸化による窒素酸化物の発生を皆無にし
た。 【効果】 燃焼排ガスから容易に二酸化炭素が回収で
き、且つ、空気中の窒素の酸化によるサーマルNOxの
発生を抑止できる。また、燃焼排ガスから回収した二酸
化炭素の一部を燃焼用気体として再循環させているので
装置及び資源の利用効率が良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃焼装置に係わり、特
に二酸化炭素を回収し、窒素酸化物を低減させることの
できる燃焼装置とその運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球温暖化と酸性雨が地球規模的
な環境問題としてあげられている。地球温暖化は大気中
の二酸化炭素の濃度の増加が主要因の一つであり、酸性
雨はNOx,SOx等の酸性ガスに起因する。火力発電
所はこれらの物質の固定排出源として注目されている。
火力発電用燃料としては石油、天然ガス、石炭が使用さ
れており、特に石炭は採掘可能埋蔵量が多く、今後需要
が伸びることが予想される。しかしながら、石炭は天然
ガスと石油に比べて炭素含有量が多く、石油の10倍の
窒素を含有する。
【0003】炭酸ガスの排出量削減をエネルギー供給シ
ステムの高効率化で対処できれば、これは最も経済的な
方法であるが、長期的にみれば、経済成長に伴うエネル
ギー消費の伸びに伴う二酸化炭素の排出量増加を抑制で
きるだけの高効率化は不可能であり、発生した二酸化炭
素を除去する技術が必要になる。燃焼排ガス中の二酸化
炭素を回収する方法としては、アミン等の吸収液中に吸
収させる手法や、固体吸着剤に吸着させる吸着法、ある
いは膜分離法等が検討されているが、いずれも変換効率
が低く、これらの装置を稼動させるとシステム全体のエ
ネルギー効率が低下する可能性が高く、まだ実用化には
いたっていない。また燃焼時に発生する窒素酸化物に
は、空気中の窒素が酸素で酸化されて生成するサーマル
NOxと、燃料中の窒素が酸化されて生成するフューエ
ルNOxとがある。従来、サーマルNOxの低減には火
炎温度を低減する燃焼法が採られ、フューエルNOxの
低減には、燃焼器内にNOxを還元する燃料過剰の領域
を形成する燃焼法が採られてきた。
【0004】炭酸ガスの簡便な分離とサーマルNOxの
抑制の問題を同時に達成する手法として、空気の替わり
に酸素で燃焼する手法が容易に考えられる。酸素で燃焼
すれば、当然サーマルNOxの発生は無くなり、また燃
焼ガスのほとんどが水蒸気と炭酸ガスになり炭酸ガスの
分離が容易になる。しかしながら、酸素で燃焼すると火
炎温度が高くなり、燃焼室を構成する材料の耐熱性や寿
命向上等の技術課題があり、これはエネルギ供給システ
ムの信頼性向上の観点からは大きな課題である。このひ
とつの対策法としては、燃焼炉本体で熱交換を終了した
燃焼排ガスを抽気し、燃焼炉本体外部から燃焼炉に供給
される燃料を燃焼させるために必要な酸素ガスと該抽気
ガスを混合し、燃料の酸化剤として燃焼炉へ供給するよ
うにした燃焼装置において抽気ガス系統もしくは酸化剤
の送気系統に窒素以外の不活性ガスを供給する方法(特
開昭55−3521号公報)が提案されている。
【0005】また、燃焼排ガスから純粋な二酸化炭素を
回収する方法として、燃焼炉などに設置された酸素燃焼
バーナに炭化水素系燃料と酸素とを導いて燃焼せしめる
酸素燃焼バーナを備えた燃焼装置において、前記燃料及
び酸素のうちの一方もしくは両方に前記燃焼炉で発生す
る排ガスの廃熱を与える熱交換器を設けると共に、前記
排ガスから二酸化炭素を分離、回収するための二酸化炭
素回収手段と、前記燃焼炉で発生する排ガスの一部を前
記酸素燃焼バーナへ返送する燃焼温度調節回路とをそな
えてなることを特徴とする酸素燃焼バーナを用いた燃焼
装置が提案されている(特開昭59−161605号公
報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の公知例で示され
る手法は、炭酸ガス分離を容易にする点では有効である
が、これらの公知例に記載されている手法だけではエネ
ルギ供給システムは稼働しない。たとえば、石炭のよう
な不燃性の灰分や硫黄、窒素を含む燃料を使用した場
合、燃焼排ガス中にNOx、SOx等の酸性ガスおよび
未燃の石炭や灰分からなる粒子が含まれるようになり、
これらを燃焼排ガスと共に循環すると、循環管路内に前
記酸性ガスが高濃度で蓄積し、さらに再循環管路内にお
いて燃焼排ガスに含まれる水蒸気が凝縮した水滴に前記
酸性ガスが溶けて、循環管路の内面を腐食する。また、
前記粒子が再循環燃焼排ガスと共に循環管路内を流れる
と、粒子が管路の内壁に衝突して管路の内面を摩耗した
り、循環管路の内部に堆積して管路の圧損が大きくなる
可能性もある。また装置の初期始動時には燃焼ガスは無
く、酸素だけを初期の酸化剤として使用すると燃焼装置
の耐熱性を高くする必要があり、また燃焼ガス中の炭酸
ガスを必要量だけ回収するにはシステム全体が定常状態
に達するのに長時間要し、これはシステム価格あるいは
効率上大きな問題である。本発明は、上記のような問題
点を解決し、起動時においても酸素濃度が一定で、しか
も効率的な運転ができる燃焼装置とその運転方法及びボ
イラと微粉炭バーナを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、燃料を供給する配管を含む燃料供給系
と、酸化剤を含む燃焼用気体を供給する燃焼用気体供給
系と、前記燃料供給系を通り搬送さた燃料と燃焼用気体
供給系を通ってきた燃焼用気体を燃焼させるバーナと、
前記バーナを側壁に備えた燃焼室と、前記燃焼室で発生
した燃焼排ガスを前記燃焼室の外部に導く煙道と、前記
煙道に備えられ前記燃焼排ガスを排ガス処理する手段
と、前記燃焼排ガス処理手段によって処理された燃焼排
ガスの一部を前記燃焼用気体供給系に再循環させる手段
を備えた燃焼装置において、前記燃焼排ガス処理手段で
処理された前記燃焼排ガスを二酸化炭素と酸素とに分離
する手段と、前記分離した二酸化炭素と酸素を貯蔵する
手段と、前記貯蔵手段に貯蔵された酸素の一部を前記燃
焼用気体供給系に再循環させる手段を備えたことを特徴
とする燃焼装置としたものである。
【0008】また、上記の燃焼装置において、前記燃焼
用気体供給系には、空気から酸素を分離する酸素分離装
置と、前記酸素分離装置をバイパスして備えられた空気
供給手段と、該分離装置で分離された酸素を前記バーナ
に供給する手段とを備え、該供給手段の途中に前記燃焼
排ガスから分離した二酸化炭素を再循環させる手段を設
けるのがよい。また、本発明は、上記の燃焼装置の運転
方法において、燃焼装置の起動時に、循環管路内を流れ
るのに十分な量の二酸化炭素が二酸化炭素貯蔵手段に蓄
積されるまでは、燃焼用気体として空気を用いて運転す
るか、あるいは、二酸化炭素貯蔵手段に循環管路を流れ
るのに十分な量の二酸化炭素を供給してから始動するの
がよい。さらに、上記燃焼装置は、二酸化炭素と酸素を
液体状で貯蔵し、使用に際して燃焼排ガスと熱交換して
ガス化しながら運転するのがよいし、また、前記煙道に
ガス濃度検知手段を備えることによって、燃焼排ガス中
の窒素酸化物と灰中未燃分の量が最小となるように前記
燃焼用気体供給系の酸素と再循環二酸化炭素の流量を制
御しながら運転するのがよい。また、上記の燃焼装置に
おいて、前記燃焼排ガスを処理する手段としては脱硫装
置、脱硝装置、脱塵装置の少なくとも一つと乾燥装置を
備えるのがよい。
【0009】また、上記他の目的を達成するために、本
