JP2724774B2 - 減圧気化冷却装置 - Google Patents

減圧気化冷却装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷却室内を減圧状態に
して被冷却物を気化冷却するものに関する。具体的に
は、各種反応を行う反応釜の冷却装置、食品等の気化冷
却装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の反応釜の冷却装置として、例えば
特開平1−315336号公報に示されたものがある。
これは、エゼクタとタンクとポンプを組合せた組合せポ
ンプと、反応釜の流体室に組合せポンプの吐出水の一部
を供給できる切替え弁手段と、エゼクタ内を通過する流
体の温度を制御する温度制御部とから成り、反応釜の流
体室に、冷却用の組合せポンプからの吐出水を供給し
て、反応釜を気化冷却するものである。エゼクタで生じ
る吸引力即ち減圧度は、エゼクタを通過する流体の温度
に対する飽和圧力となるために、エゼクタでの減圧度を
高め、ひいては冷却室の減圧度を高めて、気化冷却をよ
り促進するためには、温度制御部によりエゼクタ内を通
過する流体の温度を低下せしめることによりできる。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】上記従来のもので
は、減圧度を変化させ、気化冷却の度合を変化させる場
合に時間遅れを生じる問題があった。反応釜において
は、反応の過程において温度を精度良く調節する必要が
あり、時間遅れを生じると反応物が劣化したり、損傷し
たりする恐れがある。この時間遅れの原因は、エゼクタ
を通過する流体の温度を速やかに変化させることができ
ないためである。即ち、上記従来のものでは、温度制御
部から冷却水をタンクに供給し、タンク内の流体の温度
が低下して初めてエゼクタを通過する流体の温度も低下
するため、タンク内の水温を調節するために時間がかか
り、遅れを生じるのである。
【0004】従って本発明の技術的課題は、時間遅れを
生じることなく、気化冷却の度合即ち冷却温度の変更を
行うことのできる減圧気化冷却装置を得ることである。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明の減圧気化冷却装置
の構成は次の通りである。エゼクタとタンクとポンプを
組合せた組み合せポンプと、該エゼクタと連通した気化
冷却室と、上記タンクに冷却水を供給する冷却水供給通
路とから成る気化冷却装置において、タンクを複数個配
置し、それぞれのタンクに冷却水供給通路を接続すると
共に、弁手段を介してポンプと連通したものである。
【0006】
【作用】タンク内の流体をポンプによりエゼクタに供給
することにより、エゼクタ部で流体温度に応じた飽和圧
力となり、流体温度を100度以下とすることによって
大気圧以下の減圧状態とすることができる。エゼクタで
減圧状態となると連通した気化冷却室も減圧状態とな
り、冷却水は気化して被冷却物を気化冷却する。熱を奪
って気化した蒸気はエゼクタに吸引され、1つのタンク
に至る。タンク内の冷却水により蒸気は液体化し、ポン
プによってエゼクタに供給される。気化温度を変える場
合、即ち減圧度を変える場合、弁手段を操作して他方の
タンクとポンプを接続する。この他方のタンクには所望
減圧度に応じた温度の冷却水を貯溜しておくことによ
り、エゼクタ部には必要とする温度の流体が速やかに供
給され、所望の吸引力即ち減圧度を発生する。
【0007】
【実施例】図示の実施例を詳細に説明する。本実施例に
おいては、気化冷却装置として反応釜を用いた例を示
す。気化冷却室としてのジャケット部を備えた反応釜2
1と、組み合せポンプ22と、タンク1,2と、冷却水
供給通路28とで減圧気化冷却装置を構成する。反応釜
21は、ほぼ全周にわたりジャケット部5を形成すると
共に、原料入口3、製品出口4、撹拌器6、被冷却物の
温度を検出する温度センサ―20を備え、ジャケット部
5には冷却水供給口5a,5bと流体排出口7を設けて
ある。
【0008】組合せポンプ22は、ポンプ30がタンク
1,2に吸込側を接続され吐出側をエゼクタ32のノズ
ル33に接続し、エゼクタ32のディフュ―ザ34が弁
51,52を介してタンク1,2の上部空間に接続され
た構成のものであり、エゼクタ32と反応釜21の流体
排出口7とが弁10とトラップ12を介して接続されて
