JPH05230116A - 乳化重合法 - Google Patents

乳化重合法

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JPH05230116A
JPH05230116A JP4317170A JP31717092A JPH05230116A JP H05230116 A JPH05230116 A JP H05230116A JP 4317170 A JP4317170 A JP 4317170A JP 31717092 A JP31717092 A JP 31717092A JP H05230116 A JPH05230116 A JP H05230116A
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Japan
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acrylate
methacrylate
emulsion polymerization
group
mixtures
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JP4317170A
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Lonnie Thomas Spada
トーマス スパダ ロニー
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Rohm and Haas Co
Original Assignee
Rohm and Haas Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低ダイラタンシーを有するラテックス製造用
の乳化重合法を提供する。 【構成】 ラテックス乳化重合法に使用される反応媒質
に、ヒドロキシル、アミン、チオールから成る群から選
ばれた少なくとも1部分を有する少なくとも1種の非重
合性化合物の充分な量を含有させて乳化重合を実施す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、低ダイラタンシー(low
dilatancy)を有するラテックス製造用の乳化
重合法、乳化重合反応媒質、ラテックス、被覆用組成
物、被覆された表面、および接着された表面に関する。
【0002】種々なラテックスが有する問題は、それら
が高ダイラタンシーを有することである。このダイラタ
ンシーを調節する試みは、しばしば、1種以上の望まし
いラテックスの特性を損っている。
【0003】
【発明の概要】本発明は、実質的にラテックスの望まし
い性質に悪影響を与えることなしに、低ダイラタンシー
を有するラテックスを製造するための乳化重合法を提供
する。この方法は、(a)少なくとも1種の水溶性重合
体および(b)ヒドロキシル、アミン、チオールおよび
それらの混合物から成る群から選ばれた少なくとも1部
分を有する非重合性化合物の存在において、酢酸ビニ
ル、アクリル酸のエステル、メタクリル酸のエステル、
オレフィン性カルボン酸およびそれらの混合物から成る
群から選ばれた少なくとも1種の単量体を、乳化重合す
ることから成っている。この乳化重合法に使用する非重
合性化合物の全量は、乳化重合法に使用された重合体
(polymers)、共重合体(copolymer
s)、および共重合性単量体(copolymeriz
able monomers)の全乾燥重量の100部
につき少なくとも約0.01当量である(以後、「当量
/100部pcc」と称する)。本明細書および特許請
求の範囲に用いられている用語「水溶性重合体」は、約
25℃の温度を有する水に、少なくとも約25g/10
0g水の濃度において溶解可能な重合体を意味する。
【0004】また、本発明には、乳化重合反応用媒質、
乳化重合法によって生成したラテックス、表面被覆用組
成物、被覆された表面、および接着された表面も包含さ
れている。前記組成物には、本発明のラテックスおよび
少なくとも1種の追加成分が含まれており、被覆された
表面は、本発明のラテックスによって少なくとも部分的
に被覆された表面を有する基体から成っており、そして
接着された表面は、本発明のラテックスによって共に結
合された対表面を有する複数の基体から成っている。
【0005】乳化重合反応用媒質に関して、この反応用
媒質は、(a)酢酸ビニル、アクリル酸のエステル、メ
タクリル酸のエステル、オレフィン性カルボン酸、およ
びそれらの混合物から成る群から選ばれた少なくとも1
種の単量体、(b)少なくとも1種の水溶性重合体、お
よび(c)ヒドロキシル、アミン、チオール、およびそ
れらの混合物から成る群から選ばれた少なくとも1部分
を有する少なくとも1種の非重合性化合物から成ってい
る。この反応用媒質に添加される非重合性化合物の全量
は、少なくとも約0.01当量/100部pccであ
る。
【0006】
【発明の詳細】本発明の乳化重合法に使用される単量体
は、酢酸ビニル、アクリル酸のエステル、メタクリル酸
のエステル、オレフィン性カルボン酸、およびそれらの
混合物から成る群から選ばれる。例示的なアクリル酸の
エステルは、式(I)
【化1】
【0007】〔式中、R1 は、1〜約15個の炭素原子
を有する、アルキル基、置換アルキル基、アリール基、
置換アリール基、アルカリル(alkaryl)基、お
よびアラルキル(aralkyl)基から成る群から選
ばれる〕を有しており、そして例示的なメタクリル酸の
エステルは、式(II)
【化2】
【0008】(式中、R1 は、前記定義と同じである)
を有している。本明細書および特許請求の範囲に用いら
れている用語「アルキル」は、環式(1環式および多環
式)基および分枝または非分枝のいずれでもよい非環式
飽和炭化水素基を意味する。用語「置換アルキル基」
は、ヒドロキシル、アミン、チオール、およびそれらの
混合物から成る群から選ばれた少なくとも1個の置換基
を含有するアルキル基を意味する。用語「アリール」
