JPH05229400A - シートベルト装置におけるバックル装置 - Google Patents

シートベルト装置におけるバックル装置

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JPH05229400A
JPH05229400A JP4031974A JP3197492A JPH05229400A JP H05229400 A JPH05229400 A JP H05229400A JP 4031974 A JP4031974 A JP 4031974A JP 3197492 A JP3197492 A JP 3197492A JP H05229400 A JPH05229400 A JP H05229400A
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    • A44B11/25Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts with two or more separable parts
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    • A44B11/2507Safety buckles actuated by a push-button
    • A44B11/2523Safety buckles actuated by a push-button acting parallel to the main plane of the buckle and in the same direction as the fastening action
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    • Y10T24/45623Receiving member includes either movable connection between interlocking components or variable configuration cavity and operator therefor
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  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
  • Buckles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】慣性による操作部材の解除方向への移動を阻止
するとともに、操作フィーリングを良好にし、更にバッ
クル装置をコンパクトでかつ安価に形成する。 【構成】バックル装置10に大きな下向きの加速度が作
用すると、慣性体15の重心Gに上向きの慣性力F1が
作用して、慣性体15が第2支軸17を中心に回動し、
移動阻止部15aが第2突出部12bの側壁に当接す
る。この状態で、バックル装置10に大きな上向きの減
速度が作用すると、操作部材12の重心および慣性体1
5の重心Gに大きな下向きの慣性力F2,F3が作用す
るので、操作部材12および慣性体15が下動する。第
1孔15cの上端が第1支軸16に当接すると、慣性体
15のそれ以上の下動が阻止され、また段部12cが移
動阻止部15aの上端面に当接すると、慣性体15を介
して操作部材12のそれ以上の下動が阻止され、操作部
材12は解除位置までは下動しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車その他の交通機
関の座席に装備され、車両衝突時等の異常事態発生時に
乗員を拘束して保護するシートベルト装置に関し、特に
車両衝突等の異常事態による急減速時に乗員の前方移動
を阻止するため、タングが係合しているバックルを車体
側に引っ張ってシートベルトを引き締めるプリテンショ
ナーを備えたシートベルト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、自動車を始めとする各種交通機関
の座席には、車両衝突等の緊急事態発生時に乗員を保護
するために、シートベルト装置が配備されている。この
種のシートベルト装置においては、一般にシートベルト
に取り付けられたタングとこのタングが係止されるバッ
クル装置とを備えており、これらのタングとバックル装
置とを係合または係合解除することにより、シートベル
トの装着または取り外しを簡易に行うことができるよう
にしている。
【0003】また、このようなシートベルト装置におい
