JPH0523076Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0523076Y2
JPH0523076Y2 JP8787488U JP8787488U JPH0523076Y2 JP H0523076 Y2 JPH0523076 Y2 JP H0523076Y2 JP 8787488 U JP8787488 U JP 8787488U JP 8787488 U JP8787488 U JP 8787488U JP H0523076 Y2 JPH0523076 Y2 JP H0523076Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pawl
tooth
teeth
tip
receiving plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8787488U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH029147U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8787488U priority Critical patent/JPH0523076Y2/ja
Publication of JPH029147U publication Critical patent/JPH029147U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0523076Y2 publication Critical patent/JPH0523076Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、リクライニングいすの背もたれ
や、ベツドの床板や、テーブルの天板等の傾斜角
度を調節するための角度調節装置の改良に関する
ものである。
(従来の技術) リクライニングいすやベツド等の角度調節は、
所要の可動角度範囲を油圧や電動機などの動力を
利用して無段階に調節する自動調節と、ラツクや
つめ車機構を利用して手動で段階的に調節する手
動調節とがあり、高価な医療設備等にあつては前
者の自動調節が用いられるが、一般のベツドやい
す等には安価な手動調節が用いられるのが普通
で、本願はこの手動調節に属するものである。
従来の手動による角度調節装置は、簡単なもの
では座いすに用いられている、背もたれに取り付
けた支え棒の下端を、座板に設けたラツクの谷部
に手動ではめかえて調節するものから、このよう
なラツク型を使い易く工夫した例えば実公昭58−
8125号公報の如きものが種々利用されている外、
本願の如きつめ車機構を利用したものも多く利用
されている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記した従来の手動調節するもののうち、ラツ
ク型を使い易くしたものは、形態が大きく取りつ
けスペースを広く必要とするため、小型の椅子等
では使用困難であるといつた難点があり、またつ
め車機構を利用するものはコンパクトであるが、
一方向にのみ角度調節可能で、反対方向には調節
できないため、角度調節が過ぎたので少し戻そう
とするとき、調節範囲の最大まで移動させた後調
節範囲の最小まで戻して、改めて所望の角度位置
まで調節をやり直さなければならないといつた取
り扱い上の不便さが大きな問題としてあつた。
この考案は上記した従来のつめ車機構を利用す
るものの問題点を解消して、調節不能であつた逆
方向への調節を簡単に行えるように改良して使い
易い角度調節装置を提供することを目的とするも
のである。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達するためのこの考案は、一方が
固定側となり、他方が可動側となる、第1部材
と、第2部材との板状端部同志を枢着し、上記第
1部材には枢着軸を中心とした円弧の一部に複数
のつめ歯を刻み、上記第2部材には、ばねにより
上記つめ歯の方向に付勢されて該つめ歯に係合す
るつめが軸着されている角度調節装置において、 上記つめには、上記第1部材または第2部材が
上記つめとつめ歯とが係合しない方向の回動によ
つて、上記つめの頂部または上記円弧上に押し上
げられて、上記つめを上記つめ歯から離脱させ
る、つめ外し突起を突設し、一方、上記第1部材
の側面に摩擦接触し、かつ上記枢着軸に支持され
たつめ受板を、上記第2部材に対して所定角度範
囲のみ、上記枢着軸を中心として回動可能に設
け、該つめ受板には、上記つめ外し突起により上
記つめ歯より離脱させられたつめの先端を支える
ための、該つめの先端部付近に位置し、上記つめ
歯の頂部と同等または僅かに張り出しているつめ
受部を形成している、角度調節装置である。
(作用) 上記の構成により、第1部材と第2部材とのな
す角度を調節するに当たつて、つめの先端がつめ
歯の谷部にはまつて係合状態にあるとき、つめ外
し突起も隣りの谷部に位置しており、この状態か
ら第1部材または第2部材のどちらかを通常の調
節方向(以後正方向と呼ぶ)に回動させると、つ
め歯がつめ外し突起をつめ歯の頂部に押し上げる
ことにより、つめの先端が持ち上げられて、つめ
歯との係合が外れる。続いてつめ外し突起がつめ
歯の次の谷部に落ちると、つめの先端も1つのつ
め歯を乗り越えて、つめ外し突起が位置する谷部
より1つ手前の谷部に落ちて、乗り越えたつめ歯
に係合するもので、こうして常につめ外し突起が
つめの先端より、つめ歯の1ピツチだけ先行しな
がら従来と同様に段階的に角度調節するもので、
この場合つめ受板は作用しない。
次に上記した通常より反対の方向(以後逆方向
と呼ぶ)に調節しようとする場合、そのままで
は、つめがつめ歯に係合していて回動不能である
から、先づつめをつめ歯から外す必要があり、そ
