JPH0522972A - モーターの速度制御装置 - Google Patents

モーターの速度制御装置

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JPH0522972A
JPH0522972A JP3165430A JP16543091A JPH0522972A JP H0522972 A JPH0522972 A JP H0522972A JP 3165430 A JP3165430 A JP 3165430A JP 16543091 A JP16543091 A JP 16543091A JP H0522972 A JPH0522972 A JP H0522972A
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JP
Japan
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signal
motor
value
memory
rotation
Prior art date
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Pending
Application number
JP3165430A
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English (en)
Inventor
Makoto Azuma
信 東
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転ヘッド形磁気記録再生装置において、回
転ヘッドモーターの1回転を1周期とする再生画像のジ
ッターを、周波数位相特性を持つことなく低減させ、そ
の結果、応答性能を高位に維持しながらジッターの少な
いモーター制御システムを提供することを目的とする。 【構成】 FG着磁誤差成分を含む速度誤差信号bに第
1のメモリー61からの修正信号aを加算して修正後の
信号cとする。第2のメモリー64にサンプルしたモー
ター1回転当たりの修正後の信号cの電圧値から、最大
値と最小値を示すFG信号のパルス列区間を最大及び最
小区間検出器65,66にて検出する。検出した最大値
と最小値を示す区間のデータの差が小さくなる方向に、
次の回転で得られる速度誤差信号bを修正する修正信号
aを第3のメモリー67にて作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モーターの速度制御装
置に関し、特に、回転ヘッド形磁気記録再生装置におい
て発生するところの、回転ヘッド用モーター(以下シリ
ンダーモーターと称する)の回転むらに起因するジッタ
ーの低減をする装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、VHSムービー、あるいは8mmビ
デオカメラ等と呼ばれる回転ヘッド形磁気記録再生装置
のカメラ一体形のビデオテープレコーダー(以下VCR
と略する)の需要拡大に伴い、商品価値の一要素である
再生画像のジッター低減についても、より高性能を要求
されるようになってきた。
【0003】以下に従来のモーターの速度制御装置につ
いて説明する。図3は、従来のVCRのシリンダーモー
ターの制御のブロック図である。図3において、1はシ
リンダーモーターであり、2はそのシリンダーモーター
1の駆動用ドライブ回路である。3は前記シリンダーモ
ーター1に取り付けられた周波数発電機(以下FGと略
称する)であり、シリンダーモーター1の回転速度が高
まるに従って出力信号の周波数が高くなっていくパルス
波形を出力する。4は前記FG3の出力を入力し、その
周期をDCレベルに変換するFV変換器である。一方8
は、回転速度を設定する速度設定回路であり、シリンダ
ーモーター1は、この設定値を基準に厳密な速度に制御
される。5は前記FV変換器4と前記速度設定回路8の
各出力を比較し、速度誤差信号を求める誤差検出器であ
る。6は従来より考えられているジッター低減用フィル
ターである。7は前記速度誤差信号を増幅し、駆動用ド
ライブ回路2のトルク指令入力を演算する調節系であ
る。
【0004】以上のように構成されたVCRのシリンダ
ーモータの速度制御装置において、以下その動作につい
て説明する。ジッターを発生させる要因には様々なもの
があるが、ここではその中でも、FG出力信号自体の誤
差によるジッターについてのみ問題にすることにする。
【0005】FG信号は、モーターの回転子のマグネッ
トの磁気を検出して得ているのが一般的である。しか
し、その着磁パターンに誤差があった場合、FG信号自
体の周期が乱れているにもかかわらず、FG信号の周期
を一定になるように制御して行くため、回転自体は回転
むらを起こしてしまうことになる。この回転むらがジッ
ターを起こす一つの要因になっている。
【0006】そこで、従来の方式では、誤差検出器5の
後にフィルター6を設置し、FG信号の着磁パターン誤
差の周波数成分を削除している。FG信号の着磁パター
ン誤差の周波数成分の基本波は、シリンダーモーター1
回転で1周期になる周波数成分である。したがって、高
速でヘッドを回転させている回転ヘッド形磁気記録再生
装置においては、ヘッドの回転周波数は動作に必要な周
波数帯域より幾分高めに存在し、これをフィルター6で
除去することがある程度可能である。フィルター6の形
式としては上記着磁パターン誤差周波数成分の基本波の
み削除するバンドリジェクトフィルターや、またはロー
