JPH05220603A - 摩擦ロールにより駆動される輪軸を切削加工するための方法およびその方法を実施するための機械 - Google Patents

摩擦ロールにより駆動される輪軸を切削加工するための方法およびその方法を実施するための機械

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JPH05220603A
JPH05220603A JP21179992A JP21179992A JPH05220603A JP H05220603 A JPH05220603 A JP H05220603A JP 21179992 A JP21179992 A JP 21179992A JP 21179992 A JP21179992 A JP 21179992A JP H05220603 A JPH05220603 A JP H05220603A
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B23B5/00Turning-machines or devices specially adapted for particular work; Accessories specially adapted therefor
    • B23B5/28Turning-machines or devices specially adapted for particular work; Accessories specially adapted therefor for turning wheels or wheel sets or cranks thereon, i.e. wheel lathes

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 摩擦ロール駆動部を有する輪軸加工機械で再
形状付けされる走行面に切削屑が押し込まれず、全体の
輪郭が一気に中断されずに加工されることを目的とす
る。 【構成】 輪軸2の少なくとも1つの車輪1の車輪フラ
ンジ27に接触力で接合される少なくとも1つの摩擦ロ
ール3によって輪軸2が駆動及び/又は支承され、摩擦
ロールは接触力を受けてその時々の瞬間的な接触面の半
径方向の位置変動に従う様に成っており、一方回転工具
5で行われる少なくとも1つの再形状付け切断が、車輪
フランジ27とは反対の車輪1の端面から中断すること
なく再形状付けによって作られるべき車輪フランジ頭部
20の最高点まで導かれ、その上で車輪フランジ27の
残部切削が行われる様に成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、心出し手段で受けら
れ、車輪の周辺面に接合される摩擦ロールを介して駆動
される輪軸を切削加工するための方法並びにこの方法を
実施するための機械に関する。
【0002】以下の明細書で用語”摩擦ロール”は、輪
軸の車輪が駆動される様なロールをも、輪軸の車輪が支
承される様なロールをも表すものである。
【0003】
【従来の技術】初めに述べた種の方法は、例えばドイツ
連邦共和国特許公開第 39 31 747号公報又はドイツ連邦
共和国特許第 38 09 250号公報から知られている。再形
状付けの為に輪軸は車輪の走行面に接合される摩擦ロー
ルを用いて駆動され、摩擦ロールは走行面の半径方向の
位置変動に従うことが出来る。この場合ロールの下の材
料は移行領域まで回してそむけられる。更に切削をする
場合、次に走行面の既に再形状付けされた部分が摩擦ロ
ールに接触することになり、従ってそこで更に駆動され
る。この経過は公知であり、良さが分かっており、例え
ばドイツ連邦共和国特許第 40 01 793号公報の第3,
4,6,8,10及び12図と、それに従属する明細書
の説明部分から良く分かる。この方法で連続する中断の
ない切断を行うことがうまくいく。しかしながら経験か
ら、その様な摩擦ロールによってしばしば切削屑が再形
状付けされた車輪の表面内に押し込まれ、そこで許容で
きないマーキングが生ずることが分かった。
【0004】更にドイツ連邦共和国特許第 12 86 371号
公報及びドイツ連邦共和国特許公告第 11 24 782号公報
で、輪軸が摩擦ロールで車輪に支承され、駆動されるこ
とが公知となり、これら摩擦ロールは車輪フランジで走
行面加工の間に駆動され、その後で変換され、その結果
引き続いて行われる車輪フランジ加工において走行面を
駆動する。輪軸はこの場合ロール上で尖ることなく支承
されている。ロール自体は加工位置にしっかりと配設さ
