JPH0522313B2 - - Google Patents

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JPH0522313B2
JPH0522313B2 JP60272542A JP27254285A JPH0522313B2 JP H0522313 B2 JPH0522313 B2 JP H0522313B2 JP 60272542 A JP60272542 A JP 60272542A JP 27254285 A JP27254285 A JP 27254285A JP H0522313 B2 JPH0522313 B2 JP H0522313B2
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JP
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signal
track
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Izumi Myake
Kyotaka Kaneko
Kazuya Oda
Kazuo Nakadai
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は回転記録体再生装置、とりわけ、磁気
デイスクなどの回転磁気記録体に記録されている
映像信号などの情報信号を再生する回転記録体再
生装置のトラツキング装置に関する。
背景技術 最近、固体撮像素子や撮像管等の撮像装置と、
記録媒体として安価で比較的記憶容量の大きな磁
気デイスクを用いた記録装置とを組み合せて被写
体を純電子的にスチル撮影して回転デイスクに記
録し、画像の再生は別段のテレビジヨンシステム
やプリンタなどで行なう電子式スチルカメラシス
テムが開発されている。
電子式スチルカメラシステムなどに使用される
回転磁気記録体では、たとえば、直径50mm程度の
小径のデイスクにトラツクピツチが100μm程度
で、すなわちトラツク幅が50〜60μm程度、ガー
ドバンド幅が50〜40μm程度で50本のトラツクが
記録される。記録または再生装置では、この磁気
デイスクがたとえば毎分3600回転で定速回転し、
フイールドまたはフレーム単位で映像信号の記録
または再生が行なわれる。
このような磁気記録に使用される記録媒体、と
くに磁気デイスクは、互換性、偏心、熱膨張等に
起因してトラツキング不良を発生しやすく、その
ため、磁気再生ヘツドが所期のトラツクに隣接す
る他のトラツクを走査してクロストークを生ずる
という問題がある。
この問題を回避するために、情報記録用の磁気
ヘツドは、トラツキングサーボをかけてトラツキ
ング信号を記録し、再生ヘツドはこのトラツキン
グ信号を利用してトラツキングサーボをかける方
式がある。しかしカメラなどの小型、軽量の記録
装置に、精密な制御を必要とするトラツキングサ
ーボ機構を設けることは現実的でない。
そこで1つには、記録方式としてガードバンド
方式またはFMアジマス方式を採用し、再生時に
おける多少のトラツキング不良は、隣接トラツク
を再生ヘツドが走査しないように、または走査し
ても隣接トラツクの信号を拾わないようにするこ
とで補償する方法がある。
またこれとともに、いわゆる山登り方式が用い
られる。これは、記録ヘツドはトラツキングサー
ボをかけないでステツピングモータによつて所定
のトラツクピツチで移送し、再生ヘツドは各トラ
ツクの出力信号のエンベロープを検出してそのピ
ーク位置から最適トラツクを識別することによつ
てトラツキングサーボをかけるものである。
エンベロープがピークを示すヘツド位置は、磁
気ヘツドを所定のピツチだけ移送しては、その位
置でのエンベロープ値を読み取り、これを前のヘ
ツド位置で検出したエンベロープ値と比較するこ
とによつて判定される。
この比較を行なうためには一般に、デイジタル
処理システムが有利に適用される。そのために、
再生磁気ヘツドにて検出した映像信号はエンベロ
ープ検波され、そのエンベロープ出力は、アナロ
グ・デイジタル変換器によつてデイジタル値に変
換されてデイジタル処理システムに入力される。
雑音などの系の攪乱による誤検出を排除するた
め、所定の閾値を超えたエンベロープレベルだけ
をこの比較操作の対象とするのが有利である。
しかし、このような山登り制御は、磁気デイス
クの任意の、ないしは所定の回転位相角における
エンベロープのピーク位置を検出してトラツキン
