JPH05220477A - 硝酸イオン除去装置 - Google Patents
硝酸イオン除去装置Info
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- JPH05220477A JPH05220477A JP2394392A JP2394392A JPH05220477A JP H05220477 A JPH05220477 A JP H05220477A JP 2394392 A JP2394392 A JP 2394392A JP 2394392 A JP2394392 A JP 2394392A JP H05220477 A JPH05220477 A JP H05220477A
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- anion exchange
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 硝酸イオンを吸着したCl形の強塩基性アニ
オン交換樹脂層を簡単な操作により再生でき、しかも処
理水および再生排液のpH調整を行う必要がなく、飲用
および排水放流の基準内に制御することが可能な硝酸イ
オン除去装置を得る。 【構成】 Cl形の強塩基性アニオン交換樹脂層4によ
り硝酸イオンを除去し、その下流側に設けられた少なく
とも一部が塩形の弱酸性カチオン交換樹脂または一部が
塩形の弱塩基性アニオン交換樹脂層11によりpH緩衝
を行うようにした硝酸イオン除去装置。
オン交換樹脂層を簡単な操作により再生でき、しかも処
理水および再生排液のpH調整を行う必要がなく、飲用
および排水放流の基準内に制御することが可能な硝酸イ
オン除去装置を得る。 【構成】 Cl形の強塩基性アニオン交換樹脂層4によ
り硝酸イオンを除去し、その下流側に設けられた少なく
とも一部が塩形の弱酸性カチオン交換樹脂または一部が
塩形の弱塩基性アニオン交換樹脂層11によりpH緩衝
を行うようにした硝酸イオン除去装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イオン交換により、水
中から硝酸イオンを除去するための硝酸イオン除去装置
に関する。
中から硝酸イオンを除去するための硝酸イオン除去装置
に関する。
【0002】
【0003】しかし、上記式〔1〕のイオン交換反応と
同時に、水中の炭酸水素イオンも下記式〔2〕のような
イオン交換反応により除去されるので、炭酸水素イオン
が塩素イオンとイオン交換反応している時の処理水のp
Hは4程度まで低下し、このpHの低い状態は炭酸水素
イオンが処理水中に流出するまで続く。 R−Cl+HCO3 - → R−HCO3+Cl- …〔2〕
同時に、水中の炭酸水素イオンも下記式〔2〕のような
イオン交換反応により除去されるので、炭酸水素イオン
が塩素イオンとイオン交換反応している時の処理水のp
Hは4程度まで低下し、このpHの低い状態は炭酸水素
イオンが処理水中に流出するまで続く。 R−Cl+HCO3 - → R−HCO3+Cl- …〔2〕
【0004】また、Cl形の強塩基性アニオン交換樹脂
のイオン交換能が限界に近づくと硝酸イオンが処理水中
に流出し始めるので、アニオン交換樹脂の再生を行い、
イオン交換能を回復させる必要がある。このアニオン交
換樹脂の再生には、通常5〜20重量%の食塩水が使用
され、下記式〔3〕および〔4〕のようなイオン交換反
応により回復が行われる。 R−NO3+NaCl → R−Cl+NaNO3 …〔3〕 R−HCO3+NaCl → R−Cl+NaHCO3 …〔4〕
のイオン交換能が限界に近づくと硝酸イオンが処理水中
に流出し始めるので、アニオン交換樹脂の再生を行い、
イオン交換能を回復させる必要がある。このアニオン交
換樹脂の再生には、通常5〜20重量%の食塩水が使用
され、下記式〔3〕および〔4〕のようなイオン交換反
応により回復が行われる。 R−NO3+NaCl → R−Cl+NaNO3 …〔3〕 R−HCO3+NaCl → R−Cl+NaHCO3 …〔4〕
【0005】しかし、再生時には式〔4〕で示すよう
に、捕捉されていた炭酸水素イオンが脱離して、比較的
高濃度で排出されるため、再生排液のpHは9程度まで
上昇する。
に、捕捉されていた炭酸水素イオンが脱離して、比較的
高濃度で排出されるため、再生排液のpHは9程度まで
上昇する。
【0006】従って、水中の硝酸イオンの除去にCl形