ては、シートベルトがリトラクタの巻取りリールに比較
的弱い巻取り力で巻き取られるようになっているが、そ
の場合リトラクタの巻取り力は比較的弱く、通常時はシ
ートベルトを自由に引き出すことができるようになって
いるとともに、シートベルト装着時に乗員に圧迫感を与
えないようにしている。そして、車両衝突時等の車両の
急減速時に巻取りリールのシートベルト繰り出し方向の
回転がロックされることにより、乗員の前方移動が阻止
されるようになっている。
【0004】ところで、従来のシートベルト装置におい
ては、急減速時における巻取りリールの回転ロック時
に、シートベルトの巻き締り等により、シートベルトは
実際には若干量繰り出されてしまう。また、シートベル
トは比較的ゆるい弛く装着されるようになるので、通常
装着時にはシートベルトにたるみが生じているととも
に、乗員の慣性力によりシートベルトが引っ張られるた
め、シートベルトは若干量伸びるようになる。これらシ
ートベルトの繰り出し、たるみおよび伸びにより、急減
速時に乗員は前方へ移動してしまい、乗員を完全に拘束
することはできない場合がある。
【0005】そこで、従来からプリテンショナーを備え
たシートベルト装置が開発されており、急減速時にこの
プリテンショナーが作動してバックル装置を引っ張るこ
とにより、シートベルトを引き締めて、乗員の前方移動
をより一層確実に阻止するようにしている。
【0006】このようなプリテンショナーとして、急減
速時に反応ガスを発生させ、発生した反応ガスによりピ
ストンを作動することにより、シートベルトを引き締め
るようにしたプリテンショナーが開発されている。この
反応ガスによるプリテンショナーは比較的簡単に形成す
ることができるとともに、必要時に素早く応答してシー
トベルトを迅速に引き締めるようになる。また、プリテ
ンショナーを作動させる動力源として、スプリングを用
いたものもある。
【0007】しかしながら、このようなプリテンショナ
ーにおいては、作動時にバックル装置を急速に所定量引
っ張るようになるため、バックル装置には、最初プリテ
ンショナーの引っ張り方向に大きな加速度が生じるとと
もに、バックル装置の所定量移動後に大きな減速度が生
じるようになる。このため、バックル装置に設けられて
いるタングとの係合を解除する操作部材が、その慣性に
より解除方向に移動して、タングとの係合を解除してし
まうおそれがある。
【0008】そこで、プリテンショナーの作動時にバッ
クル装置に大きな減速度が作用したとき、操作部材が慣
性によって解除方向に移動することを抑止することによ
り、タングとバックル装置のラッチ部材との係合が解除
するのを防止した安全ベルトシステムのベルト錠が特開
平3ー208752号公報に開示されている。このベル
ト錠は、中間部がハウジングに揺動可能に支持されたレ
バーの一端に補償質量を設けるとともに、レバーの他端
を操作部材に相対回動可能に連結させ、大きな減速度
時、慣性によって操作部材が解除方向に移動しようとし
たとき、この操作部材に、慣性質量に作用する慣性力に
よりレバーを介して操作部材に作用する慣性力の向きと
逆向きの力を操作部材に作用させることにより、操作部
材の解除方向への移動を抑止するようにしている。これ
により、プリテンショナー作動時におけるタングとバッ
クル装置との係合の解除が防止されるようになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな安全ベルトシステムのベルト錠においては、補償質
量に作用する慣性力により、操作部材の慣性力に対向し
なければならないので、補償質量の質量を大きくしなけ
ればならない。このため、ベルト錠の重量が大きくなっ
てしまう。また、補償質量の質量を小さくすることは可
能であるが、その場合にはレバー比を大きくする必要が
あり、そのため補償質量側のレバーの長さをかなり長く
しなければならない。したがって、ベルト錠が大きなも
のとなってしまう。
【0010】更に、補償質量の質量を大きくするかまた
は補償質量側のレバーの長さを長くした場合、レバーが
操作部材に連結しているため、操作部材の通常の解除操
作時にこの補償質量を揺動させなければならないため比
較的大きな操作力が必要となり、操作タッチが重くなっ
てしまい、操作フィーリングが良好ではなくなってしま
う。
【0011】更に、質量の大きな補償質量を揺動させな
ければならないので、レバーを支持する支軸およびレバ
ー他端と操作部材との連結部の強度をある程度確保しな
ければならないばかりでなく、レバーと支軸との間の相
対回動およびレバー他端と操作部材との間の相対運動が
滑らかに確実に行われるようにしなければならない。こ