は、不飽和の環式炭化水素であってその中の全ての炭素
原子が形式的に共役2重結合のシステムにおいて含有さ
れているものを意味する。用語「置換アリール」は、ヒ
ドロキシル、アミン、チオール、およびそれらの混合物
から成る群から選ばれた少なくとも1個の置換基を含有
するアリール基を意味する。用語「アルカリル」は、ア
ルキル基換基を有するアリール基を意味する。用語「ア
ラルキル」は、アリール置換基を有するアルキル基を意
味する。
【0009】通常のアクリル酸のエステルには、アクリ
ル酸イソボルニル(iso−bornyl acryk
ate)、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸tert−ブチル、アクリル酸シクロヘ
キシル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸2−エトキシ
エチル、アクリル酸エチル、アクリル酸2−エチルヘキ
シル、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2
−ヒドロキシプロピル、アクリル酸メチル、アクリル酸
n−オクチル、アクリル酸フェネチル、アクリル酸フェ
ニル、アクリル酸イソプロピル、およびアクリル酸n−
テトラデシルが包含されるが、しかしこれらに限定され
るものではない。
【0010】メタクリル酸のエステルの更によく知られ
ているものには、メタクリル酸イソボルニル、メタクリ
ル酸イソブチル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル
酸tert−ブチル、メタクリル酸tert−ブチルア
ミノエチル、メタクリル酸イソデシル、メタクリル酸ジ
メチルアミノエチル、メタクリル酸エチル、メタクリル
酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシ
エチル、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピル、メタク
リル酸ラウリル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸n
−オクチル、メタクリル酸イソプロピル、およびメタク
リル酸トリデシルがある。
【0011】オレフィン性カルボン酸単量体に関して、
オレフィン性カルボン酸単量体には、オレフィン性モノ
カルボン酸単量体およびオレフィン性ジカルボン酸単量
体の両方が包含される。オレフィン性モノカルボン酸の
例には、アクリル酸およびメタクリル酸が包含される
が、しかしこれらに限定されるものではない。フマル
酸、イタコン酸、およびマレイン酸は、典型的なオレフ
ィン性ジカルボン酸の例である。また、オレフィン性カ
ルボン酸の混合物を使用することもできる。
【0012】水溶性重合体に関しては、水溶性重合体
の、好ましくは少なくとも約30g、更に好ましくは少
なくとも約35g、そして最も好ましくは少なくとも約
40gが、約25℃の温度において、水約100gに溶
解可能なことである。別法として、本発明の乳化重合法
に使用する水溶性重合体の量は、本発明の乳化重合法に
よって造られるラテックス中に存在する水の量に等しい
(約25℃における)水の容量に溶解することが可能な
ことである。本発明方法に使用する水溶性重合体の量
は、好ましくは、本発明方法によって造られたラテック
ス中に存在する水の量の約90%(更に好ましくは約7
5%、そして最も好ましくは約50%)に等しい(約2
5℃における)水の容量に溶解することが可能なことで
ある。
【0013】水溶性重合体の例には、ポリビニルアルコ
ール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポ
リアクリロニトリル、ポリアクリル酸、デンプン、キサ
ントムガム(xamthum gum)、ヒドロキシア
ルキルセルロース(例えば、ヒドロキシエチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース)、ポリエチレンオ
キサイド、および酢酸ビニル、ビニルアルコール、ビニ
ルピロリドン、アクリルアミド、アクリロニトリル、ア
クリル酸、メタクリル酸、スチレン、アクリル酸のエス
テル、メタクリル酸のエステル、およびそれらの混合物
から成る群から選ばれた少なくとも2種の部分(ent
ities)を含有する共重合体が包含されるが、しか
しこれらに限定されるものではない。
【0014】代表的な非重合性化合物には、アルコール
類、アミン類、およびチオール類が包含されるが、しか
しこれらに限定されるものではない。好ましくは、本発
明に使用される非重合性化合物は、アルコール類、アミ
ン類、およびそれらの混合物から成る群から選ばれる。
【0015】アルコール類は、一価アルコール、二価ア
ルコール、およびポリオールから成る群から選ばれる。
本明細書および特許請求の範囲に使用されている用語
「ポリオール」は、少なくとも3個のヒドロキシル基を
含有するアルコール類を意味する。例示的な一価アルコ
ールは、式(III )
【化3】R2 −OH (III )
【0016】(式中、R2 は、アルキル基、アミン置換
基およびチオール置換基から選ばれた置換基を有する置
換アルキル基、アリール基、アミン置換基およびチオー
ル置換基から選ばれた置換基を有する置換アリール基、
アラルキル基、アルカリル基、1〜約15個の炭素原子
および少なくとも1種のヘテロ原子例えば酸素、窒素、
硫黄またはリンを含有するヘテロ環式基、および1〜約
15個の炭素原子および少なくとも1種のヘテロ原子例
えば酸素、窒素、硫黄またはリンを含有するヘテロ非環
式基、から成る群から選ばれる)を有する。更に通常の
一価アルコールには、メタノール、エタノール、n−プ
ロパノール、イソプロパノール、sec−ブタノール、
n−ブタノール、tert−ブタノール、ネオペンタノ
ール、ベンジルアルコール、n−アミルアルコール、シ
クロプロパノール、シクロヘキサノール、ステロール