グを行なうので、磁気デイスクが偏心している
と、すなわち、再生装置に装填された状態におけ
る磁気デイスクの回転中心が記録されたトラツク
円の中心からずれていると、磁気デイスクの回転
とともに常に再生ヘツドが正しくオントラツクす
るとはかぎらず、回転につれてエンベロープのピ
ークを示す位置から外れることがある。したがつ
て、記録トラツクの情報が適切に再生されないこ
とがある。
目 的 本発明はこのような先行技術の欠点を解消し、
回転記録体に記録された信号からトラツキングを
とつた場合に、回転記録体に記録されたトラツク
に偏心があつても有効に静トラツキングを行うこ
とができる回転記録体トラツキング装置を提供す
ることを目的とする。
発明の開示 本発明によれば、所定の回転速度で定常的に回
転する回転記録体上に記録の始端と終端が一致す
る軌跡で複数形成されたトラツクから信号を読み
取る再生ヘツドと、再生ヘツドを回転記録体に沿
つて移動可能に支持するヘツド支持手段と、再生
ヘツドで読み取つた信号のエンベロープを検出す
るエンベロープ検出手段と、ヘツド支持手段を制
御し、トラツクのうち所望のものの位置に再生ヘ
ツドを移動させる制御手段とを含む回転記録体ト
ラツキング装置は、再生ヘツドの回転記録体にお
ける位置を検出する位置検出手段と、回転記録体
の回転位相を検出する位置検出手段とを有し、制
御手段は、ヘツド支持手段を制御して再生ヘツド
を移送し、位置検出手段はその際、1つのトラツ
クについて再生ヘツドの移送方向においてエンベ
ロープ検出手段がエンベロープのピークを最初に
検出したとの再生ヘツドの位置を検出し、位相検
出手段はその際、トラツクについて前記移送方向
においてエンベロープ検出手段がエンベロープの
ピークを最後に検出したときの再生ヘツドの位置
を検出し、制御手段は、求めた2つの位置の中間
の位置を求め、ヘツド支持手段を制御して中間の
位置に再生ヘツドを移送する。
なお、本明細書において「記録の始端と終端が
一致する軌跡で複数形成されたトラツク」とは、
たとえば磁気デイスクにおいては回転軸を中心に
同心円状に多数形成されたトラツク、また磁気ド
ラムにおいては円周方向に多数平行して形成され
たトラツクのように、回転磁気記録媒体に対して
記録ヘツドの相対位置を変えることなく1つのト
ラツクを形成するように記録したものを意味す
る。
実施例の説明 次に添付図面を参照して本発明による回転記録
体トラツキング装置の実施例を詳細に説明する。
第1図に示す本実施例の装置では、たとえば磁
気デイスクなどの回転記録媒体10がスピンドル
モータ12で駆動されるスピンドル14に着脱可
能に装着される。磁気デイスク10は本実施例で
は、直径約50mmの磁性記録材料シートを有し、そ
の記録面16には複数、たとえば50本の記録トラ
ツクが同心円上にたとえば約100μmのピツチで記
録される。記録トラツクに記録される信号は本実
施例では映像信号であり、これはたとえば輝度信
号およびクロマ信号がFM変調されたカラー映像
信号でよい。この映像信号はたとえば、ラスク走
査によつて画像の1つのフイールドを形成するフ
イールド映像信号が1つのトラツク宛てに記録さ
れる。
スピンドルモータ12は、交流周波数信号を発
生する周波数発生器18を有し、サーボ回路20
によつて電源供給を受け、デイスク10が所定の
回転速度、たとえば3600回転/分で定速回転する
ようにサーボ制御される。サーボ回路20は、本
装置全体を制御する制御部22に接続され、基準
発生器58の発生する所定の周波数の基準クロツ
クを受けてデイスク10の定常回転を制御する。
位置検出手部28とサーボ回路20は、基準発
生器58の発生する基準クロツクに応動する。本
実施例では、サーボ回路20には、磁気デイスク
10に記録されるラスク走査映像信号のフイール
ド周波数と同じ60Hzの基準信号が、また位相検出
手部28には高速の、たとえば3.58MHzのクロツ
クが供給される。
デイスク10の記録面16付近の所定の位置に
は位相発生器24が配設され、これは増幅器26
を介してサーボ回路20、位相検出部28および
制御部22に出力60として接続されている。こ
れによつて、コア30の所定の位置に配設された
タイミングマークが検出され、タイミングパルス
PGが形成される。
記録面16の上には磁気トランスジユーサすな
わち磁気ヘツド32が配設され、これは点線34
で概念的に示すようにヘツド支持機構36に担持
されている。この支持機構36は、ヘツドモータ
38によつて駆動され、矢印Rで示すようにヘツ