れている。走行面を駆動する場合に、再び切削屑がロー
ルで押し込まれる危険がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従って、切削
屑が最早ロールで押し込まれず、それでもなおロールを
変換することなく連続する加工サイクルが達成される様
な、初めに述べた種の方法を提案することを課題とする
ものである。連続する加工サイクルでは車輪の外側に始
まって少なくとも車輪フランジ頭部の最高点までの連続
する切断が考えられている。
【0006】更にこの方法を実施するのに適した機械を
提案しようというものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の方法によればこ
の課題は、輪軸の少なくとも1つの車輪の車輪フランジ
に接触力で接合され、接触力を受けてその都度の瞬間的
な接触面の半径方向の位置変動に従うことの出来る摩擦
ロールによって輪軸が駆動され、一方回転工具で行われ
る少なくとも1つの再形状付け切断が、車輪の車輪フラ
ンジとは反対の端面から中断されることなく再形状付け
によって作られるべき車輪フランジ頭部の少なくとも最
高点まで導かれ、その上で車輪フランジでの残部切削が
行われるようにして解決される。
【0008】車輪フランジで輪軸の車輪を駆動する摩擦
ロールを利用する場合、摩擦ロールの周辺面と既に再形
状付けされた輪軸の車輪の周辺面との間で切削屑が押し
込まれる危険が最早生じない。”車輪の周辺面”という
用語ではほぼ、走行面、車輪フランジの表面及びこれら
両方の面の間の接続面とが考えられている。それ自体周
知の摩擦ロールが運動出来るということは、車輪フラン
ジでの車輪を駆動する様な摩擦ロールにあって、瞬間的
な接触面の半径方向の位置変動に従うことを可能とする
ものである。
【0009】輪軸は、例えばセンターポンチ先端を機械
内で正しい位置に保持されたスラスト軸受箱内自体とす
ることも出来る心出し手段内にきちんと心出しされてい
る。摩擦ロールと接触する車輪の周辺面の円走行誤差は
最早何の作用も持たない。というのは上記の摩擦ロール
はその様な円走行誤差に従わないからである。同時にこ
れにより”車輪フランジローラ”を使用しているにも拘
らず、再形状付けの為に必要な切削深さを許す限り、輪
郭を再び唯一の工程で中断することなく少なくとも車輪
フランジ頭部の最高点まで再形状付けすることが可能と
なる。
【0010】唯一の連続する切断用の切削深さが余りに
も大きい場合には、第1の切断で最大の切削深さを有す
る領域で回転され、次にそれとは別の今や完全に連続す
る切断で補正された輪郭が製造されるように切断の分割
が行われる。走行面駆動ロールで駆動する場合にはこの
措置自体は周知である。
【0011】ここに提案された方法では、切削屑が輪軸
の車輪の既に再形状付けされた周辺面内に望まないのに
押し込まれることが摩擦ロールを使用することによって
避けられ、摩擦ロールは車輪のフランジに接合し、駆動
及び/又は支承され、車輪フランジに接合する摩擦ロー
ルを使用するにも拘らず、摩擦ロールを変更することな
く唯一の連続する切断で、従って時間を節約するように
完全な形状付けを行うことが出来る。
【0012】車輪フランジに接合する摩擦ロールが輪軸
を心センターなく受けているのでなく、輪軸は心出し手
段に保たれているので、車輪フランジに接合する摩擦ロ
ールは、対応する切削に応じて調節されるような小さく
なる車輪フランジ頭部直径に従うことができ、従って材
料は車輪フランジに接合する摩擦ロールの下で切り離す
ことが出来る。この範囲で更に摩擦ロールの押圧力は代
わりに要求される僅かな切削出力のためにはっきりと減
少され、従って摩擦ロールと接触する範囲で車輪材料を
場合により可塑化することから生ずる様な何らかの問題
は避けることが出来る。
【0013】本発明による方法を仕上げることにより、
残部切削をフランジ頭部で開始し、内側のフランジ側面
に沿って続行されるよう提案される。この措置において
は、製造すべき断面の輪郭に沿った切断運動が製造すべ
き断面の周囲を完全に回るまで工具の幾何形状を考慮し
て連続的に続行される。しかしまた残部切削が内側の車
輪フランジ側面で開始され、フランジ頭部の最高点にま
で継続されるような別の本発明による提案に対応させる
ことも可能である。
【0014】第1の部分切断が車輪フランジと走行面と
の間の移行領域を含めた車輪フランジと走行面との領域
における全体の断面がフランジ頭部の最高点まで通して
行われる。この点で車輪の内側から残部切削をフランジ
