JPH05221582A - シート後処理装置 - Google Patents

シート後処理装置

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Publication number
JPH05221582A
JPH05221582A JP4137088A JP13708892A JPH05221582A JP H05221582 A JPH05221582 A JP H05221582A JP 4137088 A JP4137088 A JP 4137088A JP 13708892 A JP13708892 A JP 13708892A JP H05221582 A JPH05221582 A JP H05221582A
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JP
Japan
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sheet
paper
sheets
conveyance
discharge tray
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Pending
Application number
JP4137088A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Kubota
和憲 久保田
Toshihiro Ishibashi
敏弘 石橋
Kenji Yamada
健次 山田
Hiroki Okada
浩樹 岡田
Yukitaka Nakazato
幸孝 中里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05221582A publication Critical patent/JPH05221582A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート後処理装置の搬入搬送路内でシートの
搬送異常が発生した時、操作者による搬送異常処理は紙
詰まりを起こした支障シートの取り出しのみで良く、し
かも、搬送異常処理後、外部装置とシート後処理装置の
動作再開によって欠落頁を生じることなく、所望部数の
後処理済みのシート束を得ることができるシート後処理
装置を提供する。 【構成】 外部装置から搬入されたシートを導く第1の
搬送路Aと、同じく第2の搬送路Bに切り換えて案内す
る切換爪5と、第2の搬送路Bを経て搬送されたシート
を綴じるステープラー1と、第1の搬送路Aを経て搬送
されたシートと、ステープラー1から排出されたシート
が共に排紙される排出トレイ6と、第1の搬送路Aを経
てシートが搬送される過程で搬送異常の発生が検知され
た時、直ちに切換爪5を切り換え動作させて後続のシー
トを第2の搬送路Bに案内させ、第1の搬送路Aでの搬
送異常の回復作業終了後、ステープラー1に収納されて
いるシートを排出トレイ6に排紙させるように制御する
制御手段を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置等に付設さ
れて使用され、所定枚数のシートを所望部数仕分けした
り、綴じて排出するシート後処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、原稿循環給送装置(RD
H)を備えた複写機から原稿の送り順に排出される画像
形成済みの用紙を必要部数毎に仕分けしたり、綴じたり
することが可能な、所謂、フィニシャーと言われるシー
ト後処理装置が知られている。ところで、かかるシート
後処理装置において、綴じ動作等の後処理動作中に、例
えば、搬送路の途中で搬送中の用紙が紙詰まりを起こし
た時は、搬送路近傍に配設されたセンサーの検知信号に
基づいて、直ちにこれを検知して搬送異常信号を送出
し、この搬送異常信号に基づいてシート後処理装置およ
び複写機の動作が緊急停止させられる。これらの装置が
緊急停止すると、それらの装置内で未処理、または処理
済みの搬送途中の用紙が全て、その位置で停止させられ
てしまうので、操作者はこれらの装置の外装ケースの一
部を解放させて、紙詰まりを起こした用紙のみならず、
搬送途中の用紙も全て取り出さなければならないといっ
た煩わしさがあった。そこで、例えば、特開昭62−2
90655号公報にはステープラーから排出される用紙
束の排出過程で排出異常を検知した時は、装置を停止さ
せることなく、搬送される用紙を仕分けトレイに排出さ
せるシート後処理装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように上記改良技術においては、ステープラーから排出
される用紙束の排出過程で生じた排出異常時の装置の緊
急停止に伴う煩わしさは解消されるものの、比較的に頻
発する用紙の搬入搬送路内での搬送異常による、装置の
緊急停止に伴う装置内の用紙取り出しの煩わしさに対し
ては何ら対策が採られていないので、紙詰まりを起こし
た支障紙のみならず、搬送途中の用紙も全て取り出す手
間と、取り出しても最早、清浄なコピーとして使用でき
ない支障紙に替わるコピーを手動作で採り直す手間は一
向に解消されない。また、例えば、仕分け動作の途中で
搬送異常を起こした場合、排出されたコピー紙束の途中
に欠落頁が生じてしまうという不都合もある。本発明は
このような事情に鑑みて成されたものであり、シート後
処理装置の搬入搬送路内でシートの搬送異常が発生した
時、操作者による搬送異常処理は紙詰まりを起こした支
障シートの取り出しのみで良く、さらに、搬送異常処理
後、外部装置とシート後処理装置の動作再開によって欠
落頁を生じることなく、所望部数の後処理済みのシート
束を得ることができるシート後処理装置を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、外部装置から搬入されたシートを導く第1
の搬送路と、同じく第2の搬送路と、外部装置から搬入
されたシートを第1の搬送路と第2の搬送路に切り換え
て案内する切換手段と、第2の搬送路を経て搬送された
シートを綴じるシート綴じ手段と、第1の搬送路を経て