ド32を記録面16に沿つてその半径方向の両方
向に移動させ、記録面16上の任意のトラツクを
選択できるように構成されている。
ヘツド支持機構36にはピーク位置検出部40
が接続され、ヘツド支持機構36からヘツド32
の記録面16における位置に対応した信号がその
入力42に供給される。これについては後に詳述
する。
磁気ヘツド32は、磁気記録機能を有していて
もよいが、本実施例では、記録面16にすでに記
録されているトラツクから映像信号を検出して対
応の電気信号に変換する再生機能を有するものが
例示されている。前述のように本実施例ではデイ
スク10が3600回転/分で定速回転するので、1
回転1/60秒ごとに1トラツク分の映像信号、す
なわち1フイールドのFM変調映像信号が磁気ヘ
ツド32から再生されることになる。これは、復
調されることによつて、NTSC方式などの標準カ
ラーテレビジヨン方式と両立し得るようになるも
のである。
磁気ヘツド32の再生出力44は前置増幅器4
8を通して映像信号出力端子48およびエンベロ
ープ検波回路50に接続されている。映像信号出
力端子48には、この映像信号を利用する利用装
置が接続される。
エンベロープ検波回路50は、記録面16のト
ラツクに記録されたFM変調映像信号のエンベロ
ープを検出してこれに応じた電圧を出力52に出
力する検波回路である。出力52は比較回路54
に入力され、後者の出力56はピーク位置検出部
40に接続されている。
比較回路54は、エンベロープ検波回路50か
らの入力52を所定の基準電圧と比較して前者が
後者を超えると出力56にそれに応じた信号を出
力する回路である。この基準電圧は、磁気デイス
ク10の記録面16に映像信号が記録されている
と判定するのに十分なエンベロープの値に相当す
るように設定される。
位相検出部28は、位相検出器24から入力6
0に得られる信号PGと基準発生器58から入力
62に得られる基準信号とによつて、磁気デイス
ク10の基準位置すなわち信号PGの発生位置か
らの回転角すなわち位相を検出する機能部であ
る。
ピーク位置検出部40は、ヘツド支持機構36
から入力されるヘツド32の位置情報と、比較回
路54から入力されるエンベロープの値と、位置
検出部28からの磁気デイスク10の回転位相情
報とから、エンベロープのピークを示すヘツド3
2の位置、すなわちピーク位置を検出する機能部
である。
本装置はまた、トラツク位置算出部64を有
し、これは、ピーク位置検出部40で検出された
ピーク位置から所定の演算により最適のトラツク
位置を算出する機能部である。
これらの機能部28,40および64は制御部
22によつて制御され、これらの機能部は、制御
部22も含めてたとえばマイクロプロセツサなど
の処理システムによつて有利に構成される。その
場合、これらの機能部と他の回路要素との間に
は、アナログ・デイジタル変換回路、デイジタ
ル・アナログ変換回路または増幅回路などの適切
なインタフエース回路が介在することは、言うま
でもない。
制御部22には、操作者の指示を入力したりシ
ステムの状態を表示する操作部66が接続されて
いる。操作部66からの指示入力に応じて制御部
22は、本装置全体を制御し、統括する。
操作部66からはたとえば、本装置の起動、停
止、所望のトラツク位置の設定、その位置に磁気
ヘツド32を移送させるためのトラツク選択指
示、ヘツド32をトラツク番号の順方向(たとえ
ば外側のトラツクから内側のトラツクに)に移送
させる順方向位相指示、およびヘツド32をこれ
と逆の方向に移送させる逆方向移送指示などが入
力される。
制御部22にはまた、記憶部68が接続され、
これは、トラツク位置の算出や様々な演算、制御
におけるデータを保持する記憶領域として使用さ
れる。
ヘツドモータ38は、本実施例では直流モータ
であり、モータ駆動回路71から電力を供給さ
れ、制御部22によりその回転が制御される。こ
れにより制御部22は、所定の長さの単位長ずつ
矢印Rの方向にヘツド32を移送することができ
る。
ヘツド支持機構36は、第2図に概念的に示すよ
うに、ヘツドモータ38によつて磁気デイスク1
0の記録面16の半径方向Rに移送されるキヤリ
ツジ100を有する。キヤリツジ100には支持
部102が固着され、支持部102にはアーム1
04が軸106を中心として回動可能に支持され
ている。アーム104の一端にはヘツド取付け台
108が固着され、後者に磁気ヘツド32が装着
されている。アーム104の他方の端部110
は、一端がキヤリツジ100の固定されたバネ1