の強塩基性アニオン交換樹脂を使用した場合、採水初期
ないし前半の処理水、および再生排液についてpH調整
を行う必要がある。
の強塩基性アニオン交換樹脂を使用した場合、採水初期
ないし前半の処理水、および再生排液についてpH調整
を行う必要がある。
【0007】ところで特開昭55−142586号に
は、活性基の50〜100%がSO4形、0〜50%が
Cl形、および0〜50%がHCO3形に変換された強
塩基性アニオン交換樹脂層に通水して、水中の硝酸イオ
ンを除去する方法が開示されている。
は、活性基の50〜100%がSO4形、0〜50%が
Cl形、および0〜50%がHCO3形に変換された強
塩基性アニオン交換樹脂層に通水して、水中の硝酸イオ
ンを除去する方法が開示されている。
【0008】しかし、この方法ではpHコントロール、
すなわち炭酸水素イオンのコントロールをするために
は、再生剤としてNaClまたはNa2SO4のほかにN
aHCO3の再生薬剤が必要となり、再生の操作が煩雑
になるという問題点がある。また硫酸イオンのコントロ
ールをするために、すなわち原水のイオン組成に近づけ
るために、SO4形のアニオン交換樹脂を使用している
ため、再生薬剤としては、NaClおよびNa2SO4が
必要となり、同様に再生の操作が煩雑になるという問題
点がある。
すなわち炭酸水素イオンのコントロールをするために
は、再生剤としてNaClまたはNa2SO4のほかにN
aHCO3の再生薬剤が必要となり、再生の操作が煩雑
になるという問題点がある。また硫酸イオンのコントロ
ールをするために、すなわち原水のイオン組成に近づけ
るために、SO4形のアニオン交換樹脂を使用している
ため、再生薬剤としては、NaClおよびNa2SO4が
必要となり、同様に再生の操作が煩雑になるという問題
点がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題点を解決するため、Cl形の強塩基性アニオン交換
樹脂の再生が容易で、しかも処理水および再生排液のp
H調整を行う必要がなく、pHを飲用および排水放流の
基準内に制御することができる硝酸イオン除去装置を提
供することである。
問題点を解決するため、Cl形の強塩基性アニオン交換
樹脂の再生が容易で、しかも処理水および再生排液のp
H調整を行う必要がなく、pHを飲用および排水放流の
基準内に制御することができる硝酸イオン除去装置を提
供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、硝酸イオンを
含む水から硝酸イオンをイオン交換により除去する装置
であって、Cl形の強塩基性アニオン交換樹脂層と、こ
の樹脂層の下流側に設けられた少なくとも一部が塩形の
弱酸性カチオン交換樹脂層、または一部が塩形の弱塩基
性アニオン交換樹脂層とを備えたことを特徴とする硝酸
イオン除去装置である。
含む水から硝酸イオンをイオン交換により除去する装置
であって、Cl形の強塩基性アニオン交換樹脂層と、こ
の樹脂層の下流側に設けられた少なくとも一部が塩形の
弱酸性カチオン交換樹脂層、または一部が塩形の弱塩基
性アニオン交換樹脂層とを備えたことを特徴とする硝酸
イオン除去装置である。
【0011】Cl形の強塩基性アニオン交換樹脂は、硝
酸イオンの除去のために使用するものであって、従来か
ら水中からの硝酸イオンの除去に使用されている4級ア
ンモニウム基を交換基とする強塩基性アニオン交換樹脂
をCl形にしたものが使用できる。
酸イオンの除去のために使用するものであって、従来か
ら水中からの硝酸イオンの除去に使用されている4級ア
ンモニウム基を交換基とする強塩基性アニオン交換樹脂
をCl形にしたものが使用できる。
【0012】Cl形の強塩基性アニオン交換樹脂層の下
流側に設けられる少なくとも一部が塩形の弱酸性カチオ
ン交換樹脂層、または一部が塩形の弱塩基性アニオン交
換樹脂層は、pH緩衝層として用いられるものであり、
これらはいずれか一方のみを用いてもよく、また双方を
併用してもよい。
流側に設けられる少なくとも一部が塩形の弱酸性カチオ
ン交換樹脂層、または一部が塩形の弱塩基性アニオン交
換樹脂層は、pH緩衝層として用いられるものであり、
これらはいずれか一方のみを用いてもよく、また双方を
併用してもよい。
【0013】少なくとも一部が塩形の弱酸性カチオン交
換樹脂は、交換基の少なくとも一部を塩形とし、残部を
H形としたものであり、全部が塩形でもよい。弱酸性カ
チオン交換樹脂としては、カルボン酸を交換基とする樹
