JPH0522744Y2 - - Google Patents

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JPH0522744Y2
JPH0522744Y2 JP7572888U JP7572888U JPH0522744Y2 JP H0522744 Y2 JPH0522744 Y2 JP H0522744Y2 JP 7572888 U JP7572888 U JP 7572888U JP 7572888 U JP7572888 U JP 7572888U JP H0522744 Y2 JPH0522744 Y2 JP H0522744Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、躯体の壁面に配列・支持された躯体
仕上壁における吸排気構造に関する。
〔従来の技術〕
一般に、建築物等には空調設備が設置される
が、その空調設備の吸排気が、躯体の仕上壁から
為される構造となつている。この吸排気の構造と
して、例えば、躯体の仕上壁においては、第8
図、第9図に示すものが知られている。
図において、101は外壁仕上げユニツト材
で、コンクリートパネル、天然石等からなる。こ
の外壁仕上げユニツト材101を、躯体102の
壁面102Aに縦横に平板状に連続して配列・支
持することにより躯体102の仕上壁103が形
成されている。
吸排気用のスリーブ104が躯体102を貫通
し、さらに仕上壁103を貫通している。スリー
ブ104の先端に、仕上壁103に固定するため
の環状フランジ部104Aが形成されるととも
に、ベンドキヤツプ105が形成され、仕上壁1
03から突出している。このベンドキヤツプ10
5は、雨水の浸入を防止するためその開口が下側
に向き、その上側は湾曲形状となつている。
このベンドキヤツプ105を通つてスリーブ1
04内の空気が吸排気される。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、従来における躯体仕上壁における吸
排気構造にあつては、スリーブ104に雨水を浸
入させずに吸排気を行なうため、仕上壁103か
らベンドキヤツプ105が突出しており、外観上
見苦しく、自動走行ロボツト等で自動清掃を行な
うときには邪魔となる。
また、ベンドキヤツプ105は、その上側が湾
曲形状に成形されており、建物に応じて一品生産
する必要があるので、コストアツプの原因となつ
ている。
本考案は、上述の問題点を解決するためになさ
れたもので、その目的は、仕上壁から突起物を出
さずに吸排気でき、コストダウンを図つた躯体仕
上壁における吸排気構造を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、外壁仕
上げユニツト材を、躯体の壁面に平板状に連続し
て配列・支持することにより躯体の仕上壁を形成
し、躯体に吸排気用のスリーブを貫通・配置させ
てなる躯体仕上壁における吸排気構造において、
所定の外壁仕上ユニツト材の端面とその隣接する
外壁仕上ユニツト材の端面との間に目地空間部分
を形成し、この外壁仕上ユニツト材を支持部材を
介して支持して躯体との間に目地空間部分に連通
する空間を形成し、この空間にスリーブの先端を
臨ませてなるものである。
そして、支持部材を回動自在に構成するととも
に、躯体の壁面の所定の部位に、支持部材に連結
している外壁仕上ユニツト材が当接する受け部材
を設けることが好ましい。
また、支持部材に連結している外壁仕上ユニツ
ト材の下方の隣接する外壁仕上ユニツト材の上端
から躯体の壁面にかけて、壁面の下方に向かつて
傾斜する勾配面を形成され、さらに、その勾配面
に設けた孔に水抜きパイプを接続することもでき
る。
〔作用〕
本考案においては、次の作用が生じる。
請求項1記載の躯体仕上壁における吸排気構造
においては、スリーブ内の空気は、空間から目地
空間部分を通つて建物の外部に吸排気される。
請求項2記載の躯体仕上壁における吸排気構造
においては、保守点検以外のときには、支持部材
に連結している外壁仕上ユニツト材は、その重力
による回動モーメンを受け、受け部材により支持
されるので、鉛直の姿勢が保持される。
保守点検のときには、当該外壁仕上ユニツト材
を、その重力モーメントに抗して外側に回動さ
せ、取り外すことができる。
請求項3記載の躯体仕上壁における吸排気構造
においては、目地空間部分から雨水が浸入して
も、勾配面に沿つて流れ、水抜きパイプから排出
される。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の実施例について説明
する。
第1図ないし第5図はは本考案の実施例に係る
躯体仕上壁における吸排気構造の内容を示す。
第1図、第2図において、1A,1B,1C,