のため、加工および組付の精度をあげる必要があり、コ
ストの高いものとなってしまう。
【0012】更に、補償質量に作用する慣性力による力
を、操作部材にこの操作部材の慣性力に対向する方向に
単に作用させているだけであるので、操作部材の解除方
向への移動を確実に阻止することはできない場合が生じ
る。
【0013】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、プリテンショナーの作動時
に、慣性による操作部材の解除方向への移動を確実に阻
止するとともに、より一層コンパクトに形成することが
でき、しかも安価でかつ操作フィーリングのよいシート
ベルト装置におけるバックル装置を提供することであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、請求項1の発明は、通常時非解除位置に保持
され、操作時に解除位置に移動されることにより、タン
グとラッチ部材との係合を解除する操作部材を少なくと
も備え、車両衝突時等の車両の急減速時にプリテンショ
ナーにより急速に所定距離引かれるようになっているシ
ートベルト装置におけるバックル装置において、慣性体
が、前記操作部材の前記解除位置への移動を許容する移
動許容位置と前記操作部材の前記解除位置への移動を阻
止する移動阻止位置との間で移動可能に設けられてお
り、更に該慣性体は、通常時は前記移動許容位置に保持
されるとともに、前記プリテンショナーの作動時、前記
慣性体がその慣性力により前記移動阻止位置へ移動する
ように設定されていることを特徴としている。
【0015】また、請求項2の発明は、前記操作部材が
ハウジングに収容されているとともに、前記慣性体が回
動可能に前記ハウジングに設けられ、更に前記慣性体
は、前記プリテンショナーの作動により慣性力が前記操
作部材の前記解除位置への移動方向と反対方向に作用し
たとき、前記移動阻止位置へ回動して前記操作部材に係
合可能な位置に移動する移動阻止部を有しており、前記
プリテンショナーの作動により慣性力が前記慣性体に前
記操作部材の前記解除位置への移動方向と反対方向に作
用したときに、前記移動阻止部が前記操作部材に係合可
能な位置に設定された後、慣性力が前記操作部材に前記
解除位置への移動方向に作用したとき、前記操作部材が
その慣性力により前記解除位置方向へ移動して前記移動
阻止部に係合することにより、前記操作部材の前記解除
位置への移動が阻止されるように設定されていることを
特徴としている。
【0016】更に、請求項3の発明は、前記操作部材が
ハウジングに収容されているとともに、前記慣性体が回
動可能に前記操作部材に設けられ、更に前記慣性体は前
記プリテンショナーの作動により慣性力が前記操作部材
の前記解除位置への移動方向と反対方向に作用したと
き、前記移動阻止位置へ回動してハウジングに設けられ
たストッパに係合可能な位置に移動する移動阻止部を有
しており、前記プリテンショナーの作動により慣性力が
前記慣性体に前記操作部材の前記解除位置への移動方向
と反対方向に作用したときに、前記移動阻止部が前記ス
トッパに係合可能な位置に設定された後、慣性力が前記
操作部材に前記解除位置への移動方向に作用したとき、
前記操作部材がその慣性力により前記解除位置方向へ移
動して前記移動阻止部が前記ストッパに係合することに
より、前記操作部材の前記解除位置への移動が阻止され
るように設定されていることを特徴としている。
【0017】
【作用】このように構成された本発明に係るシートベル
ト装置におけるバックル装置においては、プリテンショ
ナーの作動時、最初慣性体に慣性力が操作部材の解除位
置への移動方向と逆方向に作用するため、この慣性力に
より慣性体が移動阻止位置へ設定される。そして、続い
て操作部材に慣性力がこの操作部材の解除位置への移動
方向に作用するため、操作部材はこの慣性力により解除
位置へ移動しようとする。しかし、この操作部材は慣性
体により解除位置への移動が阻止されるので、解除位置
までは移動しない。これにより、プリテンショナーの作
動によりバックル装置が急速に引っ張られた時に、操作
部材が解除位置方向へ移動して、タングとバックル装置
のラッチ部材との係合を誤って解除することは確実に防
止される。
【0018】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1および図2は本発明に係るシートベルト装置に
おけるバックル装置の一実施例を模式的に示す図であ
る。図1(a)および(b)に示すように、本実施例に
おけるバックル装置10は、バックルハウジング11