搬送されたシートと、シート綴じ手段から排出されたシ
ートが共に排紙される排出トレイと、第1の搬送路およ
び第2の搬送路におけるシートの搬送と、切換手段の切
り換え動作を制御すると共に、第1の搬送路、または、
その下流側で動作異常の発生が検知された時、直ちに切
換手段を切り換え動作させて後続のシートを第2の搬送
路に案内させるように制御する制御手段を備えたもので
ある。好ましくは、制御手段は原稿循環給送装置を備え
た画像形成装置である外部装置から、第1の搬送路を経
てシートが搬送される過程で検知された搬送異常の発生
に関する情報に基づいて、原稿循環給送装置に原稿の空
送りに関する情報を送信すると共に、画像形成装置に画
像形成動作の停止と開始に関する情報を送信し、第1の
搬送路での搬送異常の回復作業終了後、シート綴じ手段
に収納されているシートを排出トレイに排紙させるよう
にしたものである。
【0005】
【作用】第1の搬送路、または、その下流側で動作異常
の発生が検知された時、制御手段は直ちに切換手段を切
り換え動作させて後続のシートを第2の搬送路に案内さ
せるように制御する。さらに、制御手段は動作異常の発
生に関する情報に基づいて、原稿循環給送装置に原稿の
空送りに関する情報を送信すると共に、画像形成装置に
画像形成動作の停止と開始に関する情報を送信し、第1
の搬送路での搬送異常の回復作業終了後、シート綴じ手
段に収納されているシートを排出トレイに排紙させるよ
うに制御する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図2は本発明の実施例であるフィニッシャ
ーを付帯装置として備えた複写機の全体構成を示す模式
図である。図に従って複写機の動作を簡単に説明する。
複写機本体Iは原稿循環給送装置(RDH)IIを備えて
おり、これの自動原稿循環給送動作により、原稿テーブ
ル62上に載置された原稿は原稿搬入口61から1枚ず
つ取り込まれ、図示しない搬送機構により、取り込み順
に複写機本体Iのコンタクトガラス81上に順次供給さ
れ、最終読み取り動作が終了すると原稿排紙トレイ63
上に排出されるようになっている。一方、複写機本体I
では、RDHIIの原稿の搬送動作と同期して給紙部82
から記録紙が取り出され、記録紙は複数の搬送ローラー
対83に搬送されて感光体ドラム84の転写位置に向け
て搬送される。コンタクトガラス81上に載置された原
稿の画像が図示しない走査装置によって読み取られ、同
じく図示しない光学系を介して感光体ドラム84上に静
電潜像として再現される。この静電潜像は現像されてト
ナー像になり、転写位置まで搬送された記録紙上に転写
される。表面に原稿の画像が形成された記録紙は搬送ベ
ルト85によって定着装置に送られ、そこで記録紙上の
トナー像に定着処理が施される。片面コピーモードが選
択されている時は、記録紙はそのまま排紙コロ91を経
てフィニッシャーIII に向けて送り出される。また、両
面コピーモードが選択されている時は、記録紙は搬送経
路途中に設けられた反転切換爪87によって反転収納部
90に送られ、反転コロ89の反転搬送によって反転収
納部90から送り出された後、両面切換爪88の切り換
え動作によって両面コピー再給紙部92に送られる。両
面コピー再給紙部92で所定時間滞留した後、記録紙は
再度、転写位置に向けて搬送され、裏面に画像が転写さ
れる。
【0007】次に、複写機本体Iから排出された記録紙
の仕分け、および綴じ動作を行うフィニッシャーIII に
ついて説明する。図3はフィニッシャーIII の正面図で
ある。フィニッシャーIII は複写機から送り出された記
録紙を仕分ける仕分部IIIAと同じく送り出された記録紙
を綴じて排出するステープル部IIIBとから構成されてい
る。複写機Iから排出された記録紙は記録紙搬入口7に
搬入され、先端が入口センサーS1で検知された後、入
口ローラー33で搬入搬送される。入口ローラー33の
直近の下流には切換爪5が設けられ、図示しない駆動ソ
レノイドによって記録紙の搬送路を仕分部IIIAに至る搬
送路Aとステープル部IIIBに至る搬送路Bに切り換える
動作を行っている。仕分部IIIAの搬送路Aには複数の搬
送ローラーとそれにつれ回る複数の従動コロが配されて
いる。搬送路Aの下流には排出ローラー34が設けら
れ、搬送路Aを経て搬送された記録紙が排出ローラー3
4によって排出トレイ6上に排出される。ステープル部
IIIBに至る搬送路Bにも搬送路Aと同様に複数の搬送ロ
ーラーと、それにつれ回る複数の従動コロが配されてお
り、その終端部に排出ローラー32、およびそれと同軸
上で回転駆動されるブラシローラー31が配されてい
る。
【0008】まず、仕分部IIIAにおける仕分け動作を簡
単に説明する。複写機本体Iで仕分けモードが選択さ
れ、コピースタートキーが押されると仕分け信号が発せ
られ、その信号をフィニッシャーIII が受信すると切換
爪5が図3の破線の位置に回動して記録紙搬入口7から
仕分部IIIAに至る搬送路Aが開通する。搬入された記録
紙が入口ローラー33、搬送路Aの搬送ローラーおよび
排出ローラー34の搬送により排出トレイ6上に排出さ
れる。仕分部IIIAにおける排紙トレイ3は仕分トレイを
兼ねており、さらにステープル部IIIBの排紙トレイとし
ても共用されている。排紙従動ローラー36は排出ロー
ラー34に加圧接触しており、記録紙の搬送路Aへの搬
送が開始されると、やがてこれらのローラー対により記
録紙の適切なくわえ込みと搬送が行われる。排出ローラ
ー34の下部には回転するスポンジコロ35が配され、
その回転により排出トレイ6上に落下した記録紙が排出
トレイ6の記録紙排出端縁側に摩擦搬送されて当接板6
1に突き当てられ、後端紙揃えが行われる。第1排紙セ
ンサーS2は記録紙先端を検知してスポンジコロ35の
駆動開始等のタイミング信号を発する。
【0009】排出トレイ6には上下のガイドコロおよび
シフトコロが取り付けられており、これらのコロがそれ
ぞれに接触するガイドに案内されて上下および前後(排
出ローラー34軸に平行)方向の移動が可能なように、
フィニッシャーIII のフレームに支持されており、それ
ぞれ上下動モーターおよびシフトモーター(共に図示せ