脂が使用できる。このような弱酸性カチオン交換樹脂と
しては、好ましくは交換基の全交換容量の20〜90
%、さらに好ましくは40〜80%がNa、K、Ca、
Mgイオンなどのカチオンで交換され、残部がH形とな
っており、通水時のpHが5.8〜8.3、好ましくは
6.5〜7.5となるように調整されているものなどが
望ましい。交換基を前記塩形とするには、NaOH、K
OH、Ca(OH)2、Mg(OH)2などの水酸化物、
またはこれらの金属の炭酸塩、炭酸水素塩などの水溶液
を樹脂層に通液してイオン交換させることにより行う。
換樹脂は、交換基の少なくとも一部を塩形とし、残部を
H形としたものであり、全部が塩形でもよい。弱酸性カ
チオン交換樹脂としては、カルボン酸を交換基とする樹
脂が使用できる。このような弱酸性カチオン交換樹脂と
しては、好ましくは交換基の全交換容量の20〜90
%、さらに好ましくは40〜80%がNa、K、Ca、
Mgイオンなどのカチオンで交換され、残部がH形とな
っており、通水時のpHが5.8〜8.3、好ましくは
6.5〜7.5となるように調整されているものなどが
望ましい。交換基を前記塩形とするには、NaOH、K
OH、Ca(OH)2、Mg(OH)2などの水酸化物、
またはこれらの金属の炭酸塩、炭酸水素塩などの水溶液
を樹脂層に通液してイオン交換させることにより行う。
【0014】一部が塩形の弱塩基性アニオン交換樹脂
は、交換基の一部を塩形とし、残部をOH形としたもの
である。弱塩基性アニオン交換樹脂としては、2〜3級
アミノ基を交換基とする樹脂が使用できる。このような
弱塩基性アニオン交換樹脂としては、好ましくは交換基
の全交換容量の20〜90%、さらに好ましくは40〜
70%がOH形となり、残部がCl形その他の塩形にな
っており、通水時のpHが5.8〜8.3、好ましくは
6.5〜7.5になるように調整されているものが望ま
しい。交換基を前記塩形にするには、HClなどの水溶
液を樹脂層に通液してイオン交換することにより行う。
は、交換基の一部を塩形とし、残部をOH形としたもの
である。弱塩基性アニオン交換樹脂としては、2〜3級
アミノ基を交換基とする樹脂が使用できる。このような
弱塩基性アニオン交換樹脂としては、好ましくは交換基
の全交換容量の20〜90%、さらに好ましくは40〜
70%がOH形となり、残部がCl形その他の塩形にな
っており、通水時のpHが5.8〜8.3、好ましくは
6.5〜7.5になるように調整されているものが望ま
しい。交換基を前記塩形にするには、HClなどの水溶
液を樹脂層に通液してイオン交換することにより行う。
【0015】少なくとも一部が塩形の弱酸性カチオン交
換樹脂と、一部が塩形の弱塩基性アニオン交換樹脂は、
どちらを使用してもよく、場合によっては両者を混合し
て使用することもできる。
換樹脂と、一部が塩形の弱塩基性アニオン交換樹脂は、
どちらを使用してもよく、場合によっては両者を混合し
て使用することもできる。
【0016】強塩基性アニオン交換樹脂と、弱酸性カチ
オン交換樹脂または弱塩基性アニオン交換樹脂とは、同
一の塔に複床として構成してもよく、また別の塔に形成
してもよい。
オン交換樹脂または弱塩基性アニオン交換樹脂とは、同
一の塔に複床として構成してもよく、また別の塔に形成
してもよい。
【0017】本発明の硝酸イオン除去装置は、前記強塩
基性アニオン交換樹脂層と、弱酸性カチオン交換樹脂層
または弱塩基性アニオン交換樹脂層とをシリーズに接続
し、原水を通水してイオン交換により硝酸イオンを除去
し、同様に再生剤を通液して再生するように接続する。
基性アニオン交換樹脂層と、弱酸性カチオン交換樹脂層
または弱塩基性アニオン交換樹脂層とをシリーズに接続
し、原水を通水してイオン交換により硝酸イオンを除去
し、同様に再生剤を通液して再生するように接続する。
【0018】
【作用】本発明の硝酸イオン除去装置においては、採水
(硝酸イオンの除去)時および再生時いずれの場合も、
Cl形の強塩基性アニオン交換樹脂層、続いて少なくと
も一部が塩形の弱酸性カチオン交換樹脂層または一部が
塩形の弱塩基性アニオン交換樹脂層の順で原水を通水
し、または再生剤を通液する。
(硝酸イオンの除去)時および再生時いずれの場合も、
Cl形の強塩基性アニオン交換樹脂層、続いて少なくと
も一部が塩形の弱酸性カチオン交換樹脂層または一部が
塩形の弱塩基性アニオン交換樹脂層の順で原水を通水
し、または再生剤を通液する。
