JPH05226201A - チップ部品の振込装置 - Google Patents

チップ部品の振込装置

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JPH05226201A
JPH05226201A JP5749792A JP5749792A JPH05226201A JP H05226201 A JPH05226201 A JP H05226201A JP 5749792 A JP5749792 A JP 5749792A JP 5749792 A JP5749792 A JP 5749792A JP H05226201 A JPH05226201 A JP H05226201A
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plate
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Takashi Kimoto
隆 木本
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徹 松村
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】チップ部品がガイドプレートの全ての穴に万遍
なく行き渡り、充填率を向上させることができ、ガイド
プレートの穴にチップ部品が2個以上溜まっても、余分
なチップ部品を簡単に取り除くことができるチップ部品
の振込装置を提供すること。 【構成】ステージ11には保持プレートAとガイドプレ
ートBとがセットされる。ステージ11に回動可能に支
持された振込ケース20はチップボックス25とプレー
トA,B覆われる開口部29をと有する。プレートA,
Bはチャック35により振込ケース20に密着保持さ
れ、振込ケース20はロックレバー31によってステー
ジ11にロックされる。ステージ11にはバイブレータ
13と、保持プレートの下方から吸引される空気穴42
とを有する。ステージ11は支軸4を支点としてシリン
ダ7,8により上下に揺動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はチップコンデンサやチッ
プ抵抗のようなチップ部品を保持プレートの保持穴に挿
入する際に用いられる振込装置、詳しくは、保持プレー
ト上に保持穴に対応する案内穴を設けたガイドプレート
を載置し、ガイドプレート上に多数のチップ部品を流
し、振動と真空吸引を行いながらガイドプレートの各案
内穴にチップ部品を1個ずつ充填するための装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、多数のチップ部品の端部に電極を
同時に塗布するため、チップ部品を弾性的に保持する保
持プレートが用いられている(特公昭62−20685
号公報)。この保持プレートは、硬質基板の中心部に形
成された薄肉な平板部に多数の貫通穴を形成するととも
に、平板部で形成される凹部にゴム状弾性体を埋設し、
かつ弾性体の貫通穴部分に貫通した保持穴を形成したも
のである。このような保持プレートを用いてチップ部品
の両端部に外部電極を形成するには、従来から次のよう
な方法が採られている。
【0003】まず保持プレートの上側に、その保持穴と
同じ配列で複数の案内穴が形成されたガイドプレートを
載置し、このガイドプレートの各案内穴にチップ部品を
1個ずつ充填する。その後、チップ部品をプレスピンに
よって保持穴に押し込み、チップ部品の上端部が保持プ
レートの表面側に露出した状態で弾性的に保持する。つ
ぎにチップ部品を保持した保持プレートを裏返しにし、
下側へ突出したチップ部品の一部を銀等の電極ペースト
が塗布された電極塗布板上に押し当てることにより、チ
ップ部品の一端に電極を塗布する。この電極が乾燥した
後、チップ部品を保持した保持プレートの下側に一定厚
みの枠状スペーサを介して別の保持プレートを配置し、
上記と同様のプレスピンで上記保持プレートから別の保
持プレートへチップ部品を移し替え、電極が形成されて
いないチップ部品の他端部を露出させた状態に保持す
る。その後、上記と同様の操作によりチップ部品の他端
部に電極ペーストを塗布し、乾燥させることにより、チ
ップ部品の両端部に電極を形成できる(特開昭60−1
09204号公報参照)。
【0004】ところで、チップ部品をガイドプレートの
案内穴に充填する際、振込装置が用いられる。特公昭6
2−20685号公報には振込装置の一例が開示されて
いる。この振込装置は、スプリングによって弾性支持さ
れたベースと、ベース上に取り付けられた保持プレー
ト,ガイドプレートおよび供給枠と、ベースの端部に設
けられる振動・吸引装置とを備えている。供給枠には多
数のチップ部品を収容する空所が形成されている。この
振込装置の使用方法は、まず供給枠を裏返しにしてその
空所に所定数のチップ部品をばら状に収容し、空所の開
口面をガイドプレートと保持プレートとで覆い、供給枠
