JPH05230943A - 露出防水構造 - Google Patents

露出防水構造

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JPH05230943A
JPH05230943A JP7295792A JP7295792A JPH05230943A JP H05230943 A JPH05230943 A JP H05230943A JP 7295792 A JP7295792 A JP 7295792A JP 7295792 A JP7295792 A JP 7295792A JP H05230943 A JPH05230943 A JP H05230943A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water proof
plastic mold
reinforced plastic
cracks
concrete
Prior art date
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Pending
Application number
JP7295792A
Other languages
English (en)
Inventor
Tateo Tokura
健郎 十倉
Masao Sato
正雄 佐藤
Keizo Yamaguchi
敬三 山口
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Showa Shell Sekiyu KK
Original Assignee
Showa Shell Sekiyu KK
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Publication date
Application filed by Showa Shell Sekiyu KK filed Critical Showa Shell Sekiyu KK
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 強化プラスチック成形板を用いて、暴露して
も膨れることがなく、重負荷に耐え、かつ下地亀裂の影
響を上層に伝えない露出防水構造をもち、さらに、可撓
性が乏しく、硬度の高い防水材であるから日光の直射を
受けても蒸気圧によりサイズに変化がなく、膨れが生ぜ
ず、耐候性に優れ、降雨時に滑らず、また、コンクリー
ト用ピンの使用により強化プラスチック成形板にそりが
発生しないので、凹凸の発生がなく、大へん歩行しやす
い露出防水構造の提供。 【構成】 コンクリート下地上に、接着剤を全面に塗布
し、強化プラスチック成形板をお互いにつき合わせて敷
きつめ、該強化プラスチック成形板の周辺部にコンクリ
ート用ピンを打設した後、さらにその上に、鉱物粒子を
含有する合成樹脂層を形成することを特徴とする露出防
水構造に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強化プラスチック成形
板を利用した露出防水構造に関する。
【0002】
【従来技術】従来の露出防水構造は、コンクリート下地
上にウレタン塗膜層、若くはポリエステル樹脂のハンド
レー工法による塗膜を単層で形成するのが通例であっ
た。ところが、下地との接着の不良個所があると下地が
乾燥不十分である場合に、日光の直射により発生する水
蒸気による蒸気圧により防水層が膨れを生じたり、下地
と密着している関係で下地コンクリートの亀裂に追従で
きずに防水層も亀裂を起こし防水不良をもたらすうえ、
歩行や自動車の通行に支障が生じ、かつ外観の美観をそ
こねるという問題点があった。
【0003】
【目的】本発明の目的は、強化プラスチック成形板を用
いて、暴露しても膨れることがなく、重負荷に耐え、か
つ下地亀裂の影響を上層に伝えない露出防水構造を提供
する点にある。
【0004】
【構成】本発明は、コンクリート下地上に、接着剤を全
面に塗布し、強化プラスチック成形板をお互いにつき合
せて敷きつめ、該強化プラスチック成形板の周辺部にコ
ンクリート用ピンを打設した後、さらにその上に、鉱物
粒子を含有する合成樹脂層を形成することを特徴とする
露出防水構造に関する。
【0005】接着剤は、コンクリートと強化プラスチッ
ク成形板の両方に強い接着力を有するものを選択するこ
とが好ましく、ウレタン系接着剤やエポキシ系接着剤が
好ましい。
【0006】強化プラスチック成形板は、弾性強度が大
きくかつ下地の亀裂により防水層に亀裂を誘発をするの
を抑えるようにコンクリートの線膨張係数と近似値のあ
る重負荷に耐える引抜成形法(昭和52年12月20日
日刊工業新聞社発行プラスチック加工技術便覧第275
〜282頁参照)によるFRP成形板厚さ約2〜3mm
のものが好ましい。したがって、強化プラスチック成形
板の線膨張係数は2.0×10-5±10%、特に±5%