【0019】通水、通液は上向流でも下向流でもよい。
Cl形の強塩基性アニオン交換樹脂層が、独立した塔内
に形成されている場合には、向流再生を行うのが好まし
いが、両樹脂層が同一塔内に形成されている場合は並流
再生でもよい。弱酸性カチオン交換樹脂層または弱塩基
性アニオン交換樹脂層は、向流再生を行ってもよいが、
並流再生でもよい。また、通水開始前または再生開始前
に逆洗を行うと、さらに処理水のpH変動は少なくなり
好ましい。
Cl形の強塩基性アニオン交換樹脂層が、独立した塔内
に形成されている場合には、向流再生を行うのが好まし
いが、両樹脂層が同一塔内に形成されている場合は並流
再生でもよい。弱酸性カチオン交換樹脂層または弱塩基
性アニオン交換樹脂層は、向流再生を行ってもよいが、
並流再生でもよい。また、通水開始前または再生開始前
に逆洗を行うと、さらに処理水のpH変動は少なくなり
好ましい。
【0020】採水時には、原水をCl形の強塩基性アニ
オン交換樹脂層に通水することにより、原水中の硝酸イ
オンは前記式〔1〕のイオン交換反応によって、Cl形
の強塩基性アニオン交換樹脂に吸着、除去される。この
時前記式〔2〕のイオン交換反応も同時に進行し、処理
水のpHは低下する。
オン交換樹脂層に通水することにより、原水中の硝酸イ
オンは前記式〔1〕のイオン交換反応によって、Cl形
の強塩基性アニオン交換樹脂に吸着、除去される。この
時前記式〔2〕のイオン交換反応も同時に進行し、処理
水のpHは低下する。
【0021】この低pHの処理水が、少なくとも一部が
塩形の弱酸性カチオン交換樹脂層に入ると、塩形の樹脂
により式〔5〕に示すイオン交換反応が起こり、pHは
中性になり、塩形の樹脂はH形に変換する。この場合、
元々H形の樹脂(R−H)は反応しない。 R−Na(K,Ca,Mg)+HCl → R−H+NaCl(KCl,CaCl2,MgCl2) …〔5〕
塩形の弱酸性カチオン交換樹脂層に入ると、塩形の樹脂
により式〔5〕に示すイオン交換反応が起こり、pHは
中性になり、塩形の樹脂はH形に変換する。この場合、
元々H形の樹脂(R−H)は反応しない。 R−Na(K,Ca,Mg)+HCl → R−H+NaCl(KCl,CaCl2,MgCl2) …〔5〕
【0022】少なくとも一部が塩形の弱酸性カチオン交
換樹脂の代わりに、一部が塩形の弱塩基性アニオン交換
樹脂を使用した場合には、採水時に低pH処理水が弱塩
基性アニオン交換樹脂層に入ると、OH形の樹脂によ
り、下記式〔6〕に示すイオン交換反応が起こり、pH
は中性になり、OH形の樹脂は塩形(Cl形)に変換す
る。 R−OH+HCl → R−Cl+H2O …〔6〕
換樹脂の代わりに、一部が塩形の弱塩基性アニオン交換
樹脂を使用した場合には、採水時に低pH処理水が弱塩
基性アニオン交換樹脂層に入ると、OH形の樹脂によ
り、下記式〔6〕に示すイオン交換反応が起こり、pH
は中性になり、OH形の樹脂は塩形(Cl形)に変換す
る。 R−OH+HCl → R−Cl+H2O …〔6〕
【0023】上記のような採水工程は、処理水側に硝酸
イオンが漏出するまで行われる。強塩基性アニオン交換
樹脂から低pHの処理水が流出するのは、採水工程の初
期ないし前半であるので、その後は処理水を弱酸性カチ
オン交換樹脂層または弱塩基性アニオン交換樹脂層に通
水する必要はないが、通水を継続してもよい。
イオンが漏出するまで行われる。強塩基性アニオン交換
樹脂から低pHの処理水が流出するのは、採水工程の初
期ないし前半であるので、その後は処理水を弱酸性カチ
オン交換樹脂層または弱塩基性アニオン交換樹脂層に通
水する必要はないが、通水を継続してもよい。
【0024】採水工程終了後、再生工程に移り、硝酸イ
オンを吸着した強塩基性アニオン交換樹脂層に、NaC
l、KCl、CaCl2、MgCl2などの再生剤を通液
して再生する。再生時には、前記式〔4〕で示すように
捕捉されていた炭酸水素イオンも排出されるため、再生
排液のpHは上昇するが、このpHの高い再生排液が弱
酸性カチオン交換樹脂層に入ると、H形の樹脂により、
下記式〔7〕に示すイオン交換反応が起こり、pHは中
性になり、H形の樹脂は塩形に戻る。 R−H+NaHCO3(KHCO3,Ca(HCO3)2,Mg(HCO3)2) → R−Na(K,Ca,Mg)+H2CO3(CO2↑+H2O) …〔7〕
オンを吸着した強塩基性アニオン交換樹脂層に、NaC
l、KCl、CaCl2、MgCl2などの再生剤を通液
して再生する。再生時には、前記式〔4〕で示すように