と2枚のプレートとを整列ピンで位置決めする。次に、
供給枠とプレートとを一体に表返しにしてベースに取り
付ける。そして、ベースに振動を与えながら保持プレー
トの下方から吸引することにより、空所に収容されてい
るチップ部品をガイドプレートの穴に充填するものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記振込装
置の場合には次のような問題点があった。その第1は、
装置を振動させかつ吸引を行っても、ガイドプレートの
穴へのチップ部品の充填率が低いことである。その理由
は、供給枠がベースを介してほぼ水平に弾性支持されて
いるため、振動と吸引とを行ってもチップ部品がガイド
プレートの全ての穴に万遍なく行き渡らず、充填不良が
発生するためである。また、第2の問題は、ガイドプレ
ートの穴にチップ部品が必ずしも1個ずつ充填されず、
余分なチップ部品が穴の上部に溜まることである。ガイ
ドプレートの穴に余分なチップ部品が溜まると、プレス
ピンでガイドプレートの穴から保持プレートの穴へチッ
プ部品を押し込む際、プレスピンが折れるという重大な
結果を招く。そのため、従来では充填作業が終了した
後、供給枠を取外し、ガイドプレートの穴の上に溜まっ
た余分のチップ部品を1個ずつピンセットで取り除くと
いう面倒な作業を行わなければならなかった。そこで、
本発明の目的は、チップ部品がガイドプレートの全ての
穴に万遍なく行き渡り、充填率を向上させることができ
るチップ部品の振込装置を提供することにある。また、
他の目的は、ガイドプレートの穴にチップ部品が2個以
上溜まっても、余分なチップ部品を簡単に取り除くこと
ができるチップ部品の振込装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、多数の保持穴を持つ保持プレート上に、
保持穴に対応する貫通した案内穴を有するガイドプレー
トを載置し、ガイドプレートの案内穴にそれぞれチップ
部品を充填するための振込装置において、一端側に多数
のチップ部品を収容できるチップボックスを有し、チッ
プボックスを除く下面部に保持プレートおよびガイドプ
レートによって覆われる開口部を有する振込ケースと、
保持プレートおよびガイドプレートを振込ケースに対し
て密着保持するチャック手段と、振込ケースをそのチッ
プボックス側を支点として上下方向に回動可能に支承す
るステージと、ステージに振動を与えるとともに、保持
プレートの下方から吸引する振動・吸引手段と、ステー
ジを上下に揺動させる揺動手段とを備えたものである。
第2の発明は、第1の発明における振込ケースをステー
ジ上面に接する位置と、ステージに対して約90°起立
した位置との2位置の間で回動させる駆動手段が設けら
れていることを特徴とする。第3の発明は、第1または
第2の発明における振込ケースがステージ上面に接した
位置において、振込ケースをステージに対してロックす
る手段が設けられていることを特徴とする。
【0007】
【作用】まず振込ケースをチップボックス側を支点とし
て上方へ開き、チップボックス内に所定数量のチップ部
品を収容する。一方、ステージ上の一定位置には保持プ
レートとガイドプレートとをセットする。次に、振込ケ
ースを下方へ回動させると、その開口部は保持プレート
とガイドプレートとで閉じられる。そして、チャック手
段によって保持プレートおよびガイドプレートを振込ケ
ースに密着保持させることにより、チップ部品の外部へ
の落下が防止される。ここで、振動・吸引手段によって
ステージに振動を与えるとともに、保持プレートの下方
から吸引を行い、これと同時にステージを上下に大きく
揺動させる。すると、チップボックス内に収容された多
数のチップ部品は揺動につれてガイドプレート上へ万遍
なく行き渡り、微振動によって各案内穴に充填される。
充填されたチップ部品は吸引によってジャンピングが防
止されるので、一旦充填されたチップ部品が飛び出すこ
とがない。このようにしてチップ部品の充填率は格段に
向上する。充填が終了すれば、振動・吸引を停止させる
とともに、揺動も停止させる。そして、振込ケースに保
持プレートおよびガイドプレートを密着保持したまま上
方へ回動させる。これにより、ガイドプレートの穴の上
に溜まった余分なチップ部品は落下し、チップボックス
へ回収される。この時、穴に充填された必要なチップ部
品までもが落下しないように、回動角度を約90°つま
りガイドプレートを直立位置まで回動させるのが望まし
い。次に、再び振込ケースと保持プレートおよびガイド
プレートとを一体に水平状態まで回動させ、ここでチャ
ック手段を開放して振込ケースと両プレートとを分離す
る。そして、振込ケースのみを上方へ回動させると、ス
テージ上には保持プレートとガイドプレートとが残る。
この時、ガイドプレートの穴にはチップ部品が1個ずつ
充填されている。
【0008】振込ケースと保持プレートおよびガイドプ
レートを直立位置まで回動させた時、ガイドプレートの
穴の上に溜まった余分のチップ部品を確実に落下させる