パスフィルターが使われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成では、フィルターが本質的にもつ遅延作用によって、
またはその周波数位相特性により、低周波数域でのゲイ
ンをある程度以下に制限しなければ安定性を保てないと
いう問題があった。このことは、モーター制御の応答性
を悪くすることにつながり、好ましくないという欠点が
あった。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するもので、
従来のようなバンドリジェクトフィルターや、またはロ
ーパスフィルターを使用することのないモーターの速度
制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のモーターの速度制御装置は、モーターの回転
速度に応じて、パルス列間の繰り返し周期が変化するパ
ルス信号を発生する周波数発電機と、前記パルス信号の
繰り返し周期と、予め定められた基準周期との差異に応
じた電圧の速度誤差信号を発生する手段と、前記モータ
ーの1回転中において前記速度誤差信号が最大値と最小
値を示すパルス列区間をそれぞれ検出する手段と、前記
最大値の検出パルス列間に対応する区間では、予め定め
られた値Aが順次減算され、最小値を示す検出パルス列
間に対応する区間では、前記値Aが順次加算され、上限
及び下限が基準値を中心に上下に前記予め定められた値
Aの範囲に規制された修正信号を作成する手段と、前記
修正信号を前記速度誤差信号に加算する加算手段と、こ
の加算手段の出力の電圧値に応じて前記モーターの回転
速度を制御する手段とを備えている。
【0010】
【作用】この構成によって作られた修正信号は、モータ
ー1回転を1周期とする平均ゼロの歪波交流になり、そ
の1周期中での最大と最小が一致するまで修正を行なう
ため、定常的に発生しているモーターの1回転周期を1
周期とするリップル成分はなくなり、ランダムな成分の
み残留することになる。このことは、たとえFG着磁誤
差が含まれていたとしても、後でそのFG着磁誤差成分
のみ打ち消すことが可能となることになる。しかも、基
本的にはある一定パターンを速度誤差信号に加算するだ
けなので、フィードバックループ中において遅延作用を
及ぼすことはない。すなわち、最初からFG着磁誤差な
ど存在しないモーターのようにできるのである。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。尚、従来のモーターの速度制御装置と
異なる構成部分についてのみ説明する。
【0012】異なる点は、従来の誤差検出器5の出力信
号に含まれる着磁誤差をフィルター6により修正してい
たが、本実施例においてはフィルター6に代えて以下の
回路を構成していることである。すなわち、シリンダー
モーター1が1回転する間に出力される複数のFG信号
と同期して、前記誤差検出器5からの速度誤差信号をサ
ンプリングする。このサンプリングした信号の最大値と
最小値を示すFG信号のパルス列区間を検出する。そし
て、最大値を検出した区間の電圧を微少量下げ、最小値
を検出した区間の電圧を微少量増加させる修正信号を作
成し、前記誤差検出器5の出力信号を修正する回路を構
成している。
【0013】図1を用いてその回路の構成及び動作を説
明する。図において、61は第1のメモリーであり、誤
差検出器5の速度誤差信号bの着磁誤差を補正するため
の修正信号aを出力する。62はアドレス制御回路であ
り、シリンダーモーター1の1回転ごとに1パルス発生
するPG信号を入力とし、前記第1のメモリー61及び
後述する第2のメモリー64、第3のメモリー67の読
み出しアドレスを制御する。63は加算器であり、前記
修正信号aと前記速度誤差信号bとを加算して求めた修
正後の信号cは前記調節系7に出力される一方、次の新
たな修正信号aを求めるために第2のメモリー64に記
憶される。
【0014】第2のメモリー64は、アドレス制御回路
62に制御されて、シリンダーモーター1回転分の修正
後の信号cのデータをFG信号の出力と同期して読み込
む。そして、シリンダーモーター1の一回転中におい
て、記憶したデータの最大値を示すFG信号のパルス列
区間と、最小値を示すFG信号のパルス列区間とをそれ
ぞれ最大区間検出器65及び最小区間検出器66を用い
て検出する。こうして最大区間情報dと最小区間情報e
とを得る。
【0015】そして、修正信号aを求めるには、まず、
第3のメモリー67に第1のメモリー61の前修正パタ
ーンデータをコピーする。次に、前記最大区間情報dに
対応する第3のメモリー67の区間のアドレスを指定
し、そのデータを一定値Δaだけ減算する。また同時
に、第3のメモリー67の前記最小区間情報eに対応す
る区間のアドレスを指定し、そのデータに一定値Δaだ
け加算する。この訂正動作を行った後で、第3のメモリ
ー67の修正パターン後のデータを第1のメモリー61
に再びコピーする。すると修正信号aは、速度誤差信号
bを訂正する新たな信号に変更されたことになる。
【0016】しかし、もちろん修正動作の最初は、第1
のメモリー61には修正パターンが求められていないの
で、予め決められたパターン例えば零等の基準値からス
タートすることになる。以後、修正後の信号cの最大区
間と最小区間との差がΔaになるように、フィードバッ
クループにより訂正動作をするのである。
【0017】以下に、図2を用いて具体的に訂正動作を
説明する。図2では、FG信号が4パルスでシリンダー
モーター1回転となる例について説明する。ここで、シ
リンダーモーター1回転のうちの4個のFG信号に対応