捕捉されていた炭酸水素イオンも排出されるため、再生
排液のpHは上昇するが、このpHの高い再生排液が弱
酸性カチオン交換樹脂層に入ると、H形の樹脂により、
下記式〔7〕に示すイオン交換反応が起こり、pHは中
性になり、H形の樹脂は塩形に戻る。 R−H+NaHCO3(KHCO3,Ca(HCO3)2,Mg(HCO3)2) → R−Na(K,Ca,Mg)+H2CO3(CO2↑+H2O) …〔7〕
【0025】また弱塩基性アニオン交換樹脂の場合は、
再生時にpHの高い再生排液が弱塩基性アニオン交換樹
脂層に入ると、塩形(Cl形)の樹脂により、下記式
〔8〕に示すイオン交換反応が起こり、pHは中性にな
り、塩形(Cl形)の樹脂はOH形に戻る。 R−Cl+NaHCO3 → R−OH+NaCl+CO2↑ …〔8〕
再生時にpHの高い再生排液が弱塩基性アニオン交換樹
脂層に入ると、塩形(Cl形)の樹脂により、下記式
〔8〕に示すイオン交換反応が起こり、pHは中性にな
り、塩形(Cl形)の樹脂はOH形に戻る。 R−Cl+NaHCO3 → R−OH+NaCl+CO2↑ …〔8〕
【0026】再生工程は強塩基性アニオン交換樹脂をC
l形に戻すのに必要な限度で行われる。高pHの再生排
液が流出するのは、再生工程の初期ないし前半であるか
ら、その後は再生排液を弱酸性カチオン交換樹脂層また
は弱塩基性アニオン交換樹脂層に通液する必要はない
が、通液を継続してもよい。
l形に戻すのに必要な限度で行われる。高pHの再生排
液が流出するのは、再生工程の初期ないし前半であるか
ら、その後は再生排液を弱酸性カチオン交換樹脂層また
は弱塩基性アニオン交換樹脂層に通液する必要はない
が、通液を継続してもよい。
【0027】上記のように、弱酸性カチオン交換樹脂層
および弱塩基性アニオン交換樹脂層は、pH緩衝層とし
て作用するので、採水時の処理水のpHの低下、および
再生時の再生排液のpHの上昇は防止される。
および弱塩基性アニオン交換樹脂層は、pH緩衝層とし
て作用するので、採水時の処理水のpHの低下、および
再生時の再生排液のpHの上昇は防止される。
【0028】
【実施例】以下、本発明を図面の実施例により説明す
る。図1および図2は別の実施例による硝酸イオン除去
装置を示す系統図である。図1において、1は硝酸イオ
ン除去塔であり、上部には原水管2、下部には再生剤供
給管3が接続し、内部にはCl形の強塩基性アニオン交
換樹脂層4が形成されている。10はpH緩衝塔であ
り、内部には一部塩形の弱酸性カチオン交換樹脂または
一部塩形の弱塩基性アニオン交換樹脂層11が形成され
ている。そして硝酸イオン除去塔1の下部とpH緩衝塔
10の上部とは連絡管12で連絡され、強塩基性アニオ
ン交換樹脂層4の上部に設けられた集液装置5とpH緩
衝塔10の上部とが連絡管13で接続している。またp
H緩衝塔10の下部には処理水管14および再生排液管
15が接続している。
る。図1および図2は別の実施例による硝酸イオン除去
装置を示す系統図である。図1において、1は硝酸イオ
ン除去塔であり、上部には原水管2、下部には再生剤供
給管3が接続し、内部にはCl形の強塩基性アニオン交
換樹脂層4が形成されている。10はpH緩衝塔であ
り、内部には一部塩形の弱酸性カチオン交換樹脂または
一部塩形の弱塩基性アニオン交換樹脂層11が形成され
ている。そして硝酸イオン除去塔1の下部とpH緩衝塔
10の上部とは連絡管12で連絡され、強塩基性アニオ
ン交換樹脂層4の上部に設けられた集液装置5とpH緩
衝塔10の上部とが連絡管13で接続している。またp
H緩衝塔10の下部には処理水管14および再生排液管
15が接続している。
【0029】このような硝酸イオン除去装置において、
原水から硝酸イオンを除去するには、原水管2から原水
を硝酸イオン除去塔1に供給して、Cl形の強塩基性ア
ニオン交換樹脂層4に下向流で通水し、硝酸イオンを強
塩基性アニオン交換樹脂に吸着させる。この時前記式
〔3〕のイオン交換反応が同時に起こり、脱硝酸イオン
水のpHは酸性になるが、この脱硝酸イオン水を連絡管
12からpH緩衝塔10に供給し、弱酸性カチオン交換
樹脂または弱塩基性アニオン交換樹脂層11を下向流で
通水してpH調整を行う。樹脂層11では前記式〔5〕
または〔6〕のイオン交換反応が起こりpHが中性付近
に調整される。このためpH調整剤は必要ない。pH調
整された処理水は、処理水管14から排出する。処理の
進行とともに硝酸イオン除去塔1で硝酸イオンを除去し
