JPH05226375A - パターン形成方法 - Google Patents

パターン形成方法

Info

Publication number
JPH05226375A
JPH05226375A JP5936592A JP5936592A JPH05226375A JP H05226375 A JPH05226375 A JP H05226375A JP 5936592 A JP5936592 A JP 5936592A JP 5936592 A JP5936592 A JP 5936592A JP H05226375 A JPH05226375 A JP H05226375A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
substrate
forming
pattern
etching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5936592A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumasa Nomoto
和正 野本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP5936592A priority Critical patent/JPH05226375A/ja
Publication of JPH05226375A publication Critical patent/JPH05226375A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Junction Field-Effect Transistors (AREA)
  • Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 細線の形成を電子線リソグラフィーやX線リ
ソグラフィーを用いることなく簡便に行う。 【構成】 n型Alx Ga1-x As層3の全面に例えばSi3
4 から成る第一の層9を形成し、その上に例えばAlから
成る所定パターンの第二の層10をその側壁が基板表面
に対して垂直になるように形成した後、第二の層10を
マスクとして第一の層9をアンダーカットが生じるまで
等方性エッチングする。次に、例えばAlを垂直蒸着して
第三の層12を第一の層9よりも小さい厚さに形成した
後、ショットキー金属を斜め蒸着することにより、第二
の層10の端部とn型Alx Ga1-xAs層3上の第三の層1
2の端部との間の間隙を通してn型Alx Ga1-x As層3上
にショットキー金属を堆積させてゲート電極13を形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パターン形成方法に
関し、特に、細線の形成に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、細線の形成は、主として、形成す
べき細線の反転パターン形状を有するレジストパターン
を電子線リソグラフィーやX線リソグラフィーにより基
板上に形成し、基板全面に金属を真空蒸着した後、レジ
ストパターン上の金属をリフトオフすることにより行わ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来の
細線の形成方法は、電子線リソグラフィーによりレジス
トパターンを形成する場合には、電子線照射時の基板か
らの電子の後方散乱の影響により露光幅が照射幅に比べ
て大きくなることから、線幅が大きくなってしまうとい
う問題がある。これを改善するために、基板を薄くした
り、レジストを多層にしたりすることにより電子の後方
散乱の影響を抑える方法があるが、これらの方法は煩雑
なプロセスが必要であるという問題がある。
【0004】また、上述の従来の細線の形成方法におい
て、X線リソグラフィーによりレジストパターンを形成
する場合には、シンクロトロン放射光などが必要である
ことから、細線の形成を簡便に行うことができないとい
う問題がある。
【0005】従って、この発明の目的は、細線の形成を
電子線リソグラフィーやX線リソグラフィーを用いるこ
となく簡便に行うことができるパターン形成方法を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第一の発明のパターン形成方法は、基板
(3)上に基板(3)に対してエッチング選択性を有す
る物質から成る第一の層(9)を形成する工程と、第一
の層(9)上に第一の層(9)を構成する物質に対して
エッチング選択性を有する物質から成る所定パターンの
第二の層(10)をその側壁が基板(3)の主面に対し
てほぼ垂直になるように形成する工程と、第二の層(1
0)をマスクとして第一の層(9)をそのアンダーカッ
トが生じるまで等方性エッチングする工程と、第二の層
(10)を構成する物質と実質的に同一のエッチング特
性を有する物質を基板(3)の主面に対してほぼ垂直な
方向から基板(3)上に堆積させることにより第三の層
(12)を形成する工程と、パターン形成用の物質を基
板(3)の主面に対して斜めの方向から基板(3)上に
堆積させる工程と、第一の層(9)、第二の層(1