ため、ガイドプレートの厚み(穴の長さ)をチップ部品
の長さより若干長くするのが望ましい。ガイドプレート
の案内穴の上端部には、一般にチップ部品の充填率を高
めるためすり鉢状テーパが形成されるが、このテーパは
ガイドプレート上の余分なチップ部品を落下させる際に
も効果的である。振込ケースの回動操作を手動で行って
もよいが、自動的に振込ケースを回動させる回動手段を
設けるのが望ましい。回動手段は振込ケースを少なくと
も90°回動させる必要があり、モータあるいはシリン
ダを用いることができる。また、振込ケースをステージ
に対して接触状態で保持するため、振込ケースをステー
ジに対してロックする手段を設けるのが望ましい。これ
により、ステージに振動を加えた時、その振動が振込ケ
ースに効果的に伝わるとともに、振動や揺動によって振
込ケースが開くのを防止できる。
【0009】
【実施例】図1は本発明で使用される保持プレートA、
ガイドプレートBおよび治具枠Dの構造を示す。保持プ
レートAにはチップ部品Cを弾性的に保持するための多
数の保持穴a1 が形成され、保持プレートA上に載置さ
れたガイドプレートBには保持穴a1 に対応する案内穴
1 が形成されている。案内穴b1 の上端部にはすり鉢
状のテーパが形成されている。ガイドプレートBの厚み
Hはチップ部品Cの長さhより若干長く設定されてお
り、ガイドプレートBの下面側には座ぐりb2が設けら
れている。保持プレートAの両側部には異なる位置に複
数のピン穴a2が設けられ、このピン穴a2 にはガイド
プレートBの下面に突設されたピンb3が挿入されて両
プレートA,Bが相互に位置決めされる。一方、治具枠
Dは、プレートA,Bの相互の位置関係に比べて精度を
要求されないので、ストッパ47と衝41に合わせてセ
ットし、その上へプレートA,Bをセットしたものを載
せる。この時、プレートA,Bもストッパ47と衝41
に合わせてセットされる。なお、治具枠Dは後述する振
込ケースの開口部へ密着できるように全体の厚みの和T
を一定にする機能を有する。
【0010】図2〜図6において、底板1上には脚2が
立設され、この脚2の上端部にテーブル3が軸4を支点
として揺動自在に取り付けられている。テーブル3の下
方には昇降板5が配置され、テーブル3と昇降板5とは
2本のリンク6を介して連結されている。底板1と昇降
板5との対向部には一対の揺動用シリンダ7,8が固定
されており、これらシリンダ7,8のピストンロッドは
相互に連結されている。そのため、シリンダ7,8を同
時に駆動させると、昇降板5は各シリンダの2倍のスト
ローク速度で上下に昇降し、この昇降に伴ってテーブル
3は軸4を支点として上下に大きく揺動する。なお、昇
降板5に取り付けられたリニアブッシュ9には底板1か
ら立設された支持棒10が摺動自在に貫通しており、昇
降板5の傾きや回転を防止している。
【0011】テーブル3の上部にはスプリング12を介
してステージ11が弾性的に支持さている。ステージ1
1の下面にはバイブレータ13が取り付けられ、ステー
ジ11の一側部には振込ケース回動用モータ15が取り
付けられている。モータ15の回転軸16はチェーン1
7を介してステージ11の軸受部18に回転自在に支持
された軸19aを駆動している。軸19aは振込ケース
20の一側部に突設されており、モータ14を駆動する
ことにより振込ケース20はステージ11に対して軸1
9aを支点として上下に回動する。振込ケース20の他
側部には軸19aと対称な軸19bが突設され(図3参
照)、この軸19bもステージ11の軸受部18で回転
自在に支持されている。この軸19bには検出片21が
固定され、この検出片21の位置をフォトセンサ等の検
出器22で検出することにより、振込ケース20の回動
角度を設定している。
【0012】振込ケース20は、図5に示すように一端
側に多数のチップ部品Cを収容できるチップボックス2
5を有しており、チップボックス25の上面には投入口
26が形成され、底面にはメッシュ27が取り付けられ
ている。メッシュ27は投入されたチップ部品Cの内の
不良チップを空間28へ落として回収するためのもので
ある。振込ケース20のチップボックス25を除く下面
部には、保持プレートAおよびガイドプレートBによっ
て閉鎖できる開口部29が形成されており、開口部29
の両側部および前面部は、保持プレートA,ガイドプレ
ートBおよび治具枠Dの厚みの和に相当する部分だけ切
り欠かれている。
【0013】振込ケース20の先端部上面にはロック用
シリンダ30が設置されており、振込ケース20の先端
部にはロックレバー31が回動自在に取り付けられてい
る。シリンダ30を駆動させると、ロックレバー31の
下端部がステージ11の切欠部40に係合し、振込ケー
ス20をステージ11にロックできる。振込ケース20
の両側部上面には一対のチャック用シリンダ32が設置
されており、これらシリンダは振込ケース20の両側方
へ突設したガイド軸33に沿って摺動自在なスライド板
34を幅方向に移動させる。スライド板34の下面には