類、フェノール、ベンジルアルコール、およびフルフリ
ルアルコールが包含されるが、これらに限定されるもの
ではない。
【0017】一般的に、二価アルコールおよびポリオー
ルは、それぞれ、式(IV)および式(V)
【化4】
【化5】
【0018】(式中、R3 は、約2〜約15個の炭素原
子を含有するアルキレン基、アミン、チオール、および
それらの混合物から選ばれた置換基を有する置換アルキ
レン基、約5〜約12個の炭素原子を含有するシクロア
ルキレン基、約6〜約12個の炭素原子を含有するアリ
ール基、アミン、チオール、およびそれらの混合物から
選ばれた置換基を有する置換アリール基、1〜15個の
炭素原子および少なくとも1種のヘテロ原子例えば酸
素、窒素、硫黄、またはリンを含有するヘテロ環式基、
および1〜約15個の炭素原子および少なくとも1種の
ヘテロ原子例えば酸素、窒素、硫黄、またはリンであ
り、そしてmは、1〜約5の整数である)を有する。典
型的な二価アルコールには、エチレングリコール、1,
2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコ
ール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレン
グリコール、2,3−ブチレングリコール、シス1,2
−シクロペンタンジオール、トランス1,2−シクロペ
ンタンジオール、シス1,2−シクロヘキサンジオー
ル、トランス1,2−シクロヘキサンジオール、m−ヒ
ドロキシフェノール、o−ヒドロキシフェノール、p−
ヒドロキシフェノール、および9,10−ジヒドロキシ
アンスラセンが包含されるが、しかしこれらに限定され
るものではない。通常のポリオールは、グリセロールで
ある。
【0019】アミン類に関して、アミン類は、モノアミ
ン、ポリアミン、およびそれらの混合物から選ばれる。
例示的なモノアミンは、式(VI)および式(VII )
【化6】
【化7】
【0020】を有しており、そして例示的なポリアミン
は、式(VIII)
【化8】
【0021】を有している。
【0022】(式中、R4 は、アルキル基、アリール
基、アルカリル基、1〜約15個の炭素原子および少な
くとも1種のヘテロ原子例えば酸素、窒素、硫黄、また
はリンを含有するヘテロ環式基、および1〜約15個の
炭素原子および少なくとも1種のヘテロ原子例えば酸
素、窒素、硫黄、またはリンを含有するヘテロ非環式基
から成る群から選ばれ、R5 は、約2〜約15個の炭素
原子を含有するアルキレン基、約5〜約12個の炭素原
子を含有するシクロアルキレン基、約6〜約12個の炭
素原子を含有するアリール基、1〜約15個の炭素原子
および少なくとも1種のヘテロ原子例えば酸素、窒素、
硫黄、リンを含有するヘテロ環式基、および1〜約15
個の炭素原子および少なくとも1種のヘテロ原子例えば
酸素、窒素、硫黄、またはリンを含有するヘテロ非環式
基から選ばれ、R6 は、約2〜約15個の炭素原子を含
有するアルキレン基、約5〜約12個の炭素原子を含有
するシクロアルキレン基、約6〜約12個の炭素原子を
含有するアリール基、1〜約15個の炭素原子および少
なくとも1種のヘテロ原子例えば酸素、窒素、硫黄、ま
たはリンを含有するヘテロ環式基、および1〜約15個
の炭素原子および少なくとも1種のヘテロ原子例えば酸
素、窒素、硫黄、またはリンを含有するヘテロ非環式基
から選ばれ、Xは、アミノ、第一級アミン、または第二
級アミンであり、Yは、−NH−であり、そしてnは、
1より大きい数である)。
【0023】好ましくは、Xは、第一級アミンまたは第
二級アミンである。典型的なモノアミン類には、メチル
アミン、tert−ブチルアミン、ジメチルアミン、イ
ソプロピルメチルアミン、トリメチルアミン、エチルメ
チル−n−プロピルアミン、アニリン、N−メチルアニ
リン、N,N−ジメチルアニリン、およびN,N,3,
5−テトラメチルアニリンが包含されるが、しかしこれ
らに限定されるものではない。通常のポリアミン類に
は、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエ
チレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタ
エチレンヘキサミン、アミノエチルピペラジン、ピペラ
ジン、プロピレンジアミン、1,3−ジアミノプロパ
ン、イミノビスプロピルアミン、ジメチルアミノプロピ
ルアミン、メンタンジアミン、およびヘキサメチレンジ
アミンが包含されるが、しかしこれらに限定されるもの
ではない。
【0024】チオール類は、モノチオール類およびポリ
チオール類から選ばれる。例示的なチオール類は、式
(IX)
【化9】R4 −SH (IX)
【0025】(式中、R4 は、前記定義と同じである)
を有する。
【0026】代表的なモノチオール類には、メチルメル
カプタン、エチルメルカプタン、n−プロピルメルカプ
タン、イソプロピルメルカプタン、sec−ブチルメル
カプタン、n−ブチルメルカプタン、tert−ブチル
メルカプタン、ネオペンチルメルカプタン、ベンジルメ
ルカプタン、n−アミルメルカプタン、シクロプロピル
メルカプタン、およびフェニルメルカプタンが包含され
るが、しかしこれらに限定されるものではない。
【0027】一般的に、ポリチオール類は、式(X)
【化10】
【0028】(式中、R6 は、前記定義と同じであり、
そしてpは、1より大きい数または1に等しい数であ
る)を有する。例示的なポリチオール類には、1,2−
エタンジチオール、1,2−プロパンジチオール、1,
3−プロパンジチオール、1,3−ブタンジチオール、
1,4−ブタンジチオール、2,3−ブタンジチオー
ル、および1,2,3−プロパントリチオールが包含さ
れるが、しかしこれらに限定されるものではない。
【0029】本発明の乳化重合法に使用する非重合性化
合物の全量は、好ましくは、約0.01〜約0.1当量
/100部pcc、更に好ましくは約0.02〜0.0
8当量/100部pcc、そして最も好ましくは約0.