1D,1Eは建築物の任意の個所の一段目の外壁
仕上げユニツト材で、石材からなり、躯体4にモ
ルタル及び引金物で固定・支持されている。2
A,2B,2C,2D,2Eは2段目の外壁仕上
げユニツト材で、石材からなり、それらのうち、
外壁仕上げユニツト材2A,2Eは躯体4にモル
タル及び引金物で固定・支持され、外壁仕上ユニ
ツト材2B,2C,2Dは支持部材5を介して支
持されている。3A,3B,3C,3D,3Eは
3段目の外壁仕上げユニツト材で、石材からな
り、躯体4にモルタル及び引金物で固定・支持さ
れている。外壁仕上げユニツト材1B,1C,1
D,1Eの各上端面1Fと外壁仕上げユニツト材
2B,2C,2Dの各下端面2Fとの間には目地
空間部分S1が形成され、外壁仕上げユニツト材
2B,2C,2Dの各上端面2Gと外壁仕上げユ
ニツト材3A,3B,3C,3Dの各下端面3F
との間に目地空間部分S2が形成されている。
しかして、上述の各外壁仕上げユニツト材は、
躯体4の壁面4Aに平板状に連続して縦横に配
列・支持され、これらにより躯体4の仕上壁6が
形成されている。
そして、外壁仕上ユニツト材2B,2C,2D
と躯体4との間には、目地空間部分S1,S2に
連通する空間S3が形成されている。外壁仕上ユ
ニツト材2Cと対向する躯体4の部分に、吸排気
用のスリーブ7が貫通・配置し、その先端7Aは
空間S3に臨んでいる。スリーブ7には網状の防
虫ネツト7Bが張られている。
次に、上述した外壁仕上ユニツト材2B,2
C,2Dの躯体4に対する支持について、外壁仕
上ユニツト材2Cを例にとつて詳しく説明する。
第1図、第3図に示すように、外壁仕上ユニツ
ト材2Cの水平方向の端部には断面クランク状の
ブラケツト51及び帯状のブラケツト52が取り
付けられ、第4図に示すように、それらブラケツ
ト51,52の上側には、下側が開口しているU
字形の係合部51A,52Aが形成されている。
躯体4の壁面4Aには、断面コ字形の支持ブラ
ケツト41がブラケツト51,52に対応する位
置に取り付けられ、第5図に示すように、支持ブ
ラケツト41には長円形の孔41Aが穿設されて
いる。支持ブラケツト41の孔41Aに架け渡し
た棒材53を軸として、ブラケツト51,52と
一体の外壁仕上ユニツト材2Cは回動するように
なつている。上記のブラケツト51及び52、支
持ブラケツト41、棒材53により支持部材5が
構成されている。
また、躯体4の壁面4Aの所定の部位に、外壁
仕上ユニツト材2Cが当接する受け部材8が埋め
込まれ、その長さは調整自在となつている。保守
点検以外のときには、外壁仕上ユニツト材2C
は、その重力による回動モーメンを受け、受け部
材8により支持されるので、鉛直の姿勢が保持さ
れる。一方、スリーブ7等の保守点検のときに
は、当該外壁仕上ユニツト材2Cを、その重力モ
ーメントに抗して外側に回動させ、取り外す。
外壁仕上ユニツト材2B,2C,2Dの下方の
隣接する外壁仕上ユニツト材1B,1C,1D,
1Eの上端面1Fから躯体4の壁面4Aにかけ
て、壁面4Aの下方に向かつて傾斜する勾配面9
が形成され、さらに、その勾配面9に設けた孔9
Aに水抜きパイプ10が接続している。従つて、
目地空間部分S1,S2から雨水が浸入しても、
勾配面9に沿つて流れ、水抜きパイプ10から排
出される。
なお、躯体4の壁面4Aから勾配面9にかけて
ウレタン材11(点線で示す)が塗布され躯体4
に対して防水をしている。
以上の如き構成によれば、スリーブ7の先端は
空間S3に臨んでおり、外壁仕上ユニツト材2C
から突出していない。このような構造にしても、
スリーブ2C内の空気は、空間S3から目地空間
部分S1,S2を通つて建物の外部に吸排気さ
れ、従来例と同様の吸排気機能が確保されてい
る。従つて、同一平面になる仕上壁6から突起物
を出さずに目地空間部分S1,S2を介して吸排
気でき、ひいては、外観上も見苦しくなくなり、
自動走行ロボツト等で自動清掃を行なうときにも
作業が容易となる。
また、従来例のように形状が複雑なベンドキヤ
ツプが不要になり、ベンドキヤツプに代えて簡単
な形状で量産品が使用できる支持部材5及び受け
部材8を採用しているので、コストダウンを図る
ことができる。
さらに、目地空間部分S1,S2は細長い形状
となつているので、雨水を空間S3内に浸入させ
難くすることができる。
なお、本実施例においては、目地空間部分S
1,S2が水平方向に形成されている場合につい
て説明したが、目地空間部分が鉛直方向に形成さ
れている場合にも適用でき、また目地空間部分が
水平方向及び鉛直方向に形成されている場合にも
適用できる。
また、本実施例においては、外壁仕上ユニツト
材の例として石材を挙げているが、かかる場合に
限定されることなく、例えば他にプレキヤストコ
ンクリートパネルでも良い。
