JP3035467B2 - 乾式外構の笠木取付構造 - Google Patents

乾式外構の笠木取付構造

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JP3035467B2 JP7099019A JP9901995A JP3035467B2 JP 3035467 B2 JP3035467 B2 JP 3035467B2 JP 7099019 A JP7099019 A JP 7099019A JP 9901995 A JP9901995 A JP 9901995A JP 3035467 B2 JP3035467 B2 JP 3035467B2
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富夫 小林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、乾式外構の笠木取付
構造に関するものである。さらに詳しくは、この発明
は、支柱と外装材とからなる乾式外構の最上部を構成す
る金属製の笠木を、簡便かつ確実に、しかも外観良好な
状態で取付けることのできる新しい笠木取付構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、住宅等の敷地境界に設置する
乾式外構として、たとえば図4に例示したような金属支
柱(ア)と格子状等のフェンスパネル(イ)とからなる
金属フェンス体(ウ)が知られている。このような金属
フェンス体(ウ)は、図4にも例示したように、金属支
柱(ア)の下端部(エ)をコンクリートブロック(エ)
に埋め込んで立設することができ、他の湿式の外構に比
べて施工が容易であり、しかも比較的多くの強度を有す
ることから、様々な形状と意匠とからなるものが広く普
及しつつある。
【0003】ただし、このようなフェンス構造からなる
乾式外構の場合には、コンクリートブロック(ウ)への
埋め込みや、その重量等の制約から金属支柱(ア)の外
径はあまり大きくすることはできず、この支柱(ア)に
取付けるフェンスパネル(イ)もより軽量化することが
必要であることから、その厚み(W)もせいぜい40m
m程度にすぎず、その形状も格子状等としなければなら
ない等のことから、どうしても弱々しい外観になってし
まうという欠点が避けられなかった。
【0004】そこで、この発明の発明者等は、図5に例
示したような、中空筒体部(エ)とその両側に対称配設
されたT字型板体部(オ)とによって構成される支柱
(カ)を既に発明し、中空筒体部(エ)によって支柱自
体を軽量化し、かつ十分な強度を持たせるとともに、T
字型板体部(オ)によって支柱の厚みをより大きなもの
とすることを可能にした。しかも、この支柱(カ)を用
いることによって、図6にも示したように、支柱間に掛
け渡した長尺の取付け金具(キ)をT字型板体部(オ)
に固定して、この金具(キ)を介して外装材(ク)を取
付け固定し、さらにこの外装材(ク)の上部を金属製の
笠木(ケ)によって覆うようにした新しい乾式外構をも
提供している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに強度、耐久性に優れ、施工性をも向上させた新しい
乾式外構においても、その後の検討により、その外観性
をさらに良好なものとするための課題が指摘されてい
た。すなわち、図6に例示したような乾式外構において
は、笠木(ケ)をクギ等によって固定するため、その表
面にクギ頭が露出して外観性が低下してしまうという不
都合が存在した。また、クギ等を打ち込むことによって
笠木表面の塗装がはげ落ちたり、あるいはクギ穴から雨
水等が浸水して、笠木や外構構造の耐久性が低下すると
いったことも問題であった。
【0006】さらには、その施工においても、長尺の笠
木を支持しながら、一か所ずつクギ打ちすることは容易
な作業ではなかった。この発明は、以上の通りの事情に
鑑みてなされたものであり、従来の乾式外構における笠
木の取付構造の欠点を解消し、簡便かつ確実に、しかも
外観良好な状態で笠木を取付けることができ、笠木自体
の耐久性をもさらに向上させることのできる新しい笠木
取付構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、支柱の両側に外装材を固定した
乾式外構の笠木取付構造であって、支柱の両側に固定さ
れた最上部外装材の支柱取付用の長尺金具に固定金具が
掛け渡し固定され、この固定金具の両端折曲角部には笠
木の両側折曲片部が嵌合固定され、かつ固定金具の支持
板部は笠木裏面と略同一の形状を有し、この支持板部に
よって笠木裏面が密着支持されることを特徴とする乾式
外構の笠木取付構造を提供する。
【0008】また、この発明においては、支持板部の表
面にシール材を有する固定金具が、隣接する笠木の連結
部位置に掛け渡し固定されていることを好ましい態様の
一つとしてもいる。
【0009】
【作用】この発明の笠木取付構造においては、外装材の
上端部にビス等で固定された複数の固定金具に笠木が嵌
合固定される。笠木は、固定金具を完全に覆うようにし
て取付けられ、しかも笠木にはビスやクギ等は一切使用
されないため、取付け後の笠木の外観性は極めて良好で