03〜約0.05当量/100部pccである。
【0030】また、任意的ではあるが、活性または潜伏
性の架橋剤を、本発明の乳化重合法に使用することがで
きる。本明細書および特許請求の範囲に用いられている
用語「活性架橋剤」は、乳化重合体の初期の生成の間に
(すなわち重合工程の間に)重合体をすぐに架橋させて
乳化重合体の分子量を増加させる官能性単量体を意味す
る。次ぎの乾燥または他の硬化技術は、活性架橋剤によ
る乳化重合体の架橋には必要でない。一般的に、このタ
イプの単量体は、1分子中に、遊離基を用いる方法によ
って付加重合を行うことが可能である約2〜約5のエチ
レン性不飽和基を含有する化合物から成っている。典型
的な活性架橋剤には、ジアクリル酸アルキレングリコー
ルおよびジメタクリル酸アルキレングリコール、例えば
ジアクリル酸エチレングリコール、ジアクリル酸1,3
−ブチレングリコール、ジアクリル酸プロピレングリコ
ール、ジメタクリル酸トリエチレングリコール、ジメタ
クリル酸1,3−グリセロール、ジメタクリル酸1,
1,1−トリメチロールプロパン、ジアクリル酸1,
1,1−トリメチロールエタン、トリメタクリル酸ペン
タエリトリトール、ペンタメタクリル酸ソルビトール、
メチレンビスメタクリルアミド、ジビニルベンゼン、メ
タクリル酸ビニル、クロトンビニル、アクリル酸ビニ
ル、アジピン酸ジビニル;ジアリル化合物およびトリア
リル化合物、例えばジアヌル酸トリアリル、イソシアヌ
ル酸トリアリル、フタル酸ジアリル、メタクリル酸アリ
ル、アクリル酸アリル、マレイン酸ジアリル、フマル酸
ジアリル、イタコン酸ジアリル、マロン酸ジアリル、炭
酸ジアリル、クエン酸トリアリル、アコニット酸トリア
リル;ジビニルエーテル、およびエチレングリコールジ
ビニルエーテルが包含されるが、しかしこれらに限定さ
れるものではない。
【0031】本明細書および特許請求の範囲に用いられ
ている用語「潜伏性架橋剤」は、官能基の1部が、重合
体乳濁液中の他の単量体と重合するが、残りの官能基
が、次いでエネルギーの適用により、一般的には熱の適
用により、例えば(しばしば、触媒の存在における)ラ
テックス粒子の乾燥または硬化により、または放射線の
放射により、重合体の架橋を生じるような多官能性単量
体を意味する。次いでエネルギーを適用することによ
り、潜伏性架橋剤は、重合体乳濁液が生成されそして適
用された後に、一般的に加熱または放射線の放射により
架橋が誘発されて、水不溶性架橋網状構造を形成する。
潜伏性架橋剤の例には、約3〜約10個の炭素原子を有
するα,β−エチレン性不飽和カルボン酸のN−アルキ
ルアミド、例えばN−メチロールアクリルアミド、N−
エタノールアクリルアミド、N−プロパノールアクリル
アミド、N−メチロールメタクリルアミド、N−エタノ
ールメタクリルアミド、N−メチロールマレアミド、N
−エタノールマレアミド、N−メチロールマレインアミ
ド酸、N−メチロールマレインアミド酸エステル;ビニ
ル芳香族酸のN−アルキロールアミド、例えばN−メチ
ロール−p−ビニルベンズアミド;N−(アルコキシメ
チル)アクリレートおよびN−(アルコキシメチル)メ
タクリレート(これらの中で、アルキル基は1〜約8個
の炭素原子を有する)、例えばN−(メトキシメチル)
アクリルアミド、N−(ブトキシメチル)アクリルアミ
ド、N−(メトキシメチル)メタクリルアミド;N−メ
チロールアリルカーバメートおよびそのN−アルコキシ
メチル誘導体、例えばN−(ブチロキシメチル)アリル
カーバメートおよびN−(メトキシメチル)アリルカー
バメート、およびこれらの単量体とアリルカーバメー
ト、アクリルアミド、またはメタクリルアミドとの混合
物が包含されるが、しかしこれらに限定されるものでは
ない。
【0032】乳化重合法に用いられる他の成分だけでは
なく、界面活性剤、種、連鎖移動剤、触媒も、また任意
的に、本発明の方法に使用される。
【0033】本発明の乳化重合法は、当業者に知られて
いる乳化重合技術を使用する。そのような技術について
の議論は、アクリル系単量体の乳化重合(Emulsi
onPolymerization of Acryl
ic Monomer)の題名で、ローム アンド ハ
ース社の出版物(Rohm and Haas Pub
lication)CM−104A/cfに記載されて
おり、この出版物の全部は本明細書の記載として組み入
れる。本発明の乳化重合法は、同じ最終の使用を意図し
ているラテックスを造るための従来法において使用され
ている量と実質的に同じ量の、単量体、水溶性重合体、
架橋剤、界面活性剤、種、連鎖移動剤、触媒、およびそ
の他の成分を使用する。本発明の重合法は、この重合法
の少なくとも1部が少なくとも1種の非共重合性化合物
の存在において行われ、かつ乳化重合法に使用される重
合体、共重合体、および共重合性単量体の全乾燥重量の
100部あたり非重合性化合物の少なくとも約0.01
当量を使用することを特徴としている。非重合性化合物
は、最初に反応器に仕込んだり、および/または合成の
過程の間に遅らせて加えたりする。好ましくは、非重合
性化合物は最初に反応器に仕込むことである。
【0034】乳化重合のプロセスは、添加した単量体の
実質的全てが重合するのを確保するために、開始剤の最
後の量を反応媒質に添加すると停止すると考えられる。
好ましくは、乳化重合のプロセスは、単量体含有のプレ
エマルション(preemulsion)の遅らせた添
加(delay addition)を完了したあとで
停止すると考えられる。
【0035】本発明の乳化重合法を用いて造られたラテ
ックスは、実質的にダイラタンシーを示さないでラテッ
クスの望ましい特性を維持している。ダイラタントラテ
ックス(dilatant latex)は、剪断速度
を増加すると粘度が非線状に増加することを示す。〔こ
れと対照的に、ニュートンラテックス(Newtoni
an latex)は、剪断速度を増加すると粘度が線
状に増加することを示し、一方において疑似塑性ラテッ
クス(psuedoplastic latex)は、
増加した剪断で粘度が非線状に減少することを示す。〕