に、バックル装置10のラッチ部材(不図示)とタング
(不図示)との係合を解除するための解除機構の一部で
ある操作部材12が収容されている。また、バックルハ
ウジング11には、上下一対のストッパ13,14が上
下方向に所定の間隔を置いて設けられており、操作部材
12は、これらのストッパ13,14の間で、上下動可
能とされている。
【0019】そして、この操作部材12は、例えばスプ
リング等の付勢手段(不図示)により常時上方へ付勢さ
れていて、通常時は、同図(a)に示すように操作部材
12は上側のストッパ13に当接されている。この操作
部材12のストッパ13への当接位置は、操作部材12
がラッチ部材とタングとの係合を解除しない非解除位置
となっている。また、操作部材12を付勢手段の付勢力
に抗して下方へ押圧すると、同図(b)に示すように操
作部材12は下側のストッパ14に当接する。この操作
部材12のストッパ14への当接位置は、操作部材12
がラッチ部材とタングとの係合を解除する解除位置とな
っている。
【0020】操作部材12は、下方へ突設する一対の第
1および第2突出部12a,12bが形成されており、
図において右側の第2突出部12bの内側の所定の位置
には、段部12cが形成されている。
【0021】更に、バックルハウジング11には、操作
部材12の下方位置に、操作部材12の慣性による解除
位置への移動を阻止する慣性体15が配設されている。
この慣性体15は、上方へ延びる移動阻止部15aと、
右側に延びるばね受け部15bと、慣性体15の重心G
を挟んで所定位置に穿設され、それぞれ所定形状に形成
された一対の第1および第2孔15c,15dとを備え
ている。
【0022】移動阻止部15aは操作部材12の一対の
突出部12a,12bの間に位置するように設けられて
いるとともに、その幅は、移動阻止部15aが同図
(a)および(b)に示す上方へ向いた状態では、右側
の突出部12bの段部12cに当接することのないよう
に設定されている。したがって、操作部材12が同図
(b)に示す解除位置に移動したときは、移動阻止部1
5aの先端が段部12cに当接することなく、一対の突
出部12a,12bの間の奥深くまで侵入することがで
きるようになっている。
【0023】なお同図(a)には、移動阻止部15aの
先端が、通常状態で一対の突出部12a,12bの間の
内側に侵入した位置になるように示されているが、この
通常状態では移動阻止部15aの先端は、一対の突出部
12a,12bの間の外側(図では下方)に位置するよ
うにすることができる。しかし、操作部材12の通常の
解除動作を確実に行うようにするためには、同図(a)
に示すように移動阻止部15aを設けることが望まし
い。
【0024】また第1および第2孔15c,15dに
は、それぞれバックルハウジング11に固設された第1
および第2支軸16,17が遊嵌されているとともに、
ばね受け部15bとバックルハウジング11との間に、
圧縮ばね18が縮設されている。したがって、慣性体1
5は圧縮ばね18のばね力により常時反時計回りに付勢
されている。そして、同図(a)に示す通常状態では、
第1支軸16に第1孔15cの上右端が当接するととも
に、第2支軸17に第2孔15dの下端が当接すること
により、慣性体15のそれ以上の反時計回りの回動が阻
止され、かつ慣性体15の上下方向の移動も不能となっ
ている。しかし、慣性体15は、圧縮ばね18の付勢力
による反時計回りのモーメントに打ち勝つ時計回りのモ
ーメントが作用したとき、時計回りに回動可能となって
いる。この通常状態では、前述したように移動阻止部1
5aは上方へ向いた状態となっている。
【0025】次に、このように構成されたバックル装置
10の作用について説明する。通常状態では、同図
(a)に示すように操作部材12は非解除位置に保持さ
れるとともに、慣性体15は、移動阻止部15aが上向
きに設定されているとともに、反時計方向の回動および
上下動が阻止された位置に保持されている。この状態
で、シートベルトを装着するためにタングとラッチ部材
とが係合される。
【0026】タングとラッチ部材との係合を解除するた
めに、操作部材12を下方に移動すると、同図(b)に
示すように移動阻止部15aの先端が一対の突出部12
a,12bの間の奥深くまで侵入し、操作部材12は解
除位置となる。これにより、タングとラッチ部材との係
合が解除する。
【0027】車両衝突等により図示しないプリテンショ
ナーが作動してバックル装置10を図において下方に急
速に引っ張ってシートベルトを引き締めると、バックル
装置10には下向きの大きな加速度が作用する。バック
ル装置10に下向きの加速度が作用すると、操作部材1
