JPH05222169A - 変性ポリエチレンテレフタレート、その製造方法、押出吹込成形容器の製造方法、及び該方法によって得られる容器 - Google Patents

変性ポリエチレンテレフタレート、その製造方法、押出吹込成形容器の製造方法、及び該方法によって得られる容器

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JPH05222169A
JPH05222169A JP30531392A JP30531392A JPH05222169A JP H05222169 A JPH05222169 A JP H05222169A JP 30531392 A JP30531392 A JP 30531392A JP 30531392 A JP30531392 A JP 30531392A JP H05222169 A JPH05222169 A JP H05222169A
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Peter Klein
ペーター・クライン
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 連鎖停止剤を加えることなく、かつ固体状態
において引き続き行われる時間のかかるプレポリマーの
重合を行うことなく、良好に押出吹込成形容器を製造す
るための変性PETを提供する。 【構成】 ポリエステル中のカルボン酸単位の全量を基
準として、テレフタル酸単位85〜99モル%、イソフ
タル酸単位15〜1モル%及びその他の脂肪族又は芳香
族ジカルボン酸から誘導される単位0〜5モル%を含
み、ポリエステル中のアルコール単位の全量を基準とし
て、エチレングリコール単位95〜99.95モル%、
三官能又は四官能性アルコールから誘導される単位0.
05〜0.2モル%及びその他の二価の脂肪族又は芳香
族アルコールから誘導される単位0〜5モル%を含む変
性ポリエチレンテレフタレート、その製造方法、及び該
方法によって得られる容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、変性ポリエチレンテレフタレー
ト(PET)を押出吹込成形するための簡単な方法、そ
れから得られる容器、及びこの方法及び製造を行うため
に好適なポリエステルに関するものである。
【0002】変性PETの容器はそれ自体公知である。
かかる容器は、概して、射出成形又は吹込成形によって
製造される。
【0003】射出成形又は吹込成形による成形組成物の
処理容易性を確保するために、架橋又は分岐効果を有す
る少量の化合物を添加することによってPETを変性す
ることも同様に公知である。
【0004】テレフタル酸、イソフタル酸、エチレング
リコール及び少なくとも三つのヒドロキシル又はカルボ
キシル官能基を有する多官能性モノマー成分から誘導さ
れるポリエステルから製造される高いガス遮断性を有す
る吹込成形容器は、例えば特開平1−271217号公
報に記載されている。
【0005】テレフタル酸80〜95モル%、イソフタ
ル酸20〜5モル%、アルコール成分として主にエチレ
ングリコール、及び多官能性ヒドロキシ化合物0.05
〜1モル%を含む、光に対する改良された抵抗性及び改
良された衝撃強さを有する中空体を製造するためのポリ
エステルが、特開昭59−230022号公報に記載さ
れている。
【0006】僅かに分岐されているか又は架橋されてい
るポリエステル及び結晶化促進物質を組み合わせて用い
ることを含む、射出成形及び押出成形によって成形され
る物品を製造するためのポリエステルの製造方法は、ド
イツ国特許A−2,017,688号により公知であ
る。得られた成形品は、結晶度が高く、非架橋ポリエス
テルの成形物品と比較して改良された形状保持性と寸法
安定性を有することによって区別され、高い硬度と良好
な靭性を有する。結晶度のために、記載されている成形
物品は透明ではない。
【0007】通常の押出吹込成形に好適な変性PETが
ドイツ国特許C−2,913,215号に記載されてい
る。この記載によれば、ここで開示されているPET
は、初めて、化粧品、食料品及び高価な商品並びに医薬
品のための使用可能な容器として機能し得るPETの瓶
及び容器を、通常の吹込成形機を用いて良好にそれから
