JPH05226325A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH05226325A
JPH05226325A JP2795792A JP2795792A JPH05226325A JP H05226325 A JPH05226325 A JP H05226325A JP 2795792 A JP2795792 A JP 2795792A JP 2795792 A JP2795792 A JP 2795792A JP H05226325 A JPH05226325 A JP H05226325A
Authority
JP
Japan
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film
semiconductor device
silicon nitride
oxide film
silicon oxide
Prior art date
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Pending
Application number
JP2795792A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Tanaka
庸夫 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリコン酸化膜とシリコン窒化膜とを積層し
てなる2層のパッシベーション膜を有し、該パッシベ−
ション膜に開口部分を設けた半導体装置においてコンタ
ミネ−ションの浸入パスを遮断して、高信頼性の半導体
装置を得ることを目的とする。 【構成】 本発明は、シリコン酸化膜(15a)とシリ
コン窒化膜(15b)とを積層してなるパッシベ−ショ
ン膜(15)の開口部分において、シリコン酸化膜(1
5a)の端をシリコン窒化膜(15b)によって被覆し
たことを特徴としている。本発明は、スクライブライン
領域、ボンディングパッド領域等、パッシベ−ション膜
(15)の開口部分であればどこでも適用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置に関し、特に
シリコン酸化膜(SiO2膜)とシリコン窒化膜(Si3
4膜)とを積層してなる2層のパッシベ−ション膜を
有する半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体素子の形成された半導体チ
ップでは、シリコン窒化膜からなるパッシベ−ション膜
で半導体チップの表面を被覆することにより、外部から
の水分や重金属イオン等のコンタミネ−ションから内部
の半導体素子を保護していた。しかし、シリコン窒化膜
は強い応力を有するので、この応力を受けた半導体素子
の特性が変動する等の問題があった。そこで、近年では
シリコン窒化膜の下地にシリコン酸化膜を敷いた2層構
造とすることによって、シリコン窒化膜による応力を緩
和することが行われるようになった。
【0003】図9は、従来例に係る半導体装置のスクラ
イブライン領域の構造を示す断面図である。同図におい
て、(1)は半導体基板、(2)はLOCOS酸化膜、
(3)はPSG膜あるいはBPSG膜等からなる層間絶
縁膜、(4)はコンタミネ−ション浸入防止用のアルミ
ニウム膜である。そして、(5)はパッシベ−ション膜
であってシリコン酸化膜(5a)とシリコン窒化膜(5
b)とを積層したものである。なお、スクライブライン
上では、パッシベ−ション膜(5)は開口されており、
半導体基板(1)の露出部分をスクライブすることによ
り、パッシベ−ション膜(5)等にクラックが生じるの
を防止している。
【0004】この構造によれば、比較的軟らかいシリコ
ン酸化膜(5a)がシリコン窒化膜(5b)からの応力
を吸収するので、半導体素子(図示せず)の特性を安定
化できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
においてはスクライブライン上のシリコン酸化膜(5
a)およびシリコン窒化膜(5b)を同一のフォトエッ
チング工程で除去してパッシベ−ション膜(5)を開口
していたので、シリコン酸化膜(5a)の端部が露出し
ており、図9に示すように、この露出部分からコンタミ
ネ−ションが矢印で示したパスを経て内部の半導体素子
にまで達し、半導体装置の信頼性を害するという問題が
あった。
【0006】本発明は上述の課題に鑑みてなされたもの
であり、かかるコンタミネ−ションの浸入パスを完全に
遮断し、高信頼性の半導体装置を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、シリコン酸化
膜(15a)の端部をシリコン窒化膜(15b)で被覆
することにより、コンタミネ−ションの浸入を防止した
こを特徴としている。
【0008】
【作用】上述の手段によれば、シリコン酸化膜(15
a)の露出部分がなくなり、コンタミネ−ションの浸入
パスがコンタミネ−ションの浸入パスが完全に遮断され
るので、高信頼性の半導体装置を得るこができる。
【0009】
【実施例】次に、本発明の第1の実施例を図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の第1の実施例に係る半導
体装置のスクライブライン領域を示す断面図である。同
図において、(11)は半導体基板、(12)はLOC
OS酸化膜、(13)はPSG膜あるいはBPSG膜等
からなる層間絶縁膜、(14)はコンタミネ−ション浸
入防止用のアルミニウム膜である。そして、(15)は
パッシベ−ション膜であってシリコン酸化膜(15a)
とシリコン窒化膜(15b)とを積層したものである。
スクライブライン上では、パッシベ−ション膜(15)
は開口されている。
【0010】本発明の特徴とする点は、シリコン酸化膜
(15a)の端部がスクライブライン(16)側に延在
したシリコン窒化膜(15b)によって被覆されている
ことである。これにより、シリコン酸化膜(15a)の
露出部分がなくなり、コンタミネ−ションの浸入パスが
完全に遮断されるので、高信頼性の半導体装置を得るこ
とができる。
【0011】本発明は、スクライブライン領域に限ら
ず、パッシベ−ション膜(15)の開口部分であればど
こでも適用できる。図2は、本発明の第2の実施例に係
る半導体装置のボンディングパッド領域の構造を示す断
