JPH0523005Y2 - - Google Patents

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JPH0523005Y2
JPH0523005Y2 JP1988081619U JP8161988U JPH0523005Y2 JP H0523005 Y2 JPH0523005 Y2 JP H0523005Y2 JP 1988081619 U JP1988081619 U JP 1988081619U JP 8161988 U JP8161988 U JP 8161988U JP H0523005 Y2 JPH0523005 Y2 JP H0523005Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電話機用音量調整装置に関し、特
に、ボタン電話装置のボタン電話機等のように、
スピーカ及び受話器を備えた電話機において、ス
ピーカ及び受話器の音量を調整する装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、この種の電話機用音量調整装置は、スピ
ーカと受話器にそれぞれ別々にボリユーム調整器
が設けられている。すなわち、スピーカにはスピ
ーカ用ボリユーム調整器が、受話器には受話器用
ボリユーム調整器が設けられている。スピーカの
音量はスピーカ用ボリユーム調整器で調整され、
受話器の音量は受話器用ボリユーム調整器で調整
される。
〔考案が解決しようとする課題〕
一般に、ボタン電話装置のボタン電話機等の電
話機を使用する際、使用者は、スピーカと受話器
のどちらか一方で受話をする。すなわち、スピー
カと受話器の両方が同時に使用されることは無
い。
一方、従来のように、スピーカ及び受話器の音
量を、それぞれ、スピーカ用ボリユーム調整器及
び受話器用ボリユーム調整器で調整するようにし
たのでは、次に述べるような欠点がある。例え
ば、使用者がスピーカを使用中に、その音量を調
整しようとして、使用者が誤つて受話器用ボリユ
ーム調整器を操作するということがある。
上述したように、ボタン電話装置のボタン電話
機のように、スピーカと受話器を備えた電話機で
は、スピーカと受話器の両方が同時に使用される
ことは無いので、必ずしも、それぞれ専用のボリ
ユーム調整器を設ける必要性はない。従つて、本
考案者らは、スピーカと受話器の音量調整を、従
来には存在しない1つの音量調整装置で調整する
ようにしてもなんらさしつかえなく、却つて、そ
の方が便利で従来のような誤操作を防止でき、操
作性も向上すると考えた。
従つて、本考案の目的は、操作性を向上させた
電話機用音量調整装置を提供することにある。
本考案の他の目的は、スピーカ及び受話器の音
量を同一の設定手段で調整することができる、上
述した型の電話機用音量調整装置を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案による電話機用音量調整装置は、電話機
に設けられたスピーカ及び受話器の音量を調整す
る装置において、前記スピーカの信号入力端子に
接続され、入力信号を増幅して該スピーカへ供給
すると共に、利得が可能な第1の可変利得増幅手
段と、前記受話器の信号入力端子に接続され、前
記入力信号を増幅して該受話器へ供給すると共
に、利得が可変な第2の可変利得増幅手段と、前
記利得を設定するための設定手段と、前記第1及
び第2の可変利得増幅手段のどちらか一方を選択
するための選択手段と、該選択手段、前記第1及
び第2の可変利得増幅手段、及び前記設定手段に
結合され、前記選択手段により選択された前記第
1及び第2の可変利得増幅手段のどちらか一方を
前記設定手段により設定された利得で駆動する制
御手段とを有することを特徴とする。
〔作用〕
第1の可変利得増幅手段が選択手段で選択され
たとき、制御手段は、設定手段で設定された利得
で、入力信号を増幅するように第1の可変利得増
幅手段を駆動し、第1の可変利得増幅手段で増幅
された信号がスピーカへ供給される。逆に、第2
の可変利得増幅手段が選択手段で選択されたと
き、制御手段は、設定手段で設定された利得で、