0)、第三の層(12)及び第三の層(12)上に堆積
したパターン形成用の物質(14)を除去する工程とを
具備するものである。
【0007】この発明の第二の発明のパターン形成方法
は、基板(3)上に基板(3)に対してエッチング選択
性を有する物質から成る第一の層(9)を形成する工程
と、第一の層(9)上に第一の層(9)を構成する物質
に対してエッチング選択性を有する物質から成る所定パ
ターンの第二の層(10)をその側壁が基板(9)の主
面に対してほぼ垂直になるように形成する工程と、第二
の層(10)をマスクとして第一の層(9)をそのアン
ダーカットが生じるまで等方性エッチングする工程と、
第二の層(10)を構成する物質と実質的に同一のエッ
チング特性を有する物質を基板(3)の主面に対してほ
ぼ垂直な方向から基板(3)上に堆積させることにより
第三の層(12)を形成する工程と、第二の層(10)
及び第三の層(12)を等方性エッチングすることによ
りそれらの側壁を所定距離だけ後退させる工程と、パタ
ーン形成用の物質を基板(3)の主面に対してほぼ垂直
な方向から基板(3)上に堆積させる工程と、第一の層
(9)、第二の層(10)、第三の層(12)及び第三
の層(12)上に堆積したパターン形成用の物質(1
4)を除去する工程とを具備するものである。
【0008】
【作用】上述のように構成されたこの発明の第一の発明
のパターン形成方法によれば、第二の層(10)をマス
クとして第一の層(9)をそのアンダーカットが生じる
まで等方性エッチングした後、第二の層(10)を構成
する物質と実質的に同一のエッチング特性を有する物質
を基板(3)の主面に対してほぼ垂直な方向から第一の
層(9)の厚さよりも小さい厚さに堆積させると、第二
の層(10)と基板(3)との上に第三の層(12)が
基板(3)と第二の層(10)との間の段差により互い
に分離して形成される。この場合、第二の層(10)上
の第三の層(12)の側壁と基板(3)上の第三の層
(12)の側壁とは基板(3)の主面に対してほぼ垂直
になり、かつ第二の層(10)の側壁と第二の層(1
0)上の第三の層(12)の側壁と基板(3)上の第三
の層(12)の側壁とは基板(3)の主面に対してほぼ
垂直な方向で見て一致する。
【0009】次に、基板(3)の主面に対して斜めの方
向から基板(3)上にパターン形成用の物質を堆積させ
ると、第二の層(10)の端部と基板(3)上の第三の
層(12)の端部との間の間隙を通して第一の層(9)
と基板(3)上の第三の層(12)との間の部分の基板
(3)上にパターン形成用の物質が堆積してパターン
(13)が形成される。このパターン(13)の幅は、
第二の層(10)の端部と基板(3)上の第三の層(1
2)の端部との間の間隙の幅と、パターン形成用の物質
の堆積方向が基板(3)の主面となす角度とによって制
御することができる。そして、この場合、堆積される物
質の層の厚さは高精度に制御することができるため、こ
の第二の層(10)の端部と基板(3)上の第三の層
(12)の端部との間の間隙の幅は極めて小さくするこ
とができる。これによって、電子線リソグラフィーやX
線リソグラフィーを用いた場合に得られる最小パターン
寸法と同等またはそれ以下の幅の細線を形成することが
できる。
【0010】以上のプロセスにおいては、所定パターン
の第二の層(10)を形成するためのリソグラフィーが
必要であるが、この第二の層(10)のパターン寸法は
大きくてよいので、このリソグラフィーはフォトリソグ
ラフィーでよく、電子線リソグラフィーやX線リソグラ
フィーを用いる必要はない。以上により、細線の形成を
電子線リソグラフィーやX線リソグラフィーを用いるこ
となく簡便に行うことができる。
【0011】上述のように構成されたこの発明の第二の
発明のパターン形成方法によれば、第一の発明のパター
ン形成方法と同様にして第三の層(12)まで形成した
後、第二の層(10)及び第三の層(12)を等方性エ
ッチングすることによりそれらの側壁を所定距離だけ後
退させると、基板(3)の主面に対して垂直な方向から
見て、第二の層(10)及びその上の第三の層(12)
の側壁と基板(3)上の第三の層(12)の側壁との間
に、第二の層(10)及び第三の層(12)の後退量の
2倍の幅の間隙が形成される。
【0012】次に、基板(3)の主面に対してほぼ垂直
な方向から基板(3)上にパターン形成用の物質を堆積
させると、第二の層(10)及びその上の第三の層(1
2)の側壁と基板(3)上の第三の層(12)の側壁と
の間の間隙を通して基板(3)上にパターン形成用の物
質が堆積してパターン(13)が形成される。このパタ
ーン(13)の幅は、基板(3)の主面に対して垂直な
方向から見たときの第二の層(10)及びその上の第三
の層(12)の側壁と基板(3)上の第三の層(12)
の側壁との間の間隙の幅とほぼ等しくなる。そして、こ
の間隙の幅は、第二の層(10)及び第三の層(12)
の後退量を高精度で制御することにより極めて小さくす
ることができるため、電子線リソグラフィーやX線リソ
グラフィーを用いた場合に得られる最小パターン寸法と
同等またはそれ以下の幅の細線を形成することができ
る。以上により、細線の形成を電子線リソグラフィーや
X線リソグラフィーを用いることなく簡便に行うことが
できる。
【0013】