製造することができる原料を与えたものである。ここで
記載されている高い溶融強度のゲル生成のないPET
は、正確に特定の量の選択された連鎖分岐剤及び連鎖停
止剤を組み合わせて混合することによって調製される物
質である。ここで記載されているPETは、少なくとも
二つの段階で、まず0.3〜1.0の内部粘度を有する
プレポリマーを縮合反応にかけ、次にこの予備縮合物を
固体状態において重合にかけることによって調製され
る。この記載においては更に、溶融PETが、吹込成形
に包含される十分に長い時間安定である予備成形体を形
成することが、押出吹込成形を成功させる条件であると
指摘している。このために、溶融体が適当な粘度を有し
ており、そのため予備成形体がそれ自体の重量の影響下
で伸びたり延伸したりして、押出吹込成形によって成形
することができないか、又は不均一な壁厚、低い表面光
沢、劣った試料の展開形状若しくは多数の成形欠陥を有
する中空吹込成形体を与えることがないということが必
要である。
【0008】最後に、テレフタル酸、イソフタル酸、エ
チレングリコール及び選択された連鎖分岐剤をベースと
する変性PETは、米国特許第4,234,708号に
よって公知である。変性ポリマーは、選択された連鎖停
止剤の存在下でモノマー成分の予備縮合、及び固体状態
での引き続く重合によって得られる。変性PETは、押
出吹込成形による成形物品の製造に好適である。
【0009】押出吹込成形によって容器を製造するため
の他の変性PETの種類は、米国特許第4,554,3
28号及び同第4,219,527号により公知であ
る。
【0010】押出吹込成形によって容器を製造するため
の変性PETの種類に関する全てのこれらの文献におい
ては、プレポリマーの製造中及び固体状態におけるこの
プレポリマーの引き続く重合中において連鎖停止剤を加
えることが必要であると考えられている。
【0011】対照的に、本発明は、連鎖停止剤を加える
ことなく、かつ固体状態において引き続き行われる時間
のかかるプレポリマーの重合を行うことなく、良好に押
出吹込成形容器を製造するための変性PETに関するも
のである。しかして、本発明によるPETは、比較的時
間のかからない工程で調製することができ、この工程
は、より僅かなモノマー成分によって行うことができ
る。更に、本発明によって変性されたポリエチレンテレ
フタレートを処置するためにいかなる結晶化促進剤を加
えることも全く必要ではない。
【0012】好適な成分によって変性することによっ
て、及びある種の手段によって、押出吹込成形に必要な
PETの流動特性を達成することができることが分かっ
た。得られる変性PETは、小型の容器を製造するため
に直接用いることができる。しかして、本発明は、容器
の容量の上限を容認することによって、簡単な方法で製
造されある種の方法で変性されたPETを用いることが
できるという知見に基づくものである。本発明による変
性PETは、高い剪断感受性、高い溶融強度及び高い溶
融粘度を有しているので、押出吹込成形によって加工す
ることが可能である。
【0013】本発明は、ポリエステル中のカルボン酸単
位の全量を基準として、テレフタル酸単位85〜99モ
ル%、好ましくは90〜99モル%、イソフタル酸単位
15〜1モル%、好ましくは10〜1モル%、及び更な
る脂肪族又は芳香族ジカルボン酸から誘導される単位0
〜5モル%を含み、ポリエステル中のアルコール単位の
全量を基準として、エチレングリコール単位95〜9
9.95モル%、三官能又は四官能性アルコールから誘
導される単位0.05〜0.2モル%及び更なる二価の
脂肪族又は芳香族アルコールから誘導される単位0〜5
モル%を含み、実質的に連鎖停止剤によってブロックさ
れた末端基を有さず、温度260℃、剪断速度1秒-1
測定して1,000〜10,000Pa・秒の溶融粘
度、温度260℃、剪断速度1秒-1(S1)及び剪断速
度100秒-1(S100)で測定して1.5〜5.0の溶
融粘度の比S1/S100、並びに溶媒としてヘキサフルオ
ロイソプロパノール及びクロロホルムの混合物中でのゲ
ル透過クロマトグラフィーによって測定して2.3〜
3.5の重量平均分子量/数平均分子量の比を有するこ
とを特徴とする変性ポリエチレンテレフタレートに関す
るものである。
【0014】本発明によるポリエステルは、好ましく
は、上記に定義した割合で、テレフタル酸単位、イソフ
