JPH0522067Y2 - - Google Patents

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JPH0522067Y2
JPH0522067Y2 JP1987124391U JP12439187U JPH0522067Y2 JP H0522067 Y2 JPH0522067 Y2 JP H0522067Y2 JP 1987124391 U JP1987124391 U JP 1987124391U JP 12439187 U JP12439187 U JP 12439187U JP H0522067 Y2 JPH0522067 Y2 JP H0522067Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、中空状のロツド本体と、このロツド
本体内に挿通して該ロツド本体の先端に結合する
穂先とを備えた継竿に関する。
(従来の技術) 一般にこの種の継竿は、例えば実公昭59−
13823号公報に示されている如く緩円錐形に形成
した中空状のロツド本体内に、同じく緩円錐形に
形成した穂先を挿通して、前記穂先の基端部を前
記ロツド本体の先端部内周面に嵌着させること
で、前記穂先を前記ロツド本体の先端に結合する
ようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで以上の継竿では、前記穂先の先端に結
止する釣糸に糸ぐせなどがついていると、例えば
竿の振り込み時、前記釣糸が前記穂先の外周に絡
み付き易いものであつて、かゝる釣糸の絡みを解
消するには、その都度釣竿全体を絡みが解消され
る方向に回転させるしかなく、また、穂先に釣糸
が絡みついた状態で、針がかりした魚を釣上げる
と、場合によつては、穂先の途中から釣糸が延び
てしまつて、該穂先の弾発力を充分利用すること
が出来ず、前記穂先が折れるなどの不都合があ
る。
本考案は以上の実情に鑑みて開発したもので、
目的とするところは、不用意に穂先の外周に釣糸
が絡み付いても、この釣糸に作用する例えば釣り
仕掛けの重みなどにより前記絡みを自動的に解消
することの出来る継竿を提供する点にある。
(問題点を解決するための手段) しかして本考案は、緩円錐形に形成した中空の
ロツド本体1と、緩円錐形に形成した穂先2を備
え、この穂先2の基端部を前記ロツド本体1の先
端部内側に嵌合して結合する如く成した継竿であ
つて、前記穂先2の基端部に、半径方向外方に向
かつて突出する係合突部22を設けると共に、前
記ロツド本体1の先端部内側で、かつ、先端縁1
aに対し所定長さ基端側位置に、前記係合突部2
2と係合して穂先2のロツド本体1に対する軸方
向先方への移動を阻止する係合部13を設ける一
方、前記ロツド本体1における先端縁1a側と係
合部13側との少なくとも2箇所に、前記穂先2
をロツド本体1に対し回転可能に支持する所定長
さの支持間長さをもつた支持部15を設けると共
に、前記穂先2のロツド本体1との結合時、該穂
先2のロツド本体1に対する軸方向基端方向への
移動を阻止する阻止手段を設けていることを特徴
とするものである。
(作用) しかして、穂先2の基端部に係合突部22を設
け、ロツド本体1の先端部内側に係合部13を設
けると共に、穂先2の軸方向基端方向への移動を
阻止する阻止手段を設けているから、穂先2の基
端部をロツド本体1の先端部内側に回転可能に結
合することができるのであり、しかも、前記係合
部13を、ロツド本体1の先端縁1aに対し所定
長さ基端側位置に設けて、前記先端縁1a側と係
合部13側との少なくとも2個所に、前記穂先2
をロツド本体1に対し回転可能に支持する支持部
15を設けて、この支持部15の支持間長さが所
定長さとなるようにしたから、魚釣り時、穂先2
に作用する曲げ荷重を、前記穂先縁1a側と係合
部13側との少なくとも2箇所で良好に分散でき
るのである。従つて、穂先2に作用する曲げ荷重
を、穂先2のロツド本体1との結合部に集中させ
ることなく緩和してロツド本体に移行させること
ができると共に、穂先2の結合位置での回転もス
ムーズにできるのである。
また、このように穂先の結合位置での回転をス
ムーズにできるから、穂先2に釣糸が絡み付いた
場合、殊更釣竿を回転させる操作をしなくとも、
釣糸に作用する釣り仕掛けの重みなどにより前記
穂先2を、ロツド本体1に対し釣糸の絡みを解消
する方向に自然に回転させることができ、前記釣
糸の絡みを即座に解消できるのである。
(実施例) 以下本考案にかゝる継竿を図面に示す実施例に
従つて説明する。
図において1はロツド本体であつて、このロツ
ド本体1は、カーボン繊維などの高強度繊維に熱
硬化性の合成繊維を含浸させて形成したプリプレ
グを、基端が大径で先端が小径となる緩円錐形に
巻回した上で加圧焼成して外周面11及び内周面
12をテーパ面とする中空状にしている。
また2は前記ロツド本体1内に挿通して該ロツ
ド本体1の先端から該ロツド本体1の軸方向先方
に引き出して用いる穂先であつて、この穂先2も