いる。この組合せポンプ22は、ポンプ30の作動によ
りタンク1又は2内の水をエゼクタ32に供給して吸引
作用させ、タンク1又は2に戻すようになっている。
【0009】冷却水供給通路28は、タンク1あるいは
2内の水温を制御するように設けたものであり、タンク
1又は2内に弁53,55,56を介して冷却水を供給
することによって制御するようになっている。タンク1
あるいは2には、それぞれの水位と流体温度を検出する
水位センサ―57,58,59,60と温度センサ―6
1,62を取り付ける。タンク1,2は弁手段8,9を
介してポンプ30と連通する。
【0010】冷却水供給通路28からジャケット部5に
弁63を介して冷却水供給管26を、取り付ける。
【0011】ポンプ30とエゼクタ32を接続する通路
の一部を分岐して余剰水排出弁25を取り付け、タンク
1及び2内の水位センサ―57,58,59,60から
の信号により、タンク1及び2内の水位を所定範囲に保
つようにする。各弁及びセンサ―は図示していないが制
御部と接続して集中制御できるようにすることもでき
る。
【0012】被冷却物を冷却する場合、即ちジャケット
部5で気化冷却を行う場合、冷却水供給通路28から弁
53,55を介してタンク1内に冷却水を供給すると共
に、弁63を介してジャケット部5にも冷却水を供給す
る。この場合弁9,52,56は閉じ、弁8,10,5
1は開いておく。ポンプ30によりタンク1内の流体は
エゼクタ32に至り吸引力を生じる。エゼクタ32の吸
引力により、ジャケット部5内も減圧状態となり、冷却
水は被冷却物の熱により気化し、被冷却物を冷却する。
気化した蒸気は弁10を通り、エゼクタ32に吸引され
タンク1に至る。
【0013】冷却度合を変えるために、ジャケット部5
内の減圧度を変える場合、あらかじめタンク2内に対応
した温度の流体を溜めておき、弁8,9,51,52を
操作することにより、タンク2の所望温度の流体をエゼ
クタ32に供給することによって速やかに変えることが
できる。
【0014】本実施例においては、タンク1,2に対し
てポンプ30を1台用いた例を示したが、それぞれのタ
ンク1,2に、例えば流体の温度に適したポンプを複数
台設置することもできる。
【0015】本実施例においては、ポンプ30からエゼ
クタ32に至る通路を分岐して弁67を設けたことによ
り、ポンプ30の吐出水の一部を冷却水供給口5bから
ジャケット部5に供給して冷却することもできる。
【0016】また本実施例においては、弁69を介して
加熱用の蒸気供給通路68を設けたことにより、減圧気
化冷却のみならず、減圧蒸気加熱あるいは正圧蒸気加熱
を行うこともできる。
【0017】
【発明の効果】本発明は次のような効果を奏する。必要
とする減圧度に応じた温度の流体を他方のタンクに貯溜
しておくことにより、速やかにエゼクタの吸引力を変化
せしめることができ、減圧度即ち気化温度を変更する場
合に時間遅れを生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の減圧気化冷却装置の実施例の構成図で
ある。
【符号の説明】
1,2 タンク 5 ジャケット部 8,9 弁手段 21 反応釜 22 組合せポンプ 28 冷却水供給通路 30 ポンプ 32 エゼクタ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エゼクタとタンクとポンプを組合せた組
    合せポンプと、該エゼクタと連通した気化冷却室と、上
    記タンクに冷却水を供給する冷却水供給通路とから成る
    気化冷却装置において、タンクを複数個配置し、それぞ
    れのタンクに冷却水供給通路を接続すると共に、弁手段
    を介してポンプと連通した減圧気化冷却装置。
JP14092791A 1991-05-15 1991-05-15 減圧気化冷却装置 Expired - Fee Related JP2724774B2 (ja)

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JP5047425B2 (ja) * 2001-04-13 2012-10-10 株式会社テイエルブイ 蒸気加熱装置
JP5047426B2 (ja) * 2001-04-13 2012-10-10 株式会社テイエルブイ 蒸気加熱装置
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