ず)によって駆動されて上下および前後方向に移動す
る。所定枚数の記録紙が排出トレイ6上に排出される
と、複写機本体よりシフト信号が発せられこのシフト信
号によりシフトモーターが回転し、排出トレイ6を排出
ローラー34軸方向に所定距離だけ移動させる。この動
作により記録紙の堆積位置が上記所定距離だけずれ、排
出済みの記録紙束と、次に原稿の読み取りが一巡して複
写機本体から排出される一連の記録紙の束が仕分けされ
ることになる。また、排出トレイ6の記録紙排出側端縁
には一端に回転自在なスポンジコロ35を支持する支持
ブラケット70が回動自在に取着されていて、スポンジ
コロ35の上下運動によって他端近傍に付設された図示
しない紙面検知センサーが排出された記録紙の最上面の
高さを検知し、排出トレイ6の上下位置を制御する制御
信号を発している。即ち、記録紙が排出トレイ6上に一
定量堆積して最上紙面がスポンジコロ35を持ち上げ、
支持ブラケット70の他端の接近が紙面検知センサーに
より検知されると、検知信号により上下動モーターが駆
動されて、所定距離だけ排出トレイ6を下降させる。こ
うして排出トレイ6の位置を排出ローラー34に対して
ほぼ一定に保って円滑な仕分け動作を確保している。
【0010】図4および図5はそれぞれステープル部II
IBの左側面図および正面図である。これらの図を参照し
てステープル部IIIBの構成とその動作を詳細に説明す
る。ステープラー(シート綴じ手段)1はステープラー
台10に固定され、このステープラー台10はステープ
ラースライダー11のガイド穴12にガイドピン13に
係合されて図5のl方向に摺動可能に係止されている。
さらにステープラー台10の背面側に支軸14が設けら
れ、該支軸14に対してガイドコロ15が回転可能に取
り付けられている。ステープラースライダー11の上部
はステープル部IIIBの両側板47a,47b間に掛け渡
されているガイドロッド48をガイドとして摺動可能に
取り付けられている。他方、ステープラースライダー1
1の下部にはガイドコロ16がステープル部IIIB本体の
ステー45の表面に当接して転動可能に設けられてい
る。側板47aにはステープラー移動モーター53が取
り付けられ、該ステープラー移動モーター53に駆動さ
れる移送ベルト17の一部がステープラースライダー1
1に固定されており、これによりステープラースライダ
ー11の図4の左右方向の移動が可能になっている。ス
テー45にはガイドカム46が固着されており、上記ガ
イドコロ15がガイドカム46の上端辺カム面に当接し
て転動する。ガイドカム46の上端辺カム面は図4に示
すように中央部に窪みが形成されており、ステープラー
スライダー11はガイドカム46の上側の図4の一点鎖
線で示すガイド線に沿って矢印h方向に移動可能になっ
ている。排出された記録紙を中央部に揃える左右のジョ
ガーフェンス4a,4bは駆動ベルト41を介してジョ
ガー移動モーター52に駆動されて左右に移動可能にな
っている。また、下端縁部には揃えられた記録紙束を保
持する保持部40a,40bを有している。
【0011】まず、複写機本体Iの操作部のステープル
キーの操作によりステープル動作が選択され、テンキー
でコピー部数が入力された後コピースタートキーが押さ
れると、複写機本体Iの複写動作が開始されると共にフ
ィニッシャーIII にステープル信号が発せられる。次
に、切換爪5が図3の実線の位置に回動して、記録紙搬
入口7からステープル部IIIBに至る搬送路Bが開通す
る。その後、記録紙が搬入され、入口ローラー33に搬
送されて搬送路Bを経て第2排紙センサーS3によりそ
の先端の通過が検知された後、排出ローラー32により
ステープルトレイ2上に排出される。ステープルトレイ
2上に落下した記録紙は自重と、ブラシローラー31お
よび破線位置まで移動したたたきコロ37による摩擦搬
送により、ジョガーフェンス4の下端縁部に設けられた
保持部40a,40bおよびガイド板の下端縁部に設け
られた保持部20a,20bに突き当てられて紙揃えが
行われる。記録紙がステープルトレイ2上に排出される
と、ジョガー移動モーター52が駆動され、待機してい
た左右のジョガーフェンス4a,4bを移動させて記録
紙の幅方向の紙揃えを行う。こうして記録紙の排出と紙
揃えが繰り返されてステープルトレイ2上に所定枚数の
記録紙が堆積すると、ステープラー1の駆動モーター
(図示せず)が回転して記録紙束の下端の1箇所を綴じ
る。複数個所綴じの綴じ動作が設定されている時は、ス
テープラー移動モーター53が駆動され、ステープラー
1が所定距離だけ移動させられた後、再び綴じ動作が行
われる。なお、図3の1点鎖線で示すようにステープラ
ー1は針補充操作等のために、支点を中心に展開可能に
なっている。所定の綴じ動作が終了するとステープル部
IIIBで綴じられた記録紙束は排出ベルト3の外周上に設
けられた把持爪30に把持されつつステープル部IIIB上
方に搬送され、排出トレイ6上に排出される。排出ロー
ラー34の直前には図示しない排紙センサーが設けら
れ、搬送される記録紙の後端が検知される。
【0012】図6は複写機本体I、RDHIIおよびフィ
ニッシャーIII における制御とそれらの間の制御関係の
概略を示す制御概念図である。RDHIIではRDH制御
部102が仕切りセンサーを含む各種センサー、原稿搬
送モーターを含む各種モーター、切換爪を駆動するソレ
ノイドを含む各種ソレノイド、原稿カウンター等と信号
の授受を行う。フィニッシャーIII ではフィニッシャー
制御部103が第1および第2センサーを含む各種セン
サー、用紙搬送モーターを含む各種モーター、切換爪5
を駆動するソレノイドを含む各種ソレノイド、搬送路A
を通過した記録紙を計数する第1カウンター、搬送路B
を通過した記録紙を計数する第2カウンター等と信号の
授受を行う。複写機本体Iのメイン制御部101は給紙
部82等の各記録機構部と信号の授受を行うと共に、R
DH制御部102およびフィニッシャー制御部103と
も信号の授受を行う。
【0013】図7ないし図11は複写機本体Iおよびフ
ィニッシャーIII のコピー動作および仕分け動作の制御
を示すフローチャートである。図7ないし図11を参照
して本実施例の仕分け動作を説明する。操作者が複写機