前記ロツド本体1と同じくカーボン繊維などの高
強度繊維に熱硬化性合成繊維を含浸させて形成し
たプリプレグを、基端が大径で先端が小径となる
緩円錐形に巻回した上で加熱焼成して外周面21
をテーパ面に形成している。
しかして以上の構成において、第1図及び第2
図に示す実施例では、前記ロツド本体1の先端部
の肉厚を基端側よりも厚くして、該ロツド本体1
の先端部内側で、かつ、先端縁1aに対し所定長
さ基端側位置に、半径方向に延びる環状の係合部
13を形成し、この係合部13よりも先端側の厚
肉部を、前記穂先2の前記ロツド本体1に対する
回転を支持する支持部15とし、この支持部15
における支持間長さLを所定長さとしている。
また前記穂先2の基端部外周には、該穂先2の
ロツド本体1に対する軸方向先方への移動を阻止
し、前記穂先2をロツド本体1に対し回転可能に
結合する阻止手段として、径方向外方に突出する
係合突部22を一体形成して、この係合突部22
の外径を、該係合突部22が前記係合部13と当
接した時に、この係合突部22の外周面と前記ロ
ツド本体1の内周面12との間に、前記穂先2を
ロツド本体1に対し回転可能とする程度のわずか
な隙間が出来る大きさとする一方、前記係合突部
22が前記係合部13に係合した時に、前記ロツ
ド本体1の支持部15内周面とこの内周面に対向
する前記穂先2の基部外周面21との間にも、該
穂先2を前記ロツド本体1に対し回転可能とする
程度の僅かな隙間を設けている。
第1図及び第2図に示す実施例では、前記穂先
2の基部外周に、該穂先2を形成するプリプレグ
と同一材質からなるテープ状のプリプレグを2〜
3プライ巻装した後、前記穂先2全体を加圧焼成
することで、該穂先2の基部に前記係合突部22
を一体形成している。
一方、前記穂先2のロツド本体1に対する軸方
向基端方向への移動を阻止する阻止手段として、
前記穂先2の基部外周に密嵌可能な嵌合孔31を
備えたリング状の移動阻止体3をナイロン樹脂か
ら別途形成し、該移動阻止体3を前記嵌合孔31
を介して前記穂先2の基部外周に嵌合固定するよ
うにしている。
しかして前記移動阻止体3の前記穂先2に対す
る嵌合固定位置は、前記係合突部22が前記係合
部13に当接した時、前記移動阻止体3が前記ロ
ツド本体1の先端面に接触しない程度の僅かな隙
間を開けた位置に嵌合固定するように成して、前
記穂先2の前記ロツド本体1に対する軸方向基端
方向への移動、詳しくは穂先2がロツド本体1内
に収納される方向への移動を阻止するように成し
ている。
以上の構成から成る継竿を使用するに際して
は、前記ロツド本体1内に収納している前記穂先
2を、前記係合突部22が前記係合部13と当接
する位置まで該ロツド本体2の先端縁1aから引
出した後、該穂先2の先端から前記移動阻止体3
を挿通し、該移動阻止体3を前記穂先2の基部に
嵌合固定すると共に、該穂先2の先端に設けたヘ
ビ口4に釣糸5を結止するのである。
しかして例えば竿の振り込みに伴い、第1図に
概略的に示す如く前記釣糸5が前記穂先2の周囲
に絡み付いた場合でも、釣り仕掛けの重みなどに
より前記釣糸5にかゝるテンシヨンの作用で、前
記穂先2が前記ロツド本体1に対し絡みを解消す
る方向に回転して、前記釣糸5の絡みが即座に解
消されるのであり、しかも、穂先2を回転させる
構造でありながら、この穂先2の前記ロツド本体
1に対する回転を支持する所定長さの支持間長さ
をもつた支持部15を設けているから、穂先2に
作用する曲げ荷重を前記支持部15で分散でき、
従つて、穂先2に作用する曲げ荷重を、穂先2の
ロツド本体1との結合部に集中させることなく緩
和して移行させることができると共に、穂先2の
回転もスムーズにできるのである。
以上の実施例では前記係合突部22を前記穂先
2の基部に一体形成したが、該係合突部22をナ
イロン樹脂などにより別途形成すると共に、この
係合突部22を前記穂先2の先端から挿通して、
該穂先2の基部外周面に嵌合固定するようにして
もよい。
また以上の実施例では、前記移動阻止体3を、
前記嵌合孔31を介して前記穂先2の基部外周面
に嵌合固定するようにしたが、第3図に示す如く
前記穂先2の基部外周面に環状の係合溝23を形
成して、該係合溝23に、ナイロン樹脂からC形
に形成した移動阻止体30を嵌着するようにして
もよい。
また第4図及び第5図に示す実施例のものは、
前記穂先2のロツド本体1に対する軸方向移動を
阻止する阻止手段として、アウタリング61とイ
ンナリング62との間に複数のボール63を介装
したナイロン樹脂製のボールベアリング6を利用
したものであつて、まず第4図に示す実施例で
は、前記ボールベアリング6のインナリング62
を前記穂先2の基部外周面21に密嵌すること
で、前記穂先2の基部に、前記ベアリング6から
成る係合突部22を形成すると共に、前記穂先2
のロツド本体1からの引出時、前記アウタリング
61の外周面が係合する係合部13を前記ロツド
本体1の内周面12に形成して、前記穂先2の前
記ロツド本体1からの引き出しにより、前記ベア
リング6におけるアウタリング61の外周面を、