【実施例】以下、この発明を高電子移動度トランジスタ
(HEMT)のゲート電極の形成に適用した実施例につ
いて図面を参照しながら説明する。なお、実施例の全図
において、同一の部分には同一の符号を付す。図1〜図
5はこの発明の第一実施例を示す。
【0014】この第一実施例においては、図1に示すよ
うに、まず、半絶縁性GaAs基板1上にアンドープGaAs層
(チャネル層)2及びn型Alx Ga1-x As層(電子供給
層)3を例えば有機金属化学気相成長(MOCVD)法
により順次エピタキシャル成長させる。符号4はn型Al
x Ga1-x As層3との界面の近傍のアンドープGaAs層2中
に形成された2次元電子ガス(2DEG)層を示す。次
に、n型Alx Ga1-x As層3上にオーミック金属膜、例え
ばAuGe/Au膜を例えば真空蒸着法により形成し、このAu
Ge/Au膜を所定形状にパターニングしてソース電極5及
びドレイン電極6を形成した後、熱処理を行うことによ
りこれらのソース電極5及びドレイン電極6をその下地
のn型Alx Ga1-x As層3及びアンドープGaAs層2と合金
化させて2DEG層4に達する合金層7、8を形成す
る。
【0015】次に、n型Alx Ga1-x As層3に対してエッ
チング選択性を有する物質、例えばSi3 4 から成る第
一の層9を例えばCVD法により全面にd1 の厚さに形
成する。次に、この第一の層9上にこの第一の層9に対
してエッチング選択性を有する物質、例えばAlから成る
第二の層10を例えば真空蒸着法により全面にd2 の厚
さに形成し、この第二の層10上にフォトリソグラフィ
ー法により所定形状のレジストパターン11を形成した
後、このレジストパターン11をマスクとして第二の層
10を異方性ドライエッチング法、例えば反応性イオン
エッチング(RIE)法により基板表面に対して垂直な
方向にエッチングすることにより、この第二の層10を
レジストパターン11と同一形状にパターニングし、か
つこの第二の層10の側壁を基板表面に対して垂直にす
る。第二の層10がAlから成る場合、このRIEの際の
エッチングガスとしては例えばSiCl4 が用いられる。
【0016】次に、レジストパターン11を除去した
後、図2に示すように、第二の層10をマスクとして等
方性ドライエッチング法またはウエットエッチング法に
より第一の層9を等方性エッチングする。この第一の層
9の等方性エッチングは、第二の層10の端部の下側の
部分にアンダーカットが生じるまで行う。第一の層9が
Si3 4 から成る場合、この等方性エッチングを等方性
ドライエッチングにより行う場合のエッチングガスとし
ては例えばCF4 が用いられ、この等方性エッチングを
ウエットエッチングにより行う場合のエッチング液とし
ては例えばHFが用いられる。
【0017】次に、図3に示すように、例えば第二の層
10を構成する物質と同一の物質、例えばAlを例えば真
空蒸着法により基板表面に対して垂直方向にd3 (<d
1 )の厚さに堆積させて第三の層12を形成する。この
場合、n型Alx Ga1-x As層3と第二の層10との間の段
差により、第二の層10上の第三の層12とn型AlxGa
1-x As層3及びソース電極5上の第三の層12とは、基
板表面に対して垂直な方向に互いに分離して形成され
る。また、第二の層10の側壁とその上の第三の層12
の側壁とn型Alx Ga1-x As層3及びソース電極5上の第
三の層12の側壁とは、基板表面に対して垂直でかつ基
板表面に対して垂直な方向から見て互いに一致してい
る。そして、この場合、この第二の層10の端部とn型
Alx Ga1-x As層3及びソース電極5上の第三の層12の
端部との間には、基板表面に対して垂直な方向の幅が
(d1 −d3 )に等しい間隙が形成される。この間隙の
幅(d1−d3 )は、標準的な蒸着膜厚精度から、数1
0nm程度またはそれ以下にすることができる。
【0018】次に、基板表面に対して斜めの方向から、
ゲート電極形成用のショットキー金属、例えばTi/Pt/
Auを例えば真空蒸着法により全面に堆積させる。これに
よって、図4に示すように、第二の層10の端部とn型
Alx Ga1-x As層3及びソース電極5上の第三の層12の
端部との間の間隙を通して、第一の層9の側壁とn型Al
x Ga1-x As層3及びソース電極5上の第三の層12の側
壁との間の部分のn型Alx Ga1-x As層3上にショットキ
ー金属が堆積して細線状のゲート電極13が形成され
る。このゲート電極13の幅は、第二の層10の端部と
n型Alx Ga1-x As層3及びソース電極5上の第三の層1
2の端部との間の間隙の幅(d1 −d3 )と、蒸着方向
が基板表面となす角度とによって制御することができ
る。符号14は上述の真空蒸着の際に第三の層12上に
形成された金属層を示す。
【0019】この後、第一の層9、第二の層10及び第
三の層12をエッチングすることにより、第三の層12
上の不要な金属層14をリフトオフする。第一の層9が
Si34 から成る場合におけるこの第一の層9のエッチ
ングは例えばエッチングガスとしてCF4 を用いた等方
性ドライエッチング法により行うことができ、第二の層
10及び第三の層12がAlから成る場合におけるこれら