本体Iの操作パネル上でコピー部数M、およびコピーモ
ードの設定を行い(S−1)、RDHIIの原稿テーブル
62上にコピーしようとする原稿を載置する(S−
2)。次に、操作者が操作パネル上のコピースタートキ
ーを押下すると(S−3でYES)、操作者が設定した
コピーモードがソートモードがどうかが判定される(S
−4)。判定結果がYESならば、RDHIIの原稿循環
サイクル数に対応する記録紙のコピーサイクル係数
P 、原稿束の読み取り順番に対応する記録紙のコピー
サイクル内記録動作係数nP をリセットする(S−5,
S−6)(図8参照)。さらに、RDHIIの原稿循環供
給と、複写機本体Iの給紙部82からの記録紙の供給を
行うと共に原稿のコピー動作を開始する。画像がコピー
された記録紙はフィニッシャーIII に送られ、搬送路A
を経て排出トレイ6上に排出され、仕分けされる(S−
7)。ステップS−8ではフィニッシャーIII の搬送路
Aで紙詰まりが発生したかどうかが判定される。判定結
果がNO、即ち、記録紙が正常に搬送されていればコピ
ーサイクル内記録動作係数nP をインクリメントする
(S−9)。次に、その結果、nP =N、即ち、原稿枚
数N回だけの記録動作が行われたならば(S−10)、
コピーサイクル係数mP をインクリメントすると共に、
フィニッシャーIII では排出トレイ6のシフト動作を行
い、記録紙の堆積位置を変更する(S−11)。その結
果、mP =M、即ち、コピー部数Mだけのコピーサイク
ルが終了するまで(S−12でYES)、記録動作は
(コピー部数M)×(原稿枚数N)回だけ繰り返され
る。
【0014】ステップS−8でフィニッシャーIII の搬
送路Aでの紙詰まりが発生したと判定されると、複写機
本体Iの給紙部82からの記録紙の供給を停止させると
共に、給紙済みの記録紙には全てそれぞれに対応する画
像記録を行って排出させる(S−13)(図9参照)。
さらに、紙詰まりを起こした支障紙の枚数、即ち、ジャ
ム枚数データD、第2排紙センサーS3により検知され
て計数され、第2カウンターに登録されている、ステー
プルトレイ2に向けて搬送された記録紙の枚数に対応す
るステープラ計測係数lをそれぞれリセットする(S−
14,S−15)。次に、原稿の搬送循環サイクル係数
をmD 、原稿束の読み取り順番を表す原稿番号データを
D とした時、〔N(mD −mP )+nD −nP 〕の値
が0かどうか判定する(S−16)。その結果、0でな
いならば切換爪5を回動させて搬送路Bを開路し(S−
17)、記録紙をステープルトレイ2上に排出させると
共に(S−18)、ステープラ計測係数lをインクリメ
ントする(S−19)。さらに、原稿番号データnD
対応するコピーがステープルトレイ2上に排出されたか
どうか判定し(S−20)、未だ排出されていなければ
ステップS−18に戻って、搬送路Bを経てステープル
トレイ2に向かう搬送動作を継続させる。ステップS−
16またはステップS−20の判定結果がYESならば
次のステップS−21に進む。ステップS−21ではジ
ャム枚数データDの算出、即ち、D=N(mD −mP
+nD −l−(nP −1)を算定する(図l0参照)。
その後、複写機本体IとフィニッシャーIII の動作を停
止させる(S−22)。操作者によるジャム処理による
支障紙の排出作業が終了したかどうかを判定し(S−2
3)、終了したならばRDHIIの原稿循環供給を再開さ
せて、コピーサイクル係数mP でコピーサイクル内記録
動作係数nP に対応する原稿をコンタクトガラス81上
にセットさせる。セット終了(S−24)、および操作
パネル上のコピースタートキーの押下(S−25)を待
って、コピー動作が再開されると、ステップS−7に戻
ってコピー紙の排出と、仕分け動作が繰り返される。
【0015】ステップS−12でコピー部数M分のコピ
ーの仕分け動作が終了したと判定されると、ステープル
トレイ2上に記録紙が収納されているかどうか判定し
(S−26)、収納されていればそれを排出させて全て
のコピー動作と仕分け動作を終了させる(S−26)
(図l1参照)。本実施例では搬送路Aを経て正規に排
出され仕分けされた記録紙と、搬送路Bを経てステープ
ルトレイ2上に排出され、さらに、排出トレイ6上に排
出された不要紙が共に排出トレイ6上に排出されるの
で、両者が混じり合ったり、区別が紛らわしいことがあ
る。そこでこの点を改良した変形例について説明する。
図12ないし図14はそれぞれ第1ないし第3の変形例
に係るコピーおよび仕分け動作の最終段のフローチャー
トを示したものである。これらの変形例においては、ス
テップS−26でステープルトレイ2上に記録紙が収納
されていると判定された時は、排出トレイ6を移動させ
て不要紙の堆積位置を変更したり(S−26−1)、不
要紙を綴じたり(S−26−2)、あるいは、それらを
共に行った後、排出トレイ6上に排出させる。
【0016】図15ないし図17は複写機本体Iおよび
RDHIIのコピー動作および原稿循環供給動作の制御を
示すフローチャートの一部である。これらの図を参照し
て仕分けモード選択時の原稿循環供給動作を説明する。
まず、図7に示す前述の仕分け動作の処理と同じステッ
プS−1ないしステップS−4の処理を経た後、図15
のステップS−28に移る。仕分けモードが選択された
時は搬送循環サイクル係数mD 、原稿番号データnD
それぞれリセットする(S−28,S−29)。次に、
原稿をコンタクトガラス81上の読み取り位置に向けて
給送すると共に複写機本体Iのコピー動作を開始する
(S−30)。次のステップS−31ではフィニッシャ
ーIII の搬送路Aでの紙詰まりが発生したかどうか判定
し、紙詰まり無しと判定された時は原稿を露光位置に停
止させ(S−32)、原稿の露光を行い(S−33)、
読み取られた原稿はコンタクトガラス81上から排紙さ
せると共に(S−34)、原稿番号データnD をインク
リメントする(S−35)。次に、ステップS−31で
フィニッシャーIII の搬送路Aで紙詰まりが発生したと
判定された時は、原稿番号データnD に対応する記録紙
が既に複写機本体Iの給紙部82から給紙されたかどう
か判定し(S−36)(図l6参照)、既に給紙された
後ならば、原稿を露光位置に停止させ(S−37)、原