前記ロツド本体1の前記係合部13に密嵌するこ
とで前記穂先2を前記ロツド本体1に対し軸方向
移動不能とすると同時に該ベアリング6を介して
周方向回転自由と成す一方、前記ロツド本体1の
先端部の肉厚を基端側よりも厚くして、この厚肉
部16と前記ベアリング6とを、前記穂先2の前
記ロツド本体1に対する回転を支持する支持部1
5とし、この支持部15における支持間長さLを
所定長さとしている。
一方第5図に示す実施例のものは、前記ボール
ベアリング6にインナリング62を前記穂先2の
基部外周面21に嵌合することで、前記穂先2の
基部に、前記ベアリング6から成る係合突部22
を形成すると共に、前記ロツド本体1の先端部の
肉厚を基端側よりも厚くして前記ロツド本体1の
内周面12に、該内周面12よりも傾斜角度の大
きなテーパ面から成る前記係合部13を形成する
と共に、前記ベアリング6におけるアウタリング
61の外周面をも前記テーパ面14と対応する傾
斜面に形成して、前記穂先2の前記ロツド本体1
からの引き出しにより、前記アウタリング61の
外周面を前記係合部13に密嵌することで、前記
穂先2を前記ロツド本体1に対し移動不能で且つ
周方向回転自由と成す一方、前記ロツド本体1に
おける先端側厚肉部の端部を更に厚肉に形成し
て、この端部の厚肉部17と、前記ベアリング6
とを、前記穂先2の前記ロツド本体1に対する回
転を支持する支持部15とし、この支持部15に
おける支持間長さLを所定長さとしている。
しかして第5図に示す実施例のものでは、前記
ロツド本体1の内周面よりも傾斜角度の大きな係
合部13に前記アウタリング61を密嵌させてい
るので第4図に示す実施例のものに比較して、前
記穂先2を前記ロツド本体1内にしまいこむに際
し、前記係合部13から前記ベアリング61を容
易に離脱させることが出来る。
(考案の効果) 以上の如く本考案によれば、穂先2の基端部に
係合突部22を設け、ロツド本体1の先端部内側
に係合部13を設けると共に、穂先2の軸方向基
端方向への移動を阻止する阻止手段を設けている
から、穂先2の基端部をロツド本体1の先端部内
側に回転可能に結合することができるのであり、
しかも、前記係合部13を、ロツド本体1の先端
縁1aに対し所定長さ基端側位置に設けて、前記
先端縁1a側と係合部13側との少なくとも2箇
所に、前記穂先2をロツド本体1に対し回転可能
に支持する支持部15を設けて、この支持部15
の支持間長さが所定長さとなるようにしたから、
魚釣り時、穂先2に作用する曲げ荷重を、前記先
端縁1a側と係合部13側との少なくとも2箇所
で良好に分散できるのである。従つて、穂先2に
作用する曲げ荷重を、穂先2のロツド本体1との
結合部に集中させることなく緩和してロツド本体
に移行させることができると共に、穂先2の結合
位置での回転もスムーズにできるのである。
その上、このように穂先の結合位置での回転を
スムーズにできるから、穂先2に釣糸が絡み付い
た場合、殊更釣竿を回転させる操作をしなくと
も、釣糸に作用する釣り仕掛けの重みにより前記
穂先2を、ロツド本体1に対し釣糸の絡みを解消
する方向に自然に回転させることができ、前記釣
糸の絡みを即座に解消できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかゝる継竿の一実施例を示す
概略側面図、第2図は要部を拡大して示す一部切
欠側面図、第3図は別の実施例を示す要部の一部
切欠側面図、第4図及び第5図は別の実施例を示
す要部の断面図である。 1……ロツド本体、1a……先端縁、13……
係合部、15……支持部、2……穂先、22……
係合突部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 緩円錐形に形成した中空のロツド本体1と、緩
    円錐形に形成した穂先2とを備え、この穂先2の
    基端部を前記ロツド本体1の先端部内側に嵌合し
    て結合する如く成した継竿であつて、前記穂先2
    の基端部に、半径方向外方に向かつて突出する係
    合突部22を設けると共に、前記ロツド本体1の
    先端部内側で、かつ、先端縁1aに対し所定長さ
    基端側位置に、前記係合突部22と係合して穂先
    2のロツド本体1に対する軸方向先方への移動を
    阻止する係合部13を設ける一方、前記ロツド本
    体1における先端縁1a側と係合部13側との少
    なくとも2箇所に、前記穂先2をロツド本体1に
    対し回転可能に支持する所定長さの支持間長さを
    もつた支持部15を設けると共に、前記穂先2の
    ロツド本体1との結合時、該穂先2のロツド本体
    1に対する軸方向基端方向への移動を阻止する阻
    止手段を設けていることを特徴とする継竿。
JP1987124391U 1987-08-13 1987-08-13 Expired - Lifetime JPH0522067Y2 (ja)

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