面図である。なお、同図において、図1と同一番号の構
成部分は同一の製造工程で形成されたものである。(1
4)はワイヤ−ボンディング用のアルミニウム膜であ
り、中央のボンディング領域上のパッシベ−ション膜
(15)が開口されている。そして、該開口部分のシリ
コン酸化膜(15a)の端部は、ボンディング領域に延
在したシリコン窒化膜(15b)によって被覆されてい
る。これにより、同様にコンタミネ−ションの浸入パス
が完全に遮断されるので、高信頼性の半導体装置を得る
ことができるのである。
【0012】次に、本発明の第1の実施例に係る半導体
装置の製造方法を図3〜図8に示した工程断面図を参照
して以下に説明する。なお、本製造方法は第2の実施例
に係る半導体装置の製造方法にも適用できる。まず、半
導体基板(11)上に選択酸化法により、LOCOS酸
化膜(12)を形成し、CVD法により、PSG膜ある
いはBPSG膜等からなる絶縁膜を全面に堆積した後
に、フォトエッチングにより不要部分を除去して層間絶
縁膜(13)を形成する。そして、層間絶縁膜(13)
の端を被覆する位置にアルミニウム膜(14)を形成す
る(図3)。続いて、全面にシリコン酸化膜(15a)
をCVD法により堆積する(図4)。そして、シリコン
酸化膜(15a)上にレジスト(16)を形成し、レジ
スト(16)をマスクとしてシリコン酸化膜(15a)
をエッチングし、アルミニウム膜(14)の端を被覆す
る位置にシリコン酸化膜(15a)を残す(図5)。こ
の後、全面にシリコン窒化膜(15b)をCVD法によ
り堆積する(図6)。そして、同様にシリコン窒化膜
(15b)上にレジスト(19)を形成し、レジスト
(17)をマスクとしてシリコン窒化膜(15b)をエ
ッチングし、シリコン酸化膜(15a)の端を被覆する
位置にシリコン窒化膜(15b)を残す(図7)。最後
に、レジスト(17)を除去して、スクライブライン領
域の構造を完成する。
【0013】このように、従来例においてはスクライブ
ライン上のシリコン酸化膜(5a)およびシリコン窒化
膜(5b)を同一のフォトエッチング工程で除去してパ
ッシベ−ション膜(5)を開口していたのに対して、本
発明では別個のフォトエッチング工程を施すことによ
り、シリコン酸化膜(15a)の端をシリコン窒化膜
(5b)によって被覆し、コンタミネ−ションの浸入パ
スを遮断することを可能としている。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
リコン酸化膜(15a)とシリコン窒化膜(15b)と
を積層してなる2層のパッシベ−ション膜(15)を有
し、該パッシベ−ション膜(15)に開口部分を設けた
半導体装置において、前記開口部分の前記シリコン酸化
膜(15a)の端部をシリコン窒化膜(15b)で被覆
しているので、シリコン酸化膜(15a)の露出部分が
なくなり、コンタミネ−ションの浸入パスが完全に遮断
される。これにより、高信頼性の半導体装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る半導体装置のスク
ライブライン領域の構造を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る半導体装置のボン
ディングパッド領域の構造を示す断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係る半導体装置の製造
方法を示す第1の工程断面図である。
【図4】本発明の第1の実施例に係る半導体装置の製造
方法を示す第2の工程断面図である。
【図5】本発明の第1の実施例に係る半導体装置の製造
方法を示す第3の工程断面図である。
【図6】本発明の第1の実施例に係る半導体装置の製造
方法を示す第4の工程断面図である。
【図7】本発明の第1の実施例に係る半導体装置の製造
方法を示す第5の工程断面図である。
【図8】本発明の第1の実施例に係る半導体装置の製造
方法を示す第6の工程断面図である。
【図9】従来例に係る半導体装置のスライブライン領域
の構造を示す断面図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン酸化膜とシリコン窒化膜とを積
    層してなる2層のパッシベ−ション膜を有し、該パッシ
    ベ−ション膜に開口部分を設けた半導体装置において、
    前記開口部分の前記シリコン酸化膜の端部をシリコン窒
    化膜で被覆することにより、コンタミネ−ションの浸入
    を防止したことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記パッシベ−ション膜の開口部分がス
    クライブライン領域であることを特徴とする請求項1記
    載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記パッシベ−ション膜の開口部分がボ
    ンディングパッド領域であることを特徴とする請求項1
    記載の半導体装置。
JP2795792A 1992-02-14 1992-02-14 半導体装置 Pending JPH05226325A (ja)

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JP2795792A JPH05226325A (ja) 1992-02-14 1992-02-14 半導体装置

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JP2795792A JPH05226325A (ja) 1992-02-14 1992-02-14 半導体装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5593927A (en) * 1993-10-14 1997-01-14 Micron Technology, Inc. Method for packaging semiconductor dice
JP2006108664A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Samsung Electronics Co Ltd 段差被覆性を向上させた半導体ウェハー及びその製造方法

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