入力信号を増幅するように第2の可変利得増幅手
段を駆動し、第2の可変利得増幅手段で増幅され
た信号が受話器へ供給される。従つて、設定手段
で第1及び第2の可変利得増幅手段の利得を設定
できるので、スピーカ及び受話器の音量を同一の
設定手段で調整することができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について図面を参照して
説明する。
第1図を参照すると、本考案の一実施例による
電話機用音量調整装置は、ボタン電話装置のボタ
ン電話機のように、スピーカ10とハンドセツト
の受話器12を備えた電話機に設けられる。本実
施例による電話機用音量調整装置は、スピーカ1
0及び受話器12の音量を調整するためのもので
ある。
電話機用音量調整装置は、スピーカ10の信号
入力端子に接続された第1の可変利得増幅回路1
6と、受話器12の信号入力端子に接続された第
2の可変利得増幅回路17とを有する。第1の可
変利得増幅回路16は、信号/音声源20からの
入力信号を増幅して、その増幅された信号をスピ
ーカ10へ供給するためのものであるが、その利
得は可変であり、後述する制御手段であるマイク
ロコンピユータ(CPU)30により制御される。
第2の可変利得増幅回路17は、第1の可変利得
増幅回路16と同様に、信号/音声源20からの
入力信号を増幅して、その増幅された信号を受話
器12へ供給するためのもので、マイクロコンピ
ユータ30の制御の下でその利得は変えられる。
本実施例の第1の可変利得増幅回路16は、第
0乃至第Mの増幅器(AS0,AS1,…,及びASM
40−0,40−1,…,及び40−Mと、第0
乃至第Mの増幅器40−0〜40−Mの出力にそ
れぞれ接続された第0乃至第Mの電子スイツチ4
1−0,41−1,…,及び41−Mを有する。
即ち、第0乃至第Mの増幅器40−0〜40−M
と第0乃至第Mの電子スイツチ41−0〜41−
Mとは、それぞれ直列に接続され、(M+1)個
の直列に接続された増幅器と電子スイツチのペア
は、第1図に示される如く、互いに並列に接続さ
れている。第0乃至第Mの増幅器40−0〜40
−Mの入力は、共通に信号/音声源20に接続さ
れている。また、電子スイツチ41−0〜41−
Mの出力は、共通にスピーカ10の信号入力端子
に接続されている。第0乃至第Mの増幅器40−
0〜40−Mの利得は、互いに異なつており、第
0の増幅器40−0から第Mの増幅器40−Mへ
段階的に変化している。詳細に言えば、第0乃至
第Mの増幅器40−0〜40−Mの利得をGS0
GS1,…,及びGSMで表すとすると、GS0<GS1<…
<GSMのように選択される。また、第0乃至第M
の電子スイツチ41−0〜41−Mのオン・オフは、
後で詳細に述べるように、マイクロコンピユータ
30によつて制御される。従つて、例えば、マイ
クロコンピユータ30の制御によつて、第0の電
子スイツチ41−0のみがオンで、他の電子スイ
ツチ、即ち、第1乃至第Mの電子スイツチ41−
1〜41−Mがオフとされたときには、信号/音
声源20からの入力信号は、利得GS0を持つ第0
の増幅器40−0で増幅され、この第0の増幅器
40−0で増幅された信号がスピーカ10へ供給
される。
第2の可変利得増幅回路17も、第1の可変利
得増幅回路16と同様に、第0乃至第Mの増幅器
(AH0,AH1,…,及びAHM)42−0,42−1,
…,及び42−Mと、第0乃至第Mの増幅器42
−0〜42−Mの出力にそれぞれ接続された第0
乃至第Mの電子スイツチ43−0,43−1,
…,及び43−Mを有する。これら第0乃至第M
の増幅器42−0〜42−Mと第0乃至第Mの電
子スイツチ43−0〜43−Mの接続関係及び動
作は、第1の可変利得増幅回路16のものと同様
なので、これらの説明については省略する。但
し、第0乃至第Mの増幅器42−0〜42−Mの
利得をGH0,GH1,…,及びGHMで表すとすると、
前述と同様に、GH0<GH1<…<GHMのように選択
される。
マイクロコンピユータ30には、第1及び第2
の可変利得増幅回路16及び17の利得を設定す
るため、換言すると、スピーカ10及び受話器1