発明では燃料と燃焼用気体を燃焼させるためのバーナ
と、前記バーナを保持するための火炉と、前記バーナで
燃料と燃焼用気体が燃焼する際に発生する熱を回収する
火炉内側に備えられた水配管と、前記火炉内で生じた燃
焼排ガスを外部へ導く煙道を備えたボイラにおいて、前
記バーナへ燃焼用気体を供給する燃焼用気体供給系の途
中に、二酸化炭素供給手段を設け、該二酸化炭素供給手
段により供給される二酸化炭素の量を、全体の空気比が
1以上となるように制御する機構を設けたことを特徴と
するボイラとしたものである。さらに、上記のもう一つ
の目的を達成するために、本発明では、一次燃焼用気体
供給系で一次燃焼用気体によって搬送された微粉炭を噴
出する微粉炭噴出口を中心部に備え、該微粉炭噴出口の
外側に同心円状に二次燃焼用気体供給系を通ってきた二
次燃焼用気体を噴出する二次燃焼用気体噴出口を備えた
微粉炭バーナにおいて、前記燃焼用気体供給系とバーナ
の間に二酸化炭素を含む燃焼排ガスを供給する手段を備
え、燃料と一次燃焼用気体及び二次燃焼用気体全体の空
気比を1以上で燃焼させるように制御する機構を設けた
ことを特徴とする微粉炭バーナとしたものである。
【0010】
【作用】燃焼排ガス中の二酸化炭素を燃焼用気体中の酸
素の希釈気体として用いることは、燃焼用気体が炭素の
化合物である燃料と反応した後の燃焼排ガスの組成をほ
とんど二酸化炭素にする。即ち、従来の空気を用いた燃
焼において燃料として炭化水素系の化合物を用いると燃
料中の炭素と水素はそれぞれ酸素と反応し二酸化炭素と
水蒸気になり、燃料のほとんどが供給された理論的に必
要な量の酸素と反応したとすると、空気中の窒素は反応
に関与しないので燃焼排ガスの組成は主に窒素と二酸化
炭素及び水蒸気の混合物となる。ここで燃焼用気体とし
て燃焼排ガスから分離して得られた二酸化炭素と空気か
ら分離した酸素の混合気体を、前記混合気体中の酸素の
割合を空気中の酸素の割合と等しくして用いると、二酸
化炭素は窒素と同様に反応に関与しないので燃焼排ガス
の組成はほとんど二酸化炭素と水蒸気になる。たとえ
ば、最も環境対策の必要性の高い石炭を前記燃焼用気体
で燃焼させた場合、石炭は炭素だけでなく水素、窒素、
硫黄等の揮発分、無機質である灰を含んでいるので、燃
焼排ガスの組成はほとんどは二酸化炭素となるが、水蒸
気、NOx、SOx、及び灰分や未燃焼の石炭粒子から
なる塵と酸素が燃焼ガス中に含まれる。そこでこの燃焼
排ガスを脱硫、脱硝、脱塵等の排ガス処理を施した後乾
燥すればほとんど純粋な二酸化炭素を得ることができ、
特別な分離装置なしに、且つ、燃焼システム全体のエネ
ルギー効率を下げることなく容易に二酸化炭素のみを回
収することができる。
【0011】さらにここで得られた二酸化炭素の一部を
回収し、残りを燃焼用気体中の酸素の希釈剤として再循
環させることは、燃焼用空気中の酸素の希釈剤としての
二酸化炭素を外部から連続的に供給する必要をなくし資
源の有効利用を図っている。さらに燃焼用気体として、
前記二酸化炭素と酸素の混合気体を用いることは、燃焼
気体中に窒素が含まれないため、燃焼温度が高温になる
と発生する空気中の窒素の酸化によるサーマルNOxの
発生を皆無にする。また通常、燃料の燃焼率を高めるに
は完全燃焼に必要な理論酸素量以上に酸素を燃焼装置に
供給する。従って燃焼ガス中には酸素が含まれ、これを
水蒸気あるいは炭酸ガスと分離し、再度燃焼に利用する
のは空気中の酸素と窒素とを分離する装置の負荷を軽減
することになり、システムの効率を向上させる。また二
酸化炭素を液体あるいは固体として燃焼ガスから分離貯
蔵すれば、酸素の燃焼ガスからの分離は容易になる。ま
た液体あるいは固体として貯蔵した二酸化炭素を燃焼装
置に供給する際、気化熱を燃焼ガスから供給すれば、二
酸化炭素を液体あるいは固体として分離する二酸化炭素
の燃焼ガスからの分離時に必要な燃焼ガスの冷却が容易
になる。また空気中の酸素を深冷分離法によって分離す
る場合、酸素の気化に必要な熱を燃焼ガスから供給すれ
ば、二酸化炭素の燃焼ガスからの分離も容易になりシス
テムの効率は向上する。
【0012】またシステムの初期始動時には燃焼ガスか
ら分離された二酸化炭素はなく、始動時には、空気で燃
料を燃焼し、二酸化炭素の再循環管路に設けた二酸化炭
素の貯蔵手段に二酸化炭素を貯蔵する。または、始動時
には、二酸化炭素の貯蔵装置内に、始動に必要な二酸化
炭素として、他の二酸化炭素製造装置より得られたもの
を供給するのも良い。このようにすれば、空気の供給設
備は不要になり、システムとしては簡素化される。しか
しながら、たとえば100万kWの火力発電所の始動に
必要な二酸化炭素を他の製造装置にて製造するのも容易
では無く、始動法の選択は、発電所の立地条件に依存す
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されない。 実施例1 以下本発明の実施例を図1により説明する。図1は本発
明を微粉炭燃焼装置に適用した一実施例である。燃料で
ある石炭1は粉砕機2で微粉炭3に粉砕された後、貯炭
器に貯蔵され石炭流量調節機5によって流量を調節して
供炭機6に供給される。ブロワ100によって送風され
た空気8を、酸素分離装置9によって窒素10と酸素1
1に分離し、酸素11は酸素流量調節機12a、12b
によって一次燃焼用気体供給系14と、二次燃焼用気体
供給系13に分けられそれぞれ再循環二酸化炭素26と
管路内で混合され、その後一次燃焼用気体は空気予熱器
20で燃焼排ガスと熱的に接触して加熱された後、供炭
機6に供給され微粉炭3を乾燥しながら搬送しバーナ1
5の一次側燃焼用気体供給口に供給される。二次燃焼用
気体はそのままバーナ15の二次側燃焼用気体供給口に
供給される。バーナ15に供給された燃焼用気体中の二
酸化炭素は燃焼に関与しないが、燃料である微粉炭3と
酸化剤である酸素11はボイラ16内で燃焼し、一次燃
焼用気体と二次燃焼気体のトータルの空気比を1以上で
供給すれば、石炭中の炭素分はほとんど二酸化炭素にな
るが、水素、窒素、硫黄等の揮発分を含む石炭の場合こ
れらが燃焼用気体中の酸素によって酸化され水蒸気及び
NOx、SOx等の酸性ガスが発生する。また燃焼排ガ
スは、石炭中の灰や未燃微粉炭粒子が粉塵として含まれ
ている。
【0014】前記二酸化炭素、水蒸気、酸性ガス、粉塵
を含む燃焼灰ガスは煙道17を通った後、脱硝装置18
でNOxを除去し、集塵装置19で脱塵され、さらに空
気予熱器20で一次燃焼用気体と熱的に接触して冷却さ
れた後、脱硫装置22でSOxを除去し、乾燥装置23
で水蒸気と水分を除去する。乾燥装置23を通過した燃
焼排ガスはほとんど二酸化炭素と酸素の混合気体24に
なっており、この混合気体を冷却機30で−80℃以下
に冷却して二酸化炭素のみを液化し二酸化炭素と酸素に
分離する。液化された二酸化炭素はポンプ36aで二酸
化炭素貯蔵装置に送られて貯蔵され、一部は液化二酸化
炭素25として回収し残りは二酸化炭素送風ブロア36
bによって気化され、一次側及び二次側二酸化炭素流量
調節機27a、27bによってそれぞれ一次燃焼用気体
供給系14、二次燃焼用気体供給系13に供給される。
一方、前記酸素と二酸化炭素の混合気体から分離された
酸素は、圧縮用送風ブロア37aによって液化し酸素貯
蔵装置34に貯蔵された後、気化用酸素送風ブロア37
bによって一次側及び二次側の酸素流量調節機12a、
12bの前段に再循環される。定常運転時においては、
酸化剤としての酸素とその希釈剤としての二酸化炭素
は、それぞれ混合する前に一次燃焼気体用と二次燃焼気