第6図、第7図は本考案の他の実施例に係る躯
体仕上壁における吸排気構造を示し、前述の実施
例と相違する構成部分についてのみ説明する。
図において、外壁仕上ユニツト材2Hの上側に
は目地空間部分S4を介して外壁仕上ユニツト材
3Hが設置されているが、外壁仕上ユニツト材2
Hの下側には外壁仕上ユニツト材は配置されてい
ない。躯体4の下側には防水モルタル部12が設
けられ、この防水モルタル部12の表面にはアル
ミサツシユ13が取り付けられ、さらに、このア
ルミサツシユ13に窓部14が取り付けられてい
る。
また、外壁仕上ユニツト材2Hに結合した石部
材2Iの端と防水モルタル部12の表面との間に
は下部空間S5が形成され、スリーブ7の空気は
空間S3、下部空間S5を介して吸排気される。
この下部空間S5からは空間S3に浸入した雨水
が排出される。
本実施例によれは、前述の実施例と同様の効果
を奏する。
〔考案の効果〕
本考案は、上述のとおり構成されているので、
次に記載する効果を奏する。
請求項1記載の躯体仕上壁における吸排気構造
においては、スリーブの先端は空間に臨んでお
り、所定の外壁仕上ユニツト材から突出していな
い。このような構造にしても、スリーブ内の空気
は、空間から目地空間部分を通つて建物の外部に
吸排気され、従来例と同様の吸排気機能が確保さ
れている。従つて、同一平面になる仕上壁から突
起物を出さずに目地空間部分を介して吸排気で
き、ひいては、外観上も見苦しくなくなり、自動
走行ロボツト等で自動清掃を行なうときにも作業
が容易となる。
また、従来例で述べたベンドキヤツプが不要に
なつたので、コストダウンを図ることができる。
さらに、目地空間部分は細長い形状となつてい
るので、雨水を空間内に浸入させ難くすることが
できる。
請求項2記載の躯体仕上壁における吸排気構造
においては、所定の外壁仕上ユニツト材を回動さ
せて取り外すことによりスリーブ等を保守点検で
きる。
請求項3記載の躯体仕上壁における吸排気構造
においては、目地空間から雨水が浸入しても、勾
配面に沿つて流れ、水抜きパイプから排出するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る躯体仕上壁にお
ける吸排気構造の縦断面図である。第2図は同躯
体仕上壁における吸排気構造の外観図である。第
3図は躯体仕上壁における吸排気構造の横断面図
である。第4図は第3図のブラケツトのA−A線
に沿つた断面説明図である。第5図は第3図のブ
ラケツトのB−B線に沿つた断面説明図である。
第6図は本考案の他の実施例に係る躯体仕上壁に
おける吸排気構造の外観図である。第7図は同躯
体仕上壁における吸排気構造の縦断面図である。
第8図は従来の躯体仕上壁における吸排気構造の
外観図である。第9図は従来の躯体仕上壁におけ
る吸排気構造の縦断面図である。 主要な部分の符号の説明、2C……外壁仕上げ
ユニツト材、4……躯体、4A……壁面、5……
支持部材、6……仕上壁、7……スリーブ、7A
……先端、8……受け部材、9……勾配面、9A
……孔、10……水抜きパイプ、S1,S2……
目地空間部分、S3……空間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 外壁仕上げユニツト材を、躯体の壁面に平板
    状に連続して配列・支持することにより躯体の
    仕上壁を形成し、躯体に吸排気用のスリーブを
    貫通・配置させてなる躯体仕上壁における吸排
    気構造において、所定の外壁仕上ユニツト材の
    端面とその隣接する外壁仕上ユニツト材の端面
    との間に目地空間部分を形成し、この外壁仕上
    ユニツト材を支持部材を介して支持して躯体と
    の間に目地空間部分に連通する空間を形成し、
    この空間にスリーブの先端を臨ませてなること
    を特徴とする躯体仕上壁における吸排気構造。 (2) 支持部材を回動自在に構成するとともに、躯
    体の壁面の所定の部位に、支持部材に連結して
    いる外壁仕上ユニツト材が当接する受け部材を
    設けたことを特徴とする請求項1記載の躯体仕
    上壁における吸排気構造。 (3) 支持部材に連結している外壁仕上ユニツト材
    の下方の隣接する外壁仕上ユニツト材の上端か
    ら躯体の壁面にかけて、壁面の下方に向かつて
    傾斜する勾配面が形成され、さらに、その勾配
    面に設けた孔に水抜きパイプが接続しているこ
    とを特徴とする請求項1記載の躯体仕上壁にお
    ける吸排気構造。
JP7572888U 1988-06-06 1988-06-06 Expired - Lifetime JPH0522744Y2 (ja)

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