タル酸単位、エチレングリコール単位及び三官能性又は
四官能性アルコールから誘導された単位を有する。
【0015】本発明によるポリエステルは、好ましく
は、テレフタル酸単位90〜97モル%及びイソフタル
酸単位3〜10モル%を有する。
【0016】三又は四官能性アルコールから誘導された
単位の含量は、0.075〜0.175モル%が好まし
い。
【0017】更なる脂肪族又は芳香族ジカルボン酸から
誘導される単位は、ごく一般的には、任意の所望のジカ
ルボン酸をベースとする単位であってよい。これらの例
は、脂肪族ジカルボン酸、例えばアジピン酸又はセバシ
ン酸、脂環式ジカルボン酸、例えばシクロヘキサンジカ
ルボン酸、あるいは特に芳香族ジカルボン酸、例えば2
若しくは多核融合又は非融合炭素環/芳香族系をベース
とするジカルボン酸、例えば1,4−ナフタレンジカル
ボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸又は1,4−
ビフェニルジカルボン酸である。
【0018】更なる二価脂肪族又は芳香族アルコールか
ら誘導される単位は、ごく一般的には、任意の所望の二
価アルコールをベースとするものであってよい。これら
の例は、二価脂肪族アルコール、例えば1,4−ブタン
ジオール又は1,6−ヘキサンジオール、二価脂環式ア
ルコール、例えばシクロヘキサンジオール又はジメチロ
イルシクロヘキサン、あるいは二価芳香族アルコール、
例えばレゾルシノール又はヒドロキノンである。
【0019】三又は四官能性アルコールから誘導される
単位は、ポリエステルに関してそれ自体公知な連鎖分岐
剤であってよい。これらの例は、三又は四価脂肪族アル
コール、例えばトリメチロールプロパン、グリセロー
ル、あるいは特にペンタエリトリトールである。
【0020】本発明による変性ポリエチレンテレフタレ
ートの流動特性は、それ自体公知の手順によって測定さ
れる。
【0021】しかして、260℃における溶融粘度は剪
断速度の関数として測定される。
【0022】溶融粘度の比:S1/S100(チキソトロピ
ー係数)は、それぞれの場合において260℃で、及び
剪断速度1秒-1(S1)及び剪断速度100秒
-1(S100)で測定する。
【0023】重量平均分子量と数平均分子量との比(M
w/Mn)(不均質性)は、ゲル透過クロマトグラフィー
を用いて測定される。この目的で、ポリマーの分子量平
均が、溶媒としてクロロホルム及びヘキサフルオロイソ
プロパノール(98:2容量%)の混合物中で、20℃
において、それ自体公知の方法で標準としてユニバーサ
ル較正を用いて、ゲル透過クロマトグラフィーによって
測定される。測定法の詳細は、J.Polymer Sei, Polymer
Chem. Ed. 26, 1919 (1988)において開示されている。
【0024】本発明によるポリエステルは、ポリエステ
ル中におけるカルボン酸単位の全量を基準として、テレ
フタル酸又はそのポリエステル形成誘導体85〜99モ
ル%、イソフタル酸又はそのポリエステル形成誘導体1
5〜1モル%、及び更なる脂肪族又は芳香族ジカルボン
酸又はそのポリエステル形成誘導体から誘導される単位
0〜5モル%、並びに、ポリエステル中のアルコール単
位の全量を基準として、エチレングリコール単位95〜
99.95モル%、三官能性又は四官能性アルコールか
ら誘導される単位0.05〜0.2モル%、及び更なる
二価脂肪族又は芳香族アルコールから誘導される単位0
〜5モル%との混合物を、単官能性連鎖停止剤の不存在
下において、引き続く固相縮合を排除しながら重縮合す
ることによって調製される。
【0025】重縮合は、好ましくは、溶媒としてクロロ
ホルム及びヘキサフルオロイソプロパノール(容量97
%〜3%)の混合物中で20℃で測定して0.9dl/
g以下、特に0.5〜0.8dl/gの極限粘度となる
ように行われる。
【0026】極限粘度は、ここでは、次の表示:ηinh
=lnηrel/c(式中、cはポリマーの濃度(g/d
l)を表し、ηrelはポリマー溶液の相対粘度を表す)
により表されるものとして理解すべきである。本発明の
目的のためには、極限粘度は、種々の粘度を濃度0に外
挿することによって決定される。
【0027】本発明は、また、変性ポリエチレンテレフ
タレートの製造方法に関するものである。
【0028】用いられるジカルボン酸のポリエステル形