2の重心(不図示)および慣性体15の重心Gには上向
きの大きな慣性力が作用する。
【0028】しかし、図2(a)に示すように操作部材
12は上側のストッパ13に当接しているので上動する
ことはなく、初期位置に保持される。また、慣性体15
の重心Gには上向きの大きな慣性力F1が作用し、この
慣性力F1により、慣性体15には第2支軸17を中心
とした時計回りのモーメントが作用する。このため、慣
性体15は圧縮ばね18のばね力に抗して第2支軸17
を中心として時計回りに回動し、移動阻止部15aの先
端右角部が第2突出部12bの側壁に当接した状態とな
る。この状態で、プリテンショナーにより、バックル装
置10が更に下方へ所定量引っ張られて移動可能な距離
だけ移動した後、バックル装置10の移動が終了する
と、バックル装置10には上向きに大きな減速度が作用
する。
【0029】この大きな減速度により、操作部材12の
重心および慣性体15の重心Gには、図2(b)に示す
ようにそれぞれ大きな下向きの慣性力F2,F3が作用
する。これらの慣性力F2,F3により、操作部材12
が解除位置に向かって下動するとともに、慣性体15も
下動するようになる。同図に示すように、慣性体15
は、その下動により第1孔15cの上端右角部が第1支
軸16に当接するので、それ以上の下動が阻止される。
その場合、慣性体15に作用する慣性力F3により、慣
性体15は反時計回りに回動しようとするが、第1孔1
5cの側面が第1支軸16に当接するので、慣性体15
の反時計回りの回動が阻止され、慣性体15は操作部材
12の段部12cと当接可能な位置に保持される。
【0030】一方、操作部材12は、その下動により段
部12cが移動阻止部15aの上端面に当接するので、
慣性体15を介してそれ以上の下動が阻止される。こう
して、操作部材12は解除位置まで下動するようなこと
はない。したがって、プリテンショナーの作動により、
最初バックル装置10に下向きに大きな加速度が作用し
た後、次いで上向きに大きな減速度が作用して、その操
作部材12に、この操作部材12が解除位置に移動する
ような大きな慣性力F2が作用しても、操作部材12の
慣性移動によるタングとラッチ部材との係合解除が確実
に防止されるようになる。
【0031】バックル装置10のこの一連の運動が終了
し、操作部材12および慣性体15に作用する大きな慣
性力が解消すると、操作部材12が図示しない付勢手段
により上動して初期位置の非解除位置に移動するととも
に、慣性体15が圧縮ばね18により上動しかつ反時計
方向に回動して、初期位置に戻る。こうして、バックル
装置10は、図1(a)に示す通常状態、すなわちニュ
ートラル位置に保持される。
【0032】このように、本実施例におけるバックル装
置10においては、例えば車両衝突時等においてプリテ
ンショナーが作動してバックル装置10が急速に引っ張
られたとき、慣性により操作部材12がタングとラッチ
部材との係合を解除する方向に移動しようとしても、操
作部材12の解除位置への移動が確実に阻止され、タン
グとラッチ部材との係合が誤って解除することが防止さ
れる。したがって、プリテンショナーが作動してバック
ル装置を急速に引っ張っても、シートベルト装置はその
機能を十分に発揮することができ、乗員を確実に保護す
ることができるようになる。
【0033】図3および図4は本発明の他の実施例を示
す、図1および図2と同様の図である。なお、前述の実
施例の構成要素と対応する構成要素には同じ符号を付す
ことにより、その詳細な説明は省略する。この実施例に
おいては、前述の実施例における第1孔15cと第1支
軸16とが設けられていなく、また第2支軸17が遊嵌
する第2孔15dは、長円形に形成されている。この長
円形の第2孔15dは、図3(a)に示す移動阻止部1
5aが上方に向く通常状態において左上から右下に向か
って傾斜して設けられており、その傾斜角は、同図
(c)に示すように慣性体15が時計回りに回動して、
移動阻止部15aの先端右端が第2突出部12bの側面
に当接したときに、上下方向に向くような傾斜角、すな
わち慣性体15の時計回りの可能回動角に等しく設定さ
れている。
【0034】また本実施例においては、慣性体15に下
方へ突出する下方突出部15eが形成されており、この
下方突出部15eの下端部は傾斜面15f,15gから
なる尖端形状とされている。更にバックルハウジング1
1には、この下方突出部15eの下方に位置して、回動
阻止部材19が設けられている。この回動阻止部材19
は、上下方向に位置の異なるとともに下方突出部15e
の下端が当接する第1および第2当接面19a,19b