【0036】好ましい態様においては、ラテックスは本
材用接着剤である。本発明のこの立場からの説明におい
ては、合成において使用される単量体は、典型的に、酢
酸ビニル、メタクリル酸、アクリル酸ブチル、アクリル
酸2−エチルヘキシル、およびそれらの混合物から成る
群から選ばれ;水溶性重合体は、一般的に、ポリビニル
アルコール、ヒドロキシエチルセルロース、およびそれ
らの混合物から成る群から選ばれ;非重合性化合物は、
通常はグリコールであり;架橋剤は、通常は、N−メチ
ロールアクリルアミド、トリアリルシアヌレート、N−
(イソブトキシメチル)アクリルアミド、およびそれら
の混合物から成る群から選ばれ;そして界面活性剤は、
しばしば、アニオン系界面活性剤(例えば、アルキルフ
ェニルサルフェートおよびアルキルフェニルスルホネー
トおよびアルキルスルホサクシネート)、ノニオン系界
面活性剤(例えば、アルキルアリールポリエーテルアル
コール、アルキルフェノールエトキシレート、アルキル
エトキシレート、および酸化エチレン/酸化プロピレン
ブロック共重合体)、およびそれらの混合物から成る群
から選ばれる。本発明の木材用接着剤ラテックスを合成
するのに使用するこれらの材料の好ましい濃度および更
に好ましい濃度を、次の第1表に示した。
【表1】 第1表 濃 度 成 分 好ましい 更に好ましい 単量体(重量%)a 約80〜約98 約85〜約96 水溶性重合体(重量%) 約1.5〜約10 約2〜約5 非重合性化合物b 約0.01〜約0.1 約0.02〜約0.08 架橋剤(重量%) 約1〜約8 約2〜約6 界面活性剤(重量%) 約0.1〜約2 約0.25〜約1
【0037】(注)a.本明細書および特許請求の範囲
で用いられている用語「重量%」は、ラテックスを製造
する乳化重合手順の間に使用した重合体成分、共重合体
成分、または単量体成分のそれぞれの全乾燥重量を、ラ
テックスを製造する乳化重合手順の間に使用した重合体
成分、共重合体成分、および単量体成分の全重量で割
り、その商に100%を掛けたものである。そのような
重合体成分、共重合体成分、および単量体成分の例は、
単量体、水溶性重合体、単量体の架橋剤、および共重合
性界面活性剤である。 b.非重合性化合物の濃度は、当量/100部pccで
表わされている。
【0038】単量体成分に関して、単量体成分は、好ま
しくは、約0.1〜約2重量%のメタクリル酸、少なく
とも約60重量%の酢酸ビニル、およびアクリル酸ブチ
ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、およびそれらの混
合物から成る群から選ばれた成分の約20重量%以下か
ら成っている。更に好ましくは、単量体成分は、約0.
25〜約1重量%のメタクリル酸、少なくとも約75重
量%の酢酸ビニル、およびアクリル酸ブチル、アクリル
酸2−エチルヘキシル、およびそれらの混合物から成る
群から選ばれた成分の約10重量%以下から成ってい
る。
【0039】本発明の木材用接着剤ラテックスは、例え
ば、遅らせた添加の乳化重合法によって造られる。好ま
しい木材用接着剤ラテックスの合成においては、水、ヒ
ドロキシメチルセルロース、緩衝剤(一般的に、約5.
5〜約7のpH範囲、好ましくは約6〜約7のpH範囲
内の緩衝能力を有する)、消泡剤、および非重合性化合
物(または、抗ダイラタンシー剤)を、反応器に加え
る。次いで、好ましくは、実質的な酸素を反応器から除
くために、この反応器を不活性ガス例えば窒素を用いて
パージ(purging)しながら、反応器を一般的に
約150〜約180°Fに加熱する。この反応器が一般
的に約室温〜180°Fの温度を有するようにしなが
ら、そして好ましくは反応器温度を約室温〜160°F
にしながら、水、ポリビニルアルコール、界面活性剤、
単量体、および界面活性剤から成るプレエマルションの
1部を反応器に加える。反応器に仕込んだプレエマルシ
ョンの1部が、乳化重合プロセスの間に使用したプレエ
マルションの全量の重量に基づいて約1〜約10重量%
(そして好ましくは、約3〜約7重量%)を構成するよ
うにする。反応器にプレエマルションの1部を仕込んだ
後に、そして反応器が少なくとも約100°F(そして
好ましくは少なくとも約140°F)の温度に達した後
に、開始剤および活性剤を反応器に加える。開始剤およ
び活性剤を添加した後に、プレエマルションの残り部分
の遅らせた添加を始める。反応器に加えた材料(ite
ms)は、一時的な乳化重合反応媒質を生成する。この
乳化重合反応媒質内で次いで生起する反応により、本発
明のラテックスが形成される。プレエマルションの遅ら
せた添加は、典型的には約3時間を要する。プレエマル
ションの遅らせた添加の間に、典型的には、また開始剤
を反応器に加える。
【0040】プレエマルションの遅らせた添加の完了
後、単量体の実質的全てが重合するのを確保するため
に、ラテックスを高反応温度に維持しながら、通常は更
に開始剤を加える。使用する時にはいつでも、通常は同
じ開始剤を使用する。例示的な開始剤には、過硫酸アン
モニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、t−ブ
チルハイドロパーオキサイド、過酸化水素、およびそれ
らの混合物が包含されるが、しかしそれらに限定される
ものではない。典型的な活性剤は、ホルムアルデヒドス
ルホキシル酸ナトリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、お
よびそれらの混合物である。
【0041】一般的に、ラテックスの全重量に基づいて
約40〜約60重量%の固体含量を有するラテックス
は、全てのプレエマルションおよび開始剤を添加した
後、周囲温度または室温に冷却する。
【0042】本発明の無ダイラタント木材用接着剤ラテ
ックスは、当業者によく知られている技術を使用する。
【0043】実施例 実質的に同じ望ましい特性を有し、かつたとえあるとし
てもダイラタンシーを徹底的に減少させたラテックスを
製造するための本発明の乳化重合法の能力を、次の実施