であることが好ましい。しかし、引抜成形法によるFR
P成形板は引っ張り強さ、硬度が大きく、可撓性が乏し
いので、下地に凹凸があると馴染性が悪い。そのため施
工前に下地を平滑にして接着剤を用いて自動車の通行の
ような重負荷でも剥離が発生しないように接着する。そ
れでも、成形後は、成形時の歪みが長期間の間に徐々に
あらわれ、端部にそりが生じる。そこで、成形板の周辺
部にコンクリート用ピンを打設しておくと、この問題点
は完全に解消した。また、コンクリート用ピンの引抜強
さは、コンクリート圧縮強度200〜300kgf/c
2の場合、100〜150kgf/cm2であり、ピン
を打った直後からこの強度が得られるので、施工上のメ
リットも大きい。
【0007】本発明のオーバーコート層である鉱物粒子
を含有する合成樹脂層は、引抜成形によるFRP成形板
は、一般に不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂とガ
ラス繊維とからなっているので必ずしも耐候性が良いと
はいえないので、表面を粗面化してから、粘度が高くか
つ耐候性の優れたトップコート用ポリエステル樹脂に鉱
粒を混入したような組成物で接合目地を含めて全面均一
厚さに塗布し、これを硬化させて得られた塗膜層は、降
雨時の滑り止めとなりかつ耐候性をも改善する。前記組
成物を構成する樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂
のほか、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹
脂、尿素樹脂などを使用することができる。鉱物粒子と
しては、シリカ、珪砂、砂など硬質粒子が好ましい。そ
の使用量は樹脂成分に対し、50〜200重量%程度が
一応の目安であるが、露出防水構造の用途により調整す
る。
【0008】
【実施例】
(1)FRP成形板(サイズ:厚さ2mm、幅500m
m、長さ2m)の性状
【表1】 (2)トップコート用不飽和ポリエステル樹脂組成物の
組成と性状 (i)組成 ポリライトT−200(商品名) 100重量部 (不飽和ポリエステル約60重量%:スチレン約40重量%) 硬化剤 55%メチルエチルケトンパーオキサイド 1.0重量部 着色剤 灰色のトナー 1.0重量部
【表2】
【表3】 図1に示すようにFRP成形板1を突き合わせ(FRP
成形板同志の間隙は1〜3mmとした)ウレタン系接着
剤(商品名:エスタイン−500)2を塗布して圧着す
ると接合目地3から接着剤の1部がはみだすので目地3
からの漏水が抑えられる。ついで、FRP成形板1の表
面を粗面化した後、または、その前に、成形板1の端面
より約25mm内側の線にそって250〜500mm毎
にピン6を打設し、ついで、前記トップコート用組成物
5を厚さ、1.5〜2.0mmの均一層となるよう塗布
する。この塗布層は約1時間で完全に硬化する。なお、
FRP成形板と塗膜層との着色は同一として塗膜層が損
傷しても外観の美観を損なうことのないように着色する
ことができる。
【0009】
【発明の効果】本発明の露出防水構造は可撓性が乏し
く、硬度の高い防水材であるから日光の直射を受けても
蒸気圧によりサイズに変化がなく、膨れが生ぜず、耐候
性に優れ、降雨時に滑らず、また、コンクリート用ピン
の使用により強化プラスチック成形板にそりが発生しな
いので、凹凸の発生がなく、大へん歩行しやすい露出防
水構造を提供することができる。
【簡単な図面の説明】
【図1】図1は、下地に接着剤を全面に塗布し、FRP
成形板を突き合わせ接合した段階のFRP成形板の配置
状態を示す平面図である。
【図2】本発明の露出防水構造の断面図である。
【符号の説明】
1 FRP成形板 2 接着剤層 3 突き合わせ接合目地 4 下地 5 鉱物粒子を含有する合成樹脂層 6 コンクリート用ピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート下地上に、接着剤を全面に
    塗布し、強化プラスチック成形板をお互いにつき合わせ
    て敷きつめ、該強化プラスチック成形板の周辺部にコン
    クリート用ピンを打設した後、さらにその上に、鉱物粒
    子を含有する合成樹脂層を形成することを特徴とする露
    出防水構造。
  2. 【請求項2】 前記強化プラスチック成形板の線膨張係
    数が、2.0×10-5±10%の範囲のものである請求
    項1記載の露出防水構造。
JP7295792A 1992-02-24 1992-02-24 露出防水構造 Pending JPH05230943A (ja)

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JP7295792A JPH05230943A (ja) 1992-02-24 1992-02-24 露出防水構造

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