頭部まで行うか、さもなくば既に説明したようにフラン
ジ頭部から内側へ向かって行うか決定することも出来
る。
【0015】装置的には本発明は、輪軸の少なくとも1
つの車輪の周辺面に接合可能な1つの摩擦ロールと、加
工工具を受け且つ動かすための少なくとも1つの工具支
持体を有する、心出し手段で受けられた少なくとも1つ
の輪軸を切削加工するための機械を従来技術とし、その
際接合可能な摩擦ロールは接触力を受けて動ける様にな
っており、従って摩擦ロールはその都度瞬間的な接触面
の半径方向の位置変動に従うことが出来る。
【0016】ドイツ連邦共和国特許公開第 39 31 747号
公報により知られた機械にあって、接合可能な摩擦ロー
ルのうち直接的な切削屑の押し込みの危険がある様な少
なくともその様な摩擦ロールが支承及び/又は駆動のた
めに配設されており、摩擦ロールが車輪フランジに接合
されるように成っていることが提案される。このこと
は、本発明による方法を実施するために本質的な変更を
せずに上記公報から知られた機械を援用出来ることを意
味する。そこに使用した摩擦ロールを例えば簡単な円筒
形の摩擦ロールに対して交換することだけが必要で、こ
のローラは軸方向に位置付けられており、従って摩擦ロ
ールは輪軸の車輪のフランジに接合されうることにな
る。
【0017】基本的には、少なくとも摩擦ロールが駆動
装置にのみ役立つべき摩擦ロールは周辺方向で車輪の周
辺面の任意の個所に設けることが出来る。この場合車輪
の周辺面のあらゆる個所に切削屑を押し込む同様に大き
な危険はない。危険のない領域では従ってまた走行面に
接合する普通の摩擦ロールを使用することが出来る。こ
こに記した機械の実施しうる要求に叶った構造はしかし
ながら摩擦ロールで単に危険のない領域では不充分であ
るが、この領域に摩擦ロールがなくても不充分であろ
う。これらの領域が位置している所は、機械のそれぞれ
具体的な構造的な形状に関連してる。従って具体的な個
別状態にとっては、危険でない領域内に走行面用の摩擦
ロールを設けることも可能であり、従って違った種類の
2つの摩擦ロールを適用出来る。
【0018】実施形状によれば、少なくとも1つの摩擦
ロールが車輪フランジ頭部を受けるための、フランジ頭
部の目標断面輪郭に少なくともほぼ対応する溝を備えて
いることが提案される。車輪フランジに接合し、輪軸を
そこで支承及び/又は駆動する摩擦ロールにおける溝そ
れ自体も知られている。これらの溝は輪軸の車輪を所定
の如く側方へ導くことを可能にするが、それはしかしな
がら必ずしも必要ではない。
【0019】断面での摩擦ロールに唯一の半分の溝が形
成されているという別の提案もあり、その結果溝の底部
が摩擦ロールの円筒形の部分に移行する。断面で半分の
溝と成っている残っている溝部分はその円弧形状部分
で、それがフランジ頭部までのフランジ側面の再形状付
け輪郭にぴったり合うように形成されている。この場合
摩擦ロールの構造を、内側のフランジ側面又は外側のフ
ランジ側面に対して半分の溝の円弧状部分が位置する様
にするのが良い。幾つかの摩擦ロールにこの半分の溝の
種々の状態を設けることも可能である。溝が半分だけ形
成されていることによって車輪フランジ材料は摩擦ロー
ルの円筒形の部分の方向にそれることもあり、このこと
は押圧力が高い場合、例えば接触面切削の間、特に有利
とすることが出来る。半分の溝の溝底部に続く円筒形の
部分は従って輪軸の両方の車輪の間の中間空間の方向に
延びる様にするか又は逆の方向に位置する様にしても良
い。
【0020】本発明の更に別の発展形態によれば、車輪
フランジと接触するために設けた摩擦ロールの表面領域
はその幅の延在方向で少なくとも幾つかの部分でざらざ
らとされ、又はヤスリ状の輪郭を設けるようにすること
を提案する。これにより伝達出来る駆動力を更に上げる
ことが出来る。
【0021】
【実施例】以下に図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。:図5は床上式輪軸切削機の原理的な構造
を示す。正面玄関的に組み立てられた機械スタンド33
は正面玄関の横梁の内側に横案内部に互いに並んで設け
られた2つの工具支持体34を有し、工具支持体自体は
機械スタンド33の横梁にある対応する長手方向案内部
に摺動可能である。その様な2つの工具支持体34を設
けることは必ずしも必要ではない。原理的には1つの工
具支持体34で充分である。機械スタンド33の横梁に
ある長手方向案内部を有する案内面はこの場合斜めに設
けることも出来る。スタンド33は基板35上に設けら