2の音量を調整する(切替える)ための設定器5
0が接続されている、設定器50は、ボタン電話
機の操作パネル部に設けらている。本実施例の設
定器50は、スピーカ10及び受話器12の音量
を大きくする(上げる)ための音量上昇用押しボ
タンスイツチ(VRup)51と、音量を小さくす
る(下げる)ための音量下降用押しボタンスイツ
チ(VRdown)52とから成る。後で詳細に述
べるように、音量上昇用押しボタンスイツチ51
を押す(キーインする)毎に音量が段階的に大き
くなり、逆に、音量下降用押しボタンスイツチ5
2を押す毎に音量が段階的に小さくなる。これら
押しボタンスイツチ51及び52の各々は、押さ
れる毎に、論理“1”レベルのパルスをマイクロ
コンピユータ30へ送出する。
また、マイクロコンピユータ30には、第1及
び第2の可変利得増幅回路16及び17(スピー
カ10及び受話器12)のうちどちらか一方を選
択するための選択スイツチ、即ち、スピーカ/受
話器切替スイツチ(SPK/)54が接続され
ている。スピーカ/受話器切替スイツチ54は、
論理“1”レベルと論理“0”レベルの信号のう
ちどちらか一方をマイクロコンピユータ30へ送
出する。マイクロコンピユータ30は、スピー
カ/受話器切替スイツチ54から論理“1”レベ
ルの信号を受けると、第1の可変利得増幅回路1
6(スピーカ10)を選択し、論理“0”レベル
の信号を受けると、第2の可変利得増幅回路17
(受話器12)を選択する。従つて、スピーカ/
受話器切替スイツチ54が論理“1”レベルの信
号を出力したとき、スピーカ10が選択され、論
理“0”レベルの信号を出力したとき、受話器1
2が選択される。
さらに、マイクロコンピユータ30には、スピ
ーカ10及び受話器12を使用状態にするか待機
状態にするかを切替えるためのオン・オフスイツ
チ(ON/)56が接続されている。オン・
オフスイツチ56は、オン状態のとき、論理
“1”レベルの信号をマイクロコンピユータ30
へ送出し、オフ状態のとき、論理“0”レベルの
信号をマイクロコンピユータ30へ送出する。マ
イクロコンピユータ30は、オン・オフスイツチ
56から、論理“1”レベルの信号を受けたと
き、スピーカ10及び受話器12を使用状態に
し、論理“0”レベルの信号を受けたとき、スピ
ーカ10及び受話器12を待機状態にする。従つ
て、オン・オフスイツチ56がオン状態のとき、
スピーカ10及び受話器12が使用状態にされ、
オフ状態のとき、スピーカ10及び受話器12が
待機状態にされる。
マイクロコンピユータ30は、後で第2図のフ
ローチヤートを用いて詳細に説明するように、ス
ピーカ/受話器切替スイツチ54により選択され
た第1及び第2の可変利得増幅回路16及び17
(スピーカ10及び受話器12)のどちらか一方
を設定器50により設定された利得で駆動するも
のである。マイクロコンピユータ30は、2つの
(M+1)ビツトのシフトレジスタ(図示せず)
(または、アツプダウンカウンタ)を有する。2
つのシフトレジスタのうち、一方は、スピーカ用
シフトレジスタ(SPKシフトレジスタ)と呼ば
れ、他方は受話器用シフトレジスタ(HSシフト
レジスタ)と呼ばれる。これらシフトレジスタの
各々は、(M+1)ビツトのうちの1ビツトのみ
が論理“1”レベルで、残りのMビツトは論理
“0”レベルである。各シフトレジスタは、音量
上昇用押しボタンスイツチ51から論理“1”レ
ベルのパルスを受ける毎に、左側へ、即ち、最上
位桁(MSB)2M側へシフトする。但し、シフト
レジスタの最上位桁2Mが論理“1”レベルのとき
は、音量上昇用押しボタンスイツチ51から論理
“1”レベルのパルスを受けてもシフトせず、シ
フトレジスタの最上位桁2Mは論理“1”レベルに
保持される。逆に、各シフトレジスタは、音量下
降用押しボタンスイツチ52から論理“1”レベ
ルのパルスを受ける毎に、右側へ、即ち、最下位
桁(LSB)2O側へシフトする。但し、シフトレジ
スタの最下位桁2Oが論理“1”レベルのときは、
音量下降用押しボタンスイツチ52から論理
“1”レベルのパルスを受けてもシフトせず、シ
フトレジスタの最下位桁2Oが論理“1”レベルに