例に示した。本発明(本発明は特許請求の範囲によって
定義されている)を例証することを意図しているが、し
かし本発明を限定するものではない実施例1は、本発明
の方法による木材用接着剤ラテックスの合成を示してい
る。実施例1において製造したラテックスは、秀れた接
着剤の性質および無ダイラタンシーを示している。比較
例である実施例2は、秀れた接着剤の特性は有するが、
しかし許容できないダイラタンシーを有する木材用接着
剤ラテックスの合成を示している。実施例1の乳化重合
プロセスと実施例2の乳化重合プロセスとの間の唯一の
実質的な違いは、実施例1においてプロピレングリコー
ルを使用していることである。
【0044】実施例1 A.木材用接着剤ラテックスの合成 セロサイズQP09(Collosize QP09)
商標のヒドロキシエチルセルロース〔約13.5g;ユ
ニオン カーバイド(Union Carbide)よ
り市販されている〕を水約123gに溶解させて、ヒド
ロキシエチルセルロース溶液を造った。エアボール20
5(Airvol 205)商標のポリビニルアルコー
ル〔約9.6g;エアー プロダクツ(Air Pro
ducts)より市販されている〕を蒸溜水約86gに
溶解させて、ポリビニルアルコール溶液を造った。水
(約165g)、前記ポリビニルアルコール溶液(約8
7g)、トリトン X 405(Triton X 4
05)商標のノニオン系界面活性剤〔約3.8g;約1
00%活性;ユニオン カーバイド(Union Ca
rbide)より市販されている〕、メタクリル酸(約
3.9g)、N−メチロールアクリルアミド溶液(約5
6.1g;約48%活性)、エアロソル OT75(A
erosol OT 75)商標のアニオン系界面活性
剤〔約0.5g;約75%活性;アメリカン シアナミ
ド(American Cyanamide)より市販
されている〕、および酢酸ビニル(約612g)を混合
して、プレエマルションを造った。次いで、水(約10
0g)および過硫酸アンモニウム(約4g)を混合し
て、開始剤溶液を造り、そして水(約9.1g)および
ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム(約0.5
g)を混合して活性剤溶液を造ったが、しかしホルムア
ルデヒドスルホキシル酸ナトリウムは、反応の直前に活
性剤溶液を造るために加えた。
【0045】水(約113g)、前記ヒドロキシエチル
セルロース溶液(約124g)、酢酸ナトリウム(約
2.5g) 、ホームアスター VF(Foamaste
r VF)商標の消泡剤〔約0.93g;ヘンケル(H
enkel)より市販されている〕、およびプロピレン
グリコール(約10g)を、反応器に仕込んだ。
【0046】次いで、反応器を窒素でパージし、加熱
し、そしてプレエマルション約46gを仕込んだ。反応
器が約150°Fに達したときに、過硫酸アンモニウム
約0.45gを水約4mlに溶かした液、および前記活
性剤溶液を、反応器に加えた。反応器内の温度が安定水
準状態に達したときに、反応器を更に加熱した。反応器
の温度が約170°Fに達したときに、前記開始剤の供
給を、約1.2ml/15分の速度で始めた。反応器の
温度が約180°Fに達したときに、プレエマルション
供給物の遅らせた添加を、約10ml/15分の速度で
始めた。プレエマルションの遅らせた供給を始めた後約
1時間して、プレエマルションの供給速度を約24ml
/15分に増加し、そして開始剤溶液の供給速度を約2
ml/15分に増加した。プレエマルションの供給開始
から約2時間後に、プレエマルションの供給速度を約5
0ml/15分に更に増加させた。プレエマルションの
遅らせた供給の全時間の間、反応器内の温度を約180
°Fに維持した。
【0047】遅らせた添加供給の完了後、反応器内の温
度を約90°Fに上げ、その温度を約30分間維持し
た。次いで、反応器を冷却し、そして前記活性剤溶液4
mlを反応器に加えた。反応器内の温度が約100°F
以下に下がった時に、ラテックス木材用接着剤を反応器
から除いた。
【0048】B.ラテックス接着剤の評価 ラテックス木材用接着剤のダイラタンシー、はけ塗り適
性(brushability)、および接着強度を試
験し、そしてそれらの結果を次の第2表に示した:
【表2】 第2表 ダイラタンシーb 接着強度d プロピレン 0−低い→実施例No. グリコールa 10−高い はけ塗り適性c 繊維の裂け(%) 1 0.04 0 優秀 100 2 0 10 貧弱 100
【0049】(注)a.ポリプロピレングリコールの濃
度は、乳化重合プロセスに使用した重合体、共重合体、
および共重合性単量体の全乾燥重量の100部あたりの
当量に関している。 b.ダイラタンシーは、親指と人さし指との間のラテッ
クスをこすることによって試験した。 c.はけ塗り適性は、ラテックスを、6インチ×6イン
チ×3/16インチのカンバ材パネル(birch p
anel)に、1インチのはけ(brush)を用いて
塗布することにより試験した。ラテックスの塗布におい
て、はけの引きずり(brush drag)を経験し
ないときは、はけ塗り適性は秀れていると評価した。ラ
テックスの塗布において、極端にはけの引きずりを経験
したときは、はけ塗り適性は貧弱であると評価した。 d.接着強度は、アメリカン プレイウッド アソシエ
イション テストプロセデュア PS 5171(Am
erican PlywoodAssociation
test procedure PS 5171)を
使用して試験した。
【0050】実施例2(比較例) 1つの基本的な変更を行って実施例1の合成手順を使用
して他のラテックス木材用接着剤を造った。唯一の有意
な変更は、合成においてプロピレングリコールを使用し
ないことであった。得られた木材用接着剤ラテックスの
ダイラタンシー、はけ塗り適性、および接着強度を評価
し、そしてそれらの結果を前記の第2表に示した。
【0051】この第2表に見られるように、実施例1の
乳化重合プロセスにおいては、乳化重合プロセスにおい
て使用した重合体、共重合体、および共重合性単量体の