のために従来のものは前記したように手数をかけ
て調節を最初からやり直さなくてはならなかつた
のであるが、本案によると、第1部材または第2
部材を正方向に少し回動させて、上記と同様につ
め外し突起がつめ歯の頂部に乗つてつめの先端が
つめ歯から外れたとき、第1部材または第2部材
を逆方向に回動させると、つめ受板と、第1部材
とが摩擦接触していることにより、つめ受板が第
1部材につれられてつめに接近し、あるいは第2
部材の回動によつてつめの方がつめ受板に近づく
ことで、つめ受板のつめ受部がつめの先端の下側
に入り込んで、つめの先端を支持し、つめ歯との
係合を不能にして、第1部材または第2部材の逆
方向への回動が自由になり、所望の位置まで逆方
向に回動させた上で正方向に少し回動させると、
今度はつめ受板が第1部材との摩擦接触により上
記正方向の場合と反対につめから遠ざかつて、つ
め受部がつめから外れ、近くのつめ歯の谷部につ
めの先端が係合して逆方向への調節ができるもの
で、従来の角度調節を始めからやり直すのに比べ
て、可動体の動く範囲が非常に狭くて済むことに
なり、逆方向の調節が簡単に行えるものである。
(実施例) 以下、この考案を図面に示す実施例にもとづい
て詳細説明する。
第1図および第2図はこの考案の構成の要部を
示し、第3図、第4図は逆方向の角度調節過程の
第1図の状態からの変化を示す図である。
図において10は第1部材、11は第2部材
で、どちらも端部が、周囲を円弧とした板状に形
成されていて、円弧の中心部で枢着軸12により
回動自在に枢着してある。
第1部材10の円弧10aの一部には、複数
(図では4)のつめ歯13が刻まれており、第2
部材11にはつめ歯13に第1図の状態に係合し
て第1部材10と第2部材11とのBまたは
B′矢に示す逆方向の回動を阻止するつめ14が、
つる巻ばね15によりつめ歯13に係合する方向
に付勢されて、軸16により回動可能に軸着され
ている。
このつめ14には、つめ歯13の側に突出した
つめ外し突起14aが設けてあり、このつめ外し
突起14aは、第1図に示す如くつめ14の先端
がつめ歯13の谷部13aに落ちて、つめ歯13
と係合状態にあるとき、隣接する谷部13aには
まつており、この状態から第1部材10または第
2部材11が第1図A及びA′矢印で示す正方向
に回動すると、第3図に示す如くつめ歯13の頂
部13bまたはこの頂部13bと同一円周上にあ
つて、つめ歯13に続く円弧10a上に押し上げ
られて、つめ14をつめ歯13から離脱させるも
のである。
17はつめ受板で、一端を枢着軸12に支持
し、該支持部に介在させた波形のばね座金18の
圧力により第1部材10の側面に適切な摩擦係数
をもつて摩擦接触しており、このつめ受板17の
先端は、つめ歯13の頂部13bより僅かに張り
出していて、つめ外し突起14aによりつめ歯1
3から離脱したつめ14の先端近傍に位置してい
る周縁部からなるつめ受部17aを形成し、さら
に、第2部材11の周縁部に、直角方向に所定の
間隔Wをもつて突設した2個の規制部19,19
aの間に突出しているストツパー17bを備えて
いる。図中20はばね受けピンを示す。
今、第1図は、第1部材10と、第2部材11
とのなす調節角2が最大に係合された状態であ
り、この時のつめ受板17はストツパー17b
が、図に向かつて左側の規制部19に当接してい
る。
この状態から第1部材10または第2部材11
をA及びA′矢印の方向に回動させると、つめ歯
13がつめ外し突起14aを押し上げて、つめ1
4を第3図の状態に持ち上げ、つめ歯13との係
合を外す。さらに第1部材10または第2部材1
1の回動が進むと、つめ14の先端が1個のつめ
歯13を乗り越えて次の谷部13aに落ちる。
こうして、つめ歯13の1歯毎に段階的に調節
角(α)を狭める正方向の調節ができる。
この時、つめ受板17の第2部材11との関係
位置は変わらず、第1部材10は摩擦に抗して滑
動し、つめ受板17との関係位置が変化するが、
角度調節の作用には関係がない。
次につめ歯13とつめ14とが係合している状
態から、逆方向つまり調節角(α)を拡げる方向
に調節するには、先ず第1部材10または第2部
材11を僅かにAまたはA矢印の方向に回動させ
て、第3図に示す如くつめ外し突起14aを次の
つめ歯13の頂部13bに斜面に沿つて押し上
げ、つめ歯13からつめ14の係合を外す。
続いて第1部材10または第2部材11をBま
たはB矢印の方向に少し回動させると、第4図の
状態につめ受板17が第1部材10と摩擦接触に
より一緒につめ14の方向に移動し、またはつめ
14が第2部材とともに、つめ受板17の方向に
移動し、つめ14の先端に接近しているつめ受板
17a上につめ14の先端が乗り上げてつめ14
がつめ歯13に係合できない状態につめ受板17
が支持する。
このつめ14と、つめ受板17との接近は、ス
トツパー17bが図に向かつて右側の規制部19
aに当接することで適正な移動量に規制される。
こうして、つめ14がつめ受板17に支持され
ると、第1部材10と、第2部材11とのBまた
はB′矢印で示す逆方向の回動は自由となり、所
望の角度近くで第1部材10また第2部材11を
AまたはA′矢印で示す正方向に少し回動させる
と、つめ受板17が摩擦接触により第1部材10
とともに移動し、またはつめ14が第2部材11
とともに移動して、つめ14とつめ受板17とが
離れることとなり、つめ14は支えを失つてつる
巻ばね15の弾力により付勢されて最寄りのつめ
歯13の谷部13aに第1図に示すと同様に係合
して、逆方向の角度調節を完了するものである。
なお、図面では、第1部材10を可動側とし、
第2部材を固定側として図示したが、その逆であ
つても差し支えない。
(考案の効果) 以上説明した、この考案に係る角度調節装置に
よれば、従来のつめ車機構では不可能であつた正
常の角度調節方向とは逆方向の角度調節を、つめ