成誘導体は、アルコール成分と組み合せて、所望の分子
量を有するポリエステルを形成することのできるこれら
の酸の全ての誘導体を意味するものと理解すべきであ
る。かかる誘導体の例は、対応するジカルボン酸ジクロ
リド又はこれらのジカルボン酸の対応するジエステル、
好ましくはこれらのジアルキルエステル、特にジメチル
エステルである。
【0029】重縮合は、好ましくは、不活性溶媒の不存
在下で行われる。
【0030】重縮合は、連鎖停止剤を用いずに、即ち、
モノカルボン酸又は一価アルコールのような単官能性反
応成分を用いずに行われる。かくして得られる最終生成
物は、実質的に、遊離カルボキシル又はアルコール基し
か有しない。実際には、僅かに過剰のアルコール成分が
好ましい。
【0031】ポリエステルの製造は、それ自体公知の触
媒の存在下で行うことができる。これらの例は、アンチ
モン、マンガン、コバルト、チタン又はゲルマニウムの
化合物である。触媒は、通常、モノマーの合計に対して
50〜1000ppmの量加える。
【0032】重縮合は、通常は、250〜300℃の温
度で行われ、一般に2〜5時間続行される。引き続く固
相縮合を包含する従来公知の方法と比較すると、時間が
大きく節約され、このため工程の生産性が向上する。
【0033】所望の生成物の分子量は、それ自体公知の
方法で、反応時間及び/又は反応圧力のような反応条件
を選択することによって制御することができる。選択の
基準は、重縮合の分野における専門家には公知である。
【0034】好ましくは、ジカルボン酸成分の合計は、
アルコール成分の合計に対して1:1.1〜1:2.5
のモル比で用いられる。
【0035】驚くべきことに、本発明の変性ポリエチレ
ンテレフタレートから、押出吹込成形法によって約1リ
ットル以下の内部容量を有する容器を製造することがで
きる。結晶化促進剤の添加はかかる容器の製造工程から
排除することができる。
【0036】したがって、本発明はかかる容器を製造す
る方法にも関連する。
【0037】本発明の方法による生成物は、光沢及び透
明性のような良好な光学特性、及び良好な機械特性によ
って区別される。したがって、本発明は、このような生
成物にも関連する。
【0038】本発明方法による生成物は、包装技術の全
ての分野において、特に化粧品、食料品及び高価な商品
並びに医薬品を包装するために用いることができる。
【0039】以下の実施例によって本発明を限定するこ
となく説明する。
【0040】
【実施例1】ジメチルテレフタレート30kg、ペンタ
エリトリトール30g及びエチレングリコール20l
を、マンガンアセテート330ppmの存在下、150
〜230℃の温度においてエステル交換した。全てのメ
タノールが分離したら、温度を上昇させて過剰のエチレ
ングリコールの一部を留去した。
【0041】エステル交換の後、亜リン酸を加えること
によってエステル交換触媒(マンガンアセテート)を安
定化した。次に、アンチモントリオキシド390ppm
及びイソフタル酸2.25kgを混合物に加えた。温度
を280℃に上昇させ、圧力を0.7mgHgに継続し
て低下させた。次に、混合物を、所望の内部粘度(I
V)に至る所定の条件下で縮合反応にかけた。
【0042】粒状物のIV値は0.56dl/gであっ
た。
【0043】
【実施例2】実施例1によって変性されたポリエステル
は、商業的に入手できるPET押出吹込成形ユニットで
250ml及び500mlの容器に問題なく加工するこ
とができる。
【0044】このユニットには、平滑パイプ押出機(直
径60mm、長さ24D)を取り付ける。加工温度は2
25〜270℃の範囲である。
【0045】この吹込成形容器は、高い透明度及び良好
な光沢、並びに高い強度及び寸法安定性を有することを
特徴とする。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステル中のカルボン酸単位の全量
    を基準として、テレフタル酸単位85〜99モル%、イ
    ソフタル酸単位15〜1モル%及び更なる脂肪族又は芳
    香族ジカルボン酸から誘導される単位0〜5モル%を含
    み、ポリエステル中のアルコール単位の全量を基準とし
    て、エチレングリコール単位95〜99.95モル%、
    三官能又は四官能性アルコールから誘導される単位0.