全乾燥重量の約100部あたり約0.04当量のプロピ
レングリコールを使用することにより、ラテックスの秀
れた木材用接着剤の特性を維持しながら、ダイラタンシ
ーを除いた。
【0052】本発明については、ある種の好ましい態様
に関して詳細な記述をなしたが、その他の態様も可能で
ある。それ故、特許請求の範囲に記載された精神および
範囲は、本明細書の中に含まれている好ましい態様の記
述に限定される必要はない。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)少なくとも1種の水溶性重合体、
    および(b)ヒドロキシル、アミン、チオール、および
    それらの混合物から成る群から選ばれた少なくとも1部
    分を有する少なくとも1種の非重合性化合物の存在にお
    いて、酢酸ビニル、アクリル酸のエステル、メタクリル
    酸のエステル、オレフィン性カルボン酸、およびそれら
    の混合物から成る群から選ばれた少なくとも1種の単量
    体を乳化重合することから成る、ラテックス製造用の乳
    化重合法であって、かつこの方法に使用される非重合性
    化合物の全量が、この乳化重合法に使用される重合体、
    共重合体、および共重合性単量体の全乾燥重量の100
    部あたり少なくとも約0.01当量である、前記ラテッ
    クス製造用の乳化重合法。
  2. 【請求項2】 乳化重合法に使用される非重合性化合物
    の全量が、この方法に使用される重合体、共重合体、お
    よび共重合性単量体の全乾燥重量の100部あたり約
    0.01〜約0.1当量である、請求項1に記載の乳化
    重合法。
  3. 【請求項3】 乳化重合法に使用される非重合性化合物
    の全量が、この方法に使用される重合体、共重合体、お
    よび共重合性単量体の全乾燥重量の100部あたり約
    0.02〜約0.08当量である、請求項1に記載の乳
    化重合法。
  4. 【請求項4】 乳化重合法に使用される非重合性化合物
    の全量が、この方法に使用される重合体、共重合体、お
    よび共重合性単量体の全乾燥重量の100部あたり約
    0.03〜約0.05当量である、請求項1に記載の乳
    化重合法。
  5. 【請求項5】 単量体が、アクリル酸、アクリル酸イソ
    ボルニル、メタクリル酸イソボルニル、アクリル酸イソ
    ブチル、メタクリル酸イソブチル、アクリル酸n−ブチ
    ル、メタクリル酸n−ブチル、アクリル酸tert−ブ
    チル、メタクリル酸tert−ブチル、メタクリル酸t
    ert−ブチルアミノエチル、アクリル酸シクロヘキシ
    ル、メタクリル酸イソデシル、メタクリル酸ジメチルア
    ミノエチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸2−エト
    キシエチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、
    アクリル酸2−エチルヘキシル、フマル酸、アクリル酸
    2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシエ
    チル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、メタクリル
    酸2−ヒドロキシプロピル、イタコン酸、メタクリル酸
    ラウリル、マレイン酸、メタクリル酸、アクリル酸メチ
    ル、メタクリル酸メチル、アクリル酸n−オクチル、メ
    タクリル酸n−オクチル、アクリル酸フェネチル、アク
    リル酸フェニル、アクリル酸イソプロピル、メタクリル
    酸イソプロピル、アクリル酸n−テトラデシル、メタク
    リル酸トリデシル、酢酸ビニル、およびそれらの混合物
    から成る群から選ばれる、請求項1に記載の乳化重合
    法。
  6. 【請求項6】 単量体が、メタクリル酸、酢酸ビニル、
    およびそれらの混合物から成る群から選ばれる、請求項
    1に記載の乳化重合法。
  7. 【請求項7】 乳化重合法に使用される水溶性重合体の
    量が、約25℃の温度において、生成したラテックス中
    に存在する水の量に等しい水の容量に溶解可能である、
    請求項1に記載の乳化重合法。
  8. 【請求項8】 水溶性重合体が、ポリビニルアルコー
    ル、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリ
    アクリロニトリル、ポリアクリル酸、デンプン、キサン
    トムガム、ヒドロキシアルキルセルロース、ポリエチレ
    ンオキサイド、および酢酸ビニル、ビニルアルコール、
    ビニルピロリドン、アクリルアミド、アクリロニトリ
    ル、アクリル酸、メタクリル酸、スチレン、アクリル酸
    のエステル、メタクリル酸のエステル、およびそれらの
    混合物から成る群から選ばれた少なくとも2種の部分を
    含有する共重合体から成る群から選ばれる、請求項1に
    記載の乳化重合法。
  9. 【請求項9】 非重合性化合物が、アルコール類、アミ
    ン類、チオール類、およびそれらの混合物から成る群か
    ら選ばれる、請求項1に記載の乳化重合法。
  10. 【請求項10】 非重合性化合物が、一価アルコール、
    二価アルコール、ポリオール、モノアミン、ポリアミ
    ン、およびそれらの混合物から成る群から選ばれる、請
    求項1に記載の乳化重合法。
  11. 【請求項11】 非重合性化合物が、少なくとも1種の
    二価アルコールである、請求項1に記載の乳化重合法。
  12. 【請求項12】 単量体が、アクリル酸、アクリル酸イ
    ソボルニル、メタクリル酸イソボルニル、アクリル酸イ
    ソブチル、メタクリル酸イソブチル、アクリル酸n−ブ
    チル、メタクリル酸n−ブチル、アクリル酸tert−