外し機構を巧みに構成したことにより、角度調節
範囲内の何処の位置からでも可能となつて、使用
上まことに便利であるとともに、特別な部品も不
要でコストも易く、形態もコンパクトで狭い取り
付け場所でも使用できることから利用範囲が拡大
し、リクライニング椅子やベツド等の傾斜用に好
適な角度調節装置が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の角度調節装置の一実施例を
示す要部側面図、第2図は第1図をC矢印の方向
に見た図、第3図および第4図は正常の調節方向
とは逆の方向に角度調節する場合の変化を順に示
した図である。 10……第1部材、10a……円弧、11……
第2部材、12……枢着軸、13……つめ歯、1
3a……谷部、13b……頂部、14……つめ、
14a……つめ外し突起、15……つる巻ばね、
16……軸、17……つめ受板、17a……つめ
受部、17b……ストツパー、18……ばね座
金、19,19a……規制部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 第1部材と第2部材との板状端部同志を枢着
    し、上記第1部材には枢着軸を中心とした円弧の
    一部に複数のつめ歯を刻み、上記第2部材には、
    上記つめ歯に係合するつめが軸着されている角度
    調節装置において、 上記つめには、上記第1部材または第2部材の
    回動により、上記つめの頂部または上記円弧上に
    押し上げられて、上記つめを上記つめ歯から離脱
    させる、つめ外し突起を突設し、一方、上記第1
    部材の側面に摩擦接触し、かつ上記枢着軸に支持
    されたつめ受板を、上記第2部材に対して所定角
    度範囲のみ、上記枢着軸を中心として回動可能に
    設け、該つめ受板には、上記つめ外し突起により
    上記つめ歯より離脱させられたつめの先端を支え
    るための、該つめの先端部付近に位置し、上記つ
    め歯の頂部と同等または僅かに張り出しているつ
    め受部を形成していることを特徴とする、角度調
    節装置。
JP8787488U 1988-06-30 1988-06-30 Expired - Lifetime JPH0523076Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8787488U JPH0523076Y2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8787488U JPH0523076Y2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH029147U JPH029147U (ja) 1990-01-22
JPH0523076Y2 true JPH0523076Y2 (ja) 1993-06-14

Family

ID=31312465

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8787488U Expired - Lifetime JPH0523076Y2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0523076Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2753964B2 (ja) * 1994-07-20 1998-05-20 有限会社鳴戸木工 椅子の角度調節装置
JP6981697B1 (ja) * 2020-10-30 2021-12-17 向陽技研株式会社 角度調整金具およびこれを用いた座椅子、ソファ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH029147U (ja) 1990-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3667766B2 (ja) キーボード支持アセンブリ
US5590932A (en) Anti-chuck seat recliner
US5622410A (en) Seat recliner for reducing chucking
US4978171A (en) Arm rest device for use with vehicular seat
US4437205A (en) Vacuum cleaner nozzle lift device
JPH0523076Y2 (ja)
KR850007202A (ko) 연속 가변 조절가능한 힌지
EP0589542B1 (en) Chair with an adjustable back part
JP3410224B2 (ja) シートリクライニング装置
JPH0884629A (ja) 椅子の角度調節装置
ES1000371U (es) Dispositivo autobloqueante para variar, mediante los brazos,la inclinacion del respaldo de sillon con varias posiciones de empleo
JPS6330280Y2 (ja)
JPS6236658Y2 (ja)
JPS631052Y2 (ja)
JPS6328925Y2 (ja)
JP2826046B2 (ja) アームレスト装置
JPS6322906Y2 (ja)
JPS6345943Y2 (ja)
JP2653619B2 (ja) リクライニング装置
JPS5929582Y2 (ja) 座椅子ヒンジ
JP2938464B2 (ja) 歯科用治療椅子の操作装置
JPH0223175Y2 (ja)
JPS6342842Y2 (ja)
JPH0641484Y2 (ja) アームレスト装置
JPS6220205Y2 (ja)