体用に分けられ別々の供給系で混合されるので、一次燃
焼用気体と二次燃焼用気体の空気比を任意にかつ独立に
制御可能となっている。また各燃焼用気体中の二酸化炭
素は、燃焼排ガス中の二酸化炭素を再循環させて用いて
いるので、外部から二酸化炭素を供給する必要はなく、
バーナ15で燃焼した炭素の量に相当する液化二酸化炭
素を回収すれば、再循環二酸化炭素26の流量は一定に
保たれる。
【0015】本実施例によれば、ほぼ純粋な液化二酸化
炭素を回収することが可能でありかつ空気中の窒素の酸
化にるサーマルNOxの発生を皆無とすることができ
る。また一次燃焼用気体の予熱を燃焼排ガスと熱交換す
ることによって行っているため装置のエネルギー効率が
よく、燃焼用気体中の二酸化炭素を再循環して用いてい
るので装置の利用効率も高い。また燃焼排ガス中の未燃
焼酸素を回収し再循環させているので、酸素の無駄な消
費がない。さらに、一次側と二次側の空気比を任意に変
化させることができるので、燃焼装置の負荷や石炭の性
状、炭種が変わってもフューエルNOxと灰中未燃分の
量を最小にするような燃焼を行うことができる。
【0016】上記微粉炭燃焼装置の起動方法は、空気流
量調節機39aを全閉にし迂回用空気調節機39bを開
け、燃焼用気体として定常運転時の二酸化炭素で希釈さ
れた酸素ではなく空気8を流し、通常の空気による燃焼
を行う。この時再循環二酸化炭素流量調節機27a、2
7bと再循環酸素流量調節機31と液化二酸化炭素流量
調節機28は閉じ、排ガス流量調節機35を開けて運転
を行う。空気で燃焼を行うと燃焼排ガス17の組成は約
70%が窒素となり、残りは二酸化炭素、水蒸気等にな
る。この燃焼排ガスを定常運転時と同様に脱硝装置1
8、脱塵装置19、脱硫装置22で排ガス処理し、乾燥
装置23で乾燥した後、冷却装置30で冷却して二酸化
炭素を液体として分離し、二酸化炭素貯蔵装置に貯蔵
し、残りの燃焼排ガスは排ガス流量調節機35、煙突2
9を通って大気中に放出される。二酸化炭素貯蔵装置に
循環管路内を循環するのに十分な量の二酸化炭素が蓄積
されるまで空気で燃焼を行う。その後、迂回用空気流量
調節機39bを閉じ、空気流量調節機39aと再循環二
酸化炭素流量調節機27a、27bを開けて、酸素分離
装置9から得られた酸素11と、二酸化炭素貯蔵装置3
3に貯蔵されている二酸化炭素を気化用のブロア36b
で気化して一次側燃焼用気体供給系および二次側燃焼用
気体供給系で混合し、この混合気体を燃焼用気体として
燃焼を行う。すると燃焼用気体である空気に含まれてい
た窒素が供給されなくなるので、燃焼排ガス中の窒素の
濃度は徐々に減少する。燃焼排ガスに残存する窒素がな
くなった後、排ガス流量調節機35を閉じ回収用酸素流
量調節機31を開けて定常運転に入る。
【0017】実施例2 図2は本発明を微粉炭燃焼装置に適用した一実施例であ
る。石炭1は実施例1と同様にして供炭機6に供給され
る。空気8は空気送風用ブロア100によって深冷分離
装置9に送られて窒素と液化酸素に分けられる。液化酸
素102は熱交換器101で燃焼排ガスと熱的に接触し
て気化されたのち一次側および二次側酸素流量調節機に
よって分けられ、それぞれ燃焼排ガスから回収した二酸
化炭素と混合されて燃焼用気体とされ、一次側燃焼用気
体31は供炭機6で微粉炭を搬送して、二次燃焼用気体
はそのままバーナ15に供給される。バーナ15に供給
された微粉炭と酸素はボイラ16内で燃焼し、その燃焼
排ガスは煙道17を通ったのち脱硝装置18で脱硝、脱
塵装置19で脱塵処理されたのち熱交換器101で液化
二酸化炭素と液化酸素と熱的に接触して廃熱を回収され
る。熱交換器101をでた燃焼排ガスはさらに脱硫装置
22で脱硫、乾燥装置23で乾燥処理すると、実施例1
と同様に燃焼排ガスはほとんど二酸化炭素と酸素の混合
気体となるので、前記混合気体を冷却装置24で−80
℃以下に冷却して二酸化炭素を液体として、酸素を気体
として分離し、液化二酸化炭素は二酸化炭素貯蔵装置3
3に、酸素は酸素貯蔵装置34に液化して貯蔵する。液
化二酸化炭素は、二酸化炭素流量調節機27a、27b
によって一次側と、二次側に分けられそれぞれ熱交換器
101で燃焼排ガスと熱的に接触して気化され、一次側
は予熱されて、二次側は常温で熱交換器を出たのち、そ
れぞれ前記深冷分離によって得られた液化酸素を気化し
た酸素と混合される。本実施例によれば、燃焼排ガスか
ら分離して貯蔵された液化二酸化炭素と深冷分離によっ
て得られる液化酸素を燃焼排ガスによって気化している
ので熱効率が良い。
【0018】実施例3 図3は本発明を微粉炭燃焼ボイラに適用した一実施例で
ある。ボイラ16の側壁に備えられたバーナ15には微
粉炭3を搬送した一次燃焼用空気40を供給する一次燃
焼用気体供給管41と二次燃焼用空気42を供給する二
次燃焼用気体供給管43が備えられており、前記それぞ
れの供給管の途中に一次燃焼気体用二酸化炭素供給管4
4、二次燃焼気体用二酸化炭素供給管44′が備えられ
ており、それぞれから一次燃焼気体用二酸化炭素45、
二次燃焼気体用二酸化炭素45′が供給される。前記燃
料である微粉炭3と前記燃焼用気体がボイラ16内で燃
焼し、空気比1以上で略完全燃焼を行った場合、燃焼排
ガス46の組成はほとんど二酸化炭素となり、残りは水
蒸気及び石炭中の揮発分が揮発または燃焼して生じた微
量成分ガスや、石炭中の灰及び未燃焼微粉炭粒子も粉塵
として含まれる。前記燃焼排ガス46を従来の微粉炭燃
焼装置のように脱硫、脱硝、脱塵等の排ガス処理をした
後、乾燥手段によって水蒸気を分離すれば容易に二酸化
炭素を回収でき、さらに燃焼用気体中に窒素を含まない
ので、空気中の窒素の酸化によるサーマルNOxを皆無
にできる。本実施例によれば、燃焼排ガスを排ガス処理
したのち水蒸気を分離すれば容易に二酸化炭素を回収す
ることができる。さらに燃焼用気体中に窒素をふくまな
いのでサーマルNOxを皆無にできる。また分離した二
酸化炭素の一部を回収した後の残りの二酸化炭素を燃焼
用気体の希釈剤として再循環させて用いれば資源の利用
効率も高くなる。
【0019】実施例4 図4は本発明を微粉炭燃焼バーナに適用した一実施例で
ある。微粉炭を搬送した一次燃焼用気体51は一次燃焼
用気体供給口50から供給され一次燃焼気体用二酸化炭
素52と混合されて一次燃焼用気体噴出口55から噴出
する。二次燃焼用気体53は二次燃焼用気体供給口54
から供給され二次燃焼気体用二酸化炭素52′と混合さ
れてエアレジスタ59で旋回力を与えられ二次燃焼用気
体噴出口57からバーナ中心軸から外側へ向かって噴出
する。一次燃焼用気体を空気比0.8以下の酸素不足の
条件で、二次燃焼用気体を空気比1.2以上の酸素過剰
の条件で供給すれば、一次側の燃焼では酸素不足のため
燃焼反応の進行が遅くなり燃料中の窒素成分の酸化によ
るフューエルNOxを抑えるが未燃炭炭素分が増加する
ので、一次燃焼用気体の外側に同心円状に供給された空
気比1.2以上の酸素過剰の二次燃焼用気体によって未
燃炭素分の燃焼を行い、フューエルNOxと灰中未燃分
の低減を図る二段燃焼を行う。
【0020】一次燃焼用気体と二次燃焼用気体はバーナ
を出た直後は、一次燃焼用気体噴出口55と二次燃焼用
気体噴出口57の間にある中空円柱形状の空気分離器5
6によって分けられているので、一次燃焼用気体と二次
燃焼用気体はほとんど混ざりあうことなく前記二段燃焼
は進行する。さらに燃焼用気体として二酸化炭素で希釈
された酸素を用いているので一次側と二次側のトータル
の空気比が1となる条件で前記二段燃焼を行えばバーナ
の燃焼排ガスの組成は、石炭中の揮発分が揮発または燃