12によつて矢印Aの方向にバネ付勢されてい
る。
アーム104の端部110の側には、図示のよ
うにそれとキヤリツジ100の主面112との間
に圧電素子116が配設されている。圧電素子1
16には、ヘツド振動回路70の増幅器120の
出力122が電気的に接続されている。圧電素子
116は、増幅器120から駆動電圧を供給され
ることによつてそれに応じた機械的歪を生じ、こ
れによつてアーム104を支点106の回りに若
干量回動させる機能を有する。
増幅器120は、制御入力126によつてその
利得が制御可能な可変利得増幅器であり、信号入
力124には、スイツチ128を介して電源13
0が接続されている。電源130は、本実施例で
は周波数60Hz、すなわち磁気デイスク10に記録
されている映像信号のフイールド周波数に実質的
に等しい正弦波信号を発生する電源が有利に使用
される。スイツチ128は、常時開のスイツチ素
子であり、その開閉は点線132で概念的に示す
ように、制御部22から制御される。制御入力1
26には、やはり制御部22から増幅器120の
利得を設定するための信号がデイジタル・アナロ
グ変換器(DAC)134を通して入力される。
ヘツドモータ38の出力軸144には、たとえ
ばフオトインタラプタ型のヘツド位置検出器14
0が結合されている。この検出器140は、光学
スリツト146を有するスリツト板142が出力
軸144に固着されている。スリツト板142の
片側には、たとえば発光ダイオードなどの発光素
子148を含む光源が配設され、スリツト板14
2に対してこれと反対側に、たとえばフオトダイ
オードなどの光検出素子150が配設されてい
る。光検出素子150の出力42はピーク位置検
出部40に接続されている。これによつて、スリ
ツト板142の回転につれ、発光素子148から
光検出素子150への光軸152の位置をスリツ
ト146が通過するごとに、発光素子148から
の光が光検出素子150に入射し、これによつて
光検出素子150から出力52に信号が出力され
る。ピーク位置検出部40ではこの信号がヘツド
32の位置検出に使用される。
本実施例では次のようにしてトラツキングを行
なつている。磁気ヘツド32を磁気デイスク10
の一方の半径方向、たとえば内方R1(第2図)
に移送しつつ、あるトラツクのエンベロープのピ
ーク位置を検出してゆく。たとえば第3図に示す
ように、磁気デイスク10の外方から内方に向け
てヘツド32を移送してゆくと、磁気デイスク1
0の回転角すなわち位相θがある特定の位置で最
初にエンベロープピークが検出される。これは、
デイスク10が最も外側に偏心している方向の角
度θ1である。そこでこのときのヘツド位置r1
を記憶する。なお位相角θは、所定の位置、たと
えば信号PGが検出される位置を基準とする。
次に、エンベロープピークの検出位相をこの位
相角θ1から180°進め、または遅らせて位相角θ
2でエンベロープを検出しながらヘツド32をさ
らに同じ方向に移送する。この位相角θ2は、第
3図に示すように、磁気デイスク10の外方から
内方に向けてヘツド32を移送してゆく際、その
トラツクについて最も内側でエンベロープピーク
が検出される位置に相当している。
位相角θ2でエンベロープピークが検出される
と、そのヘツド位置r2と前に記憶したヘツド位
置r1とから、両者の単純加算平均を求め、基本
的にはその平均値が示す位置に磁気ヘツド32を
移送する。以後、この位置を中心として磁気デイ
スク10から磁気ヘツド32による信号再生を行
なう。信号再生の際は、基本的にはこのヘツド位
置にヘツド32を固定して静的トラツキングを行
なつてもよく、または、偏心の程度に応じてヘツ
ド32の位置を移動させる、いわゆるダイナミツ
クトラツキングを行なつてもよい。
第4A図および第4B図のフローを参照して、
本装置においてダイナミツクトラツキングを行な
う動作例を説明する。この動作フローは主とし
て、制御部22、位置検出部28、ピーク位置検
出部40およびトラツク位置算出部64などの各
機能部で実行される。
操作部66によつてトラツキングが指示される
と、制御部22はこれに関連するレジスタやカウ
ンタなどを初期設定し(200)、モータ駆動回路7
1を制御してヘツド32を1単位長だけ順方向R
1へ指定のトラツクの近くまで移送する(202)。
所定の速度で定常回転する磁気デイスク10から
位相発生器24が信号PGを検出すると(204)、
エンベロープのピークを検出し始める。この検出
は、エンベロープが比較回路54における所定の