保持される。
オン・オフスイツチ56がオン状態(論理
“1”レベル)、即ち、スピーカ10及び受話器1
2が使用状態にされ、かつ、スピーカ/受話器切
替スイツチ54によつてスピーカ10が選択され
た(スピーカ/受話器切替スイツチ54が論理
“1”レベルの信号を出力した)とき、スピーカ
用シフトレジスタの内容は、(M+1)ビツトの
スピーカ音量制御信号として、スピーカ用出力バ
ツフア(SPK用出力バツフア)31を介して、
第1の可変利得増幅回路16の第0乃至第Mの電
子スイツチ41−0〜41−Mの制御端子へ供給
される。第0乃至第Mの電子スイツチ41−0〜
41−Mの各々は、その制御端子へ供給されるス
ピーカ音量制御信号のビツトが論理“1”レベル
のとき、オン状態となり、それに接続されている
増幅器で増幅された信号をスピーカ10へ供給す
る。逆に、制御端子へ供給されるスピーカ音量制
御信号のビツトが論理“0”レベルのとき、第0
乃至第Mの電子スイツチ41−0〜41Mの各々
は、オフ状態となり、それに接続されている増幅
器で増幅された信号のスピーカ10への供給を遮
断する。
従つて、例えば、スピーカ用シフトレジスタの
最下位桁2Oのみが論理“1”レベルであるなら、
スピーカ音量制御信号の最下位桁2Oのみが論理
“1”レベルとなるので、第0の電子スイツチ4
1−0のみがオン状態となり、信号/音声源20
からの入力信号は、利得GS0を持つ第0の増幅器
40−0で増幅されてスピーカ10へ供給され
る。
一方、オン・オフスイツチ56がオン状態(論
理“1”レベル)、即ち、スピーカ10及び受話
器12が使用状態にされ、かつ、スピーカ/受話
器切替スイツチ54によつて受話器12が選択さ
れた(スピーカ/受話器切替スイツチ54が論理
“0”レベルの信号を出力した)とき、受話器用
シフトレジスタの内容は、(M+1)ビツトの受
話器音量制御信号として、受話器用出力バツフア
(HS用出力バツフア)32を介して、第2の可変
利得増幅回路17の第0乃至第Mの電子スイツチ
43−0〜43−Mの制御端子へ供給される。第
0乃至第Mの電子スイツチ43−0〜43−Mの
各々は、その制御端子へ供給されるスピーカ音量
制御信号のビツトが論理“1”レベルのとき、オ
ン状態となり、それに接続されている増幅器で増
幅された信号を受話器12へ供給する。逆に、制
御端子へ供給される受話器音量制御信号のビツト
が論理“0”レベルのとき、第0乃至第Mの電子
スイツチ43−0〜43−Mの各々は、オフ状態
となり、それに接続されている増幅器で増幅され
た信号の受話器12への供給を遮断する。
従つて、例えば、受話器用シフトレジスタの最
上位桁2Mのみが論理“1”レベルであるなら、ス
ピーカ音量制御信号の最上位桁2Mのみが論理
“1”レベルとなるので、第Mの電子スイツチ4
3−Mのみがオン状態となり、信号/音声源20
からの入力信号は、利得GHMを持つ第Mの増幅器
42−Mで増幅されて受話器12へ供給される。
第2図には、第1図に示されたマイクロコンピ
ユータ30の動作を説明するためのフローチヤー
トが示されている。
次に、第1図及び第2図を参照して、マイクロ
コンピユータ30の動作について説明する。
先ず、マイクロコンピユータ30は、オン・オ
フスイツチ56の状態を判定する(ステツプ
100)。オン・オフスイツチ56の状態がオフ状
態、即ち、オン・オフスイツチ56から論理
“0”レベルの信号を受けているなら(ステツプ
100のYES)、マイクロコンピユータ30は、待
機状態であると判定し、第1及び第2の可変利得
増幅回路16及び17へは、スピーカ及び受話器
音量制御信号を送出しない(ステツプ101)。換言
すると、マイクロコンピユータ30は、全てのビ
ツトが論理“0”レベルのスピーカ及び受話器音
量制御信号を第1及び第2の可変利得増幅回路1
6及び17へ送出する。従つて、スピーカ10及
び受話器12からは音声等の音が発生されない。
一方、オン・オフスイツチ56の状態がオン状
態、即ち、オン・オフスイツチ56から論理
“1”レベルの信号を受けているなら(ステツプ
100のNO)、マイクロコンピユータ30は、使用