れている。適当した高さで機械スタンド33の前側には
それぞれ図示していないケーシングを設けたジグ36が
設けられ、これらジグにはそれぞれ1つの心出し主軸2
8が軸方向に変動可能に設けられている。
【0022】ジグ36を通って垂直方向にウオーム部分
37及び38を有する貫通するウオームスピンドルが貫
通している。しかしながらこれらウオーム部分37乃至
は38もそれぞれ独立したものとすることができ、その
一端でジグ36内に回転可能に支承することが出来る。
ウオームスピンドルが貫通してウオーム部分37及び3
8で形成されている場合には、これらウオーム部分はそ
れぞれ反対方向のウオーム、従って一方は右ネジを、そ
して他方は左ネジを有している必要がある。上記のウオ
ームスピンドルの第2の端部は一方では基板35内に回
転可能に支承されており、他方では駆動モーター39と
接続されている。
【0023】上記ウオームスピンドル上にはナット40
及び41が設けられており、これらナットはそれぞれウ
オームスピンドルの軸線に対して直角に、従って垂直平
面に対して直角に延びる水平な軸線42及び43を備え
ている。これら軸線42及び43にはロール支持体44
及び45が旋回可能に設けられている。ロール支持体4
4はこの場合主駆動モーター46を備えている。このモ
ーターは、図示していないがそれ自体公知の機械的接続
部を介してロール支持体44内に回転可能に支承されて
いるロール3′と次の様に接続されている。即ちロール
3′がそれぞれの主駆動モーター46によって駆動され
る様に接続されている。この場合ローラ3′の代わりに
幾つかのその様なローラの代わりにそれ自体周知の方法
を設けることも出来る。これら幾つかのローラの全てを
必ずしも駆動する必要はない。
【0024】各ロール支持体44はガイド47乃至は4
8により水平方向に支持されており、従ってこのロール
支持体は専ら垂直運動を行うことが出来る。同時に機械
軸線をも表す回転軸線13による水平面の下側にはそれ
ぞれの車輪1に対してこれまたロール支持体45が設け
られている。これらロール支持体45はまた水平軸線4
3の周りに旋回可能である。自由端にはこれらロール支
持体45は例えば2つの支持ロール49を備えている。
【0025】これらロール支持体45もまた側方のガイ
ド50及び51を介して案内され、従ってこれらは唯一
の垂直運動を行うことが出来る。支持ロールとして働く
摩擦ロール49はこの場合駆動ロールとして作動しうる
摩擦ロール3′と同様に、修正された断面を有する車輪
フランジのフランジ断面形に相応しい溝を備え、その中
で輪軸の車輪のフランジが回転でき、従ってフランジは
そこで支承も駆動もすることが出来る。摩擦ロール3′
の必要な押圧力のためにこの場合油圧シリンダー52及
び53が役立つ。ロール支持体44と共に摩擦ロール
3′を旋回可能に懸架するために、ロールは場合によっ
ては車輪の偏心率又は形状誤差に従うことが出来る。
【0026】同じことが、調節により位置固定されてい
るロール支持体45内で旋回可能で油圧的に操作される
レバーに支承されている摩擦ロール49にも当て嵌ま
る。ドイツ連邦共和国特許公開第 39 31 147号公報に非
常に詳細にその様な機械の基本的構造が記載されている
ので、簡単にする為にこのことを指摘することにする。
機械のこの制御及び操作は機械制御部54及び油圧ユニ
ット55によって行われる。このこともまた知られてい
る。
【0027】本発明による方法は摩擦ロール駆動部を有
するあらゆる輪軸加工機械に適用出来ることをはっきり
指摘して置く。摩擦ロールがそれ相応に可動に案内され
ている例えば公知の床下−又は床上輪軸回転機械におい
て、車輪フランジに支持及び/又は駆動出来る様な摩擦
ロールに対して今迄の摩擦ロールを交換することがただ
必要である。そのように変えることにより摩擦ロールを
変えた公知の機械で本発明による方法を実施することが
出来る。
【0028】更に別の説明図は簡単のために単に1つの
摩擦ロール、輪軸の車輪の部分及びそれぞれ別の加工状
態と組み合わせた回転工具を示している。図1は一方の
摩擦ロール3が力を受けて接触されている輪軸2の車輪
を示す。輪軸は図示していない手段で保持され、心出し
されている。これは例えば図5による心出し主軸28と
することが出来る。摩擦ロール3は図5によるロール支
持体44とすることの出来るロール支持体内に回転可能
で駆動可能に軸受けされている。刃物プレート6及び7
を有する回転工具5は車輪1と並んで示され、例えば図
5による工具支持体34によって支持することが出来