基準値を超え、それに応じた信号がピーク位置検
出部40に入力される(208)まで、信号PGの発
生位置を基準としたエンベロープ読取り位相角θ
を進めながら行なう(206,216,218)。
基準値以上のエンベロープが検出されると、そ
のときのヘツド32の位置rを示す情報をヘツド
支持機構36からピーク位置検出部40に取り込
み、またそのときのデイスク10の回転位相角θ
1を示す情報を位相検出手部28から取り込む。
これらのデータは、記憶部68に一時記憶され
(210)、その位相角θ1でエンベロープのピーク
が検出されるまで(212)常時更新される。
ピークが検出されるとピーク位置検出部40
は、エンベロープ読取り位相を位相θ1から180°
進め、または遅らせて同様の検出を行なう(220
〜230)。こうして位相角θ2にてエンベロープの
ピークが検出されるとトラツク位置算出部64
は、そのときのヘツド32の位置r2と前に記憶
部68に格納したヘツド位置r1とから両者の単
純平均をとり、すなわち両者の中央の位置を求
め、これをそのトラツクの位置とする。また両位
置の差r1−r2を求め、これをヘツド32の振
動の振幅とする(232)。
次に制御部22は、内側ピーク位置r2にヘツ
ド32が位置するように、モータ駆動回路71を
制御してヘツド32を移送する(234)。これは、
ヘツド32が常にデイスク10の内側に位置する
ようにヘツド支持機構36のアーム104がバネ
112によつて付勢され、これより外側に向けて
ヘツド32が振動するように構成されているため
である。ステツプ232で算出された振幅値はヘツ
ド振動回路70に設定される(236)。
そこで制御部22は、次の信号PGの発生238か
ら位相角θ2に相当する時間が経過すると
(240)。ヘツド振動回路70を起動する(242)。
そこで磁気ヘツド32は、第2図に示す矢印Bの
方向に振動する。これによつてヘツド32は、磁
気デイスク10の回転につれ、そのトラツクのエ
ンベロープピーク170(第3図)に追従するよ
うに、すなわちこれに同期して位置が変化し、ダ
イナミツクトラツキングが適切に行なわれる。
以上のように本実施例では、再生ヘツドをデイ
スクの径方向に移送しつつ、回転記録体に記録さ
れた信号のエンベロープのピークを検出して、ト
ラツクの最も外側の偏心点と、最も内側の偏心点
とを検出し、これらの中間の位置に再生ヘツドを
移送して静トラツキングを行なうので、回転記録
体に記録されたトラツクに偏心があつても有効に
トラツキングを行なうことができる。つまり、本
実施例においては、たとえば、再生ヘツドの信号
検出能力がトラツク上に半分かかる程度にて信号
を的確に検出することができるとすると50〜
60μmのトラツク幅に対して、その両側に10〜
15μm程度の偏心までは十分に対応することがで
きる。これは、たとえば従来のトラツキング情報
が記録された回転記録体では、トラツクの両側に
10μm程度の情報領域が形成されるので、これと
偏心を考慮すると、再生ヘツドとトラツクとの間
に最大40μmの誤差が生じる場合があり、この際
には再生ヘツドと50〜60μmのトラツクとの間で
は10〜20μmの交差しかなく、つまり交差する量
がトラツクの半分の以下となり、静トラツキング
を行なうことは困難となる。本実施例では、この
ようにトラツク情報が記録された回転記録体にて
静トラツキングを行なう際の最大の偏心量よりも
さらに偏心が大きい場合でも静トラツキングを行
なうことができ、さらに位相検出に応じて同期を
とりつつダイナミツクトラツキングを行なうこと
により、さらに偏心量が大きくなつた場合でも的
確にトラツキングを行なうことができる。
なお、ここで説明した実施例は本発明を説明す
るためのものであつて、本発明は必ずしもこれに
限定されるものではなく、本発明の精神を逸脱す
ることなく当業者が可能な変形および修正は本発
明の範囲に含まれる。たとえば本実施例ではダイ
ナミツクトラツキングを行なつていたが、必ずし
もダイナミツクトラツキングを行なわなくてもよ
く、静トラツキングでもよい。静トラツキングの
場合は、ヘツド支持機構36に振動機構を設け
ず、前述した最外側ピーク位置r1と最内側ピー
ク位置r2の平均すなわち中間の位置にヘツドを
移送し、そこで固定的にトラツキングさせるよう
に構成してよい。
効 果 本発明による回転記録体トラツキング装置では
トラツキング情報が記録されていない回転記録体
にて、再生ヘツドを回転記録体の径方向に移送し
つつ信号を読み取り、該信号の強さのピークを1