状態であると判定し、スピーカ/受話器切替スイ
ツチ54の状態を判定する(ステツプ102)。スピ
ーカ/受話器切替スイツチ54の状態がスピーカ
10(第1の可変利得増幅回路16)を選択、即
ち、スピーカ/受話器切替スイツチ54から論理
“1”レベルの信号を受けているなら(ステツプ
102のYES)、マイクロコンピユータ30は、ス
ピーカ受話状態であると判定し、以下に説明する
ステツプ103S〜109Sに従つて、設定器50の状
態を判定してスピーカ10の音量を調整する。
先ず、マイクロコンピユータ30は、設定器5
0の音量上昇用押しボタンスイツチ51の状態を
チエツクする(ステツプ103S)。音量上昇用押し
ボタンスイツチ51が押されている、換言する
と、音量上昇用押しボタンスイツチ51から論理
“1”レベルのパルスを受けたなら(ステツプ
103SのYES)、マイクロコンピユータ30は、ス
ピーカ用シフトレジスタの状態を判定する(ステ
ツプ104S)。スピーカ用シフトレジスタの最上位
桁(MSB)2Mが論理“1”レベルなら(ステツ
プ104SのYES)、マイクロコンピユータ30は、
スピーカ用シフトレジスタをシフトすることな
く、その内容をスピーカ用出力バツフア31を介
して、第1の可変利得増幅回路16の第0乃至第
Mの電子スイツチ41−0〜41−Mの制御端子
へ、スピーカ音量制御信号として供給する。尚、
このとき、マイクロコンピユータ30は、第2の
可変利得増幅回路17へ、全てのビツトが論理
“0”レベルの受話器音量制御信号を供給してい
る(ステツプ105S)。従つて、この場合、スピー
カ用シフトレジスタの最上位桁2Mのみが論理
“1”レベルであるので、スピーカ音量制御信号
の最上位桁2Mのみが論理“1”レベルとなり、第
Mの電子スイツチ41−Mのみがオン状態とな
り、信号/音声源20からの入力信号は、利得
GSMを持つ第Mの増幅器40−Mで増幅されてス
ピーカ10へ供給される。
一方、スピーカ用シフトレジスタの最上位桁2M
が論理“1”レベルでない、即ち、最上位桁2M
外の、例えば、第iビツト21(但し、M>i≧0)
のみが論理“1”レベルであるなら(ステツプ
104SのNO)、マイクロコンピユータ30は、ス
ピーカ用シフトレジスタを左側、即ち、最上位桁
2M側へ1つシフトし(ステツプ106S)て、スピ
ーカ用シフトレジスタの第(i+1)ビツト2i+1
のみを論理“1”レベルとした後、スピーカ用シ
フトレジスタの内容がスピーカ用出力バツフア3
1を介して、第1の可変利得増幅回路16の第0
乃至第Mの電子スイツチ41−0〜41−Mの制
御端子へ、スピーカ音量制御信号として供給す
る。尚、このときも、マイクロコンピユータ30
は、第2の可変利得増幅回路17へ、全てのビツ
トが論理“0”レベルの受話器音量制御信号を供
給している(ステツプ105S)。従つて、この場
合、スピーカ用シフトレジスタの第(i+1)ビ
ツト2i+1のみが論理“1”レベルであるので、ス
ピーカ音量制御信号の第(i+1)ビツト2i+1
みが論理“1”レベルとなり、第(i+1)の電
子スイツチ41−(i+1)のみがオン状態とな
り、信号/音声源20からの入力信号は、利得
GS(i+1)を持つ第(i+1)の増幅器40−(i+
1)で増幅されてスピーカ10へ供給される。
以上のことから、音量上昇用押しボタンスイツ
チ51が押される毎に、スピーカ10の音量が段
階的に大きくなるが、第1の可変利得増幅回路1
6の利得が既にその最大値GSMに設定されている
なら、音量上昇用押しボタンスイツチ51を押し
ても、それ以上スピーカ10の音量が大きくなら
ないことがわかる。
音量上昇用押しボタンスイツチ51から論理
“1”レベルのパルスを受けないなら(ステツプ
103SのNO)、マイクロコンピユータ30は、設
定器50の音量下降用押しボタンスイツチ52の
状態をチエツクする(ステツプ107S)。音量下降
用押しボタンスイツチ52が押されている、換言
すると、音量下降用押しボタンスイツチ52から
論理“1”レベルのパルスを受けたなら(ステツ
プ107SのYES)、マイクロコンピユータ30は、
スピーカ用シフトレジスタの状態を判定する(ス