内向きのチャック35が固定されており、このチャック
35が図1の右側に示すように内側へ進出すると、先端
の傾斜面35aが治具枠Dの傾斜面d2 と係合してプレ
ートA,Bおよび治具枠Dを振込ケース20に密着させ
る。なお、上記シリンダ30,32を振込ケース20に
取り付けるための取付板36,37は、振込ケース20
の開口部29より下方へ突出している。このため、プレ
ートA,Bおよび治具枠Dを振込ケース20に保持した
時、前端の取付板36がプレートA,Bおよび治具枠D
の前方へのずれを防止し、両側の取付板37が側方への
ずれを防止している。
【0014】一方、ステージ11の上面には保持プレー
トA,ガイドプレートBおよび治具枠Dを一定位置に位
置決めするための衝41とストッパ47が設けられてい
る。また、ステージ11の中央部には開口42が形成さ
れ、この開口42の下面側に装着された吸引シート4
6,ジョイント45およびホース43を介して吸引ブロ
ア44に接続されている。吸引ブロア44を駆動してス
テージ11の中央部を吸引すると、治具枠Dの空所d3
から保持プレートAの保持穴a1 を介してガイドプレー
トBの案内穴b1 にチップ部品Cを吸引する。この時、
チャック35によりプレートA,Bおよび治具枠Dが振
込ケース20に密着し、かつロックレバー31により振
込ケース20とステージ11とが密着するので、空気漏
れが少なく、効率よく吸引できる。
【0015】ここで、上記構成の振込装置の動作を図7
に従って説明する。まず最初に、図7(a)のように振
込ケース20を直立位置まで回動させた位置とし、チッ
プボックス25内に所定数量のチップ部品Cを投入す
る。一方、ステージ11上に治具枠D、保持プレートA
および未充填のガイドプレートBを順にセットする。次
に、モータ15を駆動し、振込ケース20を軸19a,
19bを支点として下方へ回動させると、ステージ11
に接する位置で開口部29はプレートA,Bおよび治具
枠Dで閉じられる(図7(b)参照)。ここで、シリン
ダ32を駆動し、チャック35によってプレートA,B
および治具枠Dを振込ケース20の開口部29に密着さ
せるとともに、シリンダ30のよってロックレバー31
を回動させ、振込ケース20とステージ11とをロック
する。これにより、振込ケース20からのチップ部品C
の落下が防止される。ここで、バイブレータ13と吸引
ブロア44とを駆動すると、チップ部品Cには微振動が
加えられるとともに、保持プレートAの下方から吸引さ
れ、チップ部品CはガイドプレートBの案内穴b1 へと
充填される。これと同時に、シリンダ7,8を駆動さ
せ、テーブル3を軸4を支点として上下に揺動させる。
これにより、スプリング12を介して弾性支持されたス
テージ11および振込ケース20も一体に揺動する。そ
のため、チップボックス21内に収容されたチップ部品
Cは前傾,後傾の繰り返しによってガイドプレートB上
に万遍なく拡散し、効率よくガイドプレートBの保持穴
1 へと充填される。充填が終了すれば、バイブレータ
13およびブロア44を停止し、シリンダ7,8も初期
位置、つまりステージ11が水平となった位置で停止さ
せる。
【0016】次に、ロックレバー31を解除し、振込ケ
ース20とステージ11とを分離する。一方、チャック
35は作動状態を継続させ、プレートA,Bおよび治具
枠Dを振込ケース20に対し密着状態で保持する。ここ
で、モータ15を駆動し、振込ケース20を上方へ回動
させると、プレートA,Bおよび治具枠Dも振込ケース
20と一体に回動し、直立状態に達するとガイドプレー
トBの案内穴b1 上に溜まった余分なチップ部品Cは落
下し、チップボックス25へ回収される(図7(c)参
照)。この時、案内穴b1 に充填された必要なチップ部
品Cまでもが落下しないように、振込ケース20を緩や
かに回動させるのが望ましい。余分なチップ部品Cをチ
ップボックス25へ回収した後、再びモータ15を駆動
して振込ケース20を水平状態に戻す(図7(d)参
照)。この時も、チップボックス25に回収されたチッ
プ部品CがガイドプレートB上へ流れ出すのを防止する
ため、振込ケース20を緩やかに回動させるのが望まし
い。振込ケース20を水平位置まで回動させた後、チャ
ック35を開放し、振込ケース20だけを上方へ90°
回動させると、ステージ11上には各案内穴b1 に1個
ずつチップ部品Cが充填されたガイドプレートB、保持
プレートAおよび治具枠Dが残る。その後、保持プレー
トAとガイドプレートBとを一体にステージ11から取
り出し、図示しないプレス装置まで運んでチップ部品C
をガイドプレートBから保持プレートAの保持穴a1
押し込む操作を行う。その後、ステージ11に別の保持
プレートおよび未充填のガイドプレートをセットし、図
7(a)以後の操作を繰り返す。
【0017】なお、上記実施例では保持プレートAの下
側に治具枠Dを配置したが、保持プレートAおよびガイ
ドプレートBの厚みの和が一定であれば、治具枠Dを省