ある。
【0010】また固定金具は、笠木裏面と略同一形状の
支持板部を有し、この支持板部によって笠木裏面が密着
支持されるため、笠木は変形しにくく、その固定力は強
固である。さらに、固定金具を笠木の連結部に位置さ
せ、その支持板部の表面にシール材を配設すれば、笠木
の連結部からの雨水等の侵入を効果的に防止することも
できる。
【0011】以下、図面に沿って実施例を示し、この発
明の笠木取付構造についてさらに詳しく説明する。
【0012】
【実施例】添付した図面の図1は、この発明の乾式外構
の笠木取付構造の一実施例を示した斜視図である。たと
えばこの図1に示した例の場合には、無機質板等の外装
材(1)が両面に固定されて乾式外構が構成されてお
り、各々の外装材(1)の上端部には金属製の長尺金具
(2)が嵌合立設されている。そして、この長尺金具
(2)間に固定金具(3)が掛け渡され、ビス(4)に
よって長尺金具(2)に固定される。
【0013】固定金具(3)は、その両端部に折曲角部
(5)が形成されており、中央部には支持板部(6)が
立設配置されている。一方、笠木(7)は、アルミ等の
金属板を折曲加工するなどして成型され、その両側端縁
には折曲片部(8)が形成されており、図2にも例示し
たように、この折曲片部(8)を固定金具(3)の折曲
角部(5)に嵌合させることによって、笠木(7)を固
定金具(3)に固定することができる。このようにして
笠木(7)を取付けることによって、長尺金具(2)や
固定金具(3)の存在は、笠木(7)によって完全に覆
い隠され、しかも笠木(7)自体にはビスやクギを一切
使用しないため、施工後の外観性は極めて良好なものと
なる。
【0014】さらに、固定金具(3)の支持板部(6)
は、笠木(7)の裏面と略同一の形状を有しており、こ
の支持板部(6)が笠木(7)の裏面に密着当接するた
め、笠木(7)の固定状態は強固なものとなる。図3
は、この発明の笠木取付構造に用いることのできる固定
金具の別の態様を例示した斜視図である。
【0015】たとえばこの固定金具(30)の場合に
は、その支持板部(6)の表面に、EPDM等の有機ポ
リマーからなるシール材(9)を貼付している。このよ
うな固定金具(30)は、たとえば笠木(7)を連結し
て取付ける際の、笠木突き合わせ部に設置するのに適し
ている。すなわち、隣接する笠木(7)の各々の端部を
シール材(9)上で突き合わせれば、この連結部はシー
ル材(9)によって密封されるため、雨水等の侵入を防
止するためのコーキング処理等を笠木の表面に施す必要
はなく、外観性はより一層良好なものとなる。
【0016】もちろんこの発明は、以上の例によって限
定されるものではなく、細部の構成等については様々な
態様が可能であることは言うまでもない。
【0017】
【発明の効果】以上、詳しく説明したとおり、この発明
によって、支柱と外装材とによる塀等の乾式外構におい
て、外構の上部を構成する笠木を簡便かつ確実に、しか
も外観良好な状態で取付けることができ、笠木自体の耐
久性をもさらに向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の乾式外構の笠木取付構造の一実施例
を示した斜視図である。
【図2】この発明における笠木取付け方法を例示した側
面図である。
【図3】この発明の笠木取付構造に用いることのできる
固定金具の別の態様を例示した斜視図である。
【図4】従来の金属フェンス構造からなる外構を例示し
た斜視図である。
【図5】この発明の発明者等が先に提案した支柱を例示
した斜視図である。
【図6】この発明の発明者等が先に提案した乾式外構構
造の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 外装材 2 長尺金具 3、30 固定金具 4 ビス 5 折曲角部 6 支持板部 7 笠木 8 折曲片部 9 シール材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−53969(JP,A) 特開 平6−272433(JP,A) 実開 昭60−72826(JP,U) 実開 昭57−147932(JP,U) 実開 昭60−179751(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 17/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱の両側に外装材を固定した乾式外構
    の笠木取付構造であって、支柱の両側に固定された最上
    部外装材の支柱取付用の長尺金具に固定金具が掛け渡し
    固定され、このこの固定金具の両端折曲角部には笠木の
    両側折曲片部が嵌合固定され、かつ固定金具の支持板部
    は笠木裏面と略同一の形状を有し、この支持板部によっ
    て笠木裏面が密着支持されることを特徴とする乾式外構
    の笠木取付構造。
  2. 【請求項2】 支持板部の表面にシール材を有する固定
    金具が、隣接する笠木の連結部位置に掛け渡し固定され
    ている請求項1の笠木取付構造。
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