稿の露光を行い(S−38)、読み取られた原稿はコン
タクトガラス81上から排紙させると共に、原稿番号デ
ータnD をインクリメントする(S−39)。そして既
に読み取りが終了した原稿の番号データ、即ち、既読取
原稿番号データnA と、既に読み取りが終了した原稿の
サイクル数に対応する既読取搬送循環サイクル係数mA
をそれぞれ原稿番号データnD と搬送循環サイクル係数
D に設定する(S−40,S−41)。
【0017】その後、原稿の循環搬送を行い(S−4
2)(図l7参照)、コピーサイクル内記録動作係数n
P の原稿がコンタクトガラス81上にセットされたなら
ば(S−43でYES)、実際にステープルトレイ2上
に収納されている不要紙の枚数に対応するステープラ実
収納枚数データkをリセットすると共に(S−44)、
搬送循環サイクル係数mD と原稿番号データnD の値に
それぞれコピーサイクル係数mP とコピーサイクル内記
録動作係数nP の値を設定する(S−45,S−4
6)。次に、操作パネル上のコピースタートキーの押下
を待って(S−47)、キーが押下られると、ステップ
S−33に戻って原稿の露光と循環搬送が繰り返され
る。そして、ステップS−35から続くステップS−4
8で露光が終了した原稿が原稿束の最後の原稿かどうか
が判定され、YESならば原稿番号データnD の値をコ
ピー部数Mの値に設定すると共に(S−49)、搬送循
環サイクル係数mDをインクリメントする(S−5
0)。次に、搬送循環サイクル係数mD がコピー部数M
に等しいかどうかが判定され(S−51)、等しくなけ
ればステップS−29に戻って原稿番号データnD の値
をリセットした後、原稿の読み取り位置に向けての搬送
を開始し、等しければ原稿循環供給動作を終了する。
【0018】図1(a) は本実施例によって5枚の原稿を
循環供給してコピーし、排出された記録紙の仕分け動作
中に3番目の原稿をコピーした記録紙がフィニッシャー
IIIの搬送路Aで紙詰まりを起こした場合の、複写機本
体Iの排出トレイ6とステープルトレイ2に排紙される
記録紙、およびRDHIIの露光と空送される原稿を時間
軸に沿って表示した表図である。なお、数字は原稿を読
み取った順に表示した原稿番号、およびそれに対応する
記録紙の番号を表し、破線で囲んだ数字は紙詰まりを起
こしたため、排紙されなかった記録紙の番号を、また、
実線で囲んだ数字は不要紙の番号を示す。また、後述す
る(b),(c) の表図においてもこれらの表示は同一の内容
を意味する。この場合、3番目の原稿をコピーした記録
紙が紙詰まりを起こした時、複写機本体Iの給紙部82
からの給紙は直ちに停止させられるが、次の記録のため
の記録紙が既に給紙されてしまっているので、その記録
紙には4番目の原稿がコピーされ、搬送路Bを経てステ
ープルトレイ2に排紙される。その後、複写機本体Iと
フィニッシャーIII の動作が停止させられ、操作者によ
る支障紙の除去作業の終了を待つ。作業が終了してコピ
ースタートキーが押下されると、5,1,2番目の原稿
は空送りされ、3番目の原稿が読み取り位置にセットさ
れて複写機本体Iでの通常のコピー動作とRDHIIの原
稿循環供給動作、およびフィニッシャーIII での仕分け
動作が再開される。原稿枚数5枚分のコピーの仕分けが
終了すると、ステープルトレイ2に収納されている不要
な4番目の原稿のコピーが排出トレイ6上に排出され
る。
【0019】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
本実施例ではステープルトレイ2に排紙される不要紙が
ステープルトレイ2の収納可能枚数を越えた時は綴じ処
理が困難になったり、新たな紙詰まりが生じるので、こ
のような場合にも円滑な不要紙排出処理が可能になるよ
うにしたものである。本実施例は第1の実施例と単に装
置の制御動作が異なるのみなので、図19ないし図21
に示すフローチャートに従って第1の実施例と異なる部
分のみ説明し、他の部分については重複する説明を省略
する。図19および図20、図21はそれぞれ本発明の
第2の実施例の、第1の実施例における複写機本体Iお
よびフィニッシャーIII のコピー動作および仕分け動作
の制御のフローチャートの一部を示す図8および図10
に対応するフローチャートである。なお、原稿循環供給
動作は第1の実施例と変わらない。ソートモードが選択
されている時はステープラ実収納枚数データkをリセッ
トすると共に(S−4−1)、コピーサイクル係数
P 、コピーサイクル内記録動作係数nP をリセットし
た後(S−5,S−6)(図19参照)、さらに、RD
HIIの原稿循環供給と、複写機本体Iのコピー動作を開
始する。以下、図示のフローチャートに従って処理が進
行し、ステップS−8でフィニッシャーIII の搬送路A
での紙詰まりが発生したと判定されると、図9に示すフ
ローチャートに従って処理が進められ、それに続いて図
20に示すフローチャートに移る。図20に示すフロー
チャートではステップS−21でジャム枚数データDの
算出が行われた後、ステープラ実収納枚数データkの値
にステープラ計測係数lが加算される(S−21−
1)。以後、ステップS−22以下のフローに従って複
写機本体I、フィニッシャーIII の動作停止、さらに、
ジャム処理等の処理が実行された後、図21に示すフロ
ーチャートに移る。ステップS−52ではステープラ実
収納枚数データkの値がステープラ収納可能枚数データ
cの値より大きいかどうかが判定され、判定結果がYE
Sならばステープルトレイ2上に堆積している不要紙を
綴じる(S−53)。次に綴じられた不要紙の束が排出
トレイ6上に排紙される(S−53)。ステップS−5
2での判定結果がNOの場合、およびステップS−54
の処理が終了した時は図19のステップS−7に戻って
原稿のコピーおよび記録紙の仕分け動作が再開される。
なお、図21に示すフローチャートにおいて第1の実施
例と同様に、ステップS−53の不要紙の綴じ処理に替
えて、あるいは綴じ処理の前に排出トレイ6を移動させ
て不要紙の堆積位置を異ならせるような動作にしても良
い。
【0020】図1(b) は本実施例によって5枚の原稿を
循環供給してコピーし、排出されたコピーの仕分け動作
