JPH05228082A

JPH05228082A - 電気掃除機

Info

Publication number: JPH05228082A
Application number: JP3911892A
Authority: JP
Inventors: Mitsuhide Sugibayashi; 充英杉林; Hiroyuki Uratani; 裕之浦谷
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1992-02-26
Filing date: 1992-02-26
Publication date: 1993-09-07

Abstract

(57)【要約】【目的】電動式床用吸込具を備えた電気掃除機におい
て、絨毯を掃除するときでも操作力を軽減することを目
的とする。【構成】電動機２で駆動する自走用ローラ３と床移動
用のローラ４とを具備した電動式床用吸込具１底面側
に、底面からローラ４までの高さに満たない高さで前後
に可動する可動部５を設け、この可動部５の片側に隣接
して外力の度合いを検知する感圧センサ７を設置する。
感圧センサ７の出力を制御手段９に入力する。制御手段
９は、感圧センサ７の出力により電動機２の回転方向を
制御するようにし、電動式床用吸込具１の移動方向に応
じて自走用ローラ３の回転方向を正逆回転させ、操作力
を軽減する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、一般家庭で使用される
電動式床用吸込具を備えた電気掃除機に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の電気掃除機は、図５およ
び図６に示すような構成が一般的であった。以下、その
構成について説明する。

【０００３】図に示すように、掃除機本体２１は吸い込
み口２２を有しており、この吸い込み口２２にホース２
３、延長管２４および電動式床用吸込具２５を接続して
いる。ホース２３の先端部には手元スイッチ２６を設
け、掃除機本体２１内に配設した電動送風機２７を制御
するようにしている。手元スイッチ２６の近傍に電動式
床用吸込具２５の回転ブラシ２８をオン、オフするスイ
ッチ２９を設けている。この回転ブラシ２８は床面のご
みをかきあげ、ごみの吸込効率を上げるものである。電
動送風機２７は、手元スイッチ２６と位相制御回路３０
とにより制御し、電動式床用吸込具２５の電動機３１は
スイッチ２９で制御するようにしている。すなわち、手
元スイッチ２６の抵抗値を変えることにより、位相制御
回路３０により電動送風機２７の入力を可変し、また、
スイッチ２９を閉じると電動機３１に電源が供給され、
電動式床用吸込具２５の回転ブラシ２８を回転するよう
にしていた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】このような従来の電気
掃除機では、木床面を掃除するときは操作力は軽いが、
絨毯を掃除するときは操作力が重いという問題を有して
いた。

【０００５】本発明は上記課題を解決するもので、絨毯
を掃除するときでも操作力を軽減することを第１の目的
としている。

【０００６】また、自動的に床面を検知し、操作力を軽
減することを第２の目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は上記第１の目的
を達成するために、電動機で駆動する自走用ローラと床
移動用のローラとを具備した電動式床用吸込具と、前記
電動式床用吸込具の底面側に設け底面から前記ローラま
での高さに満たない高さで前後に可動する可動部と、前
記可動部の片側に隣接して設置し外力の度合いを検知す
る感圧センサと、前記感圧センサの出力を入力する制御
手段とを備え、前記制御手段は、前記感圧センサの出力
により前記電動機の回転方向を制御するようにしたこと
を第１の課題解決手段としている。

【０００８】また、第２の目的を達成するために、電動
機で駆動する自走用ローラと床移動用のローラとを具備
した電動式床用吸込具と、前記電動式床用吸込具の底面
側に設け底面から前記ローラまでの高さに満たない高さ
で前後に可動する可動部と、前記可動部の両側に設け前
記可動部から前記ローラまでの高さに満たない補助スト
ッパーと、前記可動部の両側に隣接して設置し外力の度
合いを検知する感圧センサと、前記感圧センサの出力を
入力する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記感圧
センサの出力により前記電動機の回転方向を制御するよ
うにしたことを第２の課題解決手段としている。

【０００９】

【作用】本発明は上記した第１の課題解決手段により、
自走用ローラのオン、オフスイッチをオンして電動式床
用吸込具を絨毯上で前後させると、絨毯の毛により可動
部を前後に移動させ、可動部の片側に設置した感圧セン
サに触れたり触れなかったりしてそのときの電動式床用
吸込具の移動方向を判別でき、制御手段は、判別した方
向に自走用ローラの回転方向を制御することができる。