焼して生じたガスを除けば、ほとんど燃焼用気体中に存
在していたか、または石炭中の炭素が燃焼した二酸化炭
素となる。この燃焼排ガスを排ガス処理して微量成分ガ
スを除去すればほぼ純粋な二酸化炭素を回収することが
できる。また燃焼用気体として二酸化炭素で希釈された
酸素を用いているので、未燃焼の微粉炭粒子が酸素富化
雰囲気の二次燃焼用気体中の酸素とともに燃焼し高温に
なっている領域においても、空気中の窒素の酸化による
サーマルNOxが発生するとがない。バーナに供給され
る一次側と二次側燃焼用気体及び二酸化炭素の流量を独
立に変化させることにより、燃焼負荷や燃料である石炭
の炭種や性状が変わっても、燃焼排ガス中の窒素酸化物
(フューエルNOx)と灰中未燃分を低減する空気比で
燃焼用気体を供給し最適な二段燃焼を行うことができ
る。本実施例によれば、微粉炭燃焼用バーナにおいてフ
ューエルNOxとサーマルNOxを同時に低減すること
ができかつ灰中未燃分を減少させる二段燃焼を行うこと
ができる。
【0021】実施例5 図5は本発明を水分含有率の高い石炭を燃料とした場合
の微粉炭燃焼装置の一次燃焼用気体供給系に適用した一
実施例である。一次燃焼気体用二酸化炭素61はヒータ
60で加熱されて粉砕機2に供給され、ともに粉砕機2
に供給された石炭1は、ヒータ60で加熱された一次燃
焼気体用二酸化炭素61によって昇温し、水分を蒸発し
て乾燥されながら微粉炭に粉砕され、粉砕機2を出た後
に酸素11と混合され一次燃焼用気体7としてバーナ1
5に供給される。二次燃焼用気体は実施例1と同様にし
てバーナ15に供給される。石炭1の含水率が大きい場
合、高温の燃焼用気体を粉砕機2に供給して乾燥しなけ
ればならないが、空気等の酸素を含んだ気体を加熱して
粉砕機2へ送り石炭1の乾燥を行うと、燃焼用気体中の
酸素が粉砕機内部の石炭とともに燃焼する可能性がある
が、本実施例では石炭1を乾燥させるための予熱用気体
として燃焼排ガスから分離した二酸化炭素を用いるので
粉砕機2の中で石炭1が燃焼することはない。粉砕機2
の中で、石炭1に含まれていた水分が蒸発する際に加熱
された二酸化炭素から蒸発潜熱を奪うので、粉砕機を出
るときには二酸化炭素の温度は下がっており、この時点
で燃料の酸化剤として酸素を供給して一次側燃焼用気体
とすることができる。本実施例によれば、水分含有率の
高い石炭でも粉砕機内で石炭を燃焼させることなく乾燥
することができる。
【0022】実施例6 図6は本発明を微粉炭燃焼ボイラに適用た例であ。バー
ナ15には微粉炭を搬送した一次燃焼用気体7と二次燃
焼用気体13が、空気比0.8以下の酸素不足の条件で
送られており、バーナ15における燃焼ではフューエル
NOxは減少するが未燃焼炭素が増加するので、バーナ
15上部に備えられた酸素富化燃焼用気体噴出口71よ
りを酸素富化燃焼用気体70を空気比1.2以上で供給
し未燃焼炭素を燃焼させる。酸素富化雰囲気中で未燃焼
の炭素が燃焼する際、火炉内の火炎温度が上昇し酸素富
化燃焼用気体70として空気等の窒素を含んだ気体を供
給するとサーマルNOxが発生する可能性があるが、本
発明では燃焼用気体として二酸化炭素で希釈された酸素
を用いているのでサーマルNOxは発生しない。従って
実施例によれば、ボイラ内二段燃焼によってフューエル
NOx、サーマルNOxおよび未燃焼炭素を同時に低減
することができる。またバーナ後流で行う二段燃焼より
も滞留時間を長くとれるのでさらに未燃焼炭素を低減で
きる。
【0023】実施例7 図7は本発明を微粉炭燃焼装置の運転方法について適用
した一実施例である。ボイラ16の側壁に備えられたバ
ーナ15に供給された微粉炭を搬送した一次燃焼用空気
7と二次燃焼用空気13はボイラ16内で燃焼し、その
燃焼排ガスは煙道17を通って排出されるが、前記煙道
の途中にガス濃度センサ80を設置して煙道中の燃焼灰
ガス中の酸素と窒素酸化物の濃度を計測し、その結果を
演算装置81で処理し、前記燃焼排ガス中の窒素酸化物
が最低となるように一次側の酸素流量調節機12aと再
循環二酸化炭素流量調節機27aによって一次燃焼用気
体中の酸素濃度を調節し、且つ、前記燃焼排ガス中の酸
素濃度が最低となるように、すなわち灰中未燃分が最小
となるように二次側の酸素流量調節機12bと再循環二
酸化炭素流量調節機27bによって二次燃焼用気体中の
酸素濃度を調節するように、それぞれの流量調節機にバ
ルブ開度信号を信号伝達手段82によって伝え、一次燃
焼用気体および二次燃焼用気体中の酸素濃度を調節す
る。本実施例によれば、煙道の燃焼排ガス中のガス濃度
を測定することにより、燃焼排ガス中の窒素酸化物を低
減し、且つ、灰中未燃分を最小にした微粉炭燃焼装置の
運転を行うことができる。
【0024】実施例8 図8は本発明をアフタコンバスタ付けの微粉炭燃焼装置
に適用した一実施例である。燃料の酸化剤である酸素1
1は酸素流量調節機12a、12bとアフタコバスター
用酸素流量調節装置12cによって一次燃焼気体用、二
次燃焼気体用、アフタコンバスタ用に分けられる。石炭
1はヒータ60で加熱された一次燃焼用二酸化炭素とと
もに粉砕機2に供給される。粉砕機2を出た微粉炭を搬
送した一次燃焼用二酸化炭素は一次燃焼用気体供給系で
酸素と混合され、一次燃焼用気体としてバーナ15に供
給される。二次燃焼用気体は、実施例1と同様にしてバ
ーナ15に供給される。バーナ15で石炭1と前記燃焼
用気体は燃焼し、その燃焼排ガスは煙道17を通過した
後、排ガス処理装置90によって排ガス処理された後、
抽気ガス流量調節機91とアフタコンバスタ用流量調節
機92によって流量を調製され、前記排ガス処理された
一部の二酸化炭素は乾燥装置23に送られ残りはアフタ
コンバスタ用酸素93と燃料94としての水素とともに
アフタコンバスタ95に供給される。前記酸素と燃料は
アフタコンバスタ95内で燃焼して水蒸気を生成し、供
給された二酸化炭素とともにアフタコンバスタ95から
燃焼排ガスとして排出され、前記燃焼排ガスの廃熱を熱
交換器96で回収した後、前記抽気ガスとともに乾燥装
置23へ供給される。前記乾燥装置23へ供給された抽
気ガス98とアフタコンバスタ燃焼廃ガス97は、水蒸
気と水分を除去された後、一次及び二次燃焼用二酸化炭
素流量調節機27a、27bおよび回収用二酸化炭素流
量調節機28によって流量を調節され、一部は二酸化炭
素処理装置29によって処理され、残りは一次及び二次
燃焼用気体として再循環する。
【0025】実施例1において、廃ガス処理のうち燃焼
排ガス中の粉塵を脱塵する装置として電気集塵機を用い
た場合、電気集塵機は燃焼排ガス中の未燃焼の炭素分が
増加すると、石炭の低い誘電率のため捕集効率が著しく
低下する。そこで燃焼用気体を1以上の空気比で供給し
て未燃焼炭素分の低下を図ろうとすると、燃焼排ガス中
の酸素濃度が増加し未燃焼の酸素が燃焼排ガスとともに
再循環する。本実施例は前記燃焼排ガス中の未燃焼酸素
を完全に燃焼させるために、排ガス処理装置の後段にア
フタコンバスタ95を設けたものであり、前記アフタコ
ンバスタの燃焼排ガス中に含まれる廃熱をも熱交換器で
回収している。本実施例によれば脱塵装置として電気集
塵機を用いた微粉炭燃焼装置において、燃焼排ガス中の
未燃焼炭素を減少させるために、燃焼用気体の空気比を
1以上で供給しボイラの燃焼排ガス中の未燃焼酸素が増
加しても、前記ボイラの後段にアフタコンバスタを備え
ることにより、未燃焼の酸素を完全に燃焼させ、さらに
アフタコンバスタの後段に熱交換器を備えることによっ