    05〜0.2モル%及び更なる二価の脂肪族又は芳香族
    アルコールから誘導される単位0〜5モル%を含み、実
    質的に連鎖停止剤によってブロックされた末端基を有さ
    ず、温度260℃、剪断速度1秒-1で測定して1,00
    0〜10,000Pa・秒の溶融粘度、温度260℃、
    剪断速度1秒-1(S1)及び剪断速度100秒
    -1(S100)で測定して1.5〜5.0の溶融粘度の比
    1/S100、並びに溶媒としてヘキサフルオロイソプロ
    パノール及びクロロホルムの混合物中でのゲル透過クロ
    マトグラフィーによって測定して2.3〜3.5の重量
    平均分子量/数平均分子量の比を有することを特徴とす
    る変性ポリエチレンテレフタレート。
  2. 【請求項2】 三官能又は四官能性アルコールがペンタ
    エリトリトールである請求項1に記載の変性ポリエチレ
    ンテレフタレート。
  3. 【請求項3】 テレフタル酸単位の含量が90〜97モ
    ル%であり、イソフタル酸単位の含量が3〜10モル%
    である請求項1に記載の変性ポリエチレンテレフタレー
    ト。
  4. 【請求項4】 ペンタエリトリトール単位の含量が0.
    075〜0.175モル%である請求項2又は3に記載
    の変成ポリエチレンテレフタレート。
  5. 【請求項5】 ポリエステル中のカルボン酸単位の全量
    を基準として、85〜99モル%のテレフタル酸若しく
    はそのポリエステル形成誘導体、15〜1モル%のイソ
    フタル酸単位若しくはそのポリエステル形成誘導体、及
    び、0〜5モル%の更なる脂肪族若しくは芳香族ジカル
    ボン酸又はそのポリエステル形成誘導体から誘導される
    単位、並びに、ポリエステル中のアルコール単位の全量
    を基準として、95〜99.95モル%のエチレングリ
    コール単位、0.05〜0.2モル%の三官能又は四官
    能性アルコールから誘導される単位、及び0〜5モル%
    の更なる二価の脂肪族若しくは芳香族アルコールから誘
    導される単位の混合物を、単官能性連鎖停止剤の不存在
    下で、引き続く固相縮合を排除して、重縮合することに
    よって、請求項1に記載の変性ポリエチレンテレフタレ
    ートを製造する方法。
  6. 【請求項6】 クロロホルム及びヘキサフルオロイソプ
    ロパノールの混合物中、20℃で測定して0.9dl/
    g以下、特に0.5〜0.8dl/gの極限粘度になる
    まで重縮合を行う請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 容器を製造するために請求項1に記載の
    ポリエステルを用いることを特徴とする、押出吹込成形
    によって約1リットル以下の内部容量を有する容器を製
    造する方法。
  8. 【請求項8】 結晶化促進剤を添加することなく製造を
    行う請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 三官能又は4官能性アルコールがペンタ
    エリトリトールである請求項7に記載の方法。
  10. 【請求項10】 テレフタル酸単位の含量が90〜97
    モル%であり、イソフタル酸単位の含量が3〜10モル
    %である請求項7に記載の方法。
  11. 【請求項11】 ペンタエリトリトール単位の含量が
    0.075〜0.175モル%である請求項9又は10
    に記載の方法。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載のポリエステルから製
    造することのできる約1リットル以下の内部容量を有す
    る押出吹込成形容器。
JP30531392A 1991-11-14 1992-11-16 変性ポリエチレンテレフタレート、その製造方法、押出吹込成形容器の製造方法、及び該方法によって得られる容器 Pending JPH05222169A (ja)

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