を備えているとともに、これらの第1および第2当接面
面19a,19bの間の段部は傾斜面19cとされてい
る。
【0035】そして、図3(a)に示す通常状態では、
第2孔17の下端に第2支軸17が位置されていて、慣
性体15の上動が規制されているとともに、下方突出部
15eの先端が第1当接面19aに当接されていて、慣
性体15の下動が規制されている。また、第1および第
2当接面19a,19bの上下方向の距離は、第2孔1
7の軸方向長さよりも若干短く設定されているか、また
は第2孔17の軸方向長さとほぼ等しく設定されてい
る。更に、回動阻止部材19の傾斜面19cの傾斜角
は、慣性体15が回動して移動阻止部15aが第2突出
部12bの側面に当接したときの下方突出部15eの先
端の傾斜面15fと平行になるような傾斜角に設定され
ている。
【0036】更に本実施例においては、前述の実施例と
同様に圧縮ばね18によって反時計回りに付勢されてい
るが、その場合移動阻止部15aの側面が操作部材12
の第1突出部12aの側面に当接することにより、それ
以上の反時計回りの回動が阻止されるようになってい
る。更に慣性体15の重心Gは、第2支軸17に関して
圧縮ばね18と反対側に位置するように設定されてい
る。
【0037】このように構成された本実施例のバックル
装置10は、前述の実施例とほぼ同じように作動する。
すなわち、図3(a)に示すバックル装置10の通常状
態で、タングとラッチ部材とが係合されるが、このタン
グとラッチ部材とは、同図(b)に示すように操作部材
12を解除位置に下動させることにより、それらの係合
が解除される。
【0038】また、バックル装置10に最初下向きの加
速度が作用した後上向きの減速度が作用すると、図4
(a)および(b)に示すように操作部材12および慣
性体15は前述の実施例とほぼ同様の作用を行う。この
場合には、所定の大きさの加速度が下向きに作用する
と、慣性体15は第2支軸17を中心に時計回りに回動
し、その移動阻止部15aの先端が第2突出部12bの
側壁に当接する。図4(a)から明らかなように、慣性
体15がこのように回動した状態では、下方突出部15
eの先端が第1当接面19aから外れた状態となるとと
もに、第2孔15dが上下方向に向き、慣性体15が容
易に下動できるようになる。
【0039】この状態で、下向きの加速度によるバック
ル装置10の下動の終了時に、大きな上向きの減速度が
バックル装置10に作用するが、この減速度により、図
4(b)に示すように操作部材12および慣性体15は
前述の実施例とほぼ同様に下動する。そして、慣性体1
5は、その下方突出部15eの先端が第2当接面19b
に当接するとともに、傾斜面15fが回動阻止部材19
の傾斜面19cに面接触する。これにより、慣性体15
のそれ以上の下動が阻止されるとともに、慣性体15に
作用する慣性力F3および圧縮ばね18のばね力によ
り、慣性体15が反時計方向に回動しようとするが、慣
性体15の傾斜面15fが回動阻止部材19の傾斜面1
9cに当接しているので、慣性体15の反時計方向の回
動は阻止される。
【0040】一方、操作部材12は、その下動により第
2突出部12bの段部12cが移動阻止部15aの先端
に当接するので、操作部材12は慣性体15を介してそ
れ以上の下動が阻止される。したがって、操作部材12
が解除位置に移動することはなく、タングとラッチ部材
とが誤まって解除されるようなことはない。
【0041】図5および図6は本発明の更に他の実施例
を示す、図3および図4と同様の図である。この実施例
は、前述の図3および図4に示す実施例に対して、回動
阻止部材19の代わりに回動阻止部材20を備えている
点で異なるが、他の構成要素は同じである。図5および
図6にそれぞれ示すように、この回動阻止部材20は、
下方突出部15eに対向する面が円弧面によって形成さ
れているとともに、この円弧面には、下方突出部15e
の尖端が係合可能な所定数の歯が形成されている。円弧
面は、第2支軸17を中心とした円より形成されてい
る。そして、図6(a)に示す通常状態では、圧縮ばね
18のばね力により慣性体15が若干量上動し、第2孔
15dの下端が第2支軸17に当接しているとともに、
下方突出部15eの尖端が歯20aから所定量離隔して
いる。
【0042】この実施例における作用も前述の実施例と
ほぼ同じであるので、作用の異なる部分のみ説明する。
すなわち、図6(b)に示すようにこの実施例では、上
向きに大きな減速度がバックル装置10に作用したと
き、図6(b)に示すように操作部材12および慣性体
15は前述の実施例とほぼ同様に下動する。そして、慣