て廃熱を回収しているので熱効率も良い。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、燃焼用気体中の酸素の
希釈気体として二酸化炭素を用いているので、燃焼排ガ
スを排ガス処理し乾燥した後の燃焼排ガスの組成はほと
んど二酸化炭素となり、燃焼システム全体のエネルギー
効率を下げることなく容易に二酸化炭素を回収すること
ができる。さらに上記のうよに、燃焼用気体として空気
を用いていないので、空気中の窒素の酸化によるサーマ
ルNOxの生成を皆無にすることができ、さらに微粉炭
の二段燃焼と併用すれば同時にフューエルNOxと未燃
焼炭素を低減することができる。また本発明によれば、
燃焼排ガスを排ガス処理して得た二酸化炭素の一部を燃
焼用気体中の酸素の希釈剤として再循環させているの
で、装置の利用効率が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の微粉炭燃焼装置の一例を示す工程図で
ある。
【図2】本発明の微粉炭燃焼装置の他の例を示す工程図
である。
【図3】本発明に用いる微粉炭燃焼ボイラの部分拡大図
である。
【図4】本発明に用いる微粉炭燃焼バーナの部分拡大図
である。
【図5】本発明の微粉炭燃焼装置の燃焼用気体供給系を
示した工程図である。
【図6】本発明に用いる微粉炭燃焼ボイラの部分拡大図
である。
【図7】本発明の微粉炭燃焼装置の一例を示す部分工程
図である。
【図8】本発明の微粉炭燃焼装置のもう一つの例を示す
工程図である。
【符号の説明】
1…石炭、2…粉砕機、3…微粉炭、4…貯炭器、5…
石炭供給量調節機、6…供炭機、7,41…一次側燃焼
用気体供給系、8…空気、9…酸素分離装置、10…窒
素、11…酸素、12a…一次側酸素流量調節機、12
b…二次側酸素流量調節機、13,43…二次側燃焼用
気体供給系、14…一次側燃焼用気体供給系、15…バ
ーナ、16…ボイラ、17…煙道、18…脱硝装置、1
9…脱塵装置、20…空気予熱機、21…微粉炭搬送用
気体、22…脱硫装置、23…乾燥装置、24…二酸化
炭素・酸素混合気体、25…液化二酸化炭素、26…再
循環二酸化炭素、27a…一次側再循環二酸化炭素流量
調節機、27b…二次側再循環二酸化炭素流量調節機、
28…回収用二酸化炭素流量調節機、29…煙突、30
…冷却装置、31…回収用酸素流量計、32…再循環酸
素、33…液化二酸化炭素貯蔵装置、34…液化酸素貯
蔵装置、35…排ガス流量調節機、36a…液化二酸化
炭素搬送ボンプ、36b…二酸化炭素送風ブロア(気化
用)、37a…酸素送風ブロア(圧縮用)、37b…酸
素送風用ブロア、38…回収用液化酸素、39a…空気
流量調節機、39b…迂回用空気流量調節機、40,5
1…一次燃焼用気体、42,53…二次燃焼用気体、4
4…一次燃焼気体用二酸化炭素供給系、44′…二次燃
焼気体用二酸化炭素供給系、45,52…一次燃焼気体
用二酸化炭素、45′,52′…二次燃焼気体用二酸化
炭素、46…燃焼排ガス、50…一次燃焼用気体供給
口、54…二次燃焼用気体供給口、55…一次燃焼気体
噴出口、56…分離器、57…二次燃焼用気体噴出口、
58…スロート、59…エアレジスタ、60…ヒータ、
70…酸素富化燃焼用気体、71…酸素富化燃焼用空気
噴出口、80…ガス濃度センサ、81…演算装置、82
…信号伝達手段、100…空気送風用ブロア、101…
熱交換器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 楢戸 清 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (72)発明者 小豆畑 茂 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料を供給する配管を含む燃料供給系
    と、酸化剤を含む燃焼用気体を供給する燃焼用気体供給
    系と、前記燃料供給系を通り搬送された燃料と燃焼用気
    体供給系を通ってきた燃焼用気体を燃焼させるバーナ
    と、前記バーナを側壁に備えた燃焼室と、前記燃焼室で
    発生した燃焼排ガスを前記燃焼室の外部に導く煙道と、
    前記煙道に備えられ前記燃焼排ガスを排ガス処理する手
    段と、前記燃焼排ガス処理手段によって処理された燃焼
    排ガスの一部を前記燃焼用気体供給系に再循環させる手
    段を備えた燃焼装置において、前記燃焼排ガス処理手段
    で処理された前記燃焼排ガスを二酸化炭素と酸素とに分
    離する手段と、前記分離した二酸化炭素と酸素を貯蔵す
    る手段と、前記貯蔵手段に貯蔵された酸素の一部を前記
    燃焼用気体供給系に再循環させる手段を備えたことを特
    徴とする燃焼装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の燃焼装置において、前記
    燃焼用気体供給系には、空気から酸素を分離する酸素分
    離装置と、前記酸素分離装置をバイパスして備えられた
    空気供給手段と、該分離装置で分離された酸素を前記バ
    ーナに供給する手段とを備え、前記酸素分離装置をバイ
    パスして備えられた空気供給手段又は前記酸素分離装置
    で分離された酸素を前記バーナに供給する手段の途中に
    前記燃焼排ガスから分離した二酸化炭素を再循環させる
    手段を設けたことを特徴とする燃焼装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の燃焼装置の運転方法にお
    いて、前記燃焼装置の起動時には循環管路内を流れるの
    に十分な量の二酸化炭素が二酸化炭素貯蔵手段に蓄積さ
    れるまでは燃焼用気体として空気を用いて運転すること
    を特徴とする前記燃焼装置の運転方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の燃焼装置の運転方法にお
    いて、前記燃焼装置の初期始動時には、二酸化炭素貯蔵
    手段に循環管路内を流れるのに十分な量の二酸化炭素を
    供給して始動することを特徴とする前記燃焼装置の運転
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の燃焼装置の運転方法にお
    いて、二酸化炭素と酸素を液体状で貯蔵し、使用に際し
    て、燃焼排ガスと熱交換してガス化しながら運転するこ
    とを特徴とする燃焼装置の運転方法。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の燃焼装置の運転方法にお
    いて、前記煙道にガス濃度検知手段を備えることによっ
    て、燃焼排ガス中の窒素酸化物と灰中未燃分の量が最小
    となるように前記燃焼用気体供給系の酸素と再循環二酸
    化炭素の流量を制御することを特徴とした燃焼装置の運
    転方法。
  7. 【請求項7】 燃料と燃焼用気体を燃焼させるためのバ
    ーナと、前記バーナを保持するための火炉と、前記バー
    ナで燃料と燃焼用気体が燃焼する際に発生する熱を回収
    する火炉内側に備えられた水配管と、前記火炉内で生じ
    た燃焼排ガスを外部へ導く煙道を備えたボイラにおい
    て、前記バーナへ燃焼用気体を供給する燃焼用気体供給
    系の途中に、二酸化炭素供給手段を設け、該二酸化炭素
    供給手段により供給される二酸化炭素の量を、全体の空
    気比が1以上となるように制御する機構を設けたことを
    特徴とするボイラ。