テツプ108S)。スピーカ用シフトレジスタの最下
位桁(LSB)2Oが論理“1”レベルなら(ステツ
プ108SのYES)、マイクロコンピユータ30は、
スピーカ用シフトレジスタをシフトすることな
く、その内容をスピーカ用出力バツフア31を介
して、第1の可変利得増幅回路16の第0乃至第
Mの電子スイツチ41−0〜41−Mの制御端子
へ、スピーカ音量制御信号として供給する。尚、
このとき、マイクロコンピユータ30は、第2の
可変利得増幅回路17へ、全てのビツトが論理
“0”レベルの受話器音量制御信号を供給してい
る(ステツプ105S)。従つて、この場合、スピー
カ用シフトレジスタの最下位桁2Oのみが論理
“1”レベルであるので、スピーカ音量制御信号
の最下位桁2Oのみが論理“1”レベルとなり、第
0の電子スイツチ41−0のみがオン状態とな
り、信号/音声源20からの入力信号は、利得
GSOを持つ第0の増幅器40−0で増幅されてス
ピーカ10へ供給される。
一方、スピーカ用シフトレジスタの最下位桁2O
が論理“1”レベルでない、即ち、最下位桁2O
外の、例えば、第jビツト2j(但し、M≧J>0)
のみが論理“1”レベルであるなら(ステツプ
108SのNO)、マイクロコンピユータ30は、ス
ピーカ用シフトレジスタを右側、即ち、最下位桁
2O側へ1つシフトし(ステツプ109S)て、スピー
カ用シフトレジスタの第(j−1)ビツト2j-1
みを論理“1”レベルとした後、スピーカ用シフ
トレジスタの内容がスピーカ用出力バツフア31
を介して、第1の可変利得増幅回路16の第0乃
至第Mの電子スイツチ41−0〜41−Mの制御
端子へ、スピーカ音量制御信号として供給する。
尚、このときも、マイクロコンピユータ30は、
第2の可変利得増幅回路17へ、全てのビツトが
論理“0”レベルの受話器音量制御信号を供給し
ている(ステツプ150S)。従つて、この場合、ス
ピーカ用シフトレジスタの第(j−1)ビツト
2j-1のみが論理“1”レベルであるので、スピー
カ音量制御信号の第(j−1)ビツト2j-1のみが
論理“1”レベルとなり、第(j−1)の電子ス
イツチ41−(j−1)のみがオン状態となり、
信号/音声源20からの入力信号は、利得GS(j-1)
を持つ第(j−1)の増幅器40−(j−1)で
増幅されてスピーカ10へ供給される。
以上のことから、音量下降用押しボタンスイツ
チ52が押される毎に、スピーカ10の音量が段
階的に小さくなるが、第1の可変利得増幅回路1
6の利得が既にその最小値GS0に設定されている
なら、音量下降用押しボタンスイツチ52を押し
ても、それ以上スピーカ10の音量が小さくなら
ないことがわかる。
音量上昇用押しボタンスイツチ51と音量下降
用押しボタンスイツチ52の両方からも論理
“1”レベルのパルスを受けないなら(ステツプ
103SのNO及びステツプ107SのNO)、マイクロ
ンコンピユータ30は、スピーカ用シフトレジス
タをシフトすることなく、そのときのスピーカ用
シフトレジスタの内容(例えば、このとき、スピ
ーカ用シフトレジスタの第kビツト2k(但し、M
≧k≧0)のみが論理“1”レベルであるとす
る)をスピーカ用出力バツフア31を介して、第
1の可変利得増幅回路16の第0乃至第Mの電子
スイツチ41−0〜41−Mの制御端子へ、スピ
ーカ音量制御信号として供給する。尚、このと
き、マイクロコンピユータ30は、第2の可変利
得増幅回路17へ、全てのビツトが論理“0”レ
ベルの受話器音量制御信号を供給している(ステ
ツプ105S)。従つて、この場合、スピーカ用シフ
トレジスタの第kビツト2kのみが論理“1”レベ
ルであるので、スピーカ音量制御信号の第kビツ
ト2kのみが論理“1”レベルとなり、第kの電子
スイツチ41−kのみがオン状態となり、信号/
音声源20からの入力信号は、利得GSkを持つ第
kの増幅器40−kで増幅されてスピーカ10へ
供給される。
従つて、音量上昇用押しボタンスイツチ51と
音量下降用押しボタンスイツチ52の両方が押さ
れないなら、スピーカ10の音量が変化しないこ
とがわかる。
一方、スピーカ/受話器切替スイツチ54の状
態が受話器12(第2の可変利得増幅回路17)
