JPH05223426A - 減圧気化冷却装置 - Google Patents

減圧気化冷却装置

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JPH05223426A
JPH05223426A JP6140392A JP6140392A JPH05223426A JP H05223426 A JPH05223426 A JP H05223426A JP 6140392 A JP6140392 A JP 6140392A JP 6140392 A JP6140392 A JP 6140392A JP H05223426 A JPH05223426 A JP H05223426A
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Takayuki Morii
高之 森井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷却温度を変更する場合、時間遅れを生じる
ことがなく速やかに変更することのできる減圧気化冷却
装置を得ること。 【構成】 反応釜21のジャケット部20に組合せポン
プ23のエゼクタ36を接続する。エゼクタ36とタン
ク34とポンプ32を順次接続する。冷却水供給管24
をジャケット部20と連通すると共に、弁54を介して
タンク34と連通する。エゼクタ36のノズル2は複数
の細孔3で形成する。細孔3に対向して細孔開閉手段と
しての板状弁9を取り付ける。板状弁9を回転操作する
ことにより、細孔3の全開数を調節することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷却室内を減圧状態に
して、供給した冷却水を蒸発させることにより被冷却物
を気化冷却するものに関する。具体的には、各種反応を
行う反応釜の冷却装置、食品や医薬品や紙・パルプや繊
維等の気化冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の反応釜の冷却装置として、例えば
特開平1−315336号公報に示されたものがある。
これは、ノズルと吸込室から成るエゼクタと、エゼクタ
とタンクとポンプを組合せた組合せポンプと、反応釜の
流体室に組合せポンプの吐出水の一部を供給できる切替
え弁手段と、エゼクタ内を通過する流体の温度を制御す
る温度制御部とから成り、反応釜の流体室に、冷却用の
組合せポンプからの吐出水を供給して、反応釜を気化冷
却するものである。エゼクタのノズルで生じる吸引力即
ち減圧度は、ノズルを通過する流体の温度に対する飽和
圧力となるために、ノズルでの減圧度を高め、ひいては
冷却室の減圧度を高めて、気化冷却をより促進するため
には、温度制御部によりノズルを通過する流体の温度を
低下することによりできる。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】上記従来のもので
は、ノズルを通過する流体の温度を調節して減圧度を変
化させることはできるが、気化冷却の度合を変化させる
場合に時間遅れを生じる問題があった。例えば反応釜に
おいては、反応の過程において温度を精度良く調節する
必要があり、時間遅れを生じると反応物が劣化したり、
損傷したりする恐れがある。この時間遅れの原因は、ノ
ズルを通過する流体圧力を速やかに変化させることがで
きないためである。ノズルを通過する流体圧力を高めた
り、低めたりすることにより、ノズルの吸引能力すなわ
ち単位時間当りの流体の吸引量を増やしたり、減したり
することができるのであるが、上記従来のものでは、ポ
ンプの回転数を制御してポンプの吐出圧力を調整するこ
とによりノズルを通過する流体圧力を変化させていたの
であるが、ポンプの回転数の制御から実際にノズルを通
過する流体の圧力が変更されるまでに時間がかかってし
まい、遅れを生じるのである。
【0004】従って本発明の技術的課題は、時間遅れを
生じることなく気化冷却の度合すなわちノズルの吸引能
力を制御することができるようにして、冷却温度を精度
良く調節することができる減圧気化冷却装置を得ること
である。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明の減圧気化冷却装置
の構成は次の通りである。ノズルと吸込室から成るエゼ
クタと、該エゼクタとタンクとポンプを組合せた組合せ
ポンプと、上記吸込室と連通した気化冷却室と、該気化
冷却室と上記タンクに冷却水を供給する冷却水供給通路
とから成る気化冷却装置において、ノズルを複数の細孔
で形成し、該細孔の一部を開閉する細孔開閉手段を設け
たものである。
【0006】
【作用】タンク内の流体をポンプによりエゼクタのノズ
ルに供給することにより、エゼクタ部では流体温度に応
じた飽和圧力となり、流体温度を100度C以下とする
ことによって大気圧以下の減圧状態とすることができ
る。エゼクタで減圧状態となると吸込室と連通した気化
冷却室も減圧状態となり、供給された冷却水は気化して
被冷却物を気化冷却する。熱を奪って気化した蒸気はエ
ゼクタの吸込室に吸引されタンクに至る。
【0007】ノズルの吸引能力を変更して気化冷却の度
合を調節する場合は、細孔開閉手段により複数の細孔の
一部を開閉することにより、ノズルを通過する流体量が
変化して流体圧力も変化し、ノズルの吸引能力を速やか
に変更することができる。
【0008】
【実施例】図示の実施例を詳細に説明する。本実施例に
おいては、気化冷却装置として反応釜を用いると共に、
2台の組合せポンプを用いた例を示す。気化冷却室とし
てのジャケット部20を備えた反応釜21と、組合せポ
ンプ22、23と、冷却水供給通路24とで減圧気化冷
却装置を構成する。反応釜21は、ほぼ全周にわたりジ
ャケット部20を形成すると共に、原料入口25、製品
出口26、撹拌器27、被冷却物の温度を検出する温度
センサ―28を備え、ジャケット部20には冷却水供給
口29と流体排出口30を設ける。
【0009】組合せポンプ22、23は共に、ポンプ3
1、32がタンク33、34に吸込側を接続され吐出側