略することもできる。また、ステージ11と振込ケース
20とを振込ケース20の回動軸19a,19bと平行
な軸4を支点として揺動させたが、本発明の揺動には回
動軸19a,19bと平行でない軸を支点とする揺動
や、歳差運動も含む。さらに、振込ケース20をステー
ジ11にロックするロックレバー31、および保持プレ
ートAおよびガイドプレートBを振込ケース20に密着
保持するチャック35をシリンダ30,32によって自
動的に作動させるように構成したが、ロックレバー31
およびチャック35を手動で作動させてもよい。また、
ロック手段およびチャック手段は実施例のものに限らな
いことは言うまでもない。
【0018】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、振込ケースと保持プレートおよびガイドプレー
トとをステージに保持した状態で、振動・吸引を行うと
ともに、全体を大きく揺動させるようにしたので、チッ
プボックス内のチップ部品がガイドプレート上に万遍な
く行き渡り、案内穴への充填率を従来に比べて格段に向
上させることができる。また、ガイドプレートの穴にチ
ップ部品が2個以上溜まっても、振込ケースおよびプレ
ートを一体に上方へ回動させることにより、余分なチッ
プ部品をチップボックスへ簡単に回収できる。そのた
め、従来のように余分なチップ部品を1個ずつピンセッ
トで取り除くという面倒な作業を無くし、作業時間を大
幅に短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で使用される保持プレートA、ガイドプ
レートBおよび治具枠Dの構造を示す断面図である。
【図2】本発明にかかる振込装置の左側面図である。
【図3】本発明にかかる振込装置の平面図である。
【図4】本発明にかかる振込装置の背面図である。
【図5】ステージと振込ケースの分解斜視図である。
【図6】振込ケースの断面図である。
【図7】本発明にかかる振込装置の動作説明図である。
【符号の説明】
1 振込装置 11 ステージ 15 振込ケース回動用モータ 20 振込ケース 25 チップボックス 29 開口部 30 ロック用シリンダ 31 ロックレバー 32 チャック用シリンダ 35 チャック A 保持プレート a1 保持穴 B ガイドプレート b1 案内穴 C チップ部品

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の保持穴を持つ保持プレート上に、保
    持穴に対応する貫通した案内穴を有するガイドプレート
    を載置し、ガイドプレートの案内穴にそれぞれチップ部
    品を充填するための振込装置において、 一端側に多数のチップ部品を収容できるチップボックス
    を有し、チップボックスを除く下面部に保持プレートお
    よびガイドプレートによって覆われる開口部を有する振
    込ケースと、 保持プレートおよびガイドプレートを振込ケースに対し
    て密着保持するチャック手段と、 振込ケースをそのチップボックス側を支点として上下方
    向に回動可能に支承するステージと、 ステージに振動を与えるとともに、保持プレートの下方
    から吸引する振動・吸引手段と、 ステージを上下に揺動させる揺動手段とを備えたことを
    特徴とするチップ部品の振込装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の振込装置において、 振込ケースをステージ上に接する水平位置と、ステージ
    に対して約90°起立した位置との2位置の間で回動さ
    せる駆動手段が設けられていることを特徴とするチップ
    部品の振込装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の振込装置におい
    て、 振込ケースがステージ上面に接した位置において、振込
    ケースをステージに対してロックする手段が設けられて
    いることを特徴とするチップ部品の振込装置。
JP5749792A 1992-02-10 1992-02-10 チップ部品の振込装置および振込方法 Expired - Lifetime JP3249835B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014165386A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Shindengen Electric Mfg Co Ltd チップ整列用治具
US9422117B2 (en) 2013-08-20 2016-08-23 Murata Manufacturing Co., Ltd. Chip feeder
KR102484920B1 (ko) * 2022-08-02 2023-01-06 (주)아스토 자동 칩 배치 장치

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