    ブチル、メタクリル酸tert−ブチル、メタクリル酸
    tert−ブチルアミノエチル、アクリル酸シクロヘキ
    シル、メタクリル酸イソデシル、メタクリル酸ジメチル
    アミノエチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸2−エ
    トキシエチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチ
    ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、フマル酸、アクリ
    ル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキ
    シエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、メタク
    リル酸2−ヒドロキシプロピル、イタコン酸、メタクリ
    ル酸ラウリル、マレイン酸、メタクリル酸、アクリル酸
    メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸n−オクチ
    ル、メタクリル酸n−オクチル、アクリル酸フェネチ
    ル、アクリル酸フェニル、アクリル酸イソプロピル、メ
    タクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−テトラデシ
    ル、メタクリル酸トリデシル、酢酸ビニル、およびそれ
    らの混合物から成る群から選ばれ;水溶性重合体が、ポ
    リビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアク
    リルアミド、ポリアクリロニトリル、ポリアクリル酸、
    殿粉、キサントムガム、ヒドロキシアルキルセルロー
    ス、ポリエチレンオキサイド、および酢酸ビニル、ビニ
    ルアルコール、ビニルピロリドン、アクリルアミド、ア
    クリロニトリル、アクリル酸、メタクリル酸、スチレ
    ン、アクリル酸のエステル、メタクリル酸のエステル、
    およびそれらの混合物から成る群から選ばれた少なくと
    も2種の部分を含有する共重合体から成る群から選ば
    れ;そして非重合性化合物が、アルコール類、アミン
    類、チオール類、およびそれらの混合物から成る群から
    選ばれる、請求項1に記載の乳化重合法。
  13. 【請求項13】 単量体が、メタクリル酸、酢酸ビニ
    ル、およびそれらの混合物から成る群から選ばれ;水溶
    性重合体が、ポリビニルアルコール、ヒドロキシアルキ
    ルセルロース、およびそれらの混合物から成る群から選
    ばれ;および非重合性化合物が、アルコール類、アミン
    類、およびそれらの混合物から成る群から選ばれる、請
    求項1に記載の乳化重合法。
  14. 【請求項14】 単量体が、メタクリル酸、酢酸ビニ
    ル、およびそれらの混合物から成る群から選ばれ;水溶
    性重合体が、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチル
    セルロース、およびそれらの混合物から成る群から選ば
    れ;および非重合性化合物が、少なくとも1種の二価ア
    ルコールである、請求項1に記載の乳化重合法。
  15. 【請求項15】 (a)酢酸ビニル、アクリル酸のエス
    テル、メタクリル酸のエステル、オレフィン性カルボン
    酸、およびそれらの混合物から成る群から選ばれた少な
    くとも1種の単量体、(b)少なくとも1種の水溶性重
    合体、(c)ヒドロキシル、アミン、チオール、および
    それらの混合物から成る群から選ばれた少なくとも1部
    分を有する少なくとも1種の非重合性化合物、から成る
    乳化重合反応媒質であって、かつこの反応媒質に存在す
    る非重合性化合物の全量が、この反応媒質に加えられた
    重合体、共重合体、および共重合性単量体の全乾燥重量
    の100部あたり少なくとも約0.01当量である、前
    記乳化重合反応媒質。
  16. 【請求項16】 請求項1に記載された方法によって製
    造したラテックス。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載のラテックスおよび
    少なくとも1種の追加成分から成る、表面被覆用組成
    物。
  18. 【請求項18】 少なくとも1種の水溶性重合体の存在
    において、酢酸ビニル、アクリル酸のエステル、メタク
    リル酸のエステル、オレフィン性カルボン酸、およびそ
    れらの混合物から成る群から選ばれた少なくとも1種の
    単量体を乳化重合することからなるラテックス製造用の
    乳化重合法であって、かつ水溶性重合体および前記ラテ
    ックスのダイラタンシーを減少させるのに充分な量の、
    ヒドロキシル、アミン、チオール、およびそれらの混合
    物から成る群から選ばれた少なくとも1部分を有する非
    重合性化合物の存在において、前記単量体を乳化重合す
    ることから成る、改良乳化重合法。
  19. 【請求項19】 乳化重合法に使用される非重合性化合
    物の全量が、この方法に使用される重合体、共重合体、
    および共重合性単量体の全乾燥重量の100部あたり少
    なくとも約0.01当量である、請求項18に記載の乳
    化重合法。
  20. 【請求項20】 請求項1に記載の方法によって製造さ
    れたラテックスで被覆された基体の表面の少なくとも1
    部分を有する基体から成る、物品。
  21. 【請求項21】 対基体表面が、請求項1に記載の方法
    によって製造されたラテックスによって共に結合されて
    いる複数の基体から成る、物品。
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