【００１０】また、第２の課題解決手段により、補助ス
トッパーにより畳のような凹凸面のときには可動部には
力が加わることがなく、絨毯のときには可動部に力が加
わって、可動部の両側に設置したの感圧センサのどちら
かが動作するため、床面と電動式床用吸込具の移動方向
とを判別でき、制御手段は、判別した床面によって電動
式床用吸込具の移動方向に自走用ローラの回転方向を制
御することができる。

【００１１】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図１(a)(b)を参照
しながら説明する。

【００１２】図に示すように、電動式床用吸込具１は、
電動機２で駆動する自走用ローラ３と床移動用のローラ
４とを具備しており、この電動式床用吸込具１の底面側
に底面からローラ４までの高さに満たない高さで前後に
可動する可動部５を軸６により可動自在に軸支してい
る。感圧センサ７は、可動部５の片側に隣接して設置
し、外力の度合いを検知するもので、可動部５に設けた
突起が当たるようにしている。ストッパー８は、感圧セ
ンサ７から可動部５が離れすぎないように押さえるため
のものである。

【００１３】感圧センサ７の出力は制御手段９に入力
し、制御手段９は、感圧センサ７の出力により電動機２
の回転方向を制御する。すなわち、電動式床用吸込具１
を前方向に移動するときはトランジスタ１０、１１をオ
ンし電動機２を正回転させて、自走用ローラ３を前方向
に回転させ、後方向に移動するときはトランジスタ１
２、１３をオンし電動機２を逆回転させて、自走用ロー
ラ３を後方向に回転させるようにしている。なお、１４
は自走用ローラ３をオン、オフするスイッチである。

【００１４】上記構成において図２(a)(b)を参照しなが
ら動作を説明すると、まず、自走用ローラ３をオン、オ
フするスイッチ１４を閉じ、感圧センサ７に力が加わっ
ていないときにある一方向（ここでは前方向）に自走用
ローラ３が回転するとして、図２(a)のように絨毯１５
上で電動式床用吸込具１を前方向に移動させると、絨毯
１５の毛が可動部５を押し、感圧センサ７から離れる。
その結果、制御手段９は、トランジスタ１０、１１をオ
ンして電動機２を正回転させ、自走用ローラ３が前方向
に回転し、電動式床用吸込具１を前方向に移動させるた
め、操作力を軽くできる。つぎに、図２(b)のように絨
毯１５上で電動式床用吸込具１を後方向に移動させる
と、可動部５が感圧センサ７を押し、制御手段９は、ト
ランジスタ１２、１３をオンして電動機２を逆回転さ
せ、自走用ローラ３を後方向に回転し、電動式床用吸込
具１を前方向に移動させるため、操作力を軽くできる。

【００１５】このように本実施例によれば、自動的に自
走用ローラ３の回転方向を変えることができ、操作力の
軽い絨毯掃除ができる。

【００１６】つぎに、本発明の他の実施例を図３(a)(b)
を参照しながら説明する。なお、上記実施例と同じ構成
のものは同一符号を付して説明を省略する。

【００１７】図に示すように、電動式床用吸込具１６に
設けた感圧センサ７ａ、７ｂは、可動部の両側に隣接し
て設置し外力の度合いを検知するもので、可動部５に設
けた突起が当たるようにしている。補助ストッパー１７
は、可動部５の両側に設け、可動部５より高くローラ４
より低い高さとしている。感圧センサ７ａ、７ｂの出力
を制御手段１８に入力し、制御手段１８は、感圧センサ
７ａ、７ｂの出力により電動機２の回転方向を制御する
ようにしている。すなわち、感圧センサ７ａの出力によ
りトランジスタ１０、１１をオンし電動機２を正回転さ
せて、自走用ローラ３を前方向に回転させ、感圧センサ
７ｂの出力によりトランジスタ１２、１３をオンし電動
機２を逆回転させて、自走用ローラ３を後方向に回転さ
せるようにしている。なお、上記実施例の自走用ローラ
３をオン、オフするスイッチ１４は、ここでは構成され
ていない。