中に3番目の原稿をコピーした記録紙と、支障紙除去作
業終了後、再開されたコピーの仕分け動作中に4番目の
原稿をコピーした記録紙がフィニッシャーIII の搬送路
Aで紙詰まりを起こした場合の、複写機本体Iの排出ト
レイ6とステープルトレイ2に排紙される記録紙、およ
びRDHIIの露光と空送される原稿を時間軸に沿って表
示した表図である。第1の実施例と同様に、紙詰まりを
起こした3番目の原稿のコピーに続いてフィニッシャー
III に搬入された4番目の原稿のコピーがステープルト
レイ2に排紙された後、支障紙除去作業が行われる。除
去作業が終了してコピーの仕分け動作が再開された後、
5,1,2番目の原稿が空送りされる。3番目の原稿の
コピーと仕分けが終了して4番目の原稿のコピーがフィ
ニッシャーIII に送られた時、搬送路Aで紙詰まりを起
こして給紙部82からの給紙が停止させられる。この
時、既に給紙されている記録紙に5番目の原稿がコピー
されステープルトレイ2に排紙される。この後、不要に
なった4,5番目の原稿のコピーが排出トレイ6上に排
紙され、1,2,3番目の原稿が空送りされた後、4番
目の原稿のコピーと仕分け動作が再開される。
【0021】次に、本発明の第3の実施例を説明する。
本実施例ではステープルトレイ2に排紙される支障紙を
含む不要紙をそのまま廃棄せずに、紙詰まりを起こした
支障紙以外の後続の画像記録済みの記録紙を活用し得る
ようにしたものである。本実施例においても第1の実施
例と異なる部分のみ説明し、他の部分については重複す
る説明を省略する。図22、図24および図23はそれ
ぞれ第1の実施例において複写機本体Iおよびフィニッ
シャーIII のコピー動作および仕分け動作の制御のフロ
ーチャートの一部を示す図8、図11および図9に対応
するフローチャートである。図22においてステップS
−8でフィニッシャーIII の搬送路Aでの紙詰まりが発
生していないと判定された時はコピーサイクル内記録動
作係数nP をインクリメントした後(S−9)、ステー
プルトレイ2に不要紙が収納されているかどうか調べる
(S−9−1)。不要紙が収納されていなければ次のス
テップS−10に移って原稿枚数N回だけの記録動作が
行われたかどうか調べる。ステップS−12でコピー部
数Mだけのコピーサイクルが終了したと判定されると、
コピー動作および仕分け動作を終了する。ステップS−
8でフィニッシャーIII の搬送路Aでの紙詰まりが発生
したと判定されると、図23のフローチャートに移っ
て、複写機本体Iの給紙部82からの記録紙の供給を停
止させると共に、給紙済みの記録紙には全てそれぞれに
対応する画像記録を行って排出させる(S−13)。さ
らに、ステープラ実収納枚数データk、ジャム枚数デー
タD、ステープラ計測係数lをそれぞれリセットする
(S−13−1,S−14,S−15)。以下、図9に
ついて説明したものと同じ処理が行われる。
【0022】ステップS−9−1でステープルトレイ2
に不要紙が収納されていると判定されると、図24に示
すフローチャートに移って、ステープラ実収納枚数デー
タkをインクリメントする(S−55)。次に、その結
果、k=D、即ち、ステープラ実収納枚数データkが紙
詰まりを起こした支障紙の枚数に一致するかかどうか判
定し(S−56)、一致すればステープルトレイ2上に
収納されている記録紙を排出トレイ6上に排紙させると
共に(S−57)、コピーサイクル内記録動作係数nP
の値にステープラ実収納枚数データkの値が加算され
る。ステープラ実収納枚数データkがジャム枚数データ
Dに一致しなければステップS−10に戻る。次に、コ
ピーサイクル内記録動作係数nP が原稿枚数N以上にな
ったかかどうか判定し(S−59)、YESならばコピ
ーサイクル係数mP をインクリメントすると共に(S−
60)、コピーサイクル内記録動作係数nP に対して原
稿枚数Nの減算処理を行い(S−61)、ステップS−
7に戻る。コピーサイクル内記録動作係数nP が原稿枚
数Nより小さいならば直ちにステップS−7に戻る。次
に、図25ないし図27のフローチャートを参照して仕
分けモード選択時の原稿循環供給動作を説明する。ソー
トモードが選択されている時はジャムフラグf、搬送循
環サイクル係数mD 、原稿番号データnD の値をリセッ
トした後(S−4−2,S−28,S−29)、ステッ
プS−30以下の処理に従って原稿循環供給動作を行
う。ステップS−31でフィニッシャーIII の搬送路A
での紙詰まりが発生したと判定されると、図26のフロ
ーチャートに移って、ジャムフラグfを立てた後、図1
6について説明したステップS−36以下の処理が実行
される。ステップS−35で原稿番号データnD の値が
インクリメントされた後に、ジャムフラグfが1である
かどうか判定し(S−35−1)、1でなければ図18
に示すフローチャートに従って処理され、1ならば図2
7のフローチャートに移る。ステップS−62ではステ
ープラ実収納枚数データkの値をインクリメントし、そ
の結果、kの値が原稿枚数Nに一致するかかどうか判定
する(S−63)。一致しなければステップS−48に
移り(図18参照)、一致すれば原稿をステープラ計測
係数lだけ空搬送させる(S−64)。その後、既読取
原稿番号データnA と既読取搬送循環サイクル係数mA
をそれぞれ原稿番号データnD と搬送循環サイクル係数
D に設定すると共に(S−65,S−66)、ジャム
フラグfの値をリセットした後(S−67)、ステップ
S−48に移る。
【0023】図1(c) は本実施例によって5枚の原稿を
循環供給してコピーし、排出された記録紙の仕分け動作
中に3番目の原稿をコピーした記録紙がフィニッシャー
IIIの搬送路Aで紙詰まりを起こした場合の、複写機本
体Iの排出トレイ6とステープルトレイ2に排紙される
記録紙、およびRDHIIの露光と空送される原稿を時間
軸に沿って表示した表図である。第1の実施例と同様
に、紙詰まりを起こした3番目の原稿のコピーに続いて
搬入された4番目の原稿のコピーがステープルトレイ2
に排紙された後、支障紙除去作業が行われる。コピーの
仕分け動作が再開された後、5,1,2番目の原稿が空
送りされる。3番目の原稿のコピーと仕分けが終了した
時、ステープルトレイ2に収納されている4番目の原稿