つのトラツクについて最も外側と最も内側にて検
出して、その際の2つのヘツド位置の中間に再生
ヘツドを静トラツキングする。これにより、回転
記録体に偏心して記録されたトラツクの偏心のほ
ぼ中間位置に再生ヘツドを位置決めして、トラツ
クの全面からほぼ均等な強さの信号を再生するこ
とができる。したがって、この装置はトラツキン
グ情報を検出する機構および偏心を補正する機構
等を省くことができ、装置を小型化かつ軽量化し
たうえに、偏心した回転記録体からも記録された
信号を有効に再生することができる優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による回転記録体トラツキング
装置の実施例を示す概略ブロツク図、第2図は、
第1図に示す実施例における磁気ヘツド支持機構
とその関連部分を概念的に示す概略図、第3図
は、同実施例について本発明の原理を説明するた
めのグラフ、第4A図および第4B図は、同実施
例におけるトラツキング動作フローの例を示すフ
ロー図である。 主要部分の符号の説明、10……磁気デイス
ク、22……制御部、28……位相検出部、32
……磁気ヘツド、36……ヘツド支持機構、38
……ヘツドモータ、40……ピーク位置検出部、
50……エンベロープ検波回路、54……比較回
路、64……トラツク位置算出部、70……ヘツ
ド振動回路、116……圧電素子、120……可
変利得増幅器、130……電源。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所定の回転速度で定常的に回転する回転記録
    体上に記録の始端と終端が一致する軌跡で複数形
    成されたトラツクから信号を読み取る再生ヘツド
    と、 該再生ヘツドを該回転記録体の径方向に沿つて
    移動可能に支持するヘツド支持手段と、 前記ヘツド支持手段を制御し、前記トラツクの
    うち所望のものの位置に前記再生ヘツドを移動さ
    せる制御手段とを含む回転記録体トラツキング装
    置において、該装置は、 前記再生ヘツドにて読み取つた信号を受け、該
    再生ヘツドとトラツクとの相対的な距離によつて
    変化する信号の強さを検出する信号検出手段と、 前記再生ヘツドの前記回転記録体における径方
    向の位置を検出する位置検出手段と、 前記回転記録体の回転位相を検出する位相検出
    手段とを有し、 前記位置検出手段は、前記再生ヘツドが前記制
    御手段の制御の下に回転記録体の径方向に移送さ
    れている際に、1つのトラツクについて前記信号
    検出手段が再生ヘツドからの信号のピークを最初
    に検出したときの該再生ヘツドの位置を検出し、 さらに該位置検出手段は、該トラツクについて
    前記移送方向において前記信号検出手段が信号の
    ピークを最後に検出したときの該再生ヘツドの位
    置を検出し、 前記制御手段は、該求めた2つの位置の中間の
    位置を求め、前記ヘツド支持手段を制御して該中
    間の位置に前記再生ヘツドを移送して、該トラツ
    クについて静トラツキングすることを特徴とする
    回転記録体トラツキング装置。 2 特許請求の範囲第1項記載の装置において、
    前記回転記録体には、信号がFM変調にて記録さ
    れて、前記信号検出手段は、前記再生ヘツドにて
    読み取られたFM信号のエンベロープを検出し
    て、該信号の強さを検出することを特徴とする回
    転記録体トラツキング装置。 3 特許請求の範囲第1項記載の装置において、
    前記回転記録体は磁気デイスクを含むことを特徴
    とする回転記録体トラツキング装置。
JP27254285A 1985-12-05 1985-12-05 回転記録体トラツキング装置 Granted JPS62132277A (ja)

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Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5512561A (en) * 1978-07-14 1980-01-29 Hitachi Ltd Disc player
JPS57212666A (en) * 1981-06-24 1982-12-27 Toshiba Corp Magnetic disk device

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