【００１８】上記構成において図４(a)〜(c)を参照しな
がら動作を説明すると、感圧センサ７ａに力が加わって
いるときに前方向に、感圧センサ７ｂに力が加わってい
るときに後方向に自走用ローラ３が回転するとして、図
４(a) のように木床１９上で電動式床用吸込具１６を前
後させても、可動部５には力は加わらないので自走用ロ
ーラ３は回転しない。つぎに、図４(b)のように、畳２
０上で電動式床用吸込具１を前後に移動させても、補助
ストッパー１７が可動部５と畳２０の凹凸を触れさせな
いようにするので、畳２０上においても可動部５には力
は加わらないので、自走用ローラ３は回転しない。つぎ
に、図４(c) のように絨毯１５上で電動式床用吸込具１
７を前方向に移動させると、可動部５が感圧センサ７ａ
を押し、制御手段１８がトランジスタ１０、１１をオン
にし、自走用ローラ３を前方向に回転させて操作力を軽
くできる。また、逆に絨毯１５上で電動式床用吸込具１
７を後方向に移動させると、可動部５が感圧センサ７ｂ
を押し、制御手段１８がトランジスタ１２、１３をオン
にし、自走用ローラ３を後方向に回転させて操作力を軽
くする。

【００１９】このように本実施例によれば、自走用ロー
ラ３をオン、オフするスイッチ１４を備えなくても自動
的に絨毯１５を検知し、自走用ローラ３のオン、オフと
正逆回転をすることができ、操作力の軽い絨毯掃除がで
きる。

【００２０】なお、上記各実施例で記載した自走用ロー
ラ３のオン、オフと正逆回転は床用回転ブラシを装備し
ている電気掃除機にも使用できることはいうまでもな
い。

【００２１】

【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、電動式床用吸込具の底面側に設け底面からロ
ーラまでの高さに満たない高さで前後に可動する可動部
と、前記可動部の片側に隣接して設置し外力の度合いを
検知する感圧センサと、前記感圧センサの出力を入力す
る制御手段とを備え、前記制御手段は、前記感圧センサ
の出力により電動式床用吸込具の電動機の回転方向を制
御するようにしたから、感圧センサの出力信号で自走用
ローラの回転方向を正逆回転させることができ、操作力
を軽減できる。

【００２２】また、電動式床用吸込具の底面側に設け底
面からローラまでの高さに満たない高さで前後に可動す
る可動部と、前記可動部の両側に設け前記可動部から前
記ローラまでの高さに満たない補助ストッパーと、前記
可動部の両側に隣接して設置し外力の度合いを検知する
感圧センサと、前記感圧センサの出力を入力する制御手
段とを備え、前記制御手段は、前記感圧センサの出力に
より電動式床用吸込具の電動機の回転方向を制御するよ
うにしたから、補助ストッパーは絨毯を掃除するときだ
け床面を可動部に触れさせて感圧センサを動作させ、感
圧センサが動作しているときにだけ自走用ローラの回転
方向を正逆回転させることができ、自走用ローラのオ
ン、オフスイッチを設けることなく自動的に床面を検知
し、操作力を軽減できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】(a) 本発明の一実施例の電気掃除機の電動式床
用吸込具の一部切欠した側面図 (b) 同電気掃除機の要部ブロック回路図

【図２】(a)(b) 同電気掃除機の動作説明図

【図３】(a) 本発明の他の実施例の電気掃除機の電動式
床用吸込具の一部切欠した側面図 (b) 同電気掃除機の要部ブロック回路図

【図４】(a)〜(c) 同電気掃除機の動作説明図

【図５】従来の電気掃除機の斜視図

【図６】同電気掃除機のブロック回路図

【符号の説明】

１電動式床用吸込具２電動機３自走用ローラ４ローラ５可動部７感圧センサ９制御手段

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】電動機で駆動する自走用ローラと床移動
用のローラとを具備した電動式床用吸込具と、前記電動
式床用吸込具の底面側に設け底面から前記ローラまでの
高さに満たない高さで前後に可動する可動部と、前記可
動部の片側に隣接して設置し外力の度合いを検知する感
圧センサと、前記感圧センサの出力を入力する制御手段
とを備え、前記制御手段は、前記感圧センサの出力によ
り前記電動機の回転方向を制御するようにした電気掃除
機。
【請求項２】電動機で駆動する自走用ローラと床移動
用のローラとを具備した電動式床用吸込具と、前記電動
式床用吸込具の底面側に設け底面から前記ローラまでの
高さに満たない高さで前後に可動する可動部と、前記可
動部の両側に設け前記可動部から前記ローラまでの高さ
に満たない補助ストッパーと、前記可動部の両側に隣接
して設置し外力の度合いを検知する感圧センサと、前記
感圧センサの出力を入力する制御手段とを備え、前記制
御手段は、前記感圧センサの出力により前記電動機の回
転方向を制御するようにした電気掃除機。