をエゼクタ35、36に接続し、エゼクタ35、36の
ディフュ―ザ37、38がタンク33、34の上部空間
に接続された構成のものであり、エゼクタ35と反応釜
21の流体排出口30とが弁50とトラップ51を介し
て接続されていると共に、エゼクタ36とジャケット部
20の上部が弁52を介して接続されている。この組合
せポンプ22、23は、ポンプ31、32の作動により
タンク33、34内の水をエゼクタ35、36に供給し
て吸引作用させ、タンク33、34に戻すようになって
いる。
【0010】エゼクタ35のノズル39は単孔で形成す
る一方、上部のエゼクタ36は図2と図3に詳細を示す
ように複数の細孔3によりノズル2を形成する。すなわ
ちエゼクタ36は、ポンプ32の吐出側と接続する駆動
流体入口1と、底部に複数の細孔3を有する円筒部材5
で形成したノズル2と、ノズル2の周囲に設けた吸込室
6と、吸込室6と接続したエゼクタ吸込口7及びディフ
ュ―ザ38とで構成する。ノズル2を形成する細孔3の
上面には細孔開閉手段としての板状弁9を配置し、連結
軸10を介してハンドル11と接続する。板状弁9は図
3に示すように、細孔3を覆うことができる幅を有した
十字状に形成する。板状弁9を図3の実線で示す位置に
配置すると8個の細孔3(破線の細孔3)が全閉状態と
なり、この状態から30度時計方向に連結軸10により
板状弁9を回転すると(一点鎖線で示す位置)4個の細
孔が全閉となり、更に時計方向に回転すると(破線で示
す位置)塞がれる細孔3は無く全ての細孔3が全開状態
となる。
【0011】冷却水供給通路24は、ジャケット部20
に冷却水供給口29から冷却水を供給すると共に、タン
ク33あるいは34内の水温を制御するように設けたも
のであり、タンク33又は34内に弁53、54を介し
て冷却水を供給することによって制御するようになって
いる。タンク33、34内の余剰水はポンプ31、32
の吐出側に設けた弁55、56により系外に排出する。
【0012】組合せポンプ22の循環水の一部は弁57
を介してジャケット部20の冷却水供給口29と接続す
ると共に、冷却水供給口29には別途弁58を介して冷
却ではなく加熱用の蒸気供給管59を接続しても良い。
【0013】反応釜21内の被冷却物を冷却する場合、
即ちジャケット部5で気化冷却を行う場合、冷却水供給
通路24から弁53、54を介してタンク33、34内
に冷却水を供給すると共に、冷却水供給口29を介して
ジャケット部20にも冷却水を供給する。この場合弁5
7、58は閉じ、弁50、52は開いておく。ポンプ3
1、32の駆動によりタンク33、34内の流体はエゼ
クタ35、36に至り吸引力を生じる。エゼクタ35及
び36の吸引力により、ジャケット部20内も減圧状態
となり、供給された冷却水は被冷却物の熱により蒸発
し、被冷却物を気化冷却する。気化した蒸気及び気化し
きれなかった冷却水は弁52と50を通り、エゼクタ3
6、35に吸引されタンク34、33に至る。この場
合、気化蒸気は主にエゼクタ36に吸引され、冷却水は
主にエゼクタ35に吸引される。
【0014】例えば瞬時にジャケット部20内の減圧度
を高くして冷却度合を高める場合、タンク33、34内
に冷却水を補給すると共に、上部のエゼクタ36の細孔
3をハンドル11を操作して全て全開状態とすることに
より、ノズル2を通過する流体の圧力が上昇してエゼク
タ36の吸引能力は高まり、ジャケット部20内の気化
蒸気を速やかに吸引して減圧度が時間遅れなく高まる。
【0015】本実施例においては、組合せポンプ22、
23を2台用いた例を示したがもちろん1台であっても
良いし、2台以上を用いても同様の作用効果を生じるも
のである。
【0016】また本実施例においては、弁58を介して
加熱用の蒸気供給管59を設けたことにより、減圧気化
冷却のみならず、減圧蒸気加熱あるいは正圧蒸気加熱を
行うこともできる。この場合加熱により生じた復水はト
ラップ51あるいは弁50を介してエゼクタ35に吸引
されると共に、復水化しきれなかった蒸気は上部のエゼ
クタ36により吸引されることとなる。
【0017】
【発明の効果】本発明は次のような効果を奏する。細孔
開閉手段によりノズルを形成する細孔の一部を開閉し
て、ノズルを通過する流体圧力を調節することができる
ので、従来のポンプの吐出圧力制御によるような時間遅
れを生じることがない。従って、ノズルの吸引能力を時
間遅れなく速やかに調節することができ、気化冷却の冷
却温度を精度良く調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の減圧気化冷却装置の実施例の構成図で
ある。
【図2】本発明の減圧気化冷却装置に用いるエゼクタの
断面図である。
【図3】図2におけるA−A線断面部分拡大図である。
【符号の説明】
2 ノズル 3 細孔 9 板状弁 20 ジャケット部 21 反応釜 22,23 組合せポンプ 31,32 ポンプ 33,34 タンク 35,36 エゼクタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズルと吸込室から成るエゼクタと、該
    エゼクタとタンクとポンプを組合せた組合せポンプと、
    上記吸込室と連通した気化冷却室と、該気化冷却室と上
    記タンクに冷却水を供給する冷却水供給通路とから成る
    気化冷却装置において、ノズルを複数の細孔で形成し、
    該細孔の一部を開閉する細孔開閉手段を設けたことを特
    徴とする減圧気化冷却装置。
JP6140392A 1992-02-14 1992-02-14 減圧気化冷却装置 Expired - Fee Related JP2684291B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102678639A (zh) * 2012-05-28 2012-09-19 中国瑞林工程技术有限公司 智能型水喷射真空冷凝系统
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