の第二の層10及び第三の層12のエッチングは例えば
エッチング液としてH2 PO3 またはセミコクリーン
(商品名)を用いたウエットエッチング法により行うこ
とができる。以上により、図5に示すように、細線状の
ゲート電極13を有するHEMTが完成される。
【0020】この第一実施例によれば、第二の層10の
端部とn型Alx Ga1-x As層3及びソース電極5上の第三
の層12の端部との間に基板表面に対して垂直な方向の
幅が例えば数10nm程度またはそれ以下と極めて幅の
狭い間隙を形成し、基板表面に対して斜めの方向からこ
の間隙を通してn型Alx Ga1-x As層3上にゲート電極形
成用のショットキー金属を堆積させていることにより、
数10nm以下の幅の極めて狭い細線状のゲート電極1
3を形成することができ、これによってHEMTの高速
動作化を図ることができる。また、この細線状のゲート
電極13の形成に必要なリソグラフィーはフォトリソグ
ラフィーだけでよく、電子線リソグラフィーやX線リソ
グラフィーを用いる必要がないので、簡便である。しか
も、フォトリソグラフィーのスループットは電子線リソ
グラフィーやX線リソグラフィーに比べて高いので、生
産性も高い。
【0021】次に、この発明の第二実施例について説明
する。この第二実施例においては、まず、第一実施例と
同様にして図3に示す状態まで工程を進めた後、第二の
層10及び第三の層12を等方性エッチングすることに
よって、図6に示すように、第二の層10及びその上の
第三の層12の側壁とn型Alx Ga1-x As層3及びソース
電極5上の第三の層12の側壁とを互いに逆方向に、そ
れぞれ距離d4 /2だけ後退させる。これによって、基
板表面に対して垂直な方向から見て、第二の層10及び
その上の第三の層12の側壁とn型AlxGa1-x As層3及
びソース電極5上の第三の層12の側壁との間に、幅が
4 の間隙が形成される。この場合、第二の層10及び
第三の層12の後退量、従ってこの間隙の幅d4 は例え
ば数10nm程度の精度で制御することができる。第二
の層10及び第三の層12が例えばAlから成る場合、こ
れらの第二の層10及び第三の層12の等方性エッチン
グは、例えばエッチング液としてH2 PO3 またはセミ
コクリーン(商品名)を用いたウエットエッチング法
や、例えばエッチングガスとしてSiCl4 を用いた等方性
ドライエッチング法により行われる。
【0022】次に、基板表面に対して垂直な方向から全
面にゲート電極形成用のショットキー金属、例えばTi/
Pt/Auを例えば真空蒸着法により堆積させる。これによ
って、図7に示すように、第二の層10及びその上の第
三の層12の側壁とn型AlxGa1-x As層3及びソース電
極5上の第三の層12の側壁との間に形成された幅がd
4 の間隙を通してn型Alx Ga1-x As層3上にショットキ
ー金属が堆積し、この間隙の幅と等しい幅の細線状のゲ
ート電極13が形成される。
【0023】この後、第一実施例と同様にして第三の層
12上の不要な金属層14をリフトオフする。これによ
って、細線状のゲート電極13を有するHEMTが完成
される。
【0024】この第二実施例によっても、第一実施例と
同様に、極めて幅の狭い細線状のゲート電極13を電子
線リソグラフィーやX線リソグラフィーを用いることな
く簡便に形成することができる。
【0025】以上、この発明の実施例につき具体的に説
明したが、この発明は、上述の実施例に限定されるもの
ではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が
可能である。
【0026】例えば、上述の第一実施例及び第二実施例
における所定パターンの第二の層10の形成は、リフト
オフ法により行うようにしてもよい。また、上述の第一
実施例及び第二実施例においては、この発明をHEMT
のゲート電極の形成に適用した場合について説明した
が、この発明は、ゲート電極以外の各種用途の細線の形
成に適用することが可能である。
【0027】例えば、アハラノフ(Aharonov)−ボーム
(Bohm)効果を利用した量子干渉素子において電子波の
経路として用いられる細線リングの形成にこの発明を適
用することが可能である。この場合には、図8に示すよ
うに、形成すべき細線リングの形状に対応した円形の輪
郭を有する第一の層9及び第二の層10を基板21上に
形成した後、例えば上述の第一実施例における図3に示
す工程以降の工程と同様な工程を実行することにより、
図9に示すように細線リング22を形成することが可能
である。
【0028】また、この発明は、近年注目を集めている
微小トンネル接合の形成に適用することも可能である。
この微小トンネル接合は、現在は専ら電子線リソグラフ
ィーを用いて形成されているものである。
【0029】さらに、一次元的な系では電子の移動度が
増すことを利用した細線トランジスタ(擬一次元トラン
ジスタ)の製造にこの発明を適用することも可能であ
る。この場合には、この発明のパターン形成方法により
形成された細線状のマスクパターンをマスクとしてチャ
ネル層をパターニングすることにより、細線状、すなわ
ち擬一次元的なチャネル層を形成する。
【0030】なお、この発明は、細線ばかりでなく、任
意の形状のパターンの形成に適用することが可能であ