のコピーが排出トレイ6上に排紙されると共に、RDH
IIで4番目の原稿が空送りされる。その後、5番目の原
稿から通常のコピーと仕分け動作が再開される。なお、
上述の実施例の説明においては、フィニッシャーIII の
動作異常は搬送路Aでの紙詰まりが発生した場合につい
てのみ説明したが、例えば、排出トレイ6を上下および
前後方向に移動させる駆動系に動作異常が発生した場合
にも全く同様の制御を行わせることができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、第1の搬送路、または、その下流側で動作異
常の発生が検知された時、直ちに切換手段を切り換え動
作させて後続のシートを第2の搬送路に案内させて、シ
ート綴じ手段に搬入させるようにしたので、第1の搬送
路を除く搬送路内で搬送途中にあったシートはシート綴
じ手段に排紙されるから、動作異常の回復作業の際に搬
送途中にあったシートの除去作業を行う必要がなく、搬
送異常の回復作業の煩わしさを大幅に軽減させることが
できる。請求項2記載の発明によれば、第1の搬送路、
または、その下流側での動作異常の回復作業終了後、シ
ート綴じ手段に収納されているシートを排出トレイに排
紙させるようにしたので、第1の搬送路を除く搬送路内
で搬送途中にあったシートは動作異常の回復作業終了
後、排出トレイに排紙されるから、搬送途中にあったシ
ートの取り出しが容易に行える。請求項3記載の発明に
よれば、シート綴じ手段に収納されているシートを排出
トレイに排紙させる前に、排出トレイをシートの排紙方
向の略直角方向に所定距離移動させるようにしたので、
排出トレイ上に既に排紙されているシートと、シート綴
じ手段に搬入されたシートを区別して排出トレイ上に排
紙させることができる。請求項4記載の発明によれば、
さらに、排出トレイを移動させる前にシート綴じ手段に
収納されているシートを綴じさせるようにしたので、排
出トレイ上に排紙されているシートと、シート綴じ手段
に搬入されたシートが排出トレイ上で紛れることがな
い。請求項5記載の発明によれば、シート綴じ手段に搬
送されたシートの枚数を計数する計数手段が計数した計
数値に応じて、シート綴じ手段に収納されているシート
を排出トレイに排紙させるタイミングを制御するように
したので、シート綴じ手段に収納されたシートが所定枚
数に達した時、所望のタイミングで排紙させることがで
きるから、シート綴じ手段に収納可能な枚数を越えたシ
ートが収納されることによる綴じ不良や排出不良の発生
を防止できる。請求項6記載の発明によれば、第1の計
数手段と、第2の計数手段が計数した計数値に応じて、
シート綴じ手段に収納されているシートを排出トレイに
排紙させるタイミングを制御するようにしたので、動作
異常の回復作業終了後、第1の搬送路を経て搬送される
任意のシートが排紙された後に、シート綴じ手段に収納
されているシートを排出トレイに排紙させることができ
る。請求項7記載の発明によれば、第1の搬送路、また
は、その下流側で検知された動作異常の発生に関する情
報に基づいて、原稿循環給送装置に原稿の空送りに関す
る情報を送信すると共に、画像形成装置に画像形成動作
の停止と開始に関する情報を送信するようにしたので、
動作異常の回復作業終了後、原稿循環給送装置を動作さ
せて、例えば、搬送異常を起こした支障シートに記録さ
れる予定の原稿画像の画像形成からの画像形成動作と、
後処理装置での後処理動作を再開させることができるか
ら、一連の原稿の画像が形成されたシート束に頁欠落を
生じさせることなく、後処理を完遂させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るフィニッシャーを備えた
複写機で紙詰まりを起こした場合のそれぞれの原稿と、
それに対応する記録紙を時間軸に沿って表示した表図で
ある。
【図2】フィニッシャーを備えた複写機の全体構成を示
す模式図である。
【図3】フィニッシャーの全体の要部構成を示す正面図
である。
【図4】フィニッシャーのステープル部の左側面図であ
る。
【図5】フィニッシャーのステープル部の正面図であ
る。
【図6】複写機本体、RDHおよびフィニッシャーにお
ける制御とそれらの制御関係の概略を示す制御概念図で
ある。
【図7】本発明の第1の実施例の複写機本体およびフィ
ニッシャーのコピー動作および仕分け動作の制御を示す
フローチャートである。
【図8】図7に続くコピー動作および仕分け動作の制御
を示すフローチャートである。
【図9】図8に続くコピー動作および仕分け動作の制御
を示すフローチャートである。
【図10】図9に続くコピー動作および仕分け動作の制
御を示すフローチャートである。
【図11】図8に続くコピー動作および仕分け動作の制
御を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第1の実施例の第1の変形例に係る
コピーおよび仕分け動作の最終段のフローチャートであ
る。
【図13】本発明の第1の実施例の第2の変形例に係る
コピーおよび仕分け動作の最終段のフローチャートであ
る。
【図14】本発明の第1の実施例の第3の変形例に係る
コピーおよび仕分け動作の最終段のフローチャートであ
る。
【図15】本発明の第1の実施例の複写機本体およびR
DHのコピー動作および原稿循環供給動作の制御を示す
フローチャートである。
【図16】図15に続くコピー動作および原稿循環供給
動作の制御を示すフローチャートである。
【図17】図16に続くコピー動作および原稿循環供給
動作の制御を示すフローチャートである。
【図18】図17に続くコピー動作および原稿循環供給
動作の制御を示すフローチャートである。
【図19】本発明の第2の実施例の複写機本体およびフ
ィニッシャーのコピー動作および仕分け動作の制御を示
すフローチャートである。
【図20】図19の後続のコピー動作および仕分け動作
の制御を示すフローチャートである。
【図21】図20に続くコピー動作および仕分け動作の
制御を示すフローチャートである。
【図22】本発明の第3の実施例の複写機本体およびフ
ィニッシャーのコピー動作および仕分け動作の制御を示
すフローチャートである。
【図23】図22に続くコピー動作および仕分け動作の