して、それぞれの回転区間をフェーズ0,1,2,3と
呼ぶことにしておく。
【0018】図1において、F/V変換器4及び誤差検
出器5を通して得られる出力は、FG信号のエッジごと
に得られる。例えば、図2(a)に示した様な速度誤差
信号bと同一の修正後の信号cが第2のメモリー64に
サンプルされたとする。このとき、この信号パターンを
もとに、最大値を示すフェーズ3において、最大区間検
出器65の出力dが立ち、同様に最小値を示すフェーズ
0において、最小区間検出器66の出力eが立つことに
なる。
【0019】そして、これらの最大区間出力情報d,最
小区間出力情報eをもとに、最初すべてのデータがセン
ターであった第3のメモリー67は、最大区間のデータ
が一定値Δaだけ減算され、また最小区間のデータが同
じ量だけ加算されることにより、図2(a)最下段のよ
うなパターンに訂正され、第一のメモリー61にストア
され、このパターンでシリンダーモーター1回転毎に出
力されていく。
【0020】以上が、修正信号aの演算の一つの過程で
ある。次のステップ2では、また第2のメモリー64へ
のサンプルから始まり、先のステップ1において訂正さ
れた図2(b)の信号cに示すようなデータがサンプル
される。このとき最大区間と最小区間は先のステップ1
の時とは異なるところに検出されている。最大区間はフ
ェーズ2、最小区間はフェーズ1になっている。従っ
て、第2のメモリー64のデータもフェーズ1,2のみ
訂正され、結局、修正信号aは最下段の信号aのように
なる。
【0021】以下同様にして、前修正後の信号cのデー
タと比べて、異なる区間に最大値または最小値を検出し
たときに、それらの区間の修正信号aのパターンを訂正
するとともに、基準値を中心に上限及び下限がΔaの範
囲に規制された修正信号aを作成する。そして、この修
正信号aにより、訂正動作を繰り返していくことによ
り、修正後の信号cのリップルはどんどん小さくなり、
最後にフラットな直流信号になって安定する。
【0022】これまでの説明では、分かりやすいよう
に、すべてFG信号からの直流信号として説明してきた
が、これをディジタル信号としてもとくに不具合はな
い。また、図を見やすくするために一回の修正値Δaは
大きくして示したが、この大きさを小さくすればするほ
ど、1ステップ当りの修正速度は小さくなるものの、修
正パターンの精度が向上する。更に、FG信号をシリン
ダーモーター1回転で4個の場合について説明したが、
これも2個以上つまり、最大区間と最小区間とを区別で
きる限り、何個でもよいことは言うまでもない。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明は、モーターの回転
速度に応じてパルス列間の繰り返し周期が異なるパルス
信号と、予め定められた基準周期とを比較して得た速度
誤差信号の電圧値から、最大値と最小値を示すパルス列
区間を検出し、それぞれの区間の電圧値をそれぞれ減
分,増分する修正信号を作成して、前記誤差出力信号を
補正することにより、着磁誤差によるモーターの回転の
リップル成分を少なくしている。したがって、一定の修
正信号パターンを加算するだけなので、モーター制御フ
ィードバックループ中において遅延作用を及ぼすことは
なく、モーター制御の応答性を悪くすることはない。す
なわち、最初からFG着磁誤差など存在しないモーター
のようにできるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるモーターの速度制御装
置の要部を示すブロック図
【図2】(a)同装置の動作説明のためのタイミングチ
ャート (b)同装置の動作説明のためのタイミングチャート
【図3】従来のモーターの速度制御装置のブロック図
【符号の説明】
1 シリンダーモーター 2 モーター駆動用ドライブ回路 3 周波数発電機 4 F/V変換器 5 誤差検出器 6 ジッター低減用フィルター 7 調節系 8 速度設定回路 61 第一のメモリー 62 アドレス制御回路 63 加算器 64 第二のメモリー 65 最大区間検出器 66 最小区間検出器 67 第三のメモリー a 修正信号 b 速度誤差信号 c 修正後の信号 d 最大値区間情報 e 最小値区間情報

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 モーターの回転速度に応じて、パルス列
    間の繰り返し周期が変化するパルス信号を発生する周波
    数発電機と、前記パルス信号の繰り返し周期と、予め定
    められた基準周期との差異に応じた電圧の速度誤差信号
    を発生する手段と、前記モーターの1回転中において前
    記速度誤差信号が最大値と最小値を示すパルス列区間を
    それぞれ検出する手段と、前記最大値の検出パルス列間
    に対応する区間では、予め定められた値Aが順次減算さ
    れ、最小値を示す検出パルス列間に対応する区間では、
    前記値Aが順次加算され、上限及び下限が基準値を中心
    に上下に前記予め定められた値Aの範囲に規制された修
    正信号を作成する手段と、前記修正信号を前記速度誤差
    信号に加算する加算手段と、この加算手段の出力の電圧
    値に応じて前記モーターの回転速度を制御する手段とよ
    りなるモーターの速度制御装置。
JP3165430A 1991-07-05 1991-07-05 モーターの速度制御装置 Pending JPH0522972A (ja)

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