る。この回転工具5は摩擦ロール3の平面内で動作経過
を説明するために示されている。既に公知の如く回転工
具は車輪の上側に設けることが出来る。
【0029】回転工具5として形成されたこの加工工具
は加工経過の初めの所に位置する。実際の輪郭である側
面輪郭8は磨滅されており、回転による再形状付けによ
って修復しようとするものである。点線で示した輪郭9
は回転により作られるべき目標輪郭である新しい輪郭を
示す。駆動ローラとして作動する摩擦ロール3は、その
方向がほぼ矢印方向10に対応している力を受けて車輪
1に接合され、その再形状付け過程において矢印11に
より示された方向で回転軸線14の周りに回転する。車
輪1は摩擦ロール3により矢印12により表された方向
に回転する様に駆動され、回転軸線13の周りに回転す
る。摩擦ロール3は断面で車輪フランジ用のロールとし
て摩擦ロール3′の溝29の半分だけを備えている。溝
底部で半分の溝の円弧は摩擦ロール3の円筒形部分に通
じている。
【0030】回転工具5の送りは再形状付けの際表示し
た矢印方向15に次の様に経過する。即ち目標輪郭に相
当する新しい輪郭として輪郭9が作られる様に経過す
る。この再形状付け切断において過剰の材料16は、走
行面17、車輪フランジの谷18及び外側フランジ側面
19の範囲でほぼ車輪フランジ頭部20まで切削され
る。この図から回転切削屑や短く切り離された切削屑の
走行面への押し込みが不可能であることが明らかであ
る。というのは摩擦ロール3と車輪1との間の接触領域
21がフランジ頭部20に移されているからである。
【0031】図2で車輪1の回転工具5は車輪フランジ
頭部20の領域に示されており、図1ではまだ存在して
いた材料16は回転工具5の刃物プレート6によって切
削されている。この加工過程の間フランジ頭部20の範
囲での切削が行われる。接触領域21が切削によってそ
の幅を減少するや否や、摩擦ロール3により輪郭付けす
べきフランジ頭部は転動して回転工具とは反対側の方向
に変形され、内側のフランジ側面22へと移動される幅
の広い接触面が形成される。この変形は可能である。と
いうのは駆動ローラとして作用する摩擦ロール及び場合
によってまたそこに存在し支持ロールとして作用する摩
擦ロールはその運動で矢印方向10へ止められず、車輪
1の方向乃至は矢印方向10で加工工具の切断に従いう
るからである。磨滅した断面に属するフランジ頭部から
新たに形状付けられたフランジ頭部への衝撃のない移行
が行われる。
【0032】車輪フランジ頭部の転圧された材料は、こ
の円筒形の部分がその回転軸線14と共に回転軸線13
に対して平行に延びている時に、摩擦ロール3の円筒形
の部分にある材料によって円筒形に転圧される。再形状
付けのこの領域で作られる切削屑はまた新しく回転され
た輪郭9へ押し込まれない。というのは図2に示す様
に、摩擦ロール3と車輪1との間に間隙23があるから
である。
【0033】図3において新たに回転されたフランジ頭
部20は回転工具5によって製造され、内側のフランジ
側面は摩擦ロールにおいて少なくとも部分的に円弧状の
ロール輪郭24の範囲で当てがい走行される。回転工具
5は、それが図4の位置を占め、刃物プレート7が内側
のフランジ側面22の所で切削するよう係合しうるま
で、矢印25及び26の方向に走行する。回転工具5は
過剰の材料27を点線で示した輪郭まで切削する。
【0034】回転工具が矢印25及び26の方向に刃物
プレート7と共に運動して材料27を削り仕上げし、切
削が図4に示した加工工具5の位置で終わる可能性もあ
る。これを達成するために、刃物プレート7を如何に動
かさねばならないかは明瞭であり、従ってここでは詳細
に説明する必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は車輪フランジに接触する摩擦ロールと、
1つの加工状態にある加工工具とを示す。
【図2】図2は車輪フランジに接触する摩擦ロールと、
次の加工状態にある加工工具とを示す。
【図3】図3は車輪フランジに接触する摩擦ロールと、
その次の加工状態にある加工工具とを示す。
【図4】図4は車輪フランジに接触する摩擦ロールと、
その次の加工状態にある加工工具とを示す。
【図5】図5は輪軸を再形状付けするためのそれ自体公
知の機械の正面図ではあるが、輪軸の車輪フランジ用の
摩擦ロールを有するものを示す図である。
【符号の説明】