制御を示すフローチャートである。
【図24】図23に続くコピー動作および仕分け動作の
制御を示すフローチャートである。
【図25】本発明の第3の実施例の複写機本体およびR
DHのコピー動作および原稿循環供給動作の制御を示す
フローチャートである。
【図26】図25に続くコピー動作および原稿循環供給
動作の制御を示すフローチャートである。
【図27】図26に続くコピー動作および原稿循環供給
動作の制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ステープラー 2 ステープルトレイ 5 切換爪 6 排出トレイ 62 原稿テーブル 81 コンタクトガラス 82 給紙部 84 感光体 101 メイン制御部 102 RDH制御部 103 フィニッシャー制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 浩樹 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 中里 幸孝 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部装置から搬入されたシートを導く第
    1の搬送路と、同じく第2の搬送路と、外部装置から搬
    入されたシートを前記第1の搬送路と前記第2の搬送路
    に切り換えて案内する切換手段と、前記第2の搬送路を
    経て搬送されたシートを綴じるシート綴じ手段と、前記
    第1の搬送路を経て搬送されたシートと、前記シート綴
    じ手段から排出されたシートが共に排紙される排出トレ
    イと、前記第1の搬送路および前記第2の搬送路におけ
    るシートの搬送と、前記切換手段の切り換え動作を制御
    する制御手段を備えたシート後処理装置において、前記
    制御手段は前記第1の搬送路、または、その下流側での
    搬送異常等の動作異常の発生が検知された時、直ちに前
    記切換手段を切り換え動作させて、後続のシートを前記
    第2の搬送路に案内させるように制御することを特徴と
    するシート後処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、制御手段は第
    1の搬送路、または、その下流側での動作異常の回復作
    業終了後、シート綴じ手段に収納されているシートを排
    出トレイに排紙させるように制御することを特徴とする
    シート後処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の記載において、排出トレイは
    駆動されてシートの排紙方向の略直角方向に所定距離移
    動可能であり、制御手段はシート綴じ手段に収納されて
    いるシートを排出トレイに排紙させる前に前記排出トレ
    イを移動させるように制御することを特徴とするシート
    後処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3の記載において、制御手段は排
    出トレイを移動させる前にシート綴じ手段を制御して前
    記シート綴じ手段に収納されているシートを綴じさせる
    ように制御することを特徴とするシート後処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項2の記載において、シート綴じ手
    段に搬送されたシートの枚数を計数する計数手段を有
    し、制御手段は前記計数手段が計数した計数値に応じ
    て、シート綴じ手段に収納されているシートを排出トレ
    イに排紙させるタイミングを制御することを特徴とする
    シート後処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項2の記載において、第1の搬送路
    を経て排出トレイに排紙されたシートの枚数を計数する
    第1の計数手段と、シート綴じ手段に搬送されたシート
    の枚数を計数する第2の計数手段を有し、制御手段は前
    記第1の計数手段と、前記第2の計数手段が計数した計
    数値に応じて、前記シート綴じ手段に収納されているシ
    ートを前記排出トレイに排紙させるタイミングを制御す
    ることを特徴とするシート後処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3または6の記載におい
    て、外部装置は原稿循環給送装置を備えた画像形成装置
    であり、制御手段は第1の搬送路、または、その下流側
    において検知された動作異常の発生に関する情報に基づ
    いて、前記原稿循環給送装置に原稿の空送りに関する情
    報を送信すると共に、前記画像形成装置に画像形成動作
    の停止と開始に関する情報を送信することを特徴とする
    シート後処理装置。
JP4137088A 1991-12-20 1992-05-28 シート後処理装置 Pending JPH05221582A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7207556B2 (en) * 2002-03-25 2007-04-24 Ricoh Company, Ltd. Sheet finisher having an angularly movable stapler and image forming system including the same
JP2008003446A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置の制御方法及び画像形成装置
JP2011248388A (ja) * 2007-12-27 2011-12-08 Toshiba Corp 用紙後処理装置及びその制御方法
JP2016115971A (ja) * 2014-12-11 2016-06-23 株式会社リコー 自動原稿搬送装置、画像読取装置、画像形成装置および画像形成システム

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