り、そのパターン幅は例えば数nm〜数mmとすること
が可能である。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
細線の形成を電子線リソグラフィーやX線リソグラフィ
ーを用いることなく簡便に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明をHEMTのゲート電極の形成に適用
した第一実施例を説明するための斜視図である。
【図2】この発明をHEMTのゲート電極の形成に適用
した第一実施例を説明するための斜視図である。
【図3】この発明をHEMTのゲート電極の形成に適用
した第一実施例を説明するための斜視図である。
【図4】この発明をHEMTのゲート電極の形成に適用
した第一実施例を説明するための斜視図である。
【図5】この発明をHEMTのゲート電極の形成に適用
した第一実施例を説明するための斜視図である。
【図6】この発明をHEMTのゲート電極の形成に適用
した第二実施例を説明するための斜視図である。
【図7】この発明をHEMTのゲート電極の形成に適用
した第二実施例を説明するための斜視図である。
【図8】この発明をアハラノフ−ボーム効果を利用した
量子干渉素子の細線リングの形成に適用した実施例を説
明するための斜視図である。
【図9】この発明をアハラノフ−ボーム効果を利用した
量子干渉素子の細線リングの形成に適用した実施例を説
明するための斜視図である。
【符号の説明】
1 半絶縁性GaAs基板 2 アンドープGaAs層 3 n型Alx Ga1-x As層 9 第一の層 10 第二の層 11 レジストパターン 12 第三の層 13 ゲート電極 14 金属層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H01L 21/203 S 8422−4M

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に上記基板に対してエッチング選
    択性を有する物質から成る第一の層を形成する工程と、 上記第一の層上に上記第一の層を構成する物質に対して
    エッチング選択性を有する物質から成る所定パターンの
    第二の層をその側壁が上記基板の主面に対してほぼ垂直
    になるように形成する工程と、 上記第二の層をマスクとして上記第一の層をそのアンダ
    ーカットが生じるまで等方性エッチングする工程と、 上記第二の層を構成する物質と実質的に同一のエッチン
    グ特性を有する物質を上記基板の主面に対してほぼ垂直
    な方向から上記基板上に堆積させることにより第三の層
    を形成する工程と、 パターン形成用の物質を上記基板の主面に対して斜めの
    方向から上記基板上に堆積させる工程と、 上記第一の層、上記第二の層、上記第三の層及び上記第
    三の層上に堆積した上記パターン形成用の物質を除去す
    る工程とを具備するパターン形成方法。
  2. 【請求項2】 基板上に上記基板に対してエッチング選
    択性を有する物質から成る第一の層を形成する工程と、 上記第一の層上に上記第一の層を構成する物質に対して
    エッチング選択性を有する物質から成る所定パターンの
    第二の層をその側壁が上記基板の主面に対してほぼ垂直
    になるように形成する工程と、 上記第二の層をマスクとして上記第一の層をそのアンダ
    ーカットが生じるまで等方性エッチングする工程と、 上記第二の層を構成する物質と実質的に同一のエッチン
    グ特性を有する物質を上記基板の主面に対してほぼ垂直
    な方向から上記基板上に堆積させることにより第三の層
    を形成する工程と、 上記第二の層及び上記第三の層を等方性エッチングする
    ことによりそれらの側壁を所定距離だけ後退させる工程
    と、 パターン形成用の物質を上記基板の主面に対してほぼ垂
    直な方向から上記基板上に堆積させる工程と、 上記第一の層、上記第二の層、上記第三の層及び上記第
    三の層上に堆積した上記パターン形成用の物質を除去す
    る工程とを具備するパターン形成方法。
JP5936592A 1992-02-13 1992-02-13 パターン形成方法 Pending JPH05226375A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5936592A JPH05226375A (ja) 1992-02-13 1992-02-13 パターン形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5936592A JPH05226375A (ja) 1992-02-13 1992-02-13 パターン形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05226375A true JPH05226375A (ja) 1993-09-03

Family

ID=13111174