た脱硝酸イオン水のpHは中性付近まで上昇してくるの
で、pH調整の必要がなくなった段階で、pH緩衝塔1
0への通水を停止し、バイパスしてもよい。
原水から硝酸イオンを除去するには、原水管2から原水
を硝酸イオン除去塔1に供給して、Cl形の強塩基性ア
ニオン交換樹脂層4に下向流で通水し、硝酸イオンを強
塩基性アニオン交換樹脂に吸着させる。この時前記式
〔3〕のイオン交換反応が同時に起こり、脱硝酸イオン
水のpHは酸性になるが、この脱硝酸イオン水を連絡管
12からpH緩衝塔10に供給し、弱酸性カチオン交換
樹脂または弱塩基性アニオン交換樹脂層11を下向流で
通水してpH調整を行う。樹脂層11では前記式〔5〕
または〔6〕のイオン交換反応が起こりpHが中性付近
に調整される。このためpH調整剤は必要ない。pH調
整された処理水は、処理水管14から排出する。処理の
進行とともに硝酸イオン除去塔1で硝酸イオンを除去し
た脱硝酸イオン水のpHは中性付近まで上昇してくるの
で、pH調整の必要がなくなった段階で、pH緩衝塔1
0への通水を停止し、バイパスしてもよい。
【0030】再生は5〜20重量%の食塩水からなる再
生剤溶液を、再生剤供給管3から硝酸イオン除去塔1に
供給し、樹脂層4に上向流で通液して行う。この時前記
式〔4〕のイオン交換反応が同時に起こり再生排液のp
Hはアルカリ性になるが、この再生排液を連絡管13か
らpH緩衝塔10に供給し、樹脂層11に下向流で通液
してpH調整を行う。樹脂層11では前記式〔7〕また
は〔8〕のイオン交換反応が起こり、pHが中性付近に
調整される。pH調整された再生排液は、再生排液管1
5から排出する。
生剤溶液を、再生剤供給管3から硝酸イオン除去塔1に
供給し、樹脂層4に上向流で通液して行う。この時前記
式〔4〕のイオン交換反応が同時に起こり再生排液のp
Hはアルカリ性になるが、この再生排液を連絡管13か
らpH緩衝塔10に供給し、樹脂層11に下向流で通液
してpH調整を行う。樹脂層11では前記式〔7〕また
は〔8〕のイオン交換反応が起こり、pHが中性付近に
調整される。pH調整された再生排液は、再生排液管1
5から排出する。
【0031】図1の硝酸イオン除去塔1では、原水は下
向流で通水し、再生剤溶液は上向流で通液しているが、
これに限定されず任意の方向が選択でき、原水を上向
流、再生剤溶液を下向流で通水、通液してもよく、また
原水および再生剤溶液を同じ方向で通水、通液してもよ
い。またpH緩衝塔10の通水、通液も任意の方向が選
択できる。
向流で通水し、再生剤溶液は上向流で通液しているが、
これに限定されず任意の方向が選択でき、原水を上向
流、再生剤溶液を下向流で通水、通液してもよく、また
原水および再生剤溶液を同じ方向で通水、通液してもよ
い。またpH緩衝塔10の通水、通液も任意の方向が選
択できる。
【0032】図2の硝酸イオン除去装置では、硝酸イオ
ン除去塔1内の上層に、Cl形の強塩基性アニオン交換
樹脂層4、その下層に一部塩形の弱酸性カチオン交換樹
脂または一部塩形の弱塩基性アニオン交換樹脂層11を
形成している。そして硝酸イオン除去塔1の上部に原水
管2および再生剤供給管3が接続し、下部に処理水管1
4および再生排液管15が接続している。
ン除去塔1内の上層に、Cl形の強塩基性アニオン交換
樹脂層4、その下層に一部塩形の弱酸性カチオン交換樹
脂または一部塩形の弱塩基性アニオン交換樹脂層11を
形成している。そして硝酸イオン除去塔1の上部に原水
管2および再生剤供給管3が接続し、下部に処理水管1
4および再生排液管15が接続している。
【0033】このような硝酸イオン除去装置において
は、原水を原水管2から硝酸イオン除去塔1に下向流で
通水するだけで、硝酸イオンの除去およびpH調整を一
度に行うことができる。また再生も再生剤溶液を再生剤
供給管3から下向流で通液するだけで一度に行うことが
できる。
は、原水を原水管2から硝酸イオン除去塔1に下向流で
通水するだけで、硝酸イオンの除去およびpH調整を一
度に行うことができる。また再生も再生剤溶液を再生剤
供給管3から下向流で通液するだけで一度に行うことが
できる。
【0034】このような硝酸イオン除去装置により処理
された処理水および再生排液は、飲用および排水放流の
基準内に制御されている。
された処理水および再生排液は、飲用および排水放流の
基準内に制御されている。
【0035】試験例1 図1に示した硝酸イオン除去装置により、水中からの硝
酸イオン除去試験を行った。すなわち、硝酸イオン除去