性体15は、その下方突出部15eの尖端が円弧面の歯
20aに係合する。これにより、慣性体15のそれ以上
の下動が阻止される。その場合、下方突出部15eの尖
端と円弧面の歯20aとの係合により、慣性力F3およ
び圧縮ばね18のばね力による慣性体15の反時計回り
の回動が阻止される。
【0043】一方、操作部材12は、その下動により第
2突出部12bの段部12cが移動阻止部15aの先端
に当接するので、操作部材12は慣性体15を介してそ
れ以上の下動が阻止される。したがって、操作部材12
が解除位置に移動することはなく、タングとラッチ部材
との誤解除が防止される。
【0044】図7および図8は本発明の更に他の実施例
を示す、図1および図2と同様の図である。図1および
図2に示す実施例では、慣性体15および第1、第2支
軸16,17がそれぞれバックルハウジング11に設け
られているが、本実施例では、これらの慣性体15およ
び第1、第2支軸16,17は、操作部材12に設けら
れている。
【0045】また、図1および図2に示す実施例では慣
性体15の移動阻止部15aが上方へ突出して設けられ
ているが、本実施例では下方へ突出して設けられてい
る。更に、移動阻止部15aが係合することにより、操
作部材12の解除位置への下動を阻止するための段部1
2cが操作部材12に形成されているが、本実施例で
は、バックルハウジング11に設けられたストッパ21
に形成されている。すなわち、図7(a)に示すように
ストッパ21は、比較的底の深い第1凹嵌部21aと、
比較的底の浅い第2凹嵌部21bとから構成されてお
り、その場合第2凹嵌部21bの底21cが前述の実施
例の段部12cと対応するとともに、第2凹嵌部21b
の側壁21dが、前述の実施例における操作部材の第2
突出部12bの、慣性体15の時計回りの回動時に移動
阻止部15aが当接する側壁に対応している。
【0046】この実施例のバックル装置の作用も、図1
および図2に示すバックル装置の作用とほぼ同じである
ので、その説明は省略する。このように、前述のいずれ
の実施例においても、車両衝突時等にプリテンショナー
によりバックル装置10が急速に引っ張られたとき、慣
性体15が操作部材12にこの操作部材12の解除位置
への移動に対向するようにして係合するので、操作部材
12の解除位置への移動が確実に阻止される。これによ
り、タングとバックル装置10のラッチ部材との係合の
誤解除が確実に防止される。
【0047】また、慣性体15は単に回動して操作部材
12の解除方向への移動時に操作部材12に係合するこ
とにより、この操作部材12の移動を阻止するようにし
ているので、その質量をそれほど大きくする必要はな
い。したがって、バックル装置を軽量コンパクトに形成
することができる。
【0048】更に、操作部材7と慣性体15とを単純に
組み合わせるだけでよいので、構造が簡単になるととも
に、コストが低減することができる。更に、慣性体15
はプリテンショナー作動時のみ、操作部材12と係合す
るようになるので、操作部材の通常の解除操作時には、
慣性体15に何等影響を与えることはない。したがっ
て、操作部材12の操作時にはそれほど大きな操作力が
必要としなく、操作タッチが軽くなって、操作フィーリ
ングが良好なものとなる。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のシートベルト装置におけるバックル装置によれば、車
両衝突時等にプリテンショナーによりバックル装置が急
速に引っ張られたときにも、操作部材の解除位置への移
動が確実に阻止される。これにより、タングとバックル
装置のラッチ部材との係合の誤解除が確実に防止でき
る。
【0050】また、慣性体は単に回動して操作部材の解
除方向への移動時に操作部材に係合することにより、こ
の操作部材の移動を阻止するようにしているので、その
質量をそれほど大きくする必要はなく、したがってバッ
クル装置を軽量コンパクトに形成することができる。
【0051】更に、操作部材と慣性体とを単純に組み合
わせるだけでよいので、構造が簡単になるとともに、コ
ストが低減することができる。更に、操作部材の通常の
解除操作時には、慣性体に何等影響を与えることはない
ので、操作部材の操作時にはそれほど大きな操作力が必
要としなく、操作タッチが軽くなって、操作フィーリン
グが良好なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるシートベルト装置におけるバ
ックル装置の一実施例を模式的に示し、(a)は通常状
態での非作動時を示す図、(b)は通常状態での操作部
材の作動時を示す図である。