  8. 【請求項8】 一次燃焼用気体供給系で一次燃焼用気体
    によって搬送された微粉炭を噴出する微粉炭噴出口を中
    心部に備え、該微粉炭噴出口の外側に同心円状に二次燃
    焼用気体供給系を通ってきた二次燃焼用気体を噴出する
    二次燃焼用気体噴出口を備えた微粉炭バーナにおいて、
    前記燃焼用気体供給系とバーナの間に二酸化炭素を含む
    燃焼排ガスを供給する手段を備え、燃料と一次燃焼用気
    体及び二次燃焼用気体全体の空気比を1以上で燃焼させ
    るように制御する機構を設けたことを特徴とする微粉炭
    バーナ。
JP3150956A 1991-05-28 1991-05-28 燃焼装置及びその運転方法 Expired - Lifetime JP3068888B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3150956A JP3068888B2 (ja) 1991-05-28 1991-05-28 燃焼装置及びその運転方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3150956A JP3068888B2 (ja) 1991-05-28 1991-05-28 燃焼装置及びその運転方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05231609A true JPH05231609A (ja) 1993-09-07
JP3068888B2 JP3068888B2 (ja) 2000-07-24

Family

ID=15508110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3150956A Expired - Lifetime JP3068888B2 (ja) 1991-05-28 1991-05-28 燃焼装置及びその運転方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3068888B2 (ja)

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007061106A1 (ja) * 2005-11-28 2007-05-31 Electric Power Development Co., Ltd. 酸素燃焼ボイラの燃焼制御方法及び装置
WO2007061107A1 (ja) * 2005-11-28 2007-05-31 Electric Power Development Co., Ltd. 燃焼装置の排ガス処分方法及び装置
JP2009513920A (ja) * 2005-10-28 2009-04-02 レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード 低NOx燃焼のための方法および装置
WO2009110038A1 (ja) 2008-03-06 2009-09-11 株式会社Ihi 酸素燃焼ボイラの微粉炭バーナ
WO2009110037A1 (ja) 2008-03-06 2009-09-11 株式会社Ihi 酸素燃焼ボイラの排ガス制御方法及び装置
WO2009110035A1 (ja) 2008-03-06 2009-09-11 株式会社Ihi 酸素燃焼ボイラの燃焼制御方法及び装置
WO2009110036A1 (ja) 2008-03-06 2009-09-11 株式会社Ihi 酸素燃焼ボイラの酸素供給制御方法及び装置
WO2009110033A1 (ja) 2008-03-06 2009-09-11 株式会社Ihi 酸素燃焼ボイラの排ガス制御方法及び装置
WO2009110034A1 (ja) 2008-03-06 2009-09-11 株式会社Ihi 酸素燃焼ボイラの一次再循環排ガス流量制御方法及び装置
EP2116765A2 (en) * 2008-05-07 2009-11-11 Hitachi, Ltd. Oxyfuel boiler system and method of retrofit of air fired boiler to oxyfuel boiler
JP2010054144A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Hitachi Ltd 酸素燃焼ボイラシステム及び燃焼方法
JP2010172878A (ja) * 2009-02-02 2010-08-12 Babcock Hitachi Kk 酸素燃焼用石炭焚ボイラの排ガス処理装置と方法
JP2011075176A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Hitachi Ltd 酸素燃焼ボイラプラント及び酸素燃焼ボイラプラントの運転方法
JP2011106789A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 微粉炭焚きボイラシステム
WO2011064975A1 (ja) * 2009-11-25 2011-06-03 バブコック日立株式会社 酸素燃焼システムの排ガス処理装置
JP2011194286A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Babcock Hitachi Kk ボイラプラント
JP2011230047A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Babcock Hitachi Kk 排煙脱硫装置及びこれを備えた酸素燃焼装置と方法
WO2012042892A1 (ja) * 2010-09-29 2012-04-05 バブコック日立株式会社 酸素燃焼システム及びその運転方法
WO2012053222A1 (ja) * 2010-10-22 2012-04-26 バブコック日立株式会社 ボイラ及びその運転方法
JP2012093002A (ja) * 2010-10-25 2012-05-17 Babcock Hitachi Kk ボイラシステム及びボイラシステムの運用方法
KR20130115084A (ko) * 2010-05-03 2013-10-21 파워다인, 인코포레이티드 연소된 탄소질 물질로부터 co₂를 재이용하는 방법
US8578868B2 (en) 2009-09-30 2013-11-12 Hitachi, Ltd. Oxyfuel combustion boiler plant
JP2015210050A (ja) * 2014-04-28 2015-11-24 日本ファーネス株式会社 高温酸素燃焼装置及び高温酸素燃焼方法
JP2015535920A (ja) * 2012-09-26 2015-12-17 レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード 燃焼の生成物からの熱回収のための方法およびシステム、その方法およびシステムを備える装荷燃料加熱設備
JP2015232438A (ja) * 2010-04-12 2015-12-24 バブコック・アンド・ウィルコックス・パワー・ジェネレイション・グループ・インコーポレイテッドBabcock & Wilcox Power Generation Group,Inc. 酸素燃料燃焼式再生オキシダントヒーターの内部構成