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5936592A Pending JPH05226375A (ja) 1992-02-13 1992-02-13 パターン形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05226375A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08264807A (ja) * 1995-03-24 1996-10-11 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 半導体共鳴トンネルトランジスタおよびその作製方法
EP1042786A1 (en) * 1997-10-31 2000-10-11 Candescent Technologies Corporation Undercutting technique for creating coating in spaced-apart segments

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08264807A (ja) * 1995-03-24 1996-10-11 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 半導体共鳴トンネルトランジスタおよびその作製方法
EP1042786A1 (en) * 1997-10-31 2000-10-11 Candescent Technologies Corporation Undercutting technique for creating coating in spaced-apart segments
EP1042786B1 (en) * 1997-10-31 2011-03-02 Canon Kabushiki Kaisha Undercutting technique for creating coating in spaced-apart segments

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6605519B2 (en) Method for thin film lift-off processes using lateral extended etching masks and device
JP4143068B2 (ja) 選択的エッチングした自己整列二重リセス高電子移動度トランジスターの製造方法
EP1609176A2 (en) Method and systems for single- or multi-period edge definition lithography
JPS6142916A (ja) 半導体デバイスの作成法
US5563079A (en) Method of making a field effect transistor
US20080124852A1 (en) Method of forming T- or gamma-shaped electrode
Lee et al. Nanoscale selective growth of GaAs by molecular beam epitaxy
US20060276043A1 (en) Method and systems for single- or multi-period edge definition lithography
EP0810645B1 (en) Method of fabricating double photoresist layer self-aligned heterojunction bipolar transistor
EP0703626A2 (en) Resonant tunneling structure and fabrication methods
JPH02252267A (ja) 半導体装置の製造方法
US5693548A (en) Method for making T-gate of field effect transistor
JPH05226375A (ja) パターン形成方法
JP2002057142A (ja) 化合物半導体装置の製造方法
JP3109590B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPS62237763A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH08264807A (ja) 半導体共鳴トンネルトランジスタおよびその作製方法
JP2004363150A (ja) パターン形成方法
JPS6341078A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2513637B2 (ja) 電子ビ−ム露光用基準マ−クの形成方法
JP2776053B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0240924A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH07114193B2 (ja) 微細パタ−ンの形成方法
JP2002050757A (ja) 半導体装置の製造方法
JPS6215861A (ja) 半導体装置の製造方法