【図2】 この実施例を模式的に示し、(a)は大きな
加速度が、操作部材の解除位置への移動方向に作用した
ときの慣性体の作動状態を示す図、(b)は所定の大き
さの減速度が、操作部材の作動位置への移動方向と反対
方向に作用したときの操作部材および慣性体の作動状態
を示す図である。
【図3】 本発明の他の実施例を示す図1と同様の図で
ある。
【図4】 この実施例を示す図2と同様の図である。
【図5】 本発明の更に他の実施例を示す図1と同様の
図である。
【図6】 この実施例を示す図2と同様の図である。
【図7】 本発明の更に他の実施例を示す図1と同様の
図である。
【図8】 この実施例を示す図2と同様の図である。
【符号の説明】
1…タング、3…ラッチ部材、5…ロック部材、7…操
作部材、10…バックル装置、11…バックルハウジン
グ、12…操作部材、12a,12b…第1、第2突出
部、12c…段部、13,14…第1、第2ストッパ、
15…慣性体(制御部材)、15a…移動阻止部、15
c,15d…第1、第2孔、16,17…第1、第2支
軸、18…圧縮ばね、19…回動阻止部材、19a,1
9b…第1、第2当接面、20…回動阻止部材、20a
…歯、21…ストッパ、21a,21b…第1、第2凹
嵌部、21c…底、21d…側壁、G…慣性体の重心

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常時非解除位置に保持され、操作時に
    解除位置に移動されることにより、タングとラッチ部材
    との係合を解除する操作部材を少なくとも備え、車両衝
    突時等の車両の急減速時にプリテンショナーにより急速
    に所定距離引かれるようになっているシートベルト装置
    におけるバックル装置において、 慣性体が、前記操作部材の前記解除位置への移動を許容
    する移動許容位置と前記操作部材の前記解除位置への移
    動を阻止する移動阻止位置との間で移動可能に設けられ
    ており、更に該慣性体は、通常時は前記移動許容位置に
    保持されるとともに、前記プリテンショナーの作動時、
    前記慣性体がその慣性力により前記移動阻止位置へ移動
    するように設定されていることを特徴とするシートベル
    ト装置におけるバックル装置。
  2. 【請求項2】 前記操作部材はハウジングに収容されて
    いるとともに、前記慣性体は回動可能に前記ハウジング
    に設けられ、更に前記慣性体は、前記プリテンショナー
    の作動により慣性力が前記操作部材の前記解除位置への
    移動方向と反対方向に作用したとき、前記移動阻止位置
    へ回動して前記操作部材に係合可能な位置に移動する移
    動阻止部を有しており、前記プリテンショナーの作動に
    より慣性力が前記慣性体に前記操作部材の前記解除位置
    への移動方向と反対方向に作用したときに、前記移動阻
    止部が前記操作部材に係合可能な位置に設定された後、
    慣性力が前記操作部材に前記解除位置への移動方向に作
    用したとき、前記操作部材がその慣性力により前記解除
    位置方向へ移動して前記移動阻止部に係合することによ
    り、前記操作部材の前記解除位置への移動が阻止される
    ように設定されていることを特徴とする請求項1記載の
    シートベルト装置におけるバックル装置。
  3. 【請求項3】 前記操作部材がハウジングに収容されて
    いるとともに、前記慣性体が回動可能に前記操作部材に
    設けられ、更に前記慣性体は、前記プリテンショナーの
    作動により慣性力が前記操作部材の前記解除位置への移
    動方向と反対方向に作用したとき、前記移動阻止位置へ
    回動してハウジングに設けられたストッパに係合可能な
    位置に移動する移動阻止部を有しており、前記プリテン
    ショナーの作動により慣性力が前記慣性体に前記操作部
    材の前記解除位置への移動方向と反対方向に作用したと
    きに、前記移動阻止部が前記ストッパに係合可能な位置
    に設定された後、慣性力が前記操作部材に前記解除位置
    への移動方向に作用したとき、前記操作部材がその慣性
    力により前記解除位置方向へ移動して前記移動阻止部が
    前記ストッパに係合することにより、前記操作部材の前
    記解除位置への移動が阻止されるように設定されている
    ことを特徴とする請求項1記載のシートベルト装置にお
    けるバックル装置。
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