JP2016205705A (ja) * 2015-04-22 2016-12-08 株式会社Ihi 酸素燃焼ボイラ設備
KR20160148808A (ko) * 2015-06-16 2016-12-27 현대중공업 주식회사 복합 화력발전 시스템
JP2017502245A (ja) * 2013-12-23 2017-01-19 レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード 酸素燃焼および酸素生成の統合プロセス
CN112413571A (zh) * 2020-11-19 2021-02-26 西安西热锅炉环保工程有限公司 一种天然气锅炉综合利用系统及其运行方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5093205B2 (ja) 2009-09-30 2012-12-12 株式会社日立製作所 二酸化炭素回収型発電システム

Cited By (48)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009513920A (ja) * 2005-10-28 2009-04-02 レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード 低NOx燃焼のための方法および装置
AU2006316951B2 (en) * 2005-11-28 2010-04-29 Electric Power Development Co., Ltd. Combustion control method and device of oxygen combustion boiler
WO2007061107A1 (ja) * 2005-11-28 2007-05-31 Electric Power Development Co., Ltd. 燃焼装置の排ガス処分方法及び装置
WO2007061106A1 (ja) * 2005-11-28 2007-05-31 Electric Power Development Co., Ltd. 酸素燃焼ボイラの燃焼制御方法及び装置
US8584604B2 (en) 2005-11-28 2013-11-19 Electric Power Development Co., Ltd. Method and apparatus for controlling combustion in oxygen fired boiler
AU2006316951C1 (en) * 2005-11-28 2010-09-09 Electric Power Development Co., Ltd. Combustion control method and device of oxygen combustion boiler
US9429315B2 (en) 2008-03-06 2016-08-30 Ihi Corporation Method and apparatus of controlling oxygen supply in oxyfuel combustion boiler
US8601960B2 (en) 2008-03-06 2013-12-10 Ihi Corporation Method and apparatus of controlling exhaust gas in oxyfuel combustion boiler
WO2009110034A1 (ja) 2008-03-06 2009-09-11 株式会社Ihi 酸素燃焼ボイラの一次再循環排ガス流量制御方法及び装置
US8550016B2 (en) 2008-03-06 2013-10-08 Ihi Corporation Method and apparatus of controlling flow rate of primary recirculating exhaust gas in oxyfuel combustion boiler
WO2009110038A1 (ja) 2008-03-06 2009-09-11 株式会社Ihi 酸素燃焼ボイラの微粉炭バーナ
WO2009110036A1 (ja) 2008-03-06 2009-09-11 株式会社Ihi 酸素燃焼ボイラの酸素供給制御方法及び装置
US9810425B2 (en) 2008-03-06 2017-11-07 Ihi Corporation Pulverized coal burner for oxyfuel combustion boiler
WO2009110035A1 (ja) 2008-03-06 2009-09-11 株式会社Ihi 酸素燃焼ボイラの燃焼制御方法及び装置
EP2261558A1 (en) * 2008-03-06 2010-12-15 IHI Corporation Method of controlling exhaust gas in oxygen combustion boiler and apparatus therefor
US8550017B2 (en) 2008-03-06 2013-10-08 Ihi Corporation Method and apparatus of controlling exhaust gas in oxyfuel combustion boiler
WO2009110037A1 (ja) 2008-03-06 2009-09-11 株式会社Ihi 酸素燃焼ボイラの排ガス制御方法及び装置
WO2009110033A1 (ja) 2008-03-06 2009-09-11 株式会社Ihi 酸素燃焼ボイラの排ガス制御方法及び装置
EP2261558A4 (en) * 2008-03-06 2012-06-06 Ihi Corp METHOD FOR CONTROLLING EXHAUST GASES IN A BOILER FOR BURNING OXYGEN AND DEVICE THEREFOR
EP2116765A3 (en) * 2008-05-07 2011-02-16 Hitachi, Ltd. Oxyfuel boiler system and method of retrofit of air fired boiler to oxyfuel boiler
EP2116765A2 (en) * 2008-05-07 2009-11-11 Hitachi, Ltd. Oxyfuel boiler system and method of retrofit of air fired boiler to oxyfuel boiler
JP2010054144A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Hitachi Ltd 酸素燃焼ボイラシステム及び燃焼方法
JP2010172878A (ja) * 2009-02-02 2010-08-12 Babcock Hitachi Kk 酸素燃焼用石炭焚ボイラの排ガス処理装置と方法
JP2011075176A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Hitachi Ltd 酸素燃焼ボイラプラント及び酸素燃焼ボイラプラントの運転方法
US8578868B2 (en) 2009-09-30 2013-11-12 Hitachi, Ltd. Oxyfuel combustion boiler plant
JP2011106789A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 微粉炭焚きボイラシステム