塔1として内径100mm、塔高1500mmのカラム
を用い、Cl形の強塩基性アニオン交換樹脂〔Lewa
tit M500、バイエル社製、商標〕10 lit
erを充填した。
酸イオン除去試験を行った。すなわち、硝酸イオン除去
塔1として内径100mm、塔高1500mmのカラム
を用い、Cl形の強塩基性アニオン交換樹脂〔Lewa
tit M500、バイエル社製、商標〕10 lit
erを充填した。
【0036】またpH緩衝塔10として内径100m
m、塔高500mmのカラムを用い、あらかじめ全交換
容量の70%をNaOHによりNa形とした弱酸性カチ
オン交換樹脂〔Lewatit CNP−80、バイエ
ル社製、商標〕2.5 literを充填した。
m、塔高500mmのカラムを用い、あらかじめ全交換
容量の70%をNaOHによりNa形とした弱酸性カチ
オン交換樹脂〔Lewatit CNP−80、バイエ
ル社製、商標〕2.5 literを充填した。
【0037】これらのカラムを硝酸イオン除去塔1、p
H緩衝塔10の順に接続し、シリーズにして下記被処理
水(原水)を200 liter/hrの流量で通水し
た。また硝酸イオンがリークした時点で5重量%の食塩
水60 literを1時間で通液し、その後このカラ
ムの処理水50 literで押出した。
H緩衝塔10の順に接続し、シリーズにして下記被処理
水(原水)を200 liter/hrの流量で通水し
た。また硝酸イオンがリークした時点で5重量%の食塩
水60 literを1時間で通液し、その後このカラ
ムの処理水50 literで押出した。
【0038】これらの採水または再生時の硝酸イオン除
去塔1からの出口水(比較例)およびpH緩衝塔10か
らの出口水(実施例)のpHを測定した。結果を図3に
示す。なお、pH緩衝塔出口水の硝酸イオン濃度は2m
g/l以下であった。
去塔1からの出口水(比較例)およびpH緩衝塔10か
らの出口水(実施例)のpHを測定した。結果を図3に
示す。なお、pH緩衝塔出口水の硝酸イオン濃度は2m
g/l以下であった。
【0039】原 水 pH :7.5 CaCO3濃度 :51mg/l 塩素イオン濃度 :8mg/l 硫酸イオン濃度 :11mg/l 硝酸イオン濃度 :15mg/l 電導度 :201μS/cm
【0040】図3から明らかなように、pH緩衝塔出口
水のpHは、硝酸イオン除去塔出口水のpHに比べ、通
水(採水)時のpHの低下および再生時の上昇が軽減さ
れていることがわかる。なお、pH緩衝塔10に全交換
容量の70%をOH形とした弱塩基性アニオン交換樹脂
を用いた場合も、ほぼ同様の結果となった。
水のpHは、硝酸イオン除去塔出口水のpHに比べ、通
水(採水)時のpHの低下および再生時の上昇が軽減さ
れていることがわかる。なお、pH緩衝塔10に全交換
容量の70%をOH形とした弱塩基性アニオン交換樹脂
を用いた場合も、ほぼ同様の結果となった。
【0041】試験例2 原水および硝酸イオン除去塔1は試験例1と同じものを
用い、pH緩衝塔10として内径100mm、塔高10
00mmのカラムを用い、これにあらかじめ全交換容量
の25%をHClによりCl形にした弱塩基性アニオン
交換樹脂〔Lewatit MP64、バイエル社製、
商標〕4 literを充填した。
用い、pH緩衝塔10として内径100mm、塔高10
00mmのカラムを用い、これにあらかじめ全交換容量
の25%をHClによりCl形にした弱塩基性アニオン
交換樹脂〔Lewatit MP64、バイエル社製、
商標〕4 literを充填した。
【0042】これらのカラムを硝酸イオン除去塔1、p
H緩衝塔10の順に接続し、シリーズにして原水を20
0 liter/hrの流量で通水した。また硝酸イオ
ンがリークした時点で5重量%の食塩水60 lite
rを1時間で通液し、その後このカラムを処理水50
literで押出した。
H緩衝塔10の順に接続し、シリーズにして原水を20
0 liter/hrの流量で通水した。また硝酸イオ
ンがリークした時点で5重量%の食塩水60 lite
rを1時間で通液し、その後このカラムを処理水50
literで押出した。
【0043】この採水時のpH緩衝塔10からの出口水
のpHを測定したところ、pH7.6(5 Bed V
olume通水時)〜pH6.6(200 Bed V
olume通水時)と変動幅が小さくなることが確認さ
れた。また再生時のpH緩衝塔10からの出口水のpH
も6.5(0.1 BedVolume通液時)〜7.