を選択、即ち、スピーカ/受話器切替スイツチ5
4から論理“1”レベルの信号を受けていないな
ら(ステツプ102のNO)、マイクロコンピユータ
30は、受話器受話状態であると判定し、ステツ
プ103H〜109Hに従つて、設定器50の状態を判
定して受話器12の音量を調整する。
ここで、ステツプ103H〜109Hは、上述したス
テツプ103S〜109Sと同様なので、これらの詳細
な説明については省略し、結論だけを簡単に述べ
る。音量上昇用押しボタンスイツチ51が押され
る毎に、受話器12の音量が段階的に大きくなる
が、第2の可変利得増幅回路17の利得が既にそ
の最大値GHMに設定されているなら、音量上昇用
押しボタンスイツチ51を押しても、それ以上受
話器12の音量は大きくならない。また、音量下
降用押しボタンスイツチ52が押される毎に、受
話器12の音量が段階的に小さくなるが、第2の
可変利得増幅回路17の利得が既にその最小値
GHOに設定されているなら、音量下降用押しボタ
ンスイツチ52を押しても、それ以上受話器12
の音量が小さくならない。さらに、音量上昇用押
しボタンスイツチ51と音量下降用押しボタンス
イツチ52の両方が押されないなら、受話器12
の音量が変化しない。
以上の実施例の説明から明らかなように、スピ
ーカ10及び受話器12の音量を同一の設定器5
0によつて調整することが可能となつた。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、選択手
段で選択されたスピーカ用の第1可変利得増幅手
段及び受話器用の第2の可変利得増幅手段のどち
らか一方を、設定手段により設定された利得で駆
動するようにしたので、スピーカ及び受話器の音
量を同一の設定手段で調整することが可能とな
り、従来のような誤操作を防止でき、操作性を向
上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による電話機用音量
調整装置の構成を示すブロツク図、第2図は第1
図のマイクロコンピユータの動作を説明するため
のフローチヤートである。 10……スピーカ、12……受話器、16,1
7……可変利得増幅回路、20……信号/音声
源、30……マイクロコンピユータ(CPU)、5
0……設定器、54……スピーカ/受話器切替ス
イツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 電話機に設けられたスピーカ及び受話器の音量
    を調整する装置において、 前記スピーカの信号入力端子に接続され、入力
    信号を増幅して該スピーカへ供給すると共に、利
    得が可変な第1の可変利得増幅手段と、 前記受話器の信号入力端子に接続され、前記入
    力信号を増幅して該受話器へ供給すると共に、利
    得が可変な第2の可変利得増幅手段と、 前記利得を設定するための設定手段と、 前記第1及び第2の可変利得増幅手段のどちら
    か一方を選択するための選択手段と、 該選択手段、前記第1及び第2の可変利得増幅
    手段、及び前記設定手段に結合され、前記選択手
    段により選択された前記第1及び第2の可変利得
    増幅手段のどちらか一方を前記設定手段により設
    定された利得で駆動する制御手段と を有することを特徴とする電話機用音量調整装
    置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6167390A (ja) * 1984-09-11 1986-04-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd ボタン電話装置
JPS61205058A (ja) * 1985-03-08 1986-09-11 Nec Corp 拡声電話機
JPS6214561A (ja) * 1985-07-11 1987-01-23 Toa Tokushu Denki Kk 拡声電話機の音量調節装置

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