WO2011064975A1 (ja) * 2009-11-25 2011-06-03 バブコック日立株式会社 酸素燃焼システムの排ガス処理装置
AU2010324040B2 (en) * 2009-11-25 2013-03-21 Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. Exhaust gas treatment device for an oxygen combustion system
JP2011110480A (ja) * 2009-11-25 2011-06-09 Babcock Hitachi Kk 酸素燃焼システムの排ガス処理装置
US8778041B2 (en) 2009-11-25 2014-07-15 Babcock-Hitachi Kabushiki Kaisha Exhaust gas treatment device for an oxygen combustion system
JP2011194286A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Babcock Hitachi Kk ボイラプラント
JP2015232438A (ja) * 2010-04-12 2015-12-24 バブコック・アンド・ウィルコックス・パワー・ジェネレイション・グループ・インコーポレイテッドBabcock & Wilcox Power Generation Group,Inc. 酸素燃料燃焼式再生オキシダントヒーターの内部構成
JP2011230047A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Babcock Hitachi Kk 排煙脱硫装置及びこれを備えた酸素燃焼装置と方法
KR20130115084A (ko) * 2010-05-03 2013-10-21 파워다인, 인코포레이티드 연소된 탄소질 물질로부터 co₂를 재이용하는 방법
US9513000B2 (en) 2010-09-29 2016-12-06 Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. Oxygen combustion system and method for operating same
WO2012042892A1 (ja) * 2010-09-29 2012-04-05 バブコック日立株式会社 酸素燃焼システム及びその運転方法
JP5489254B2 (ja) * 2010-09-29 2014-05-14 バブコック日立株式会社 酸素燃焼システム及びその運転方法
AU2011310241B2 (en) * 2010-09-29 2015-08-27 Mitsubishi Power, Ltd. Oxygen combustion system and method for operating same
JP2012088016A (ja) * 2010-10-22 2012-05-10 Babcock Hitachi Kk 酸素燃焼式ボイラ及びその運転方法
AU2011319286B2 (en) * 2010-10-22 2015-08-20 Mitsubishi Power, Ltd. Boiler and operating method of same
WO2012053222A1 (ja) * 2010-10-22 2012-04-26 バブコック日立株式会社 ボイラ及びその運転方法
JP2012093002A (ja) * 2010-10-25 2012-05-17 Babcock Hitachi Kk ボイラシステム及びボイラシステムの運用方法
JP2015535920A (ja) * 2012-09-26 2015-12-17 レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード 燃焼の生成物からの熱回収のための方法およびシステム、その方法およびシステムを備える装荷燃料加熱設備
JP2017502245A (ja) * 2013-12-23 2017-01-19 レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード 酸素燃焼および酸素生成の統合プロセス
JP2015210050A (ja) * 2014-04-28 2015-11-24 日本ファーネス株式会社 高温酸素燃焼装置及び高温酸素燃焼方法
JP2016205705A (ja) * 2015-04-22 2016-12-08 株式会社Ihi 酸素燃焼ボイラ設備
KR20160148808A (ko) * 2015-06-16 2016-12-27 현대중공업 주식회사 복합 화력발전 시스템
CN112413571A (zh) * 2020-11-19 2021-02-26 西安西热锅炉环保工程有限公司 一种天然气锅炉综合利用系统及其运行方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3068888B2 (ja) 2000-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3068888B2 (ja) 燃焼装置及びその運転方法
JP4731293B2 (ja) 酸素燃焼ボイラの燃焼制御方法及び装置
WO2007061107A1 (ja) 燃焼装置の排ガス処分方法及び装置
US8453452B2 (en) Method of efficiency and emissions performance improvement for the simple steam cycle
US6574962B1 (en) KOH flue gas recirculation power plant with waste heat and byproduct recovery
JP5138028B2 (ja) 酸素燃焼ボイラの酸素供給制御方法及び装置
US20070207419A1 (en) Oxy-fuel combustion with integrated pollution control
JP5448858B2 (ja) 酸素燃焼発電プラントとその運転方法
PL212933B1 (pl) Sposób spalania z wytwarzaniem pary
JP2009270753A (ja) 酸素燃焼ボイラシステム,微粉炭燃焼ボイラの改造方法,酸素燃焼ボイラシステムの制御装置及びその制御方法
JP5107418B2 (ja) 酸素燃焼ボイラの一次再循環排ガス流量制御装置
JP2010054144A (ja) 酸素燃焼ボイラシステム及び燃焼方法
JP5432098B2 (ja) 酸素燃焼ボイラ
JP2012137269A (ja) 石炭火力発電プラント及び石炭火力発電プラントの制御方法
KR101175768B1 (ko) 미분탄 순산소 연소 시스템
JPH09268904A (ja) 石炭ガス化複合発電装置
KR101695497B1 (ko) 순산소연소 발전시스템의 효율 향상 방법
JPH07145924A (ja) 石炭灰処理方法
JP4045772B2 (ja) 硫化精鉱の乾燥方法
CN117190208A (zh) 一种应用于炭黑干燥工段废气脱硝系统及工艺
JPH08312371A (ja) ガスタービン排気をボイラの燃焼用空気として供給する方法
JPH10237464A (ja) 石炭ガス化炉の起動方法