1 車輪 2 輪軸 3 摩擦ロール 4 構成部材 5 回転工具 6,7 刃物プレート 8 側面輪郭 9 輪郭 10 矢印方向 11,12 矢印 13,14 回転軸線 15 矢印方向 16 材料 17 走行面 18 車輪フランジの谷 19 車輪フランジ側面 20 車輪フランジ頭部 21 接触領域 22 内側のフランジ側面 23 間隙 24 ロール輪郭 25,26 矢印方向 27 車輪フランジ 28 心出し手段 29 溝 30 半分の溝 31 円筒形の部分 32 やすり状部分 33 機械スタンド 34 工具支持体 35 基板 36 ジグ 37,38 ウオーム部分 39 駆動モーター 40,41 ナット 42,43 水平軸 44,45 ロール支持体 46 主駆動モーター 47,48 ガイド 49 支持ロール 50,51 ガイド 52,53 油圧シリンダー 54 機械制御部 55 油圧ユニット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 心出し手段で受けられ、車輪の周辺面に
    接合される摩擦ロールを介して駆動される輪軸を切削加
    工するための方法において、輪軸(2)の少なくとも1
    つの車輪(1)の車輪フランジ(27)に接触力で接合
    される少なくとも1つの摩擦ロール(3)によって輪軸
    (2)が駆動及び/又は支承され、摩擦ロールは接触力
    を受けてその時々の瞬間的な接触面の半径方向の位置変
    動に従うように成っており、一方回転工具(5)で行わ
    れる少なくとも1つの再形状付け切断が、車輪フランジ
    (27)とは反対の車輪(1)の端面から中断すること
    なく再形状付けによって作られるべき車輪フランジ頭部
    (20)の最高点まで導かれ、その上で車輪フランジ
    (27)の残部切削が行われることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 残部切削がフランジ頭部(20)で始め
    られ、内側のフランジ側面(22)に沿って続行される
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 残部切削が内側のフランジ側面(22)
    で始められ、フランジ頭部(20)の最高点にまで続行
    されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 輪軸(2)の少なくとも1つの車輪
    (1)の周辺面に接合される少なくとも1つの摩擦ロー
    ル(3,3′)と、加工工具を引受け且つ動かすための
    少なくとも1つの工具支持体(34)とを有し、接合可
    能な摩擦ロール(3,3′)がまた接触力を受けて動け
    るように成っており、従って摩擦ロールがその時々の瞬
    間的な接触面の半径方向の位置変動に従うように成って
    いる、心出し手段(28)で受けられる少なくとも1つ
    の輪軸(2)を切削加工するための機械で、請求項1〜
    3による方法を実施するための機械において、接合され
    た摩擦ロールにより、直接的な押し込みの危険がある様
    な少なくともその様な摩擦ロール(3,3′)が輪軸を
    支持し及び/又は駆動するよう配設されており、従って
    これら摩擦ロールが車輪フランジ(27)に接触される
    よう成されていることを特徴とする機械。
  5. 【請求項5】 少なくとも1つの摩擦ロール(3,
    3′)が、車輪フランジ頭部(20)の目標断面輪郭に
    少なくともほぼ対応する、フランジ頭部(20)を受け
    るための溝(29)を備えていることを特徴とする請求
    項4に記載の機械。
  6. 【請求項6】 断面で摩擦ロール(3)には単に半分の
    溝(30)が形成されており、溝底部が摩擦ロール
    (3)の円筒形の部分(31)に移行していることを特
    徴とする請求項5に記載の機械。
  7. 【請求項7】 少なくとも1つの摩擦ロール(3)の、
    溝底部に接続する円筒形の部分(31)が輪軸(2)の
    両方の車輪(1)の間で中間室の方向に延びていること
    を特徴とする請求項6に記載の機械。
  8. 【請求項8】 車輪フランジ頭部(20)と接触するた
    めに設けられた摩擦ロール(3,3′)の表面領域が、
    その幅方向で少なくとも幾つかの部分でざらざらに成さ
    れ又はやすり状の部分(32)が設けられていることを
    特徴とする請求項4から請求項7のうちの1項に記載の
    機械。
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