6(2.5 Bed Volume通液時)と変動幅が
小さくなることが確認された。
のpHを測定したところ、pH7.6(5 Bed V
olume通水時)〜pH6.6(200 Bed V
olume通水時)と変動幅が小さくなることが確認さ
れた。また再生時のpH緩衝塔10からの出口水のpH
も6.5(0.1 BedVolume通液時)〜7.
6(2.5 Bed Volume通液時)と変動幅が
小さくなることが確認された。
【0044】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、Cl形の
強塩基性アニオン交換樹脂層の下流側に、少なくとも一
部が塩形の弱酸性カチオン交換樹脂層、または一部が塩
形の弱塩基性アニオン交換樹脂層を備えているため、簡
単な操作により強塩基性アニオン交換樹脂層を再生する
ことができ、しかも処理水および再生排液のpH調整を
行う必要がなく、pHを飲用および排水放流の基準内に
制御することが可能な硝酸イオン除去装置を得ることが
できる。
強塩基性アニオン交換樹脂層の下流側に、少なくとも一
部が塩形の弱酸性カチオン交換樹脂層、または一部が塩
形の弱塩基性アニオン交換樹脂層を備えているため、簡
単な操作により強塩基性アニオン交換樹脂層を再生する
ことができ、しかも処理水および再生排液のpH調整を
行う必要がなく、pHを飲用および排水放流の基準内に
制御することが可能な硝酸イオン除去装置を得ることが
できる。
【図1】実施例の硝酸イオン除去装置を示す系統図であ
る。
る。
【図2】別の実施例の硝酸イオン除去装置を示す系統図
である。
である。
【図3】試験例1の結果を示すグラフである。
1 硝酸イオン除去塔 2 原水管 3 再生剤供給管 4 強塩基性アニオン交換樹脂層 5 集液装置 10 pH緩衝塔 11 弱酸性カチオン交換樹脂または弱塩基性アニオン
交換樹脂層 12、13 連絡管 14 処理水管 15 再生排液管
交換樹脂層 12、13 連絡管 14 処理水管 15 再生排液管
Claims (1)
- 【請求項1】 硝酸イオンを含む水から硝酸イオンをイ
オン交換により除去する装置であって、 Cl形の強塩基性アニオン交換樹脂層と、 この樹脂層の下流側に設けられた少なくとも一部が塩形
の弱酸性カチオン交換樹脂層、または一部が塩形の弱塩
基性アニオン交換樹脂層とを備えたことを特徴とする硝
酸イオン除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2394392A JPH05220477A (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 硝酸イオン除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2394392A JPH05220477A (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 硝酸イオン除去装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05220477A true JPH05220477A (ja) | 1993-08-31 |
Family
ID=12124624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2394392A Pending JPH05220477A (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 硝酸イオン除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05220477A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005296892A (ja) * | 2004-04-15 | 2005-10-27 | Japan Organo Co Ltd | 陰イオン性金属錯体の除去方法 |
WO2006041792A3 (en) * | 2004-10-05 | 2007-04-12 | Metara Inc | Analysis of metals in acidic solutions |
JP2010510878A (ja) * | 2006-12-01 | 2010-04-08 | ダブリュピー エンジニアリング リミテッド | 水のマグネシウムイオンの濃厚化のための方法及び装置 |
JP2018164868A (ja) * | 2017-03-28 | 2018-10-25 | オルガノ株式会社 | 浄水器用カートリッジ及び軟化用浄水器 |
JP2019042637A (ja) * | 2017-08-30 | 2019-03-22 | オルガノ株式会社 | 浄水器用カートリッジ及び軟化用浄水器 |
-
1992
- 1992-02-10 JP JP2394392A patent/JPH05220477A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005296892A (ja) * | 2004-04-15 | 2005-10-27 | Japan Organo Co Ltd | 陰イオン性金属錯体の除去方法 |
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US7297547B2 (en) * | 2004-10-05 | 2007-11-20 | Metara, Inc. | Analysis of metals in acidic solutions |
JP2010510878A (ja) * | 2006-12-01 | 2010-04-08 | ダブリュピー エンジニアリング リミテッド | 水のマグネシウムイオンの濃厚化のための方法及び装置 |
US8524298B2 (en) | 2006-12-01 | 2013-09-03 | Bwt Aktiengesellschaft | Process and device for enriching water with magnesium ions |
US9932248B2 (en) | 2006-12-01 | 2018-04-03 | Bwt Aktiengesellschaft | Device for enriching water with magnesium ions |
JP2018164868A (ja) * | 2017-03-28 | 2018-10-25 | オルガノ株式会社 | 浄水器用カートリッジ及び軟化用浄水器 |
JP2019042637A (ja) * | 2017-08-30 | 2019-03-22 | オルガノ株式会社 | 浄水器用カートリッジ及び軟化用浄水器 |
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